JPH05112309A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH05112309A
JPH05112309A JP26429991A JP26429991A JPH05112309A JP H05112309 A JPH05112309 A JP H05112309A JP 26429991 A JP26429991 A JP 26429991A JP 26429991 A JP26429991 A JP 26429991A JP H05112309 A JPH05112309 A JP H05112309A
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隆 岩川
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守 安松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レタスやキャベツ等の球状の農作物を自動的
に包装する包装装置において、包装後に包装シートの一
部(特に絞り部分)が突出したりしないように、又、確
実に包装が行われるように構成する。 【構成】 包装シート1が載置された包装台2の開孔2
aに被包装物を落とし込ませると、開孔2aの外縁にて
包装シート1が絞られて被包装物が包まれ、下方の支持
台3に支持されるように構成する。次に、支持台3上の
被包装物における包装シート1の上側部分を横方向から
挟み込んで絞り込み、この絞り込み部分より上方の包装
シート部分を切断機構26により切り取る。、そして、
切断後の絞り込み部分上端部に粘着テープ4を貼って包
装シート1を留める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、球状の被包装物(例え
ば、レタスやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等
の果物)を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような包装装置として、次のよう
なものがある。つまり、被包装物が落ち込む開孔を備え
た包装台を備えて、この包装台に包装シートを置き上方
から開孔内に被包装物を落とし込ませる。これにより、
開孔の外縁にて包装シートが絞られ、被包装物が包装シ
ートに包まれながら下側の支持台に支持される。この場
合、支持台上の被包装物を包んでいる包装シートの上側
部分はまだ開いているので、支持台の左右から一対の絞
り機構が支持台側に進出してきて、包装シートの上側部
分を横方向から挟み込んで絞り込む。そして、この絞り
込んだ部分を加熱し包装シートの上側部分を溶着させ
て、一つの被包装物の包装を完了するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造であると、
支持台上の被包装物を包んでいる包装シートの上側部分
を、何もせずにそのまま絞り込んで溶着させているの
で、この包装シートの上側部分が被包装物から突出して
しまう。これにより、包装後の箱詰め時に前述の突出部
分が邪魔になり、箱内に被包装物を隙間なく詰め込むこ
とが困難になる場合がある。又、包装シートには樹脂製
の透明フィルムが多く使用されているので、前述のよう
に加熱して包装シートを溶着させると、この溶着部分が
熱の影響で変質して脆くなる場合がある。従って、包装
完了後の運搬時等にこの溶着部分が外れて、包装が解け
てしまうおそれがある。本発明は以上のような包装装置
において、前述のような突出部分がなくなるように、
又、確実な包装となるように構成することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、 〔1〕包装シート載置用で球状の被包装物が落ち込む開
孔を備えた包装台を備えて、上方から開孔内に被包装物
を落とし込むとこの開孔の外縁にて包装シートが絞られ
て被包装物が包装シートに包まれるように構成し、包装
シートに包まれながら開孔内に落ち込んだ被包装物を下
側から支持する支持台と、この支持台上の被包装物にお
ける包装シートの上側部分を横方向から挟み込んで絞り
込む絞り機構と、この絞り操作後において絞り込み部分
より上方の包装シート部分を切り取る切断機構と、この
切断操作後の包装シートの絞り込み部分上端部に粘着テ
ープを貼って包装シートを留めるテープ貼り機構とを備
えている。
【0005】〔2〕前項〔1〕の構成において、包装台
の下側に前記絞り機構、切断機構及びテープ貼り機構を
配置している。
【0006】〔3〕前項〔1〕又は〔2〕の構成におい
て、上方から開孔内に被包装物を落とし込んだ際に、包
装シートをさらに被包装物側に絞り込む補助絞り部材を
備えている。
【0007】
【作用】
〔I〕前項〔1〕のように構成すれば、包装台の開孔に
被包装物を落とし込むと、被包装物が包装シートに包ま
れながら下側の支持台に支持され、絞り機構により包装
シートの上側部分が横方向から挟み込まれて絞り込まれ
る。この後、被包装物から突出している包装シートの上
側部分が切断機構により切り取られると共に、テープ貼
り機構により上側部分が切り取られた包装シートの絞り
込み部分上端部に、粘着テープが貼られて包装シートが
留められる。以上のように、包装シートの絞り込み後に
余分な包装シートの上側部分を切り取ってしまうので、
包装後に被包装物から包装シートの一部が突出するよう
なことがない。又、包装シートを留める場合に従来構造
のように熱を与えて溶着させるのではなく、熱を与えず
に粘着テープにて留めているので包装シートが熱で変質
して脆くなるおそれがない。
【0008】〔II〕前項〔2〕のように構成すると、
包装台の下側に絞り機構、切断機構及びテープ貼り機構
が隠れることになるので、包装台の上側には特に大きな
装置等は配置されないことになる。これにより、作業者
が包装台の開孔に被包装物を入れる場合に、前述の絞り
機構等が邪魔になるおそれがない。
【0009】〔III〕前項〔3〕のように構成する
と、包装台の開孔に被包装物を入れた場合に開孔の外縁
にて包装シートが絞られると共に、補助絞り部材にて包
装シートがさらに小さく絞り込まれて下側の支持台に支
持される。これにより、この後に絞り機構が包装シート
の上側部分を絞り込む場合に、この上側部分が事前に小
さく絞られているので、絞り機構による絞り操作が確実
に行われる。
【0010】
【発明の効果】請求項1のように、絞り操作後の包装シ
ートの上側部分を切り取ることによって、被包装物から
包装シートの一部が突出するようなことがなくなり、被
包装物を箱内に隙間なく効率よく詰め込むことができる
ようになって、箱詰め時の作業能率の向上及び運送費用
の節約を行うことができた。そして、包装シートを粘着
テープにて留めることにより、運送中等にて包装が解け
てしまうようなことがなくなり、包装の確実性を高くす
ることができた。
【0011】請求項2のように構成すれば、包装台の上
側に作業の邪魔になるようなものがなくなるので、作業
者が包装台の開孔に被包装物を入れ易くなり作業性が良
いものになる。
【0012】請求項3のように構成すれば、絞り機構に
よる包装シートの絞り操作が確実に行われるので、これ
以後の切り取り操作及び粘着テープの貼り操作も確実に
行われるようになるので、包装の確実性をさらに高める
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2に本発明の包装装置の全体が示され
ており、この包装装置での包装作業は以下に示す工程で
行われる。つまり、包装シート1が載置されている包装
台2の開孔2a内に、被包装物Aを上方から落とし込ま
せる工程(これは、作業者が行う)、開孔2a内への落
とし込みにより包装シート1で被包装物Aを包み込み、
包装台2の下側の支持台3にて被包装物Aを支持する工
程、支持台3上の被包装物Aを包んでいる包装シート1
の上側部分を横方向から絞り込む工程、絞り込んだ包装
シート1の上側部分を切り取る工程、切り取った包装シ
ート1の部分に粘着テープ4を貼り付ける工程、貼り付
けられた粘着テープ4を上方から押さえる工程、包装の
完了した被包装物Aを支持台3から横に出す工程、次の
包装の準備としてロール状に巻かれた包装シート1を包
装台2上に所定長さだけ引き出し、ロール側の部分を切
断して一枚の包装シート1を包装台2に載置する工程で
ある。
【0014】次に、前述の工程の詳細及び各機構につい
て、順番に説明する。 (1)先ず、作業者が包装台2の開孔2a内に被包装物
Aを上方から落とし込ませる工程、及び包装台2の下側
の支持台3にて被包装物Aを支持する工程について説明
する。図2及び図1に示すように、線材及び帯板により
お碗状に支持台3が構成されて、包装台2の円形の開孔
2aに下側に支持台3が配置されている。左右一対のガ
イドレール5に上下スライド自在に支持フレーム6が取
り付けられており、この支持フレーム6に支持台3が、
ショック吸収用のバネ7を介して支持されている。そし
て、横軸芯P1周りに揺動自在な操作アーム8が、ピン
及び長孔構造にて支持フレーム6に連結されており、こ
の操作アーム8を上下に揺動駆動する操作シリンダ9が
備えられている。
【0015】以上の構造により、図2及び図3(イ)に
示すように、作業者が包装台2の開孔2a内に被包装物
Aを上方から落とし込ませると、被包装物Aが包装シー
ト1を引き込みながら支持台3上に落ちる。そして、作
業者が起動スイッチ(図示せず)を操作すると、操作シ
リンダ9が収縮して支持台3が図3(ロ)に示す位置に
まで下降操作され、その位置にて停止する。
【0016】この場合、図1及び図2に示すように、包
装台2の開孔2aの下側に配置されたリング部材10
に、弾性材製の補助絞り部材11が取り付けられてい
る。これにより、図3(イ)から(ロ)に示すように支
持台3が下降する際に、包装台2の開孔2aの外縁及び
補助絞り部材11の作用により、包装シート1が絞られ
て被包装物Aが包装シート1にある程度包み込まれるの
である。
【0017】(2)次に図3(ロ)に示す状態の支持台
3上の被包装物Aを包んでいる包装シート1において、
その上側部分1aを横方向から絞り込む工程について説
明する。図1に示すように補助絞り部材11の下側に絞
り機構12が配置されている。この絞り機構12は図4
(イ),(ロ)及び図5に示すように、左右一対のガイ
ドレール13に沿って図4(イ)の紙面上下方向にスラ
イド自在な一対の板状の挟持部材14と、固定部の縦軸
芯P2周りに揺動自在でバネ15により互いに離れる方
向に付勢され、挟持部材14の下側に配置された一対の
補助挟持部材16とによって構成されている。
【0018】一対の挟持部材14を移動駆動する構造に
ついて説明する。図5及び図6に示すように、一方のガ
イドレール13の下側に断面コ字状のカイド板20が配
置されており、このガイド板20の中央にピニオンギヤ
21が自由回転自在に支持されている。ピニオンギヤ2
1の両側に一対のラックギヤ22が咬合しており、ラッ
クギヤ22の係合部22aに挟持部材14の係止部14
bが係合している。そして、一方のラックギヤ22とガ
イド板20とに亘り操作シリンダ23が架設されてい
る。
【0019】以上の構造により、図6に示す状態から操
作シリンダ23を収縮操作すると、図4(イ)の紙面下
側の挟持部材14がラックギヤ22と一緒に紙面上方に
移動操作される。そして、このラックギヤ22の動作が
ピニオンギヤ21より逆転されて他方のラックギヤ22
に伝達されて、図4(イ)の紙面上側の挟持部材14が
このラックギヤ22と一緒に紙面下方に移動操作される
のである。
【0020】以上のようにして図3(ロ)に示す位置に
まで支持台3が下降すると、図4(イ)において紙面下
側の挟持部材14が紙面上方に移動し、紙面上側の挟持
部材14が紙面下方に移動する。これと同時に、紙面下
側の挟持部材14に固定されている一対のローラー14
cが補助挟持部材16に接当して、この補助挟持部材1
6を互いに近づけ合うように操作する。これにより、図
4(ロ)及び図8に示すように包装シート1の上側部分
1aが一対の挟持部材14により紙面上下方向から挟み
込まれ、一対の補助挟持部材16により紙面左右方向か
ら挟み込まれて絞り込まれるのである。
【0021】このような絞り込み操作を行うと、包装シ
ート1が中央に寄せ集められて被包装物Aが持ち上げら
れるような状態になる。このときに、操作シリンダ9に
より支持台3が少し上昇操作されて、被包装物Aが挟持
部材14及び補助挟持部材16の下面に押し付けられる
ような状態となり、図8に示す支持台3のバネ7が圧縮
される。
【0022】この場合、図5及び図8に示すように、一
対の挟持部材14において、包装シート1の上側部分1
aを挟み込む両方の端辺部14aにシリコンゴム等の不
粘着性部材を貼り付けている。これは、後述するように
粘着テープ4が置かれてから一対の挟持部材14を互い
に離し操作した場合に、粘着テープ4が挟持部材14の
端辺部14aに付着してしまうような事態を防止するた
めである。
【0023】図4(イ)及び図7に示すように、挟持部
材14の各々に挟持アーム17が備えられている。挟持
アーム17は挟持部材14の縦軸芯P3周りに揺動自在
であり、バネ18にて図4(イ)の紙面上側の挟持アー
ム17が紙面反時計方向に付勢され、紙面下側の挟持ア
ーム17が紙面時計方向に付勢されている。そして、両
挟持アーム17がストッパー19にて図4(イ)に示す
姿勢にて止められているのである。これにより、図4
(ロ)に示すように一対の挟持部材14が移動した場合
に挟持アーム17も同様に移動して、図8に示すように
包装シート1の上側部分1aの上端が一対の挟持アーム
17により挟み込まれて保持されるのである。
【0024】(3)次に、絞り込んだ包装シート1の上
側部分1aを切り取る工程について説明する。図1及び
図17に示すように、包装台2と絞り機構12との間に
配置された一対のガイドレール24に沿って、支持フレ
ーム25がスライド自在に支持されており、この支持フ
レーム25の前端に切断機構26が固定されている。こ
の切断機構26においては、前側に開く案内端辺27a
を備えたガイド板27を支持フレーム25の前端に固定
して、縦軸芯周りに自由回転自在な左右一対の円盤カッ
ター28を、その外周の刃部が互いに上下に重なるよう
に少し離してガイド板27に取り付けて構成している。
【0025】又、図17に示すように、補助絞り部材1
1を備えたリング部材10がアーム29を介して支持フ
レーム25に固定されており、支持フレーム25等の全
体をスライド駆動する操作シリンダ30が備えられてい
る。
【0026】以上の構造により、図8に示すように絞り
機構12による包装シート1の上側部分1aの絞り込み
が終わると、操作シリンダ30が収縮操作されて図18
(イ)に示すように包装台2の紙面右側に位置していた
支持フレーム25が、紙面左方に進行して来る。そし
て、図18(ロ)に示すようにガイド板27及び円盤カ
ッター28が、絞り機構12の挟持部材14と挟持アー
ム17の間を通過して、包装シート1の上側部分1aを
切断する。
【0027】この場合に、支持フレーム25の進行に伴
い包装シート1の上側部分1aが左右の円盤カッター2
8の間に挟み込まれて行くような状態となるので、左右
の円盤カッター28の間にて包装シート1の上側部分1
aが確実に切断される。そして、図16(イ)に示すよ
うに包装シート1の上側部分1aの上端が挟持アーム1
7で固定され、上側部分1aの下端が挟持部材14にて
固定されているので、この挟持アーム17と挟持部材1
4の間を円盤カッター28が進行しても、包装シート1
の上側部分1aが押し倒されることがない。
【0028】以上のようにして包装シート1の上側部分
1aの切断が略完了すると、切断された上側部分1aが
左右の円盤カッター28に挟持されて運ばれると共に、
図18(ロ)に示すように支持フレーム25のローラー
31が左右の挟持アーム17に接当して、支持フレーム
25の進行に伴い挟持アーム17が左右に押し広げられ
る。これは、この後に行う粘着テープ4の貼り付けに挟
持アーム17が邪魔にならないようにするためである。
【0029】(4)次に、切り取った包装シート1の部
分に粘着テープ4を貼り付ける工程について説明する。
図9及び図17に示すように、支持フレーム25に粘着
テープ4用の一対の保持部材32(表面にゴム材を貼り
付け)が固定されており、粘着テープ4用の保持ローラ
ー33a(表面をローレット加工)を備えた天秤状の保
持アーム33(テープ貼り機構に相当)が、支持フレー
ム25の横軸芯P4周りに揺動自在に、バネ(図示せ
ず)にて紙面時計方向に付勢されて支持されている。そ
して、粘着テープ4用の押さえローラー34aを備えた
天秤状の押さえアーム34(テープ貼り機構に相当)
が、支持フレーム25の横軸芯P5周りに揺動自在に、
バネ(図示せず)にて紙面反時計方向に付勢されて支持
されている。
【0030】又、保持アーム33の紙面右端が上側から
乗って案内される第1カム面38、及び第1カム板39
(横軸芯P7周りに揺動自在)が設けられ、押さえアー
ム34の紙面右端が下側から接当して案内される第2カ
ム面40、及び第2カム板41(横軸芯P8周りの揺動
自在)が設けられている。これに対して、固定部の横軸
芯P6周りに揺動自在にカッターアーム35が支持さ
れ、このカッターアーム35の先端に粘着テープ4用の
カッター35aが固定されており、このカッターアーム
35を図9の反時計方向に付勢するバネ36が備えられ
ている。
【0031】図9に示す状態は、一回の包装が完了して
紙面左端に位置していた支持フレーム25が紙面右方に
戻ってくる状態であり、固定の保持部37に粘着テープ
4の先端が接着してカッター35aが下降している状態
である。
【0032】図9に示す状態から支持フレーム25がさ
らに紙面右方に移動してくると、図10に示すように、
第1カム板39の作用により保持アーム33が紙面反時
計方向に揺動操作されて、押さえローラー33aが保持
部37の下側を通過し、支持フレーム25に固定の保持
部材32は保持部37の上側を通過する。そして、押さ
えアーム34が第2カム面40の作用により紙面時計方
向に揺動操作され、押さえローラー34aが保持部37
の上側を通過する。
【0033】そして、図10に示すように支持フレーム
25の接当部25aが、カッターアーム35のローラー
35b(図15参照)に接当してカッターアーム35が
持ち上げられると共に、図11に示すようにロックアー
ム42が下降してローラー35bに係合し、カッターア
ーム35が持ち上げ状態にて保持される。この後、保持
アーム33の紙面右端が第1カム板39から外れて、保
持アーム33が紙面時計方向に揺動する。これにより、
保持アーム33の保持ローラー33aが粘着テープ4を
下側から持ち上げて、保持部材32と保持ローラー33
aにて粘着テープ4の先端が挟持される。
【0034】そして、この図11に示す状態が図17に
示す状態に対応しており、この図17に示す状態から支
持フレーム25が紙面左方に進行して行き、図18
(イ)及び図16(イ)に示すように切断機構26によ
る包装シート1の切断が開始される。
【0035】次に、図12に示すように支持フレーム2
5が紙面左方に進行していくと、前述の(3)に示すよ
うに、切断機構26による包装シート1の切断が行われ
ると共に、保持部材32と保持ローラー33aにて粘着
テープ4が紙面左方に引き出される。そして、ある程度
の粘着テープ4が引き出されると、支持フレーム25の
ローラー25bがロックアーム42のV字部42aに接
当して、ロックアーム42を持ち上げる。これにより、
バネ36の作用によりカッターアーム35が下方に揺動
操作されて、粘着テープ4を保持部37にて切断する。
【0036】図13に示すように支持フレーム25が紙
面左方にさらに進行して、保持部材32と保持ローラー
33aにて挟持され切断された粘着テープ4が、絞り機
構12の上側に達すると、押さえアーム34の紙面右端
が第2カム板41から外れて紙面反時計方向に揺動し
て、押さえローラー34aが粘着テープ4を挟持部材1
4の端辺部14a及び切断された包装シート1の上側部
分1aに押し付ける。そして、保持アーム33が第1カ
ム面38の作用により少し反時計方向に揺動操作され
て、保持ローラー33aが保持部材32より下方に離れ
る。そして、図13,16(ロ),18(ロ)に示す状
態にて支持フレーム25が紙面左方に進行すると、押さ
えローラー34aにより粘着テープ4が挟持部材14の
端辺部14aに押し付けられると共に、粘着テープ4が
保持ローラー33aから離れるのである。
【0037】次に、カッターアーム35付近の構造につ
いて説明する。図14(イ)及び図15に示すように、
カッターアーム35の横軸芯P6周りに押さえ部材43
が揺動自在に支持されており、押さえ部材43側の長孔
43a及びカッターアーム35側のピン35cの作用に
て、押さえ部材43の揺動範囲が長孔43aの範囲に規
制されている。そして、バネ44にて押さえ部材43の
先端がカッター35aから少し突出するように付勢され
ている。
【0038】以上の構造により、図12に示すようにロ
ックアーム42が外し操作されてカッターアーム35が
下降する場合、先ず押さえ部材43の先端が保持部37
に押し付けられて粘着テープ4を押さえる。そして、こ
の次に図14(ロ)に示すようにカッター35aが下降
してきて、粘着テープ4が切断されるのである。
【0039】(5)次に、貼り付けられた粘着テープ4
を上方から押さえ付ける工程について説明する。図17
及び図19に示すように支持フレーム25において押さ
えローラー34aの後側に、左右一対の第1リンク45
及び1組の第2リンク46が上下揺動自在に支持され、
第1及び第2リンク45,46にスポンジ部材47が取
り付けられて、スポンジ部材47が平行な状態で上下動
自在に支持されている。そして、第2リンク46が固定
されている支持軸48の一端にカムアーム49が固定さ
れており、スポンジ部材47を上方側に付勢するバネ5
0が設けられている。
【0040】以上の構造により、図13に示すように粘
着テープ4が挟持部材14の端辺部14a及び切断され
た包装シート1の上側部分1aに押し付けられて、この
状態から支持フレーム25が紙面左方に進行すると、図
20に示すようにカムアーム49のローラー49aが固
定板51に接当してスポンジ部材47が下降操作され
て、スポンジ部材47が、挟持部材14の端辺部14a
及び切断された包装シート1の上側部分1a上の粘着テ
ープ4に押し付けられる。
【0041】このスポンジ部材47の押し付け操作後
に、挟持部材14及び補助挟持部材16が開き操作され
る。この場合、図16(ロ)及び図18(ロ)に示すよ
うに粘着テープ4は挟持部材14の端辺部14aにも押
し付けられるが、前述のように挟持部材14の端辺部1
4aに、シリコンゴム等の不粘着性部材を貼り付けてい
るので、一対の挟持部材14を互いに離し操作した場合
に、粘着テープ4から挟持部材14の端辺部14aが付
着せずに確実に離れるのである。
【0042】又、前述の(2)で説明したように、包装
シート1の絞り込み操作を行った場合に支持台3を少し
上昇操作してバネ7を圧縮させ、被包装物Aを挟持部材
14及び補助挟持部材16の下面に押し付けている。従
って、前述のように挟持部材14及び補助挟持部材16
が開き操作されると、バネ7の付勢力にて支持台3がす
ぐに上昇し、被包装物A及び包装シート1が下側からス
ポンジ部材47に押し付けられる。これにより、挟持部
材14及び補助挟持部材16を開き操作した際に、包装
シート1が開いてしまうのを防止している。
【0043】この挟持部材14及び補助挟持部材16の
開き操作後に、支持台3がもう少し上昇操作される。従
って、このスポンジ部材47の下降作用及び支持台3の
上昇作用によって、粘着テープ4が包装シート1及び被
包装物Aにしっかりと押し付けられる。そして、支持フ
レーム25は図20に示す状態からさらに少しだけ紙面
左方に進行して停止し、その後すぐに紙面右方に戻り始
める。これにより、支持フレーム25が進行の端部に達
する前後の間、スポンジ部材47により粘着テープ4が
包装シート1及び被包装物Aに押し付けられているので
ある。このようにして、包装が完了すると被包装物Aは
図25に示すような状態になる。
【0044】以上の(3),(4),(5)の各工程及
び図17に示すように、一つの支持フレーム25に切断
機構26、粘着テープ4用の保持アーム33及び押さえ
アーム34、粘着テープ4用のスポンジ部材47が支持
されている。そして、図1及び図17に示す操作シリン
ダ30により、図1に示す状態から支持フレーム25を
紙面左方に進行させるのに伴い、包装シート1の上側部
分1aの切断、粘着テープ4の引き出し及び切断、粘着
テープ4の被包装物Aへの貼り付け、粘着テープ4の被
包装物Aへの押し付けが連続的に行われるのであり、支
持フレーム25が紙面左端に達するまでに以上の操作が
完了する。
【0045】又、以上の各操作は、支持フレーム25の
進行動作をカム構造にて各操作用の動力に変換して、こ
の動力により行われているのである。そして、以上の操
作が終了すると、支持フレーム25が戻し操作されて図
10から図11に示す状態に戻り、粘着テープ4の挟持
操作が行われる。
【0046】(6)次に、包装の完了した被包装物Aを
支持台3から横に出す工程について説明する。図21
(イ)及び図22に示すように、支持フレーム6に対し
て支持部52がバネ7を介して支持され、この支持部5
2の横軸芯P9周りに揺動自在に支持台3の基部3aが
連結されており、支持台3を図21(イ)に示す姿勢に
維持するバネ53が支持部52と基部3aとに亘り架設
されている。
【0047】従って、図22及び図21(ロ)に示すよ
うに一つの被包装物Aの包装が完了すると支持台3が下
降操作される。これにより、基部3aのピン3bが固定
部54に接当して、支持台3が横軸芯P9周りに横倒れ
操作されるのであり、この横倒れ姿勢の支持台3から被
包装物Aがすべり台55に移されて、外部に出されるの
である。この操作が終了すると、支持台3が図2に示す
元の位置にまで上昇操作される。
【0048】(7)次に、包装シート1を包装台2上に
引き出す工程について説明する。図1及び図23(イ)
に示すように、包装シート1がロール状に巻かれて一対
の支持ローラー56に支持されており、包装シート1の
先端が上下一対の繰り出しローラー57に挟持されてい
る。図23(イ)に示す状態は一回の包装が終了した際
に、包装台2の紙面右端に位置していた引き出し機構5
8が包装台2の紙面左端に移動してきた状態である。
【0049】図23(イ)に示す状態になると、繰り出
しローラー57により包装シート1の先端が引き出し機
構58側に繰り出されて、図23(ロ)に示すように包
装シート1の先端が引き出し機構58の操作アーム58
aに挟持されると共に、引き出し機構58が包装台2の
紙面右端にまで移動して包装シート1を引き出す。
【0050】図24(イ)に示すように、繰り出しロー
ラー57の紙面右側には包装シート1の切断用のカッタ
ー59、及び包装シート1におけるカッター59の前後
部分を押さえる一対の押さえ部材60が配置されてい
る。図24(イ)に示すように包装シート1が引き出さ
れると、図24(ロ)に示すようにカッター59及び押
さえ部材60が下降してきて、一対の押さえ部材60に
より包装シート1を押さえながら、この押さえ部材60
の間の部分をカッター59が切断する。これによって、
所定長さに切断された包装シート1が包装台2上に載置
されて、一回の包装作業が完了するのである。
【0051】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装装置の全体平面図
【図2】包装台及び支持台付近の側面図
【図3】包装台の開孔に被包装物を投入して、被包装物
が包装シートに包まれながら支持台に支持された状態を
示す側面図
【図4】絞り機構の開状態及び閉状態を示す平面図
【図5】絞り機構の駆動構造を示す斜視図
【図6】絞り機構の駆動用のピニオンギヤ及びラックギ
ヤ付近の平面図
【図7】絞り機構の開状態での正面図
【図8】絞り機構を閉操作した状態での絞り機構及び被
包装物の状態を示す正面図
【図9】円盤カッター及び粘着テープ用の保持アーム等
を備えた支持フレーム、並びに粘着テープ付近を示し、
1回の包装が終了して支持フレームが粘着テープ側に戻
ろうとしている状態を示す側面図
【図10】支持フレームが粘着テープ側のストロークエ
ンドに達する少し手前の状態を示す側面図
【図11】支持フレームが粘着テープ側のストロークエ
ンドに達して、保持アームが粘着テープの先端を挟持し
た状態を示す側面図
【図12】図11の状態から支持フレームが被包装物側
に進行して、粘着テープを引き出している状態を示す側
面図
【図13】図12の状態後に所定長さに切断された粘着
テープを、被包装物に移し換えている状態を示す側面図
【図14】粘着テープ用のカッターアーム付近を示して
おり、粘着テープの切断前後の状態を示す側面図
【図15】粘着テープ用のカッターアーム付近の正面図
【図16】絞り機構の閉状態において円盤カッターが包
装シートの上側部分を切断している状態、及び、この切
断後に粘着テープを被包装物に移し換えている状態を示
す正面図
【図17】円盤カッター及び粘着テープ用の保持アーム
等を備えた支持フレームの全体平面図
【図18】絞り機構の閉状態において円盤カッターが包
装シートの上側部分を切断している状態、及び、この切
断後に粘着テープを被包装物に移し換えている状態を示
す平面図
【図19】粘着テープ押圧用のスポンジ部材付近の斜視
【図20】スポンジ部材にて被包装物上の粘着テープを
押圧している状態を示す側面図
【図21】包装の完了後に支持台が下降して、被包装物
を回収用のすべり台に移し換えている状態を示す正面図
【図22】包装の完了後に支持台が下降して、被包装物
を回収用のすべり台に移し換える状態を示す側面図
【図23】次の包装用の包装シートを包装台上に引き出
す引き出し機構の付近を示しており、引き出し機構がロ
ール状の包装シートの端を挟持し引き出し始めた状態を
示す側面図
【図24】図23の状態から引き出し機構が包装シート
を所定長さに引き出し、包装シートを切断した状態を示
す側面図
【図25】包装の完了した被包装物の状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 包装シート 1a 包装シートの上側部分 2 包装台 2a 包装台の開孔 3 支持台 4 粘着テープ 11 補助絞り部材 12 絞り機構 26 切断機構 33,34 テープ貼り機構 A 被包装物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 宰 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装シート(1)載置用で球状の被包装
    物(A)が落ち込む開孔(2a)を備えた包装台(2)
    を備えて、上方から前記開孔(2a)内に被包装物
    (A)を落とし込むとこの開孔(2a)の外縁にて包装
    シート(1)が絞られて被包装物(A)が包装シート
    (1)に包まれるように構成し、包装シート(1)に包
    まれながら前記開孔(2a)内に落ち込んだ被包装物
    (A)を下側から支持する支持台(3)と、この支持台
    (3)上の被包装物(A)における包装シート(1)の
    上側部分(1a)を横方向から挟み込んで絞り込む絞り
    機構(12)と、この絞り操作後において絞り込み部分
    より上方の包装シート部分を切り取る切断機構(26)
    と、この切断操作後の包装シート(1)の絞り込み部分
    上端部に粘着テープ(4)を貼って包装シート(1)を
    留めるテープ貼り機構(33),(34)とを備えてい
    る包装装置。
  2. 【請求項2】 前記包装台(2)の下側に前記絞り機構
    (12)、切断機構(26)及びテープ貼り機構(3
    3),(34)を配置している請求項1記載の包装装
    置。
  3. 【請求項3】 上方から前記開孔(2a)内に被包装物
    (A)を落とし込んだ際に、包装シート(1)をさらに
    被包装物(A)側に絞り込む補助絞り部材(11)を備
    えている請求項1又は2記載の包装装置。
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