JPH05112146A - 乗用農作業機 - Google Patents

乗用農作業機

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JPH05112146A
JPH05112146A JP4059414A JP5941492A JPH05112146A JP H05112146 A JPH05112146 A JP H05112146A JP 4059414 A JP4059414 A JP 4059414A JP 5941492 A JP5941492 A JP 5941492A JP H05112146 A JPH05112146 A JP H05112146A
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JP
Japan
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engine
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rear wheel
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JP4059414A
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English (en)
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Isao Ishida
石田  伊佐男
Toshio Tamai
玉井  利男
Takahide Shiozaki
塩崎  孝秀
Michinori Seike
清家  理伯
Hisashi Kamiya
神谷  寿
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行車体の後部に田植え用等の作業機部分を
装着した乗用農作業機の前後の重量バランスを改善す
る。 【構成】 走行車体の前輪軸と後輪軸との間にエンジン
を搭載した乗用農作業機において、後輪駆動用の動力が
左右の後輪へ分岐する動力分岐点、すなわち、後輪用デ
フ装置等の位置を前記エンジンよりも前側に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行車体の後部に田植
え用等の作業機部分を装着した乗用農作業機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】前輪軸と後輪軸の中間部にエンジンを設
置し、車体の前部にトランスミッションと前輪デフ装置
を収容するミッションケ−スを、車体の後部にリヤアク
スルとサイドクラッチ等を収容するリヤアクスルケ−ス
をそれぞれ配設した乗用農作業機が実用されている。
【0003】上記従来の農作業機は、リヤアクスルケ−
ス等が走行車体の後部に設けられているため、重心が比
較的後方に位置し、作業機部分を装着した場合に前後の
重量バランスが悪くなるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、走行
車体の後部に田植え用等の作業機部分を装着した乗用農
作業機の重量バランスを改良することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかる乗用農作業機は、走行車体の前輪軸と後輪
軸との間にエンジンを搭載した乗用農作業機において、
後輪駆動用の動力が左右の後輪へ分岐する動力分岐点を
前記エンジンよりも前側に設けたことを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】後輪駆動用の動力は動力分岐点で左右の後輪に
振り分けられるが、その左右後輪への動力分岐点が、エ
ンジンよりも前側に設けられているので、重量のかさむ
デフ装置、サイドクラッチ等の動力分岐用の機器が車体
の前寄りに設けられることになり、前後の重量バランス
が改良される。
【0007】
【実施例】第1図乃至第3図は本発明にかかる乗用農作
業機の1実施例である乗用田植機をあらわし、この田植
機1は、走行車体2の後部に設けたリンク装置3に、田
植用の作業機部分4が装着されている。
【0008】走行車体2は、左右中心を通る前後方向の
縦パイプ6と、該縦パイプの後端部でこれらに直交する
横パイプ7とでT字形のフレームを構成し、縦パイプ6
の上にエンジン10、ミッションケース11、前輪デフ
ケース(フロントデフケース)12、後輪デフケース
(リヤデフケース)13等が設けられ、また横パイプ7
の左右両端部に後輪支持ケース15,15が設けられて
いる。
【0009】エンジン10は縦パイプの後部寄りの位置
に設けたエンジン台16の上に設置されており、エンジ
ン出力は、該エンジンから前方に突出するエンジン出力
軸17とその延長軸18を経由してミッションケース1
1に伝えられる。
【0010】ミッションケース11に入力された回転動
力は、前後進切替可能な無段変速装置(HST)20、
主ミッション21、株間副変速装置22および株間変速
装置23等で適宜変速され、前輪駆動出力、後輪駆動出
力および作業部駆動出力として取り出される。前輪駆動
出力は、ミッションケース11の後部に設けた前輪デフ
装置(フロントデフ装置)24に伝えられる。
【0011】フロントデフケース12の両側面部には左
右のフロントアクスルケース25,25が一体に設けら
れており、該フロントアクスルケースの端部に前輪支持
ケース26,26が変向可能に垂設され、その下端部に
前輪27,27が前輪軸27aによって軸支されてい
る。フロントデフ装置24の作用でそれぞれの回転抵抗
に応じて前輪駆動出力が左右の前輪27,27に伝動さ
れる。
【0012】後輪駆動出力は、ミッションケース11の
前方に設けられたリヤデフケース13の後輪デフ装置
(リヤデフ装置)30に伝えられる。リヤデフケース1
3の両側面部から後輪駆動軸31,31が後方に突出さ
れ、この後輪駆動軸の後端部は前記後輪支持ケース1
5,15内に挿入されている。後輪支持ケース15,1
5には、左右の後輪32,32が後輪軸32aによって
軸支されている。前輪の場合と同様に、後輪駆動用の動
力は、後輪デフ装置30の作用でそれぞれの回転抵抗に
応じて左右の後輪32,32に振り分けて伝動される。
すなわち、この後輪デフ装置30は、後輪駆動用の動力
が左右の後輪に向けて分岐する分岐点となっている。な
お、作業部駆動出力は、車体の後部からPTO軸34を
介して作業機部4に伝えられる。
【0013】これらシャシの上にはボディ40が被せら
れている。そして、エンジン10等が収納されたエンジ
ンルーム41の上に操縦席42が設置され、車体前端部
から上方に突設したステアリングポストカバー44の上
端部にステアリングホイール45や各種レバー、計器類
が取り付けられている。また、フロア47にはブレーキ
ペダル48等の操作ペダルが設けられている。
【0014】リンク装置3は、前記横パイプ7の上に固
定されている支持枠50に上リンク51としたリンク5
2が回動自在に支持され、これら上下リンクの後端部に
連結枠54が取り付けられている。そして、この連結枠
54に作業機部分がローリング可能に装着される。リン
ク装置3の駆動手段である油圧シリンダ57は、基部側
が前記エンジン台16の背面部に枢着され、ピストンロ
ッド57aが上リンク51と一体のアーム58の先端部
に連結されている。この油圧シリンダ57を伸縮させる
と、連結枠54がほぼ一定姿勢に保持されたままで上下
動させられ、これに装着した作業機部分4が昇降させら
れる。
【0015】作業機部分4は、PTO軸34から伝動さ
れる伝動ケース60と、該伝動ケースの前方に前側が上
位となるように傾斜して設けられている苗載台61と、
1条当たり2組づつの植付具62,…とを備え、苗載台
61が左右往復動して台上の苗を所定の苗取出口に1株
分づつ供給しつつ、植付具62が所定の軌跡を描きなが
ら上下運動を行ない、前期苗取出口に供給された苗を植
付具の先端部に設けられた植付爪62aで挾持して圃場
に植え付けてゆくようになっている。なお、苗載台61
が左右行程の端部に到達して横1列分の苗を苗取出口に
供給し終えると、ベルト式の苗送り装置64が作動して
苗を1列分だけ下方に移送する。
【0016】また、苗載台61の裏側(前側)には、該
苗載台に沿って施肥装置70,…が設けられている。施
肥装置70は、ホッパ状収容部71aとその下部から下
方に伸びるチューブ状収納部71bとからなる肥料タン
ク71と、該肥料タンクの肥料を下方に繰り出す繰出し
機72と、該繰出し機の直下に設けられている漏斗に供
給された肥料を後記作溝機84によって形成された圃場
面の施肥用溝内に導く施肥パイプ74とを備えている。
【0017】伝動ケース60の下側にはこれら本体部を
水田面上に支持するセンターフロート80と左右一対の
サイドフロート81,81が上下に回動自在に枢着され
ている。前記連結枠54の底部から油圧シリンダ57の
油圧バルブ82が垂設されており、センターフロート8
0の前端部の上下動によってこのバルブ82が駆動され
る。フロートが上動すると前記油圧シリンダ57を伸長
させる方向に油圧バルブ82が駆動され、作業機部分4
が上昇する。また、フロートが下動すると油圧シリンダ
57を収縮させる方向にバルブ82が駆動され、作業部
分4が下降する。各フロートには、圃場面の施肥用の溝
を形成する作業器84,…が植付位置に対応させて取り
付けられている。
【0018】この田植機1は、前輪支持軸27aと後輪
支持軸32aの中間部にエンジン10が設置されている
とともに、前輪支持軸27aよりも若干前方位置にミッ
ションケース11が設けられており、該ミッションケー
スの後部近傍に前輪デフケース12が、前部近傍に後輪
デフケース13がそれぞれ設けられている。
【0019】このように、比較的重量の大きいミッショ
ンケースやデフケースが車体の前部に集めて配置されて
いるので、図示例のように施肥装置70を具備する大重
量の作業機部分4を装着した場合でも、重心が必要以上
に後方に移動することがなく前後の重量バランスを常に
適正に保持することができる。特に、後輪駆動用の動力
の左右後輪への分岐点である後輪デフ装置30をエンジ
ンよりも前側に位置させたので、重心を大巾に前方へ移
動させることができたのである。後輪駆動力を左右に分
岐させる装置として、図示例のような後輪デフ装置30
のかわりにサイドクラッチ装置を用いる場合も、分岐点
であるサイドクラッチ装置をエンジンよりも前側に位置
させることによって同様な効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明にかかる
乗用農作業機は、エンジンが前輪軸と後輪軸の間に設け
られ、後輪駆動力の左右後輪への分岐点がエンジンより
も前側に配設されているので、重心が比較的走行車体の
前部に位置し、大重量の作業機部分を装着した場合でも
前後の重量バランスが良好で、円滑な走行を行うことが
できるようになった。なお、図示例では、後輪用動力分
岐点が前輪用動力の左右への分岐点よりもさらに前方に
位置しているが、エンジンよりも前側で、前輪用動力の
分岐点よりも後側に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例である乗用田植機の側面図であ
る。
【図2】その動力伝動装置の平面図である。
【図3】伝動系統図である。
【符号の説明】
1 乗用田植機 2 走行車体 3 リンク装置 4 作業機部分 10 エンジン 11 ミッションケース 12 前輪デフケース 13 後輪デフケース 25 フロントアクスルケース 27 前輪 30 後輪デフ装置(動力分岐点) 31 後輪伝動軸 32 後輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体の前輪軸と後輪軸との間にエン
    ジンを搭載した乗用農作業機において、後輪駆動用の動
    力が左右の後輪へ分岐する動力分岐点を前記エンジンよ
    りも前側に設けたことを特徴とする乗用農作業機。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733026A (en) * 1980-08-06 1982-02-23 Kubota Ltd Wheel transmission construction for truck
JPS60146727A (ja) * 1984-01-10 1985-08-02 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 農用トラクタ−の前輪駆動装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733026A (en) * 1980-08-06 1982-02-23 Kubota Ltd Wheel transmission construction for truck
JPS60146727A (ja) * 1984-01-10 1985-08-02 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 農用トラクタ−の前輪駆動装置

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