JPH05112132A - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

Info

Publication number
JPH05112132A
JPH05112132A JP27241391A JP27241391A JPH05112132A JP H05112132 A JPH05112132 A JP H05112132A JP 27241391 A JP27241391 A JP 27241391A JP 27241391 A JP27241391 A JP 27241391A JP H05112132 A JPH05112132 A JP H05112132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
door
closing
closing body
door handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27241391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3023224B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tanimoto
裕志 谷本
Toshiaki Kobashi
俊昭 小橋
Mineo Kanejima
峯生 金島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP3272413A priority Critical patent/JP3023224B2/ja
Publication of JPH05112132A publication Critical patent/JPH05112132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3023224B2 publication Critical patent/JP3023224B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対の開閉体の開操作順序についての誤操作
を確実に防止するとともに、ロック手段の省略によりコ
ストの低減化を図る。 【構成】 一つの開口部1に第1及び第2の開閉体2,
3を設ける。第1開閉体2の開閉操作部7を外部から操
作可能な位置に設け、第2開閉体3の開閉操作部19
を、第1開閉体の開状態において形成される開口部1a
を介してのみ外部から操作可能な位置に設ける。好まし
くは、第1開閉体の開閉操作部を、ドアハンドル7と、
カバー体8bとで構成し、このカバー体と第1開閉体の
ヒンジ部4のカバー体8aとを対称の位置関係となるよ
うに配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つの開口部に対して
一対の開閉体が設けられた自動車のドア構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一つの開口部に対して一対の
開閉体が設けられた自動車のドア構造として、一対の開
閉体を観音開き式に開閉可能に構成したものが、一般に
よく知られている(例えば、実開平2−41812号公
報参照)。そして、このようなドア構造においては、例
えば図16に示すように、閉状態で、第1の開閉体aの
端部bが第2の開閉体cの端部dに重なるように構成
し、この重なり部分の両開閉体a,c間にウェザースト
リップeを介在させてシールを行うことが、一般的に、
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
自動車のドア構造においては、閉状態で、第1の開閉体
aの端部bが第2の開閉体cの端部dに重なっているた
めに、開操作の順序として、先に、第1の開閉体aを開
き、その次に、第2の開閉体cを開くようにする必要が
ある。この操作順序に反して、先に、第2の開閉体cを
開こうとすると、一対の開閉体a,cの端部b,d同士
が干渉して、上記ウェザーストリップeが千切れたり、
開閉体cのガラスが破損したりするおそれがある。これ
を解消するために、取扱説明書や適当な表示手段などに
より使用者に周知徹底させることも考えられるが、いず
れも確実ではなく、依然として、操作順序を誤るおそれ
がある。
【0004】また、一対の開閉体a,cを設ける場合
は、盗難防止の観点より、ロック手段をそれぞれに設け
る必要が生じるために、コスト増を招くことになる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、一対の開閉体
で構成されたドア構造において、開操作時における操作
順序の誤りを確実に防止することができ、しかも、ロッ
ク手段を設けることに伴うコスト増を抑制することがで
きる自動車のドア構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、自動車の内部と外部とを連
通する一つの開口部に対して、第1及び第2の開閉体を
設ける自動車のドア構造において、上記第1開閉体の開
閉操作部を外部から操作可能な位置に設け、上記第2開
閉体の開閉操作部を、上記第1開閉体の開状態において
形成される開口部を介してのみ外部から操作可能な位置
に設けるように構成するものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の発明において、第1開閉体の開閉操作部を、車
体との係合を解除するドアハンドルと、このドアハンド
ルより車外側に突出するカバー体とで構成する。そし
て、上記ドアハンドルを上記カバー体の内部に配置する
とともに、上記カバー体を、ドアハンドルを操作するた
めの開口部が上記第1開閉体の開方向とは異なる方向に
開口するように形成して構成するものである。
【0008】さらに、請求項3記載の発明は、上記請求
項2記載の発明において、第1開閉体を車体に連結する
ヒンジ部に、このヒンジ部の外面を覆うカバー体を設
け、このカバー体と、上記第1開閉体のドアハンドル用
カバー体とを、互いに対称の位置関係となるように配置
して構成するものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
第2開閉体の開閉操作部が、第1開閉体を開状態にしな
ければ、外部から操作をすることができない位置に設け
られているために、第1開閉体を、必ず先に、開操作し
なければ、上記第2開閉体を開操作することができな
い。これにより、開閉順序を誤ることはなく、しかも、
第1開閉体のみロックすれば、第2開閉体をロックする
必要はない。
【0010】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の発明による作用に加えて、第1開閉体を開操
作する際に、閉操作位置のドアハンドルと、カバー体の
開口縁部とを一緒に挟み、上記ドアハンドルを上記開口
縁部側に引き付けることにより、上記ドアハンドルが開
操作位置まで移動し、これにより、開閉体を閉状態に保
っていた係合が解除される。そして、その状態で上記カ
バー体を、さらに、外部側に引くことにより、上記第1
開閉体は開かれる。
【0011】さらに、請求項3記載の発明によれば、上
記請求項2記載の発明による作用に加えて、開閉体の外
面に露出するヒンジ部とドアハンドルとがそれぞれカバ
ー体により遮蔽されて見栄えが良くなる上に、両カバー
体が対称な位置関係に配置されているために、開閉体の
外面におけるデザイン上の統一が造り出される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1ないし図3は、本発明の一実施例とし
て、いわゆるレクリエーショナルビークルなどのオフロ
ード用自動車の後部開口部1のドア構造に適用した例を
示し、1aは上記後部開口部1の下側範囲に後方に臨む
ように形成された下半開口部、1bは上記後部開口部1
の上側範囲に斜め上方に臨むように形成された上半開口
部、2は上記下半開口部1aを遮蔽する第1開閉体とし
てのリヤドア、3は上記上半開口部1bを遮蔽する第2
開閉体としてのハッチドアである。
【0014】上記リヤドア2は、車幅方向の一端部側
(図例では右端部側)をヒンジ部4として、上記下半開
口部1aの車幅方向一側開口縁部を構成するリヤフェン
ダ後端部5aに連結されたものであり、上記ヒンジ部4
を中心として、垂直軸回りに回転して開状態(図1に示
す状態)と、閉状態(図2及び図3に示す状態)とに変
換操作可能になっている。
【0015】上記リヤドア2のヒンジ部4とは反対側で
ある車幅方向他端部側(図例では左端部側)には、ドア
ロック機構6が設けられ、車体側にはこのドアロック機
構6と係合するドアストライカー6a(図1参照)が取
付けられている。そして、上記ヒンジ部4の外面を覆う
カバー体8aが上記リヤドア2から後方に突出するよう
に上記リヤフェンダ後端部5aに固定され、また、上記
ドアロック機構6のドアハンドル7の外面を覆うカバー
体8bが後方に突出するように上記リヤドア2に固定さ
れている。
【0016】上記ヒンジ部4は、図4に示すように、上
記リヤドア2のフレーム2aに取付けられた一方の蝶番
部材4aと、上記リヤフェンダ後端部5a(図1参照)
に取付けられた他方の蝶番部材4bと、これら両者4
a,4bに挿入された垂直軸体4cとから構成されてい
る。
【0017】上記ドアロック機構6は、図5に示すよう
に、ドアハンドル7と、このドアハンドル7の開閉操作
により上記ドアストライカー6a(図1参照)との係合
・解除が行われるドアラッチ9と、このドアラッチ9を
係合状態にロックするキーシリンダ10とから基本構成
されたもので、上記ドアハンドル7は、作動プレート1
1及びケーブル12を介して、上記ドアハンドル7の開
閉操作力が伝達されるように上記ドアラッチ9に接続さ
れている。
【0018】上記ドアハンドル7は、図5及び図6に示
すように、回転軸部7aから操作片7bと作動片7cと
が突出して平面視でL字状になるように一体形成された
ものである。上記回転軸部7aは支持ブラケット13に
より垂直軸回りに回転可能に支持され、この回転によ
り、上記操作片7bは、カバー体8bの車幅方向に開口
するように形成された開口部8cの開口縁部8dに対し
て近付いたり、離れたりするようになっている。
【0019】上記支持ブラケット13は取付ブラケット
14を介してリヤドア2に固定されているとともに、上
記支持ブラケット13には作動プレート11が中央部で
水平軸回りに回転可能に取付けられている。上記ドアハ
ンドル7の作動片7cは、図5及び図7に示すように、
上記作動プレート11の一端部に係合され、この作動プ
レート11の他端部は上記ケーブル12を介してドアラ
ッチ9と連結されている。また、この作動プレート11
はスプリング15を介して支持ブラケット13と連結さ
れ、このスプリング15の引っ張り復元力により、上記
作動プレート11及びドアハンドル7が開位置(図6及
び図7に一点鎖線で示す位置)から閉位置(同図に実線
で示す位置)に戻るようになっている。つまり、閉位置
のドアハンドル7を開位置に回転操作すると、作動プレ
ート11が回転作動されてケーブル12を引き、ドアラ
ッチ9は解除され、そして、上記ドアハンドル7を離す
と、上記作動プレート11が上記スプリング15により
元の閉位置に戻されて、ドアラッチ9は係合可能な状態
に戻るようになっている。
【0020】上記ハッチドア3は、図1に示すように、
車両前後方向の前端部をヒンジ部16,16として、上
記上半開口部1bの前側開口縁を構成する車体のルーフ
後端部5bに連結されたものであり、上記ヒンジ部5,
5を中心として、水平軸回りに回転して開状態(図1に
示す状態)と、閉状態(図2及び図3に示す状態)とに
変換操作可能になっている。
【0021】上記ハッチドア3の車幅方向両側縁部に
は、ドアストライカー17,17が取付けられ、車体側
には、このドアストライカー17,17に係合するドア
ラッチ18,18と、このドアラッチ18,18の係合
を解除する開閉操作部であるオープナーレバー19とが
設けられている。
【0022】上記オープナーレバー19は、図1及び図
8に示すように、リヤドア2用のドアストライカー6a
と同じ側の車幅方向端部の下半開口部1a近傍に配置さ
れて、車室を構成するインナーパネル5cに埋め込まれ
ている。すなわち、上記オープナーレバー19は、リヤ
ドア2の車幅方向の先端面と相対向するインナーパネル
5cの部分に設けられ、リヤドア2が閉状態では外部か
ら操作することができない位置に設けられている。この
オープナーレバー19は、図8及び図9に示すように、
下側に突出する操作片19a及び側方に突出する作動片
19bが側面視で逆L字状になるように形成されたもの
であり、その操作片19aは上記インナーパネル5cの
開口部5dから露出した状態で水平軸回りに回転可能に
取付ブラケット20に取付けられ、この取付ブラケット
20は上記インナーパネル5cに固定されている。
【0023】上記オープナーレバー19は、ケーブル2
1、L字状の作動プレート22及び作動ロッド23を介
して上記ドアラッチ18に接続されており、このオープ
ナーレバー19の作動片19bには一対のドアラッチ1
8,18に対応する2本のケーブル21,21の一端が
連結されている。上記作動プレート22はインナーパネ
ル5cに水平軸回りに回転可能に取付けられ、この作動
プレート22の一端に上記ケーブル21の他端が、作動
プレート22の他端に上記作動ロッド23がそれぞれ連
結されている。そして、上記オープナーレバー19を引
いて閉位置(図9に実線で示す位置)から開位置(同図
に一点鎖線で示す位置)に回転操作すると、上記各ケー
ブル21が引かれて作動プレート22を回転作動し、こ
れに伴い、上記作動ロッド23が引かれてドアラッチ1
9は解除されるようになっている。一方、上記オープナ
ーレバー19を離すと、上記ドアラッチ18内のばねに
より上記作動ロッド22が戻されて、上記ドアラッチ1
9は係合可能な状態に戻るようになっている。
【0024】また、上記ハッチドア3は、図10及び図
11に詳細を示すように、主ガラス体3aと、この主ガ
ラス体3aの車幅方向両側に配置された側部ガラス体3
b,3bと、図示しない周縁フレームとから構成されて
いる。
【0025】上記主ガラス体3aと側部ガラス体3bと
は、シールゴム24を介在させた状態でそれぞれの内面
側に配置した連結フレーム25により一体的に連結さ
れ、この連結フレーム25はトリム26により車室側が
遮蔽されている。そして、上記連結フレーム25及びト
リム26は、黒色に着色された帯状のセラミック製遮蔽
部材27を介して上記主ガラス体3a及び側部ガラス体
3bの内面に取付けられており、この連結部分では、上
記遮蔽部材27が上記ハッチドア3の外面側に黒色の帯
状のラインとして表れ、上記連結フレーム25やトリム
26が上記遮蔽部材27により隠されるようになってい
る。
【0026】さらに、上記ハッチドア3の主ガラス体3
aには、図10及び図12に示すように、ハイマウント
ストップランプ28が上記ハッチドア3の閉状態で後方
に向く部分の内面に取付けられている。このハイマウン
トストップランプ28の周縁部は、上記主ガラス体3a
の内面との間に上記セラミック製遮蔽部材27を介在さ
せた状態でビス29により固定されており、上記ハッチ
ドア3の外面側では、上記ハイマウントストップランプ
28の周囲に上記遮蔽部材27が黒色の縁取りとして表
れるとともに、上記ハイマウントストップランプ28の
周縁部が上記遮蔽部材27により隠されるようになって
いる。
【0027】そして、主ガラス体3aの内面には、遮蔽
部材27が上記ハイマウントストップランプ28の中央
部から出発して両側の連結フレーム25まで平面視でT
字状に配置されて接着などの手段により取付けられてい
る。この遮蔽部材27の内面には、図13に示すよう
に、配線カバー30が上記遮蔽部材27に沿って取付け
られ、この配線カバー30の内に上記ハイマウントスト
ップランプ28へのハーネス31が収容されている。
【0028】つぎに、上記実施例の作用・効果を説明す
る。
【0029】閉状態のリヤドア2及びハッチドア3を外
部から開いて後部開口部1を開放状態にするには、ま
ず、キーシリンダ10にキーを差し込んでロックを解除
してから上記リヤドア2を開き(図14参照)、次に、
上記ハッチドア3を開けばよい(図15参照)。
【0030】この開操作に際して、リヤドア2の開閉操
作部であるドアハンドル7はリヤドア2の外面側に設け
られているのに対して、ハッチドア3の開閉操作部であ
るオープナーレバー19はインナーパネル5cに設けら
れて上記閉状態のリヤドア2により覆われているため
に、外部から操作することができる開閉操作部はドアハ
ンドル7の一つしかない。したがって、上記リヤドア2
が閉状態である限り上記ハッチドア3を開くことはでき
ない。このため、外部からドア2,3を開くには、リヤ
ドア2を先に開けざるを得ず、開操作の順序においてハ
ッチドア3を先に開けるという誤操作を確実に防止する
ことができる。
【0031】しかも、上記リヤドア2が閉状態であれ
ば、ハッチドア3を外部から開けることはできないため
に、ドアを閉状態にロックするキーシリンダは上記リヤ
ドア2にのみ設けておけばよく、ハッチドア3のための
キーシリンダを省略することができる。このため、この
キーシリンダを省略する分だけコストの低減化を図るこ
とができる。
【0032】また、上記リヤドア2を開くには、まず、
カバー体8bの開口部8cからドアハンドル7の操作片
7bの内面側に手指を差し入れるとともに、親指を上記
カバー体8bの開口縁部8dの外面側に位置させる。そ
して、上記手指と親指との間に、上記操作片7b及び上
記開口縁部8dとを挟み込んで上記操作片7bを上記開
口縁部8d側に引き付ける。これにより、ドアハンドル
7は回転軸部7aを中心に垂直軸回りに回転するため
に、ドアラッチ9の係合が解除される。次に、上記操作
片7bを引き付けたままで、上記開口縁部8dを手前に
引けば、リヤドア2はヒンジ部4を中心に垂直軸回りに
回転して開状態にすることができる。このように、リヤ
ドア2に固定されたカバー体8bの開口縁部8dを固定
部として操作片7bを把持することができるために、ド
アハンドル7の回転操作を容易に行うことができる。そ
の上、その開口縁部8dをリヤドア回転操作用の取手と
して用いることができるために、リヤドア2の開閉を容
易に行うことができ、開閉操作性の向上を図ることがで
きる。
【0033】さらに、上記カバー体8bは、リヤドア2
の車幅方向一側端に一つだけ設けられているのではな
く、同形状のヒンジ部用カバー体8aが上記カバー体8
aと対称の位置関係になるように設けられているため、
閉状態におけるリヤドア2の外観は、上記ドアハンドル
7及びヒンジ部4が遮蔽されていることと相俟って、ま
とまりのある統一感が得られるようなデザインとなり、
デザイン面で優れたリヤビュウを造り出すことができ
る。
【0034】また、ハッチドア3にはハイマウントスト
ップランプ28が透明な主ガラス体3aに直接取付けら
れ、しかも、その取付部分である外周囲が遮蔽部材27
により遮蔽されるとともに、その遮蔽部材27が外部か
ら見ると上記ハイマウントストップランプ28を囲む黒
色の額縁のように表れるために、車両のリヤビュウを斬
新なデザインにすることができる。さらに、上記ハッチ
ドア3を外部から見ると、連結フレーム25及びハーネ
ス31に沿って上記遮蔽部材27による黒色のラインが
透明な主ガラス体3a及び側部ガラス体3bに形成さ
れ、そのラインによって、単なる遮蔽という効果以上
に、透明なガラス体3a,3bにより構成されたハッチ
ドア3にアクセントが付与されるというデザイン上の効
果を得ることができ、上記カバー体8a,8bとともに
優れたデザインのリヤビュウを造り出すことができる。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、上記実施例では、図8に示すように、オー
プナーレバー19をリヤドア2の閉状態で車室内側から
操作することができるように、リヤドア2の下端部内面
2bに形成した凹みから車室に露出するように配置して
いるが、これに限らず、例えば同図に二点鎖線で示す下
端部内面2cのようにリヤドア2を形成して上記オープ
ナーレバー19がリヤドア2により完全に遮蔽されるよ
うにしてもよい。この場合は、車外のみならず、車室内
側からも上記オープナーレバー19を操作することがで
きないために、例えば子供などのいたずらを防止するこ
とができる。
【0036】また、上記実施例では、一対のドア2,3
の開閉順序がリヤドア2を先に、ハッチドア3を後にな
るようにしているが、これに限らず、例えば、ハッチド
アを第1開閉体にし、リヤドアを第2開閉体にして、開
操作順序として、ハッチドア3を先に、リヤドア2を後
になるようにしてもよい。この場合は、ハッチドアの開
閉操作部をハッチドアの外部に設け、リヤドアの開閉操
作部をハッチドアを開かないと外部から操作することが
できない位置に設ければよい。なお、この場合は、上記
ハッチドアの端部がリヤドアの端部に外側から被さるよ
うにしてシールを施せばよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における自動車のドア構造によれば、第2開閉体とし
てのハッチドアの開閉操作部が、第1開閉体としてのリ
ヤドアを開状態にしなければ、外部から操作をすること
ができない位置に設けられているために、外部からはリ
ヤドアしか開けることができず、リヤドアを、必ず先
に、開操作しなければ、上記ハッチドアを開状態にする
ことができない。これにより、開閉順序を誤るという誤
操作を確実に防止することができる。しかも、リヤドア
のみロックすれば、ハッチドアをロックする必要はない
ために、それぞれのドアに例えばキーシリンダなどのロ
ック手段を設ける必要はなく、上記ハッチドアに対する
ロック手段を省略することができ、その分のコスト低減
化を図ることができる。
【0038】また、請求項2記載の発明における自動車
のドア構造によれば、上記請求項1記載の発明による効
果に加えて、上記リヤドアを開操作する際に、ドアハン
ドルの回転操作を、カバー体の開口縁部を固定部分とし
て上記ドアハンドルを引き付けることにより、行うこと
ができるために、その回転操作を容易に行うことがで
き、しかも、上記カバー体を取手として用いることがで
きるために、上記リヤドアの開操作を容易に行うことが
できる。
【0039】さらに、請求項3記載の発明における自動
車のドア構造によれば、上記請求項2記載の発明による
効果に加えて、リヤドアの外面に露出するヒンジ部及び
ドアハンドルがそれぞれカバー体により遮蔽されている
ために、見栄えを良くすることができるとともに、両カ
バー体が対称な位置関係に配置されているために、リヤ
ドアの外面におけるデザイン上の統一を造り出すことが
でき、優れたデザインのリヤビュウを造り出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において一対のドアを開けた状
態を示す斜視図である。
【図2】一対のドアを閉じた状態の斜視図である。
【図3】図2の状態における自動車後部の正面図であ
る。
【図4】リヤドアのヒンジ部取付け部側の端面の一部切
り欠き正面図である。
【図5】リヤドアのドアハンドル取付け部側の端面の一
部切り欠き正面図である。
【図6】図5のA−A線における部分断面図である。
【図7】図5のB−B線における部分断面図である。
【図8】リヤドアのドアハンドル取付け部側の端面と相
対向する車室のインナーパネルの一部切り欠き正面図で
ある。
【図9】図8のC−C線におけるハッチドアの開閉操作
部の断面図及びドアロック機構の構成図である。
【図10】ハッチドアの斜視図である。
【図11】図10のD−D線における断面図である。
【図12】図10のE−E線における部分断面図であ
る。
【図13】図10のF−F線における断面図である。
【図14】リヤドアのみを開けた状態の斜視図である。
【図15】リヤドア及びハッチドアを開けた状態の斜視
図である。
【図16】一対の開閉体を閉じた状態の一例を示す断面
図である。
【符号の説明】 1 後部開口部(内部と外部とを連通する一つの開口
部) 1a 下半開口部(第1開閉体の開状態において形成さ
れる開口部) 2 リヤドア(第1開閉体) 3 ハッチドア(第2開閉体) 4 ヒンジ部(第1開閉体のヒンジ部) 7 ドアハンドル(第1開閉体の開閉操作部) 8a ヒンジ部のカバー体 8b ドアハンドルのカバー体 8c カバー体の開口部 8d 開口縁部 19 オープナーレバー(第2開閉体の開閉操作部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の内部と外部とを連通する一つの
    開口部に対して、第1及び第2の開閉体が設けられた自
    動車のドア構造において、上記第1開閉体の開閉操作部
    は外部から操作可能な位置に設けられ、上記第2開閉体
    の開閉操作部は、上記第1開閉体の開状態において形成
    される開口部を介してのみ外部から操作可能な位置に設
    けられていることを特徴とする自動車のドア構造。
  2. 【請求項2】 第1開閉体の開閉操作部が、車体との係
    合を解除するドアハンドルと、このドアハンドルより車
    外側に突出するカバー体とから構成され、上記ドアハン
    ドルは上記カバー体の内部に配置されるとともに、上記
    カバー体には、ドアハンドルを操作するための開口部が
    上記第1開閉体の開方向とは異なる方向に開口するよう
    に形成されている請求項1記載の自動車のドア構造。
  3. 【請求項3】 第1開閉体を車体に連結するヒンジ部に
    は、このヒンジ部の外面を覆うカバー体が設けられ、こ
    のカバー体と、上記第1開閉体のドアハンドル用カバー
    体とは、互いに対称の位置関係となるように配置されて
    いる請求項2記載の自動車のドア構造。
JP3272413A 1991-10-21 1991-10-21 自動車のドア構造 Expired - Fee Related JP3023224B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3272413A JP3023224B2 (ja) 1991-10-21 1991-10-21 自動車のドア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3272413A JP3023224B2 (ja) 1991-10-21 1991-10-21 自動車のドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05112132A true JPH05112132A (ja) 1993-05-07
JP3023224B2 JP3023224B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=17513564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3272413A Expired - Fee Related JP3023224B2 (ja) 1991-10-21 1991-10-21 自動車のドア構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3023224B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008876A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Koito Mfg Co Ltd 車両用リアパネル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008876A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Koito Mfg Co Ltd 車両用リアパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP3023224B2 (ja) 2000-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5860684A (en) Outer open handle assembly and latch assembly of motor vehicle
US3567274A (en) Dual-action tailgate
US5718465A (en) Child-proof for vehicle sliding door latch device
US5709420A (en) Vehicle door latch device
JPH0735708B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JPH11107598A (ja) 車両ロック装置
JP3023224B2 (ja) 自動車のドア構造
JP3646483B2 (ja) 車両の窓またはドアの開閉装置
JPH076422Y2 (ja) 車両のドアロツク装置
GB2268966A (en) A door latching arrangement.
JPH0722378Y2 (ja) キャブオーバ型車両
JPS597131Y2 (ja) 自動車のバツクドア−構造
JP7399053B2 (ja) ドアクロージャ装置
JP3725758B2 (ja) 自動車におけるバックドアのロック解除防止機構
JP2555465Y2 (ja) チャイルドレバー作動孔遮蔽装置
JPH0346133Y2 (ja)
JPH0631078Y2 (ja) 自動車用ドアロックの施解錠操作装置
JP2000145235A (ja) 自動車のドアロック装置
JP2523630Y2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JPH072916Y2 (ja) 車両用ドアの盗難防止装置
JPS6217571Y2 (ja)
JPS6129901Y2 (ja)
JP3452453B2 (ja) 自動車
JPH0320460Y2 (ja)
JP2000038090A (ja) 車両用収納装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees