JPH0511110A - 一軸配向ポリエチレンナフタレート偏光フイルム - Google Patents

一軸配向ポリエチレンナフタレート偏光フイルム

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JPH0511110A
JPH0511110A JP16020491A JP16020491A JPH0511110A JP H0511110 A JPH0511110 A JP H0511110A JP 16020491 A JP16020491 A JP 16020491A JP 16020491 A JP16020491 A JP 16020491A JP H0511110 A JPH0511110 A JP H0511110A
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polarizing film
group
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film
dye
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JP16020491A
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Tsutayoshi Misawa
伝美 三沢
Akira Ogiso
章 小木曽
Rihoko Imai
理穂子 今井
Naoto Ito
尚登 伊藤
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ポリエチレンナフタレートをフィ
ルム基材とした偏光フィルムに、ある特定の2色性色素
を配向、含有せしめ高性能な偏光フィルムを提供する。 【構成】 ポリエチレンナフタレートと色素からなる偏
光フィルムであって、該色素がビフェニル基、ナフチル
基もしくはアントラキノニル基を有する二色性色素の少
なくとも一種を含むことを特徴とする偏光フィルム。 【効果】 ポリエチレンナフタレートにこれら特定の二
色性色素を混合した偏光フィルムは、ポリエチレンテレ
フタレート/色素系に比べ偏光性能、耐熱寸法安定性、
耐湿熱性等に優れ、液晶表示用の偏光フィルムとして極
めて有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、耐湿性および
偏光特性に優れた偏光フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、偏光フィルムとしては、ヨウ素や
二色性色素を吸着させた一軸延伸ポリビニルアルコール
フィルムが知られていたが、耐熱性、耐湿性が悪く、高
温や湿気にさらされると収縮したり、カールしたりする
欠点があった。このため、耐熱性、耐湿性を改良するも
のとして、疎水性ポリマー、例えばポリエチレンテレフ
タレートやポリエチレンナフタレートに特定の二色性色
素をブレンドする方法(例えば、特開昭58−6800
8号公報、特開昭60−125804号公報、特開昭6
2−135801号公報、特開昭63−307403号
公報等)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリエチレン
テレフタレートの一軸延伸フィルムは、該用途に広く用
いられるにつれ種々の欠点が指摘され、その改良が望ま
れていた。即ち、二色性色素を含有させてポリエチレン
テレフタレートの一軸延伸フィルムを偏光板として用い
る場合に、ある特定の色素以外は偏光度を高くすること
が出来ず、それを解決するために一方向の配向を高くす
ると、フィルムが裂け易くなってしまう。一方、ポリエ
チレンナフタレートを使用した偏光フィルムはフィルム
の裂け易さは解消されるが任意の二色性色素を選択した
場合偏光性能が劣ってしまう。
【0004】本発明は上記欠点を解消せしめ、しかも耐
熱性、耐湿性、偏光性能が共に優れた偏光フィルムを提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題に
鑑み鋭意検討を重ねた結果、ポリエチレンテレフタレー
トにかえてポリエチレンナフタレート一軸配向フィルム
を使用し、かつ、ある特定の二色性色素を混合すること
により所望のフィルムが得られる事を見出し本発明に至
った。
【0006】即ち、本発明は、ポリエチレンナフタレー
トと色素からなる偏光フィルムであって、該色素がビフ
ェニル基、ナフチル基もしくはアントラキノニル基を有
する二色性色素の少なくとも一種を含むことを特徴とす
る一軸配向ポリエチレンナフタレート偏光フィルムに関
する。
【0007】以下本発明を更に詳細に説明する。本発明
でいうポリエチレンナフタレートとは、その構成単位が
実質的にエチレン−2,6−ナフタレート単位から構成
されているポリマーを示すが、本発明の目的を害さない
範囲で、従来のポリエステル成分に対応する成分で変性
されていても良い。例えば、20モル%以下、好ましく
は、10モル%以下の第三成分によって変性されたエチ
レン−2,6−ナフタレートポリマーも含まれる。
【0008】ポリエチレンナフタレートは一般にナフタ
レン−2,6−ジカルボン酸又はその機能的誘導体、例
えば、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジメチルとエ
チレングリコールとを触媒の存在下で、適当な反応条件
の下に縮合せしめることによって製造される。この場
合、第三成分としては従来のポリエステル成分に対応す
る成分等が挙げられるが、例えば、アジピン酸、セバシ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタ
レン−2,7−ジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジ
カルボン酸等のジカルボン酸又はその低級アルキルエス
テル、或いはプロピレングリコール、トリメチレングリ
コール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール等の2価アルコール等を挙げることができる。
【0009】本発明で用いるポリエチレンナフタレート
は重合度が低すぎると、機械特性が低下するので、その
極限粘度は、0.40以上、好ましくは0.50〜0.
90のものが好ましい。
【0010】また、本発明でいうビフェニル基、アント
ラキノニル基もしくはナフチル基を有する二色性色素と
は、高二色性を発現させる置換基としてビフェニル基、
アントラキノニル基もしくはナフチル基を該二色性色素
の主骨格に導入した色素であり、この性質を持つ色素で
あれば基本的には公知の色素のいずれでもよく、具体例
としては表−1(表1、表2)に示した色素が挙げられ
る。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】本発明フィルムの製造工程での熱による二
色性色素の熱分解、熱変化を避けるために、高い耐熱性
を有する色素が好ましく、この目的のためには、アント
ラキノン系、ペリレン系、フタロン系色素が好ましい。
【0014】上述したように本発明の一軸配向ポリエチ
レンナフタレート偏光フィルムは、ポリエチレンナフタ
レートフィルムに特定の二色性色素を含有せしめること
により、良好な偏光性能を有し、且つ耐湿熱性及び寸法
安定性に優れた偏光フィルムを得ることができる。かか
る理由は、該二色性色素のビフェニル基、アントラキノ
ニル基もしくはナフチル基がポリエチレンナフタレート
のナフタレン基と電子的に相互作用を生じ易く、ポリエ
チレンナフタレートのナフタレン基の配向によく追随し
えるためであると思われる。
【0015】ポリエチレンナフタレートに上記二色性色
素を含有させる方法は、従来から広く知られている方法
を用いることができる。 即ち、a)二色性色素を樹脂にドライブレンドし、押出
機によって混練するか、あるいは混練したものをマスタ
ーバッチとして使用する方法 b)ポリエチレンナフタレートの溶融重合反応の中期−
末期に二色性色素を添加、混合する方法 c)二色性色素を溶解させた溶媒にポリエチレンナフタ
レートの無定形シートを浸し、含浸させる方法等であ
る。 本発明においては、これらの方法のうち、特にa)のド
ライブレンド後、押出機内で混練する方法が色素濃度を
コントロールし易く、しかも色素の熱劣化を低く抑えら
れるという点で最も好ましい。
【0016】ポリエチレンナフタレートに含有させる色
素は1種類でも構わないが、通常、偏光板として使用す
る場合は、可視光領域に渡って偏光性能を有する事が必
要であることから、2種類以上の色素を組み合わせて用
いることが好ましい。また、フィルム中の二色性色素の
含有量は、一つの色素につき通常は0.01〜2wt%、
好ましくは0.05〜0.5wt%である。
【0017】本発明においてはポリエチレンナフタレー
トフィルムの複屈折率Δnが0.25以上であることが好
ましく、特に好ましくは、0.25以上0.35以下で
ある。二色性色素含有偏光フィルムにおいて、偏光性能
を決定づける主要因は色素の配向度である。一般にポリ
エステルフィルム中に存在する二色性色素は、該フィル
ムの非晶相中に存在すると言われており、従って該色素
の配向度を向上させる為には、如何にして該フィルムの
非晶相の配向を向上させるかが問題となる。
【0018】本発明者らは該非晶相の配向を上げるべく
鋭意検討を重ねた結果、ポリエチレンナフタレートフィ
ルムにおいて、該フィルムを少なくとも一軸方向に延伸
後熱処理を行ない、該フィルムの複屈折率を0.25以
上、好ましくは0.25以上0.35以下に制御するこ
とにより、該フィルムの非晶相の配向を高めることがで
き、その結果偏光フィルムとして極めて優れた偏光性能
を付与できることを見出した。従って、該フィルムの複
屈折率が上記値よりあまり小さすぎると、該フィルムの
非晶相の配向が十分ではなく、優れた偏光性能を得る事
が出来ず好ましくない。また、あまり大きすぎると、該
フィルムに内部ボイドと呼ばれる真空の空隙が発生する
ようになり、光線透過率が低下し、結果として該フィル
ムの偏光性能を低下させてしまい好ましくない。
【0019】次に、本発明のフィルムの製造法を具体的
に説明するが、本発明の構成要件を満足するかぎり、以
下の方法に限定されるものではない。例えば、滑り剤と
して不活性微小粒子等を、必要に応じて適量含有せしめ
たポリエチレン−2,6−ナフタレートを、通常の方法
で乾燥後、275〜330℃の温度で押出す。該ポリエ
チレン−2,6−ナフタレート中には二色性色素を1種
又は2種以上含有させることが必要である。続いて該ポ
リエチレン−2,6−ナフタレートを押出後急冷して無
定形シートを得る。急冷する際に静電印加急冷法を用い
る事は、製膜速度向上及び厚みむら減少から言って好ま
しい。
【0020】引き続き該無定形シートを縦又は横方向の
一方向に3.5〜7.0倍、好ましくは4.0〜6.5
倍にTg−10℃〜Tg+50℃で延伸する(Tgはガ
ラス転移温度を示す)該延伸前、同時又は延伸後に前記
延伸方向と直角方向に2.0倍以下に延伸することも可
能である。上記延伸方法としては、ロールで縦一軸に延
伸したり、テンターで横一軸に延伸するばかりでなく、
公知の二軸延伸技術で縦又は横のいずれか1方向により
強く延伸する事も可能である。該2軸延伸の方法として
は、公知の逐次2軸延伸方法、同時延伸方法を使用する
ことができ、また、再延伸を行う事も可能である。
【0021】このように延伸された熱処理を受ける前の
フィルムの結晶化度は好ましくは25%以上、更に好ま
しくは30%以上である。該結晶化度が25%未満の時
は、熱処理による該フィルムの結晶化度の増加が大き
く、該フィルムの偏光性能が低下し好ましくない。
【0022】本発明においては、上記延伸フィルムを好
ましくは180〜260℃、更に好ましくは200〜2
60℃の温度で0.01〜300sec、好ましくは
0.1〜60secの熱処理を行い、熱処理後の該フィ
ルムの結晶化度を30%〜45%、好ましくは35〜4
5%とする。該熱処理は緊張固定化下で、或いは20%
以下の弛緩又は巾出しと同時に行うことが可能である。
また該熱処理は加熱ロールに接触させる方法や、テンタ
ー内でクリップに把持して行う方法等の既知の方法を用
いる事が出来る。また熱処理後にいわゆる再延伸を行う
ことも可能である。上記延伸工程中、延伸前又は延伸後
に該フィルムに接着性、滑り性等を付与するために、フ
ィルムの片面又は両面にコロナ放電処理等の表面処理を
施したり、塗布層を形成することも可能である。また、
かくして得られたフィルムを巻き取る際、両端にナーリ
ング処理することも可能である。
【0023】このように製造された偏光フィルムは、用
途に応じて種々の形態のフィルムやシートに加工して実
用に供することができる。即ち、上記の方法で製造され
たフィルムそのまま、片面もしくは両面に光学的透明性
と機械的強度に優れた保護膜、例えば、着色もしくは無
着色のガラス類または合成樹脂類によりなる保護膜を設
けた形の偏光シートまたはフィルム、一般的に利用され
る液晶デイスプレイ、窓ガラスまたはメガネ等への適用
時の簡便さのために、片面もしくは両面に接着剤を塗布
した形のもの、さらには、偏光フィルムの表面に蒸着、
スパッタリングまたは塗工法等の周知の方法でインジウ
ム−スズ系酸化物等の透明導電性膜を付加した形のもの
等が例示される。これらは、液晶表示素子用のセル形成
材としても利用することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の二色性色素を用いた偏光フィ
ルムについて具体的実施例を挙げて詳しく説明する。な
お、実施例中の偏光度は次の方法によって測定した値で
ある。即ち、2枚の偏光フィルムを延伸方向が平行とな
るように重ねて分光光度計の光路におき、測定した可視
最大吸収波長での光線透過率(T//)、および2枚の偏
光フィルムを延伸方向が直行するように重ねて測定した
周波長での光線透過率(T⊥)より次式(数1)を用い
て偏光度Vを算出した。
【0025】
【数1】 実施例1 (ポリエチレンナフタレートの製造法) ナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジメチル100部、エ
チレングリコール60部及び酢酸カルシウム−水塩0.
1部を反応器にとりエステル交換反応を行った。即ち反
応開始温度を180℃とし、メタノールの生成と共に徐
々に反応温度を上昇させ4時間後230℃に達せしめ実
質的にエステル交換反応を終了させた。次いでリン酸
0.04部を添加し常法により重縮合反応を行った。即
ち温度を徐々に高めると共に圧力を常圧より徐々に減
じ、2時間後温度は290℃、圧力は0.3mmHgと
した。反応開始後4時間を経た時点で反応を停止し窒素
加圧下ポリエチレンナフタレートを吐出させた。得られ
たポリエチレンナフタレートの極限粘度は0.63であ
った。 (ポリエチレンナフタレートフィルムの製造法)得られ
たポリエチレンナフタレートを常法により乾燥後、表−
1−1の色素を0.2wt%ブレンドした後、300℃
で押出機よりシート状に押出し、静電印加冷却法を用い
て無定形シートとした。該無定形シートを直接テンター
に導き、延伸温度125℃にて横方向に5.0倍延伸し
た後、220℃で10秒間の緊張固定下で熱処理を行
い、平均厚さ90μmのフィルムを得た。極大吸収波長
690nmにおける偏光度は98%と優れていた。この
偏光フィルムを80の条件下で、1000時間放置した
が、色相の変化および偏光度の低下は、実質的に見られ
なかった。また、フィルムの収縮率は縦方向および横方
向とも1%以下であり良好な寸法安定性を有していた。
【0026】比較例1 実施例1において、表−1−1の色素のかわりに特開昭
63−307403号公報に開示されたフェニル基を有
する二色性色素(下記式A)(化6)を使用する以外は
同様にして青色偏光フィルムを得た。極大吸収波長69
0nmにおける偏光度は88%と低かった。
【0027】
【化6】 比較例2 実施例1において、表−1−1の色素のかわりに特開昭
63−307403号公報に開示されたフェニル基を有
する二色性色素(下記式B)(化7)を使用する以外は
同様にして黄色偏光フィルムを得た。極大吸収波長45
5nmにおける偏光度は85%と低かった。
【0028】
【化7】
【0029】実施例2 実施例1において、表−1−1の色素のかわりに表−1
−2の色素を使用する以外は、同様にして青色偏光フィ
ルムを得た。極大吸収波長690nmにおける偏光度は
97%であり、80℃、相対湿度90%、1000時間
の耐湿試験で、色相の変化および偏光度の低下は認めら
れなかった。
【0030】実施例3 実施例1において、表−1−1の色素のかわりに表−1
−3の色素を使用する以外は、同様にして黄色偏光フィ
ルムを得た。極大吸収波長545nmにおける偏光度は
99%であり、80℃、相対湿度90%、1000時間
の耐湿試験で、色相の変化および偏光度の低下は認めら
れなかった。
【0031】実施例4 実施例1において、表−1−1の色素のかわりに表−1
−4の色素を使用する以外は、同様にして青色偏光フィ
ルムを得た。極大吸収波長610nmにおける偏光度は
98%であり、80℃、相対湿度90%、1000時間
の耐湿試験で、色相の変化および偏光度の低下は認めら
れなかった。
【0032】実施例5 実施例1において、表−1−1の色素のかわりに表−1
−5の色素を使用する以外は、同様にして青色偏光フィ
ルムを得た。極大吸収波長610nmにおける偏光度は
99%であり、80℃、相対湿度90%、1000時間
の耐湿試験で、色相の変化および偏光度の低下は認めら
れなかった。
【0033】実施例6〜12 表−1に示した色素(色素番号6〜12)を使用して、
実施例1と同様にして偏光フィルムを作成した。その結
果(最大吸収波長および偏光度)を表−2(表3)に示
す。いずれも優れた偏光性能を有し、80℃、相対湿度
90%、1000時間の耐湿試験で、色相の変化および
偏光度の低下は認められなかった。
【0034】
【表3】
【0035】
【発明の効果】本発明のポリエチレンナフタレートに特
定の二色性色素を混合した偏光フィルムは、偏光性能、
耐熱寸法安定性、耐湿熱性等に優れ、液晶表示用の偏光
フィルムとして極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 尚登 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地三井東 圧化学株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンナフタレートと色素からな
    る偏光フィルムであって、該色素がビフェニル基、ナフ
    チル基もしくはアントラキノニル基を有する二色性色素
    の少なくとも一種を含むことを特徴とする偏光フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 該色素がビフェニル基、ナフチル基もし
    くはアントラキノニル基を有するアントラキノン系、ペ
    リレン系またはフタロン系構造を有するものである請求
    項1記載の偏光フィルム。
  3. 【請求項3】 二色性色素が下記一般式(I)(化1)
    で示される請求項2記載の偏光フィルム。 【化1】 (式中、X1 およびX2 はそれぞれ独立に、水素原子、
    アミノ基および水酸基を表わし、X3 は水素原子、アミ
    ノ基、水酸基およびハロゲン原子を表わし、但し、nが
    2以上の場合はX3 は互いに等しくても異なっても良
    く、nは1〜4の整数である。Yは、酸素原子、イオウ
    原子またはイミノ基を表わし、Aは置換または未置換の
    ビフェニル基、ナフチル基、アントラキノニル基を表わ
    す。)
  4. 【請求項4】 二色性色素が下記一般式(II)(化2)
    で示される請求項2記載の偏光フィルム。 【化2】 (式中、X1 、X2 、X3 およびnは一般式(I)と同
    様の意味を表わし、Qは−CH=CH−または−CH=
    N−を表わし、Bは二価の置換または未置換のビフェニ
    ル基、ナフチル基、アントラキノニル基を表わす。)
  5. 【請求項5】 二色性色素が下記一般式(III)(化3)
    で示される請求項2記載の偏光フィルム。 【化3】 (式中、X1 、X2 、X3 、Y、Aおよびnは一般式
    (I)と同様の意味を表わす。)
  6. 【請求項6】 二色性色素が下記一般式(IV)(化
    4)で示される請求項2記載の偏光フィルム。 【化4】 (式中、X3 、Aおよびnは一般式(I)と同様の意味
    を表わす。)
  7. 【請求項7】 二色性色素が下記一般式(V)(化5)
    で示される請求項2記載の偏光フィルム。 【化5】 (式中、Aは一般式(I)と同様の意味を表わす。)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002236214A (ja) * 2001-02-08 2002-08-23 Nitto Denko Corp 偏光フィルム及びそれを用いた偏光板、液晶表示装置
EP1447429A1 (en) 2003-02-11 2004-08-18 Clariant International Ltd. New bisanthraquinone azomethine dyes
JP2014505115A (ja) * 2011-08-04 2014-02-27 エルジー・ケム・リミテッド 染料を含む高分子化合物およびそれを含む硬化性樹脂組成物

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