JP7322736B2 - 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 - Google Patents
偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7322736B2 JP7322736B2 JP2020020389A JP2020020389A JP7322736B2 JP 7322736 B2 JP7322736 B2 JP 7322736B2 JP 2020020389 A JP2020020389 A JP 2020020389A JP 2020020389 A JP2020020389 A JP 2020020389A JP 7322736 B2 JP7322736 B2 JP 7322736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polarizer
- polyester film
- protecting
- film
- liquid crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/10—Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
- G02B1/14—Protective coatings, e.g. hard coatings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C55/00—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
- B29C55/02—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets
- B29C55/04—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets uniaxial, e.g. oblique
- B29C55/06—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets uniaxial, e.g. oblique parallel with the direction of feed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/36—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyesters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/18—Manufacture of films or sheets
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
- G02B5/3025—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
- G02B5/3033—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/133528—Polarisers
Description
表示ムラの発生機構は、偏光子が収縮することが主な原因で発生しており、偏光子が高温高湿下に置かれたときに、配向を緩和しようとするため配向方向に収縮力が働き、その結果液晶パネルが反り、バックライトユニット側に膨らむことによって、表示ムラになると考えられている。
例えば、偏光子保護フィルムとして、シクロオレフィン系樹脂を使用した場合、液晶パネルの反りの改善が不十分で、かつ、偏光子に接着するための水糊の乾燥性が悪いため、生産性が低下するという問題があった。
また、偏光子保護フィルムとして、従来のトリアセチルセルロース(TAC)を使用した場合は、液晶パネルが反るという問題があった。
収縮力(N/m)=フィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×熱収縮率(%)÷100×1000
項1.
偏光子の一方の面に積層される偏光子保護用ポリエステルフィルムであって、以下の要件(1)及び(2)を満たす偏光子保護用ポリエステルフィルム。
(1)偏光子の透過軸と平行な方向における、前記ポリエステルフィルムの収縮力Ffが800N/m以上9000N/m以下である(ただし、収縮力Ff(N/m)は、ポリエステルフィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000である。ここで、弾性率は、偏光子の透過軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの弾性率であり、熱収縮率は、偏光子の透過軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの熱収縮率である。)
(2)偏光子の透過軸と平行な方向における、前記ポリエステルフィルムの収縮力Ffと偏光子の吸収軸と平行な方向における、前記ポリエステルフィルムの収縮力Fvの比(Ff/Fv)が2.5以上12.0以下である(ただし、収縮力Fv(N/m)は、ポリエステルフィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000である。ここで、弾性率は、偏光子の吸収軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの弾性率であり、熱収縮率は、偏光子の吸収軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの熱収縮率である。)
項2.
さらに以下の要件(3)を満たす、項1に記載の偏光子保護用ポリエステルフィルム。
(3)前記ポリエステルフィルムの熱収縮率が最大となる方向と偏光子の透過軸と平行な方向が略平行である
項3.
前記ポリエステルフィルムが3000~30000nmのリタデーションを有する項1又は2に記載の偏光子保護用ポリエステルフィルム。
項4.
前記ポリエステルフィルムの厚みが40~200μmであることを特徴とする項1~3のいずれかに記載の偏光子保護用ポリエステルフィルム。
項5.
前記ポリエステルフィルムの、偏光子が積層される面とは反対側の面に、ハードコート層、反射防止層、低反射層、防眩層、又は、反射防止防眩層を有する、項1~4のいずれかに記載の偏光子保護用ポリエステルフィルム。
項6.
偏光子の一方の面に積層される偏光子保護用ポリエステルフィルムであって、以下の要件(1)及び(2)を満たす偏光子保護用ポリエステルフィルム。
(1)前記ポリエステルフィルムのTDの収縮力FTDが800N/m以上9000N/m以下である(ただし、収縮力FTD(N/m)は、ポリエステルフィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000である。ここで、弾性率は、ポリエステルフィルムのTDの弾性率であり、熱収縮率は、ポリエステルフィルムのTDの熱収縮率である。)
(2)前記ポリエステルフィルムのTDの収縮力FTDと前記ポリエステルフィルムのMDの収縮力FMDの比(FTD/FMD)が2.5以上12.0以下である(ただし、収縮力FMD(N/m)は、ポリエステルフィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000である。ここで、弾性率は、ポリエステルフィルムのMDの弾性率であり、熱収縮率は、ポリエステルフィルムのMDの熱収縮率である。)
項7.
さらに以下の要件(3)を満たす、項6に記載の偏光子保護用ポリエステルフィルム。
(3)前記ポリエステルフィルムの熱収縮率が最大となる方向とTDが略平行である
項8.
偏光子の少なくとも一方の面に項1~7のいずれかに記載の偏光子保護用ポリエステルフィルムを積層した偏光板。
項9.
偏光子の一方の面に項1~7のいずれかに記載の偏光子保護用ポリエステルフィルムが積層され、偏光子のもう一方の面にはフィルムを有しない偏光板。
項10.
偏光板が長方形の形状であり、偏光板の長辺とその透過軸とが平行である、項8又は9に記載の偏光板。
項11.
バックライト光源と、2つの偏光板の間に配された液晶セルとを有する液晶表示装置であって、前記2つの偏光板のうち少なくとも一方が項8~10のいずれかに記載の偏光板である、液晶表示装置。
偏光子の透過軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの熱収縮率とは、ポリエステルフィルムの片面に積層される偏光子の透過軸と平行な方向の、ポリエステルフィルムの熱収縮率の意味である。
偏光子の透過軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの弾性率とは、ポリエステルフィルムの片面に積層される偏光子の透過軸と平行な方向の、ポリエステルフィルムの弾性率の意味である。
また、偏光子の吸収軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの収縮力とは、ポリエステルフィルムの片面に積層される偏光子の吸収軸と平行な方向の、ポリエステルフィルムの収縮力の意味である。
偏光子の吸収軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの熱収縮率とは、ポリエステルフィルムの片面に積層される偏光子の吸収軸と平行な方向の、ポリエステルフィルムの熱収縮率の意味である。
偏光子の吸収軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの弾性率とは、ポリエステルフィルムの片面に積層される偏光子の吸収軸と平行な方向の、ポリエステルフィルムの弾性率の意味である。
偏光子の透過軸と平行な方向は、偏光子の透過軸方向と簡略化して呼ぶことがある。また、偏光子の吸収軸と平行な方向は、偏光子の吸収軸方向と簡略化して呼ぶことがある。
但し、偏光子の透過軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの収縮力Ffと偏光子の吸収軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの収縮力Fvの比(Ff/Fv)が2.5以上12.0以下の場合は、偏光子の透過軸と平行な方向とポリエステルフィルムの熱収縮率が最大となる方向とのなす角の絶対値が40度以下であっても、液晶パネルの反りを低減することができる。前記角度は好ましくは35度以下である。
ポリエステルフィルムの熱収縮率、ポリエステルフィルムの熱収縮率の傾き、及び、ポリエステルフィルムの熱収縮率が最大となる方向は、後述する実施例で採用した方法で測定することができる。
ここで、弾性率は、偏光子の透過軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの弾性率のことである。また、熱収縮率は、偏光子の透過軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの熱収縮率(80℃・30分熱処理における熱収縮率)のことである。
一方で、配向が低く、且つ、結晶化度が低い場合には、ロールに巻き取った際に厚み斑に起因するロール凹凸によってフィルムが変形し、平面性不良となるおそれがある。よって、弾性率の下限は1000N/mm2が好ましく、より好ましくは1500N/mm2であり、更に好ましくは1800N/mm2である。弾性率は、後述する実施例で採用した方法で測定できる。
こうして求めた値を、|Ny-Nz|/|Ny-Nx|に代入してNZ係数を求めることができる。
本発明の偏光子保護用ポリエステルフィルムを用いた偏光板は、ポリエステルフィルムの熱収縮率が残っている状態で液晶セルのガラス板と一体化されることが望ましいため、易接着層、ハードコート層、防眩層、反射防止層、低反射層、低反射防止層、反射防止防眩層、低反射防眩層、及び、帯電防止層などの機能層を付与する場合には、乾燥温度を低く設定することや、UV照射や電子線照射などの熱履歴の小さい方法で行うことが望ましい実施形態である。また、これらの機能層をポリエステルフィルムの製膜工程中で付与することは、高めた熱収縮率を損なわずに、本発明の偏光板と液晶セルのガラス板を一体化することが可能になるため、より望ましい実施形態である。
易接着層、ハードコート層、防眩層、反射防止層、低反射層、低反射防止層、反射防止防眩層、低反射防眩層、帯電防止層等の機能層は、ポリエステルフィルムの、偏光子が積層される面とは反対側の面に積層され、これらの機能層が積層された状態で収縮力Ff、Fvが前述した条件を有していることが好ましい。
本発明で使用するポリエステルフィルムは、一般的なポリエステルフィルムの製造方法に従って製造することができる。例えば、ポリエステル樹脂を溶融し、シート状に押出し成形された無配向ポリエステルをガラス転移温度以上の温度において、ロールの速度差を利用して縦方向に延伸した後、テンターにより横方向に延伸し、熱処理(熱固定)を施す方法が挙げられる。一軸延伸フィルムでも、二軸延伸フィルムであっても良い。好ましくは、主に横方向に強く延伸した一軸延伸フィルムまたは主に縦方向に強く延伸した一軸延伸フィルムであり、いずれも主延伸方向とは垂直方向に若干延伸されていてもよい。なお、MDとはMachine Directionの略であり、本明細書中では、フィルム流れ方向、長手方向、縦方向と呼ぶことがある。また、TDとはTransverse Directionの略であり、本明細書中では、幅方向、横方向と呼ぶことがある。
偏光子保護フィルムとして使用するポリエステルフィルムの弾性率は、偏光子透過軸方向がポリエステルフィルムの製膜時のMDと一致する場合にはMDの弾性率を、ポリエステルフィルムの製膜時のTDと一致する場合にはTDの弾性率を、延伸ポリエステルフィルムの従来公知の方法で調整すればよい。
具体的には、該方向が延伸方向の場合には、延伸倍率を高く、該方向が延伸方向と直交方向の場合には延伸倍率を低く設定すればよい。
偏光子保護フィルムとして使用するポリエステルフィルムの熱収縮率は、偏光子の透過軸方向がポリエステルフィルムの製膜時のMDと一致する場合にはMDの熱収縮率を、ポリエステルフィルムの製膜時のTDと一致する場合にはTDの熱収縮率を、延伸ポリエステルフィルムの従来公知の方法で調整すればよい。
偏光子保護フィルムとして使用するポリエステルフィルムの収縮主軸の傾きは、PCT/JP2014/073451(WO2015/037527)で公開されているように、ポリエステルフィルムのテンターによる延伸・熱処理後の冷却過程または、製膜後のオフライン工程で調整することが可能である。具体的には、冷却工程では熱固定工程で除去しきれなかった延伸に伴う収縮と冷却に伴う熱応力が発生しており、フィルム流れ方向における両者のバランス次第で上流側への引き込みもしくは下流側への引き込みが発生し、収縮主軸が傾く現象が発生する。収縮主軸の傾きを低減するためには、冷却工程でのフィルム流れ方向の収縮力(延伸に伴う収縮力と冷却に伴う収縮力の合計)が均一になるように調整することが必要である。均一にするためには、フィルム流れ方向で収縮力が高い温度域でフィルム流れ方向に収縮させるか、または、フィルム流れ方向で収縮力が低い温度域でフィルム流れ方向に延伸することが望ましい。収縮または延伸させる方法は従来公知の方法を用いれば良い。また、フィルム端部を切断または分離する場合には、切断・分離した温度域以下では幅方向に自由に収縮し、該温度域以下の熱収縮率が小さくなることから注意が必要である。
なお、本発明の偏光子保護用ポリエステルフィルム以外のフィルムや塗布層を偏光子に積層する場合、偏光子の透過軸と平行な方向における、偏光子保護用ポリエステルフィルム以外のフィルムや塗布層の収縮力、及び、偏光子の吸収軸と平行な方向における、偏光子保護用ポリエステルフィルム以外のフィルムや塗布層の収縮力は、いずれも偏光子保護用ポリエステルフィルムのFfの値以下が好ましく、より好ましくは偏光子保護用ポリエステルフィルムのFvの値以下が好ましい。また、偏光子の透過軸と平行な方向における、偏光子保護用ポリエステルフィルム以外のフィルムや塗布層の収縮力、及び、偏光子の吸収軸と平行な方向における、偏光子保護用ポリエステルフィルム以外のフィルムや塗布層の収縮力は、好ましくは250N/m以下、200N/m以下がより好ましい。偏光子保護用ポリエステルフィルム以外のフィルムや塗布層の収縮力は、ポリエステルフィルムの場合と同様に測定することができる。すなわち、フィルム又は塗布層の厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000である。
(1)ポリエステルフィルムのTDの収縮力FTDが800N/m以上9000N/m以下である。
ただし、収縮力FTD(N/m)は、ポリエステルフィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000である。ここで、弾性率、熱収縮率は、それぞれポリエステルフィルムのTDの弾性率、TDの熱収縮率である。
(2)ポリエステルフィルムのTDの収縮力FTDとポリエステルフィルムのMDの収縮力FMDの比(FTD/FMD)が2.5以上12.0以下であることが好ましい。
ただし、収縮力FMD(N/m)は、ポリエステルフィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000である。ここで、弾性率、熱収縮率は、それぞれ、ポリエステルフィルムのMDの弾性率、MDの熱収縮率である。
略平行であるとは、ポリエステルフィルムの熱収縮率が最大となる方向とTD方向とのなす角の絶対値(熱収縮率の傾き)が15度以下であることを許容する。前記熱収縮率の傾きは、好ましくは12度以下であり、より好ましくは10度以下であり、さらに好ましくは8度以下であり、より更に好ましくは6度以下であり、特に好ましくは4度以下であり、最も好ましくは2度以下である。熱収縮率の傾きは小さいほど好ましいことから下限は0度である。
但し、ポリエステルフィルムのTDの収縮力FTDとポリエステルフィルムのMDの収縮力FMDの比(FTD/FMD)が2.5以上12.0以下の場合は、ポリエステルフィルムの熱収縮率が最大となる方向とTDとのなす角の絶対値が40度以下であっても、液晶パネルの反りを低減することができる。前記角度は好ましくは35度以下である。
ポリエステルフィルムの収縮力Ffは、以下の式から計算した。尚、ポリエステルフィルムの厚み、弾性率、熱収縮率は、以下に説明される測定値である。弾性率は、偏光子の透過軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの弾性率のことである。熱収縮率は、偏光子の透過軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの熱収縮率のことである。
収縮力Ff(N/m) = ポリエステルフィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000
ポリエステルフィルムの収縮力Fvは、以下の式から計算した。尚、ポリエステルフィルムの厚み、弾性率、熱収縮率は、以下に説明される測定値である。弾性率は、偏光子の吸収軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの弾性率のことである。熱収縮率は、偏光子の吸収軸と平行な方向における、ポリエステルフィルムの熱収縮率のことである。
収縮力Fv(N/m) = ポリエステルフィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000
ポリエステルフィルムの厚み(mm)は、25℃50RH%の環境で168時間静置後に電気マイクロメータ(ファインリューフ社製、ミリトロン1245D)を用いて測定し、単位をmmに換算した。
ポリエステルフィルムの弾性率は、25℃50RH%の環境で168時間静置後にJIS-K7244(DMS)にしたがって、セイコーインスツルメンツ社製の動的粘弾性測定装置(DMS6100)を用いて評価を行った。引張モード、駆動周波数は1Hz、チャック間距離は5mm、昇温速度は2℃/minの条件で25℃~120℃の温度依存性を測定し、30℃~100℃の貯蔵弾性率の平均を弾性率とした。こうして、ポリエステルフィルムについて、偏光子透過軸と平行な方向のポリエステルフィルムの弾性率及び偏光子吸収軸と平行な方向のポリエステルフィルムの弾性率を測定した。
なお、上記測定はポリエステルフィルム単体(偏光子保護用ポリエステルフィルム単体)で行った。
ポリエステルフィルムを25℃50RH%の環境で168時間静置した後に直径80mmの円を描き、円の直径を画像寸法測定器(KEYENCE社製イメージメジャーIM6500)を用いて、1°毎に測定し、処理前の長さとした。次に、80℃に設定したギアオーブンを用いて30分間の熱処理を行い、その後、室温25℃に設定された環境で10分間冷却した後に処理前と同様の方法で1°毎に評価を行い、処理後の長さとした。なお、上記処理は、ポリエステルフィルム単体(偏光子保護用ポリエステルフィルム単体)で行った。
熱収縮率=(処理前の長さ-処理後の長さ)/処理前の長さ×100
こうして、ポリエステルフィルムについて、偏光子透過軸と平行な方向のポリエステルフィルムの熱収縮率及び偏光子吸収軸と平行な方向のポリエステルフィルムの熱収縮率を求めた。
各実施例・比較例で作製した液晶パネルを80℃に設定したギアオーブンを用いて30分間の熱処理を行い、その後、室温25℃50%RHに設定された環境で30分間冷却した後に、凸側を下にして水平面に置き、4隅の高さをメジャーで計測し、最大値を反り量とした。反り量を以下のようにして評価した。
○:0mm以上、2.0mm未満
△:2.0mm以上、3.0mm以下
×:3.0mm超え
分子配向計(王子計測器株式会社製、MOA-6004型分子配向計)を用いて、フィルムの遅相軸方向を求め、遅相軸方向が測定用サンプル長辺と平行になるように、4cm×2cmの長方形を切り出し、測定用サンプルとした。このサンプルについて、直交する二軸の屈折率(遅相軸方向の屈折率:Ny、進相軸(遅相軸方向と直交する方向の屈折率):Nx)、及び厚さ方向の屈折率(Nz)をアッベ屈折率計(アタゴ社製、NAR-4T、測定波長589nm)によって求めた。これらの値を用いてNZ係数を求めた。
厚さ方向リタデーションとは、フィルム厚さ方向断面から見たときの2つの複屈折△Nxz(=|Nx-Nz|)、△Nyz(=|Ny-Nz|)にそれぞれフィルム厚さdを掛けて得られるリタデーションの平均を示すパラメーターである。リタデーションの測定と同様の方法でNx、Ny、Nzとフィルム厚みd(nm)を求め、(△Nxz×d)と(△Nyz×d)との平均値を算出して厚さ方向リタデーション(Rth)を求めた。
エステル化反応缶を昇温し200℃に到達した時点で、テレフタル酸を86.4質量部及びエチレングリコール64.6質量部を仕込み、撹拌しながら触媒として三酸化アンチモンを0.017質量部、酢酸マグネシウム4水和物を0.064質量部、トリエチルアミン0.16質量部を仕込んだ。ついで、加圧昇温を行いゲージ圧0.34MPa、240℃の条件で加圧エステル化反応を行った後、エステル化反応缶を常圧に戻し、リン酸0.014質量部を添加した。さらに、15分かけて260℃に昇温し、リン酸トリメチル0.012質量部を添加した。次いで15分後に、高圧分散機で分散処理を行い、15分後、得られたエステル化反応生成物を重縮合反応缶に移送し、280℃で減圧下重縮合反応を行った。
乾燥させた紫外線吸収剤(2,2’-(1,4-フェニレン)ビス(4H-3,1-ベンズオキサジノン-4-オン)10質量部、粒子を含有しないPET(A)(固有粘度が0.62dl/g)90質量部を混合し、混練押出機を用い、紫外線吸収剤含有するポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を得た。(以後、PET(B)と略す。)
常法によりエステル交換反応及び重縮合反応を行って、ジカルボン酸成分として(ジカルボン酸成分全体に対して)テレフタル酸46モル%、イソフタル酸46モル%及び5-スルホナトイソフタル酸ナトリウム8モル%、グリコール成分として(グリコール成分全体に対して)エチレングリコール50モル%及びネオペンチルグリコール50モル%の組成の水分散性スルホン酸金属塩基含有共重合ポリエステル樹脂を調製した。次いで、水51.4質量部、イソプロピルアルコール38質量部、n-ブチルセルソルブ5質量部、ノニオン系界面活性剤0.06質量部を混合した後、加熱撹拌し、77℃に達したら、上記水分散性スルホン酸金属塩基含有共重合ポリエステル樹脂5質量部を加え、樹脂の固まりが無くなるまで撹拌し続けた後、樹脂水分散液を常温まで冷却して、固形分濃度5.0質量%の均一な水分散性共重合ポリエステル樹脂液を得た。さらに、凝集体シリカ粒子(富士シリシア(株)社製、サイリシア310)3質量部を水50質量部に分散させた後、上記水分散性共重合ポリエステル樹脂液99.46質量部にサイリシア310の水分散液0.54質量部を加えて、撹拌しながら水20質量部を加えて、接着性改質塗布液を得た。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム1の製造>
基材フィルム中間層用原料として粒子を含有しないPET(A)樹脂ペレット90質量部と紫外線吸収剤を含有したPET(B)樹脂ペレット10質量部を135℃で6時間減圧乾燥(1Torr)した後、押出機2(中間層II層用)に供給し、また、PET(A)を常法により乾燥して押出機1(外層I層及び外層III用)にそれぞれ供給し、285℃で溶解した。この2種のポリマーを、それぞれステンレス焼結体の濾材(公称濾過精度10μm粒子95%カット)で濾過し、2種3層合流ブロックにて、積層し、口金よりシート状にして押し出した後、静電印加キャスト法を用いて表面温度30℃のキャスティングドラムに巻きつけて冷却固化し、未延伸フィルムを作った。この時、I層、II層、III層の厚さの比は10:80:10となるように各押し出し機の吐出量を調整した。
PVAとヨウ素とホウ酸からなる偏光子の片側に偏光子保護用ポリエステルフィルム1を偏光子の透過軸と偏光子保護用ポリエステルフィルム1のTDが平行になるように貼り付けた。また、偏光子の反対の面にTACフィルム(富士フィルム(株)社製、厚み80μm)を貼り付け、光源側偏光板を作成した。
なお、偏光子保護用ポリエステルフィルム1が液晶セルとは遠位側(反対側)となるように、光源側偏光板を液晶セルに貼り合わせた。また、視認側偏光板は、偏光子の両面にTACフィルムが積層されたものであり、偏光子の吸収軸方向が水平方向と平行となるように液晶セルに貼り合されていた。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム2の製造>
実施例1の偏光子保護用ポリエステルフィルム1の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを幅方向に1.5%延伸とした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム1と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム2を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム2は、熱収縮率が最大となる方向が、TDから6.5度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1において、偏光子保護用ポリエステルフィルム1を偏光子保護用ポリエステルフィルム2に代えた以外は実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム3の製造>
実施例1の偏光子保護用ポリエステルフィルム1の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを幅方向に1.7%延伸とした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム1と同様にして偏光子保護フィルム3を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム3は、熱収縮率が最大となる方向が、TDから5.3度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1において、偏光子保護用ポリエステルフィルム1を偏光子保護用ポリエステルフィルム3に代えた以外は実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム4の製造>
実施例1の偏光子保護用ポリエステルフィルム1の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを幅方向に2.0%延伸としたこと、TDに4倍延伸後で温度180℃、30秒間の熱処理前の時点でポリエステルフィルムの片面にハードコート層塗布液を塗布したこと以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム1と同様にして偏光子保護フィルム4を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム4は、熱収縮率が最大となる方向が、TDから4.8度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1において、偏光子保護用ポリエステルフィルム1を偏光子保護用ポリエステルフィルム4に代えた以外は実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム5の製造>
キャスティングロールの回転速度を調整することで延伸後のフィルム厚みを160μmとした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム4と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム5を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム5は、熱収縮率が最大となる方向が、TDから4.8度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1において、偏光子保護用ポリエステルフィルム1を偏光子保護用ポリエステルフィルム5に代えたこと以外は実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム6の製造>
実施例1の偏光子保護用ポリエステルフィルム1の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを流れ方向に1.5%延伸とした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム1と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム6を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム6は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから9.0度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1の光源側偏光板の作成において、偏光子保護用ポリエステルフィルムの代わりに偏光子保護用ポリエステルフィルム6を使用し、偏光子の透過軸と偏光子保護用ポリエステルフィルム6のMDが平行になるように貼りつけて光源側偏光板を作成したこと以外は実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム7の製造>
実施例1の偏光子保護用ポリエステルフィルム1の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを流れ方向に1.7%延伸とした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム1と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム7を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム7は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから8.3度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例6において、偏光子保護用ポリエステルフィルム6を偏光子保護用ポリエステルフィルム7に代えた以外は実施例6と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム8の製造>
実施例1の偏光子保護用ポリエステルフィルム1の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを流れ方向に2.0%延伸とした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム1と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム8を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム8は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから7.0度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例6において、偏光子保護用ポリエステルフィルム6を偏光子保護用ポリエステルフィルム8に代えた以外は実施例6と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム9の製造>
キャスティングロールの回転速度を調整することで延伸後のフィルム厚みを160μmとした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム8と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム9を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム9は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから7.0度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例6において、偏光子保護用ポリエステルフィルム6を偏光子保護用ポリエステルフィルム9に代えた以外は実施例6と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム10の製造>
TDに4.0倍に延伸していたのを、MDに4.0倍、TDに1.0倍延伸したことに変更した以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム6と同様にして偏光子保護フィルム10を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム10は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから8.7度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例6において、偏光子保護用ポリエステルフィルム6を偏光子保護用ポリエステルフィルム10に代えた以外は実施例6と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム11の製造>
実施例10の偏光子保護用ポリエステルフィルム10の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを流れ方向に1.7%延伸とした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム10と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム11を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム11は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから7.5度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例10において、偏光子保護用ポリエステルフィルム10を偏光子保護用ポリエステルフィルム11に代えた以外は実施例10と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム12の製造>
実施例10の偏光子保護用ポリエステルフィルム10の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを幅方向に5.0%延伸とした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム10と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム12を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム12は、熱収縮率が最大となる方向が、TDから1.8度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1において、偏光子保護用ポリエステルフィルム1を偏光子保護用ポリエステルフィルム12に代えた以外は実施例1と同様にして液晶パネルを
作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム13の製造>
キャスティングロールの回転速度を調整することで延伸後のフィルム厚みを60μmとした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム4と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム13を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム13は、熱収縮率が最大となる方向が、TDから4.8度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1において、偏光子保護用ポリエステルフィルム1を偏光子保護用ポリエステルフィルム13に代えたこと以外は実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム14の製造>
幅方向に1.7%延伸したあとの冷却工程において、フィルムの両端部を把持しているクリップ幅を変更せずに通膜した以外は偏光子保護フィルム3と同様に偏光子保護フィルム14を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム14は、熱収縮率が最大となる方向が、TDから33.0度であった。
<液晶パネルの作成>
偏光子保護フィルム1を偏光子保護フィルム14に代えたこと以外は、実施例3と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム15の製造>
キャスティングロールの回転速度を調整することで延伸後のフィルム厚みを200μmとしたこと、延伸・熱固定後の冷却工程でフィルムの両端部を把持しているクリップ幅を変更させずに通膜した以外は偏光子保護フィルム1と同様に偏光子保護フィルム15を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム15は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから20.0度であった。
<液晶パネルの作成>
偏光子保護フィルム1を偏光子保護フィルム15に代えたこと、偏光子の透過軸と偏光子保護フィルムのMDが平行になるように貼り合わせて光源側偏光板を作成したこと以外は、実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム16の製造>
延伸・熱固定後の冷却工程において、幅方向に1.0%延伸処理することなく、フィルムの両端部を把持しているクリップを95℃で解放した以外は偏光子保護フィルム1と同様に偏光子保護フィルム16を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム16は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから1.0度であった。
<液晶パネルの作成>
偏光子保護フィルム1を偏光子保護フィルム16に代えたこと、偏光子の透過軸と偏光子保護フィルムのMDが平行になるように貼り合わせて光源側偏光板を作成したこと以外は、実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム17の製造>
キャスティングロールの回転速度を調整することで延伸後のフィルム厚みを50μmとした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム1と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム17を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム17は、熱収縮率が最大となる方向が、TDから7.0度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1において、偏光子保護用ポリエステルフィルム1を偏光子保護用ポリエステルフィルム17に代えたこと以外は実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム18の製造>
キャスティングロールの回転速度を調整することで延伸後のフィルム厚みを160μmとした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム11と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム18を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム18は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから6.5度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例11において、偏光子保護用ポリエステルフィルム11を偏光子保護用ポリエステルフィルム18に代えたこと以外は実施例11と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム19の製造>
キャスティングロールの回転速度を調整することで延伸後のフィルム厚みを160μmとしたこと、実施例1の偏光子保護用ポリエステルフィルム1の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを流れ方向に1.0%延伸とした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム1と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム19を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム19は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから11.0度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1の光源側偏光板の作成において、偏光子保護用ポリエステルフィルムの代わりに偏光子保護用ポリエステルフィルム19を使用し、偏光子の透過軸と偏光子保護用ポリエステルフィルム19のTDが平行になるように貼りつけて光源側偏光板を作成したこと以外は実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム20の製造>
キャスティングロールの回転速度を調整することで延伸後のフィルム厚みを80μmとした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム19と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム20を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム20は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから11.0度であった。
<液晶パネルの作成>
比較例5において、偏光子保護用ポリエステルフィルム19を偏光子保護用ポリエステルフィルム20に代えた以外は比較例5と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム21の製造>
偏光子保護フィルム20と同様にして偏光子保護フィルム21を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム21は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから11.0度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1の光源側偏光板の作成において、偏光子保護用ポリエステルフィルム1の代わりに偏光子保護用ポリエステルフィルム21を使用し、偏光子の透過軸と偏光子保護用ポリエステルフィルム21のMDが平行になるように貼りつけて光源側偏光板を作成したこと以外は実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<液晶パネルの作成>
偏光子保護フィルム15を、偏光子の透過軸と偏光子保護フィルムのTDが平行になるように貼り合わせて光源側偏光板を作成したこと以外は、実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム22の製造>
キャスティングロールの回転速度を調整することで延伸後のフィルム厚みを160μmとしたこと、実施例1の偏光子保護用ポリエステルフィルム1の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを流れ方向に1.0%延伸とした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム1と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム22を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム22は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから11.0度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例1の光源側偏光板の作成において、偏光子保護用ポリエステルフィルム1の代わりに偏光子保護用ポリエステルフィルム22を使用し、偏光子の透過軸と偏光子保護用ポリエステルフィルム22のMDが平行になるように貼りつけて光源側偏光板を作成したこと以外は実施例1と同様にして液晶パネルを作成した。
<偏光子保護用ポリエステルフィルム23の製造>
実施例10の偏光子保護用ポリエステルフィルム10の製膜において、100℃まで冷却したフィルムを流れ方向に2.0%延伸とした以外は偏光子保護用ポリエステルフィルム10と同様にして偏光子保護用ポリエステルフィルム23を得た。偏光子保護用ポリエステルフィルム23は、熱収縮率が最大となる方向が、MDから4.5度であった。
<液晶パネルの作成>
実施例10において、偏光子保護用ポリエステルフィルム10を偏光子保護用ポリエステルフィルム23に代えた以外は実施例10と同様にして液晶パネルを作成した。
なお、実施例1~5、13の各実施例で用いた光源側偏光板と同構成の偏光板を、光源側偏光板及び視認側偏光板として両方の偏光板に用いた以外は実施例1~5、13と同様にして別途評価した場合も、上記表1の実施例1~5、13の結果と同様に、パネルの反り評価において良好な結果(○)が得られた。なお、偏光子保護用ポリエステルフィルムが液晶セルとは遠位側(反対側)となるように、光源側偏光板及び視認側偏光板を液晶セルに貼り合わせた。
実施例1A~実施例5A、実施例13Aにおいて、液晶セル側の偏光子保護フィルムとしてTACフィルムを用いなかったこと以外は、実施例1A~実施例5A、実施例13Aと同様にして別途評価した場合も、実施例1A~実施例5A、実施例13Aと同様に、パネルの反り評価において良好な結果(○)が得られた。
Claims (8)
- 偏光子の一方の面に積層される偏光子保護用ポリエステルフィルムの製造方法であって、ポリエステルフィルムをTDに延伸する工程、延伸後に熱固定する工程、及び熱固定後の冷却過程においてTDに再度延伸する工程を含み、前記偏光子は、ヨウ素を含むポリビニルアルコールフィルムであり、前記偏光子保護用ポリエステルフィルムは、3000~30000nmのリタデーションを有し、且つ、以下の要件(1)及び(2)を満たす、製造方法。
(1)偏光子の透過軸と平行な方向における、前記偏光子保護用ポリエステルフィルムの収縮力Ffが800N/m以上9000N/m以下である(ただし、収縮力Ff(N/m)は、偏光子保護用ポリエステルフィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000である。ここで、弾性率は、偏光子の透過軸と平行な方向における、偏光子保護用ポリエステルフィルムの弾性率であり、熱収縮率は、偏光子の透過軸と平行な方向における、偏光子保護用ポリエステルフィルムの熱収縮率である。)
(2)偏光子の透過軸と平行な方向における、前記偏光子保護用ポリエステルフィルムの収縮力Ffと偏光子の吸収軸と平行な方向における、前記偏光子保護用ポリエステルフィルムの収縮力Fvの比(Ff/Fv)が2.5以上12.0以下である(ただし、収縮力Fv(N/m)は、偏光子保護用ポリエステルフィルムの厚み(mm)×弾性率(N/mm2)×80℃・30分処理の熱収縮率(%)÷100×1000である。ここで、弾性率は、偏光子の吸収軸と平行な方向における、偏光子保護用ポリエステルフィルムの弾性率であり、熱収縮率は、偏光子の吸収軸と平行な方向における、偏光子保護用ポリエステルフィルムの熱収縮率である。)
(ただし、前記偏光子保護用ポリエステルフィルムのTDは前記偏光子の透過軸と平行である。) - 前記偏光子保護用ポリエステルフィルムの熱収縮率が最大となる方向と偏光子の透過軸と平行な方向とのなす角の絶対値が15度以下である、請求項1に記載の製造方法。
- 前記偏光子保護用ポリエステルフィルムの厚みが40~200μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。
- 前記偏光子保護用ポリエステルフィルムの、偏光子が積層される面とは反対側の面に、ハードコート層、反射防止層、低反射層、防眩層、又は、反射防止防眩層を有する、請求項1~3のいずれかに記載の製造方法。
- 偏光子の少なくとも一方の面に請求項1~4のいずれかに記載の製造方法で製造された偏光子保護用ポリエステルフィルムを積層する工程を含む、偏光板の製造方法。
- 偏光子の一方の面に請求項1~4のいずれかに記載の製造方法で製造された偏光子保護用ポリエステルフィルムを積層する工程を含む、偏光子のもう一方の面にはフィルムを有しない偏光板の製造方法。
- 偏光板が長方形の形状であり、偏光板の長辺とその透過軸とが平行である、請求項5又は6に記載の製造方法。
- バックライト光源と、2つの偏光板の間に配された液晶セルとを有する液晶表示装置の製造方法であって、前記2つの偏光板のうち少なくとも一方を請求項5又は6に記載の製造方法で製造する工程を含む、製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023118266A JP2023143934A (ja) | 2017-09-15 | 2023-07-20 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017177630 | 2017-09-15 | ||
JP2017177630 | 2017-09-15 | ||
JP2019542260A JP6708996B2 (ja) | 2017-09-15 | 2018-09-12 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019542260A Division JP6708996B2 (ja) | 2017-09-15 | 2018-09-12 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020071555A Division JP7288878B2 (ja) | 2017-09-15 | 2020-04-13 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2023118266A Division JP2023143934A (ja) | 2017-09-15 | 2023-07-20 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020091494A JP2020091494A (ja) | 2020-06-11 |
JP2020091494A5 JP2020091494A5 (ja) | 2021-10-21 |
JP7322736B2 true JP7322736B2 (ja) | 2023-08-08 |
Family
ID=65722819
Family Applications (4)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019542260A Active JP6708996B2 (ja) | 2017-09-15 | 2018-09-12 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2020020389A Active JP7322736B2 (ja) | 2017-09-15 | 2020-02-10 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2020071555A Active JP7288878B2 (ja) | 2017-09-15 | 2020-04-13 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2023118266A Pending JP2023143934A (ja) | 2017-09-15 | 2023-07-20 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019542260A Active JP6708996B2 (ja) | 2017-09-15 | 2018-09-12 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020071555A Active JP7288878B2 (ja) | 2017-09-15 | 2020-04-13 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2023118266A Pending JP2023143934A (ja) | 2017-09-15 | 2023-07-20 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (4) | JP6708996B2 (ja) |
KR (2) | KR102468284B1 (ja) |
CN (3) | CN115308821A (ja) |
TW (2) | TWI805917B (ja) |
WO (1) | WO2019054406A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102621169B1 (ko) * | 2019-01-11 | 2024-01-05 | 산진 옵토일렉트로닉스 (난징) 컴퍼니 리미티드 | 편광판의 제조 방법 |
KR20200087435A (ko) * | 2019-01-11 | 2020-07-21 | 주식회사 엘지화학 | 편광판 |
JP2022505589A (ja) * | 2019-01-11 | 2022-01-14 | エルジー・ケム・リミテッド | 偏光板の製造方法 |
JP7024934B1 (ja) * | 2020-03-31 | 2022-02-24 | 東洋紡株式会社 | 偏光子保護用ポリエステルフィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
JP7088420B2 (ja) | 2020-07-07 | 2022-06-21 | 東洋紡株式会社 | 液晶表示装置 |
CN112164324B (zh) * | 2020-09-04 | 2022-07-15 | 中国科学技术大学 | 具有改变出射光偏振状态的有机发光显示装置 |
US20230408734A1 (en) * | 2020-10-23 | 2023-12-21 | Toyobo Co., Ltd. | Polyethylene terephthalate-based resin film, and polarizer, transparent conductive film, touch panel, and image display device using same |
WO2023248877A1 (ja) * | 2022-06-22 | 2023-12-28 | 東洋紡株式会社 | 偏光子保護用ポリエステルフィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004226799A (ja) | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Konica Minolta Holdings Inc | 偏光板保護フィルム、偏光板及び画像表示用材料 |
JP2014219438A (ja) | 2013-05-01 | 2014-11-20 | 富士フイルム株式会社 | 液晶表示装置 |
WO2015190190A1 (ja) | 2014-06-11 | 2015-12-17 | コニカミノルタ株式会社 | 液晶表示装置 |
WO2017170216A1 (ja) | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 東洋紡株式会社 | 液晶表示装置 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3909794B2 (ja) * | 1999-09-29 | 2007-04-25 | 富士フイルム株式会社 | ポリエステルフィルムの製造方法 |
JP2004099754A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-04-02 | Teijin Ltd | 光学用フィルム |
WO2006132367A1 (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-14 | Fujifilm Corporation | セルロースアシレートフィルムおよびその製造方法、偏光板、位相差フィルム、光学補償フィルム、反射防止フィルム、並びに液晶表示装置 |
JP2008107499A (ja) | 2006-10-24 | 2008-05-08 | Fujifilm Corp | 偏光板及び液晶表示装置 |
JP4938632B2 (ja) * | 2007-12-07 | 2012-05-23 | 日東電工株式会社 | 液晶パネル及び液晶表示装置 |
JP2009198666A (ja) | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Fujifilm Corp | 偏光板の製造方法、偏光板およびそれを用いた液晶表示装置 |
EP2287238B1 (en) * | 2008-05-16 | 2016-02-24 | SKC Co., Ltd. | Heat-shrinkable polyester film |
JP2011028251A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-02-10 | Fujifilm Corp | 位相差フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2013109116A (ja) * | 2011-11-21 | 2013-06-06 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | 偏光膜保護フィルムの製造方法、偏光膜保護フィルム、偏光板及びそれを用いた液晶表示装置 |
JP2013181063A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Nitto Denko Corp | 自発巻回性粘着フィルム |
JP2013200435A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Mitsubishi Plastics Inc | 偏光板保護用ポリエステルフィルム |
US10539717B2 (en) * | 2012-12-20 | 2020-01-21 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Polarizing plates and optical display apparatuses including the polarizing plates |
KR102505572B1 (ko) * | 2013-04-19 | 2023-03-02 | 도요보 가부시키가이샤 | 액정표시장치, 편광판 및 편광자 보호 필름 |
WO2015137446A1 (ja) * | 2014-03-13 | 2015-09-17 | 富士フイルム株式会社 | 液晶表示装置 |
JP6378540B2 (ja) * | 2014-05-26 | 2018-08-22 | 富士フイルム株式会社 | ポリエステルフィルム、ポリエステルフィルムの製造方法、偏光板、画像表示装置及び液晶表示装置 |
CN107076908B (zh) * | 2014-09-30 | 2020-09-29 | 日东电工株式会社 | 单侧保护偏振膜、带粘合剂层的偏振膜、图像显示装置及其连续制造方法 |
JP2016141058A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 東レ株式会社 | 二軸配向ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
-
2018
- 2018-09-12 KR KR1020207011074A patent/KR102468284B1/ko active IP Right Grant
- 2018-09-12 WO PCT/JP2018/033793 patent/WO2019054406A1/ja active Application Filing
- 2018-09-12 CN CN202211005534.4A patent/CN115308821A/zh active Pending
- 2018-09-12 CN CN202010291212.5A patent/CN111443416B/zh active Active
- 2018-09-12 CN CN201880057327.9A patent/CN111051937B/zh active Active
- 2018-09-12 KR KR1020207010201A patent/KR102453214B1/ko active IP Right Grant
- 2018-09-12 JP JP2019542260A patent/JP6708996B2/ja active Active
- 2018-09-14 TW TW109113144A patent/TWI805917B/zh active
- 2018-09-14 TW TW107132377A patent/TWI744551B/zh active
-
2020
- 2020-02-10 JP JP2020020389A patent/JP7322736B2/ja active Active
- 2020-04-13 JP JP2020071555A patent/JP7288878B2/ja active Active
-
2023
- 2023-07-20 JP JP2023118266A patent/JP2023143934A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004226799A (ja) | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Konica Minolta Holdings Inc | 偏光板保護フィルム、偏光板及び画像表示用材料 |
JP2014219438A (ja) | 2013-05-01 | 2014-11-20 | 富士フイルム株式会社 | 液晶表示装置 |
WO2015190190A1 (ja) | 2014-06-11 | 2015-12-17 | コニカミノルタ株式会社 | 液晶表示装置 |
WO2017170216A1 (ja) | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 東洋紡株式会社 | 液晶表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWI805917B (zh) | 2023-06-21 |
CN115308821A (zh) | 2022-11-08 |
JP2020144376A (ja) | 2020-09-10 |
JP6708996B2 (ja) | 2020-06-10 |
CN111443416B (zh) | 2022-06-17 |
TW202030241A (zh) | 2020-08-16 |
CN111051937B (zh) | 2022-08-26 |
TW201920394A (zh) | 2019-06-01 |
KR20200046111A (ko) | 2020-05-06 |
TWI744551B (zh) | 2021-11-01 |
JP2023143934A (ja) | 2023-10-06 |
CN111051937A (zh) | 2020-04-21 |
WO2019054406A1 (ja) | 2019-03-21 |
JP2020091494A (ja) | 2020-06-11 |
KR102468284B1 (ko) | 2022-11-17 |
JP7288878B2 (ja) | 2023-06-08 |
KR20200054241A (ko) | 2020-05-19 |
CN111443416A (zh) | 2020-07-24 |
JPWO2019054406A1 (ja) | 2020-04-02 |
KR102453214B1 (ko) | 2022-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7322736B2 (ja) | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 | |
JP7238238B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP7024934B1 (ja) | 偏光子保護用ポリエステルフィルム、偏光板及び液晶表示装置 | |
JP6077299B2 (ja) | 1軸延伸多層積層フィルム、それからなる偏光板、液晶表示装置用光学部材及び液晶表示装置 | |
WO2023248877A1 (ja) | 偏光子保護用ポリエステルフィルム、偏光板及び液晶表示装置 | |
JP6459176B2 (ja) | 液晶表示装置及び偏光板 | |
TW202405068A (zh) | 偏光鏡保護用聚酯薄膜、偏光板及液晶顯示裝置 | |
JP2016224290A (ja) | 偏光板用離型フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210910 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210910 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220906 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20221019 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230228 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20230414 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230627 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230710 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7322736 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |