JPH0511062Y2 - - Google Patents
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- JPH0511062Y2 JPH0511062Y2 JP1987137621U JP13762187U JPH0511062Y2 JP H0511062 Y2 JPH0511062 Y2 JP H0511062Y2 JP 1987137621 U JP1987137621 U JP 1987137621U JP 13762187 U JP13762187 U JP 13762187U JP H0511062 Y2 JPH0511062 Y2 JP H0511062Y2
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- vehicle body
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- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この考案は手動変速機の操作装置に係り、特に
は、エクステンシヨンロツドの車体取り付け構造
の改良に関する。
は、エクステンシヨンロツドの車体取り付け構造
の改良に関する。
［従来の技術］
自動車の変速機は、走行速度の変換を自在に行
えるように、シフトレバー装置を揺動操作するこ
とにより、該シフトレバー装置と連結されたコン
トロールロツドが、軸方向に移動し、または周方
向に回動して変速機のギヤチエンジを行うもので
ある。
えるように、シフトレバー装置を揺動操作するこ
とにより、該シフトレバー装置と連結されたコン
トロールロツドが、軸方向に移動し、または周方
向に回動して変速機のギヤチエンジを行うもので
ある。
従来のシフトレバー装置について説明すると、
第１５図に示したように、エクステンシヨンロツ
ド１が、車体２の底面において前後方向に延び、
その端部に固着されたブラケツト３が車体２の底
面に支承されたホルダー４に、ホルダーラバー
５、ボルト６およびナツト７を介し支持される。
第１６図に詳細を示したように、ホルダーラバー
５はホルダー４の内周面に焼き付けてモールド成
型されてなり、中心部に軸方向の透孔８が穿設さ
れて、その透孔８にはブツシユ９が嵌合し、その
ブツシユ９にはボルト６が挿通され、かつ、その
ブツシユ９の下端部はブラケツト３の端部に形成
されたスライダー部１０と摺接している。スライ
ダー部１０は断面がＣチヤンネル状であつて、ボ
ルト６を挿通したプレート１１を長手方向へ摺動
可能に保持するとともに、ボルト６を長手方向に
移動可能に貫通する長穴１２を有している。１
３，１３はホルダー４を車体２に取り付け固定す
るための支持板である。一方、第１５図に示した
ように、前記ブラケツト３にはソケツト１４が固
定され、ソケツト１４には球状部１５を介してシ
フトレバー１６が揺動可能に支承されている。シ
フトレバー１６はその下端部にコントロールロツ
ド１７が係合している。コントロールロツド１７
および上記エクステンシヨンロツド１は図示しな
い変速機に連結されている。１８はシフトレバー
１６とコントロールロツド１７の係合部を吊支す
るばね、１９は弾性カバー、２０はダストブー
ツ、２１はボルト６を車体２の内部から締め付け
ることができるように床に穿設した孔である。
第１５図に示したように、エクステンシヨンロツ
ド１が、車体２の底面において前後方向に延び、
その端部に固着されたブラケツト３が車体２の底
面に支承されたホルダー４に、ホルダーラバー
５、ボルト６およびナツト７を介し支持される。
第１６図に詳細を示したように、ホルダーラバー
５はホルダー４の内周面に焼き付けてモールド成
型されてなり、中心部に軸方向の透孔８が穿設さ
れて、その透孔８にはブツシユ９が嵌合し、その
ブツシユ９にはボルト６が挿通され、かつ、その
ブツシユ９の下端部はブラケツト３の端部に形成
されたスライダー部１０と摺接している。スライ
ダー部１０は断面がＣチヤンネル状であつて、ボ
ルト６を挿通したプレート１１を長手方向へ摺動
可能に保持するとともに、ボルト６を長手方向に
移動可能に貫通する長穴１２を有している。１
３，１３はホルダー４を車体２に取り付け固定す
るための支持板である。一方、第１５図に示した
ように、前記ブラケツト３にはソケツト１４が固
定され、ソケツト１４には球状部１５を介してシ
フトレバー１６が揺動可能に支承されている。シ
フトレバー１６はその下端部にコントロールロツ
ド１７が係合している。コントロールロツド１７
および上記エクステンシヨンロツド１は図示しな
い変速機に連結されている。１８はシフトレバー
１６とコントロールロツド１７の係合部を吊支す
るばね、１９は弾性カバー、２０はダストブー
ツ、２１はボルト６を車体２の内部から締め付け
ることができるように床に穿設した孔である。
上記の従来例によると、エクステンシヨンロツ
ド１が左右への動きをしたとき、それをホルダー
ラバー５が吸収しかつ緩和する一方、エクステン
シヨンロツド１が長手方向に移動したときは、ス
ライダー部１０に係合するプレート１１が長手方
向へ移動することによつて吸収しかつ緩和するよ
うに構成されていた。
ド１が左右への動きをしたとき、それをホルダー
ラバー５が吸収しかつ緩和する一方、エクステン
シヨンロツド１が長手方向に移動したときは、ス
ライダー部１０に係合するプレート１１が長手方
向へ移動することによつて吸収しかつ緩和するよ
うに構成されていた。
［考案が解決しようとする問題点］
しかしながら、上記従来例によれば、エクステ
ンシヨンロツド１の移動時にホルダーラバー５が
撓むことによりシフトレバー装置の変位を可能に
するのであるが、ラバーのボリユーム如何により
変位量が制限されるという欠点があつた。さらに
は、ホルダーラバー５はホルダー４にモールドさ
れたので、ホルダー４はコスト高をもたらす他、
モールドであるから使用温度が限定されるという
欠点があつた。
ンシヨンロツド１の移動時にホルダーラバー５が
撓むことによりシフトレバー装置の変位を可能に
するのであるが、ラバーのボリユーム如何により
変位量が制限されるという欠点があつた。さらに
は、ホルダーラバー５はホルダー４にモールドさ
れたので、ホルダー４はコスト高をもたらす他、
モールドであるから使用温度が限定されるという
欠点があつた。
この考案は上記事情に鑑みて、エクステンシヨ
ンロツドを車体に支承する構造を、前記従来例と
は全く異なつた方式を採用することにより、シフ
トレバー装置の変位量が制限されることなく、し
かもコスト低下をもたらす変速機の操作装置を目
的としてなされたものである。
ンロツドを車体に支承する構造を、前記従来例と
は全く異なつた方式を採用することにより、シフ
トレバー装置の変位量が制限されることなく、し
かもコスト低下をもたらす変速機の操作装置を目
的としてなされたものである。
［問題点を解決するための手段］
本考案は上記問題の解決を図るべく、コントロ
ールロツドの端部にシフトレバーの下端部が係合
し、該シフトレバーがエクステンシヨンロツドの
端部に揺動可能に支承され、かつ、エクステンシ
ヨンロツドの端部が車体の底面に固定されたブラ
ケツトに支持されてなる手動変速機の操作装置に
おいて、前記エクステンシヨンロツドの端部に連
結したシヤフトが挿通されるとともに、該シヤフ
トの軸方向への摺動及び径方向への移動を許容す
る曲面が内周面に形成された透孔を有するブツシ
ユが前記ブラケツトに支承されており、さらに、
前記シヤフトに伝達される振動の吸収並びに該シ
ヤフトの軸方向および径方向の揺動に対する衝撃
を緩衝する弾性体を、前記ブラケツトと車体との
間、該ブラケツト、該ブラケツトと前記ブツシユ
との間、該ブツシユ、該ブツシユと前記シヤフト
との間及び該シヤフトの少なくともいずれか一つ
に設けた手動変速機の操作装置を構成したもので
ある。
ールロツドの端部にシフトレバーの下端部が係合
し、該シフトレバーがエクステンシヨンロツドの
端部に揺動可能に支承され、かつ、エクステンシ
ヨンロツドの端部が車体の底面に固定されたブラ
ケツトに支持されてなる手動変速機の操作装置に
おいて、前記エクステンシヨンロツドの端部に連
結したシヤフトが挿通されるとともに、該シヤフ
トの軸方向への摺動及び径方向への移動を許容す
る曲面が内周面に形成された透孔を有するブツシ
ユが前記ブラケツトに支承されており、さらに、
前記シヤフトに伝達される振動の吸収並びに該シ
ヤフトの軸方向および径方向の揺動に対する衝撃
を緩衝する弾性体を、前記ブラケツトと車体との
間、該ブラケツト、該ブラケツトと前記ブツシユ
との間、該ブツシユ、該ブツシユと前記シヤフト
との間及び該シヤフトの少なくともいずれか一つ
に設けた手動変速機の操作装置を構成したもので
ある。
［作用］
本考案の上記構成によると、エクステンシヨン
ロツドの端部に連結したシヤフトは、車体に固定
したブラケツトにおけるブツシユの透孔の曲面を
介して軸方向への摺動および径方向への移動が可
能に支承されるとともに、シヤフト、シヤフトと
ブツシユの間、ブツシユ、ブツシユとブラケツト
との間、ブラケツトの、少なくともいずれか一つ
に弾性体を設けたので、シヤフトに伝達される振
動の吸収やシヤフトの軸方向および径方向の揺動
に対する衝撃を緩衝できる。
ロツドの端部に連結したシヤフトは、車体に固定
したブラケツトにおけるブツシユの透孔の曲面を
介して軸方向への摺動および径方向への移動が可
能に支承されるとともに、シヤフト、シヤフトと
ブツシユの間、ブツシユ、ブツシユとブラケツト
との間、ブラケツトの、少なくともいずれか一つ
に弾性体を設けたので、シヤフトに伝達される振
動の吸収やシヤフトの軸方向および径方向の揺動
に対する衝撃を緩衝できる。
［実施例］
次に、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。第１図は前記第１５図に対応する要部
側面図で、車体２にブラケツト２２を固定し、該
ブラケツト２２にブツシユ２３を介装し、該ブツ
シユ２３にはシヤフト２４，２４が貫通してい
る。まず、ブツシユ２３の透孔２６の内周面にシ
ヤフト２４が軸方向への摺動および径方向への移
動が可能な構造を説明する。シヤフト２４は第４
図および第５図に示したように、エクステンシヨ
ンロツド１のブラケツト３にホルダー２５を連結
し、該ホルダー２５に左右一対に連結されてな
り、したがつて、ブツシユ２３も左右一対として
ブラケツト２２に設けられている。しかしなが
ら、シヤフト２４は２本に限るものではなく、１
本でも足りることがある。その他の構成は、前記
従来例と同じ構成であるから、同一部分には同一
符号を用い、重複する説明を省略する。
説明する。第１図は前記第１５図に対応する要部
側面図で、車体２にブラケツト２２を固定し、該
ブラケツト２２にブツシユ２３を介装し、該ブツ
シユ２３にはシヤフト２４，２４が貫通してい
る。まず、ブツシユ２３の透孔２６の内周面にシ
ヤフト２４が軸方向への摺動および径方向への移
動が可能な構造を説明する。シヤフト２４は第４
図および第５図に示したように、エクステンシヨ
ンロツド１のブラケツト３にホルダー２５を連結
し、該ホルダー２５に左右一対に連結されてな
り、したがつて、ブツシユ２３も左右一対として
ブラケツト２２に設けられている。しかしなが
ら、シヤフト２４は２本に限るものではなく、１
本でも足りることがある。その他の構成は、前記
従来例と同じ構成であるから、同一部分には同一
符号を用い、重複する説明を省略する。
第２図および第３図に示したように、上記ブツ
シユ２３はその透孔２６の内周面が、シヤフト２
４が軸方向への摺動および径方向への移動を許容
する断面円弧状の曲面２７を形成し、ブラケツト
２２を挟持するフランジ部２８およびストツパー
２９を一体形成した筒状体であり、その筒部３０
にはスリツト３１が設けられている。フランジ部
２８およびストツパー２９は前記ブラケツト２２
の肉厚を挟持して抜け止めを形成するものであ
る。
シユ２３はその透孔２６の内周面が、シヤフト２
４が軸方向への摺動および径方向への移動を許容
する断面円弧状の曲面２７を形成し、ブラケツト
２２を挟持するフランジ部２８およびストツパー
２９を一体形成した筒状体であり、その筒部３０
にはスリツト３１が設けられている。フランジ部
２８およびストツパー２９は前記ブラケツト２２
の肉厚を挟持して抜け止めを形成するものであ
る。
第６図および第７図はそれぞれ上述の構造にお
ける本考案の実施例を示し、これらはエクステン
シヨンロツド１およびブラケツト３を経てシヤフ
ト２４に伝達される変速器やエンジンの振動、ま
たはシフトレバー１６の操作時に発生する振動
が、それぞれブツシユ２３およびブラケツト２２
を介して車体２に伝達されるのを防止するととも
に、シヤフト２４の軸方向および径方向への揺動
に対する衝撃を緩衝するため、ブラケツト２２に
弾性体３２，３３を介在させたものである。第６
図の例では弾性体３２が、ブツシユ２３の外周面
および該ブツシユ２３を貫通させるブラケツト２
２の挿通孔２２ａの内周面との間に介在させたゴ
ムなどからなる。第７図の例では、弾性体３３
が、ブラケツト２２を車体２に固定するボルト３
４の挿通孔をやや拡径した穴２２ｂの内周縁に焼
き付け固定されている。その他の構成および作用
は前記実施例と同じであるから、同一部分には同
一符号を付して、重複する説明は省略する。
ける本考案の実施例を示し、これらはエクステン
シヨンロツド１およびブラケツト３を経てシヤフ
ト２４に伝達される変速器やエンジンの振動、ま
たはシフトレバー１６の操作時に発生する振動
が、それぞれブツシユ２３およびブラケツト２２
を介して車体２に伝達されるのを防止するととも
に、シヤフト２４の軸方向および径方向への揺動
に対する衝撃を緩衝するため、ブラケツト２２に
弾性体３２，３３を介在させたものである。第６
図の例では弾性体３２が、ブツシユ２３の外周面
および該ブツシユ２３を貫通させるブラケツト２
２の挿通孔２２ａの内周面との間に介在させたゴ
ムなどからなる。第７図の例では、弾性体３３
が、ブラケツト２２を車体２に固定するボルト３
４の挿通孔をやや拡径した穴２２ｂの内周縁に焼
き付け固定されている。その他の構成および作用
は前記実施例と同じであるから、同一部分には同
一符号を付して、重複する説明は省略する。
第８図から第１４図は本考案の他の実施例を示
すものである。
すものである。
第８図Ａ，Ｂについて説明すると、ブツシユ２
３の外周部に嵌合するラバーブツシユ３５を設
け、そのラバーブツシユ３５は断面凹形をしてブ
ラケツト２２に穿設された透孔２２ａに嵌合させ
てある。ラバーブツシユ３５は、ブツシユ２３の
フランジ部２８とストツパー２９との間に挟まれ
て抜け止めされるとともに、ラバーブツシユ３５
はブラケツト２２を挟持するのでブツシユ２３が
抜け落ちない構成である。第９図Ａ，Ｂについて
説明すると、ブラケツト２２を上下二つに分断し
てそれらを、断面Ｈ形をしたラバージヨイント３
６で接合するとともに、ラバージヨイント３６の
両面にプレート３７，３７を当接させ、それらの
プレート３７，３７をカシメピン３８で連結して
ある。ラバージヨイント３６とブラケツト２２と
の間は、好ましくはモールドなどの焼き付け加工
をするのが良い。第１０図Ａ，Ｂについて説明す
ると、ブツシユ２３の透孔２６を中心として一側
面から軸方向に溝２３ａを開設し、透孔２６を形
成する舌片状の断面を有するリング２３ｂが弾性
を有するように形成されてなる構成である。ブツ
シユ２３のフランジ部２８とストツパー２９との
間にはブラケツト２２の挿通孔２２ａの周辺をＬ
形に曲げて嵌め込んである。第１１図Ａ，Ｂにつ
いて説明すると、ブツシユ２３の透孔２６は、シ
ヤフト２４と線接触する３つの弧状凸部２７ａを
有する断面波状の曲面２７を一体形成したもので
あり、前例と同様に、ブツシユ２３のフランジ部
２８とストツパー２９との間にはブラケツト２２
のＬ形断面の挿通孔２２ａの周辺部が嵌合してい
る。しかもＢに示したように、ブツシユ２３の透
孔２６は非円形であつて、シヤフト２４と接触す
る等分配置の接触部２６ａと非接触部２６ｂとか
らなる。第１２図について説明すると、シヤフト
２４を二つに分断し、その分断部にチユーブ３９
を嵌合し、該チユーブ３９とシヤフト２４間にラ
バー４０をモールドしてなる構造である。分断さ
れたシヤフト２４は所定の距離で離間していて、
それらの間にラバー４０が介在している。第１３
図について説明すると、第１２図と同様に、チユ
ーブ３９に焼き付け固定したラバー４０に、カラ
ー４１，４１を同軸で相対抗して焼き付けて埋設
し、それらのカラー４１，４１には二つに分断し
たシヤフト２４の端部を嵌合して接合してなる構
造である。カラー４１，４１の外端部４１ａは径
方向へカシメてシヤフト２４を締め付け、カラー
４１とシヤフト２４とが抜落し合わないように連
結してなる構造である。第１４図について説明す
ると、ブツシユ２３の透孔２６にチユーブ３９を
挿通するとともに、チユーブ３９の内周にラバー
モールド４０を筒状に焼き付け固定し、かつ、そ
のラバーモールド４０の内周面に、シヤフト２４
側へ突出する突条４０ａを少なくとも両端部に形
成し、さらにその突条４０ａが嵌合する凹溝２４
ａをシヤフト２４に刻設してなる構造である。
３の外周部に嵌合するラバーブツシユ３５を設
け、そのラバーブツシユ３５は断面凹形をしてブ
ラケツト２２に穿設された透孔２２ａに嵌合させ
てある。ラバーブツシユ３５は、ブツシユ２３の
フランジ部２８とストツパー２９との間に挟まれ
て抜け止めされるとともに、ラバーブツシユ３５
はブラケツト２２を挟持するのでブツシユ２３が
抜け落ちない構成である。第９図Ａ，Ｂについて
説明すると、ブラケツト２２を上下二つに分断し
てそれらを、断面Ｈ形をしたラバージヨイント３
６で接合するとともに、ラバージヨイント３６の
両面にプレート３７，３７を当接させ、それらの
プレート３７，３７をカシメピン３８で連結して
ある。ラバージヨイント３６とブラケツト２２と
の間は、好ましくはモールドなどの焼き付け加工
をするのが良い。第１０図Ａ，Ｂについて説明す
ると、ブツシユ２３の透孔２６を中心として一側
面から軸方向に溝２３ａを開設し、透孔２６を形
成する舌片状の断面を有するリング２３ｂが弾性
を有するように形成されてなる構成である。ブツ
シユ２３のフランジ部２８とストツパー２９との
間にはブラケツト２２の挿通孔２２ａの周辺をＬ
形に曲げて嵌め込んである。第１１図Ａ，Ｂにつ
いて説明すると、ブツシユ２３の透孔２６は、シ
ヤフト２４と線接触する３つの弧状凸部２７ａを
有する断面波状の曲面２７を一体形成したもので
あり、前例と同様に、ブツシユ２３のフランジ部
２８とストツパー２９との間にはブラケツト２２
のＬ形断面の挿通孔２２ａの周辺部が嵌合してい
る。しかもＢに示したように、ブツシユ２３の透
孔２６は非円形であつて、シヤフト２４と接触す
る等分配置の接触部２６ａと非接触部２６ｂとか
らなる。第１２図について説明すると、シヤフト
２４を二つに分断し、その分断部にチユーブ３９
を嵌合し、該チユーブ３９とシヤフト２４間にラ
バー４０をモールドしてなる構造である。分断さ
れたシヤフト２４は所定の距離で離間していて、
それらの間にラバー４０が介在している。第１３
図について説明すると、第１２図と同様に、チユ
ーブ３９に焼き付け固定したラバー４０に、カラ
ー４１，４１を同軸で相対抗して焼き付けて埋設
し、それらのカラー４１，４１には二つに分断し
たシヤフト２４の端部を嵌合して接合してなる構
造である。カラー４１，４１の外端部４１ａは径
方向へカシメてシヤフト２４を締め付け、カラー
４１とシヤフト２４とが抜落し合わないように連
結してなる構造である。第１４図について説明す
ると、ブツシユ２３の透孔２６にチユーブ３９を
挿通するとともに、チユーブ３９の内周にラバー
モールド４０を筒状に焼き付け固定し、かつ、そ
のラバーモールド４０の内周面に、シヤフト２４
側へ突出する突条４０ａを少なくとも両端部に形
成し、さらにその突条４０ａが嵌合する凹溝２４
ａをシヤフト２４に刻設してなる構造である。
上記実施例の作用について説明すると、変速機
が車体に対して前後方向へ変位する場合、すなわ
ち、エクステンシヨンロツド１が長手方向へ移動
したときはシヤフト２４はブツシユ２３の透孔２
６内を軸方向へ摺動する。また、変速機が車体に
対して上下若しくは左右方向へ変位する場合、す
なわち、エクステンシヨンロツド１が上下若しく
は左右への動きをしたときは、シヤフト２４はブ
ツシユ２３の透孔２６内で曲面２７を介し上下又
は左右方向（径方向）へ移動する。一方、変速機
の揺動若しくは車体の振動によりシヤフト２４に
伝達される振動やシヤフト２４の軸方向および径
方向の揺動に対する衝撃は、ラバーモールド４
０、ブツシユ２３の弧状凸部２７ａの弾性力、ブ
ツシユ２３の舌片２３ｂ、ラバー３２，３３，３
５，３６のそれぞれの弾性力によつて吸収又は緩
衝され、シヤフト２４とブツシユ２３の間で異音
が生ずることがない。
が車体に対して前後方向へ変位する場合、すなわ
ち、エクステンシヨンロツド１が長手方向へ移動
したときはシヤフト２４はブツシユ２３の透孔２
６内を軸方向へ摺動する。また、変速機が車体に
対して上下若しくは左右方向へ変位する場合、す
なわち、エクステンシヨンロツド１が上下若しく
は左右への動きをしたときは、シヤフト２４はブ
ツシユ２３の透孔２６内で曲面２７を介し上下又
は左右方向（径方向）へ移動する。一方、変速機
の揺動若しくは車体の振動によりシヤフト２４に
伝達される振動やシヤフト２４の軸方向および径
方向の揺動に対する衝撃は、ラバーモールド４
０、ブツシユ２３の弧状凸部２７ａの弾性力、ブ
ツシユ２３の舌片２３ｂ、ラバー３２，３３，３
５，３６のそれぞれの弾性力によつて吸収又は緩
衝され、シヤフト２４とブツシユ２３の間で異音
が生ずることがない。
［考案の効果］
以上に説明したごとく、本考案によれば、コン
トロールロツドの端部にシフトレバーの下端部が
係合し、該シフトレバーがエクステンシヨンロツ
ドの端部に揺動可能に支承され、かつ、エクステ
ンシヨンロツドの端部が車体の底面に固定された
ブラケツトに支持されてなる手動変速機の操作装
置において、前記エクステンシヨンロツドの端部
に連結したシヤフトが挿通されるとともに、該シ
ヤフトの軸方向への摺動及び径方向への移動を許
容する曲面が内周面に形成された透孔を有するブ
ツシユが前記ブラケツトに支承されており、さら
に、前記シヤフトに伝達される振動の吸収並びに
該シヤフトの軸方向および径方向の揺動に対する
衝撃を緩衝する弾性体を、前記ブラケツトと車体
との間、該ブラケツト、該ブラケツトと前記ブツ
シユとの間、該ブツシユ、該ブツシユと前記シヤ
フトとの間及び該シヤフトの少なくともいずれか
一つに設けたので、シフトレバー装置または変速
機の変位に対応してシヤフトがブツシユの透孔内
で軸方向または周方向に移動することができ、簡
単な構成でコンパクトに、かつ、安価な変速機の
操作装置が得られる。しかも、シヤフトはブツシ
ユを貫通して軸方向への摺動及び径方向への移動
を可能としたから、従来のホルダーラバーの撓み
による変位に対し変位量が多く取れるため、耐久
性能が向上する。その上、ブツシユ耐熱性の高い
樹脂材質を適宜選択採用できるので、従来のラバ
ーホルダーに比べれば著しく耐熱性の向上が期待
できる。さらに、ブラケツトと車体の間、ブラケ
ツト、ブラケツトとブツシユとの間、ブツシユ、
ブラケツトとシヤフトとの間、シヤフト、の少な
くともいずれか一つに弾性力をもたせたので、従
来のラバーホルダーに劣らない振動の吸収並びに
衝撃を緩衝させる作用がある他、シヤフトをブツ
シユに貫通して支承する構造とした場合に、車両
の走行中に異音が発生する可能性を一切除去でき
る、等の効果を奏する。
トロールロツドの端部にシフトレバーの下端部が
係合し、該シフトレバーがエクステンシヨンロツ
ドの端部に揺動可能に支承され、かつ、エクステ
ンシヨンロツドの端部が車体の底面に固定された
ブラケツトに支持されてなる手動変速機の操作装
置において、前記エクステンシヨンロツドの端部
に連結したシヤフトが挿通されるとともに、該シ
ヤフトの軸方向への摺動及び径方向への移動を許
容する曲面が内周面に形成された透孔を有するブ
ツシユが前記ブラケツトに支承されており、さら
に、前記シヤフトに伝達される振動の吸収並びに
該シヤフトの軸方向および径方向の揺動に対する
衝撃を緩衝する弾性体を、前記ブラケツトと車体
との間、該ブラケツト、該ブラケツトと前記ブツ
シユとの間、該ブツシユ、該ブツシユと前記シヤ
フトとの間及び該シヤフトの少なくともいずれか
一つに設けたので、シフトレバー装置または変速
機の変位に対応してシヤフトがブツシユの透孔内
で軸方向または周方向に移動することができ、簡
単な構成でコンパクトに、かつ、安価な変速機の
操作装置が得られる。しかも、シヤフトはブツシ
ユを貫通して軸方向への摺動及び径方向への移動
を可能としたから、従来のホルダーラバーの撓み
による変位に対し変位量が多く取れるため、耐久
性能が向上する。その上、ブツシユ耐熱性の高い
樹脂材質を適宜選択採用できるので、従来のラバ
ーホルダーに比べれば著しく耐熱性の向上が期待
できる。さらに、ブラケツトと車体の間、ブラケ
ツト、ブラケツトとブツシユとの間、ブツシユ、
ブラケツトとシヤフトとの間、シヤフト、の少な
くともいずれか一つに弾性力をもたせたので、従
来のラバーホルダーに劣らない振動の吸収並びに
衝撃を緩衝させる作用がある他、シヤフトをブツ
シユに貫通して支承する構造とした場合に、車両
の走行中に異音が発生する可能性を一切除去でき
る、等の効果を奏する。
第１図は本考案の一実施例における要部側面断
面図、第２図は第１図の部分拡大図、第３図はブ
ツシユの正面図、第４図は第１図の部分平面図、
第５図は第４図のＸ矢視図、第６図および第７図
は本考案の他の実施例を示す第１図同様の要部側
面断面図、第８図Ａ，Ｂから第１１図Ａ，Ｂはシ
ヤフトの揺動に対する衝撃吸収構造の例を示し、
それぞれのＡは断面図、それぞれのＢは正面図、
第１２図から第１４図は同じく衝撃吸収構造の他
の例を示す断面図、第１５図は従来例の要部断面
側面図、第１６図は第１５図Ａ−Ａ断面図であ
る。 １……エクステンシヨンロツド、２……車体、
３……ブラケツト、１６……シフトレバー、１７
……コントロールロツド、２２……ブラケツト、
２３……ブツシユ、２４……シヤフト、２５……
ホルダー、２６……透孔、２７……曲面、２８…
…フランジ部、２９……ストツパー、３０……筒
体、３１……スリツト、３５……ラバーブツシ
ユ、３６……ラバージヨイント、３７……プレー
ト、３８……カシメピン、３９……チユーブ、４
０……ラバーモールド、４１……カラー。
面図、第２図は第１図の部分拡大図、第３図はブ
ツシユの正面図、第４図は第１図の部分平面図、
第５図は第４図のＸ矢視図、第６図および第７図
は本考案の他の実施例を示す第１図同様の要部側
面断面図、第８図Ａ，Ｂから第１１図Ａ，Ｂはシ
ヤフトの揺動に対する衝撃吸収構造の例を示し、
それぞれのＡは断面図、それぞれのＢは正面図、
第１２図から第１４図は同じく衝撃吸収構造の他
の例を示す断面図、第１５図は従来例の要部断面
側面図、第１６図は第１５図Ａ−Ａ断面図であ
る。 １……エクステンシヨンロツド、２……車体、
３……ブラケツト、１６……シフトレバー、１７
……コントロールロツド、２２……ブラケツト、
２３……ブツシユ、２４……シヤフト、２５……
ホルダー、２６……透孔、２７……曲面、２８…
…フランジ部、２９……ストツパー、３０……筒
体、３１……スリツト、３５……ラバーブツシ
ユ、３６……ラバージヨイント、３７……プレー
ト、３８……カシメピン、３９……チユーブ、４
０……ラバーモールド、４１……カラー。
Claims (1)
- コントロールロツドの端部にシフトレバーの下
端部が係合し、該シフトレバーがエクステンシヨ
ンロツドの端部に揺動可能に支承され、かつ、エ
クステンシヨンロツドの端部が車体の底面に固定
されたブラケツトに支持されてなる手動変速機の
操作装置において、前記エクステンシヨンロツド
の端部に連結したシヤフトが挿通されるととも
に、該シヤフトの軸方向への摺動及び径方向への
移動を許容する曲面が内周面に形成された透孔を
有するブツシユが前記ブラケツトに支承されてお
り、さらに、前記シヤフトに伝達される振動の吸
収並びに該シヤフトの軸方向および径方向の揺動
に対する衝撃を緩衝する弾性体を、前記ブラケツ
トと車体との間、該ブラケツト、該ブラケツトと
前記ブツシユとの間、該ブツシユ、該ブツシユと
前記シヤフトとの間及び該シヤフトの少なくとも
いずれか一つに設けたことを特徴とする手動変速
機の操作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987137621U JPH0511062Y2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987137621U JPH0511062Y2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6442928U JPS6442928U (ja) | 1989-03-15 |
| JPH0511062Y2 true JPH0511062Y2 (ja) | 1993-03-18 |
Family
ID=31399208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987137621U Expired - Lifetime JPH0511062Y2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0511062Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005344912A (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-15 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 湿式ブレーキ装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5578831A (en) * | 1978-12-11 | 1980-06-13 | Aisin Seiki Co Ltd | Elastic bush material |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52106934U (ja) * | 1976-02-12 | 1977-08-15 |
-
1987
- 1987-09-09 JP JP1987137621U patent/JPH0511062Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5578831A (en) * | 1978-12-11 | 1980-06-13 | Aisin Seiki Co Ltd | Elastic bush material |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6442928U (ja) | 1989-03-15 |
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