JPS6120339Y2 - - Google Patents

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JPS6120339Y2
JPS6120339Y2 JP17998180U JP17998180U JPS6120339Y2 JP S6120339 Y2 JPS6120339 Y2 JP S6120339Y2 JP 17998180 U JP17998180 U JP 17998180U JP 17998180 U JP17998180 U JP 17998180U JP S6120339 Y2 JPS6120339 Y2 JP S6120339Y2
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JP
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outer tube
inner tube
bracket
upper bracket
damper cylinder
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JP17998180U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、車両用緩衝器(シヨツクアブゾー
バ)に関する。
一般に、車両用の緩衝器として4点摺動方式の
ものにあつては、ダンパーシリンダやアウターチ
ユーブなどの摺動部材が片端部でのみ溶接等で固
設されるため、互に同芯的に設けるのは実際上非
常に困難であつた。
その結果、各摺動部材間に芯ずれが生じやす
く、摺動性が悪化するなどの問題があつた。
そこで本出願人は、先に特願昭55−014596号
(特開昭56−1138425号)として、ピストンロツド
やダンパーシリンダに対して、アウターチユーブ
やインナーチユーブが、その摺動軸に対して自由
に傾きうるようにして、摺動部材間の芯ずれを自
動的に調整することを可能とした緩衝器を提案し
た。
これはピストンロツドが固定されるアツパーブ
ラケツト(またはピストンロツド)に対してアウ
ターチユーブの端部を突き合わせて結合するにあ
たり、この結合面の一方を摺動軸を回転中心とす
る凸球面、他方をこれに対応する凹球面に形成
し、この結合面においてアツパーブラケツトに対
してアウターチユーブを傾動自由に構成し、同様
にしてダンパーシリンダが固定されアンダーブラ
ケツトに対して、インナーチユーブの端部を傾動
自由に構成することにより、アウターチユーブと
インナーチユーブの摺動面の芯ずれを吸収して、
その摺動性を改善するのである。
ところが、このような緩衝器にあつては、上述
した球面結合が凹凸球面の結合方式であるため、
凹凸球面の加工精度によつて当り率が変り球面の
すべり易さにバラツキが生じることから、充分な
精度管理が必要となりコスト高となるという新た
な問題点が出てきた。
勿論、凹凸球面の両中心が一致しないというよ
うに組立精度が悪ければ作動不具合が生じる。
そこで、この考案は摺動部材と被結合部材の結
合面のいずれか一方を球面に形成し、他方をこの
球面と線接触するように適度な曲率をもつ突面に
形成することにより、それ程加工精度は要求され
ずに安定した芯ずれが得られる緩衝器を提供する
ことを目的とする。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
図はこの考案の一実施例を示す半断面図であ
る。
図示のように、上端に取付けた車体取付用アツ
パーブラケツト1に対してアジヤスタ2とナツト
3を介して固定されたピストンロツド4と、ピス
トンロツド4のピストン5を介して相対的に摺動
し、下端の車輪軸取付用のアンダーブラケツト7
に取付けたダンパーシリンダ(中空パイプ)6と
同軸上に配設される。
アツパーブラケツト1の脚部外周には、スプリ
ングガイド9を介してアウターチユーブ14がピ
ストンロツド4と同芯的に嵌合支持される。
アウターチユーブ14の基端に溶接等により固
着されたスプリングガイド9は、アツパーブラケ
ツト1の脚部外周に油密的に固定され、アウター
チユーブ14内の油面15の上部のエアー室13
を密封している。また、アツパーブラケツト1下
面にはクツシヨンラバー16が固設されている。
懸架スプリング12は、インナーチユーブ17の
内周とダンパーシリンダ6の外周との間、および
スプリングガイド9とアンダーブラケツト7側に
位置してダンパーシリンダ6(ホルダ18)に取
付けたスプリング受け座8とインナーチユーブ1
7と一体のエンドキヤツプ10とに相反的に係合
するスペーサ11との間に介装され、走行地面か
ら受ける圧縮力を吸収する。
このスペーサ11の介在により、懸架スプリン
グ12に組付時にはダンパーシリンダ6側に保持
されることによつて、インナーチユーブ17をス
プリング12に抗しないで容易に組付けられ、組
付後はインナーチユーブ17側に保持されること
によつて、後述する調芯作用時にインナーチユー
ブ17をスプリング12に干渉されずに容易に回
動できる。
ダンパーシリンダ6はその基端をホルダ18の
端部外周に嵌合固定されており、そのホルダ18
のアンダーブラケツト7がねじ結合されている。
そしてホルダ18の下端に螺結するナツト20に
より、上述したスプリング受け座8が締付け固定
されている。
一方、インナーチユーブ17はダンパーシリン
ダ6の外周囲に同芯的に配設され、その基端に溶
接等により固着しかつ上述ししたナツト20に異
形嵌合するエンドキヤツプ10を介してアンダー
ブラケツト7の脚部外周に油密的に嵌合支持され
る。なお、24は伸縮自由のダストカバーであ
る。
そして、伸縮作動時には、ピストンロツド4は
ダンパーシリンダ6の先端に固設したベアリング
(軸受)21に支持され、ロツド4の先端に固定
したピストン5を介してシリンダ6内を摺動す
る。同時に、インナーチユーブ17がアウターチ
ユーブ14の先端内周に圧入されたブツシユ(軸
受)22の内周を摺動し、アウターチユーブ14
内に侵入する。かつ、懸架スプリング12がイン
ナーチユーブ17の内周とダンパーシリンダ6の
外周とで形成される環状間隙内を伸縮作動する。
このように、ダンパーシリンダ6の内周ととも
に、インナーチユーブ17の外周にも摺動面を持
つから、ダンパーシリンダ6やインナーチユーブ
17の摺動軸線をピストンロツド4やアウターチ
ユーブ14の摺動軸線に一致させ、正確に同芯的
に配設し、軸線の傾きによる摺動部のこじれによ
り作動がぎくしやくしないようにする必要があ
る。
そこで、まずアツパーブラケツト1の下部と、
アウターチユーブ14の端縁に結合するスプリン
グガイド9との嵌合面のうちアツパーブラケツト
1側をピストンロツド4の摺動軸線(中心線)上
に所定位O1を中心点とする半径R1の球面A1に形
成する一方、スプリングガイド9側を上記球面
A1と線接触するような適度な曲率をもつ突面B1
に形成し、アウターチユーブ14がピストンロツ
ド4に対して自由に傾き得るようにしている。
更に、インナーチユーブ17の下端に結合する
エンドキヤツプ10と、アンダーブラケツト7と
の結合面のうちアンダーブラケツト7側をダンパ
ーシリンダ6の摺動軸線(中心軸線)上の所定位
置O2を中心点とする半径R2の球面A2に形成する
一方、エンドキヤツプ10側を前述と同様に球面
A2に線接触するような適度な曲率の突面B2に形
成し、ダンパーシリンダ6をインナーチユーブ1
7に対して自由に傾き得るようにしている。尚、
この時エンドキヤツプ10はナツト20に対して
若干軸方向移動可能で回動不能に遊びをもつて異
形嵌合すると共に、スプリング受け座8との間で
も若干間隙が形成されてダンパーシリンダ6等の
動きを規制しないようになつている。
以上のように構成したので、ピストンロツド4
とアウターチユーブ14の間に芯ずれがあり、ま
た、ダンパーシリンダ6とインナーチユーブ17
との間に芯ずれがあつたとしても、ピストンロツ
ド4をダンパーシリンダ6と同軸的に配置した際
に、球面A1と突面B1との間で、さらに球面A
2と突面B2間での自動調芯作用より、インナー
チユーブ17とアウターチユーブ14との間の芯
ずれを補正し、互いに同軸的に軸心を揃えること
ができる。従つて、ピストンロツド4とダンパー
シリンダ6の摺動軸線が、アウターチユーブ14
とインナーチユーブ17の摺動軸線に対して芯ず
れがあても、ピストンロツド4やアウターチユー
ブ14などがそれぞれの摺動軸線に沿つて円滑に
作動しうるように調整保持されることになるた
め、結果として良好な作動性を得ることができ
る。
そして、この実施例では例えばインナー及びア
ウターチユーブ17,14等の摺動部材と同じく
アンダー及びアツパーブラケツト7,1等の被結
合部材を、その結合面のうちいずれか一方を球面
A1,A2に形成し、他方をこの球面A1,A2に線接
触するような適度な曲率をもつ突面B1,B2に形
成して球面結合させるようにしたので、自動調芯
作用は従前通り維持できると共に、従来例の凹凸
球面の結合と比較すると、両者の球面中心が一致
していなくても線接触状態のために自動調芯が可
能となり、このためにそれほど高い加工精度と組
立精度が要求されず、安価に製造できる。
以上説明したようにこの考案によれば、安定し
た調芯作用が得られる一方で、製造コストの低減
がはかれる緩衝器を提供できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示す半断面図である。 14……アウターチユーブ、17……インナー
チユーブ、6……ダンパーシリンダ、4……ピス
トンロツド、1……アツパーブラケツト、7…ア
ンダーブラケツト、O1,O2……中心点、A1,A2
……球面、B1,B2……突面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウターチユーブに対してインナーチユーブを
    摺動自由に挿入すると共に、アツパーブラケツト
    にピストンロツド端部を固定し、アンダーブラケ
    ツトにダンパーシリンダ端部を固定し、アウター
    チユーブとインナーチユーブとの間に懸架スプリ
    ングを収装した緩衝器において、アツパーブラケ
    ツトに対してアウターチユーブ端部を、またアン
    ダーブラケツトに対してインナーチユーブの端部
    をそれぞれ接触結合し、かつ各結合面においてア
    ツパーブラケツト側の結合面とアンダーブラケツ
    ト側の結合面とを、それぞれ緩衝器略摺動軸線上
    の所定点を中心とする凸型の球面に形成する一
    方、これらに対応するアウターチユーブ側の結合
    内周面とインナーチユーブ側の結合内周面とを、
    それぞれ上記球面と線接触する適度な曲率の傾斜
    突面で形成し、各接触結合面を中心にしてアツパ
    ーブラケツトに対してアウターチユーブを、アン
    ダーブラケツトに対してインナーチユーブをそれ
    ぞれ回動自由に支持したことを特徴とする緩衝
    器。
JP17998180U 1980-12-15 1980-12-15 Expired JPS6120339Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17998180U JPS6120339Y2 (ja) 1980-12-15 1980-12-15

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JP17998180U JPS6120339Y2 (ja) 1980-12-15 1980-12-15

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Publication Number Publication Date
JPS57102739U JPS57102739U (ja) 1982-06-24
JPS6120339Y2 true JPS6120339Y2 (ja) 1986-06-19

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ID=29976165

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JP17998180U Expired JPS6120339Y2 (ja) 1980-12-15 1980-12-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5872347B2 (ja) * 2012-03-26 2016-03-01 株式会社ショーワ 油圧緩衝器

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JPS57102739U (ja) 1982-06-24

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