JPH05109210A - ヘツド移送装置 - Google Patents

ヘツド移送装置

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Publication number
JPH05109210A
JPH05109210A JP26443391A JP26443391A JPH05109210A JP H05109210 A JPH05109210 A JP H05109210A JP 26443391 A JP26443391 A JP 26443391A JP 26443391 A JP26443391 A JP 26443391A JP H05109210 A JPH05109210 A JP H05109210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
stepping motor
transfer device
disk
inertial body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26443391A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Arakawa
徹 荒川
Shinji Itamochi
眞次 板持
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26443391A priority Critical patent/JPH05109210A/ja
Publication of JPH05109210A publication Critical patent/JPH05109210A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 らせん溝のトラックを有するディスク上に、
コンピュータ用データや音楽データを記録,再生するヘ
ッドをステッピングモータによって移動,位置決めする
ためのヘッド移送装置に関するものであり、ヘッドが駆
動される瞬間、ヘッドは大きな加速度を受けて、ヘッド
のトラッキングサーボループに大きな外乱が加わり、ヘ
ッドのトラックへの追従性が悪化するという問題を解決
する。 【構成】 ヘッド駆動を行うステッピングモータ4の回
転軸5には、回転軸5に対して摩擦抵抗を持ち、回転可
能な円板状の慣性体8が取りつけられており、回転軸5
と慣性体8の間には、ある程度の摩擦力があるため、ス
テッピングモータ4の発生するトルクの一部は、摩擦力
で減少し、光ヘッド1に加わる力および加速度を小さく
して、確実なヘッド移送が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、らせん溝のトラックを
有するディスク上に、コンピュータ用データあるいは、
音楽データを記録,再生するヘッドを移動,位置決めす
るためのヘッド移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のヘッド移送装置として、ヘッド上
のレンズアクチュエータの偏位量をトラッキングエラー
信号のレベル等から検出し、この信号レベルが所定のレ
ベルを越えた時に、ステッピングモータによって、前記
ヘッドを一定の距離だけ間欠駆動して、レンズアクチュ
エータの偏位量を補正し、以後、この動作を繰り返して
らせん溝のトラックを有するディスクを記録,再生する
ものがある。
【0003】この従来例の公知例として、例えば特開昭
59−14139公報をあげることができる。この例に
よるヘッド移送装置は、ヘッドと、ヘッドを案内するガ
イド軸と、ステッピングモータと、ステッピングモータ
の回転軸に取りつけられた送りねじと、一端がヘッドに
固定され他端が送りねじの溝に係合し送りねじの回転力
をヘッドの進行方向の力に変換するピンからなり、ステ
ッピングモータの間欠駆動により、ヘッドを一定の距離
だけ送るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方式において、ステッピングモータが間欠駆
動される瞬間、駆動されるヘッドは大きな加速度を受け
て、ヘッドのトラッキングサーボループに大きな外乱が
加わり、ヘッドのトラックへの追従性が悪化したり、極
端な場合はトラックはずれがおこったりする等の問題点
があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、ステッピングモータの間欠駆動時、ヘッドに加わ
る加速度を小さくしてヘッドのトラックへの追従性を改
善し、信頼性の高いヘッド移送装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ヘッドと、このヘッドを案内するガイド
軸と、ステッピングモータと、ステッピングモータの回
転軸に取りつけられた送りねじと、一端がヘッドに固定
され他端が送りねじの溝に係合し送りねじの回転力をヘ
ッドの進行方向の力に変換するピンと、ステッピングモ
ータの回転軸に取りつけられた円板状の慣性体から構成
されており、慣性体は回転軸に対して摩擦抵抗を持ち、
回転可能となっている。
【0007】
【作用】以上のように構成した本発明のヘッド移送装置
は、送りねじを駆動するモータに、ステッピングモータ
を用い、ステッピングモータの回転軸には、送りねじ
と、回転可能に円板状の慣性体が取りつけられており、
回転軸と慣性体の間には、ある程度の摩擦力があるた
め、ステッピングモータの間欠駆動時の回転軸を回転さ
せる力に対して、摩擦力が抵抗となって働くため、ステ
ッピングモータの発生するトルクの一部は、摩擦力で減
少し、光ヘッドに加わる力および加速度を小さくして、
確実なヘッド移送が行えるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明のヘッド移送装置の一実施例に
ついて図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例
によるヘッド移送装置の要部の断面図であり、また図2
は同じく斜視図である。図において、1は光ヘッド、2
および3は光ヘッド1を案内するガイド軸、4はステッ
ピングモータ、5はこのステッピングモータ4の回転
軸、6はステッピングモータ4の回転軸5に取りつけら
れた送りねじ、7は一端が光ヘッド1に固定され他端が
送りねじ6の溝6aに係合するピンであり、このピン7
は送りねじ6の回転力を光ヘッド1の進行方向の力に変
換するものである。8はステッピングモータ4の回転軸
5に取りつけられた円板状の慣性体である。
【0009】この慣性体8を図1により、詳細に説明す
ると、8aは回転軸5に締結されたフランジ、8bは慣
性体本体、8cはカバーであり、フランジ8aは、慣性
体本体8bとカバー8cの間に、ある空隙をもってはさ
み込まれるように組み立てられている。したがって、円
板状の慣性体8は、回転軸5に対してある程度の摩擦力
を持って回転可能に取りつけられている。
【0010】また、9はディスクを駆動するスピンドル
モータ、10はらせん状のトラックを有するディスクで
ある。また、1aは、光ヘッド1上にあって、ディスク
10のトラックに精密位置決めするレンズアクチュエー
タである。
【0011】次に本発明のヘッド移送装置の動作につい
て説明すると、ステッピングモータ4にあるパルスを与
えることにより、ステッピングモータ4の回転軸5は回
転,位置決めされ、ステッピングモータ4の回転軸5に
取りつけられた送りねじ6が回転,位置決めされ、送り
ねじ6の溝6aに係合したピン7が送りねじ6の回転力
を光ヘッド1の進行方向の力に変換し、光ヘッド1はガ
イド軸2,3に沿って、移動,位置決めが行われる。そ
の後レンズアクチュエータ1aは、ディスク10のトラ
ックに追従するように精密位置決めが行われ、コンピュ
ータ用データあるいは音楽データを記録,再生する。
【0012】このディスク10は、らせん状のトラック
を有しているため、スピンドルモータ9の回転により、
レンズアクチュエータ1aは、トラックに追従して、徐
々に中心から偏位していく。そして、レンズアクチュエ
ータ1aがある量より偏位したことをトラッキングエラ
ー信号のレベル等から検出し、この信号レベルが所定の
レベルを越えた時に、ステッピングモータ4によって、
前記光ヘッド1を一定の距離だけ間欠駆動して、レンズ
アクチュエータ1aの偏位量を補正し、以後、この動作
を繰り返してらせん溝のトラックを有するディスクを記
録,再生する。
【0013】このとき、ステッピングモータ4の回転軸
5には、回転可能に円板状の慣性体8が取りつけられて
いるが、回転軸5に取りつけられたフランジ8aと慣性
体本体8bの間には、ある程度の摩擦力があるため、回
転軸を回転させる力に対して、摩擦力が抵抗となって働
く。このため、ステッピングモータ4の発生するトルク
の一部は、摩擦力で減少し、光ヘッド1に加わる力およ
び加速度が小さくなる。このため、光ヘッドのトラック
への追従性が悪化したり、トラックはずれが生じたりす
ることなく、連続したトラックの記録,再生を確実に行
える。
【0014】また、ステッピングモータ4を連続して駆
動するとき、たとえば、光ヘッド1をディスク10の最
内周位置から最外周位置へ移動させるときには、ステッ
ピングモータ4に駆動パルスを徐々に与えるスルーアッ
プ駆動方式を行うが、回転軸5に対して慣性体8は強固
に結合されておらず、回転可能であるので、ステッピン
グモータ4の発生トルクが一部摩擦力で減少するもの
の、慣性体8はステッピングモータ4の負荷とならず、
ステッピングモータ4の回転数の立ち上がりが速く、す
みやかに最高回転数まで達し、光ヘッド1の移動速度を
そこなうことはない。
【0015】また、円板状の慣性体8は、回転軸5との
摩擦力により、徐々に回転を始めるが、一般的にステッ
ピングモータ4の性質上、ある程度の慣性が回転軸5と
同時に回転することは、ステッピングモータ4の振動が
減少し、最高回転数での不安定な回転が安定し、脱調の
おそれがなくなり、ステッピングモータ4の性能を十分
引き出せる。
【0016】さらに、光ヘッド1の移動終了時ステッピ
ングモータ4の回転軸5の回転方向の振動を、回転軸5
に取りつけられたフランジ8aと慣性体本体8bの間の
摩擦力が吸収するため、光ヘッド1の進行方向の振動が
減衰しやすく、光ヘッド1の移動終了後すみやかに、デ
ータの記録,再生が行える。
【0017】次に、本発明の他の実施例の構成につい
て、図3を用いて説明する。図3は本発明の他の実施例
におけるヘッド移送装置の要部断面図であり、18aは
回転軸に締結したフランジ、18bは慣性体本体、18
cはカバーである。そして、11は回転軸5のツバと、
円板状の慣性体本体18bの空隙に封入した粘性抵抗を
もつ流体であり、いわゆるシリコングリース等である。
また、18dは上記粘性抵抗をもつ流体の漏れを防止す
るシールである。上記慣性体18以外は、図1の構成と
同様であるので、説明を省略する。
【0018】この実施例の動作は、上記実施例と全く同
様であるが、回転軸に締結したフランジと、慣性体の相
互間に粘性抵抗をもつ流体を封入したので、摩擦力が安
定し、また、摩擦力が大きくなるため、慣性体18を小
さくすることができる。また、フランジ18aと、それ
をはさみ込む慣性体本体18bおよびカバー18cの空
隙の精度は特に高精度である必要はなく、加工,組み立
てが容易である。さらに、封入する流体の特性を選ぶこ
とによって、温度変化にも強く、経時変化もない、安定
した摩擦力を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明のヘッド移送
装置は、送りねじを駆動するモータに、ステッピングモ
ータを用い、ステッピングモータの回転軸には、送りね
じと、回転可能に円板状の慣性体が取りつけられている
ので、極めて簡単な構成で、ステッピングモータの起動
時の回転トルクの一部を回転軸と慣性体との摩擦力が吸
収し、ヘッドに加わる加速度を小さくして、確実なヘッ
ド移送が行えるものである。また、ステッピングモータ
を連続して駆動するとき、たとえば、ヘッドをディスク
の最内周位置から最外周位置へ移動させるときには、慣
性体はステッピングモータの回転軸とは強固に結合され
ていないため、ステッピングモータの負荷とならず、ス
テッピングモータの回転の立ち上がりは速やかであり、
ヘッドの移動速度をそこなうことはない。また徐々に回
転軸と同時に回転する慣性体は回転軸の回転を安定さ
せ、ステッピングモータの脱調を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるヘッド移送装置の要部
の断面図
【図2】同ヘッド移送装置の斜視図
【図3】本発明の他の実施例によるヘッド移送装置の要
部の断面図
【符号の説明】
1 光ヘッド 2,3 ガイド軸 4 ステッピングモータ 5 回転軸 6 送りねじ 7 ピン 8,18 慣性体 10 ディスク 11 粘性抵抗をもつ流体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドと、このヘッドを案内するガイド軸
    と、ステッピングモータの回転軸に取りつけられた送り
    ねじと、一端が前記ヘッドに固定され他端が前記送りね
    じの溝に係合し送りねじの回転力をヘッドの進行方向の
    力に変換するピンとを有し、前記ステッピングモータの
    回転軸に円板状の慣性体を取りつけ、かつ前記慣性体を
    前記回転軸に対して摩擦抵抗を持つとともに回転可能な
    構成としたことを特徴とするヘッド移送装置。
  2. 【請求項2】ステッピングモータの回転軸と円板状の慣
    性体との間に粘性抵抗をもつ流体を封入した請求項1記
    載のヘッド移送装置。
JP26443391A 1991-10-14 1991-10-14 ヘツド移送装置 Pending JPH05109210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26443391A JPH05109210A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 ヘツド移送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26443391A JPH05109210A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 ヘツド移送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05109210A true JPH05109210A (ja) 1993-04-30

Family

ID=17403123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26443391A Pending JPH05109210A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 ヘツド移送装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH05109210A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007052686A1 (ja) * 2005-11-02 2007-05-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 内燃機関の可変動弁装置

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