JP3074179U - ディスクプレーヤーのターンテーブル駆動装置 - Google Patents

ディスクプレーヤーのターンテーブル駆動装置

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JP3074179U
JP3074179U JP2000004266U JP2000004266U JP3074179U JP 3074179 U JP3074179 U JP 3074179U JP 2000004266 U JP2000004266 U JP 2000004266U JP 2000004266 U JP2000004266 U JP 2000004266U JP 3074179 U JP3074179 U JP 3074179U
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turntable driving
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哲哉 田村
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの回転軸のがたつきを安定して抑える
ことができるようにすることにある。 【解決手段】 この装置1は、ディスクプレーヤーのタ
ーンテーブル3を回転駆動するための装置であって、ス
ピンドルモータ5と、軸受7と、側圧ばね9とを備えて
いる。スピンドルモータ5はターンテーブル3に連結さ
れる回転軸11を有している。軸受7は回転軸11を支
持するためのものである。側圧ばね9は軸受7に連結さ
れている。そして、軸受11は側圧ばね9の弾性力によ
り回転軸11回りの回転を抑止されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ターンテーブル駆動装置、特に、ディスクプレーヤーのターンテー ブルを回転駆動するためのターンテーブル駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD、MD等の円板状ディスクを再生するためのディスクプレーヤーは、一般 的に、ディスクが載置されるターンテーブルと、ターンテーブルを回転駆動させ るためのターンテーブル駆動装置とを備えている。ターンテーブル駆動装置は、 ターンテーブルに連結される回転軸を有するモータを備えている。
【0003】 この駆動装置では、モータが駆動して回転軸が回転することによりターンテー ブルが回転する。このとき、回転軸にがたつきが存在する場合が多い。回転軸が がたつくと、ターンテーブルの回転が不安定になるため、ディスクの再生、録音 に悪影響を及ぼす場合がある。 このような回転軸のがたつきをなくすために、実開平6−19163号公報あ るいは実公平3−55178号公報及び特開平8−87825号公報に示される ような技術が既に提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述の実開平6−19163号公報に示された構成では、スリーブ状の滑り軸 受を使用して回転軸のがたつきをなくすようにしているが、このような構成では 高価になってしまう。また、実公平3−55178号公報及び特開平8−878 25号公報に示された装置では、回転軸が貫通する軸受を設け、この軸受を一方 側に付勢して回転軸のがたつきを抑えるようにしている。そして、軸受を付勢す るために、ねじりばねあるいは板ばねを使用している。しかし、ねじりばねや板 ばねでは、ばね定数が安定せず、安定した効果が得られない。
【0005】 さらに、単純に軸受を一方側に付勢するだけでは、軸と軸受内面との摩擦力で 軸受が回転する場合があり、軸受が回転するとがたつきを充分に抑制することが できない。 本考案の目的は、モータの回転軸のがたつきを安定して抑えることができるよ うにすることにある。
【0006】 本考案の別の目的は、モータ駆動時の軸受の回転を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のターンテーブル駆動装置は、ディスクプレーヤーのターンテ ーブルを回転駆動するための装置であって、モータと、軸受と、コイルスプリン グとを備えている。モータはターンテーブルに連結される回転軸を有している。 軸受は回転軸を支持するためのものである。コイルスプリングは軸受に連結され ている。そして、軸受はコイルスプリングの弾性力により回転軸回りの回転を抑 止されている。
【0008】 この装置では、モータが駆動して回転軸が回転することによりターンテーブル が回転する。このとき、軸受は、コイルスプリングの弾性力を受けて回転軸を支 持する。したがって、軸受は一方側に付勢され、回転軸のがたつきが抑えられる 。また、軸受が回転しようとすると、コイルスプリングが弾性変形することにな るので、コイルスプリングの弾性力により軸受の回転軸回りの回転が抑えられる 。
【0009】 ここでは、軸受を付勢するためにコイルスプリングを使用している。コイルス プリングは、ねじりばねや板ばねに比較してばね定数が安定しており、したがっ て付勢力が安定する。また、簡単な構成で軸受が回転軸回りに回転するのを抑え ることができる。この結果ターンテーブルの回転が安定する。 請求項2に記載のターンテーブル駆動装置は、請求項1の装置において、軸受 は回転軸が貫通して配置される軸受孔を有しており、軸受孔は軸受に対し偏心し て形成されている。
【0010】 この装置では、軸受孔が軸受に対し偏心して形成されているため、回転軸、軸 受及びコイルスプリングの相対配置によって、軸受が回転軸回りに回転しようと するモーメントが変化し、モーメントの変化が軸受が回転しようとする際の抵抗 力になる。 この場合は、軸受孔を偏心して形成するだけで、軸受の回転を抑えることがで き、構成が簡単である。
【0011】 請求項3に記載の駆動装置は、請求項1または2の装置において、軸受は真円 形状である。 この装置では、軸受は真円形状であるため、軸受の加工が容易になる。 請求項4に記載のターンテーブル駆動装置は、請求項1から3のいずれかの装 置において、コイルスプリングは軸受に伸張状態で連結されている。
【0012】 この装置では、コイルスプリングは伸長状態で軸受に連結されているため、軸 受がコイルスプリングを引っ張る方向に回転しようとする場合、コイルスプリン グの弾性力により軸受の回転が抑止される。
【0013】
【考案の実施の形態】
図1及び2に本考案の一実施形態が採用されたターンテーブル駆動装置1を示 す。 ターンテーブル駆動装置1は、ディスク17が載置されたターンテーブル3を 回転駆動するための装置であり、スピンドルモータ5と、軸受7と、モータブラ ケット15と、側圧ばね9とを備えている。
【0014】 スピンドルモータ5は、鉛直方向に延びる回転軸11と、回転軸11を回転駆 動するためのモータ本体13とからなる。回転軸11の先端部はターンテーブル 3の中心部に連結されており、これにより回転軸11とターンテーブル3とが一 体回転可能となっている。 軸受7は、回転軸11を支持するための部材であり、この実施形態では、外形 が真円形状の円筒状部材である。軸受7の真円の中心軸(図示せず)から僅かに 径方向外側に離れた位置には軸受孔7aが偏心して形成されている。軸受孔7a にはスピンドルモータ5の回転軸11が貫通して配置される。軸受7の外周面に は側圧ばね9の端部に係止される係止溝7bが全周方向にわたり形成されている 。
【0015】 モータブラケット15は、モータ本体13の側壁13aに取り付けられ、回転 軸11の側方位置まで上方に延びる部分を有している。この部分には側圧ばね9 の端部が係止される係止溝15aが形成されている。 側圧ばね9は軸受7を側方に付勢するためのコイルスプリングで形成された部 材であり、この実施形態では、伸張状態で取り付けられて軸受7をモータブラケ ット15側に付勢している。側圧ばね9の一端部には円弧形状の係止部9aが形 成されており、係止部9aは軸受7の係止溝7bに掛け渡される。側圧ばね9の 他端部には係止溝15aに係止可能な係止部9bが形成されている。
【0016】 次に、ターンテーブル駆動装置1の動作について説明する。 ターンテーブル3にディスク17が載置され、ディスクプレーヤーの図示しな い操作部からディスクの再生が指示されると、スピンドルモータ5が駆動されて 回転軸1が回転する。これにより、ターンテーブル3が回転しディスク17が回 転する。そして、図示しない制御部によりディスクのトラッキングサーボが行わ れ、図示しないピックアップによりディスク上の情報が読みとられる。
【0017】 このとき、軸受7は、側圧ばね9の付勢力を受けて、スピンドルモータ5の回 転軸11をモータブラケット15側に押圧する。これにより、モータ本体13と 回転軸11とのがたつきが抑えられる。 ここで、図3に基づいて、軸受7の動作に注目して詳細に説明する。 図3は軸受7の動作を説明するための模式図である。図において、回転軸11 はOを中心に回転している。そして、前述のように、回転軸11は、軸受7の偏 心して形成された軸受孔7aを貫通している。側圧ばね9はA方向に軸受7を引 っ張るように作用しており、したがって回転軸11と軸受7の内周面との接点P には圧接力が作用している。
【0018】 このような状態では、側圧ばね9によって軸受7及び回転軸11が図3のA方 向に引っ張られる。したがって、回転軸11とスピンドルモータ5との間のがた つきが抑えられ、回転時の振動を抑えることができる。 ここで、回転軸11と軸受7との間の接点Pには摩擦力が作用し、軸受7を同 方向に回転させようとする力が作用する。仮にこの力によって軸受7が回転軸7 とともに回転したとすると、軸受7と回転軸11の中心Oとは偏心しているので 、軸受7は図3の一点鎖線で示すような姿勢となる。このような姿勢では、側圧 ばね9が実線で示す姿勢よりさらに伸張させられることになる。側圧ばね9は、 この伸張力が摩擦により軸受7を回転させようとする力よりは大きくなるように ばね常数等が設定されている。すなわち、側圧ばね9による抵抗力の方が、回転 軸11と軸受7との摩擦力による回転力よりは大きくなる。
【0019】 このように、軸受7は、図3の実線で示す位置で最も安定し、回転軸11と共 に軸受7が回転するのを抑えることができる。 (実験例) 図4に、ターンテーブル駆動装置1を用いて、ディスク再生時に生じるトラッ キングエラーを測定した結果を示す。また、図5に従来のターンテーブル駆動装 置による同様な測定結果を示す。これらの測定結果を比較すると、本実施形態の ターンテーブル駆動装置1を用いてディスクを再生した場合のトラッキングエラ ー信号の振幅S1は、従来のターンテーブル駆動装置を用いた場合のトラッキン グエラー信号の振幅S2に比較して小さいことが分かる。したがって、本ターン テーブル駆動装置1を用いた場合、従来の装置に比べターンテーブルの回転が安 定しているといえる。
【0020】 [他の実施形態] (a)軸受7の形状は、真円形状に限定されず、楕円形状等の他の形状であっ てもよい。 (b)本考案のターンテーブル駆動装置1は、光ディスクを再生するためのデ ィスクプレーヤーにのみ適用されるものでなく、ハードディスク等の磁気ディス クや他の円板状ディスクを再生するためのディスクプレーヤーにも適用できる。
【0021】 (c)本考案のターンテーブル駆動装置1が適用されるディスクプレーヤーは 、ディスクの再生のみを行うものに限定されず、記録可能なディスクプレーヤー にも適用できる。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、簡単な構成により、回転軸のがたつきが抑えられるとともに 、軸受の回転を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態が採用されたターンテーブ
ル駆動装置を示す斜視図。
【図2】本考案の一実施形態が採用されたターンテーブ
ル駆動装置を示す側面概略図。
【図3】前記ターンテーブル駆動装置の回転軸、軸受及
び側圧ばねを示す模式図。
【図4】前記ターンテーブル駆動装置によるトラッキン
グエラー信号を示す図。
【図5】従来のターンテーブル駆動装置によるディスク
のトラッキングエラー信号を示す図。
【符号の説明】
1 ターンテーブル駆動装置 3 ターンテーブル 5 スピンドルモータ 7 軸受 9 側圧ばね 11 回転軸

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクプレーヤーのターンテーブルを回
    転駆動するためのターンテーブル駆動装置であって、 前記ターンテーブルに連結される回転軸を有するモータ
    と、 前記回転軸を支持するための軸受と、 前記軸受に連結されたコイルスプリングとを備え、 前記軸受は前記コイルスプリングの弾性力により前記回
    転軸回りの回転を抑止されている、ターンテーブル駆動
    装置。
  2. 【請求項2】前記軸受は前記回転軸が貫通して配置され
    る軸受孔を有しており、 前記軸受孔は前記軸受に対し偏心して形成されている、
    請求項1に記載のターンテーブル駆動装置。
  3. 【請求項3】前記軸受は真円形状である、請求項1また
    は2に記載のターンテーブル駆動装置。
  4. 【請求項4】前記コイルスプリングは前記軸受に伸張状
    態で連結されている、請求項1から3のいずれかに記載
    のターンテーブル駆動装置。
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