JP2002008304A - ディスクプレーヤーのターンテーブル装置 - Google Patents

ディスクプレーヤーのターンテーブル装置

Info

Publication number
JP2002008304A
JP2002008304A JP2000184690A JP2000184690A JP2002008304A JP 2002008304 A JP2002008304 A JP 2002008304A JP 2000184690 A JP2000184690 A JP 2000184690A JP 2000184690 A JP2000184690 A JP 2000184690A JP 2002008304 A JP2002008304 A JP 2002008304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turntable
disk
outer peripheral
vibration
turntable device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000184690A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kato
隆之 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2000184690A priority Critical patent/JP2002008304A/ja
Publication of JP2002008304A publication Critical patent/JP2002008304A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成で、モータ駆動時における高周波
数の振動の発生を抑えることにある。 【解決手段】 この装置1は、円板状のディスク17を
回転させるための装置であって、ディスク17が載置さ
れるとともに重心が偏心して形成された円板状のターン
テーブル3と、ターンテーブル3を回転駆動するための
スピンドルモータ5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターンテーブル装
置、特に、円板状のディスクを回転させるためのディス
クプレーヤーのターンテーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD、MD等の円板状ディスクを再生す
るためのディスクプレーヤーは、一般的に、円板状のデ
ィスクを回転させるためのターンテーブル装置を備えて
いる。ターンテーブル装置は、ディスクが載置されるタ
ーンテーブルと、ターンテーブルを回転駆動するための
モータとを備えている。モータはターンテーブルに連結
される回転軸を有している。
【0003】この装置では、モータの駆動によりその回
転軸が回転し、この回転軸に固定されているターンテー
ブルが回転する。この種のターンテーブル装置では、重
心が偏在した偏重心ディスクが載置された場合、ターン
テーブルが回転すると回転軸がぶれて振動が発生し、ト
ラッキングエラーが生じる場合がある。
【0004】このような問題に対処するために、特開平
10-275411号公報あるいは実用新案登録第3045377号公報
に示されるような技術がすでに提案されている。前記公
報に示された装置は、ターンテーブルと一体回転可能な
部材の内部に錘となる部材を移動自在に配置して、遠心
力を受けた錘部材がバランスをとるようターンテーブル
内を移動することにより、偏重心ディスクを載置した場
合の振動発生を抑制することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に偏重心ディスクに起因して振動が発生する場合以外に
も、ターンテーブル装置を構成するターンテーブル自体
に起因して振動が発生する場合がある。すなわち、ター
ンテーブルは製造誤差によりその重心位置がターンテー
ブルの回転中心からずれて形成される場合があり、この
ようなずれのあるターンテーブルを装置に用いると、タ
ーンテーブルの回転によりモータの回転軸がぶれて振動
が発生する。
【0006】特に、重心位置との回転中心とのずれが僅
かである場合には、ターンテーブルが回転すると周波数
の高い振動が発生するため、ピックアップ(読み取り装
置)のサーボ追従性能に余裕がなくなって追従機能が低
下し、ディスクの読み取りエラーが生じやすくなる。し
かし、前記公報に示された装置は、偏重心ディスクが載
置された場合の振動を抑制することはできるが、ターン
テーブル装置を構成するターンテーブル自体に製造誤差
がある場合の振動を抑制することはできない。
【0007】また、ターンテーブルの製造精度のバラツ
キを抑えて振動を抑制することも可能であるが、ターン
テーブルの製造コストが非常に高くなってしまう。本発
明の目的は、安価な構成で、モータ駆動時における高周
波数の振動の発生を抑えることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のディス
クプレーヤーのターンテーブル装置は、円板状のディス
クを回転させるための装置であって、ディスクが載置さ
れるとともに重心が偏心して形成された円板状のターン
テーブルと、ターンテーブルを回転駆動するためのモー
タとを備えている。
【0009】この装置では、ターンテーブルにディスク
が載置されモータが駆動すると、ターンテーブルが回転
してディスクが回転する。このとき、ターンテーブルの
重心が偏心しているため、モータの回転軸はぶれを伴っ
て回転する。これにより、低い周波数の振動が発生し、
高い周波数の振動が抑制される。一般的に、低い周波数
の振動が発生した場合のピックアップのサーボ追従特性
は、高い周波数の振動が発生した場合に比べ余裕があ
る。このため、ディスクの読み取りエラーを抑えること
ができる。
【0010】請求項2に記載のディスクプレーヤーのタ
ーンテーブル装置は、請求項1の装置において、ターン
テーブルの一部の外周領域は他の外周領域より肉厚に形
成されている。この装置では、ターンテーブルの一部を
厚肉に形成してターンテーブルの重心を偏心させてい
る。このため、簡単な構成で高い周波数の振動を抑制で
きる。
【0011】請求項3に記載のディスクプレーヤーのタ
ーンテーブル装置は、請求項1または2の装置におい
て、ターンテーブルの一部の外周領域は他の外周領域よ
りさらに外周側に延びて形成されている。この装置で
は、ターンテーブルの外周部の一部を他の部分よりさら
に外周部に延びて形成することによりターンテーブルの
重心を偏心させている。この場合も、簡単な構成で高い
周波数の振動を抑制できる。
【0012】請求項4に記載のディスクプレーヤーのタ
ーンテーブル装置は、請求項1から3のいずれかの装置
において、ターンテーブルの一部の外周領域には凹部が
形成されている。この装置では、ターンテーブルの一部
に凹部を形成することによりターンテーブルの重心を偏
心させている。前記同様に、簡単な構成で高い周波数の
振動を抑制できる。
【0013】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1に本発明の
一実施形態が採用されたターンテーブル装置1を示す。
ターンテーブル装置1は、CD、MD等の円板状ディス
ク3を回転させるための装置であり、ターンテーブル3
と、スピンドルモータ5と、軸受7と、モータブラケッ
ト15と、側圧ばね9とを備えている。
【0014】ターンテーブル3はディスク17の中心部
分が載置される円板状の部材である。ターンテーブル3
は、図1及び2に示されるように、一部の外周領域3a
が他の外周領域3bよりも下方に突出して厚肉に形成さ
れている。このため、ターンテーブル3の重心は外周領
域3a側に偏心している。スピンドルモータ5は、鉛直
方向に延びる回転軸11と、回転軸11を回転駆動する
ためのモータ本体13とからなる。回転軸11の先端部
はターンテーブル3の中心部に連結されており、これに
より回転軸11とターンテーブル3とが一体回転可能と
なっている。
【0015】軸受7はスピンドルモータ5の回転軸11
を支持するため部材である。軸受7には軸受孔7aが形
成されており、軸受孔7aには回転軸11が貫通して配
置される。軸受7の外周面には側圧ばね9の端部に係止
される係止溝7bが全周方向にわたり形成されている。
モータブラケット15は、モータ本体13の側壁13a
に取り付けられ、回転軸11の側方位置まで上方に延び
る部分を有している。この部分には側圧ばね9の端部が
係止される係止溝15aが形成されている。
【0016】側圧ばね9は、軸受7を側方に付勢するた
めのコイルスプリングで形成された部材であり、伸張状
態で取り付けられて軸受7をモータブラケット15側に
付勢している。側圧ばね9の一端部には円弧形状の係止
部9aが形成されており、係止部9aは軸受7の係止溝
7bに掛け渡される。側圧ばね9の他端部には係止溝1
5aに係止可能な係止部9bが形成されている。
【0017】次に、ターンテーブル装置1の動作につい
て説明する。ターンテーブル3にディスク17が載置さ
れ、ディスクプレーヤーの操作部からディスク17の再
生が指示されると、スピンドルモータ5が駆動されて回
転軸11が回転する。これにより、ターンテーブル3が
回転しディスク17が回転する。そして、図示しない制
御部によりディスク17のトラッキングサーボが行わ
れ、図示しないピックアップによりディスク上の情報が
読みとられる。
【0018】このとき、軸受7は、側圧ばね9の付勢力
を受けて、スピンドルモータ5の回転軸11をモータブ
ラケット15側に押圧するため、モータ本体13と回転
軸11とのがたつきが抑えられる。また、ターンテーブ
ル3の重心は偏心しているため、スピンドルモータ5の
回転軸11はぶれを伴って回転する。この結果、低周波
数の振動が発生することとなるが、高い周波数の振動は
抑制される。一般的に、ターンテーブル装置1に発生す
る振動の周波数が低い場合、ピックアップのサーボ追従
特性は振動の周波数が高い場合に比べ余裕がある。した
がって、本実施形態のターンテーブル装置1によれば、
サーボの追従に余裕ができ、ディスク17の読み取りエ
ラーを抑えることができる。また、このターンテーブル
装置1によれば、ターンテーブルの製造精度のバラツキ
に関係なく低い周波数の振動が発生するため、装置組み
立ての際のモータの選択の幅が広くなる。さらに、ター
ンテーブル3は予め重心が偏心して形成されるため、装
置組み立て後に、高周波数の振動を抑制するための後加
工を行う必要がない。
【0019】(実験例)図5に、ターンテーブル装置1
を用いて、ディスク17再生時に生じる振動を測定した
結果を示す。図5の縦軸は振幅を示し、横軸は周波数を
示す。図5においてAは低周波領域での振動を示し、B
は高周波領域での振動を示す。図6に、従来のターンテ
ーブル装置による同様な測定結果を示す。図6のa及び
bはそれぞれ、図5のA及びBに対応する周波数領域を
示す。これらの測定結果を比較すると、本実施形態のタ
ーンテーブル装置1を用いた場合に発生する振動は、A
及びBの両方において、図6のa及びbの振動よりも小
さくなっている。特に、Bにおける振動はほぼ抑えられ
ている。したがって、本発明のターンテーブル装置1に
よれば、高い周波数の振動が抑えられるといえる。
【0020】[第2実施形態]ここでは第1実施形態と
の相違に注目して説明する。図3に本発明の第2実施形
態によるターンテーブル3を示す。このターンテーブル
3は、図示されるように、一部の外周領域3aが他の外
周領域3bよりさらに外周側に延びて形成されている。
【0021】このターンテーブル装置1でも、ターンテ
ーブル3の重心が偏心しているため、第1実施形態と同
様、スピンドルモータ5の回転軸11がぶれを伴って回
転して低い周波数の振動が生じるとともに、高い周波数
の振動が抑制される。 [第3実施形態]ここでは第1実施形態との相違に注目
して説明する。
【0022】図4に本発明の第3実施形態によるターン
テーブル3を示す。このターンテーブル3は一部の外周
領域3bの底面には、図示されるように、他の外周領域
3aより薄肉に形成された丸穴形状の凹部3cが形成さ
れている。この凹部3cはターンテーブル3の底面の複
数箇所に形成されていてもよい。また、凹部3cの形状
は、特に限定されるものではなく、周方向及び/または
径方向に延びる形状や溝形状等の種々の形状を採用する
ことができる。
【0023】このターンテーブル装置1でも、ターンテ
ーブル3の重心が偏心しているため、第1実施形態と同
様、スピンドルモータ5の回転軸11がぶれを伴って回
転して低い周波数の振動が生る。 [他の実施形態] (a)各実施形態の構成は適宜組み合わせてもよい。
【0024】(b)本発明のターンテーブル駆動装置1
は、光ディスクを再生するためのディスクプレーヤーに
のみ適用されるものでなく、ハードディスク等の磁気デ
ィスクや他の円板状ディスクを再生するためのディスク
プレーヤーにも適用できる。 (c)本発明のターンテーブル駆動装置1が適用される
ディスクプレーヤーは、ディスクの再生のみを行うもの
に限定されず、記録可能なディスクプレーヤーにも適用
できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ターンテーブルの重心
が偏心して形成されているため、モータ駆動時における
高周波数の振動の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が採用されたターンテー
ブル装置を示す側面概略図。
【図2】前記ターンテーブル装置のターンテーブルを示
す底面図。
【図3】本発明の第2実施形態が採用されたターンテー
ブル装置のターンテーブルを示す底面図。
【図4】本発明の第3実施形態が採用されたターンテー
ブル装置のターンテーブルを示す縦断面図。
【図5】本発明のタ−ンテーブル装置により発生する振
動の波形を示す図。
【図6】従来のタ−ンテーブル装置により発生する振動
の波形を示す図。
【符号の説明】
1 ターンテーブル装置 3 ターンテーブル 5 スピンドルモータ 17 ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状のディスクを回転させるためのディ
    スクプレーヤーのターンテーブル装置であって、 前記ディスクが載置されるとともに、重心が偏心して形
    成された円板状のターンテーブルと、 前記ターンテーブルを回転駆動するためのモータと、を
    備えたディスクプレーヤーのターンテーブル装置。
  2. 【請求項2】前記ターンテーブルの一部の外周領域は他
    の外周領域より厚肉に形成されている、請求項1に記載
    のディスクプレーヤーのターンテーブル装置。
  3. 【請求項3】前記ターンテーブルの一部の外周領域は他
    の外周領域よりさらに外周側に延びて形成されている、
    請求項1または2に記載のディスクプレーヤーのターン
    テーブル装置。
  4. 【請求項4】前記ターンテーブルの一部の外周領域には
    凹部が形成されている、請求項1から3のいずれかに記
    載のディスクプレーヤーのターンテーブル装置。
JP2000184690A 2000-06-20 2000-06-20 ディスクプレーヤーのターンテーブル装置 Pending JP2002008304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000184690A JP2002008304A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 ディスクプレーヤーのターンテーブル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000184690A JP2002008304A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 ディスクプレーヤーのターンテーブル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002008304A true JP2002008304A (ja) 2002-01-11

Family

ID=18685103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000184690A Pending JP2002008304A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 ディスクプレーヤーのターンテーブル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002008304A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100716905B1 (ko) 스핀들 모터
KR20080036933A (ko) 자동 평형 장치, 회전 장치, 디스크 구동 장치, 밸런서 및하우징
JP2002008304A (ja) ディスクプレーヤーのターンテーブル装置
JP3862144B2 (ja) ディスク駆動用モータ
JP2001344888A (ja) ディスクプレーヤーのターンテーブル装置
JPH11339379A (ja) ディスク回転駆動機構
JP3074179U (ja) ディスクプレーヤーのターンテーブル駆動装置
WO2006100920A1 (ja) ディスク装置
WO2000004542A1 (en) Disk apparatus
JPH10208374A (ja) ディスク装置
KR100445565B1 (ko) 디스크 드라이브의 자동조심장치
JP4182612B2 (ja) 情報記録媒体のドライブ装置
JP3594284B2 (ja) スピンドルモータ
JP2001258203A (ja) ディスクプレーヤー用自己補償型バランサ及び自己補償型バランサ一体型ターンテーブル
KR100750094B1 (ko) 디스크 플레이어 및, 이에 채용되는 자기보상형 밸런서일체형 턴테이블, 자기보상형 밸런서 일체형 클램퍼 및자기보상형 밸런서 일체형 스핀들모터
JPS6327292Y2 (ja)
JP2001256745A (ja) 小径円盤状記録媒体アダプタ装置
JP3127977B2 (ja) 薄型電動機
JP3763765B2 (ja) ディスク装置
JPH1169706A (ja) モータ
KR100572861B1 (ko) 자동조심장치 및 이를 구비한 디스크 재생기록장치
JPH0636493A (ja) フレキシブル磁気ディスク
JPH11110896A (ja) 磁気ディスク装置
WO2003001522A1 (fr) Appareil a disque
JPH0386048A (ja) モータ