JPH1169706A - モータ - Google Patents

モータ

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JPH1169706A
JPH1169706A JP22576897A JP22576897A JPH1169706A JP H1169706 A JPH1169706 A JP H1169706A JP 22576897 A JP22576897 A JP 22576897A JP 22576897 A JP22576897 A JP 22576897A JP H1169706 A JPH1169706 A JP H1169706A
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JP
Japan
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motor
balancer
rotation
center
weight balance
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Withdrawn
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JP22576897A
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English (en)
Inventor
Yoshio Fujii
義雄 藤居
Masanobu Chuda
昌信 忠田
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速回転においてもモータ特性の低下を防止
でき、高精度に回転できるモータの提供にある。 【解決手段】 回転中の重量バランスの偏りを補正する
機能を有するモータである。重量バランスの偏りを補正
する機能として、モータ回転体にバランサ20を回転自在
に備える。回転体の回転中心Oに対してバランサ20の重
心Gがずらせて設けられる。モータ回転中における重量
バランスに偏りがあるとこの偏りとバランサ20の重心G
とが回転体の回転中心Oに点対称である位置関係とな
り、その偏りが相殺される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速・高精度に回
転することが要求されるモータに関し、特に、記録ディ
スクを駆動させるための記録ディスク駆動用モータに関
する。
【0002】
【従来の技術】高速・高精度に回転することが要求され
るモータとして、例えば記録ディスク駆動用モータがあ
るが、データを記録・再生させる記録ディスクとして、
CD、FD、MO、MD、DVD、HD等各種のものが
ある。これら記録ディスクは、記録・再生方式、データ
容量、回転速度、記録密度等の仕様、或いはディスクの
材料、価格が異なり、それに伴ってディスクを駆動させ
るモータも種々ある。
【0003】近年の電子情報が文字から画像へと高度
化、大容量化によって、その情報を大量にかつ素早く記
録・再生ができること、更に低コストであること、が記
録ディスク及びこれを駆動させるモータを含む駆動装置
に要求されている。
【0004】例えば、CDは、当初音楽再生用として登
場したが、その利点を生かしてCD−ROMとしてコン
ピュータ用へと用途が拡大された。これにより、データ
容量が増大、動作時間(シークタイム)の短縮化により
記録ディスク(CD)側を早く回転させること、即ち、
記録ディスク駆動用モータが高速化されるに至っている
(音楽用CDを基準速度として、現在では20倍速なるも
のがある)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、モータが高
速回転すると、従来ではなかった問題が生じる。例え
ば、回転時の振れ、振動、騒音、寿命等の性能の維持・
管理が困難なものとなるが、特に、回転振れが増大する
ようになったことが、データの記録・再生において大き
な問題であった。これらの原因は、これまでの回転速度
では無視できていた各部の僅かな寸法誤差が、高速回転
によりその誤差が累積され無視できなくなって回転中の
バランスが悪化してきたものと考えられる。この各部と
は、記録ディスク側も影響している。このことは、仮に
モータ自体及び駆動装置側を高精度に組立てたとして
も、実際に記録ディスクを搭載してデータの読み書きを
行う際に異常が生じることになる。
【0006】そのため、各部の寸法精度を上げれば、あ
る程度性能改善させることができるが、製造コストとの
かね合いから限界があり根本的な改善には至らなかっ
た。それ故に、ある程度の寸法誤差はあるものとして回
転性能を向上させる対策が望まれていた。
【0007】そこで、本発明は、高速回転においてもモ
ータ性能(特に回転振れ性能)の低下を防止でき、高精
度に回転できるモータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に係るモータは、回転中の重量
バランスの偏りを補正する機構を有するモータであっ
て、該重量バランスの偏りを補正する機構として、モー
タ回転体にバランサを回転自在に備え、該回転体の回転
中心に対して該バランサの重心がずらせて設けられてな
り、モータ回転中における重量バランスに偏りがある
と、この偏りと該バランサの重心とが該回転体の回転中
心に点対称である位置関係となり、その偏りが相殺され
るものである。また、請求項2に係るモータは、バラン
サは、モータ回転が共振回転数を越えてから作用する。
また、請求項3に係るモータは、バランサが、少なくと
も2個であり、請求項4に係るモータは、バランサが、
板状のものであり、請求項5に係るモータは、バランサ
は、回転体に軸受手段を介して回転自在に支持される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0010】図1は本発明に係るモータを示し、このモ
ータは、例えば、光磁気ディスク(MO)駆動用モータ
であり、ブラケット1の円筒部2に軸受3,3を介して
回転自在に挿入される回転軸4と、該回転軸4に取り付
けられるロータ5(モータ回転体)と、該円筒部2に外
嵌側に配設されるステータ6と、を備える。
【0011】ロータ5は、ブッシュ7を介して回転軸4
に外嵌されるハブ8と、該ハブ8の周壁9の内周面に固
着される駆動用マグネット12と、該ハブ8の外面に固着
される吸着マグネット13と、該吸着マグネット13の外周
側に配置される記録ディスク載置用ブッシュ14と、を備
え、仮想線のように、記録ディスク15がこのロータ5に
保持され、ロータ5の回転と共に記録ディスク15が回転
する。従って、ハブ8と吸着マグネット13等に、回転軸
4を含めたものをロータと呼ぶこともある。また、ステ
ータ6は、円筒部2に外嵌固定されるステータコア16
と、該ステータコア16のティースに巻設されるコイル17
とからなる。
【0012】ところで、記録ディスク載置用ブッシュ14
は、この場合、含油性の多孔質体からなり、このブッシ
ュ14にバランサ20が外嵌されている。即ち、このバラン
サ20は回転体(ハブ8等からなる)側に設けられる。故
に、ブッシュ14は、記録ディスク15の載置用に加え偏心
板18,18を回転自在に支持する軸受機能(軸受手段、具
体的には、滑り軸受)を有している。この場合、バラン
サ20は一対の偏平薄肉の偏心板18,18からなり、この偏
心板18,18が、軸方向に所定間隔をもって、回転自在に
ブッシュ14に外嵌されている。偏心板18,18が所定間隔
を確保するためには、ブッシュ14の外周面に環状溝(図
示せず)を上下2本形成し、その環状溝に偏心板18,18
の内周縁を収容して軸方向の移動を規制している。な
お、偏心板18,18の固定手段としては、偏心板18,18に
スペーサを介在させ、抜け止めもあわせて構成するよう
にしてもよいし、ブッシュ14に一対の転がり軸受を追加
する、或いは置き換えるようにして、偏心板18,18を軸
受外輪に一体固定して回転自在に支持するようにしても
よい。偏心板18は、その重心Gが、回転体であるロータ
5の回転中心Oに対してずれている。偏心板18の材質
は、本例ではステンレス鋼が用いられているが、後述す
る重量バランスの偏りを相殺できる程度の重量を有する
ものであれば特に限定するものではない。
【0013】次に、上述のモータの動作について説明す
る。上述の如く構成されたモータが、記録ディスク15
(この場合、MO)を搭載した状態において駆動すれ
ば、重量バランスに偏りが有る場合においては、始動時
からモータ(MOを搭載した状態のモータ)の共振回転
数を越えるまでの間は、その重量バランスの偏りの方向
と、ロータ5の振れる方向が一致しながら回転するた
め、回転中心と、軸中心とが不一致で「振れ回転」する
不安定な回転となる。なお、共振回転数とは、ロータ5
の回転数とモータの固有振動数とが共振する回転数のこ
とをいう。
【0014】ところが、更に回転数が上昇して共振回転
数を十分に越えれば、このバランサ20は、回転中の重量
バランスによる偏りを相殺する。つまり、共振回転数を
越えれば、偏心板18,18による外力と振動の方向とが逆
位相になり、一対の偏心板18,18の重心Gと上記重量バ
ランスの偏りの点とが回転体であるロータ5の回転中心
Oを中心に点対称である位置関係となって、その偏りは
相殺され、回転が安定する。
【0015】一方、重量バランスが正常である場合(つ
まり、偏心板18,18を有さず、かつ、MOを搭載した状
態において重量バランスに偏りがない場合)、この偏心
板18,18を設けることによって、始動時からモータ(M
Oを搭載した状態のモータ)の共振回転数を越えるまで
の間は、上述と同様に不安定な回転をなすことになる
が、共振回転数を越えると、偏心板18,18は、相互に回
転中心Oを中心に点対称になるように移動し、モータ回
転の重量バランスを乱さないように位置する。
【0016】以上より、偏心板18,18にて、記録ディス
ク(MO)を搭載した状態において、安定した回転(高
精度の回転)となって、この記録ディスクのデータを安
定して記録・再生させることができる。このように偏心
板18,18からなるバランサ20を使用すると、スペースを
確保しにくい図1に示す薄型のモータであっても、十分
このバランサ20を設けることができ、しかも、モータ
(記録ディスクも含む)自体の重量バランスの偏りの有
無に関係なく、データの読み書きに支障ない高精度の回
転を常に得ることができるので、この構成はオートバラ
ンス補正機構ということができる。
【0017】次に、図3は本発明の他の実施の形態とな
るモータであって、CD−ROM駆動用モータを示し、
この場合、ロータ5が、ターンテーブル22、バックアイ
アン23、及び吸着マグネット24等を備える。
【0018】即ち、ターンテーブル22は、円筒部25と、
該円筒部25に軸方向中心部から突設される外鍔部26とを
備え、該外鍔部26の上面に設けられた載置部材27上に、
記録ディスク15(CD−ROM)が載置される。なお、
バックアイアン23の周壁28の内周面に、ロータマグネッ
ト12が固着され、ステータコア16とコイル17とからなる
ステータ6は、回転軸4を軸受3を介して回転自在に支
持している円筒体29に外嵌固定されている。
【0019】この場合、外鍔部26とバックアイアン23と
の間において、ターンテーブル22の円筒部25に、一対の
滑り軸受30,30が外嵌され、これにバランサ20が回転自
在に外嵌されているが、バランサ20がターンテーブル22
とバックアイアン23との間に形成された環状凹部に配置
されており、作業者の手等が偏心板18,18に接触しにく
いので接触による損傷が回避できる。
【0020】また、図4は本発明の別の実施の形態とな
るモータであって、FD駆動用モータを示し、この場
合、ロータ5が、ターンテーブル34、ハブ35、及び吸着
マグネット36等を備える。ターンテーブル34は、円盤状
体からなり、ハブ35は、その上壁37が内径部37aと外径
部37bを備える。即ち、外径部37bは内径部37aより基
盤38側に配設され、該内径部37aの外面に上記吸着マグ
ネット36が付設されている。
【0021】即ち、ハブ35の上壁37の内径部37aの内径
側の内面に、滑り軸受であるブッシュ40が固着され、こ
のブッシュ40にバランサ20が回転自在に外嵌されてい
る。この場合も、バランサ20は一対の偏心板18,18から
なるが、ハブ35の内面に位置するため、外見上はバラン
サ20が全く露出せず偏心板18,18に手等接触による損傷
が回避できる。また、偏心板18,18がロータ5により覆
われるので低騒音となる。
【0022】従って、これらの図3と図4に示すモータ
においても、バランサ20が回転体側に設けられ、図1に
示すモータのように、これらのバランサ20の作用によ
り、共振回転数を越えれば、安定した高精度の回転とな
って、記録ディスクのデータを安定して記録・再生させ
ることができる。なお、図3において、偏心板18に、嵌
合用円孔19の外周側に薄肉部32が位置するようにして偏
心板18,18を回転しやすくしたり、或いは、取付けやす
くする等の偏心板18,18の変形は自由である。
【0023】ところで、バランサ20としては、図2に示
す形状の偏心板18以外に、例えば、図5に示す種々のも
のであってもよい。即ち、図5(イ)に示すバランサ20
では、いわゆる三日月形状とされた偏心板18からなり、
その嵌合用円孔19が中心部より偏心した位置に設けら
れ、図5(ロ)に示すバランサ20では、偏心板18が、偏
平リング体からなる本体部42と該本体部42の外周面の一
部から突設される副部43(この副部43は、半円部43aと
該半円部43aを本体部42に連結する連結部43bとからな
る。)とからなり、図5(ハ)に示すバランサ20では、
偏心板18が、リング体からなる本体部44と該本体部44に
載置固定される重り45とからなり、図5(ハ)に示すバ
ランサ20では、偏心板18が一部に小孔46…を有する偏平
リング体からなる。
【0024】従って、図5に示す各偏心板18は、その重
心Gが、回転軸4中心Oに対してずれている。このた
め、これらの各偏心板18を各モータに付設すれば、図2
に示す偏心板18と同様の作用をなす。なお、偏心板18と
しては、上述のように種々の形状のものを使用すること
ができるが、回転方向に逆らわない(曲線)形状や、ス
ペースの制限からより薄い形状又は外径が大きくならな
い形状等、適用されるモータとその設置部位等の諸条件
を考慮して種々選定するとよい。
【0025】また、バランサ20としては、図6に示すよ
うに、切欠部47と嵌合用円孔19とを有する楕円状板48
と、該楕円状板48の切欠部47に弾発部材49を介して収納
状とされるウエイト体50と、を備えた一対の偏心部材5
1,51からなるものであってもよい。この場合、弾発部
材49としては、コイルバネ、板バネ等の種々のバネや、
ゴム体等の弾性材からなり、また、ウエイト体50として
は、例えば、球状体、円盤状体等からなる。
【0026】このバランサ20では、回転数に比例してウ
エイト体50が径方向に移動するため、各回転数によって
この偏心部材51の重心が変移する。従って、このバラン
サ20は、回転数を変更させて用いるモータに適用すると
効果的である。
【0027】例えば、CD−ROM駆動装置では、読み
取りの方式の関係上、記録ディスクの内周側と外周側と
では、回転数を変更させる動作を行う。この場合、図2
に示す偏心板18のように、その重心が径方向において不
動であると、回転数によって遠心力が変化しモータの偏
り点を変化させることができず、より高精度なバランス
補正ができない。これに対して、図6に示すバランサ20
では、ウエイト体50が径方向に移動し、この偏心部材51
の重心の位置が変化し、回転数が変化してもその回転数
に対して最適な位置に重心が配置され、より高精度なバ
ランス補正が実現できる。従って、バランサ20に重心が
変移するような機構を備えていれば、図6以外のもので
も同様の効果が得られることは勿論である。
【0028】また、図7に示すバランサ20では、嵌合用
円孔19が被嵌合部(図2ではブッシュ14であり、図3で
は滑り軸受30であり、図4ではブッシュ40である。)の
径より十分大きく設定されたリング体52が使用される。
従って、被嵌合部の回転に伴ってこのリング体52がいわ
ゆる偏心運動をなし、上述の偏心板18のような作用をな
す。このリング体52は、上述の図2,5,6のバランサ
20に比べて構造が簡略化されるので組立てやすい利点が
ある。なお、このリング体52は、静止時において、その
重量により、例えば、図1では、ハブ8に接触した状態
となっており、起動と同時にこのハブ8に摺動しながら
回転するので、リング体52、或いは被接触面(図1では
ハブ8)の少なくとも一方を摺動性に優れた素材及び表
面加工を施すようにすると円滑に回転する。また、この
リング体52は、偏心運動をするため、リング体自体の移
動範囲が大きくなることと、接触音が大きくなる傾向が
あるので、その移動スペースが十分確保でき、騒音が問
題にならない場合に適用するとよい。
【0029】更に、バランサ20として、図2,5,6,
7のような環状体を被嵌合部に嵌合する形状ではなく図
8に示すような羽状体55からなるものであってもよい。
羽状体55は、軸受手段として転がり軸受を適用し、この
外輪に一体に固定される。この羽状体55は、より少スペ
ースかつ軽量でありながら上記と同様のバランス補正の
作用をなすことができる。勿論、本例のバランサ20の形
状は、回転する被嵌合部より突出して重量バランスを補
正するように作用するものであれば、図8に示す羽状体
55に限るものではなく、例えば棒状又は帯状のものであ
ってもよい。
【0030】なお、偏心板18からなるバランサ20として
は、該偏心板18の数は、1枚でも、3枚以上であっても
よいが、1枚であると、モータの重量バランスに偏りが
ある場合は、1枚の偏心板18がその偏りを補正するよう
に作用するが、重量バランスが正常である場合は、この
偏心板18ために逆にバランスを乱し回転が不安定となる
不具合が生じる。従って、重量バランスに偏りが必ずあ
る場合のみの適用に限られる。3枚以上であると、2枚
の場合と同様に、各偏心板18がそのバランス状態に応じ
て移動して2枚の場合と同様の効果が得られ、軸方向長
さが大となるが2枚の場合よりも偏心板18の配置の組合
せが増すのでそれだけ微妙なバランス補正が可能とな
る。つまり、バランサ20が少なくとも2枚あると、モー
タの回転中の重量バランスの状態が特定しにくい場合、
又はCD−ROMのように不特定多数の記録ディスクを
搭載するために重量バランスに変動する可能性がある場
合等のように重量バランスの偏りの有無に関係なく正常
な重量バランスの回転状態が実現できる。
【0031】以上、本発明に従う実施形態について説明
したが、本発明は上述の実施形態に限るものではなく本
発明の範囲を逸脱することなく種々の変形、修正が可能
である。即ち、バランサ20としては、図例のものに限ら
ず、要は、重心点が回転軸の軸心に対して径方向にずれ
ていればよく、例えば、偏平の多角形状体等とすること
ができる。さらに、モータとしては、図2、図3及び図
4ではすべて軸回転型であるが、軸固定型のモータであ
ってもよい。この場合であっても、回転体側にバランサ
20を付設すればよい。また、記録ディスク駆動用以外で
回転振れのない高精度の回転が要求されるモータに上述
の構成を適用できることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0033】 請求項1によれば、モータの回転中に
重量バランスに偏りがあると、この偏りと該バランサ20
の重心Gとが該回転体の回転中心Oに点対称である位置
関係となり、その偏りがバランサ20によって相殺され、
モータは回転振れ等のない正常なバランスの回転状態が
実現され、モータは高速でありながら高精度である回転
振れ等のない正常なバランスの回転状態が実現される。
【0034】 請求項2のモータによれば、記録ディ
スク駆動用モータのように回転数の使用領域が共振回転
数を越えて使用する場合に、高速でありながら高精度に
回転させることができ、データの読み書きエラーを低減
することができる。
【0035】 請求項3のモータによれば、バランサ
20が、少なくとも2個であると、モータの回転中におけ
る重量バランスの偏りの有無にかかわらず何れの場合に
もモータは、高速でありながら高精度である回転振れ等
のない正常なバランスの回転状態が実現される。つま
り、モータの回転中の重量バランスの状態を特定が困難
な場合、又は記録ディスク駆動用のように記録ディスク
によって重量バランスが変動する場合にも重量バランス
の偏りを補正することができる。
【0036】 請求項4のモータによれば、バランサ
20が板状のものであると、このバランサの保持するスペ
ースが少量ですみ、特に軸方向高さを必要以上に大きく
することがなく、小型・薄型化されたモータに適用しや
すい。
【0037】 請求項5のモータによれば、バランサ
20が回転体に軸受手段を介して回転自在に支持されてい
ると、バランサが回転体に対して簡易な構成により回転
自在に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータの断面図である。
【図2】バランサの簡略図である。
【図3】他のモータの断面図である。
【図4】別のモータの断面図である。
【図5】他のバランサの簡略図である。
【図6】別のバランサの簡略図である。
【図7】さらに別のバランサの簡略図である。
【図8】さらに他のバランサの簡略図である。
【符号の説明】
20 バランサ G 重心 O 回転中心

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中の重量バランスの偏りを補正する
    機構を有するモータであって、 該重量バランスの偏りを補正する機構として、モータ回
    転体にバランサ20を回転自在に備え、該回転体の回転中
    心Oに対して該バランサの重心Gがずらせて設けられて
    なり、 モータ回転中における重量バランスに偏りがあると、こ
    の偏りと該バランサ20の重心Gとが該回転体の回転中心
    Oに点対称である位置関係となり、その偏りが相殺され
    ることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 該バランサ20は、モータ回転が共振回転
    数を越えてから作用する請求項1に記載のモータ。
  3. 【請求項3】 該バランサ20が、少なくとも2個である
    請求項1又は2に記載のモータ。
  4. 【請求項4】 該バランサ20が、板状のものである請求
    項1,2,又は3に記載のモータ。
  5. 【請求項5】 該バランサ20は、該回転体に軸受手段を
    介して回転自在に支持された請求項1,2,3,又は4
    に記載のモータ。
JP22576897A 1997-08-06 1997-08-06 モータ Withdrawn JPH1169706A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009080883A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Nippon Densan Corp モータおよびディスク駆動装置
CN101964565A (zh) * 2010-08-19 2011-02-02 西安交通大学 跨外转子混合动平衡方法

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