JPH0386048A - モータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ産業上の利用分野 本発明はモータに関し、例えば磁気ディスクを回転駆動
するようになされたモータに適用して好適なものである
。

Ｂ発明の概要 本発明は、固定部材上に軸を植立固定したモータにおい
て、固定部材及び軸を一体に形成することによって剛性
を向上し得、これによりモータを一段と小型薄型化し得
る。

Ｃ従来の技術 従来例えば磁気ディスクを回転駆動するようになされた
モータとしては、固定された鉄心に対して回転するよう
になされた筐体上に磁気ディスクを直接固定することに
よって、磁気ディスク装置を小型、薄型化し得るように
なされたものがある。

すなわち第４図に示すように、モータ１はフランジ形状
の固定部材２の凹部上側面２Ａに固定軸３が植立して設
けられており、さらに鉄心５が中心部に設けられた保合
孔５Ａを固定軸３に係合して固定部材２上に固着されて
いる。

またモータ１の筐体を形成する回転ハブ６は、係合孔６
Ａに嵌合されたベアリング７の内周面７Ａを固定軸３に
係合することによって、当該固定軸３に回転自在に係合
されている。

また回転ハブ６は上側面に突設された突起部６Ｂの外周
面に、間座８Ａ及び８Ｂを介挿して第１及び第２の磁気
ディスクＩＯＡ及びＩＯＢを嵌合すると共に、固定円板
１２を当該突起部６Ｂの上側面６Ｃにねじ９によってね
し止めすることによって磁気ディスクＩＯＡ及びＩＯＢ
を固定するようになされている。

また回転ハブ６の下側面には外周に沿って下方向に突設
したスカート部６Ｄが設けられており、当該スカート部
の内周面に環状磁石１３が固着されている。

従って環状磁石１３に鉄心５が対向する位置に回転ハブ
６を装着することによって環状磁石１３及び鉄心５によ
って磁気回路を構成し、鉄心に駆動電流を導通すること
によって、当該回転ハブ６が回転駆動され、これにより
磁気ディスクＩＯＡ及びＩＯＢが回転駆動される。

Ｄ発明が解決しようとする問題点 ここで磁気ディスクを回転駆動するモータとしては、第
３図に示すように固定部材２に設けられた保合孔２Ｂに
固定軸３を圧入又は接着することによって当該固定軸３
を固定するようになされており（実開昭６３−１０９５
５６号公報）、固定軸３及び固定部材２の保合部におい
て所定の剛性を持たせるようになされている。

従って固定軸３及び固定部材２全体として固定軸３の倒
れに対する剛性を高めることによって、回転ハブ６及び
磁気ディスクｌＯＡ及びＩＯＢを回転駆動した際に、各
構成部品によって発生する振動の共振周波数を高めるよ
うになされている。

ここで一般に高い周波数で発生する共振は、低い周波数
で発生する場合に比して振動量が小さくなる。

従ってモータを回転駆動した際に生じる振動量を実用上
十分な程度に収め、これにより当該モータに装着された
磁気ディスクの振動量を低減して、トラッキング精度を
向上するようになされている。

ところが磁気ディスクＩＯＡ及びＩＯＢを回転駆動する
モータ１においては、構成をできるだけ簡易化すると共
に各構成部品の寸法及び材厚を一段と小さくすることに
よって小型薄型化し、磁気ディスク装置を全体として小
型化することが考えられている。

従ってこの場合固定軸３が一段と小径化されることによ
って固定軸３及び固定部材２の保合部において剛性が低
下すると共に、固定部材２の材厚が薄く形成されること
によって固定軸３及び固定部材２でなる固定部の剛性が
全体として低下し、これによりモータを回転駆動した際
に発生する振動量が増加する問題があった。

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、モータを
駆動した際の振動量を低減し得ると共に、全体として簡
易な構成で一段と小型薄型化し得るモータを提案しよう
とするものである。

Ｅ問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、固定部
材２１Ａ上に軸２ＩＣを植立し、軸２１Ｃに回転部２３
を回転自在に係合したモータ２０において、軸２１Ｃ及
び固定部材２ＬＡを同一材料によって一体に形成するよ
うにする。

Ｆ作用 固定部材２１Ａ及び軸２１Ｃを一体に形成するようにし
たことにより、軸２１Ｃの倒れに対する剛性を向上し得
、これによりモータを回転駆動した際の振動量を低減す
ることができる。

かくするにつきモータを小型薄型化する場合においても
剛性の低下を防止し得、振動量の増加を未然に防止する
ことができる。

Ｇ実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。

第３図との対応部分に同一符号を付して示す第１図にお
いて、磁気ディスク回転駆動用のモータ２０は、例えば
アルミニウムを鍛造することによってフランジ形状の固
定部２１Ａ及び当該固定部２ＬＡの凹部上側面２１Ｂに
軸部２１Ｃが一体に形成されて支持部材２１を構成して
いる。

また固定部２１Ａの凹部上側面２１Ｂにおいては、当該
固定部２１Ａの材厚が従来に比して厚く形成されており
、さらに上側面２１Ｂが鉄心５に巻装された導電線５Ａ
に接触しないように凹部２１Ｄが形成されている。

従って一体に形成された軸部２１Ｃ及び固定部２１Ａは
全体として軸部２１Ｃの倒れに対して剛性が一段と高く
なるように形成されている。

また軸部２１Ｃにはベアリング７を介して回転ハブ２３
が回転自在に係合されており、当該回転ハブ２３の突起
部２３Ａには、磁気ディスク１０Ａ及び１０Ｂが嵌合さ
れ、固定円板１２を当該回転ハブ２３の貫通構造のねじ
孔２３Ｂにねじ９によってねじ止めすることによって磁
気ディスク１０Ａ及びＩＯＢが回転ハブ２３に固定され
ている。

従って磁気ディスクＩＯＡ及びＩＯＢは回転ノ＼ブ２３
が回転駆動される際に、これと一体に回転駆動されるよ
うになされている。

また貫通構造のねし孔２３Ｂには回転ハブ２３の下側面
２３Ｃから封止部材２４が固着されており、当該モータ
２０を封止構造にするようになされている。

以上の構成において、鉄心５に巻装された導電線５Ａに
駆動電流を導通ずると、回転ハブ２３及び磁気ディスク
ＩＯＡ、ＩＯＢが回転駆動される。

このときモータ２０を構成する各構成部品の振動によっ
て発生する共振は、軸部２ＩＣの倒れに対する剛性が従
来に比して一段と高くなるように構成されていることに
より、従来の場合に比して一段と高い周波数で発生する
。

従って共振による振動レベルは実用上十分な程度に収め
られることによって回転ハブ２３及び当該回転ハブ２３
上に固定された磁気ディスク１０Ａ及びＩＯＢの振動量
を低減させることができる。

以上の構成によれば、軸部２ＩＣ及び固定部２１Ａを一
体に形成すると共に、固定部２１Ａの材厚を厚く形成し
たことにより、軸部２１Ｃの倒れに対する剛性を一段と
高くすることができ、これによりモータ２０を一段と小
型薄型化するにつき剛性の低下を防止し得、モータ２０
に発生する振動量の増加を未然に防止することができる
。

かくするにつき磁気ディスクＩＯＡ及びＩＯＢ上から情
報を記録及び又は再生する際のトラッキング精度の劣化
を防止し得る。

因に軸部２１Ｃ及び固定部２１Ａを一体に形成するよう
にしたことにより、部品点数を削減して全体として簡易
な構成にし得ると共に、軸部２１Ｃ及び固定部２１Ａの
同芯度及び固定軸の振れ精度を向上させることができる
。

また軸部２１Ｃ及び固定部２１Ａを同一材料によって一
体に形成したことにより、熱変化による剛性の変化が生
じないようにし得る。

なお上述の実施例においては、支持部材２１をアルミニ
ウムを鍛造することによって形成した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば鉄系の材料を鍛造
したり、さらには鋳造等、他の材料及び製造方法を適用
し得る。

また上述の実施例においては、本発明を磁気ディスクを
回転駆動するモータ２０に適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、他の種々のモータにも適用
し得る。

Ｈ発明の効果 上述のように本発明によれば、軸及び当該軸を固定する
ようになされた固定部材を同一材料によって一体に形成
したことにより、軸の倒れに対する剛性を向上し得、こ
れにより軸に係合された回転体によって発生する振動の
増加を未然に防止し得る小型薄型のモータを実現できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるモータの一実施例を示す断面図、
第２図は磁気ディスク装置用モータの全体構成を示す斜
視図、第３図は従来例を示す断面図である。 １．２０・・・・・・モータ、２・・・・・・固定部材
、３・・・・・・固定軸、５・・・・・・鉄心、６．２
３・・・・・・回転ハブ、ＩＯＡ、ＩＯＢ・・・・・・
磁気ディスク、２１・・・・・・支持部材、２１Ａ・・
・・・・固定部、２ＩＣ・・・・・・軸部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 固定部材上に軸を植立し、上記軸に回転部を回転自在に
   係合したモータにおいて、 上記軸及び上記固定部材を同一材料によつて一体に形成
   した ことを特徴とするモータ。