JPH0510835A - 転がり軸受の予圧を測定する方法と装置 - Google Patents

転がり軸受の予圧を測定する方法と装置

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JPH0510835A
JPH0510835A JP3184092A JP18409291A JPH0510835A JP H0510835 A JPH0510835 A JP H0510835A JP 3184092 A JP3184092 A JP 3184092A JP 18409291 A JP18409291 A JP 18409291A JP H0510835 A JPH0510835 A JP H0510835A
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博之 松崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複列玉軸受13の予圧量を、容易にしかも正確
に求める。 【構成】軸14を固定した状態で、外輪3を回転させ
る。軸14の振動を振動ピックアップ34と第二の振動
ピックアップ36とにより検出する。両振動ピックアッ
プ34、36の測定信号を、アンプ35、38を介して
周波数変換器39に送る。この周波数変換器39は、フ
ーリエ変換により、外輪3の回転周波数、玉12、12
の公転周波数、並びに複列玉軸受13の共振周波数を求
める。そして第一の演算手段40が、接触角と軸受剛性
とを算出し、第二の演算手段41が予圧量を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る転がり軸受の予圧
を測定する方法と装置は、複列の玉軸受、或は組み合わ
せ玉軸受、更には複列のころ軸受や組み合わせころ軸受
に付与された予圧を容易且つ迅速に、しかも正確に求め
る為に利用する。
【0002】
【従来の技術】例えば図5に示す様な複列玉軸受1、或
は図6に示す様な組み合わせ玉軸受6が、従来から各種
機械装置等の回転部分に組み込まれている。この内、図
5に示した複列玉軸受1は、内周面に複列の外輪軌道
2、2を有する外輪3と、外周面に複列の内輪軌道4、
4を有する内輪5と、上記各外輪軌道2、2と内輪軌道
4、4との間に転動自在に設けられた複数の玉12、1
2とから構成される。そして、この玉12、12の転動
に基づき、上記外輪3を内嵌支持したハウジング等の部
材と、上記内輪5を外嵌支持した軸等の部材との相対的
回転を自在とする。
【0003】又、図6に示した組み合わせ玉軸受6は、
それぞれ内周面に外輪軌道7を形成した外輪8と、外周
面に内輪軌道9を形成した内輪10と、上記外輪軌道7
と内輪軌道9との間に転動自在に設けられた複数の玉1
2とから成る1対の玉軸受11、11を、互いに逆向き
に組み合わせる事で構成されている。
【0004】この様な複列玉軸受1及び組み合わせ玉軸
受6は、ラジアル方向の荷重だけでなくアキシャル方向
の荷重も支承出来る様に、各玉12、12と外輪軌道
2、7及び内輪軌道4、9との接触点を結ぶ直線aを、
回転中心軸に対して直角な直線bに対して、角度(接触
角)αだけ傾斜させると共に、外輪軌道2、7と内輪軌
道4、9との間で各玉12、12を押圧する、所謂予圧
付与を行なっている。
【0005】上記予圧の大きさは、複列玉軸受1及び組
み合わせ玉軸受6の性能に大きな影響を及ぼす為、所定
の値になる様に規制する必要がある。特に、高性能玉軸
受の場合には、上記予圧を厳密に規制する必要がある。
【0006】この為従来から、特開昭58−19631
8号公報、特公平2−61700号公報に記載されてい
る様に、玉軸受の一部にスラスト方向の荷重を加えた
り、或は振動を加えたりする事で、玉軸受に付与された
予圧を測定する方法が提案されている。
【0007】この内、特開昭58−196318号公報
に開示された方法は、玉軸受の一部に軸方向の荷重を加
えると共に荷重の変化に伴なう変位を測定し、急激な変
位を開始する時点での荷重の値から、予圧を推定するも
のである。又、特公平2−61700号公報に開示され
た方法の場合、加振装置により玉軸受に振動を加えて、
この玉軸受の共振周波数を検出し、この共振周波数と別
途求めた接触角αとから、予圧を求める。この他に、玉
軸受を構成する外輪又は内輪に回転力を与え、回転力を
付与された部材が回転し始める際の起動トルクを測定す
る事で、玉軸受に付与された予圧を推定する事も行なわ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様な
従来の方法により、玉軸受等の転がり軸受の予圧を測定
する場合、次に述べる様な不都合を生じる。
【0009】先ず、特開昭58−196318号公報に
開示された方法の場合、玉軸受の一部に軸方向の荷重を
加える事に伴ない、軌道面に圧痕や傷が生じ、玉軸受の
回転精度や寿命を損なう場合がある為、使用出来る範囲
が限定される。又、急激な変位を開始する時点での荷重
の値から予圧を推定する為、正確な予圧を求める事が出
来ない。
【0010】次に、特公平2−61700号公報に開示
された方法の場合、玉軸受に振動を加える必要上、加振
装置が必要になる等、測定装置が複雑化する。又、玉軸
受を回転させない状態(停止状態)で振動を加えつつ測
定作業を行なう為、実用回転数又はそれに近い回転数に
対する評価が出来ない。
【0011】更に、起動トルクにより予圧を測定する方
法の場合、やはり正確な予圧を求める事が出来ない。即
ち、上記起動トルクは、予圧だけでなく、グリース等の
潤滑剤の量並びに粘度、シールの接触状態等、他の要因
の影響を受け易いが、この他の要因が起動トルクに及ぼ
す影響を正確に知る事は難しい為、起動トルクから正確
な予圧を求める事は出来ない。
【0012】本発明の転がり軸受の予圧を測定する方法
と装置は、上述の様な不都合を何れも解消するものであ
る。
【0013】
【課題を解決する為の手段】本発明の転がり軸受の予圧
を測定する方法と装置の内、請求項1〜2に記載された
転がり軸受の予圧を測定する方法の発明は何れも、内周
面に外輪軌道を有する外輪相当部材と、外周面に内輪軌
道を有する内輪相当部材と、上記外輪軌道と内輪軌道と
の間に、転動自在に設けられた複数の転動体とから成る
転がり軸受に付与された予圧を求めるものである。
【0014】そして、請求項1に記載された転がり軸受
の予圧を測定する方法の場合、上記外輪相当部材と内輪
相当部材との内の一方の部材を回転不能とした状態で他
方の部材を回転駆動しつつ、上記一方の部材又は他方の
部材の振動を測定し、この振動の測定値から、上記転が
り軸受の共振周波数を求め、この共振周波数から上記転
がり軸受の軸受剛性を求めて、この軸受剛性と上記複数
の転動体の接触角とから上記予圧を求める。
【0015】又、請求項2に記載された転がり軸受の予
圧を測定する方法の場合、他方の部材の回転に伴なう一
方の部材又は他方の部材の振動を測定し、この振動の測
定値から、上記他方の部材の回転周波数及び転動体の公
転周波数を求め、これら回転周波数及び公転周波数から
求めた接触角と、上記請求項1に記載された方法により
求められた軸受剛性とから転がり軸受の予圧を求める。
【0016】又、請求項3〜4に記載された転がり軸受
の予圧を測定する装置の発明は何れも、内周面に外輪軌
道を有する外輪相当部材と、外周面に内輪軌道を有する
内輪相当部材と、上記外輪軌道と内輪軌道との間に転動
自在に設けられた複数の転動体とから成る転がり軸受に
付与された予圧を求めるものである。
【0017】そして、請求項3に記載された転がり軸受
の予圧を測定する装置は、上記外輪相当部材と内輪相当
部材との内の一方の部材の一部を押圧する事で、この一
方の部材を回転不能とする押圧装置と、上記外輪相当部
材と内輪相当部材との内の他方の部材を回転駆動する駆
動装置と、上記一方の部材又は他方の部材の振動を測定
する振動測定素子と、この振動測定素子の出力信号によ
り、上記転がり軸受の共振周波数を求める周波数変換器
と、この周波数変換器により求められた上記共振周波数
と上記転動体の接触角とから、上記転がり軸受の予圧を
求める演算器とから成る。
【0018】更に、請求項4に記載された転がり軸受の
予圧を測定する装置は、他方の部材の回転に伴なう一方
の部材又は他方の部材の振動を測定する第二の振動測定
素子と、この第二の振動測定素子の出力信号により、他
方の部材の回転周波数と上記複数の転動体の公転周波数
とを求める周波数変換器と、この周波数変換器により求
められた上記回転周波数及び公転周波数から、転動体の
接触角を求める第二の演算器とを有し、この第二の演算
器が求めた接触角を表わす信号を、上記請求項3に記載
された演算器に入力する。
【0019】
【作用】上述の様に構成される本発明の転がり軸受の予
圧を測定する方法と装置の場合、一方の部材又は他方の
部材の振動の測定値から、上記転がり軸受の共振周波数
を求める為、簡単な装置で、実用回転数又はそれに近い
回転数に対する転がり軸受の予圧量測定を行なえる。
【0020】特に、請求項2、4に記載された転がり軸
受の予圧を測定する方法と装置の場合、上記一方の部材
のラジアル方向に亙る振動に基づいて他方の部材の回転
周波数と転動体の公転周波数とを求め、この回転周波数
と公転周波数とから転動体の接触角を求める為、接触角
が予め正確に解っていない転がり軸受の予圧測定も正確
に行なえる。
【0021】
【実施例】図1は本発明装置の第一実施例を示してい
る。予圧を測定すべき複列玉軸受13は、内周面に複列
の外輪軌道2、2を有する外輪3と、外周面に複列の内
輪軌道4、4を有する軸14と、上記各外輪軌道2、2
と内輪軌道4、4との間に転動自在に設けられた複数の
玉12、12とから成る。上記予圧の測定作業時には、
この複列玉軸受13の外輪3が、後述するスピンドル1
5、電動モータ16等と共に駆動装置を構成するアーバ
17に外嵌支持される。
【0022】上記アーバ17は、スピンドル15の一端
面(図1の右端面)中心部に形成されたテーパ孔18に
嵌合固定される。そしてこのスピンドル15は、軸受1
9の内側に回転自在に支持される。この軸受19として
好ましくは、静圧気体軸受、磁気軸受、超電導軸受等、
上記スピンドル15の回転に伴なって振動を発生しない
構造のものを使用する。
【0023】この様にして軸受19に支持されたスピン
ドル15は、電動モータ16により回転駆動自在として
いる。図示の実施例の場合、上記スピンドル15の他端
面中心部に固定した従動プーリ21と上記電動モータ1
6の出力軸に固定した駆動プーリ22との間に、ベルト
23を掛け渡している。上記電動モータ16への通電に
より上記スピンドル15は、例えば1800r.p.m.程度
の一定速度で回転駆動される。
【0024】尚、上記ベルト23の張力及び材質を工夫
する事で、電動モータ16によるスピンドル15の回転
駆動時に、このスピンドル15が振動する事を防止す
る。又、図示の実施例とは別に、スピンドル15と電動
モータ16の出力軸とを同心に配置し、マグネットカッ
プリング等を介して、上記スピンドル15を回転駆動す
る事も出来る。
【0025】押圧装置24が、前記アーバ17に支持さ
れた複列玉軸受13の軸14の端面に対向した状態で設
けられる。この押圧装置24は、予圧シリンダ25と揺
動継手26と押圧板27とを有する。上記予圧シリンダ
25に嵌装された予圧ピストン28に、ロッド29の基
端部を固定し、このロッド29の先端部に、上記揺動継
手26を結合している。この揺動継手26は、2枚の板
片30a、30bの間に1個の球体31を挟持する事
で、両板片30a、30b同士の揺動変位を自在とした
ものである。
【0026】前記押圧板27は、前記複列玉軸受13と
対向する一方(図1の左方)の板片30aの側面に、緩
衝材32を介して支持される。この押圧板27は、前記
予圧シリンダ25のシリンダ室33内への圧力流体の送
り込みに伴なって図1で左行し、前記複列玉軸受13の
軸14の端面に押し付けられ、この軸14をアキシャル
方向(図1の左方向)に押圧する。この押圧により、前
記外輪3が電動モータ16への通電に基づいて回転した
場合に於いても、この軸14が回転するのが防止され
る。
【0027】尚、前記揺動継手26は、この押し付け作
業時に、前記押圧板27を軸14の端面に、全周に亙っ
て均等な力で押し付ける役目を有する。又、前記緩衝材
32は、予圧シリンダ25や揺動継手26で生じる振動
が前記軸14に伝達されるのを防止する。又、前記押圧
板27をアキシャル方向に押圧する為の手段は、予圧シ
リンダに代え、ソレノイド等、他の機構とする事も出来
る。
【0028】振動測定素子である振動ピックアップ34
が、前記押圧板27の側面で、前記緩衝材32によって
囲まれた部分に添着されている。この振動ピックアップ
34は、軸14から押圧板27に伝わる軸方向(図1の
左右方向)に亙る振動を測定し、測定値を表わす信号A
をアンプ35に送る。尚、振動測定素子としては、上記
振動ピックアップ34の他、変位計、速度計、加速度計
等、上記振動を検出出来るものであれば、何れも使用可
能である。
【0029】一方、第二の振動測定素子である第二の振
動ピックアップ36の測定子37が、前記軸14の外周
面に当接している。この第二の振動ピックアップ36
は、軸14のラジアル方向に亙る振動を測定し、測定値
を表わす信号Bを第二のアンプ38に送る。尚、第二の
振動測定素子としては、やはり上記第二の振動ピックア
ップ36の他、変位計、速度計、加速度計等、上記ラジ
アル方向に亙る振動を検出出来るものであれば、何れも
使用可能である。
【0030】又、上記アンプ35と第二のアンプ38と
からはそれぞれ、増幅された信号C、Dが、周波数変換
器39に送られる。フーリエ変換器を含んで構成され
る、この周波数変換器39は、高速フーリエ変換( FFT
=fast Fourier transform)を利用して、上記アンプ3
5及び第二のアンプ38から送り込まれた信号C、Dに
基づき、前記複列玉軸受13の共振周波数fa と、外輪
3の回転周波数fr と、前記複数の玉12、12の公転
周波数fc とを求める。
【0031】本発明により求めるべき上記複列玉軸受1
3の予圧Fa に関係する軸受剛性Ka は、上記共振周波
数fa の関数(Ka =f(fa 、α))として表わさ
れ、接触角αは上記回転周波数fr 及び公転周波数fc
の関数(α=f(fr 、fc ))として表わされ、上記
予圧Fa は上記軸受剛性Ka と接触角αとの関数(FA
=f(Ka、α))として表わされる為、上述の様に複
列玉軸受13の共振周波数fa と、外輪3の回転周波数
r と、前記複数の玉12、12の公転周波数fc とが
求められれば、上記複列玉軸受13の予圧Fa を求める
事が出来る。
【0032】即ち、前記接触角αは、上述の様に周波数
変換器39で求められた回転周波数fr 及び公転周波数
c と、玉12、12の外径Da 及び玉12、12のピ
ッチ直径dm とから、次の(1)(2)式で求められ
る。尚、玉12、12の外径Da 、及び玉12、12の
ピッチ直径dm は、製造時に定まる寸法である。
【0033】 fc =fr ・(dm +Da ・ cosα)/2dm −−−(1) この(1)式を変換して、 α=cos-1 [dm ・{(2fc /fr )−1}/Da ]−−−(2)
【0034】尚、軸14のラジアル方向に亙る振動から
外輪3の回転周波数fr と、前記複数の玉12、12の
公転周波数fc とを求められる理由は、次の通りであ
る。
【0035】先ず、回転周波数fr を求められる理由に
就いて説明する。複列玉軸受13を構成する各部材は、
極めて精密に仕上げられるが、その表面形状並びに寸法
に全く誤差がない事はありえない。例えば、前記外輪軌
道と内輪軌道とも、軸受回転中心に対し、極く僅かなが
ら偏心している。そして、この偏心により回転周波数成
分が生じる。従って、他方の部材である回転輪又は一方
の部材である固定輪のラジアル方向振動、角方向振動、
アキシャル方向振動の何れかを測定する事により回転周
波数fr を知る事が出来る。
【0036】次に、上記公転周波数fc が求められる理
由に就いて説明する。1個の玉軸受に組み込まれる複数
の玉の外径は同じとするが、不可避的な製造誤差によ
り、各玉毎に外径が僅かに異なる。この様に外径が微妙
に異なる複数の玉の公転に基づき上記一方の部材及び他
方の部材がラジアル方向、角方向、アキシャル方向に振
動する。そしてこの振動の周波数は、上記複数の玉の公
転周波数及び玉の公転周波数の整数倍の周波数に一致す
る。又、前記外輪軌道と内輪軌道とは何れも、微小のう
ねりが存在する。そして、上記他方の部材の回転時に
は、このうねりに基づいて、一方の部材及び他方の部材
が、ラジアル方向、角方向、アキシャル方向に振動す
る。そして、この振動の周波数は玉の公転周波数成分を
含んでいる。従って、上記一方の部材又は他方の部材の
ラジアル方向、角方向、アキシャル方向の何れかの方向
の振動の周波数を求めれば、上記玉の公転周波数が解
る。
【0037】上述の様に前記周波数変換器39は、軸1
4の振動に基づいて、外輪3の回転周波数fr と玉1
2、12の公転周波数fc とを求めると共に、複列玉軸
受13の共振周波数fa を求める。そして各周波数f
r 、fc 、fa を表わす信号Eは、第一の演算手段40
に送られる。そしてこの第一の演算手段40は、前記
(1)(2)式を利用して、接触角αを求めると共に、
複列玉軸受13の軸受剛性Ka を求める。
【0038】上記第一の演算手段40が求めた接触角α
及び軸受剛性Kaを表わす信号Fは、次いで第二の演算
手段41に送られる。そして、この第二の演算手段41
は、上記信号Fに基づいて、複列玉軸受13の予圧Fa
を求める。尚、接触角α及び軸受剛性Ka より予圧Fa
を求める方法は、前記特公平2−61700号公報等に
開示されている様に、従来から知られている為、詳しい
説明は省略する。
【0039】更に、図示の実施例に於いては、上記第二
の演算手段41により求められた予圧Fa を表す信号G
を判定器42に送り、この判定器42によって、前記複
列玉軸受13に付与された予圧Fa が適性範囲にあるか
否かを判定する様にしている。即ち、上記判定器42に
は、図2に示した予圧Fa の最大許容値Famaxと最小許
容値Famin、並びに接触角αの最大許容値αmax と最小
許容値αmin を記憶させている。そしてこの判定器42
は、複列玉軸受13の予圧Fa が最大許容値Famaxと最
小許容値Faminとの間にあり、且つ接触角αが最大許容
値αmax と最小許容値αmin との間にある場合、即ち、
予圧Fa と接触角αとが図2の斜格子の範囲にある場合
に、上記複列玉軸受13が良品であると判定し、反対
に、予圧F a と接触角αとが図2の斜格子の範囲から外
れた場合に、上記複列玉軸受13が不良品であると判定
する。
【0040】上述の様に構成され作用する、本発明によ
る転がり軸受の予圧を測定する装置の場合、複列玉軸受
13の外輪3を回転させつつ、軸14のスラスト方向に
亙る振動の周波数及びラジアル方向に亙る振動の周波数
を測定し、これらの振動周波数から予圧Fa を求める
為、正確な予圧Fa を簡単に求められ、しかも測定作業
に伴なって複列玉軸受13を傷める事もない。
【0041】尚、図示の実施例の場合、軸受剛性Ka
を、軸14のスラスト方向に亙る振動より求めている
が、この軸受剛性Ka は、軸14のラジアル方向に亙る
振動、或は角方向に亙る振動により求める事も出来る。
【0042】又、図1に示した第一実施例の場合、軸1
4を固定し、外輪3を回転させつつ、軸14の振動を測
定しているが、これとは逆に、図3に示す様に、外輪3
を固定し、軸14を回転させつつ、上記外輪3の振動を
測定する事で、複列玉軸受13の予圧Fa を求める事も
出来る。
【0043】但し、この場合は、外輪3のラジアル振動
に基づいて、軸14の回転周波数と玉12、12の公転
周波数とを求める場合に、前記(1)(2)式に代え
て、次の(3)(4)式を用いる。 fc =fr ・(dm −Da ・ cosα)/2dm −−−(3) α=cos-1 [dm ・{1−(2fc /fr )}/Da ]−−−(4)
【0044】又、予圧Fa を測定すべき複列玉軸受13
を構成する玉12、12の接触角αが予め解っている場
合には、図4に示す様に、接触角設定器43より第二の
演算手段41に、接触角αを表す信号Hを送り、振動ピ
ックアップ34の測定値に基づいて求めた、軸受剛性K
a を表わす信号Iと上記信号Hとに基づいて、予圧Fa
を求める事も出来る。
【0045】更に、上述の説明は、複列玉軸受の予圧を
測定する場合を中心に述べたが、本発明の転がり軸受の
予圧を測定する方法と装置は、この他にも組み合わせ玉
軸受、複列ころ軸受、組み合わせころ軸受の予圧を測定
するのにも利用出来る。
【0046】
【発明の効果】本発明の転がり軸受の接触角を測定する
方法と装置は、以上に述べた通り構成され作用するが、
正確な予圧を簡単に求められ、しかも測定作業に伴なっ
て転がり軸受を傷める事もない為、測定作業の自動化が
容易となり、転がり軸受の製造ライン中に測定装置を組
み込み、製造される転がり軸受の予圧を全数検査する事
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す略図。
【図2】予圧と接触角との適性範囲を示す為の線図。
【図3】本発明の第二実施例を示す部分略断面図。
【図4】本発明の第三実施例を示す略図。
【図5】玉軸受の1例を示す部分断面図。
【図6】同じく第2例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 複列玉軸受 2 外輪軌道 3 外輪 4 内輪軌道 5 内輪 6 組み合わせ玉軸受 7 外輪軌道 8 外輪 9 内輪軌道 10 内輪 11 玉軸受 12 玉 13 複列玉軸受 14 軸 15 スピンドル 16 電動モータ 17 アーバ 18 テーパ孔 19 軸受 21 従動プーリ 22 駆動プーリ 23 ベルト 24 押圧装置 25 予圧シリンダ 26 揺動継手 27 押圧板 28 予圧ピストン 29 ロッド 30a 板片 30b 板片 31 球体 32 緩衝材 33 シリンダ室 34 振動ピックアップ 35 アンプ 36 第二の振動ピックアップ 37 測定子 38 第二のアンプ 39 周波数変換器 40 第一の演算手段 41 第二の演算手段 42 判定器 43 接触角設定器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 転がり軸受の予圧量を測定する方法と
装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る転がり軸受の予圧
量を測定する方法と装置は、複列の玉軸受、或は組み合
わせ玉軸受、更には複列のころ軸受や組み合わせころ軸
受に付与された予圧量を容易且つ迅速に、しかも正確に
求める為に利用する。
【0002】
【従来の技術】例えば図5に示す様な複列玉軸受1、或
は図6に示す様な組み合わせ玉軸受6が、従来から各種
機械装置等の回転部分に組み込まれている。この内、図
5に示した複列玉軸受1は、内周面に複列の外輪軌道
2、2を有する外輪3と、外周面に複列の内輪軌道4、
4を有する内輪5と、上記各外輪軌道2、2と内輪軌道
4、4との間に転動自在に設けられた複数の玉12、1
2とから構成される。そして、この玉12、12の転動
に基づき、上記外輪3を内嵌支持したハウジング等の部
材と、上記内輪5を外嵌支持した軸等の部材との相対的
回転を自在とする。
【0003】又、図6に示した組み合わせ玉軸受6は、
それぞれ内周面に外輪軌道7を形成した外輪8と、外周
面に内輪軌道9を形成した内輪10と、上記外輪軌道7
と内輪軌道9との間に転動自在に設けられた複数の玉1
2とから成る1対の玉軸受11、11を、互いに逆向き
に組み合わせる事で構成されている。
【0004】この様な複列玉軸受1及び組み合わせ玉軸
受6は、ラジアル方向の荷重だけでなくアキシャル方向
の荷重も支承出来る様に、各玉12、12と外輪軌道
2、7及び内輪軌道4、9との接触点を結ぶ直線aを、
回転中心軸に対して直角な直線bに対して、角度(接触
角)αだけ傾斜させると共に、外輪軌道2、7と内輪軌
道4、9との間で各玉12、12を押圧する、所謂予圧
付与を行なっている。
【0005】上記予圧の大きさ、即ち予圧量は、複列玉
軸受1及び組み合わせ玉軸受6の性能に大きな影響を及
ぼす為、所定の値になる様に規制する必要がある。特
に、高性能玉軸受の場合には、上記予圧量を厳密に規制
する必要がある。
【0006】この為従来から、特開昭58−19631
8号公報、特公平2−61700号公報に記載されてい
る様に、玉軸受の一部にスラスト方向の荷重を加えた
り、或は振動を加えたりする事で、玉軸受に付与された
予圧量を測定する方法が提案されている。
【0007】この内、特開昭58−196318号公報
に開示された方法は、玉軸受の一部に軸方向の荷重を加
えると共に荷重の変化に伴なう変位を測定し、急激な変
位を開始する時点での荷重の値から、予圧量を推定する
ものである。又、特公平2−61700号公報に開示さ
れた方法の場合、加振装置により玉軸受に振動を加え
て、この玉軸受の共振周波数を検出し、この共振周波数
から、予圧量を求める。この他に、玉軸受を構成する外
輪又は内輪に回転力を与え、回転力を付与された部材が
回転し始める際の起動トルクを測定する事で、玉軸受に
付与された予圧量を推定する事も行なわれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様な
従来の方法により、玉軸受等の転がり軸受の予圧量を測
定する場合、次に述べる様な不都合を生じる。
【0009】先ず、特開昭58−196318号公報に
開示された方法の場合、玉軸受の一部に軸方向の荷重を
加える事に伴ない、軌道面に圧痕や傷が生じ、玉軸受の
回転精度や寿命を損なう場合がある為、使用出来る範囲
が限定される。又、急激な変位を開始する時点での荷重
の値から予圧量を推定する為、正確な予圧量を求める事
が出来ない。
【0010】次に、特公平2−61700号公報に開示
された方法の場合、玉軸受に振動を加える必要上、加振
装置が必要になる等、測定装置が複雑化する。又、玉軸
受を回転させない状態(停止状態)で振動を加えつつ測
定作業を行なう為、実用回転数又はそれに近い回転数に
対する評価が出来ない。
【0011】更に、起動トルクにより予圧量を測定する
方法の場合、やはり正確な予圧量を求める事が出来な
い。即ち、上記起動トルクは、予圧だけでなく、グリー
ス等の潤滑剤の量並びに粘度、シールの接触状態等、他
の要因の影響を受け易いが、この他の要因が起動トルク
に及ぼす影響を正確に知る事は難しい為、起動トルクか
ら正確な予圧量を求める事は出来ない。
【0012】本発明の転がり軸受の予圧量を測定する方
法と装置は、上述の様な不都合を何れも解消するもので
ある。
【0013】
【課題を解決する為の手段】本発明の転がり軸受の予圧
量を測定する方法と装置の内、請求項1〜2に記載され
た転がり軸受の予圧量を測定する方法の発明は何れも、
内周面に外輪軌道を有する外輪相当部材と、外周面に内
輪軌道を有する内輪相当部材と、上記外輪軌道と内輪軌
道との間に、転動自在に設けられた複数の転動体とから
成る転がり軸受に付与された予圧量を求めるものであ
る。
【0014】そして、請求項1に記載された転がり軸受
の予圧量を測定する方法の場合、上記外輪相当部材と内
輪相当部材との内の一方の部材を回転不能とした状態で
他方の部材を回転駆動しつつ、上記一方の部材又は他方
の部材の振動を測定し、この振動の測定値から、上記転
がり軸受の共振周波数を求め、この共振周波数から上記
転がり軸受の軸受剛性を求めて、この軸受剛性と上記複
数の転動体の接触角とから上記予圧量を求める。
【0015】又、請求項2に記載された転がり軸受の予
圧量を測定する方法の場合、他方の部材の回転に伴なう
一方の部材又は他方の部材の振動を測定し、この振動の
測定値から、上記他方の部材の回転周波数及び転動体の
公転周波数を求め、これら回転周波数及び公転周波数か
ら求めた接触角と、上記請求項1に記載された方法によ
り求められた軸受剛性とから転がり軸受の予圧量を求め
る。
【0016】又、請求項3〜4に記載された転がり軸受
の予圧量を測定する装置の発明は何れも、内周面に外輪
軌道を有する外輪相当部材と、外周面に内輪軌道を有す
る内輪相当部材と、上記外輪軌道と内輪軌道との間に転
動自在に設けられた複数の転動体とから成る転がり軸受
に付与された予圧量を求めるものである。
【0017】そして、請求項3に記載された転がり軸受
の予圧量を測定する装置は、上記外輪相当部材と内輪相
当部材との内の一方の部材の一部を押圧する事で、この
一方の部材を回転不能とする押圧装置と、上記外輪相当
部材と内輪相当部材との内の他方の部材を回転駆動する
駆動装置と、上記一方の部材又は他方の部材の振動を測
定する振動測定素子と、この振動測定素子の出力信号に
より、上記転がり軸受の共振周波数を求める周波数変換
器と、この周波数変換器により求められた上記共振周波
数と上記転動体の接触角とから、上記転がり軸受の予圧
量を求める演算器とから成る。
【0018】更に、請求項4に記載された転がり軸受の
予圧量を測定する装置は、他方の部材の回転に伴なう一
方の部材又は他方の部材の振動を測定する第二の振動測
定素子と、この第二の振動測定素子の出力信号により、
他方の部材の回転周波数と上記複数の転動体の公転周波
数とを求める周波数変換器と、この周波数変換器により
求められた上記回転周波数及び公転周波数から、転動体
の接触角を求める第二の演算器とを有し、この第二の演
算器が求めた接触角を表わす信号を、上記請求項3に記
載された演算器に入力する。
【0019】
【作用】上述の様に構成される本発明の転がり軸受の予
圧量を測定する方法と装置の場合、一方の部材又は他方
の部材の振動の測定値から、上記転がり軸受の共振周波
数を求める為、簡単な装置で、実用回転数又はそれに近
い回転数に対する転がり軸受の予圧量測定を行なえる。
【0020】特に、請求項2、4に記載された転がり軸
受の予圧量を測定する方法と装置の場合、上記一方の部
材のラジアル方向に亙る振動に基づいて他方の部材の回
転周波数と転動体の公転周波数とを求め、この回転周波
数と公転周波数とから転動体の接触角を求める為、接触
角が予め正確に解っていない転がり軸受の予圧量測定も
正確に行なえる。
【0021】
【実施例】図1は本発明装置の第一実施例を示してい
る。予圧量を測定すべき複列玉軸受13は、内周面に複
列の外輪軌道2、2を有する外輪3と、外周面に複列の
内輪軌道4、4を有する軸14と、上記各外輪軌道2、
2と内輪軌道4、4との間に転動自在に設けられた複数
の玉12、12とから成る。上記予圧量の測定作業時に
は、この複列玉軸受13の外輪3が、後述するスピンド
ル15、電動モータ16等と共に駆動装置を構成するア
ーバ17に外嵌支持される。
【0022】上記アーバ17は、スピンドル15の一端
面(図1の右端面)中心部に形成されたテーパ孔18に
嵌合固定される。そしてこのスピンドル15は、軸受1
9の内側に回転自在に支持される。この軸受19として
好ましくは、静圧気体軸受、磁気軸受、超電導軸受等、
上記スピンドル15の回転に伴なって振動を発生しない
構造のものを使用する。
【0023】この様にして軸受19に支持されたスピン
ドル15は、電動モータ16により回転駆動自在として
いる。図示の実施例の場合、上記スピンドル15の他端
面中心部に固定した従動プーリ21と上記電動モータ1
6の出力軸に固定した駆動プーリ22との間に、ベルト
23を掛け渡している。上記電動モータ16への通電に
より上記スピンドル15は、例えば1800r.p.m.程度
の一定速度で回転駆動される。
【0024】尚、上記ベルト23の張力及び材質を工夫
する事で、電動モータ16によるスピンドル15の回転
駆動時に、このスピンドル15が振動する事を防止す
る。又、図示の実施例とは別に、スピンドル15と電動
モータ16の出力軸とを同心に配置し、マグネットカッ
プリング等を介して、上記スピンドル15を回転駆動す
る事も出来る。
【0025】押圧装置24が、前記アーバ17に支持さ
れた複列玉軸受13の軸14の端面に対向した状態で設
けられる。この押圧装置24は、予圧シリンダ25と揺
動継手26と押圧板27とを有する。上記予圧シリンダ
25に嵌装された予圧ピストン28に、ロッド29の基
端部を固定し、このロッド29の先端部に、上記揺動継
手26を結合している。この揺動継手26は、2枚の板
片30a、30bの間に1個の球体31を挟持する事
で、両板片30a、30b同士の揺動変位を自在とした
ものである。
【0026】前記押圧板27は、前記複列玉軸受13と
対向する一方(図1の左方)の板片30aの側面に、緩
衝材32を介して支持される。この押圧板27は、前記
予圧シリンダ25のシリンダ室33内への圧力流体の送
り込みに伴なって図1で左行し、前記複列玉軸受13の
軸14の端面に押し付けられ、この軸14をアキシャル
方向(図1の左方向)に押圧する。この押圧により、前
記外輪3が電動モータ16への通電に基づいて回転した
場合に於いても、この軸14が回転するのが防止され
る。
【0027】尚、前記揺動継手26は、この押し付け作
業時に、前記押圧板27を軸14の端面に、全周に亙っ
て均等な力で押し付ける役目を有する。又、前記緩衝材
32は、予圧シリンダ25や揺動継手26で生じる振動
が前記軸14に伝達されるのを防止する。又、前記押圧
板27をアキシャル方向に押圧する為の手段は、予圧シ
リンダに代え、ソレノイド等、他の機構とする事も出来
る。
【0028】振動測定素子である振動ピックアップ34
が、前記押圧板27の側面で、前記緩衝材32によって
囲まれた部分に添着されている。この振動ピックアップ
34は、軸14から押圧板27に伝わる軸方向(図1の
左右方向)に亙る振動を測定し、測定値を表わす信号A
をアンプ35に送る。尚、振動測定素子としては、上記
振動ピックアップ34の他、変位計、速度計、加速度計
等、上記振動を検出出来るものであれば、何れも使用可
能である。
【0029】一方、第二の振動測定素子である第二の振
動ピックアップ36の測定子37が、前記軸14の外周
面に当接している。この第二の振動ピックアップ36
は、軸14のラジアル方向に亙る振動を測定し、測定値
を表わす信号Bを第二のアンプ38に送る。尚、第二の
振動測定素子としては、やはり上記第二の振動ピックア
ップ36の他、変位計、速度計、加速度計等、上記ラジ
アル方向に亙る振動を検出出来るものであれば、何れも
使用可能である。
【0030】又、上記アンプ35と第二のアンプ38と
からはそれぞれ、増幅された信号C、Dが、周波数変換
器39に送られる。フーリエ変換器を含んで構成され
る、この周波数変換器39は、高速フーリエ変換( FFT
=fast Fourier transform)を利用して、上記アンプ3
5及び第二のアンプ38から送り込まれた信号C、Dに
基づき、前記複列玉軸受13の共振周波数fa と、外輪
3の回転周波数fr と、前記複数の玉12、12の公転
周波数fc とを求める。
【0031】本発明により求めるべき上記複列玉軸受1
3の予圧量Fa に関係する軸受剛性Ka は、上記共振周
波数fa と接触角αとの関数(Ka =f(fa 、α))
として表わされ、接触角αは上記回転周波数fr 及び公
転周波数fc の関数(α=f(fr 、fc ))として表
わされ、上記予圧量Fa は上記軸受剛性Ka と接触角α
との関数(Fa =f(Ka 、α))として表わされる
為、上述の様に複列玉軸受13の共振周波数fa と、外
輪3の回転周波数fr と、前記複数の玉12、12の公
転周波数fc とが求められれば、上記複列玉軸受13の
予圧量Fa を求める事が出来る。
【0032】即ち、前記接触角αは、上述の様に周波数
変換器39で求められた回転周波数fr 及び公転周波数
c と、玉12、12の外径Da 及び玉12、12のピ
ッチ直径dm とから、次の(1)(2)式で求められ
る。尚、玉12、12の外径Da 、及び玉12、12の
ピッチ直径dm は、製造時に定まる寸法である。
【0033】 fc =fr ・(dm +Da ・ cosα)/2dm −−−(1) この(1)式を変換して、 α=cos-1 [dm ・{(2fc /fr )−1}/Da ]−−−(2)
【0034】尚、軸14のラジアル方向に亙る振動から
外輪3の回転周波数fr と、前記複数の玉12、12の
公転周波数fc とを求められる理由は、次の通りであ
る。
【0035】先ず、回転周波数fr を求められる理由に
就いて説明する。複列玉軸受13を構成する各部材は、
極めて精密に仕上げられるが、その表面形状並びに寸法
に全く誤差がない事はありえない。例えば、前記外輪軌
道と内輪軌道とも、軸受回転中心に対し、極く僅かなが
ら偏心している。そして、この偏心により回転周波数成
分が生じる。従って、他方の部材である回転輪又は一方
の部材である固定輪のラジアル方向振動、角方向振動、
アキシャル方向振動の何れかを測定する事により回転周
波数fr を知る事が出来る。
【0036】次に、上記公転周波数fc が求められる理
由に就いて説明する。1個の玉軸受に組み込まれる複数
の玉の外径は同じとするが、不可避的な製造誤差によ
り、各玉毎に外径が僅かに異なる。この様に外径が微妙
に異なる複数の玉の公転に基づき上記一方の部材及び他
方の部材がラジアル方向、角方向、アキシャル方向に振
動する。そしてこの振動の周波数は、上記複数の玉の公
転周波数及び玉の公転周波数の整数倍の周波数に一致す
る。又、前記外輪軌道と内輪軌道とは何れも、微小のう
ねりが存在する。そして、上記他方の部材の回転時に
は、このうねりに基づいて、一方の部材及び他方の部材
が、ラジアル方向、角方向、アキシャル方向に振動す
る。そして、この振動の周波数は玉の公転周波数成分を
含んでいる。従って、上記一方の部材又は他方の部材の
ラジアル方向、角方向、アキシャル方向の何れかの方向
の振動の周波数を求めれば、上記玉の公転周波数が解
る。
【0037】上述の様に前記周波数変換器39は、軸1
4の振動に基づいて、外輪3の回転周波数fr と玉1
2、12の公転周波数fc とを求めると共に、複列玉軸
受13の共振周波数fa を求める。そして各周波数f
r 、fc 、fa を表わす信号Eは、第一の演算手段40
に送られる。そしてこの第一の演算手段40は、前記
(1)(2)式を利用して、接触角αを求め、次いで前
記した式Ka =f(fa 、α)により、複列玉軸受13
の軸受剛性Ka を求める。
【0038】上記第一の演算手段40が求めた接触角α
及び軸受剛性Kaを表わす信号Fは、次いで第二の演算
手段41に送られる。そして、この第二の演算手段41
は、上記信号Fに基づいて、複列玉軸受13の予圧量F
aを求める。尚、接触角α及び共振周波数fa より軸受
剛性Ka を求め、更に予圧量Fa を求める方法は、出願
人会社発行の『NSKレポート』1989年11月号の
第59〜66頁、或は養賢堂発行、転がり軸受工学編集
委員会編の『転がり軸受工学』の第248〜252頁等
に記載された式に周知の理論を適用する事により、当業
者が容易に知る事が出来る為、詳しい説明は省略する。
【0039】更に、図示の実施例に於いては、上記第二
の演算手段41により求められた予圧量Fa を表す信号
Gを判定器42に送り、この判定器42によって、前記
複列玉軸受13に付与された予圧量Fa が適性範囲にあ
るか否かを判定する様にしている。即ち、上記判定器4
2には、図2に示した予圧量Fa の最大許容値Famaxと
最小許容値Famin、並びに接触角αの最大許容値αmax
と最小許容値αmin を記憶させている。そしてこの判定
器42は、複列玉軸受13の予圧量Fa が最大許容値F
amaxと最小許容値Faminとの間にあり、且つ接触角αが
最大許容値αma x と最小許容値αmin との間にある場
合、即ち、予圧量Fa と接触角αとが図2の斜格子の範
囲にある場合に、上記複列玉軸受13が良品であると判
定し、反対に、予圧量Fa と接触角αとが図2の斜格子
の範囲から外れた場合に、上記複列玉軸受13が不良品
であると判定する。
【0040】上述の様に構成され作用する、本発明によ
る転がり軸受の予圧量を測定する装置の場合、複列玉軸
受13の外輪3を回転させつつ、軸14のスラスト方向
に亙る振動の周波数及びラジアル方向に亙る振動の周波
数を測定し、これらの振動周波数から予圧量Fa を求め
る為、正確な予圧量Faを簡単に求められ、しかも測定
作業に伴なって複列玉軸受13を傷める事もない。
【0041】尚、図示の実施例の場合、軸受剛性Ka
を、軸14のスラスト方向に亙る振動より求めている
が、この軸受剛性Ka は、軸14のラジアル方向に亙る
振動、或は角方向に亙る振動により求める事も出来る。
【0042】又、図1に示した第一実施例の場合、軸1
4を固定し、外輪3を回転させつつ、軸14の振動を測
定しているが、これとは逆に、図3に示す様に、外輪3
を固定し、軸14を回転させつつ、上記外輪3の振動を
測定する事で、複列玉軸受13の予圧量Fa を求める事
も出来る。
【0043】但し、この場合は、外輪3のラジアル振動
に基づいて、軸14の回転周波数と玉12、12の公転
周波数とを求める場合に、前記(1)(2)式に代え
て、次の(3)(4)式を用いる。 fc =fr ・(dm −Da ・ cosα)/2dm −−−(3) α=cos-1 [dm ・{1−(2fc /fr )}/Da ]−−−(4)
【0044】又、予圧量Fa を測定すべき複列玉軸受1
3を構成する玉12、12の接触角αが予め解っている
場合には、図4に示す様に、接触角設定器43より第二
の演算手段41に、接触角αを表す信号Hを送り、振動
ピックアップ34の測定値に基づいて求めた、軸受剛性
a を表わす信号Iと上記信号Hとに基づいて、予圧量
a を求める事も出来る。
【0045】更に、上述の説明は、複列玉軸受の予圧量
を測定する場合を中心に述べたが、本発明の転がり軸受
の予圧量を測定する方法と装置は、この他にも組み合わ
せ玉軸受、複列ころ軸受、組み合わせころ軸受の予圧量
を測定するのにも利用出来る。
【0046】
【発明の効果】本発明の転がり軸受の予圧量を測定する
方法と装置は、以上に述べた通り構成され作用するが、
正確な予圧量を簡単に求められ、しかも測定作業に伴な
って転がり軸受を傷める事もない為、測定作業の自動化
が容易となり、転がり軸受の製造ライン中に測定装置を
組み込み、製造される転がり軸受の予圧量を全数検査す
る事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す略図。
【図2】予圧量と接触角との適性範囲を示す為の線図。
【図3】本発明の第二実施例を示す部分略断面図。
【図4】本発明の第三実施例を示す略図。
【図5】玉軸受の1例を示す部分断面図。
【図6】同じく第2例を示す部分断面図。
【符号の説明】 1 複列玉軸受 2 外輪軌道 3 外輪 4 内輪軌道 5 内輪 6 組み合わせ玉軸受 7 外輪軌道 8 外輪 9 内輪軌道 10 内輪 11 玉軸受 12 玉 13 複列玉軸受 14 軸 15 スピンドル 16 電動モータ 17 アーバ 18 テーパ孔 19 軸受 21 従動プーリ 22 駆動プーリ 23 ベルト 24 押圧装置 25 予圧シリンダ 26 揺動継手 27 押圧板 28 予圧ピストン 29 ロッド 30a 板片 30b 板片 31 球体 32 緩衝材 33 シリンダ室 34 振動ピックアップ 35 アンプ 36 第二の振動ピックアップ 37 測定子 38 第二のアンプ 39 周波数変換器 40 第一の演算手段 41 第二の演算手段 42 判定器 43 接触角設定器
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に外輪軌道を有する外輪相当部材
    と、外周面に内輪軌道を有する内輪相当部材と、上記外
    輪軌道と内輪軌道との間に、転動自在に設けられた複数
    の転動体とから成る転がり軸受に付与された予圧を求め
    る転がり軸受の予圧を測定する方法であって、上記外輪
    相当部材と内輪相当部材との内の一方の部材を回転不能
    とした状態で他方の部材を回転駆動しつつ、上記一方の
    部材又は他方の部材の振動を測定し、この振動の測定値
    から、上記転がり軸受の共振周波数を求め、この共振周
    波数から上記転がり軸受の軸受剛性を求めて、この軸受
    剛性と上記複数の転動体の接触角とから上記予圧を求め
    る転がり軸受の予圧を測定する方法。
  2. 【請求項2】 他方の部材の回転に伴なう一方の部材又
    は他方の部材の振動を測定し、この振動の測定値から、
    上記他方の部材の回転周波数及び転動体の公転周波数を
    求め、これら回転周波数及び公転周波数から求めた接触
    角と軸受剛性とから転がり軸受の予圧を求める、請求項
    1に記載された転がり軸受の予圧を測定する方法。
  3. 【請求項3】 内周面に外輪軌道を有する外輪相当部材
    と、外周面に内輪軌道を有する内輪相当部材と、上記外
    輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の
    転動体とから成る転がり軸受の予圧を測定する装置であ
    って、上記外輪相当部材と内輪相当部材との内の一方の
    部材の一部を押圧する事で、この一方の部材を回転不能
    とする押圧装置と、上記外輪相当部材と内輪相当部材と
    の内の他方の部材を回転駆動する駆動装置と、上記一方
    の部材又は他方の部材の振動を測定する振動測定素子
    と、この振動測定素子の出力信号により、上記転がり軸
    受の共振周波数を求める周波数変換器と、この周波数変
    換器により求められた上記共振周波数及び上記転動体の
    接触角から、上記転がり軸受の予圧を求める演算器とか
    ら成る転がり軸受の予圧を測定する装置。
  4. 【請求項4】 他方の部材の回転に伴なう一方の部材又
    は他方の部材の振動を測定する第二の振動測定素子と、
    この第二の振動測定素子の出力信号により、他方の部材
    の回転周波数と転動体の公転周波数とを求める周波数変
    換器と、この周波数変換器により求められた上記回転周
    波数及び公転周波数から、転動体の接触角を求める第二
    の演算器とを有し、この第二の演算器が求めた接触角を
    表わす信号を演算器に入力する、請求項3に記載された
    転がり軸受の予圧を測定する装置。
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