JP3254825B2 - 予圧を付与された転がり軸受装置の製造方法 - Google Patents
予圧を付与された転がり軸受装置の製造方法Info
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- JP3254825B2 JP3254825B2 JP16329393A JP16329393A JP3254825B2 JP 3254825 B2 JP3254825 B2 JP 3254825B2 JP 16329393 A JP16329393 A JP 16329393A JP 16329393 A JP16329393 A JP 16329393A JP 3254825 B2 JP3254825 B2 JP 3254825B2
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Description
レコーダ(VTR)用、ハードディスクドライブ(HD
D)用、ビデオテープレコーダ(VTR)用、レーザビ
ームプリンタ(LBP)用のスピンドルモータ、ロータ
リアクチュエータ、ロータリエンコーダ等、各種精密回
転部分に組み込んでこの回転部分を支承する、転がり軸
受装置の製造方法に関する。
り運動(軸と直角な方向の運動)及び軸方向の振れを防
止しつつ回転自在に支持する為、玉軸受を使用している
が、従来は互いに独立した1対の玉軸受(深溝型或はア
ンギュラ型)を使用していた。又、回転支持部分への玉
軸受の組立作業の効率化を図る為、複列の玉軸受を使用
する事も考えられている。
外周面に1対の深溝型の内輪軌道1、1を有する軸2
と、同図(B)に示す様に、内周面に1対の深溝型の外
輪軌道3、3を有する外輪4とを、同図(C)に示す様
に同心に組み合わせると共に、上記各内輪軌道1、1と
外輪軌道3、3との間にそれぞれ複数の玉5、5を、転
動自在に装着する事で構成される。尚、図9(C)の
6、6は、上記玉5、5を円周方向等間隔に保持してお
く為の保持器、7、7は、玉5、5装着部への塵芥等の
進入防止を図る為のシールである。
受は、従来から知られている構造であるが、上記VTR
やHDDのスピンドルを支持出来る様なものは、従来は
製造が難しかった。これは、次の様な理由による。
の玉軸受は、振れ回り運動及び軸方向の振れを防止する
為、極めて高精度なものとしなければならない。この
為、上記スピンドル支持用の玉軸受は、アキシャル方向
の予圧を付与した状態で使用する。
輪軌道1と外輪軌道3との間に玉5、5を装着する場合
には、図10に示す様に、上記内輪軌道1と外輪軌道3
とを偏心させて、これら両軌道1、3の間の円周方向に
亙る隙間8を一部で大きくし、この隙間8の大きくなっ
た部分から上記内輪軌道1と外輪軌道3との間に、所定
数の玉5、5を挿入する。その後、上記内輪軌道1と外
輪軌道3とを同心にすると共に、上記所定数の玉5、5
を、円周方向等間隔に配置する。
された複数の玉5、5を、円周方向等間隔に配置し直す
際には、各玉5、5を上記内輪軌道1及び外輪軌道3に
対して滑らせなければならない。この際、上記内輪軌道
1及び外輪軌道3が各玉5、5を強く押圧する状態(予
圧を付与した状態)にあると、上記内輪軌道1、外輪軌
道3、各玉5、5の転動面に傷が付き易く、傷が付いた
場合には、回転時に振動を生じたり、或は耐久性が損な
われる等の問題を生じる。
は、他にも従来から種々の構造のものが知られている
が、部品点数が多く小型化が難しかったり、或は組立作
業が面倒であったり、更には十分な回転精度を得られな
い等の問題があり、HDD用等の精密回転部分に組み込
んで十分な性能を得られるものではなかった。
の様な不都合を解消すべく、図11〜12に示す様な軸
受装置を発明した。先ず、図11に示した第1例の軸受
装置の場合に於いて、第一の部材である軸9は、図11
(A)に示す様に、小径部9aと大径部9bとを段部9
cで連続させており、第一の周面である大径部9bの外
周面に、第一の軌道である深溝型の第一の内輪軌道10
を形成している。第三の部材である内輪11は、自由状
態に於いて上記小径部9aの外径よりも少し小さな内径
を有する。この内輪11は外周面に、第四の軌道である
深溝型の第二の内輪軌道12を形成している。
受装置を造る場合、先ず、第一工程として、図11
(B)に示す様に、上記軸9の小径部9aに上記内輪1
1を、十分な嵌合強度(予圧付与の反力でずれ動かない
強度)を持たせて外嵌する。そして、上記大径部9b外
周面の第一の内輪軌道10と内輪11外周面の第二の内
輪軌道12とのピッチP1 を、完成後の転がり軸受装置
に所定の予圧を付与する為に必要なピッチp1 (図11
(D))よりも長く(P1 >p1 )しておく。
より組み合わされた軸9及び内輪11を、第二の部材で
ある円筒形の外輪13の内側に挿入する。第二の周面で
あるこの外輪13の内周面には、第二、第三の軌道であ
る、1対の深溝型の外輪軌道14、14を形成してい
る。この第二工程では、この1対の外輪軌道14、14
と前記第一、第二の内輪軌道10、12とを対向させ
る。
11と外輪13とを偏心させ、前記図10に示す様に、
上記1対の外輪軌道14、14と第一、第二の内輪軌道
10、12との間の円周方向に亙る隙間8を一部で大き
くする。そして、この隙間8の大きくなった部分から、
上記隙間8内に、所定数の玉5、5を挿入する。
道14、14と第一、第二の内輪軌道10、12との間
の隙間8内に挿入された所定数の玉5、5を円周方向に
移動させつつ、上記軸9及び内輪11と外輪13とを同
心にして、各玉5、5を円周方向等間隔に配置する。こ
れと共に、図11(C)に示す様に、各玉列部分に保持
器6、6を装着して、各玉5、5が円周方向等間隔位置
に留まる様にする。又、必要に応じて、外輪13の両端
部内周面にシール7、7を装着する。この状態では、未
だ各玉5、5に予圧は付与されていない。
11を段部9cに向け、軸9の外周面で軸方向(図11
の左方)に変位させる事により、上記第一、第二の内輪
軌道10、12のピッチを短くして、前記所定の予圧を
付与する為に必要なピッチp1 とする。この状態で、上
記複数の玉5、5に所定の予圧が付与され、予圧を付与
された転がり軸受装置として完成する。完成時にも、上
記段部9cと内輪11の端面との間には隙間が存在す
る。
がり軸受装置では、内輪11の内周面と小径部9aの外
周面との間に、締まり嵌めの摩擦力に基づいて、上記予
圧に見合う軸方向荷重よりも大きな制止力が作用する。
従って、軸9と内輪11との間に接着剤を塗布しなくて
も、上記内輪11がずれ動かず、付与された予圧が消滅
する事がなく、一体の玉軸受として取り扱える。この
為、VTRやHDDのスピンドルの軸受部を構成する作
業が容易となる。又、アキシャル方向に亙って予圧が付
与されている為、上記スピンドルの回転支持を高精度に
行なえる。
図12(A)に示す様に、第一の部材である主外輪15
の、第一の周面である内周面に、小径部15aと大径部
15bと両部15a、15bを連続させる段部15cと
を形成している。そして上記大径部15bに、第三の部
材である副外輪16を内嵌自在としている。第三の周面
であるこの副外輪16の内周面、及び上記小径部15a
の内周面には、それぞれ断面円弧状の凹溝17a、17
bを、全周に亙って形成している。又、副外輪16は、
自由状態に於いて上記大径部15bの内径よりも少し大
きな外径を有する。
て、予圧を付与された転がり軸受装置を造る場合、先ず
第一工程として、図12(B)に示す様に、上記副外輪
16を大径部15bに、十分な嵌合強度を持たせて内嵌
すると共に、同図(C)に示す様に、上記凹溝17a、
17b部分に、第一の軌道である第一の外輪軌道18
と、第四の軌道である第二の外輪軌道19とを形成す
る。
み立てた状態で、上記第一、第二の外輪軌道18、19
を形成する為、これら両外輪軌道18、19の真円度を
高精度に出来、しかも両外輪軌道18、19と主外輪1
5の外周面との偏心量を僅少に抑えられる。尚、この様
にして形成された第一、第二の外輪軌道18、19同士
のピッチP2 は、所定の予圧を付与する為に必要なピッ
チp2 (図12(E))よりも長く(P2 >p2 )して
おく。
外周面に、第二、第三の軌道である1対の内輪軌道1、
1を有する軸2(次述する図12(D)参照。)を、上
記第一工程により組み合わされた主外輪15及び副外輪
16の内側に挿入し、上記1対の内輪軌道1、1と第
一、第二の外輪軌道18、19とを対向させる。
輪15及び副外輪16とを偏心させ、前記図10に示す
様に、上記1対の内輪軌道1、1と第一、第二の外輪軌
道18、19との間の隙間8内に、所定数の玉5、5を
挿入する。
す様に、上記軸2と主外輪15及び副外輪16とを同心
にすると共に、上記1対の内輪軌道1、1と第一、第二
の外輪軌道18、19との間に挿入された所定数の玉
5、5を、円周方向等間隔に配置する。又、この第四工
程で、等間隔に配置した上記玉5、5に、保持器6、6
を装着する。
主外輪15の内周面で軸方向(図12の左方向)に変位
させる事により、図12(E)に示す様に、上記第一、
第二の外輪軌道18、19のピッチを短くして、所定の
予圧を付与する為に必要なピッチp2 とする。この状態
で、上記複数の玉5、5に所定の予圧が付与される。そ
して、シール7、7aを装着し、予圧を付与された転が
り軸受装置として完成する。
道18を主外輪15の内周面に直接形成していたが、図
13に示した第3例の様に、それ自体は外輪軌道を有し
ない主外輪15Aに、1対の副外輪16、16aを内嵌
する事も出来る。同様に、前記第1例の場合も、第4例
を示す図14の様に、軸2に1対の内輪11、11aを
外嵌する事も出来る。この様に、副外輪16、16a、
内輪11、11aを1対設ける場合には、予圧付与時
に、一方又は双方の副外輪16、16a、内輪11、1
1bを変位させる。
部9a(又は主外輪15の大径部15b)に対する内輪
11(又は副外輪16)の変位量を調節する、所謂予圧
付与作業は、図15に示す様にして行なう。例えば前記
図11に示す手順で造られる予圧を付与された転がり軸
受装置を組み立てる場合、保持具20に軸9の端部(図
15の下端部)を保持すると共に、外輪13の一端面
(図15の下端面)に加振器21を突き当て、この外輪
13を介して上記転がり軸受装置に振動を加える。又、
上記外輪13の他端面(図15の上端面)には振動セン
サ22を突き当てて、上記転がり軸受装置の共振周波数
を測定自在としている。
受装置の共振周波数は、増幅器23と、高速フーリエ変
換( FFT=fast Fourier transform)を行なうFFT変
換器24とを介して、制御器25に入力している。この
制御器25は、上記軸9の小径部9aに内輪11を押し
込む為の押し込み装置26を制御する。この押し込み装
置26としては、例えば油圧シリンダ、或は送り螺子装
置を使用する。上記制御器25は、上記押し込み装置2
6に送り込む圧油の量、又は圧力(送り螺子装置の場合
には回転角度)を制御する事で、この押し込み装置26
の押し込み腕27が上記内輪11を押圧する力を調節す
る。
に内輪11を押し込んで、上記各玉5、5に適正な予圧
を付与する場合には、上記振動センサ22により転がり
軸受装置の共振周波数を測定しつつ、上記押し込み装置
26に圧油を送り込み、押し込み腕27により内輪11
を押圧する事で、この内輪11を上記軸9の小径部9a
に圧入嵌合する。そして、上記共振周波数が予め設定し
た周波数にほぼ一致した状態で、上記押し込み装置26
への圧油の送り込みを停止し、圧入作業を終了する。こ
の状態で、適正な予圧を付与された転がり軸受装置が完
成する。
間に一定の関係がある事は、例えば特公平2−6110
0号公報に記載されている様に、従来から知られてい
る。従って、製造すべき転がり軸受装置と同じ構成を有
し、且つ適正な予圧量を付与された転がり軸受装置の共
振周波数を予め測定しておき、この測定値を上記制御器
25に設定しておけば、転がり軸受装置の予圧が適正値
に達した状態で、上記押し込み装置26への圧油の供給
が停止される。共振周波数設定用の転がり軸受装置に適
正な予圧を付与する作業は、一度だけ行なえば良いの
で、適正予圧を付与する為の作業が面倒になっても、製
造作業の能率化を阻害する事はない。
先発明に係る予圧を付与された転がり軸受装置の製造方
法に於いても、依然として、次に述べる様な解決すべき
点がある。即ち、軸受の共振周波数を測定しながら圧入
する事により予圧をコントロールする軸受の製造方法の
場合、従来の方法の様に共振周波数の測定対象物(図1
5の場合外輪13)を直接加振すると、共振質量が測定
対象物と加振装置との質量の合計になり、共振周波数が
変化する。この為、軸受装置が小型になると補正が必要
になり、又測定精度が低下する。この様な問題点を解決
する為には、共振測定の測定対象物に対して、予圧によ
る剛性を介した反対側の部材から振動を与えれば良い
が、こちらの部材は嵌合部位を持っており、その嵌合位
置のコントロールの為に高剛性で保持されなければなら
ない。この為、嵌合部位を持つ部材を加振する為に従来
の加振装置を用いると、圧入装置全体を加振しなければ
ならず、効率が悪かった。
み、或はその周辺の部材のみを、圧入の為の高剛性を損
う事なく、且つ効率的に加振する事により、高精度での
共振周波数の測定を行う事を目的としている。更に、必
要に応じて、振動センサをレーザードップラー振動計の
様な非接触のものを用いる事により、測定対象物に質量
や拘束力を全く加えずに、純粋に予圧剛性のみによる共
振現象を高精度で測定する事が可能とするものである。
転がり軸受装置の製造方法は、前述した先発明に係る予
圧を付与された転がり軸受装置の製造方法と同様に、第
一の周面を有する第一の部材と、この第一の部材と同心
に配置され、上記第一の周面と対向する第二の周面を有
する第二の部材と、上記第一の周面に形成された第一の
軌道と、上記第二の周面の一部で第一の軌道と対向する
部分に形成された第二の軌道、並びにこの第二の軌道か
ら軸方向にずれた部分で上記第二の周面に形成された第
三の軌道と、十分な嵌合強度を持って上記第一の部材
に、上記第一、第二の部材と同心に支持され、上記第二
の周面と対向する第三の周面を有する第三の部材と、こ
の第三の周面の一部で、上記第三の軌道に対向する部分
に形成された第四の軌道と、上記第一の軌道と第二の軌
道との間、並びに上記第三の軌道と第四の軌道との間
に、それぞれ複数個ずつ設けられた玉とを備え、上記第
一の部材に対する上記第三の部材の嵌合深さを調節する
事により上記複数個ずつの玉に適正な予圧を付与した、
予圧を付与された転がり軸受装置を製造する場合に、上
記嵌合深さを適正予圧付与に必要な長さからずらせ、上
記玉に予圧付与を行なえない状態で、上記第一の軌道と
第二の軌道との間、並びに上記第三の軌道と第四の軌道
との間に、それぞれ複数個ずつの玉を挿入した後、第一
の部材に対し上記第三の部材を軸方向に押し動かす事に
より、上記嵌合深さを適正予圧に必要な長さにするもの
である。
受装置の製造方法では、上記第三の部材及びこの第三の
部材を軸方向に押し動かす部材に対し直列に、上記軸方
向の力に対して十分な剛性を有する圧電素子を配置し、
この圧電素子への通電に基づいて上記転がり軸受装置の
構成各部品を振動させると共に、この転がり軸受装置の
共振周波数を測定しつつ、第三の部材を第一の部材に圧
入嵌合し、上記共振周波数が予め設定した周波数にほぼ
一致した状態で、上記第三の部材の圧入作業を終了す
る。
た転がり軸受装置の製造方法によれば、少ない振動エネ
ルギで、第三の部材とこの第三の部材が圧入される第一
の部材とを振動させる事ができる。この結果、少ないエ
ネルギ消費で、上記第三の部材の第一の部材に対する嵌
合深さを厳密に規制できる。
る。第一の部材である軸9は、小径部9aと大径部9b
とを段部9cで連続させており、第一の周面である大径
部9bの外周面に、第一の軌道である深溝型の第一の内
輪軌道10を形成している。又、第三の部材である内輪
11は、自由状態に於いて上記小径部9aの外径よりも
少し小さな内径を有する。この内輪11は第三の周面で
ある外周面に、第四の軌道である深溝型の第二の内輪軌
道12を形成している。又、第二の部材である外輪13
の第二の周面である内周面には、第二、第三の軌道であ
る、深溝型の外輪軌道14、14を、外周面にはハード
ディスクを支持する為のハブ28を、それぞれ形成して
いる。
は、軸9に内輪11を外嵌した状態で、上記第一、第二
の内輪軌道10、12と両外輪軌道14、14との間に
玉5、5を装着し、各玉5、5を保持器6、6で保持す
る状態に組み立てる。この組み立て時には、未だ上記各
玉5、5への予圧付与は行なわない。
ば、上記軸9を保持具20に嵌合保持すると共に、上記
内輪11の端面に押圧駒29の先端縁を突き当てる。そ
して、押し込み装置26により、これら保持具20と押
圧駒29との間隔を狭める事により、上記内輪11を上
記軸9の小径部9aに押し込み、上記各玉5、5に予圧
を付与する。
上記押圧駒29と押し込み腕27との間には、それぞれ
圧電素子31a、31bを挟持している。これらの圧電
素子31a、31bは、上記内輪11の押し込み方向
(図1の上下方向)に亙って十分な剛性を有する。これ
ら各圧電素子31a、31bは、信号発生器32から送
り出される、図2に示す様な信号に応じて、増幅器33
により駆動される。
は、転がり軸受装置の共振周波数検出用の信号Aの他、
上記小径部9aに内輪11を押し込む為に要する力、即
ちステックスリップを低減させる為の信号Bを出力す
る。又、上記1対の圧電素子31a、31bは、逆位
相、且つ同一振幅で駆動する。即ち、一方の圧電素子3
1aが伸長している場合には、他方の圧電素子31b
が、同じ量だけ収縮する様にしている。これは、両圧電
素子31a、31bによる転がり軸受装置の振動に伴っ
て、上記内輪11が小径部9aに押し込まれる(両圧電
素子31a、31bが同時に伸長する事で押し込み作業
が行なわれる)事を防止し、軸9と内輪11とを十分に
軸方向に振動させる為である。
22の触針を突き当て、この振動センサ22の出力を、
FFT変換器24を介して制御器25に入力している。
この制御器25が、押し込み装置26による前記押し込
み腕27の変位量を規制する。
に内輪11を押し込んで、上記各玉5、5に適正な予圧
を付与する場合には、前述した先発明の場合と同様に、
上記振動センサ22により転がり軸受装置の共振周波数
を測定しつつ、上記押し込み装置26に圧油を送り込
み、押し込み腕27により内輪11を押圧する事で、こ
の内輪11を上記軸9の小径部9aに圧入嵌合する。そ
して、上記共振周波数が予め設定した周波数にほぼ一致
した状態で、上記押し込み装置26への圧油の送り込み
を停止し、圧入作業を終了する。この状態で、適正な予
圧を付与された転がり軸受装置が完成する。
受装置の製造方法によれば、1対の圧電素子31a、3
1bにより転がり軸受を効率良く加振できる為、少ない
振動エネルギーで、上記共振周波数の検出を確実に行な
える。
電素子31a、31bにより上記転がり軸受装置に、ス
テックスリップを低減させる為の振動も付与している
為、上記内輪11を押し込む為に要する力が安定する。
即ち、所定の周波数の振動を付与する事で、互いに接触
する部材間に作用する摩擦力が小さくなる事は、例えば
特開平3−113114号公報に記載されている様に、
従来から知られている。本実施例の場合には、上記転が
り軸受装置に、摩擦力を低減させ得る周波数の振動を加
える事で、上記内輪11の内周面と前記小径部9aの外
周面との間に作用する摩擦力の低減を図っている。従っ
て、本実施例の場合には、前記押し込み装置26により
内輪11を押圧する力も小さく、しかも安定する。尚、
この様なステックスリップ低減用の振動は、押圧駒29
と押し込み腕27との間の圧電素子31aにのみ加えて
も良い。
いる。本実施例の場合には、転がり軸受装置として、前
記図14に示した如く、軸2に1対の内輪11、11a
を外嵌したものを使用している。そして、転がり軸受装
置の振動を検出する振動センサ22(図1)を省略し、
代わりに、増幅器33から各圧電素子31a、31bに
送り込まれる信号のインピーダンスを検出する為の、イ
ンピーダンス検出器34を設けている。小径部9aに内
輪11を押し込む際には、信号発生器32から、図4に
示す様な転がり軸受装置の共振周波数検出用の信号A及
びステックスリップ低減用の信号Bを出力し、上記各圧
電素子31a、31bを両信号A、Bに応じて振動させ
つつ、押し込み作業を行なう。
置の共振周波数が変化すると、上記信号のインピーダン
スが変化する。そこで、このインピーダンスが所定値に
達した状態で、押し込み装置26による内輪11の押し
込み作業を停止すれば、所定の予圧が付与された転がり
軸受装置を得られる。その他の構成及び作用は、上述し
た第一実施例の場合と同様である。
いる。本実施例の場合には、転がり軸受装置として、前
記図14に示した如く、軸2に1対の内輪11、11a
を外嵌したものを使用している。更に、互いに独立した
1対の外輪4a、4aの端面同士を突き当てて、単一の
外輪と同様に機能させている。
の押し込み作業の際に、転がり軸受装置の振動を、レー
ザードップラー振動計35により、非接触式に検出自在
としている。36はレーザ光を受けるセンサ部、37は
このセンサ部36と上記内輪11の端面との間でレーザ
光を反射させる為のミラーである。
検出した転がり軸受装置の振動は、FFT変換器24を
介して制御器25に送り込み、上記内輪11を押し込む
為の押し込み装置26を制御する。その他の構成及び作
用は、前述した第一実施例の場合と同様である。
いる。本実施例の場合には、押圧駒29と押し込み腕2
7との間の圧電素子31aにのみ、転がり軸受装置の共
振周波数検出用の信号及びステックスリップ低減用の信
号を加え、他方の圧電素子31bにより、転がり軸受装
置の振動を検出する様にしている。この他方の圧電素子
31bの検出値は、増幅器41、FFT変換器24を介
して、制御器25に入力している。その他の構成及び作
用は、前述した第一実施例の場合と同様である。
いる。本実施例の場合には、基板30と保持具20との
間、並びに押圧駒29と押し込み腕27との間に、圧電
素子31a、31b、38a、38bを、それぞれ1対
ずつ、合計2対挟持している。これら2対4個の圧電素
子31a、31b、38a、38bの内、圧電素子31
a、31bは通電に基づいて軸方向(図7の上下方向)
に振動し、圧電素子38a、38bは軸と直角方向(図
7の左右方向或は表裏方向)に振動する。
信号発生器32から増幅器33を介してステックスリッ
プ低減用の信号を加え、圧電素子38a、38bに、信
号発生器39から増幅器40を介して、共振周波数検出
用の信号を加えている。共振周波数検出用の振動センサ
22の触針は、ハブ28の側面外周寄り部分に当接させ
ている。上記各圧電素子38a、38bから転がり軸受
装置に加えられる、共振周波数検出用の振動は軸と直角
方向であるが、上記ハブ28の外周寄り部分は、この振
動に基づいて、軸方向にも振動する為、共振周波数の検
出は自在である。尚、本実施例の場合、ハブ28は外輪
13とは別体に形成したものを、後からこの外輪13に
外嵌固定している。その他の構成及び作用は、前述した
第一実施例の場合と同様である。
いる。本実施例の場合、振動センサ22の触針を、ハブ
28の基部外周面に当接させ、転がり軸受装置の振動の
内、軸と直角方向の振動を検出自在としている。その他
の構成及び作用は、上述した第五実施例と同様である。
置の製造方法は、以上に述べた通り構成される為、スピ
ンドルの回転支持部の組み立て作業を容易に出来、しか
も高精度の回転支持を行なえる予圧を付与された転がり
軸受装置を、小型且つ安価に製作出来る。又、製造時に
軌道面や転動面を傷付ける事もない為、造られた転がり
軸受装置の性能、耐久性、信頼性も高くなる。更に、予
圧を後から調整する事も可能となる為、組み付ける機器
に合わせて最適な予圧を得られる。
と完成品とを示す断面図。
心させた状態を示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 第一の周面を有する第一の部材と、この
第一の部材と同心に配置され、上記第一の周面と対向す
る第二の周面を有する第二の部材と、上記第一の周面に
形成された第一の軌道と、上記第二の周面の一部で第一
の軌道と対向する部分に形成された第二の軌道、並びに
この第二の軌道から軸方向にずれた部分で上記第二の周
面に形成された第三の軌道と、十分な嵌合強度を持って
上記第一の部材に、上記第一、第二の部材と同心に支持
され、上記第二の周面と対向する第三の周面を有する第
三の部材と、この第三の周面の一部で、上記第三の軌道
に対向する部分に形成された第四の軌道と、上記第一の
軌道と第二の軌道との間、並びに上記第三の軌道と第四
の軌道との間に、それぞれ複数個ずつ設けられた玉とを
備え、上記第一の部材に対する上記第三の部材の嵌合深
さを調節する事により上記複数個ずつの玉に適正な予圧
を付与した、予圧を付与された転がり軸受装置を製造す
る場合に、上記嵌合深さを適正予圧付与に必要な長さか
らずらせ、上記玉に予圧付与を行なえない状態で、上記
第一の軌道と第二の軌道との間、並びに上記第三の軌道
と第四の軌道との間に、それぞれ複数個ずつの玉を挿入
した後、第一の部材に対し上記第三の部材を軸方向に押
し動かす事により、上記嵌合深さを適正予圧に必要な長
さにする予圧を付与された転がり軸受装置の製造方法で
あって、上記第三の部材及びこの第三の部材を軸方向に
押し動かす部材に対し直列に、上記軸方向の力に対して
十分な剛性を有する圧電素子を配置し、この圧電素子へ
の通電に基づいて上記転がり軸受装置の構成各部品を振
動させると共に、この転がり軸受装置の共振周波数を測
定しつつ、第三の部材を第一の部材に圧入嵌合し、上記
共振周波数が予め設定した周波数にほぼ一致した状態
で、上記第三の部材の圧入作業を終了する予圧を付与さ
れた転がり軸受装置の製造方法。
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