JPH0510813U - 軸ロツク装置 - Google Patents

軸ロツク装置

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JPH0510813U
JPH0510813U JP6497691U JP6497691U JPH0510813U JP H0510813 U JPH0510813 U JP H0510813U JP 6497691 U JP6497691 U JP 6497691U JP 6497691 U JP6497691 U JP 6497691U JP H0510813 U JPH0510813 U JP H0510813U
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JP
Japan
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shaft
coil spring
shaft body
cylindrical member
mounting
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Pending
Application number
JP6497691U
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English (en)
Inventor
賢二 清水
裕治 酒井
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、軸ロック装置構造の剛性アップ及
びその小型化を実現することを目的とする。 【構成】 円筒部材2の外周上に一体的に接合された前
記取付部材3と、前記円筒部材の内径に圧接する前記コ
イルばねの外径間で発生する摩擦抵抗を軸ロック力とし
て利用する。 【効果】 取付部材が1体構成ですみ従来の2体構成の
装置より高い剛性を得ることができ、コイルばねを掛止
するための巻数が不必要となり、小型化への大なる効果
を得ることができた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コイルばねの圧接摩擦抵抗特性を利用した軸ロック装置構造に関係 し、特に自動車のサンバイザー或いは、可搬性のポータブルコンピューターの開 閉機構等に使用され、その傾斜角度が調整可能である軸ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような角度調整を必要とされる機構には、コイルばねの圧接摩擦 抵抗特性を利用した軸ロック装置等が使用されている。
【0003】 しかし現状品を剛性及び小型化という点に於いて考えた場合、依り一層の進展 が望まれているのが実状である。
【0004】 以下図面により、コイルばねの圧接摩擦抵抗特性を利用した従来の軸ロック装 置構造について説明する。図2、図3及び図4は、いずれも従来の軸ロック装置 構造を示すものであり、図2は断面図、図3は外観図、図4は軸ロック装置の使 用用途の一例を示す透視図である。図2及び図3に示すごとく、軸ロック装置は 軸体20と、該軸体20の一端側に回動可能に装着されている中空軸体21と、 該中空軸体21に一体的に固定された取付部材24と、該取付部材24とは別に 前記軸体20の他端側を支持するための取付部材25と、内径が前記軸体20及 び前記中空軸体21の外形よりも小径に形成されたコイルばね4とから構成され ている。前記コイルばね4は、前記軸体20及び前記中空軸体21に外挿され、 その一端が該中空軸体21に掛止され他端が自由端となっている。また前記中空 軸体21は取付部材24に、一体的に作動するようワッシャー26及びEリング 22等で固定されており、前記取付部材25は、前記軸体20が回動可能に該軸 体20の外周上に付けられた溝にEリング27で取り付けられた構造となってい る。
【0005】 また図4は軸ロック装置の使用用途の一例を示すポータブルコンピューターの 開閉部の透視図である。この例では軸体に設けられている取付部に開閉部材の回 動側を、取付部材に設けられている取付部には開閉部材の本体側がネジによって 取り付けられている。
【0006】 次に上記軸ロック装置の組立手順を説明する。まず前記コイルばね4に前記中 空軸体21及び前記軸体20を圧入し、前記固定部材24と該軸体20の一端を 回動可能にEリングで結合させる。次に前記固定部材25に前記軸体20を他端 より挿入し、Eリングで固定することにより軸ロック装置が完成する。
【0007】 この軸ロック装置は、前記取付部材24及び前記取付部材25にそれぞれ設け て有る取付穴24a、25aを利用して開閉部材の一方に固定し、また前記軸体 20に設けて有る取付穴20a、20bを利用し開閉部材の他方に固定し、開閉 部材の角度調整機構として使用する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の軸ロック装置は前記中空軸体21の外周に前記コイルばね4が7〜 8巻掛かっており、該中空軸体21と該コイルばね4とを掛止する役割をはたし ており、軸ロック機能を司っていたのは前記軸体20の外周にほんの2〜3巻掛 かっている前記コイルばね4と軸体20間で発生する圧接摩擦抵抗特性を利用し ているに過ぎなかった。つまり、軸ロック機能を利用するには2〜3巻の圧接摩 擦抵抗特性を必要とし、該中空軸体21と該コイルばね4とを掛止している前記 コイルばね4が7〜8巻は必ずしも必要ではなく、しかも小型化を進めていく上 でこれを阻むものであった。
【0009】 本考案の目的は上記問題点を解決し、小型・軽量の軸ロック装置構造を提供す ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するための本考案の要旨は、軸体1と、該軸体1を回動可能に 支持すると共に対象物への設置を行うための取付部材3を有する円筒部材2と、 軸体1が挿入されかつ該軸体1と円筒部材2の間に介在しているコイルばね4を その基本構成とし、軸体1とこれに圧接したコイルばね4との間で生じる摩擦抵 抗により任意の回動角度で軸体1をロックさせる軸ロック装置に於いて、軸体1 の外径よりも大径の内径を有し軸体1の外周上に間隙を支持されるよう巻き付け られると共にその両端を軸体1に係合されているコイルばね4とが、該コイルば ね4の外径よりも小径の内径を有しかつその外周上に一体的に取付部材3が接合 されている円筒部材2の内側に圧入されることにより構成され、円筒部材2の内 径に圧接するコイルばね4の外径間で発生する摩擦抵抗を軸ロック力として利用 することを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案に於ける軸ロック装置は、コイルばね4がその両端を軸体1に係合され ていることにより、該軸体1が左右どちら方向に回転した場合でもコイルばね4 は軸体1に巻き取られ縮径(軸ロック力が増加)する側と他方の拡径(軸ロック 力が減少)する側が存在し、左右どちら向きのトルクに対しても均等な軸ロック 力を得ることが可能である。
【0012】
【実施例】
以下図面により本考案の一実施例を詳述する。図1は本考案の軸ロック装置構 造を示す断面図である。
【0013】 すなわち図1に示す軸ロック装置に於いて、図2の中空軸体21に対応する部 材は直接取付部材3が接合された円筒部材2となっており、軸体1に設けられた 取付穴1b、1cに端部4a、4bを係合し、円筒部材2に圧接し被覆されたコ イルばね4と、軸体1と、該軸体1と円筒部材2との間隙を軽減するためのワッ シャー7と、円筒部材2と軸体1とを回動可能に結合する固定部材5及び固定部 材6から構成されている。
【0014】 軸体1に設けられている取付部1aには開閉部材の回動側を、取付部材3に設 けられている取付部3aには開閉部材の本体側を取り付ける。また取り付け側は それぞれ逆の場合もある。
【0015】 本実施例に於いては前記コイルばね4の断面形状が方形上のものを使用し、摩 擦抵抗を増大させることにより同断面積の円形断面形状のものよりも耐トルク性 を高めている。
【0016】 次に上記軸ロック装置の組立手順を説明する。まずコイルばね4に軸体1を挿 入係合し、これを取付部材3を接合させてある円筒部材2に圧入した後、軸体1 と円筒部材2との間隙をワッシャー7で軽減させ、最終的に固定部材5及び固定 部材6を用いて軸体1と円筒部材2とを回動可能に固定することにより軸ロック 装置が完成する。
【0017】 この軸ロック装置は円筒部材2に接合されている取付部材3を利用し開閉部材 の一方に固定し、また前記軸体1に設けて有る取付部を利用し開閉部材の他方に 固定し、開閉部材の角度調整機構として使用する。
【0018】
【考案の効果】
上記のごとく本考案によれば、直接取付部材3が接合された円筒部材2に、軸 体1にその両端を係合されたコイルばね4が該円筒部材2に圧接するよう圧入さ れた構造であり、取付部材が1体構成ですみ従来の2体構成の装置より高い剛性 を得ることができ、該コイルばね4がその両端を該軸体1に係合されていること により、該軸体1が左右どちら方向に回転した場合でも該コイルばね4は該軸体 1に巻き取られ縮径する側と他方の拡径する側が存在し、左右どちら向きのトル クに対しても均等な軸ロック力を得ることが可能であり、しかも従来装置のよう な該中空軸体21と該コイルばね4とを掛止するためのコイルばね4の7〜8巻 が不必要となり、小型化への大なる効果を得ることができる。
【0019】 また円筒部材2とコイルばね4との間に潤滑材を与えることによって、外部か らのトルクに対して滑らかな作動を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す軸ロック装置の要部断
面図である。
【図2】従来例に適用される軸ロック装置の要部断面図
である。
【図3】従来例に適用される軸ロック装置の外観図であ
る。
【図4】本考案及び従来例に適用される軸ロック装置の
使用用途の一例を示すポータブルコンピューターの開閉
部の透視図。
【符号の説明】
1 軸体 2 円筒部材 3 取付部材 4 コイルばね 5 固定部材 6 固定部材 7 ワッシャー 20 軸体 21 中空軸体 22 固定部材 23 コイルばね 24 取付部材 25 取付部材 26 ワッシャー 27 固定部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 軸体と、該軸体を回動可能に支持すると
    共に対象物への設置を行うための取付部材を有する円筒
    部材と、前記軸体が挿入されかつ該軸体と前記円筒部材
    の間に介在しているコイルばねをその基本構成とし、前
    記軸体とこれに圧接した前記コイルばね間で生じる摩擦
    抵抗により任意の回動角度で軸体をロックさせる軸ロッ
    ク装置に於いて、該軸体の外径よりも大径の内径を有し
    該軸体の外周上に間隙を保つよう巻き付けられると共に
    その両端を該軸体に係合されているコイルばねと、前記
    コイルばねの外径よりも小径の内径を有しかつ前記コイ
    ルばねの外周上に一体的に取付部材が接合されている前
    記円筒部材の内側に圧入されることによって構成され、
    前記円筒部材の内径に圧接する前記コイルばねの外径間
    で発生する摩擦抵抗を軸ロック力として利用することを
    特徴とする軸ロック構造。
JP6497691U 1991-07-23 1991-07-23 軸ロツク装置 Pending JPH0510813U (ja)

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JP6497691U JPH0510813U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 軸ロツク装置

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JP6497691U JPH0510813U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 軸ロツク装置

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JPH0510813U true JPH0510813U (ja) 1993-02-12

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ID=13273591

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JP6497691U Pending JPH0510813U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 軸ロツク装置

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