JPH05106323A - 内装類取付け構造 - Google Patents

内装類取付け構造

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Publication number
JPH05106323A
JPH05106323A JP3296274A JP29627491A JPH05106323A JP H05106323 A JPH05106323 A JP H05106323A JP 3296274 A JP3296274 A JP 3296274A JP 29627491 A JP29627491 A JP 29627491A JP H05106323 A JPH05106323 A JP H05106323A
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JP
Japan
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base material
mounting
work
interior
engaging
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3296274A
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English (en)
Inventor
Taketo Nakayama
武人 中山
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観が良好で、内装類の施工作業が簡略化で
きるとともに、長期間にわたって確実に取付けでき、か
つ任意に着脱可能な内装類取付け構造の提供。 【構成】 下地材15に所定配列した取付け部16を多
数形成し、仕上げ面材18には前記取付け部16に係合
可能な係合部19を設ける。照明器具20には取付け部
16に係合可能な支持部材を設け、間仕切り壁21には
上下端面に前記取付け部16に係合可能な埋込みナット
を多数埋設しておく。 【効果】 仕上げ面材18は湿式施工に依らずに下地材
15に取付け可能となり、かつ任意に着脱可能となる。
従って、施工性が向上するとともに内装材類17の取付
け位置の変更や居室空間12の改装等に自由度が増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内装類取付け構造に係
り、特にプレハブ住宅等の建物の天井部分、床部分等へ
の仕上げ面材や器具類等の取付けに利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、在来工法で建設される住宅等の
建物においては、工期の短縮を目的として各種施工方法
の簡略化が進められている。例えば、住宅の天井部分あ
るいは床部分においては、当該住宅の骨組みが支持する
内部空間下地材に内装用の仕上げ面材や器具等の内装類
を取付けて仕上げる施工方法が採用されている。
【0003】ここで仕上げ面材としては、例えば木材か
らなる天井材や床材、あるいは紙、布からなる壁材等で
あり、また、器具としては仕上げ面材の表面に取付けら
れる照明器具等である。このうち、仕上げ面材は、下地
材に釘打ち固定されると釘の頭部が露出して室内空間の
美観が損なわれることになる。このため、仕上げ面材は
前記下地材に接着剤を用いて貼付けられることが多い。
一方、照明器具は、例えば小梁部分等に取付けられた仕
上げ面材を貫通して、前記小梁等に取付けられ自重が支
持される。この際、室内空間の美観を考慮して、取付け
のねじ等は取付け部のカバーで覆われる。
【0004】ところで、住宅等の建物建設に近年多用さ
れるユニット工法は、予め工場生産された複数の建物ユ
ニットを建設現場で配列積層することによりユニット建
物を建設するものである。このようなユニット工法で
は、建設現場における作業の低減が目的とされているた
め、内装類はなるべく多くの部分を工場で建物ユニット
に施工されている。そして、建物ユニットの工場生産性
を高めるために、内装類には在来工法と同様な簡略化さ
れた施工方法を用いることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
な施工方法では、仕上げ面材の取付けに接着剤を使用す
る湿式作業である関係上、煩雑な事前作業が必要とされ
るとともに、その施工性には問題があった。すなわち、
先ず下地材及び仕上げ面材の相互当接面に付着している
油脂,水分,塵等を除去し、次いで、これらの当接面の
何れか一方、あるいは双方に接着剤を塗布する。この
際、接着剤を各当接面全域にわたって均一に塗布し、気
泡等が混入しないように注意する必要がある。
【0006】そして、このような施工方法では、接着剤
が乾燥凝固するまでの所定時間が必要であり、この所定
時間中には、例えば照明器具等の取付けやその配線の引
込み等の施工ができないという問題がある。
【0007】その上、天井部分に取付けられた仕上げ面
材については、当該仕上げ面材を上向き接着する関係
上、施工作業者が手で支えたり、あるいは所定の治具等
を用いて保持する必要がある。従って、作業者が手で支
える場合には、専任する当該作業者が他の作業を行えず
作業進行上の支障になるという問題がある。一方、治具
等を用いる場合には、所定時間経過後に治具を取り外す
作業が付随するため作業効率が悪化するという問題があ
った。
【0008】また、仕上げ面材は、接着剤が凝固する所
定時間内であれば着脱可能とされているものの、下地材
に対して半永久取付けであるため所定時間経過後に剥が
すことは難しく、その取付け位置調整や室内空間の改装
等がし難いという問題があった。そして、室内空間の改
装を行うには、仕上げ面材を剥がした後で下地材に残留
した接着剤を除去する等の下地材の表面処理を行う必要
があり、その作業も煩雑なものとなっていた。
【0009】更に、相互当接面の確認及び接着剤の塗布
が不十分の場合には、経時変化に伴って仕上げ面材が自
然剥離する虞れがある。従って、天井材の脱落や床材,
壁材の浮き上がり等が発生し、室内空間の美観が損なわ
れるという問題があった。
【0010】以上のような湿式作業の問題はユニット建
物においても同様であり、特に施工性の問題について
は、建物ユニットの工場生産性を高める上での支障とな
っていた。
【0011】一方、照明器具等を取付けるにあたって
は、仕上げ面材が取付けられた後では小梁部分が判りず
らく、取付け作業が煩雑になるという問題もある。ま
た、別の問題として室内空間の美観を考慮して取付けの
ねじを覆うカバーを取付ける工程が必要となる。
【0012】本発明の目的は、外観が良好で、内装類の
施工作業が簡略化できるとともに、長期間にわたって確
実に取付けでき、かつ任意に脱着可能な内装類取付け構
造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物の内部空
間下地材に内装類を取付けるための内装類取付け構造で
あって、前記内部空間下地材は所定配列された多数の取
付け部を有し、前記内装類には前記取付け部に係合可能
な係合部が設けられていることを特徴とする。
【0014】ここで、取付け部としては、例えば内部空
間下地材を上下に貫通する挿通孔等とし、一方、係合部
としては前記取付け部に挿通可能かつ先端が挿通後に弾
性で拡開する割り入りピン等の構造が利用できる。そし
て、係合部は所定配列された取付け部のモジュールに対
応して多数設けておいても良い。係合部を多数設けるに
は、例えばプラスチック等の弾性材を用いて板状等の基
体と一体成形しておけば良く、また、仕上げ面材が木材
等で形成されている場合には、その裏面に予め基体を接
着剤で貼付けておけば良い。
【0015】このような本発明は、建物の天井部分だけ
ではなく、例えば床部分、壁部分等にも適用可能であ
り、また、ユニット建物を構成する建物ユニットにも適
用可能である。
【0016】
【作用】このような本発明においては、内装類が取付け
部に係合部を係合することで内部空間下地材に取付けら
れるため、施工にあたって煩雑な事前作業が必要ないと
ともに、当該内装類が任意に着脱できることになる。更
に、内装類は接着剤を用いないで内部空間下地材に取付
けられるため、経時変化に伴って自然剥離等の虞れがな
いことになる。また、接着剤が乾燥凝固するための所定
時間が必要ないため、当該内装類を保持する必要や器具
等の取付け作業の支障とならず、施工性が向上できるこ
とになる。その上、照明器具等の取付けにあたっては、
その取付け位置が限定されずないため、小梁等を探す煩
雑な作業が不要になることになる。従って、内装類の施
工作業が簡略化できるとともに、建物ユニットの工場生
産性も向上でき、これらにより前記目的が達成される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本発明に係る内装類取付け構造10
が示されている。本実施例における内装類取付け構造1
0は、ユニット建物を複数で構成する建物ユニット11
の室内空間12を形成する天井部分13及び床部分14
において適用されるものである。
【0018】天井部分13及び床部分14には、内部空
間下地材である下地材15が建物ユニット11の図示し
ない構造材に水平支持されている。これらの下地材15
には、取付け部16が所定配列で多数形成され、床部分
14の下地材15については、その下面に配置された床
下支持部材17にも支持されている。各取付け部16
は、下地材15を上下に貫通する挿通孔とされ、天井部
分13及び床部分14においては、その所定位置が各々
上下方向に対応するものとなっている。
【0019】これらのような下地材15には、内装類で
ある仕上げ面材18が、その係合部19を取付け部16
に係合することで多数取付けられる。そして、天井部分
13には内装類である照明器具20が同様な構造で取付
けられるとともに、室内空間12が間仕切壁21により
二分される。この間仕切壁21は、その上下端面を取付
け部16に係合することで立設保持される。
【0020】図2に示すように、仕上げ面材18は、化
粧材22と基材23とを含んで構成されている。これら
の化粧材22及び基材23は互いに同形状,同寸法とさ
れ、平面略正方形とされている。化粧材22としては、
例えば木材等の既存の天井材あるいは床材等と略同様な
ものが採用されている。一方、基材23は、例えばプラ
スチック等の弾性を有する材質からなり、その表面には
係合部19が一体成形で多数立設されている。これらの
係合部19の立設位置は、取付け部16のモジュールに
対応したものとなっている。
【0021】これらのような化粧材22及び基材23
は、予め相互当接面が接着剤により貼り合せられてい
る。この際、図3に示すように、化粧材22及び基材2
3の相互当接面間に介装されるクッション部材24は、
仕上げ面材18が床部分14に取付けられる場合のもの
であり、例えばフェルトマット等で形成される。
【0022】この図で示すように、係合部19は、基材
23から連続して一体形成される横断面円型かつ縦断面
略矢印型の略円柱形状とされている。そして、その最小
直径は取付け部(図示せず)に挿通可能なものとされる
とともに、その上部に形成された略円錐形状の係止部2
5の先端から軸線方向の所定部分まで十字型の係止溝2
6が形成されている(図5及び図6参照)。
【0023】このような係合部19は、係止部26の最
大径部に外力が加えられることで撓み、当該係止部26
を所定直径に縮小可能とされている。従って、若干外力
を加えて取付け部16に挿通させることで係止部26が
縮小可能となり、仕上げ面材18が下地材15に任意に
着脱可能とされている。なお、係合部19は、その軸線
に直交する外力が加えられると基材23から脱落し、当
該基材23に脱落孔27が開口するように設けられてい
る。
【0024】図4に示すように、床下支持部材17は、
所定幅で長辺方向に連続する板材28が複数組み合わせ
られて構成されている。板材28は、取付け部16のモ
ジュールに対応する所定間隔で短辺方向略中央部まで切
り込み29が設けられ、各板材28は同一の形状,寸法
とされている。このような床下支持部材17は、各板材
28の切り込み29を互いに嵌合することにより井桁状
に組み合わせられ、図5に示すように、取付け部16に
干渉することはない。
【0025】図6に示すように、照明器具20は、その
基本構造は既存の照明器具と略同様な構成とされ、略パ
イプ状の支持部材30を介して下地材15に取付けられ
ている。この支持部材30は、取付け部16に挿通可能
に形成され、その基端を固定ナット31で螺合すること
で、下地材15に固定可能とされている。なお、支持部
材30内には給電線32が挿通され、室内空間12に露
出することなく下地材15の裏側に取り出されている。
【0026】図7に示すように、間仕切り壁21は、所
定寸法の枠組み33の表裏両面に居住空間12を形成す
る内壁と同様な意匠が施された内壁パネル34が貼設さ
れたものであり、その基本構成は既存の間仕切り壁と略
同様とされている。一方、本実施例に用いられる間仕切
り壁21は、幅寸法及び奥行き寸法が取付け部16のモ
ジュールに対応する所定寸法とされ、かつ上下端面を構
成する枠組み部材35に埋め込みナット36が多数埋設
されている。そして、図5及び図6に示すように、これ
らの埋め込みナット36は、固定ボルト37が螺合可能
とされ、その埋設位置は取付け部16の所定位置に対応
したものとされている。
【0027】次に、このような本実施例における内装類
の取付け作業及び間仕切り壁の設置作業を説明する。
【0028】このような本実施例においては、先ず間仕
切り壁21を設置する。すなわち、間仕切り壁21を室
内空間12に搬入し、設置する所定位置に鉛直立設させ
る。そして、この鉛直状態を保持可能な上下に対応する
取付け部16を任意に選択し、当該取付け部16を挿通
する固定ボルト37を埋め込みナット36に螺合させる
ことで間仕切り壁21を立設保持させる。
【0029】次に、下地材15に仕上げ面材18を取付
ける。先ず、仕上げ面材18を、その各係合部19が取
付け部16に一致するように配置する。そして、化粧材
22の表面を押し、係合部19を取付け部16に嵌入す
ることで順次仕上げ面材18を取付けてゆく。この際、
仕上げ面材18は下地材15に対して任意に着脱可能で
あり、取付け部16のモジュールピッチで取付け位置が
変更可能である。
【0030】なお、床部分14に取付けられる仕上げ面
材18は、化粧材22と基材23との間にクッション部
材24が介装されたものである。そして、床部分14の
下地材15は床下支持部材17に支持され、当該床部分
13は在来工法の床と略同様な強度を有する。また、床
下支持部材17は、取付け部16から突出する係合部1
9の先端や固定ボルト37の頂頭部が干渉することはな
い。
【0031】更に、室内空間12内に照明器具20を設
置する場合(図1及び図5参照)や、例えば電話線,電
気線等の屋内配線38を室内空間12内に取り出す場合
(図6及び図7右方参照)には、予め仕上げ面材18に
居住空間12と下地材15の裏側とが連通可能な貫通孔
39を形成しておく。
【0032】すなわち、仕上げ面材18の取付け前に、
作業者が任意に選択した係合部19を手で折り取り、基
材23に脱落孔27を形成しておく。この際、仕上げ面
材18の取付け強度等を考慮して、係合部19は基材2
3の中央に立設するものを選択するのが望ましい。そし
て、脱落孔27を下孔にしてドリル等の適宜な手段によ
り化粧部22に貫通孔39を形成しておく。このような
仕上げ面材18を、他の内装材類と同様な作業によりに
下地材15に取付ける。
【0033】最後に、照明器具20の支持部材30を貫
通孔39に挿通させ、下地材15の裏側においてナット
31で固定する。この照明器具20は、給電線32が支
持部材30内を挿通し室内空間12内に露出することは
ない。一方、屋内配線38は貫通孔39より室内空間1
2内に引き込み、適宜所定の器具に接続して作業を完了
する。
【0034】以上のような本実施例によれば、仕上げ面
材18は、その係合部19を取付け部16に係合するこ
とで下地材15に取付けられるため、接着剤を用いる湿
式作業は不要となる。従って、煩雑な事前作業や接着剤
が乾燥凝固するまでの所定時間も不要となるため、施工
作業が簡略化できるとともに施工時間も短縮できる。そ
して、仕上げ面材18を作業者や治具等で保持する必要
がないとともに、照明器具20や間仕切壁21等の他の
内装類が順次取付け可能となり、他の作業の支障になる
ことはない。更に、経時変化により仕上げ面材18の自
然剥離が発生しないため、長期間にわたって室内空間1
2の美観を保持できる。
【0035】また、取付け部16は、仕上げ面材18に
貫通孔39を形成することにより照明器具20の支持や
屋内配線38の取出し孔として利用できる。この際、仕
上げ面材18には係合部19が多数設けられているた
め、取付け強度への影響は少ない。そして、貫通孔39
の形成は、脱落孔27を下孔にしてドリル形成で行う容
易な作業であり、かつ取付け部16と確実に一致させる
ことができる。また、照明器具20の取付け位置は所定
箇所に限定されないため、小梁等を探す煩雑さがなくな
り、取付け作業が簡略化できる。
【0036】更に、仕上げ面材18は、予め化粧材22
と基材23とが貼り合せられるているため、現場での施
工作業が一層簡略化できる。この仕上げ面材18を含む
照明器具20及び間仕切壁21等の内装類は、係合部1
9や埋込みナット36及び支持部材30を取付け部16
の位置,形状等のモジュールに対応しておけば規格部品
として工場生産しておくことができ、コストダウンがで
きる。
【0037】また、内装類は下地材15に係合部18,
固定ボルト37,固定ナット31等を用いて着脱可能に
係合されているため、室内空間12の改装が容易に行え
る。そして、所定配列された取付け部16を任意に選択
することで内装類の取付け位置が変更可能になり、室内
空間12に内装類の取付け自由度が増す。
【0038】更に、下地材15には多数の取付け部16
が形成されて強度的に挿通孔のない板材に比較して強度
が劣りるものの、床部分14においては床下支持部材1
7に支持されているため比較的重量物の載置が可能とな
り既存の床部分と同様なものにできる。この際、床下支
持部材17は、取付け部16の所定配列に対応する構成
とされているため、下地材15の裏側に突起する係合部
19の先端や固定ボルト37等と干渉することはない。
この床部分14については、仕上げ面材18を構成する
化粧材22と基材23との間にクッション部材24が介
装されているため、下階との遮音及び断熱の効果もあ
る。
【0039】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明を達成できる範囲での改良、変形
等は本発明に含まれるものである。
【0040】例えば、前述の実施例においては、本発明
に基づく内装材類取付け構造10は天井部分13及び床
部分14に適用されていたが、これらの内いずれか一方
だけでも良く、あるいは壁面等にも適用可能である。更
に、本実施例ではユニット建物を構成する建物ユニット
11に適用されていたが、在来工法で建設される一般の
住宅等の建物にも適用可能である。
【0041】また、取付け部16は、下地材15に所定
間隔で配列されていれば良く、その形状,大きさ,配列
形態や間隔等は任意である。例えば形状としては下地材
15から突出する凸部形状等でも良く、要するに内装類
が適宜な手段で任意位置に係合可能であれば良い。一
方、係合部19の形状,大きさ,配列形態や間隔等も前
記取付け部に対応するものであれば良く、その数も取付
け部16の数と一致させる必要は無い。例えば係合部1
9は、仕上げ面材18の四隅に各1本ずつ形成しておい
ても良く、全ての取付け部16に係合部19を係合させ
る必要はない。しかし、本実施例のような構成とすれば
係合強度が増し、仕上げ面材18の取付けを確実なもの
にできる。
【0042】その他、間仕切壁21を立設保持する方法
も任意であり、本実施例以外の方法によるものでも良
い。例えば、図8(A)に示すように、間仕切壁21
は、その上端面に極薄の係合板40を固定ビス41で設
けたものでも良い。この係合板40は、取付け部16に
対応する係合孔42を多数有し、仕上げ面材18は係合
部19を係合孔42に挿通して取付け部16に係合して
取付けられる。従って、係合板40は、仕上げ面材18
と下地材15とに挟持されることになり、これにより間
仕切壁21が立設保持される。この際、係合板40は極
薄のため、仕上げ面材18への影響は僅かな隆起でしか
ない。これによれば、天井部分13において下地材15
の裏側で作業する必要がなくなり、施工作業が一層簡略
化できる。
【0043】更に、図8(B)に示すように、間仕切壁
21は、その下端面の埋込みナット33にスタッドボル
ト43を螺合しても良い。すなわち、間仕切壁21は、
その下端のスタッドボルト43を取付け部16に挿入し
て位置決めし、上端を適宜な方法、例えば前述した係合
板40等で係合して立設保持する。これによれば、床部
分14において下地材15の裏側で作業する必要がなく
なり、施工作業が一層簡略化できる。これらのような各
係合手段は、間仕切壁21の上下双方において利用可能
であるが、間仕切壁21の施工作業の関係上、スタッド
ボルト43は上下端面何れか一方にのみ適用可能であ
る。
【0044】また、間仕切り壁19の平面形状は、本実
施例のような直線的なものに限定されず、その上下端面
に取付け部16に対応する埋込みナット36が埋設され
ていれば任意である。例えば図9に示すように平面略S
字型のもの等でも良く、これによれば、室内空間12の
分配に自由度が増し、居室のバリエーションが容易に拡
大できる。
【0045】また、仕上げ面材18の平面形状や下地材
15の面積に対する分割形態は任意である。例えば下地
材15の長辺方向に沿う板状や、平面三角形,平面五角
形,平面円形等でも良く、更には下地材15の全面を覆
うものでも良いが、本実施例のように平面正多角形に分
割しておけば、運搬や取付け作業が容易になるととも
に、下地材15に多数取付けた際に相互接続が密にな
り、その外観性を良好にすることができる。
【0046】更に、本実施例において化粧材22は、既
存の内装類と同様な木材とされていたが、本発明におい
ては木材以外のものでも良く、既存の表面仕上げ材をそ
のまま利用すれば良い。そして、表面(室内空間側)が
例えばPタイル等のようなプラスチック製で形成する場
合には、基材23と完全一体成形できるため、更に部品
のコストダウンができることになる。なお、このような
場合においては、クッション部材24は介装不可能とさ
れるが、予め下地材15に敷設しておいても良く、これ
によっても下階との遮音,断熱効果は同様に得られる。
【0047】その他、床部分14の下地材15を支持す
る床下支持部材17は、本実施例で採用された井桁状の
もの以外にも、例えば図10で示す軽量気泡コンクリー
トパネル44を用いても良い。この軽量気泡コンクリー
トパネル44は、取付け部16のモジュールに対応して
窪み45が多数形成されている。このため、下地材15
の裏側に突起する係合部19の先端や固定ボルト37の
頂頭部等が干渉することはない。これによれば、上下に
貫通する孔がないため床下支持部材16に比較して、下
階との遮音,断熱効果が得られ、仕上げ面材18にクッ
ション部材24を介装したものを併用することで効果は
一層顕著となる。
【0048】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、外観が良
好で、内装類の施工作業が簡略化できるとともに、長期
間にわたって確実に取付けでき、かつ任意に着脱可能な
内装類取付け構造を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】内装類である仕上げ面材を示す全体斜視図であ
る。
【図3】係合部を示す要部拡大斜視図である。
【図4】床下支持部材を示す一部斜視図である。
【図5】床部分を示す要部拡大断面図である。
【図6】天井部分を示す要部拡大断面図である。
【図7】間仕切壁を示す全体斜視図である。
【図8】間仕切壁の立設保持の変形例を示す縦断面図で
ある。
【図9】間仕切壁の変形例を示す全体斜視図である。
【図10】床下支持部材の変形例を示す全体斜視図であ
る。
【符号の説明】 10 内装類取付け構造 15 下地材 16 取付け部 18 内装類である仕上げ面材 19 係合部 20 内装類である照明器具 21 内装類である間仕切壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/02 101 E 7805−2E H02G 3/28 A 7335−5G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の内部空間下地材に内装類を取付け
    るための内装類取付け構造であって、前記内部空間下地
    材は所定配列された多数の取付け部を有し、前記内装類
    には前記取付け部に係合可能な係合部が設けられている
    ことを特徴とする内装取付け構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007291663A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Toyota Motor Corp 建物の内装構造
JP2010065491A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Rengo Co Ltd 室内スポーツ競技用土台

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