JP2988314B2 - コンクリート面に対する内装仕上げ材の取付構造 - Google Patents

コンクリート面に対する内装仕上げ材の取付構造

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JP2988314B2
JP2988314B2 JP7092781A JP9278195A JP2988314B2 JP 2988314 B2 JP2988314 B2 JP 2988314B2 JP 7092781 A JP7092781 A JP 7092781A JP 9278195 A JP9278195 A JP 9278195A JP 2988314 B2 JP2988314 B2 JP 2988314B2
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孝幸 久保田
英孝 小宮
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内壁面,天井スラ
ブ,床スラブなどコンクリート面に対する内装仕上げ材
の取付変更を容易に行なえる内装仕上げ材の取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】RC集合住宅等における各戸仕切り壁,
天井スラブ,床スラブなどにはそれぞれ内装仕上げ材が
配置されている。
【0003】内装仕上げ材のうち、仕切り壁,天井スラ
ブには躯体に壁用クロスを貼着した例が多く見られ、床
スラブではカーペット、畳、その他フローリング材から
なる床仕上げ材を貼着した例が多く見られる。
【0004】なお、天井スラブ場合には予め埋設された
インサート金具に吊ボルトをねじ込み、この下部に野縁
材を連結配置し、野縁材の下面に天井仕上げ材を固定す
る場合もあり、床スラブでも束材を介して野縁を組み、
その上部に床仕上げ材を固定する場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の構造では、いず
れにおいても室内間取替えや模様替えを行なうに際し
て、壁用クロスや床仕上げ材が貼着されていると、これ
らの除去ために騒音や粉塵が発生する原因となる。
【0006】また、天井スラブに吊ボルトを介して天井
仕上げ材を固定した構造では新たに設けられる内装仕上
げ材の固定位置にインサート金具が配置されているとは
限らず、後の固定方法に問題が生ずる。
【0007】さらに、配管,配線設備なども新築時計画
に応じた位置にアンカーを介して固定的に配置されてい
るため、自由に変更することが難しいほか、一度リフォ
ームされた室内は明確な施工図や設計図が残されていな
いため、再リフォーム計画が困難になっていた。
【0008】この発明の目的は、当初より室内の改装や
模様替えを見込んで、内装仕上げ材の交換や配置換えを
簡単に行なえるようにしたコンクリート面に対する内装
仕上げ材の取付け構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するため手段】この発明は、鉄筋コンクリ
ート構造におけるコンクリート面に複数のリップ溝形鋼
または適宜間隔に穴を開けた中空角形鋼からなるインサ
ート金物を、その溝ないし穴を表面に露出した状態で適
宜間隔開けて平行に埋設し、該インサート金物を前記コ
ンクリート面に内装仕上げ材を固定するための取付部と
して用いることを特徴とする(請求項1)。
【0010】前記インサート金物は、コンクリート面の
縦横方向に沿って格子状をなして埋設されたものとする
ことができる(請求項2)。
【0011】前記内装仕上げ材は、インサート金具配置
間隔に応じた寸法に設定されていることが望ましい(請
求項3)。
【0012】前記インサート金物内には、配線をするこ
ともできる(請求項4)。
【0013】
【作用】コンクリート面に埋設されたインサート金物に
対して内装仕上げ材の取付具を固定することで、内装仕
上げ材はコンクリート面に固定される。取付具を取外す
ことで既存内装仕上げ材をコンクリート面から撤去でき
る。
【0014】請求項2とした場合には、内装仕上げ材の
取付自由度が増す。
【0015】請求項3とした場合には内装仕上げ材の取
付,取外しのための規格寸法が統一される。
【0016】請求項4の構成とした場合には、リフォー
ムの際にも室内側から見えないように配線替えをするこ
とができる。
【0017】
【実施例】図1はこの発明をRC集合住宅に適用した場
合を示すもので、鉄筋コンクリート製の界壁1を介して
燐戸と区画された室内Rは、前記一対の界壁1,同じく
鉄筋コンクリート製床スラブ2、天井スラブ3などによ
り囲われた一つの大きな空間となっており、これらの内
面に内装仕上げ材を貼着するとともに、適宜な間仕切り
壁によって適度な間取りの居住空間が構成される。
【0018】各界壁1の内面側には垂直方向に沿って多
数のインサート金具4が適宜な一定間隔をおいて埋設さ
れている。また、床スラブ2,天井スラブ3にもインサ
ート金具4が幅方向に一定間隔をおいて長手方向に沿っ
て埋設されている。
【0019】各インサート金具4は、図の一部に拡大し
て示すように軽量薄形リップ溝型鋼からなり、その溝4
aを表面に露出させた状態で躯体コンクリート内に一体
的に埋設されるか、あるいは図の他の部分に拡大して示
すように適宜間隔に穴4bを開けた中空角型鋼を用いて
も同じであるが、以後はリップ溝型鋼をインサート金具
4に用いた場合について説明する。
【0020】なお、図においては界壁1に埋設される各
インサート金具4は垂直方向となっているが、図2
(a)に示すように横方向にのみ配置しても良いし、同
図(b)に示すように縦横に格子状に配置することもで
きる。床スラブ2,天井スラブ3においても長手方向の
みでなく、図3(a)に示すように幅方向にのみ配置し
ても良いし、同図(b)に示すように縦横格子状に配置
することもできる。いずれにあっても格子状配置とした
場合には後述する内装仕上げ材を細分化でき、取付自由
度が高いものとなる。
【0021】以上の室内Rの各面に内装仕上げ材を添設
し、取付金具を前記インサート金具4に固定することで
室内の内装が行なわれ、また、適度な間仕切りで仕切る
ことにより室内は複数の居住区に仕切られる。
【0022】図4は一例として天井スラブ3に内装仕上
げ材として仕上げ天井材5を固定した場合を示すもであ
る。
【0023】図における天井材5の寸法は、インサート
金具4の配置間隔に応じて設定され、インサート金具4
同士中心を結ぶ線分と等しい幅寸法となっている。ま
た、天井材5の両端にはこれに沿って多数の取付用のク
リップ6が貫通している。
【0024】各クリップ6は、図5(a)に示すよう
に、天井材5の非取付時にはその先端の係止片6aを天
井材5の縁部と平行させておき、天井材5を天井スラブ
3に添設し、インサート金具4の溝4a内に係止片6a
が突出した状態で、同図(b)に示すように天井材5の
下面側から90°回動させることにより、係止片6aは
リップ溝4aの内側に係合し、天井材5は天井スラブ3
の下面に固定される。逆に天井材5を取外す際にはクリ
ップ6を逆に回せば良い。
【0025】このインサート金具4内には天井配線7を
収容するに十分な空間が形成されており、この内部に引
き回された天井配線7をローゼットなど配線取出口8を
通じて天井材5の下面に引き出すことができる。
【0026】さらに、天井材5の下面の適宜位置には間
仕切り固定用のチャンネル材9が固定でき、これに間仕
切り壁10の上縁を固定することで、室内Rを複数の居
住区に区画できる。
【0027】なお、前記実施例では天井スラブ3に仕上
げ天井材5を直付けした場合を示したが、界壁1,床ス
ラブ2にも直付けできるほか、家具の固定を行なう場合
もインサート金具4を取付部に利用できる。
【0028】また天井スラブ3との間に空間を設けて天
井材5を取付けたい場合には、図6に示すように、上端
にインサート金具4に係合する係止部11aを形成し、
下部に前記インサート金具4と同様のリップ溝形状の型
鋼からなる野縁材11bを連結した吊金具11を吊下
し、この野縁材11bに前記と同一要領で天井材5を固
定すれば良い。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、コンクリート
面に埋設されたインサート金物に対して内装仕上げ材の
取付具を固定することで、内装仕上げ材はコンクリート
面に固定され、取付具を取外すことで既存内装仕上げ材
をコンクリート面から撤去できるため、室内の改装や模
様替えあるいは部分補修作業が簡単に行なえ、従来の内
装仕上げ材の撤去時のように騒音や粉塵の発生がない。
【0030】さらに、室内の各コンクリート面に対する
インサート金物の配置間隔等を入居時に明記しておけ
ば、改装や模様替え時の設計を簡単に行なえるととも
に、リフォーム後の再リフォーム時においてもその関係
を明確に把握できるほか、室内に家具を固定する場合に
もコンクリートボルトを用いることなく固定できる利点
がある。
【0031】請求項2の構成とした場合には、内装仕上
げ材の取付自由度が増し、更にきめの細かい改装や模様
替えの設計を行なうことができる。
【0032】請求項3とした場合には、内装仕上げ材の
取付,取外しのための規格寸法が統一され、例えば同一
規格の色違いの内装仕上げ材を複数用意しておくことに
より、この中からユーザの好みの色を選択できるなどの
利点がある。
【0033】請求項4の構成とした場合には、配線替え
を室内側から見えないように行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をRC集合住宅に適用した場合の室内
におけるコンクリート各面の説明図である。
【図2】(a),(b)は界壁内に埋設されるインサー
ト金具の他の配置例を示す説明図である。
【図3】(a),(b)は天井及び床スラブに埋設され
るインサート金具の他の配置例を示す説明図である。
【図4】同室内の天井スラブに天井材を固定した場合の
説明図である。
【図5】(a),(b)はクリップにより天井材を固定
する手順を示す断面図である。
【図6】同室内の天井スラブ下に天井材を間隔をあけて
固定した場合の断面図である。
【符号の説明】
1 界壁(壁面) 2 床スラブ 3 天井スラブ 4 インサート金具 4a 溝、4b 穴 5 仕上げ天井材(内装仕上げ材) 6 クリップ(取付具) 7 天井配線 R 室内
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/38 E04B 9/18 E04F 13/08 E04F 13/08 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート構造におけるコンクリ
    ート面に複数リップ溝型鋼または適宜間隔に穴を開けた
    中空角型鋼からなるインサート金物を、その溝ないし穴
    を表面に露出した状態で適宜間隔を開けて平行に埋設
    し、該インサート金物を前記コンクリート面に内装仕上
    げ材を固定するための取付部として用いることを特徴と
    するコンクリート面における内装仕上げ材取付構造。
  2. 【請求項2】 前記インサート金物は、コンクリート面
    の縦横方向に沿って格子状をなして埋設されていること
    を特徴とする請求項1記載のコンクリート面に対する内
    装仕上げ材の取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記内装仕上げ材は、インサート金具配
    置間隔に応じた寸法に設定されていることを特徴とする
    請求項1または2記載のコンクリート面に対する内装仕
    上げ材取付け構造。
  4. 【請求項4】 前記インサート金物内に配線することを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンク
    リート面に対する内装仕上材の取付構造。
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