JPH1068180A - 断熱パネルおよびその取付構造 - Google Patents
断熱パネルおよびその取付構造Info
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- JPH1068180A JPH1068180A JP22797596A JP22797596A JPH1068180A JP H1068180 A JPH1068180 A JP H1068180A JP 22797596 A JP22797596 A JP 22797596A JP 22797596 A JP22797596 A JP 22797596A JP H1068180 A JPH1068180 A JP H1068180A
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- Japan
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- heat insulating
- locking portion
- metal plate
- locked
- insulating panel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現場での施工を容易に行うことができ、しか
も、デザイン性や外観上での見栄えを良くすることがで
きる断熱パネルおよびその取付構造を提供することにあ
る。 【解決手段】 表面と裏面とを形成するように対峙する
金属板(1)間に断熱材(3)を充填してなる断熱パネ
ルであって、上記表面を形成する金属板(1)と上記裏
面を形成する金属板(1)のうち、少なくともいずれか
一方に係止部(10)を設けた。
も、デザイン性や外観上での見栄えを良くすることがで
きる断熱パネルおよびその取付構造を提供することにあ
る。 【解決手段】 表面と裏面とを形成するように対峙する
金属板(1)間に断熱材(3)を充填してなる断熱パネ
ルであって、上記表面を形成する金属板(1)と上記裏
面を形成する金属板(1)のうち、少なくともいずれか
一方に係止部(10)を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱パネルおよび
その取付構造に関し、具体的には、建築物の外壁材など
に使用するのに有用な断熱パネルおよびその取付構造に
関する。
その取付構造に関し、具体的には、建築物の外壁材など
に使用するのに有用な断熱パネルおよびその取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築物の居住性や保温、断熱
機能を向上させるために、外壁などに断熱パネルを利用
することが多くなってきていた。このような断熱パネル
としては、図10に示すごとく、対峙する金属板(1)
間にロックウールなどの断熱材(3)を充填されたもの
であった。
機能を向上させるために、外壁などに断熱パネルを利用
することが多くなってきていた。このような断熱パネル
としては、図10に示すごとく、対峙する金属板(1)
間にロックウールなどの断熱材(3)を充填されたもの
であった。
【0003】そして、このような断熱パネルの取付構造
としては、同じく、図10に示すごとく、上述のごとく
形成された断熱パネル本体(5)の裏面側に縦胴縁
(2)を設け、この縦胴縁(2)に同断熱パネル本体
(5)を接触させて、同断熱パネル本体(5)の表面側
からビス、釘、ネジなどの固定具(4)を取り付けて固
定されていたものであった。また、必要に応じて、上記
断熱パネル本体(5)の上端部に凸出部(7)、同断熱
パネル本体(5)の下端部に凹嵌部(6)を設けて、上
下方向に順次断熱パネル本体(5)どうしを接続するこ
とができるように、図示のごとく下側の断熱パネル本体
(5a)の凸出部(7)に上側の断熱パネル本体(5
b)の凹嵌部(6)を嵌合させたりすることができると
いった工夫がなされていたものであった。
としては、同じく、図10に示すごとく、上述のごとく
形成された断熱パネル本体(5)の裏面側に縦胴縁
(2)を設け、この縦胴縁(2)に同断熱パネル本体
(5)を接触させて、同断熱パネル本体(5)の表面側
からビス、釘、ネジなどの固定具(4)を取り付けて固
定されていたものであった。また、必要に応じて、上記
断熱パネル本体(5)の上端部に凸出部(7)、同断熱
パネル本体(5)の下端部に凹嵌部(6)を設けて、上
下方向に順次断熱パネル本体(5)どうしを接続するこ
とができるように、図示のごとく下側の断熱パネル本体
(5a)の凸出部(7)に上側の断熱パネル本体(5
b)の凹嵌部(6)を嵌合させたりすることができると
いった工夫がなされていたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな断熱パネルおよびその取付構造においては、ビス、
釘、ネジなどの固定具(4)の頭部分が、断熱パネル本
体(5)の表面で露呈されるために、この部分の取り付
け用の穴から雨水などの水の浸入が避けられないだけで
なく、外観上での見栄えとしても良いものではなかっ
た。また、デザインの上では、金属板(1)に凹凸模様
を直に付与したり、金属板(1)などの表面に凹凸塗装
したりするようなことしかできず、デザイン面でも限ら
れたものであった。
うな断熱パネルおよびその取付構造においては、ビス、
釘、ネジなどの固定具(4)の頭部分が、断熱パネル本
体(5)の表面で露呈されるために、この部分の取り付
け用の穴から雨水などの水の浸入が避けられないだけで
なく、外観上での見栄えとしても良いものではなかっ
た。また、デザインの上では、金属板(1)に凹凸模様
を直に付与したり、金属板(1)などの表面に凹凸塗装
したりするようなことしかできず、デザイン面でも限ら
れたものであった。
【0005】しかも、現場での断熱パネル本体(5)の
取付施工としては、建築物の外側からなされることが多
いため、狭小地などでは固定具(4)を取り付けて固定
するような作業を行い難いものであった。
取付施工としては、建築物の外側からなされることが多
いため、狭小地などでは固定具(4)を取り付けて固定
するような作業を行い難いものであった。
【0006】本発明は、上述の事実に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、現場での施工を
容易に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上で
の見栄えを良くすることができる断熱パネルおよびその
取付構造を提供することにある。
のであって、その目的とするところは、現場での施工を
容易に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上で
の見栄えを良くすることができる断熱パネルおよびその
取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
断熱パネルは、表面と裏面とを形成するように対峙する
金属板(1)間に断熱材(3)を充填してなる断熱パネ
ルであって、上記表面を形成する金属板(1)と上記裏
面を形成する金属板(1)のうち、少なくともいずれか
一方に係止部(10)を設けたことを特徴とする。
断熱パネルは、表面と裏面とを形成するように対峙する
金属板(1)間に断熱材(3)を充填してなる断熱パネ
ルであって、上記表面を形成する金属板(1)と上記裏
面を形成する金属板(1)のうち、少なくともいずれか
一方に係止部(10)を設けたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る断熱パネルの取付
構造は、表面と裏面とを形成するように対峙する金属板
(1)間に断熱材(3)を充填してなる断熱パネル本体
(5)を備え、この断熱パネル本体(5)において、上
記表面を形成する金属板(1)と上記裏面を形成する金
属板(1)のうち、少なくともいずれか一方に形成され
た係止部(10)を設け、さらに、この係止部(10)
に被係止部材(22)を係止してなることを特徴とす
る。
構造は、表面と裏面とを形成するように対峙する金属板
(1)間に断熱材(3)を充填してなる断熱パネル本体
(5)を備え、この断熱パネル本体(5)において、上
記表面を形成する金属板(1)と上記裏面を形成する金
属板(1)のうち、少なくともいずれか一方に形成され
た係止部(10)を設け、さらに、この係止部(10)
に被係止部材(22)を係止してなることを特徴とす
る。
【0009】本発明の請求項3に係る断熱パネルの取付
構造は、上記裏面を形成する金属板(1)に設けられた
上記係止部(10)に上記被係止部材(22)として採
用される取付具(8)を係止して、同取付具(8)が固
定されてなることを特徴とする。
構造は、上記裏面を形成する金属板(1)に設けられた
上記係止部(10)に上記被係止部材(22)として採
用される取付具(8)を係止して、同取付具(8)が固
定されてなることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る断熱パネルの取付
構造は、上記係止部(10)が蟻溝状であり、上記取付
具(8)がこの蟻溝状の同係止部(10)に直に係止す
る係止片(13)とこの係止片(13)から折曲し、か
つ、縦胴縁(2)に固定される固定片(12)とからな
ることを特徴とする。
構造は、上記係止部(10)が蟻溝状であり、上記取付
具(8)がこの蟻溝状の同係止部(10)に直に係止す
る係止片(13)とこの係止片(13)から折曲し、か
つ、縦胴縁(2)に固定される固定片(12)とからな
ることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係る断熱パネルの取付
構造は、上記表面を形成する金属板(1)に設けられた
上記係止部(10)に上記被係止部材(22)として採
用される表面化粧材(16)を係止してなることを特徴
とする。
構造は、上記表面を形成する金属板(1)に設けられた
上記係止部(10)に上記被係止部材(22)として採
用される表面化粧材(16)を係止してなることを特徴
とする。
【0012】本発明の請求項6に係る断熱パネルの取付
構造は、上記表面化粧材(16)の裏面に凹所(17)
を設けて、この凹所(17)が上記係止部(10)に嵌
合することで、同係止部(10)に同表面化粧材(1
6)を係止してなることを特徴とする。
構造は、上記表面化粧材(16)の裏面に凹所(17)
を設けて、この凹所(17)が上記係止部(10)に嵌
合することで、同係止部(10)に同表面化粧材(1
6)を係止してなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係る断熱パ
ネルおよびその取付構造を示した斜視図である。図2
は、本発明の一実施形態に係る断熱パネルおよびその取
付構造を示した断面図である。図3は、本発明の断熱パ
ネルおよびその取付構造に用いられる一実施形態に係る
取付具の斜視図である。図4は、本発明の断熱パネルお
よびその取付構造に用いられる他の一実施形態に係る取
付具の斜視図である。図5は、本発明の他の一実施形態
に係る断熱パネルおよびその取付構造を示した斜視図で
ある。図6は、図5の断熱パネルおよびその取付構造に
ついて、一実施形態に係る係止部分の様子を示した側面
図である。図7は、図5の断熱パネルおよびその取付構
造について、他の一実施形態に係る係止部分の様子を示
した側面図である。図8は、図5の断熱パネルおよびそ
の取付構造に用いられる一実施形態に係る表面化粧材を
示した斜視図である。図9は、図5の断熱パネルおよび
その取付構造に用いられる他の一実施形態に係る表面化
粧材を示した斜視図である。
ネルおよびその取付構造を示した斜視図である。図2
は、本発明の一実施形態に係る断熱パネルおよびその取
付構造を示した断面図である。図3は、本発明の断熱パ
ネルおよびその取付構造に用いられる一実施形態に係る
取付具の斜視図である。図4は、本発明の断熱パネルお
よびその取付構造に用いられる他の一実施形態に係る取
付具の斜視図である。図5は、本発明の他の一実施形態
に係る断熱パネルおよびその取付構造を示した斜視図で
ある。図6は、図5の断熱パネルおよびその取付構造に
ついて、一実施形態に係る係止部分の様子を示した側面
図である。図7は、図5の断熱パネルおよびその取付構
造について、他の一実施形態に係る係止部分の様子を示
した側面図である。図8は、図5の断熱パネルおよびそ
の取付構造に用いられる一実施形態に係る表面化粧材を
示した斜視図である。図9は、図5の断熱パネルおよび
その取付構造に用いられる他の一実施形態に係る表面化
粧材を示した斜視図である。
【0015】本発明の断熱パネルは、図1および図2、
図5ないし図7に示すごとく、表面と裏面とを形成する
ように対峙する金属板(1)間に断熱材(3)を充填し
てなる断熱パネルであって、上記表面を形成する金属板
(1)と上記裏面を形成する金属板(1)のうち、少な
くともいずれか一方に係止部(10)を設けているもの
である。
図5ないし図7に示すごとく、表面と裏面とを形成する
ように対峙する金属板(1)間に断熱材(3)を充填し
てなる断熱パネルであって、上記表面を形成する金属板
(1)と上記裏面を形成する金属板(1)のうち、少な
くともいずれか一方に係止部(10)を設けているもの
である。
【0016】上記金属板(1)は、図1および図5に示
すごとく、表面と裏面とを形成するように対峙している
ものである。この金属板(1)は、一枚の板を折り曲げ
て、表面と裏面とを形成するように対峙させてもかまわ
ないし、二枚以上の板を用いて表面と裏面とを形成する
ように対峙させてもかまわないものである。この金属板
(1)の材質としては、例えば、アルミニウム、スチー
ル、ステンレスなどの金属を挙げることができるが、こ
れに限定されることなく様々な金属の板を用いることが
できるものである。
すごとく、表面と裏面とを形成するように対峙している
ものである。この金属板(1)は、一枚の板を折り曲げ
て、表面と裏面とを形成するように対峙させてもかまわ
ないし、二枚以上の板を用いて表面と裏面とを形成する
ように対峙させてもかまわないものである。この金属板
(1)の材質としては、例えば、アルミニウム、スチー
ル、ステンレスなどの金属を挙げることができるが、こ
れに限定されることなく様々な金属の板を用いることが
できるものである。
【0017】上記断熱材(3)は、図1および図5に示
すごとく、上記金属板(1)間に充填されているもので
ある。この断熱材(3)としては、通常用いられている
ものでかまわず、例えば、ロックウール、ウレタン、珪
酸アルミナウール、綿、羽毛、羊毛、発泡プラスチッ
ク、グラスウールなどが採用されるものである。
すごとく、上記金属板(1)間に充填されているもので
ある。この断熱材(3)としては、通常用いられている
ものでかまわず、例えば、ロックウール、ウレタン、珪
酸アルミナウール、綿、羽毛、羊毛、発泡プラスチッ
ク、グラスウールなどが採用されるものである。
【0018】上記係止部(10)は、図1および図2、
図5ないし図7に示すごとく、上記表面を形成する金属
板(1)と上記裏面を形成する金属板(1)のうち、少
なくともいずれか一方に設けているものである。すなわ
ち、この係止部(10)は、上記表面を形成する金属板
(1)に設けられていてもかまわないし、上記裏面を形
成する金属板(1)に設けられていてもかまわないし、
さらには、上記表面を形成する金属板(1)と上記裏面
を形成する金属板(1)の両方に設けられていてもかま
わないものである。
図5ないし図7に示すごとく、上記表面を形成する金属
板(1)と上記裏面を形成する金属板(1)のうち、少
なくともいずれか一方に設けているものである。すなわ
ち、この係止部(10)は、上記表面を形成する金属板
(1)に設けられていてもかまわないし、上記裏面を形
成する金属板(1)に設けられていてもかまわないし、
さらには、上記表面を形成する金属板(1)と上記裏面
を形成する金属板(1)の両方に設けられていてもかま
わないものである。
【0019】上記係止部(10)の形状としては、図1
および図2に示すごとく、凹溝状のものであってもかま
わないし、図5ないし図7に示すごとく、凸状のもので
あってもかまわず、特に限定されるものではない。ま
た、この係止部(10)としては、例えば、上記金属板
(1)として採用される原板をロールフォーミングなど
により形成することができるものである。
および図2に示すごとく、凹溝状のものであってもかま
わないし、図5ないし図7に示すごとく、凸状のもので
あってもかまわず、特に限定されるものではない。ま
た、この係止部(10)としては、例えば、上記金属板
(1)として採用される原板をロールフォーミングなど
により形成することができるものである。
【0020】本発明の断熱パネルは、このような構成を
とることによって、表面と裏面とを形成するように対峙
する金属板(1)に係止部(10)がロールフォーミン
グなどにより簡単に形成することができ、この係止部
(10)が表面を形成する金属板(1)と裏面を形成す
る金属板(1)のうち、少なくともいずれか一方に設け
られているために、係止部(10)を利用して、吊り金
具、固定金具などの取付具やタイル、ブロックなどの表
面化粧材を容易に係止固定させることができ、従来のよ
うにビス、釘、ネジなどの固定具の頭部分が、表面で露
呈されるようなことがなくなり、結果として、雨水など
の水の浸入がなくなるとともに、外観上での見栄えも良
くなるものである。また、デザインの上でも、様々な表
面化粧材を容易に係止固定させることができるために、
選択の自由度が高くなり、デザイン性の優れたものとな
る。
とることによって、表面と裏面とを形成するように対峙
する金属板(1)に係止部(10)がロールフォーミン
グなどにより簡単に形成することができ、この係止部
(10)が表面を形成する金属板(1)と裏面を形成す
る金属板(1)のうち、少なくともいずれか一方に設け
られているために、係止部(10)を利用して、吊り金
具、固定金具などの取付具やタイル、ブロックなどの表
面化粧材を容易に係止固定させることができ、従来のよ
うにビス、釘、ネジなどの固定具の頭部分が、表面で露
呈されるようなことがなくなり、結果として、雨水など
の水の浸入がなくなるとともに、外観上での見栄えも良
くなるものである。また、デザインの上でも、様々な表
面化粧材を容易に係止固定させることができるために、
選択の自由度が高くなり、デザイン性の優れたものとな
る。
【0021】しかも、現場での取付施工としても、係止
部(10)を利用して、吊り金具、固定金具などの取付
具やタイル、ブロックなどの表面化粧材などを容易に係
止固定させることができるために、建築物の室内側から
でも容易に係止固定させることができ、結果として、足
場などを作ることも不要であり、狭小地などであっても
簡単に作業を行うことができるものとなる。
部(10)を利用して、吊り金具、固定金具などの取付
具やタイル、ブロックなどの表面化粧材などを容易に係
止固定させることができるために、建築物の室内側から
でも容易に係止固定させることができ、結果として、足
場などを作ることも不要であり、狭小地などであっても
簡単に作業を行うことができるものとなる。
【0022】すなわち、本発明は、現場での施工を容易
に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上での見
栄えを良くすることができるものである。
に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上での見
栄えを良くすることができるものである。
【0023】次に、本発明の断熱パネルの取付構造は、
図1ないし図6に示すごとく、表面と裏面とを形成する
ように対峙する金属板(1)間に断熱材(3)を充填し
てなる断熱パネル本体(5)を備え、この断熱パネル本
体(5)において、上記表面を形成する金属板(1)と
上記裏面を形成する金属板(1)のうち、少なくともい
ずれか一方に形成された係止部(10)を設け、さら
に、この係止部(10)に被係止部材(22)を係止し
てなっているものである。
図1ないし図6に示すごとく、表面と裏面とを形成する
ように対峙する金属板(1)間に断熱材(3)を充填し
てなる断熱パネル本体(5)を備え、この断熱パネル本
体(5)において、上記表面を形成する金属板(1)と
上記裏面を形成する金属板(1)のうち、少なくともい
ずれか一方に形成された係止部(10)を設け、さら
に、この係止部(10)に被係止部材(22)を係止し
てなっているものである。
【0024】上記断熱パネル本体(5)は、図1および
図5に示すごとく、表面と裏面とを形成するように対峙
する金属板(1)間に断熱材(3)を充填してなってい
るものである。
図5に示すごとく、表面と裏面とを形成するように対峙
する金属板(1)間に断熱材(3)を充填してなってい
るものである。
【0025】また、上記被係止部材(22)は、図1お
よび図5に示すごとく、上記係止部(10)に係止され
ているものである。この被係止部材(22)としては、
係止部(10)に係止することができるものであれば、
様々なものを用いることができるが、例えば、吊り金
具、固定金具などの取付具やタイル、ブロックなどの表
面化粧材をあげることができるものである。
よび図5に示すごとく、上記係止部(10)に係止され
ているものである。この被係止部材(22)としては、
係止部(10)に係止することができるものであれば、
様々なものを用いることができるが、例えば、吊り金
具、固定金具などの取付具やタイル、ブロックなどの表
面化粧材をあげることができるものである。
【0026】なお、上記断熱材(3)を表面と裏面とを
形成するように対峙する金属板(1)間へ充填する方法
としては、例えば、断熱材(3)がロックウールの場
合、係止部(10)をロールフォーミングにより形成し
た後、ブロック状のロックウールを押し当ててサンドイ
ッチするようにして充填するものである。この場合、ロ
ックウール自体が柔らかいものであるために、上述のご
とく押し当てるだけで、金属板(1)間へ充填すること
ができるものである。
形成するように対峙する金属板(1)間へ充填する方法
としては、例えば、断熱材(3)がロックウールの場
合、係止部(10)をロールフォーミングにより形成し
た後、ブロック状のロックウールを押し当ててサンドイ
ッチするようにして充填するものである。この場合、ロ
ックウール自体が柔らかいものであるために、上述のご
とく押し当てるだけで、金属板(1)間へ充填すること
ができるものである。
【0027】また、断熱材(3)がウレタンの場合、係
止部(10)をロールフォーミングにより形成し、鋼板
にて筒状パネルの状態にした後、ウレタンを金属板
(1)間へ入れて、同金属板(1)間で発泡させるだけ
で、同金属板(1)間への充填を完結することができる
ものである。
止部(10)をロールフォーミングにより形成し、鋼板
にて筒状パネルの状態にした後、ウレタンを金属板
(1)間へ入れて、同金属板(1)間で発泡させるだけ
で、同金属板(1)間への充填を完結することができる
ものである。
【0028】なお、必要に応じて、図1および図5に示
すごとく、上記断熱パネル本体(5)の上端部に凸出部
(7)、同断熱パネル本体(5)の下端部に凹嵌部
(6)を設けて、上下方向に順次断熱パネル本体(5)
どうしを接続することができるように、下側の断熱パネ
ル本体(5)の凸出部(7)に上側の断熱パネル本体
(5)の凹嵌部(6)を嵌合させたりすることができる
といった工夫がなされてもかまわないものである。
すごとく、上記断熱パネル本体(5)の上端部に凸出部
(7)、同断熱パネル本体(5)の下端部に凹嵌部
(6)を設けて、上下方向に順次断熱パネル本体(5)
どうしを接続することができるように、下側の断熱パネ
ル本体(5)の凸出部(7)に上側の断熱パネル本体
(5)の凹嵌部(6)を嵌合させたりすることができる
といった工夫がなされてもかまわないものである。
【0029】また、図1および図2に示すごとく、上記
裏面を形成する金属板(1)に設けられた上記係止部
(10)に上記被係止部材(22)として採用される取
付具(8)を係止して、同取付具(8)が固定されてな
っているものであると、取付具(8)を係止部(10)
に係止させた上に取付具(8)を固定させるために、断
熱パネル本体(5)が確実に取り付け固定されるもので
あり、現場での施工をより一層容易に行うことができ、
しかも、デザイン性や外観上での見栄えを確実に良くす
ることができるものである。
裏面を形成する金属板(1)に設けられた上記係止部
(10)に上記被係止部材(22)として採用される取
付具(8)を係止して、同取付具(8)が固定されてな
っているものであると、取付具(8)を係止部(10)
に係止させた上に取付具(8)を固定させるために、断
熱パネル本体(5)が確実に取り付け固定されるもので
あり、現場での施工をより一層容易に行うことができ、
しかも、デザイン性や外観上での見栄えを確実に良くす
ることができるものである。
【0030】この場合、特に、図1および図2に示すご
とく、上記係止部(10)が蟻溝状であり、上記取付具
(8)がこの蟻溝状の同係止部(10)に直に係止する
係止片(13)とこの係止片(13)から折曲し、か
つ、縦胴縁(2)に固定される固定片(12)とからな
っているものであると、蟻溝状の係止部(10)に取付
具(8)の係止片(13)が確実に係止して、取付具
(8)の固定片(12)が縦胴縁(2)に確実に固定さ
れるために、現場での施工をより一層容易に、かつ、迅
速に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上での
見栄えをより一層確実に良くすることができるものであ
る。
とく、上記係止部(10)が蟻溝状であり、上記取付具
(8)がこの蟻溝状の同係止部(10)に直に係止する
係止片(13)とこの係止片(13)から折曲し、か
つ、縦胴縁(2)に固定される固定片(12)とからな
っているものであると、蟻溝状の係止部(10)に取付
具(8)の係止片(13)が確実に係止して、取付具
(8)の固定片(12)が縦胴縁(2)に確実に固定さ
れるために、現場での施工をより一層容易に、かつ、迅
速に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上での
見栄えをより一層確実に良くすることができるものであ
る。
【0031】なお、上記取付具(8)としては、例え
ば、吊り金具、固定金具などのものであり、上述のごと
き係止片(13)と固定片(12)とを設けていれば、
どのような形状のものであってもかまわないが、例え
ば、図3および図4に示すごときものが用いられるもの
である。
ば、吊り金具、固定金具などのものであり、上述のごと
き係止片(13)と固定片(12)とを設けていれば、
どのような形状のものであってもかまわないが、例え
ば、図3および図4に示すごときものが用いられるもの
である。
【0032】図3および図4に示すごとく、上記固定片
(12)には、縦胴縁(2)に確実に固定しやすいよう
に釘、ビス、ネジなどの取付部材(11)を挿着するこ
とができる取付穴(9)が設けられていてもかまわない
ものである。
(12)には、縦胴縁(2)に確実に固定しやすいよう
に釘、ビス、ネジなどの取付部材(11)を挿着するこ
とができる取付穴(9)が設けられていてもかまわない
ものである。
【0033】また、図1および図2に示すごとく、上記
係止部(10)が、嵌合凹所(15)を有していると、
図3および図4に示すごとき取付具(8)に嵌着片(1
4)を備えさせていることによって、取付具(8)は係
止部(10)から確実に外れることなく嵌合固定させる
ことができる点で好ましいものである。
係止部(10)が、嵌合凹所(15)を有していると、
図3および図4に示すごとき取付具(8)に嵌着片(1
4)を備えさせていることによって、取付具(8)は係
止部(10)から確実に外れることなく嵌合固定させる
ことができる点で好ましいものである。
【0034】さらに、図5ないし図7に示すごとく、上
記表面を形成する金属板(1)に設けられた上記係止部
(10)に上記被係止部材(22)として採用される表
面化粧材(16)を係止してなっているものであると、
係止部(10)に表面化粧材(16)が確実に係止し
て、表面化粧材(16)によって、現場での施工をより
一層容易に行うことができ、しかも、形状や模様などが
様々な種類の表面化粧材(16)を使用することができ
るために、デザイン性や外観上での見栄えを確実に良く
することができるものである。
記表面を形成する金属板(1)に設けられた上記係止部
(10)に上記被係止部材(22)として採用される表
面化粧材(16)を係止してなっているものであると、
係止部(10)に表面化粧材(16)が確実に係止し
て、表面化粧材(16)によって、現場での施工をより
一層容易に行うことができ、しかも、形状や模様などが
様々な種類の表面化粧材(16)を使用することができ
るために、デザイン性や外観上での見栄えを確実に良く
することができるものである。
【0035】この場合、特に、上記表面化粧材(16)
の裏面に凹所(17)を設けて、この凹所(17)が上
記係止部(10)に嵌合することで、同係止部(10)
に同表面化粧材(16)を係止してなっているものであ
ると、係止部(10)に表面化粧材(16)の凹所(1
7)が嵌合して、表面化粧材(16)としては外れるこ
となく確実に係止され、係止部(10)に表面化粧材
(16)の凹所(17)を嵌合させるだけで、現場での
施工をより一層容易に、かつ、迅速に行うことができ、
しかも、表面化粧材(16)の取り付けが容易なものと
なるために、形状や模様などが様々な種類の表面化粧材
(16)を自由自在に取り替えたりして使用することが
できるために、デザイン性や外観上での見栄えをより一
層確実に良くすることができるものである。
の裏面に凹所(17)を設けて、この凹所(17)が上
記係止部(10)に嵌合することで、同係止部(10)
に同表面化粧材(16)を係止してなっているものであ
ると、係止部(10)に表面化粧材(16)の凹所(1
7)が嵌合して、表面化粧材(16)としては外れるこ
となく確実に係止され、係止部(10)に表面化粧材
(16)の凹所(17)を嵌合させるだけで、現場での
施工をより一層容易に、かつ、迅速に行うことができ、
しかも、表面化粧材(16)の取り付けが容易なものと
なるために、形状や模様などが様々な種類の表面化粧材
(16)を自由自在に取り替えたりして使用することが
できるために、デザイン性や外観上での見栄えをより一
層確実に良くすることができるものである。
【0036】なお、上記表面化粧材(16)としては、
例えば、タイル、ブロックなどのものが挙げられるもの
である。この表面化粧材(16)の形状としては、上述
のごとく係止部(10)に係止することができるもので
あればどのようなものであってもかまわないが、例え
ば、図8および図9に示すごときものがある。
例えば、タイル、ブロックなどのものが挙げられるもの
である。この表面化粧材(16)の形状としては、上述
のごとく係止部(10)に係止することができるもので
あればどのようなものであってもかまわないが、例え
ば、図8および図9に示すごときものがある。
【0037】図8に示すごとく、上記表面化粧材(1
6)の下端部に下凹部(21)を設け、同表面化粧材
(16)の上端部に上凸部(20)を設けていると、同
表面化粧材(16)が係止部(10)に係止された際、
同表面化粧材(16)どうしが上下方向でそれぞれの上
下端部が重ね合わせられるようにして取り付けることが
できる点で好ましいものである。すなわち、下側の表面
化粧材(16)の上凸部(20)に上側の表面化粧材
(16)の下凹部(21)が嵌着するようにして取り付
けることができるものとなる。
6)の下端部に下凹部(21)を設け、同表面化粧材
(16)の上端部に上凸部(20)を設けていると、同
表面化粧材(16)が係止部(10)に係止された際、
同表面化粧材(16)どうしが上下方向でそれぞれの上
下端部が重ね合わせられるようにして取り付けることが
できる点で好ましいものである。すなわち、下側の表面
化粧材(16)の上凸部(20)に上側の表面化粧材
(16)の下凹部(21)が嵌着するようにして取り付
けることができるものとなる。
【0038】また、図6および図7に示すごとく、上記
係止部(10)が、嵌合凸所(19)を有していると、
図8および図9に示すごとき表面化粧材(16)に嵌合
片(18)を備えさせていることによって、表面化粧材
(16)は係止部(10)から確実に外れることなく嵌
合固定させることができる点で好ましいものである。
係止部(10)が、嵌合凸所(19)を有していると、
図8および図9に示すごとき表面化粧材(16)に嵌合
片(18)を備えさせていることによって、表面化粧材
(16)は係止部(10)から確実に外れることなく嵌
合固定させることができる点で好ましいものである。
【0039】なお、図6に示すごとき表面化粧材(1
6)の場合は、係止部(10)の端部からスライドさせ
て嵌合固定させることができ、図7に示すごとき表面化
粧材(16)の場合は、係止部(10)に凹所(17)
を前方へ押し付けるようにして嵌合固定させることがで
きるものである。
6)の場合は、係止部(10)の端部からスライドさせ
て嵌合固定させることができ、図7に示すごとき表面化
粧材(16)の場合は、係止部(10)に凹所(17)
を前方へ押し付けるようにして嵌合固定させることがで
きるものである。
【0040】本発明の断熱パネルの取付構造は、このよ
うな構成をとることによって、表面と裏面とを形成する
ように対峙する金属板(1)に係止部(10)がロール
フォーミングなどにより簡単に形成することができ、こ
の係止部(10)が表面を形成する金属板(1)と裏面
を形成する金属板(1)のうち、少なくともいずれか一
方に設けられているために、係止部(10)を利用し
て、吊り金具、固定金具などの取付具やタイル、ブロッ
クなどの表面化粧材である被係止部材(22)を容易に
係止固定させることができ、従来のようにビス、釘、ネ
ジなどの固定具の頭部分が、表面で露呈されるようなこ
とがなくなり、結果として、雨水などの水の浸入がなく
なるとともに、外観上での見栄えも良くなるものであ
る。また、デザインの上でも、様々な表面化粧材などを
被係止部材(22)として用いることができ、この被係
止部材(22)を容易に係止固定させることができるた
めに、選択の自由度が高くなり、デザイン性の優れたも
のとなる。
うな構成をとることによって、表面と裏面とを形成する
ように対峙する金属板(1)に係止部(10)がロール
フォーミングなどにより簡単に形成することができ、こ
の係止部(10)が表面を形成する金属板(1)と裏面
を形成する金属板(1)のうち、少なくともいずれか一
方に設けられているために、係止部(10)を利用し
て、吊り金具、固定金具などの取付具やタイル、ブロッ
クなどの表面化粧材である被係止部材(22)を容易に
係止固定させることができ、従来のようにビス、釘、ネ
ジなどの固定具の頭部分が、表面で露呈されるようなこ
とがなくなり、結果として、雨水などの水の浸入がなく
なるとともに、外観上での見栄えも良くなるものであ
る。また、デザインの上でも、様々な表面化粧材などを
被係止部材(22)として用いることができ、この被係
止部材(22)を容易に係止固定させることができるた
めに、選択の自由度が高くなり、デザイン性の優れたも
のとなる。
【0041】しかも、現場での取付施工としても、係止
部(10)を利用して、被係止部材(22)を容易に係
止固定させることができるために、建築物の室内側から
でも容易に係止固定させることができ、結果として、足
場などを作ることも不要であり、狭小地などであっても
簡単に作業を行うことができるものとなる。
部(10)を利用して、被係止部材(22)を容易に係
止固定させることができるために、建築物の室内側から
でも容易に係止固定させることができ、結果として、足
場などを作ることも不要であり、狭小地などであっても
簡単に作業を行うことができるものとなる。
【0042】すなわち、本発明は、現場での施工を容易
に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上での見
栄えを良くすることができるものである。
に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上での見
栄えを良くすることができるものである。
【0043】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る断熱パネルによ
ると、表面と裏面とを形成するように対峙する金属板
(1)に係止部(10)がロールフォーミングなどによ
り簡単に形成することができ、この係止部(10)が表
面を形成する金属板(1)と裏面を形成する金属板
(1)のうち、少なくともいずれか一方に設けられてい
るために、係止部(10)を利用して、吊り金具、固定
金具などの取付具やタイル、ブロックなどの表面化粧材
を容易に係止固定させることができ、従来のようにビ
ス、釘、ネジなどの固定具の頭部分が、表面で露呈され
るようなことがなくなり、結果として、雨水などの水の
浸入がなくなるとともに、外観上での見栄えも良くなる
ものである。また、デザインの上でも、様々な表面化粧
材などを容易に係止固定させることができるために、選
択の自由度が高くなり、デザイン性の優れたものとな
る。
ると、表面と裏面とを形成するように対峙する金属板
(1)に係止部(10)がロールフォーミングなどによ
り簡単に形成することができ、この係止部(10)が表
面を形成する金属板(1)と裏面を形成する金属板
(1)のうち、少なくともいずれか一方に設けられてい
るために、係止部(10)を利用して、吊り金具、固定
金具などの取付具やタイル、ブロックなどの表面化粧材
を容易に係止固定させることができ、従来のようにビ
ス、釘、ネジなどの固定具の頭部分が、表面で露呈され
るようなことがなくなり、結果として、雨水などの水の
浸入がなくなるとともに、外観上での見栄えも良くなる
ものである。また、デザインの上でも、様々な表面化粧
材などを容易に係止固定させることができるために、選
択の自由度が高くなり、デザイン性の優れたものとな
る。
【0044】しかも、現場での取付施工としても、係止
部(10)を利用して、吊り金具、固定金具などの取付
具やタイル、ブロックなどの表面化粧材を容易に係止固
定させることができるために、建築物の室内側からでも
容易に係止固定させることができ、結果として、足場な
どを作ることも不要であり、狭小地などであっても簡単
に作業を行うことができるものとなる。
部(10)を利用して、吊り金具、固定金具などの取付
具やタイル、ブロックなどの表面化粧材を容易に係止固
定させることができるために、建築物の室内側からでも
容易に係止固定させることができ、結果として、足場な
どを作ることも不要であり、狭小地などであっても簡単
に作業を行うことができるものとなる。
【0045】すなわち、本発明は、現場での施工を容易
に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上での見
栄えを良くすることができるものである。
に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上での見
栄えを良くすることができるものである。
【0046】本発明の請求項2に係る断熱パネルの取付
構造によると、表面と裏面とを形成するように対峙する
金属板(1)に係止部(10)がロールフォーミングな
どにより簡単に形成することができ、この係止部(1
0)が表面を形成する金属板(1)と裏面を形成する金
属板(1)のうち、少なくともいずれか一方に設けられ
ているために、係止部(10)を利用して、吊り金具、
固定金具などの取付具やタイル、ブロックなどの表面化
粧材である被係止部材(22)を容易に係止固定させる
ことができ、従来のようにビス、釘、ネジなどの固定具
の頭部分が、表面で露呈されるようなことがなくなり、
結果として、雨水などの水の浸入がなくなるとともに、
外観上での見栄えも良くなるものである。また、デザイ
ンの上でも、様々な表面化粧材などを被係止部材(2
2)として用いることができ、この被係止部材(22)
を容易に係止固定させることができるために、選択の自
由度が高くなり、デザイン性の優れたものとなる。
構造によると、表面と裏面とを形成するように対峙する
金属板(1)に係止部(10)がロールフォーミングな
どにより簡単に形成することができ、この係止部(1
0)が表面を形成する金属板(1)と裏面を形成する金
属板(1)のうち、少なくともいずれか一方に設けられ
ているために、係止部(10)を利用して、吊り金具、
固定金具などの取付具やタイル、ブロックなどの表面化
粧材である被係止部材(22)を容易に係止固定させる
ことができ、従来のようにビス、釘、ネジなどの固定具
の頭部分が、表面で露呈されるようなことがなくなり、
結果として、雨水などの水の浸入がなくなるとともに、
外観上での見栄えも良くなるものである。また、デザイ
ンの上でも、様々な表面化粧材などを被係止部材(2
2)として用いることができ、この被係止部材(22)
を容易に係止固定させることができるために、選択の自
由度が高くなり、デザイン性の優れたものとなる。
【0047】しかも、現場での取付施工としても、係止
部(10)を利用して、被係止部材(22)を容易に係
止固定させることができるために、建築物の室内側から
でも容易に係止固定させることができ、結果として、足
場などを作ることも不要であり、狭小地などであっても
簡単に作業を行うことができるものとなる。
部(10)を利用して、被係止部材(22)を容易に係
止固定させることができるために、建築物の室内側から
でも容易に係止固定させることができ、結果として、足
場などを作ることも不要であり、狭小地などであっても
簡単に作業を行うことができるものとなる。
【0048】すなわち、本発明は、現場での施工を容易
に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上での見
栄えを良くすることができるものである。
に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上での見
栄えを良くすることができるものである。
【0049】本発明の請求項3に係る断熱パネルの取付
構造によると、請求項2記載の場合に加えて、取付具
(8)を係止部(10)に係止させた上に取付具(8)
を固定させるために、断熱パネル本体(5)が確実に取
り付け固定されるものであり、現場での施工をより一層
容易に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上で
の見栄えを確実に良くすることができるものである。
構造によると、請求項2記載の場合に加えて、取付具
(8)を係止部(10)に係止させた上に取付具(8)
を固定させるために、断熱パネル本体(5)が確実に取
り付け固定されるものであり、現場での施工をより一層
容易に行うことができ、しかも、デザイン性や外観上で
の見栄えを確実に良くすることができるものである。
【0050】本発明の請求項4に係る断熱パネルの取付
構造によると、請求項3記載の場合に加えて、蟻溝状の
係止部(10)に取付具(8)の係止片(13)が確実
に係止して、取付具(8)の固定片(12)が縦胴縁
(2)に確実に固定されるために、現場での施工をより
一層容易に、かつ、迅速に行うことができ、しかも、デ
ザイン性や外観上での見栄えをより一層確実に良くする
ことができるものである。
構造によると、請求項3記載の場合に加えて、蟻溝状の
係止部(10)に取付具(8)の係止片(13)が確実
に係止して、取付具(8)の固定片(12)が縦胴縁
(2)に確実に固定されるために、現場での施工をより
一層容易に、かつ、迅速に行うことができ、しかも、デ
ザイン性や外観上での見栄えをより一層確実に良くする
ことができるものである。
【0051】本発明の請求項5に係る断熱パネルの取付
構造によると、請求項2記載の場合に加えて、係止部
(10)に表面化粧材(16)が確実に係止して、表面
化粧材(16)によって、現場での施工をより一層容易
に行うことができ、しかも、形状や模様などが様々な種
類の表面化粧材(16)を使用することができるため
に、デザイン性や外観上での見栄えを確実に良くするこ
とができるものである。
構造によると、請求項2記載の場合に加えて、係止部
(10)に表面化粧材(16)が確実に係止して、表面
化粧材(16)によって、現場での施工をより一層容易
に行うことができ、しかも、形状や模様などが様々な種
類の表面化粧材(16)を使用することができるため
に、デザイン性や外観上での見栄えを確実に良くするこ
とができるものである。
【0052】本発明の請求項6に係る断熱パネルの取付
構造によると、請求項5記載の場合に加えて、係止部
(10)に表面化粧材(16)の凹所(17)が嵌合し
て、表面化粧材(16)としては外れることなく確実に
係止され、係止部(10)に表面化粧材(16)の凹所
(17)を嵌合させるだけで、現場での施工をより一層
容易に、かつ、迅速に行うことができ、しかも、表面化
粧材(16)の取り付けが容易なものとなるために、形
状や模様などが様々な種類の表面化粧材(16)を自由
自在に取り替えたりして使用することができるために、
デザイン性や外観上での見栄えをより一層確実に良くす
ることができるものである。
構造によると、請求項5記載の場合に加えて、係止部
(10)に表面化粧材(16)の凹所(17)が嵌合し
て、表面化粧材(16)としては外れることなく確実に
係止され、係止部(10)に表面化粧材(16)の凹所
(17)を嵌合させるだけで、現場での施工をより一層
容易に、かつ、迅速に行うことができ、しかも、表面化
粧材(16)の取り付けが容易なものとなるために、形
状や模様などが様々な種類の表面化粧材(16)を自由
自在に取り替えたりして使用することができるために、
デザイン性や外観上での見栄えをより一層確実に良くす
ることができるものである。
【図1】本発明の一実施形態に係る断熱パネルおよびそ
の取付構造を示した斜視図である。
の取付構造を示した斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る断熱パネルおよびそ
の取付構造を示した断面図である。
の取付構造を示した断面図である。
【図3】本発明の断熱パネルおよびその取付構造に用い
られる一実施形態に係る取付具の斜視図である。
られる一実施形態に係る取付具の斜視図である。
【図4】本発明の断熱パネルおよびその取付構造に用い
られる他の一実施形態に係る取付具の斜視図である。
られる他の一実施形態に係る取付具の斜視図である。
【図5】本発明の他の一実施形態に係る断熱パネルおよ
びその取付構造を示した斜視図である。
びその取付構造を示した斜視図である。
【図6】図5の断熱パネルおよびその取付構造につい
て、一実施形態に係る係止部分の様子を示した側面図で
ある。
て、一実施形態に係る係止部分の様子を示した側面図で
ある。
【図7】図5の断熱パネルおよびその取付構造につい
て、他の一実施形態に係る係止部分の様子を示した側面
図である。
て、他の一実施形態に係る係止部分の様子を示した側面
図である。
【図8】図5の断熱パネルおよびその取付構造に用いら
れる一実施形態に係る表面化粧材を示した斜視図であ
る。
れる一実施形態に係る表面化粧材を示した斜視図であ
る。
【図9】図5の断熱パネルおよびその取付構造に用いら
れる他の一実施形態に係る表面化粧材を示した斜視図で
ある。
れる他の一実施形態に係る表面化粧材を示した斜視図で
ある。
【図10】従来例に係る断熱パネルおよびその取付構造
を示した斜視図である。
を示した斜視図である。
1 金属板 2 縦胴縁 3 断熱材 5 断熱パネル本体 8 取付具 10 係止部 12 固定片 13 係止片 16 表面化粧材 17 凹所 22 被係止部材
Claims (6)
- 【請求項1】 表面と裏面とを形成するように対峙する
金属板間に断熱材を充填してなる断熱パネルであって、
上記表面を形成する金属板と上記裏面を形成する金属板
のうち、少なくともいずれか一方に係止部を設けたこと
を特徴とする断熱パネル。 - 【請求項2】 表面と裏面とを形成するように対峙する
金属板間に断熱材を充填してなる断熱パネル本体を備
え、この断熱パネル本体において、上記表面を形成する
金属板と上記裏面を形成する金属板のうち、少なくとも
いずれか一方に形成された係止部を設け、さらに、この
係止部に被係止部材を係止してなることを特徴とする断
熱パネルの取付構造。 - 【請求項3】 上記裏面を形成する金属板に設けられた
上記係止部に上記被係止部材として採用される取付具を
係止して、同取付具が固定されてなることを特徴とする
請求項2記載の断熱パネルの取付構造。 - 【請求項4】 上記係止部が蟻溝状であり、上記取付具
がこの蟻溝状の同係止部に直に係止する係止片とこの係
止片から折曲し、かつ、縦胴縁に固定される固定片とか
らなることを特徴とする請求項3記載の断熱パネルの取
付構造。 - 【請求項5】 上記表面を形成する金属板に設けられた
上記係止部に上記被係止部材として採用される表面化粧
材を係止してなることを特徴とする請求項2記載の断熱
パネルの取付構造。 - 【請求項6】 上記表面化粧材の裏面に凹所を設けて、
この凹所が上記係止部に嵌合することで、同係止部に同
表面化粧材を係止してなることを特徴とする請求項5記
載の断熱パネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22797596A JPH1068180A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 断熱パネルおよびその取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22797596A JPH1068180A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 断熱パネルおよびその取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1068180A true JPH1068180A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16869201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22797596A Pending JPH1068180A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 断熱パネルおよびその取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1068180A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2421254A (en) * | 2004-12-14 | 2006-06-21 | Kingspan Res & Dev Ltd | Insulating panel with tile mounting arrangement |
CN1314873C (zh) * | 2004-04-27 | 2007-05-09 | 张英保 | 建筑外墙围护结构 |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP22797596A patent/JPH1068180A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1314873C (zh) * | 2004-04-27 | 2007-05-09 | 张英保 | 建筑外墙围护结构 |
GB2421254A (en) * | 2004-12-14 | 2006-06-21 | Kingspan Res & Dev Ltd | Insulating panel with tile mounting arrangement |
GB2421254B (en) * | 2004-12-14 | 2010-03-03 | Kingspan Res & Dev Ltd | A composite cladding |
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