JPH05106236A - 建設機械の作業具連結部保護装置 - Google Patents

建設機械の作業具連結部保護装置

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JPH05106236A
JPH05106236A JP29766591A JP29766591A JPH05106236A JP H05106236 A JPH05106236 A JP H05106236A JP 29766591 A JP29766591 A JP 29766591A JP 29766591 A JP29766591 A JP 29766591A JP H05106236 A JPH05106236 A JP H05106236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
cover
working tool
bucket
lubricant
Prior art date
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Pending
Application number
JP29766591A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tamane
敦司 玉根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05106236A publication Critical patent/JPH05106236A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械において、アームとバケット等の作
業具との連結部分を潤滑する潤滑剤が、アームや作業具
に垂れ落ちないようにすることができる建設機械の作業
具連結部保護装置の提供。 【構成】 アーム6及びボス18とバケット8との摺動
する部分を覆うように構成したカバー装置73,74
は、ボス18の径方向にそれぞれ2分割できるように形
成され、またバケット8への取付部63,65及びカバ
ー部64,66を備えていることにより、上記摺動する
部分から垂れ落ちる潤滑剤がカバー部64,66内に溜
り、アーム6やバケット8に垂れ落ちない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧ショベル等の建設機
械に係り、特にアームと作業具との連結部保護装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8ないし図11に建設機械の一例であ
る油圧ショベルの構造を示す。図8において、1は油圧
ショベル本体で、2は該油圧ショベル本体1の旋回体
で、3は旋回体2に設けられた掘削装置としてのフロン
トで、4は旋回体2に一端部が回動自在に連結されたブ
ームで、該ブーム4には一端部が旋回体2に連結され、
他端部がブーム4に連結されたブームシリンダ5が取り
付けられている。6は一端部がブーム4の他端部に回動
自在に連結されたアームで、該アーム6には一端部がブ
ーム3に連結され、他端部がアーム4に連結されたアー
ムシリンダ7が取り付けられている。8はアーム6の他
端部に回動自在に連結された作業具としてのバケット
で、該バケット8には一端部がアーム6に連結され他端
部がバケット8に連結されたバケットシリンダ17が取
り付けられている。そして、上記したブーム4、アーム
6、バケット8はそれぞれ上記した作動装置としてのブ
ームシリンダ5、アームシリンダ7、バケットシリンダ
17によって回動される。また、上記した各相互の連結
された所には、回動を円滑にするグリース等の潤滑剤を
供給するための給脂構造が設けられている。
【0003】給脂構造を、前記したアーム6とバケット
8との連結している部分を示す図9ないし図11を用い
て説明する。なお図9のX−X方向の断面図を図10に
示し、XI−XI方向の断面図を図11に示す。(図
は、ピン11,12,14の一端側を図示しているが、
他方も同様の構造である。)アーム6の他端部及びその
内側方向の近傍には、円筒状のボス18,19が設けら
れている。またバケット8には、ボス18をはさみ込む
ようにブラケット部9,10から構成されたブラケット
24が左右一対設けられている。ブラケット部9にはボ
ス18がピン12によって連結され、ブラケット部10
には第1のリンク15の一端部に設けられたボス20が
ピン11によって連結されている。上記したブラケット
部9及びブラケット部10とボス18及びボス20との
間には、隙間40,41が形成されており、この隙間4
0,41は取付け上から必要であると共に前記各部材相
互の摩擦を防いでいる。ボス19の両端にはそれぞれ第
2のリンク16の一端部がピン14により連結されてお
り、第2のリンク16の他端部には第1のリンク15の
他端部に設けられたボス(図示しない)がピン13によ
って連結されており、これら第1、第2のリンク16,
17とアーム6とブラケット部9,10とによって平行
リンク機構が形成されている。そして、アーム6に一端
側が取り付けられたバケットシリンダ17の他端側は、
第1のリンク15と第2のリンク16とを連結している
部分に、ピン13によって取り付けられている。また、
上記した各ボス18,19,20の内側には、各ピン1
1,12,14を支持するための軸受21,22,23
が嵌合されている。
【0004】さらに各ピン12から15には、図10に
示すように給脂構造が設けられている。図において、2
5はピン11に形成された給脂路で該給脂路25はピン
11の両端面側から軸方向の内方に伸びた給脂孔26
と、該給脂孔26と連通しているピン11の径方向の外
周まで伸びた給脂孔27とから構成されている。ピン1
1における給脂孔26の開口端には収容穴28が設けら
れ、その収容穴28内でピン11に対してグニースニッ
プル29が収容され、給脂孔26の開口端にねじ込まれ
ている。
【0005】油圧ショベル稼働前の点検時に、グリース
ニップル29から給脂路25内にグリースを注入してピ
ン11と軸受23との潤滑を行なっている。この注入時
にグリースが隙間40からはみだす状態を見て、グリー
スが十分に注入されたことを確認している。なお、ピン
11について説明したがピン12,13,14について
も同様の構造になっている。
【0006】このように構成される油圧ショベルにあっ
ては、バケットシリンダ17を作動してバケット8を回
動した場合に、隙間40,41からブラケット部9,1
0及び、ボス18,20の外周部へはみだしたグリース
が掘削、積込などの作業を行なったときに、その衝撃に
より垂れ落ちる。
【0007】また製鉄所での鉄を精製したときに出る不
純物(以下鉱滓という)を取り除きダンプ等の運搬車に
積み込む作業をした場合に、鉱滓は高温のまま積み込む
ため、隙間40,41内に保持されていたグリースの粘
性が熱により低下して、グリースが流れだし、それがア
ーム及びバケットに付着してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで外部に垂れ落
ち、又流れ出した潤滑剤はアームや作業具を汚すだけで
なく、アームと作業具との連結している部分への給脂作
業をおこなう時に、作業者は衣服が上記流れ出した潤滑
剤に付着しないように作業しなければならず、作業が行
ない難い。
【0009】本発明は以上のような問題に鑑みてなされ
たもので、建設機械の稼働時に潤滑剤がアームや作業具
に付着するのを防止する作業具連結部保護装置を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、アームと、該アームの先端に回動可能
に取り付けられた作業具と、一端側がアームに取り付け
られ他端側が作業具に取り付けられ、作業具を回動する
ための作動装置と、アームと作業具との取付け部分及び
作業具と作動装置の取付け部分に潤滑剤を供給するため
の給脂構造を有する建設機械において、上記アームと上
記作業具、及び上記作業具と上記作動装置のそれぞれの
摺動する部分を覆うカバー装置は、作業具への取付け部
と、垂れ落ちる潤滑剤を保持するための部屋を有するカ
バー部とを備え、さらにカバー装置は、上記それぞれの
摺動する部分をはさみ込むように少なくとも2つに分割
できるように形成したことを特徴としている。
【0011】
【作用】以上のような構成から建設機械の稼働時に、ア
ームと上記作業具、及び上記作業具と上記作動装置のそ
れぞれの摺動する部分からその外周部へ垂れ落ち、また
は流れ出した潤滑剤がカバー装置内に溜る。さらに溜っ
た潤滑剤はカバー装置を分割してはずすことで容易に除
去できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図1ないし図6
により説明する。なお前述した図8ないし図11に示し
た構成要素と同一なものには同一の符号を付し、その説
明を省略する。
【0013】本発明に係る建設機械の作業具連結部分保
護装置は、図1に正面図、図2に図1の拡大正面図、図
3に図2の背面図、図4に図1のIV−IV方向の断面図、
図5に図1の矢視V方向から見た図、図6に図1の矢視
VI方向から見た図を示す。
【0014】アーム6のボス54及び第1のリンク15
のボス53とバケット8のブラケット部51,52との
摺動する部分の外周部はシール溝59,60が設けられ
ており、そのシール溝59,60にはそれぞれOリング
シール57,58が取り付けられている。またボス54
及びボス53の内周側に嵌合されている軸受22及び2
3の外側には、隙間61,62から異物が侵入した場合
にピン11、ピン12と軸受22,23とが摺動する部
分に入り込まないようにするためのダストシール55,
56が設けてある。バケット8のブラケット部51,5
2とボス53,54の間の隙間61,62をそれぞれ覆
うようにしたカバー装置73,74は、それぞれ第1の
カバー67、第2のカバー68及び第3のカバー69、
第4のカバー70によってピン11,12の径方向に2
分割できるように形成され、さらに取付け部63,65
及びカバー部64,66から形成されている。取付け部
63,65はブラケット部51,52の外周面に沿った
湾曲の形状である第1の部材63b,65bと該第1の
部材63b,65bの一側方面側を塞ぐように一体的に
取り付けられた第2の部材63a,65aからそれぞれ
形成され、さらにカバー部64,66は円筒状に形成さ
れた第3の部材64a,66aと該第3の部材の一側方
面側を塞ぐように一体的に取り付けられた第4の部材6
4b,66bから構成され、それらによって環状の部屋
83を形成している。そして取付け部63,65の開口
された他側方面とカバー部64,66の開口された他側
方面とは、接続部75,76でそれぞれ溶接により固着
されている。取付け部63,65の第2の部材63a,
65aは、それぞれピン11,12との接触を防ぐため
にピン11,12の外周に沿って切欠き部77,78を
それぞれ形成している。さらにカバー部64,66の第
4の部材64b,66bはそれぞれボス53,54との
接触を防ぐために、ボス53,54に沿って円形に形成
された穴部79,80を設けている。そしてブラケット
部51,52の外側面に取り付けられた8つの座72に
対して8つのボルト71を使って、第1から第4のカバ
ー67から70をそれぞれ取り付けるようになってい
る。
【0015】以上のような構成にあっては、土砂または
鉱滓の掘削を行なった場合、バケット8及びブラケット
50が土砂または鉱滓にもぐり込んでも、カバー装置7
3,74によりOリングシール57,58に接触するこ
とがない。さらに、鉱滓の掘削作業時には高温の熱によ
り溶け出したグリース等の潤滑剤が、カバー装置73,
74のカバー部64,66の環状の部屋83内に溜り、
カバー装置73,74からその外へ垂れ落ち鉱滓に接触
して引火することもなくなる。油圧ショベルを停止して
いる時に、ボルト71をはずしてカバー装置73,74
をそれぞれ取外すことにより、カバー装置73,74内
の部屋83内に溜ったグリースを容易に排除することが
できる。
【0016】
【実施例2】次に第2の実施例を図7によって説明す
る。本実施例は上記第1の実施例の図2、図3で示す第
1のカバー67、第2のカバー69を一体に形成するこ
とで第5のカバー81を形成し、カバー81に設けられ
た取付け部82は6つのボルト71によってブラケット
50に取り付けられている。
【0017】以上のような構成にあっては、上記の第1
の実施例の効果に加え、第5のカバー81を取り付ける
ためのボルト71の本数を減らせることから取付け、取
外し作業がより迅速に行なうことができる。
【0018】上記第1、第2の実施例では、アームの先
端にバケットを取り付けたものとしたが、アームの先端
に作業具としてブレーカ等の破砕機を取り付けた場合に
も、作業時の振動、衝撃によって垂れ落ちるグリースを
カバー装置内の部屋に保持できるため、第1の実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の建設機械の作業具
連結部保護装置によると、作業具とアーム及び作動装置
が摺動する部分からはみ出した潤滑剤がカバー装置内の
部屋に溜り、作業具及びアームに付着することがないた
め、潤滑剤の注入作業を容易に行なうことが出来る。ま
たカバー装置を分割したことで、カバー装置内に溜った
潤滑剤を容易に排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による建設機械の作業具
連結部保護装置の正面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図2の背面図である。
【図4】図1のIV−IV方向の断面図である。
【図5】図1の矢視V方向からみた図である。
【図6】図1の矢視VI方向からみた図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す図2に対応した正
面図である。
【図8】従来技術による油圧ショベルを示す全体図であ
る。
【図9】図8の要部拡大図である。
【図10】図8のX−X方向の断面図である。
【図11】図8のXI−XI方向の断面図である。
【符号の説明】
6 アーム 8 バケット 17 バケットシリンダ 63 取付け部 64 カバー部 65 取付け部 66 カバー部 73 カバー装置 74 カバー装置 83 部屋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームと、該アームの先端に回動可能に
    取り付けられた作業具と、一端側がアームに取り付けら
    れ他端側が作業具に取り付けられ、作業具を回動するた
    めの作動装置と、アームと作業具との取付け部分及び作
    業具と作動装置の取付け部分に潤滑剤を供給するための
    給脂構造を有する建設機械において、上記アームと上記
    作業具、及び上記作業具と上記作動装置のそれぞれの摺
    動する部分を覆うカバー装置は、作業具への取付け部
    と、垂れ落ちる潤滑剤を保持するための部屋を有するカ
    バー部とを備え、さらにカバー装置は、上記摺動する部
    分をはさみ込むように少なくとも2つに分割できるよう
    に形成したことを特徴とする建設機械の作業具連結部保
    護装置。
JP29766591A 1991-10-18 1991-10-18 建設機械の作業具連結部保護装置 Pending JPH05106236A (ja)

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JP29766591A JPH05106236A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 建設機械の作業具連結部保護装置

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JPH05106236A true JPH05106236A (ja) 1993-04-27

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JP29766591A Pending JPH05106236A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 建設機械の作業具連結部保護装置

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JP (1) JPH05106236A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8069593B2 (en) * 2008-01-17 2011-12-06 Caterpillar Inc. Excavator bucket top assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8069593B2 (en) * 2008-01-17 2011-12-06 Caterpillar Inc. Excavator bucket top assembly

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