JPH05101819A - 水素吸蔵合金電極およびその製造法 - Google Patents

水素吸蔵合金電極およびその製造法

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JPH05101819A
JPH05101819A JP4070703A JP7070392A JPH05101819A JP H05101819 A JPH05101819 A JP H05101819A JP 4070703 A JP4070703 A JP 4070703A JP 7070392 A JP7070392 A JP 7070392A JP H05101819 A JPH05101819 A JP H05101819A
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alloy
hydrogen storage
electrode
storage alloy
battery
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JP4070703A
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Hajime Seri
肇 世利
Koji Yamamura
康治 山村
Yoichiro Tsuji
庸一郎 辻
Yoshio Moriwaki
良夫 森脇
Tsutomu Iwaki
勉 岩城
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/38Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of elements or alloys
    • H01M4/383Hydrogen absorbing alloys
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電気化学的な水素の吸蔵−放出を可逆的に行
える水素吸蔵合金電極において、従来のZr−Mn−V
−Cr−Ni系合金のMn量を増加させるとサイクル寿
命特性が低下するという課題を解決し、長寿命特性を損
なうことなく、放電容量を大きくすることができる水素
吸蔵合金電極を提供する。 【構成】 一般式が、ZrMnwxCryNiz(ただ
し、0.5<w≦0.8,0.1≦x≦0.3,0<y
≦0.2,1.2≦z≦1.5であり、かつ2.0≦w
+x+y+z≦2.4)で示され、合金相の主成分がC
15(MgCu2)型Laves相であり、かつその結
晶格子定数(a)が、7.03Å≦a≦7.08Åであ
る水素吸蔵合金またはその水素化物からなる。この水素
吸蔵合金をメカニカルアロイング法によって作製し、さ
らに合金の融点から融点以下300℃の温度範囲の真空
中もしくは不活性ガス雰囲気中で熱処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気化学的な水素の吸
蔵・放出を可逆的に行える水素吸蔵合金電極およびその
製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の電源として広く使われている蓄電
池として鉛電池とアルカリ電池がある。このうちアルカ
リ蓄電池は高信頼性が期待でき、小形軽量化も可能など
の理由で小型電池は各種ポ−タブル機器用に、大型は産
業用として使われてきた。
【0003】このアルカリ蓄電池において、正極として
は一部空気極や酸化銀極なども取り上げられているが、
ほとんどの場合ニッケル極である。ポケット式から焼結
式に代わって特性が向上し、さらに密閉化が可能になる
とともに用途も広がった。
【0004】一方、負極としてはカドミウムの他に亜
鉛、鉄、水素などが対象となっているが、現在のところ
カドミウム極が主体である。ところが、一層の高エネル
ギ−密度を達成するために金属水素化物つまり水素吸蔵
合金極を使ったニッケル−水素蓄電池が注目され、製法
などに多くの提案がされている。
【0005】水素を可逆的に吸収・放出しうる水素吸蔵
合金を負極に使用するアルカリ蓄電池の水素吸蔵合金電
極は、理論容量密度がカドミウム極より大きく、亜鉛極
のような変形やデンドライトの形成などもないことか
ら、長寿命・無公害であり、しかも高エネルギー密度を
有するアルカリ蓄電池用負極として期待されている。
【0006】このような水素吸蔵合金電極に用いられる
合金は、通常アーク溶解法や高周波誘導加熱溶解法など
で作製され、一般的にはTi−Ni系およびLa(また
はMm)−Ni系の多元系合金がよく知られている。T
i−Ni系の多元系合金は、ABタイプ(A:La,Z
r,Tiなどの水素との親和性の大きい元素、B:N
i,Mn,Crなどの遷移元素)として分類できるが、
この特徴として充放電サイクルの初期には比較的大きな
放電容量を示すが、充放電を繰り返すと、その容量を長
く維持することが困難であるという問題がある。また、
AB5タイプのLa(またはMm)−Ni系の多元系合
金は、近年電極材料として多くの開発が進められ、特に
Mm−Ni系の多元系合金はすでに実用化されている
が、この合金系も比較的放電容量が小さいこと、電池電
極としての寿命性能が不十分であること、材料コストが
高いなどの問題を有している。したがって、さらに放電
容量が大きく長寿命である新規水素吸蔵合金材料が望ま
れている。
【0007】これに対して、AB2タイプのLaves
相合金は水素吸蔵能が比較的高く、高容量かつ長寿命の
電極として有望である。すでにこの合金系については、
例えばZrαVβNiγMδ系合金(特開昭64−60
961号公報)やAxByNiz系合金(特開平1−1
02855号公報)、ZrαMnβVγCrδNiε
(特開平3−289041号公報)などを提案してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、AB2
タイプのLaves相合金を電極に用いた場合、Ti−
Ni系やLa(またはMm)−Ni系の多元系合金に比
べて放電容量が大きく、長寿命化が可能なものの、さら
に一層の性能の向上が望まれている。そして、合金系を
Zr−Mn−V−Cr−Ni系に限定し、組成を調整す
ることにより0.35Ah/g前後の放電容量を持つ水
素吸蔵合金電極が得られた(特開平3−289041号
公報)。しかし、その水素吸蔵合金電極は合金相の主成
分はC15型Laves相(MgCu2型fcc構造)
であるが、C15相以外の合金相の混入割合が多く、必
ずしも均質性が高いとは言えなかった。そこで、もっと
Mn量を増やしCr量を制限すれば合金の均質性はさら
に向上するが、Mn量が0.5を越えるとアルカリ電解
液中では合金表面が腐食されやすく、充放電サイクルを
繰り返すと放電容量が大きく低下した。したがって、M
n量を増加させることにより、合金の均質性を向上させ
て放電容量をさらに増大させることが課題となってい
た。
【0009】また、一般的に、従来のアーク溶解法や高
周波誘導加熱溶解法などで作製した合金は電極として使
用する場合に耐久性や寿命特性の改善も大きな課題とな
っている。ニッケル水素蓄電池では、水素吸蔵合金がア
ルカリ電解液と触れながら電気化学的に充電(水素吸
蔵)と放電(水素放出)を行うので、その過程で徐々に
合金の構成元素の一部が電解液中に溶出し、充放電サイ
クルを繰り返すにつれて水素吸蔵合金の水素吸蔵能力が
低下し放電容量が小さくなる。また、過充電時に正極か
ら発生する酸素ガスにより水素吸蔵合金が酸化される
と、合金の水素吸蔵能力が低下し放電容量が小さくな
る。
【0010】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、従来合金であるZr−Mn−V−Cr−Ni系
水素吸蔵合金のMn量を増加して合金の均質性を向上さ
せることにより、さらに放電容量が大きく、かつ長寿命
である水素吸蔵合金電極を提供することを目的とする。
また、アルカリ電解液中で合金の化学的安定性を向上さ
せ、かつ合金の耐酸化性を向上させることにより、耐久
性、寿命特性に優れた水素吸蔵合金電極を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は水素吸蔵合金がNi含有量として25〜7
0原子%の範囲からなり、かつCaCu5構造、もしく
はAB2タイプのLaves相構造のいずれかの構造を
有していることを特徴とする水素吸蔵合金電極である。
【0012】また本発明はZrMnwxCryNiz(た
だし、0.5<w≦0.8,0.1≦x≦0.3,0<
y≦0.2,1.2≦z≦1.5であり、かつ2.0≦
w+x+y+z≦2.4)という一般式で示され、合金
相の主成分がC15型Laves相であり、かつその結
晶格子定数aが、7.03Å≦a≦7.08Åである水
素吸蔵合金またはその水素化物を用いることを特徴とす
る水素吸蔵合金電極である。
【0013】また、本発明はメカニカルアロイング法に
よって作製した水素吸蔵合金またはその水素化物を用い
ることを特徴とする水素吸蔵合金電極である。そして、
メカニカルアロイング法によって作製した後、さらに合
金の融点から融点以下300℃の温度範囲の真空中もし
くは不活性ガス雰囲気中で熱処理したことを特徴とする
ものである。
【0014】
【作用】本発明の水素吸蔵合金電極は、従来のZr−M
n−V−Cr−Ni系水素吸蔵合金のMn量を増加した
ものであり、従来合金に比べてC15型Laves相以
外の合金相の混入割合が非常に小さく合金の均質性が大
きく向上したため、水素吸蔵−放出量が大きくなる。そ
して、合金粉砕後、アルカリ溶液中に浸漬して予め合金
表面のMnを溶出させることにより、合金表面のMnの
濃度が低下し合金表面が腐食されにくくなるので、電気
化学的な充放電特性においても効率よく多量の水素を吸
蔵−放出させることができ、充放電の繰り返しに対して
も非常に安定な性能を長期間持続できる。したがって、
本発明の水素吸蔵合金電極を用いて構成したアルカリ蓄
電池、例えばニッケル−水素蓄電池は、従来のこの種の
電池に比べて長寿命特性を損なわずに高容量を有するこ
とが可能になる。
【0015】また、本発明の水素吸蔵合金電極は、水素
吸蔵合金の製造を従来のアーク溶解法や高周波誘導加熱
溶解法などの加熱溶解法によらず、メカニカルアロイン
グ法によって作製することにより、アルカリ電解液中で
合金の化学的安定性と合金の耐酸化性を向上することが
可能になる。これは合金の作製法の違いにより合金表面
の化学成分や表面構造の違いに起因するものと考えられ
る。ただ、メカニカルアロイング法によって作製した水
素吸蔵合金は、従来の溶解法で作製した合金に比べて本
来の水素吸蔵能力がやや低下することが見いだされた。
この場合に、メカニカルアロイング法によって作製した
水素吸蔵合金を、さらに合金の融点から融点以下300
℃の温度範囲の真空中もしくは不活性ガス雰囲気中で熱
処理することにより、水素吸蔵能力を向上させることが
できる。
【0016】したがって、本発明の水素吸蔵合金電極を
用いて構成したアルカリ蓄電池、例えばニッケル−水素
蓄電池は、従来のこの種の電池に比べて優れたサイクル
寿命特性を有することが可能になる。
【0017】
【実施例】(実施例1)以下に本発明の一実施例につい
て図面とともに説明する。市販のZr,Mn,V,C
r,Ni金属を原料として、アルゴン雰囲気中、アーク
溶解炉で加熱溶解することにより、(表1)に示したよ
うな組成の合金を作製した。ただし、Mn量wが0.8
以上のものはアーク炉で作製すると多量のMnが蒸発
し、目的合金を得ることが困難であるため、誘導加熱炉
で作製した。次いで、真空中、1100℃で12時間熱
処理し、合金試料とした。
【0018】
【表1】
【0019】この合金試料の一部はX線回折などの合金
分析および水素ガス雰囲気における水素吸収−放出量測
定(通常のP(水素圧力)−C(組成)−T(温度)測
定)に使用し、残りは電極特性評価に用いた。
【0020】試料No.1〜4は本発明と構成元素また
は組成比が異なる比較例であり、試料No.5〜13は
本発明の水素吸蔵合金のいくつかの実施例である。ま
ず、各合金試料について、X線回折測定を行った。その
結果、いずれの合金試料についても合金相の主成分はC
15型Laves相(MgCu2型fcc構造)である
ことを確認したが、試料No.2〜4についてはC15
相以外の合金相の混入割合が大きいことがわかった。ま
た、真空熱処理後のものは熱処理前と比べるとfccの
ピークがより大きく鋭くなったので、熱処理することに
よりC15型Laves相の割合が増大し、合金の均質
性および結晶性も向上したことがわかった。特にMn量
wが0.8以上のものについても均一組成の目的合金が
得られたことを確認した。結晶格子定数については、試
料No.2は7.03Åより小さかったが、それを除く
といずれも7.03〜7.08Åであった。
【0021】次に、各合金試料について、70℃におい
てPCT測定を行った。本発明の実施例である試料N
o.5〜13と比べると、試料No.2は水素平衡圧力
が大きく、試料No.3および4はプラトー領域の平坦
性が悪かった。これらを除くといずれの合金試料につい
ても水素化特性はそれほど大きな違いはなく、水素吸蔵
量はH/M=1.0〜1.2であり、試料No.2〜4
に比べて10〜30%大きいことがわかった。また、い
ずれも真空熱処理することにより熱処理前と比べてプラ
トー領域の平坦性が良くなっており、水素吸蔵量も増大
した。
【0022】以上のような合金試料について、電気化学
的な充放電反応によるアルカリ蓄電池用負極としての電
極特性を評価するために単電池試験を行った。試料N
o.1〜13の合金を400メッシュ以下の粒径になる
ように粉砕し、30重量%の水酸化カリウム水溶液に8
0℃で1時間浸漬した後、水洗乾燥した。この合金粉末
1gと導電剤としてのカーボニルニッケル粉末3gおよ
び結着剤としてのポリエチレン微粉末0.12gを十分
混合撹伴し、プレス加工により24.5Φ×2.5mm
Hの円板状に成形した。これを真空中、130℃で1時
間加熱し、結着剤を溶融させて水素吸蔵合金電極とし
た。
【0023】この水素吸蔵合金電極にニッケル線のリー
ドを取り付けて負極とし、正極として過剰の容量を有す
る焼結式ニッケル極を、セパレータとしてポリアミド不
織布を用い、比重1.30の水酸化カリウム水溶液を電
解液として、25℃において、一定電流で充電と放電を
繰り返し、各サイクルでの放電容量を測定した。なお、
充電電気量は水素吸蔵合金1gあたり100mA×5時
間であり、放電は同様に1gあたり50mAで行い、
0.8Vでカットした。その結果を図1に示す。図1は
いずれも横軸に充放電サイクル数を、縦軸に合金1gあ
たりの放電容量を示したものであり、図中の番号は(表
1)の試料No.と一致している。図1から試料No.
1〜4は放電容量が0.2〜0.28Ah/gと小さい
ことがわかる。これは、試料No.1ではMn量が非常
に多いので、アルカリ溶液に浸漬するとMnの溶出量が
非常に多く合金組成が大きくずれたため放電容量が小さ
くなったものと考える。また、試料No.2〜4は水素
吸蔵−放出量自体が小さいため放電容量も小さくなっ
た。それに対して、本発明の水素吸蔵合金を用いると、
合金の均質性が非常に大きいので、いずれも放電容量が
大きく0.37〜0.4Ah/gであり、アルカリ溶液
処理により合金表面が腐食されにくくなったので、充放
電サイクルを繰り返してもその高容量を安定して持続で
きることがわかった。
【0024】さらに、これらの水素吸蔵合金電極を用い
て以下に示したような方法で密閉型ニッケル−水素蓄電
池を作製した。
【0025】(表1)に示した本発明の合金の中から試
料No.5,8,11,13の4種類の合金を選び、そ
れぞれ400メッシュ以下の粉末にした後、上記と同様
の方法でアルカリ溶液処理し水洗乾燥した。そのような
各合金粉末をカルボキシメチルセルローズ(CMC)の
希水溶液と混合撹拌してペースト状にし、電極支持体と
して平均ポアサイズ150ミクロン、多孔度95%、厚
さ1.0mmの発泡状ニッケルシートに充填した。これ
を120℃で乾燥してローラープレスで加圧し、さらに
その表面にフッ素樹脂粉末をコーティングして水素吸蔵
合金電極とした。
【0026】この電極をそれぞれ幅3.3cm、長さ2
1cm、厚さ0.40mmに調整し、リード板を所定の
2カ所に取り付けた。そして、正極およびセパレータと
組み合わせて円筒状に3層を渦巻き状にしてSCサイズ
の電槽に収納した。このときの正極は公知の発泡式ニッ
ケル極を選び、幅3.3cm、長さ18cmとして用い
た。この場合もリード板を2カ所に取り付けた。また、
セパレータは親水性を付与したポリプロピレン不織布を
使用し、電解液としては、比重1.20の水酸化カリウ
ム水溶液に水酸化リチウムを30g/l溶解したものを
用いた。これを封口して密閉形電池とした。この電池は
正極容量規制であり理論容量は3.0Ahにした。
【0027】このようにして作製した電池を通常の充放
電サイクル試験によって評価した。すなわち、充電は
0.5C(2時間率)で150%まで、放電は0.2C
(5時間率)で終止電圧1.0Vとし、20℃において
充放電サイクルを繰り返した。その結果、いずれの電池
もサイクルの初期は理論容量より実際の放電容量が低か
ったが、10〜15サイクルの充放電で理論容量の3.
0Ahに到達し、500サイクルまでの充放電試験にお
いて安定した電池性能を持続した。
【0028】ここで、本発明の合金組成について説明す
る。特開平3−289041号公報では、Mn量wを0
<w≦0.5、Cr量yを0<y≦0.4と規定した。
これは、Mn量が0.5を越えるとアルカリ電解液中で
合金表面が腐食されやすく放電容量が低下するためであ
るが、その腐食を防ぐことができればMn量を0.5よ
り多くして合金の均質性を非常に大きくすることができ
る。そこで、アルカリ溶液に浸漬して予め合金表面のM
nを溶出させ、合金表面のMn濃度を低下させることに
より電解液中での合金表面の腐食を防ぐことができた。
しかし、Mn量が0.8を越えるとアルカリ溶液処理に
より多量のMnが溶出し合金組成が大きくずれてしまう
ので放電容量が小さくなる。したがって、Mn量xは
0.5<x≦0.8が適当である。さらに、合金の均質
性を非常に大きくするためにはMn量を増やすと同時に
Cr量を減少させなければならない。Crが含まれると
C14型Laves相(MgZn2型ヘキサゴナル構
造)が混入しやすいからである。このCr量yを0<y
≦0.2にすればC14相の混入割合を非常に小さくす
ることができる。
【0029】VおよびNiの作用については特開平3−
289041号公報で述べたことと同じであるが、本発
明ではMn量を増加させたために合金の均質性が非常に
大きいので、VとNiの配合比率(z−x)はz−x≦
1.2であれば放電容量は大きくなる。
【0030】以上のことから、高容量かつ長寿命の水素
吸蔵合金電極を得るためには、本発明の合金組成の条件
を満たすことが重要であることがわかる。
【0031】(実施例2)水素吸蔵合金としてCaCu
5構造を有するLaNi4.0Co1.0合金をメカニカルア
ロイング法によって作製した。すなわち、原材料である
La,Ni,Coの各金属微粉末をLaNi4.0Co1.0
の組成になるように配合した。その混合粉末を遊星ボー
ルミルのポットに充填して、ポット内を真空脱ガスし
た。この状態で試料ポットをボールミルにセットし、2
時間遊星ボールミルを運転した。得られた粉末試料を取
り出し、電極評価用、水素ガスでの水素化特性測定用お
よび試料分析用とした。
【0032】まず、得られた粉末試料についてX線回折
測定を行った。その結果、その回折パターンは非常にブ
ロードなピークであるもののCaCu5構造を有する相
が存在することが確かめられた。しかし、この結果は合
金相がかなりアモルファスに近い状態であることを裏付
けていた。
【0033】次に、得られた粉末試料の水素化特性を調
べるためにPCT測定を行った。この水素化特性測定結
果は、従来の方法であるアーク溶解法によって作製した
LaNi4.0Co1.0合金と比較した。その結果、メカニ
カルアロイング法によって作製した合金は比較合金と比
べて、(1)初期の水素化反応が非常に遅く水素化に長
時間を要すること、(2)水素吸蔵量は比較的小さいこ
と、(3)比較合金は比較的平坦な水素平衡圧力を有し
ているが、この合金の水素平衡圧力は不明瞭であるこ
と、などが得られた。
【0034】さらに、このメカニカルアロイング法によ
って作製した合金を真空中、1000℃で6時間熱処理
を行った。この熱処理により、X線回折パターンでは合
金の有効相であるCaCu5構造を有する相がかなり強
いピークに変化した。同様に水素化特性測定により、初
期水素化が容易になるとともに、水素吸蔵量は熱処理を
しないものと比べて70%程度向上した。この場合、水
素平衡圧力の平坦性も向上した。
【0035】以上のメカニカルアロイング法によって作
製したLaNi4.0Co1.0合金をA合金とし、さらにA
合金を高温真空熱処理した合金をB合金として、A合金
およびB合金について電極特性を評価した。なお、電極
特性の評価においては、比較合金であるアーク溶解法に
よって作製したLaNi4.0Co1.0合金もC合金として
加えた。
【0036】電極は以下のようにして作製した。A、B
およびCの3種類のLaNi4.0Co1.0合金をそれぞれ
機械的に粉砕した後、それぞれの合金粉末にカルボキシ
メチルセルロ−ス(CMC)1%水溶液とポリビニルア
ルコール2%水溶液を加え混合しペースト状とした。こ
のペースト状組成物を厚さ1mm、多孔度95%の発泡
状のニッケル多孔体にほぼ均一に充填し、乾燥し電極と
した。そして、プレスにより加圧した後、合金量が2g
になる大きさに裁断しNiリ−ド板をスポット溶接によ
り取り付けた。
【0037】まず、これら3種類の水素吸蔵合金電極を
アルカリ電解液が豊富な開放形での単極試験を行った結
果について説明する。
【0038】電解液として、比重が1.30の苛性カリ
水溶液を用い、過剰の容量を有する焼結式ニッケル極を
正極に、水素吸蔵合金電極を負極にして充放電サイクル
での放電容量の変化と電解液中に溶出した金属元素の量
を調べた。充放電条件として、20℃において、充電は
0.2Aで5.5時間、放電は0.1Aで電池電圧が
0.8Vまでとした。その結果を図2に示す。図2にお
いて、縦軸は合金1g当たりの放電容量を示している。
この図2から、電極Cは初期サイクルでの放電容量が高
く優れた性能を有しているが、サイクルの経過とともに
放電容量が除々に低下していることがわかる。これに対
して、電極AおよびBは初期の放電容量はCに比べて劣
るものの充放電サイクルが経過しても安定に放電容量を
維持することがわかった。この中で電極Cのサイクル経
過による放電容量の低下は、特に電極から合金が脱落し
た形跡も認められないので合金自身の変質が原因と推察
された。そこで、電極A,B,Cのそれぞれについて電
解液中に溶出したと認められる金属成分の定量分析を行
った。その結果、電極AおよびBからはほとんど溶出元
素は認められなかったが、電極CからはCoが多量に溶
出したことが確認された。このことから電極AおよびB
は、電極Cに比べてアルカリ電解液中での化学的安定性
が非常に大きいものと考える。
【0039】次に、これら水素吸蔵合金電極A、Bおよ
びCを用いて密閉型電池を構成し評価した結果について
説明する。
【0040】正極として公知の発泡状ニッケル極、それ
に親水処理ポリプロピレン不織布セパレ−タを用いて、
負極、セパレータ、正極の3層を電池ケース内で渦巻状
に構成した密閉型ニッケル・水素蓄電池を作製した。そ
して、比重1.25の苛性カリ水溶液に25g/lの水
酸化リチウムを溶解した電解液を注入し封口した。この
密閉型電池はSCサイズであり、電池容量は2.6Ah
とした。
【0041】上で述べた水素吸蔵合金電極A、Bおよび
Cを用いて構成した密閉型電池をそれぞれ電池A、Bお
よびCとし、それらを各5セルづつ作製し、まず比較的
緩やかな条件で5サイクル充放電して、いずれの電池も
ほぼ2.6〜2.7Ahの標準放電容量を有しているこ
とを確認した。その後、充放電時の電池内圧を測定しな
がら、10℃において充電を2.6A(1C)で1.5
時間、放電を同様に2.6A(1C)で電池電圧が0.
9Vまで行う充放電サイクル試験を実施した。
【0042】その充放電サイクル試験の結果である充放
電サイクルと電池容量の比較をまず図3に示す。図3か
ら、比較電池である電池Cは約100サイクル付近から
急激に電池容量が低下したが、電池AおよびBは優れた
サイクル寿命特性を示し300サイクル経過でも安定し
た放電容量を維持することがわかる。
【0043】また、この充放電サイクル試験における充
放電サイクルと充電時の最高電池内圧の関係は図4のよ
うになった。すなわち、充放電サイクルの初期にはいず
れの電池も充電末期に5〜8kg/cm2程度の電池内
圧であったが、電池Cは図3に示した放電容量の低下と
ほぼ同時期である約100サイクル付近から次第に電池
内圧の上昇を示している。この電池内圧の上昇が水素吸
蔵合金の酸化を助長したものと思われる。これに対して
電池AおよびBは300サイクル経過までの間は電池内
圧も安定していた。充電末期の電池内圧の上昇は、主に
正極から発生する酸素ガスであることを確認しているの
で、これらの結果から、電池AおよびBは酸素ガスに対
する耐久性が優れていることが確認された。
【0044】(実施例3)水素吸蔵合金としてAB2
Laves相構造を有する合金の一つであるZrV0.6
Ni1.4合金をメカニカルアロイング法によって作製し
た電極用水素吸蔵合金について説明する。
【0045】原材料であるZr,V,Niの各金属微粉
末をZrV0.6Ni1.4の組成になるように配合し、その
混合粉末を遊星ボールミルのポットに充填して、ポット
内を真空脱ガスした。この状態で試料ポットをボールミ
ルにセットし、4時間遊星ボールミルを運転した。得ら
れた粉末試料を取り出し、電極評価用、水素ガスでの水
素化特性測定用および試料分析用とした。
【0046】まず、得られた粉末試料についてX線回折
測定を行った。その結果、その回折パターンは非常にブ
ロードなピークであるもののMgCu2構造を有するC
15型Laves相が存在することが確かめられた。実
施例2と同様に、このメカニカルアロイング法によって
作製した合金を真空中、1000℃で12時間熱処理を
行うと、さらにC15型Laves相のピークが強くな
り合金相の結晶性が向上したことが確認できた。
【0047】次に、得られた粉末試料についてPCT測
定を行った。この場合も、従来の方法であるアーク溶解
法によって作製したZrV0.6Ni1.4合金と比較した。
その結果は、実施例2で述べた結果と同様で、メカニカ
ルアロイング法によって作製した合金は比較合金と比べ
て、(1)初期の水素化反応が非常に遅く水素化に長時
間を要すること、(2)水素吸蔵量は比較的小さいこ
と、(3)比較合金は比較的平坦な水素平衡圧力を有し
ているが、この合金の水素平衡圧力は不明瞭であるこ
と、などが得られたが、熱処理を行うことにより水素吸
蔵量が増大し水素平衡圧力の平坦性も大きくなることが
わかった。
【0048】以上のメカニカルアロイング法によって作
製したZrV0.6Ni1.4合金をD合金とし、さらにD合
金を高温真空熱処理した合金をE合金とした。D合金お
よびE合金について電極特性を評価した。なお、電極特
性の評価においては、比較合金であるアーク溶解法によ
って作製したZrV0.6Ni1.4合金もF合金として加え
た。
【0049】実施例2と同様の方法で電極を作製し、
D、EおよびFの3種類の水素吸蔵合金電極をアルカリ
電解液が豊富な開放形での単極試験を行った。その結
果、電極Fは初期サイクルでの放電容量が高く優れた性
能を有していたが、サイクルの経過とともに放電容量が
除々に低下することがわかった。これに対して、電極D
およびEは初期の放電容量は電極Fに比べて劣るものの
充放電サイクルが経過しても安定に放電容量を維持する
ことがわかった。この場合も、電極Fのサイクル経過に
よる放電容量の低下は特に電極から合金が脱落した形跡
も認められないので合金自身の変質が原因と推察され
た。そこで、実施例2と同様に電極D、EおよびFのそ
れぞれについて電解液中に溶出したと認められる金属成
分の定量分析を行った。その結果、電極DおよびEから
はほとんど溶出元素は認められなかったが、電極Fから
はVが多量に溶出したことが確認された。このことから
電極DおよびEは、比較電極Fよりアルカリ電解液中で
の化学的安定性が非常に向上したものと考えられる。
【0050】次に、実施例2と同様に水素吸蔵合金電極
D、EおよびFを用いて密閉形電池を構成し評価した。
【0051】その充放電サイクル試験の結果である充放
電サイクルと電池の放電容量の比較を図5に示す。図5
から、比較電池である電池Fは約220サイクル付近か
ら急激に電池容量が低下したが、電池DおよびEは優れ
たサイクル寿命特性を示し300サイクル経過でも安定
した放電容量を維持することがわかる。
【0052】また、この充放電サイクル試験での充放電
サイクルと充電時の最高電池内圧の関係も、電池Dおよ
びEは安定した電池内圧を長期間保持したのに対し、電
池Fは約220サイクル付近で急激な電池内圧の上昇が
認められた。これらの結果から、電池DおよびEは酸素
ガスに対する耐久性が優れていることが確認された。
【0053】なお、実施例1に示した本発明の水素吸蔵
合金電極は合金を従来のアーク溶解法や誘導加熱溶解法
で作製したものであるが、密閉型電池を構成した場合、
500サイクルの寿命特性を有することを上で述べた。
これは合金組成や合金の表面処理によるものであると考
える。特開平3−289041号公報にも示したように
Zr−Mn−V−Cr−Ni系合金は合金組成を調整す
ることにより、従来の溶解法で合金を作製してもサイク
ル寿命特性に優れることがわかる。また、本願のように
Zr−Mn−V−Cr−Ni系合金のMn量を増加して
もアルカリ溶液処理を施すことにより優れたサイクル寿
命特性が得られることがわかる。したがって、合金を従
来の溶解法で作製すれば全てサイクル寿命特性が悪いと
いうわけではないが、合金組成が変われば種々の特性も
変化するので、合金を従来の溶解法で作製した場合にサ
イクル寿命特性が悪いものについては本願のようなメカ
ニカルアロイング法が有効である。したがって、本願の
合金組成の水素吸蔵合金をメカニカルアロイング法で作
製すれば、アルカリ溶液処理をしなくても優れたサイク
ル寿命特性が得られる。また、メカニカルアロイング法
によって作製した水素吸蔵合金の水素吸蔵量が比較的低
い場合は、さらに合金の融点から融点以下300℃の温
度範囲の真空中もしくは不活性ガス雰囲気中で熱処理す
ることが有効である。この熱処理は合金の原子配列を均
質にすることが必要であり、固体内での金属元素の相互
拡散を効果的に行うためには、熱処理温度は合金の融点
から融点以下300℃の範囲が適当である。
【0054】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、本発明
の水素吸蔵合金電極は従来の水素吸蔵合金電極の合金組
成のMn量を増加しCr量を制限することにより合金の
均質性が大きく向上しているので、水素吸蔵−放出量が
大きくなる。そして、合金粉砕後アルカリ溶液に浸漬し
て予め合金表面のMnを溶出させ、合金表面のMn濃度
を低下させることにより電解液中での合金表面の腐食を
防ぐことができるので、電気化学的にも多量の水素を吸
蔵−放出させることができる。したがって、これを負極
とするアルカリ蓄電池は従来のこの種の電池に比べて長
寿命特性を損なわずに高容量化を図ることができる。
【0055】また、本発明の水素吸蔵合金電極は水素吸
蔵合金をメカニカルアロイング法によって作製したもの
であり、もしくはさらに合金の融点から融点以下300
℃の温度範囲の真空中もしくは不活性ガス雰囲気中で熱
処理して作製したものであり、これによりアルカリ電解
液中での合金の化学的安定性および合金の耐酸化性を向
上することが可能となる。したがって、これを負極とす
るアルカリ蓄電池は優れた耐久性およびサイクル寿命特
性を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および従来例の単電池試験結果
を示す充放電サイクル特性図
【図2】本発明の実施例電極および比較電極の単極試験
結果を示す充放電サイクル特性図
【図3】本発明の実施例の密閉型電池での充放電サイク
ル特性図
【図4】本発明の実施例の密閉型電池での充放電サイク
ル試験における充放電サイクルと充電時の最高電池内圧
の相関図
【図5】本発明の実施例である、密閉型電池での充放電
サイクル特性図
【符号の説明】
D 本発明の実施例の電池 E 本発明の実施例の電池 F 比較例の電池
フロントページの続き (72)発明者 森脇 良夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岩城 勉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素吸蔵合金がNi含有量として25〜7
    0原子%の範囲からなり、かつCaCu5構造、もしく
    はAB2タイプのLaves相構造のいずれかの構造を
    有していることを特徴とする水素吸蔵合金電極。
  2. 【請求項2】一般式が、ZrMnwxCryNiz(ただ
    し、0.5<w≦0.8,0.1≦x≦0.3,0<y
    ≦0.2,1.2≦z≦1.5であり、かつ2.0≦w
    +x+y+z≦2.4)で示され、合金相の主成分がC
    15(MgCu 2)型Laves相であり、かつその結
    晶格子定数(a)が、7.03Å≦a≦7.08Åであ
    る水素吸蔵合金またはその水素化物を用いることを特徴
    とする水素吸蔵合金電極。
  3. 【請求項3】y≦xでかつ、z−x≦1.2であること
    を特徴とする請求項2記載の水素吸蔵合金電極。
  4. 【請求項4】合金作製後、1000〜1300℃の真空
    中もしくは不活性ガス雰囲気中で均質化熱処理を行った
    合金を用いることを特徴とする請求項2または3記載の
    水素吸蔵合金電極の製造法。
  5. 【請求項5】メカニカルアロイング法によって作製した
    後、さらに合金の融点から融点以下300℃の温度範囲
    の真空中もしくは不活性ガス雰囲気中で熱処理した水素
    吸蔵合金またはその水素化物を用いることを特徴とする
    請求項2または3記載の水素吸蔵合金電極の製造法。
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JP3-66358 1991-07-18
JP17799291 1991-07-18
JP3-177992 1991-07-18
JP4070703A JPH05101819A (ja) 1991-03-29 1992-03-27 水素吸蔵合金電極およびその製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09118941A (ja) * 1994-12-26 1997-05-06 Samsung Display Devices Co Ltd 水素吸蔵合金およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09118941A (ja) * 1994-12-26 1997-05-06 Samsung Display Devices Co Ltd 水素吸蔵合金およびその製造方法

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