JPH0510141B2 - - Google Patents

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JPH0510141B2
JPH0510141B2 JP19536784A JP19536784A JPH0510141B2 JP H0510141 B2 JPH0510141 B2 JP H0510141B2 JP 19536784 A JP19536784 A JP 19536784A JP 19536784 A JP19536784 A JP 19536784A JP H0510141 B2 JPH0510141 B2 JP H0510141B2
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JP
Japan
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roller
grinding
crushing
annular groove
raw material
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP19536784A
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English (en)
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JPS6174654A (ja
Inventor
Hiroshi Obana
Masao Oosumi
Hiroyuki Ninomya
Katsuhiko Shimojima
Masaki Hamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP19536784A priority Critical patent/JPS6174654A/ja
Publication of JPS6174654A publication Critical patent/JPS6174654A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 「発明の利用分野」 本発明は、垂直軸のまわりに回転する粉砕テー
ブル上に供給した原料を、粉砕テーブル上面に向
かつて押圧される回転自在の粉砕ローラと、粉砕
テーブルとの間で挾圧粉砕するローラミルの改良
に係り、特に、振動の減少、粉砕効率の向上等を
目的とするローラミルに関するものである。
「従来技術」 セメントクリンカや高炉スラグ等の粉砕には、
従来ボールミル等のチユーブミルが用いられてい
るが、かかるチユーブミルは効率が低くランニン
グコストを押し上げ、非常に不経済である。
このような点から近年比較的効率の良い上記ロ
ーラミルをセメントクリンカや高炉スラグの粉砕
に用いんとする努力が払われている。
しかし、ローラミルの場合、チユーブミルのよ
うにボール等の粉砕媒体と原料との衝突、摩砕に
よつて原料の粉砕を行うものではなく、機台に支
承された粉砕テーブルと粉砕ローラとの間に噛み
込んだ原料を、両者の挾圧力によつて積極的に破
砕するものであるから、粉砕ローラ等に生じた振
動は多くの場合機台に伝達され、チユーブミルと
較べて振動が大きいことがローラミルをセメント
クリンカや高炉スラグ等の粉砕用に使用する上で
障害となつている。
またローラミルはチユーブミルに比して粉砕効
率が良いことは知られているが、現在のローラミ
ルの効率はかならずしも満足しうるものではな
く、かなりの改善の余地があるものと考えられ
る。
まず第2図及び第3図を参照して上記振動の生
じる原因について説明する。
第2図は、従来のローラミルの一例の構造を示
す側断面図であり、図中1は粉砕テーブルで、垂
直軸芯2のまわりに図示せぬモータ等の駆動源に
より積極的に回転駆動される。
粉砕テーブル1の上面には、上記垂直軸芯2を
中心とする環状溝3が形成され、この環状溝3は
図に示す如く下方向に向かつて陥没する円弧状の
断面形状をなしている。
また粉砕テーブル1の上部には、その外周面4
が上記環状溝3に対向する一組の粉砕ローラ5
a,5bが環状溝3との間の隙間6を介して環状
溝3の方向へ押圧付勢された状態で取り付けられ
ている。
即ち粉砕ローラ5a,5bは、本体ケーシング
7から粉砕室8内へ挿入されたローラ軸9a,9
bに回転自在に支承され、ローラ軸9a,9bは
本体ケーシング7外に設けた水平軸10a,10
bに垂直内面において揺動自在に取り付けたアー
ム11a,11bに固着されており、ストツパア
ーム12に螺着したボルト13の先端がアーム1
1a,11bに当接することにより、粉砕ローラ
5a,5bと環状溝3との間の隙間6の幅の最小
限界が設定されている。
また上記一組のアーム11a,11bの各先端
部は、緊張装置14を介してロツド15a,15
bによつて連繋されている。
従つて粉砕テーブル1の上面中央部へ供給され
た原料は、粉砕テーブル1の円錐状の上面形状及
び粉砕テーブル1の回転による遠心力によつて外
周方向へ、即ち環状溝3内へ移動し、粉砕ローラ
5a,5bと粉砕テーブル1の間の隙間6に噛み
込まれて挾圧粉砕される。
但し一方の粉砕ローラ、例えば5aに噛み込ま
れるケーシングの層厚が厚すぎる場合には、粉砕
ローラ5aは緊張装置14の回動付勢力に抗して
上方向へ逃げる向きに回動するため、その回動力
はロツド15a、緊張装置14、ロツド15bを
介して相手側の粉砕ローラ5bを取り付けたアー
ム11bに伝達され、その粉砕ローラ5bを環状
溝3の方向へ押し付け、原料の層厚の変化に応じ
て粉砕ローラ5a,5bの押圧力が自動的に調整
されるように構成されている。
こうして粉砕ローラ5a,5bによつて粉砕さ
れた原料は、粉砕テーブル1の遠心力によつて粉
砕テーブル1の外周部へ移動し、粉砕テーブル1
の外周を囲繞する上向きのノズル16から流出す
る上向きの空気流によつて噴き上げられ、粉砕室
8の上部に設けた図示せぬ選別装置によつて粒度
の選別が行われ、一定粒度以下の微粉のみが粉砕
室8外に取り出され、一定粒度に達しない粗砕は
再度粉砕テーブル1の上面へ戻され、粉砕処理さ
れる。
「従来技術の問題点」 ところで上記のローラミルでは第3図a又はb
に示すように、粉砕ローラ5を粉砕テーブル1の
上面に形成した環状溝3に向かつて図示の如く押
圧し、粉砕ローラ5の外周面4と環状溝3の間の
空間4aに原料を挟み込んで挾圧粉砕する。この
時粉砕ローラ5及び環状溝3の曲率中心は、中心
線a上に存在し、且つ粉砕ローラ5の動きは、第
2図に示すローラ軸9a,9bを支承する水平軸
10a,10bの中心bを中心とする微小な揺動
運動となり、この揺動運動に伴う上下動の範囲は
主に前記隙間4aに挾圧された原料の粉砕層厚に
よつて決定される。一方上記のように粉砕ローラ
5と環状溝3との間に挟まれた原料には、粉砕テ
ーブル1の回転に伴う遠心力が粉砕テーブル1の
半径方向外方向に向かつて作用しているため、上
記原料はこの遠心力を受けて粉砕ローラ5と環状
溝3との間の隙間4aから外方向へ逃げ出ようと
する。特に第3図bに示したように粉砕ローラ5
の外周面4の曲率半径が環状溝3の曲率半径より
も小さく、従つて外側の隙間4a′の断面形状が外
方向に向かつて拡大されているような構造のロー
ラミルの場合には、粉砕された原料がこの隙間4
a′から逃げやすい。このように隙間4aや4a′か
ら粉砕ローラ5を支承していた原料が急激に流出
すると、粉砕ローラ5の動きが急激に変動し振動
を起こす一因となつている。またこのような原料
の逃げにより、未粉砕の原料も粉砕テーブルの外
方向へ流れ出すことになるため、粉砕能力及び粉
砕効率が著しく低下する原因となる。
「発明の目的」 従つて本発明の目的は、上記したような従来の
ローラミルに内在する不都合、欠点の解消を図
り、粉砕効率、粉砕能力の向上及び振動発生の防
止を図ることにある。
「発明の構成」 上記目的を達成するべく本発明が採用する主た
る手段は、粉砕テーブル上に供給された原料を該
粉砕テーブルと、ローラ軸に回転自在に支承され
粉砕テーブル上面に向かつて押圧された粉砕ロー
ラとの間で挾圧して粉砕するローラミルにおい
て、粉砕テーブル上面を擂鉢状に形成し、粉砕ロ
ーラ外周面をテーパ状又は円筒状に形成すると共
にその略中央部に環状溝を形成し、上記粉砕テー
ブル上面と上記環状溝を挟む粉砕ローラ外周面と
の間に形成される隙間の断面形状が粉砕テーブル
の半径方向外側程断面積を減少するような形状と
なるように粉砕ローラを支承した点であり、粉砕
テーブルと粉砕ローラとの間に楔形の隙間を形成
して、粉砕ローラと粉砕テーブルの間に挟み込ん
だ原料が遠心力で外方向に流れにくくして振動の
発生を防止すると共に、未粉砕の原料がそのまま
粉砕テーブル上から流れ出すような不都合を防止
するものである。
「実施例」 続いて第1図を参照しつつ本発明を具体化した
実施例に付き説明し、本発明の理解に供する。こ
こに第1図a乃至cは、それぞれ本発明の一実施
例にかかるローラミルに用いることのできる粉砕
ローラ及び粉砕テーブルの概略的構造を示す部分
断面図である。
第1図aに示したのは、粉砕ローラ25aが略
円筒状に形成されたローラミルの例を示し、円筒
状の外周面の中央に一本の環状溝27aが形成さ
れている。またこの場合、上記粉砕ローラ25a
との間で粉砕を行う粉砕テーブル28aの上面2
9aは、この垂直断面が図示のように直線上の擂
鉢状をなしている。そして上記粉砕テーブル28
aの上面29aと粉砕ローラ25aの環状溝27
aを挟む外周面26a,26aとの間に形成され
た隙間30aの断面形状が、図示の如く粉砕テー
ブル28aの半径方向外側ほどその断面積を減少
するような楔状となるように粉砕ローラ25aの
ローラ軸芯31aの傾き角度が調整されている。
従つてこの隙間30aに噛み込まれた原料は、そ
の隙間30aの楔形状によつて粉砕テーブル外方
向へ容易には逃げることができず粉砕ローラ25
aによる粉砕力を強力に受けることになる。
またこの実施例のように粉砕ローラ25aの外
周に形成された環状溝27aを設けておくことに
より、隙間30aにおける原料の滞溜が促進さ
れ、外方向への原料の流出の防止が一層充実した
ものとなると共に、該環状溝27aと楔状の隙間
30aとの相乗効果により原料が常に噛み込まれ
た状態となることから、粉砕ローラ5aによる振
動の発生が防止される。
第1図bに示した例では粉砕テーブル28aに
ついては、第1図aと同様であるが、粉砕ローラ
25bについては、その外周面が円筒状の小径部
26bと大径部26cとより略テーパ状に構成さ
れており、上記小径部26bと大径部26cとの
接合部分に環状溝27bが形成されている。尚第
1図bに及び後述する第1図cについていずれも
粉砕テーブル上面と環状溝27bを挟む粉砕ロー
ラ外周面26b,26cとの間に形成される隙間
30b又は30cの断面形状が粉砕テーブルの半
径方向外側ほど断面積を減少するような形状とな
るように設定されている点は、第1図aと同様で
ある。
また第1図cにおいては、上記第1図a及びb
と異なり、粉砕テーブル28bの上面が二重の段
付き状擂鉢形状に形成され、内側擂鉢部28b′と
外側擂鉢部28b″とより構成されている。従つて
両擂鉢部の接合部に形成される段部32により隙
間30cにおける原料の滞溜が更に促進される。
「発明の効果」 本発明は以上述べたように、粉砕テーブル上に
供給された原料を該粉砕テーブルと、ローラ軸に
回転自在に支承され粉砕テーブル上面に向かつて
押圧された粉砕ローラとの間で挾圧して粉砕する
ローラミルにおいて、粉砕テーブル上面を擂鉢状
に形成し、粉砕ローラ外周面をテーパ状又は円筒
状に形成すると共にその略中央部に環状溝を形成
し、上記粉砕テーブル上面と上記環状溝を挟む粉
砕ローラ外周面との間に形成される隙間の断面形
状が粉砕テーブルの半径方向外側程断面積を減少
するような形状となるように粉砕ローラを支承し
たことを特徴とするローラミルであるから、粉砕
テーブルと環状溝を挟む粉砕ローラの外周面との
間に形成される隙間が楔状となり、この隙間及び
環状溝に噛み込まれた原料が粉砕テーブルの半径
方向外側へ容易には流出しないため、この隙間に
常に原料が噛み込まれた状態で粉砕テーブルが回
転するため粉砕ローラの振動発生が防止され、且
つ上記隙間に噛み込まれた原料が未粉砕のまま粉
砕テーブル外方向へ流出するような不都合が防止
され、粉砕効率及び粉砕能力の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるローラミル
に使用することのできる粉砕ローラと粉砕テーブ
ルの種々の変形例を示す概略部分側断面図、第2
図は従来の粉砕ローラの一例を示す全体的側断面
図、第3図は上記従来のローラミルにおける粉砕
ローラと粉砕テーブルの一例を示す概略側断面図
である。 符号の説明、25a,25b……粉砕ローラ、
26a,26b,26c……粉砕ローラの外周
面、27a,27b……環状溝、28a,28b
……粉砕テーブル、29a……粉砕テーブルの上
面、30a,30b,30c……隙間、31a…
…粉砕ローラのローラ軸芯、32……段部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粉砕テーブル上に供給された原料を該粉砕テ
    ーブルと、ローラ軸に回転自在に支承され粉砕テ
    ーブル上面に向かつて押圧された粉砕ローラとの
    間で挟圧して粉砕するローラミルにおいて、粉砕
    テーブル上面を擂鉢状に形成し、粉砕ローラ外周
    面をテーパ状又は円筒状に形成すると共にその略
    中央部に環状溝を形成し、上記粉砕テーブル上面
    と上記環状溝を挟む粉砕ローラ外周面との間に形
    成される隙間の断面形状が粉砕テーブルの半径方
    向外側程断面積を減少するような形状となるよう
    に粉砕ローラを支承したことを特徴とするローラ
    ミル。
JP19536784A 1984-09-18 1984-09-18 ロ−ラミル Granted JPS6174654A (ja)

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JP19536784A JPS6174654A (ja) 1984-09-18 1984-09-18 ロ−ラミル

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JP19536784A JPS6174654A (ja) 1984-09-18 1984-09-18 ロ−ラミル

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JPS6174654A JPS6174654A (ja) 1986-04-16
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JP19536784A Granted JPS6174654A (ja) 1984-09-18 1984-09-18 ロ−ラミル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2685820B2 (ja) * 1988-07-14 1997-12-03 バブコツク日立株式会社 ローラ式粉砕装置
JP2734161B2 (ja) * 1990-02-09 1998-03-30 宇部興産株式会社 竪型粉砕機
JP2018164902A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 宇部興産機械株式会社 竪型粉砕機の粉砕ローラ

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JPS6174654A (ja) 1986-04-16

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