JP2931913B2 - 竪型ローラミル - Google Patents

竪型ローラミル

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JP2931913B2
JP2931913B2 JP6905690A JP6905690A JP2931913B2 JP 2931913 B2 JP2931913 B2 JP 2931913B2 JP 6905690 A JP6905690 A JP 6905690A JP 6905690 A JP6905690 A JP 6905690A JP 2931913 B2 JP2931913 B2 JP 2931913B2
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JP
Japan
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tire
roller
roller mill
vertical roller
head
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JP6905690A
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JPH03270739A (ja
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裕幸 山南
博男 都甲
博 尾花
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Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Taiheiyo Cement Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、セメントクリンカや高炉スラグ等の粉砕
に用いる竪型ローラミルに関するもので、更に述べれ
ば、竪型ローラミルのローラに関するものである。
従来の技術 竪型ローラミルでは、機台に支承された粉砕テーブル
と粉砕ローラとの間に噛み込んだセメントクリンカ等の
被粉砕原料を挟圧力によって破砕している。しかし、こ
のローラは、稼働時間が長くなるに従い、摩耗して粉砕
部位がテーブル中心側に移るため、粉砕能力が低下して
しまう。そこでこのローラを新しいものと交換しなけれ
ばならないが、費用の点で新品のローラと取り替えるの
は問題がある。そこでローラ本体にタイヤを嵌着して円
錐台状のローラを形成し、該ローラが摩耗した時にはこ
のタイヤのみを交換するようにしている。
発明が解決しようとする課題 従来例の竪型ローラミルでは、長時間稼働している
と、仕事量の大きい部分、即ち、テーブルの外周側及び
ローラの底部側の摩耗が仕事量の小さい部分、即ち、テ
ーブル内周側及びローラの頭部側に比べ著しく大きくな
るので、テーブル内周側及びローラの頭部側が残存し、
仕事量の大きい部分の仕事量の大きい部分のローラとテ
ーブルの接近を阻害するようになる。
そのため、ローラとテーブルは常にテーブル外周側に向
って両者の空隙が狭くなる構造を維持する必要があるに
もかかわらず、テーブルの外周側とローラの底側との空
隙よりもテーブルの内周側とローラの頭部との空隙の方
が狭くなり、粉砕能力が低下してしまう。
この発明は、上記事情に鑑み、ローラが摩耗しても、そ
の頭部側がテーブルの内周側に接触しないようにすると
ともに主として粉砕仕事をする部位がテーブルの中心側
へ移ることを極力少なくすることを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明は、ローラ本体にタイヤを嵌着して形成した
円錐台状のローラを、テーブル上に傾斜して配設し、該
タイヤの底部側を前記テーブルの外周に当接させ、その
頭部側を該テーブルの内周側との空隙を介して対向せし
めた竪型ローラミルであって、該タイヤの底部側に許容
摩耗部が形成され、該テーブルの内周側に、前記紙の頭
部側と対向する凹面部が設けられ、前記空隙は、該タイ
ヤの頭部側がその底部側より大きく形成されていること
を特徴とする竪型ローラミルである。
作用 テーブル上に、ローラを傾斜して配設し、タイヤの底
部側をテーブルの外周に当接させ、又その頭部側とテー
ブルの内周側との間に所定形状の空隙を形成する。この
ローラミルを稼働すると仕事量の大きいタイヤの底部側
が摩耗し、許容摩耗部が消耗してしまう。しかし、この
時タイヤの頭部側とテーブルの内周側との間には、大き
く空隙が存在しているので両者が接触することはない。
実施例 この発明の実施例を添付図面により説明するが、同一
図面符号はその名称も機能も同一である。
竪型トラミルMは、第3図に示す様に上面が水平状でそ
の中心IC側に凹面部を有するテーブル1と該テーブル上
に、傾斜して設けられた円錐台状のローラ2とから構成
されている。
このローラ2は回転軸3付ローラ本体4と、タイヤ5
とから構成されている。
このタイヤ5は第1図に示す様に、その底部5a側を頭部
5b側より肉厚にして許容摩耗部6が形成されている。こ
の許容摩耗部6の厚さはローラが設定量消耗した時に、
ローラの頭部5b側がテーブル1に接触しない程度に形成
する。
タイヤ5の外周面5cには、被粉砕原料の噛込みを良く
するために、軸方向のリブ7が配設されている。
このリブ7は、長リブ7aと短リブ7bとから構成され、
外周方向に間隔をおいて順次配設されている。
この実施例の作動につき説明すると、タイヤ5を嵌着し
たローラ2をテーブル1上に傾斜せしめて載置し、該タ
イヤの底部側を前記テーブルの外周に当接させ、その頭
部側を前記テーブルの凹面部に対向せしめ、タイヤ5の
頭部5b側の外周面5cとテーブル1の中心1c側(内周側と
も言う)との間に所定の空隙8を形成する。この空隙8
は、タイヤ5の頭部5b側、即ち、テーブル1の内周1c側
が、タイヤ5の底部5a側、即ちテーブル1の外周1a側よ
り大きくなっている。この状態において竪型ローラミル
Mを稼働し、被粉砕原料をテーブル1とローラ2との間
に供給すると該原料は挟圧力により粉砕される。この粉
砕作業が長く続くと、次第にタイヤ5の底部5a側が摩耗
を始め、許容摩耗部6が消耗してしまう。この時、タイ
ヤの頭部5b側はテーブルの内周1c側に接触せず、両者間
には空隙があるので、粉砕が行なわれ、かつ、摩耗が進
む部分、即ち、ローラ2の底部5a側とテーブルの外周1a
側との接近が阻害されることはない。
なお、テーブルにおいてもテーブル外周側レイナーに同
じく許容摩耗部が形成されると一層好適である。
発明の効果 この発明に係る竪型ローラミルのローラはタイヤの底
部側に許容摩耗部を形成したので、タイヤの底部側が摩
耗して許容摩耗部が消耗してもタイヤの頭部側とテーブ
ルの内周側とが接触することはない。
従って、粉砕が行なわれ、かつ、摩耗が進むローラの部
分が、テーブルと接近するのを阻害されることはないの
で、効率の良い粉砕作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明の実施例を示す図で、第1図
はタイヤの縦断面図、第2図は底面図、第3図は、使用
状態を示す縦断面図である。 1……テーブル 2……ローラ 5……タイヤ 5a……底部 5b……頭部 6……許容摩耗部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−3651(JP,A) 実開 昭59−138444(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B02C 15/00 - 15/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラ本体にタイヤを嵌着して形成した円
    錐台状のローラを、テーブル上に傾斜して配設し、該タ
    イヤの底部側を前記テーブルの外周に当接させ、その頭
    部側を該テーブルの内周側と空隙を介して対向せしめた
    竪型ローラミルであって、 該タイヤの底部側に許容摩耗部が形成され、 該テーブルの内周側に、前記タイヤの頭部側と対向する
    凹面部が設けられ、 前記空隙は、該タイヤの頭部側がその底部側より大きく
    形成されていることを特徴とする竪型ローラミル。
  2. 【請求項2】タイヤの外周面に軸方向のリブが設けられ
    ていることを特徴とする請求項第1記載の竪型ローラミ
    ル。
  3. 【請求項3】リブが、外周方向に間隔をおいて順次配設
    された長リブと短リブとからなることを特徴とする請求
    項第2記載の竪型ローラミル。
JP6905690A 1990-03-19 1990-03-19 竪型ローラミル Expired - Lifetime JP2931913B2 (ja)

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US5518192A (en) * 1994-03-15 1996-05-21 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Vertical roller mill
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JP6593126B2 (ja) * 2015-11-25 2019-10-23 宇部興産機械株式会社 竪型粉砕機

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JPH03270739A (ja) 1991-12-02

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