JPH0510023U - ベントダクト - Google Patents

ベントダクト

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JPH0510023U
JPH0510023U JP5659391U JP5659391U JPH0510023U JP H0510023 U JPH0510023 U JP H0510023U JP 5659391 U JP5659391 U JP 5659391U JP 5659391 U JP5659391 U JP 5659391U JP H0510023 U JPH0510023 U JP H0510023U
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JP
Japan
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inner panel
vent duct
outer panel
rubber plate
attached
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Pending
Application number
JP5659391U
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English (en)
Inventor
誠 岡田
幸一 年永
徹美 市岡
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部からの異物が浸入するおそれがなく、か
つ、製造時における作業性にすぐれたベントダクトを提
供する。 【構成】 車両後部のバンパー内部に配設されるベント
ダクト1をアウタパネル2、インナパネル3、排気用ゴ
ム板4及びリテーナ5により形成した。このベントダク
ト1を製造する際、アウタパネル2にインナパネル3を
その両側部においてカシメピン9で熱溶着するととも
に、リテーナ5が取着される箇所は係止ツメ10により
取着し、排気用ゴム板4及びリテーナ5の取着の妨げと
ならないようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はベントダクト、特に自動車等の車両後部のバンパー内部に配設される ベントダクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ベントダクトは車両後部のバンパー内部等に配設され、車両内部の 空気を排気する機能を担っている。図3に示すように、ベントダクト31は例え ば次のような構成を有する。すなわち、ポリプロピレン(PP)よりなるアウタ パネル32は、略四角板状の枠体33と、同枠体33内の上部と下部に形成され 、図4に示すように、図中左方へ突出した導入部34とから構成される。図3に 示すように、前記枠体33には、前面、すなわち、図中右方に向かって複数本の カシメピン35が所定の間隔をおいて突出形成されている。
【0003】 また、同じくPPよりなるインナパネル36は、前記アウタパネル32の枠体 33とほぼ同形状をなす枠体37と、同枠体37内の上部と下部に形成され、図 中右方へ突出した開口部38とから構成される。前記枠体37には、前記カシメ ピン35と同位置に同カシメピン35が挿通されるに十分な径を有する透孔39 が形成されている。前記インナパネル36の開口部38の前面には、それぞれ2 枚ずつの仕切板40が同開口部38を3等分に仕切るようにして形成され、後述 する排気用ゴム板41が開口部38内部に侵入するのを防ぐようになっている。 さらに、前記枠体37の2つの開口部38上部には、2本のゴム板取付ピン42 がそれぞれ図中前方へ突出形成されている。
【0004】 そして、前記アウタパネル32側のカシメピン35をインナパネル36の透孔 39に挿通させ、熱でかしめることにより前記アウタパネル32とインナパネル 36を相互に固着する。
【0005】 次に、前記開口部38を覆う2枚の排気用ゴム板41に形成された2つの透孔 41aに前記インナパネル36から突出形成されているゴム板取付ピン42を挿 通させ、さらに、板状のリテーナ43に形成された挿通孔43aに挿通させ、そ こからさらに突出しているゴム板取付ピン42の先端を熱でかしめることにより 、インナパネル36、排気用ゴム板41及びリテーナ43を固着する。すると、 前記排気用ゴム板41は前記開口部38を覆うようにして開閉可能に取付けられ 、アウタパネル32、インナパネル36、排気用ゴム板41及びリテーナ43の 順で取付けられたベントダクト31が得られる。
【0006】 このようにして得られたベントダクト31は、例えば車両のリアバンパー内部 に配設される。そして、車両内部の空気は図示しない配管を介してアウタパネル 32の導入部34から流入し、インナパネル36の開口部38から通常は閉じて いる排気用ゴム板41を開かせて流出する。そして、最終的には車両外部に排出 される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ベントダクト31には次に記すような問題点があった。す なわち、前記インナパネル36の枠体37のゴム板取付ピン42が突出形成され ている箇所に排気用ゴム板41及びリテーナ43を取着するのであるが、同箇所 にはアウタパネル32の枠体33から突出したカシメピン35が溶着によりかし められた痕跡が残っていた。この痕跡は凹凸部となっているため、排気用ゴム板 41及びリテーナ43の取付状態の悪化を招来していた。つまり、インナパネル 36と排気用ゴム板41との間のシール性が悪いため、この状態で排気用ゴム板 41を取付ようとすると、インナパネル36と排気用ゴム板41の間に隙間が生 じ、その結果、車外からの水等の異物が逆に開口部38から導入部34へ浸入す るおそれがあった。また、アウタパネル32とインナパネル36の取付作業も、 全て前記カシメピン35を一本ずつ熱でかしめなければならないため、作業性の 悪化にもつながっていた。
【0008】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は外部 からの異物が浸入するおそれがなく、かつ製造時における作業性にすぐれたベン トダクトを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、車両内部の空気が流入される導入部と 取付部とを有するアウタパネルと、前記取付部が挿通される透孔と空気が流出さ れる開口部とを有するインナパネルと、前記開口部を覆うように開閉自在に取着 される排気用弁体とを備えたベントダクトであって、少なくとも前記インナパネ ルのうち、排気用弁体が取着される箇所は、前記アウタパネルに対し突出する係 止手段により係止されることにより、前記インナパネルが前記アウタパネルに対 し取着されていることを特徴とするベントダクトをその要旨とする。
【0010】
【作用】
アウタパネルに対し、インナパネルが取着される。このとき、少なくとも前記 インナパネルのうち、排気用弁体が取着される箇所は、前記アウタパネルに対し 突出する係止手段により係止される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を具体化した実施例を図1,2に基づいて説明する。 図1に示すように、本実施例におけるベントダクト1は、アウタパネル2、イ ンナパネル3、排気用弁体としての排気用ゴム板4及び取付部材としてのリテー ナ5により構成される。
【0012】 前記アウタパネル2はPPよりなり、略四角板状の枠体7と、図2に示すよう に、同枠体7内に形成され、図中左方へ突出した導入部8とから構成される。図 1に示すように、前記枠体7の両側部には、図中右方に向かって複数本のカシメ ピン9が突出形成されている。また、前記各導入部8の上部には、係止孔11が 形成されている。この係止孔11は矩形状をなしており、同係止孔11には、後 述する係止手段としての係止ツメ10が嵌入されるようになっている。
【0013】 一方、同じくPPよりなるインナパネル3は、前記アウタパネル2の枠体7と ほぼ同形状をなす枠体12と、同枠体12内に上部と下部に形成され、図中右方 へ突出した開口部13とから構成される。前記枠体12の両側部には、前記カシ メピン9と同位置に同カシメピン9が挿通されるに十分な径を有する透孔14が 形成されている。また、前記各開口部13の上部には、前記アウタパネル2の方 向(図中左方)に向かって係止ツメ10が突出形成されている。この係止ツメ1 0は平面略コ字状を有するとともに、その中央部には、上方に沿った形状をなす 係止片10aが一体形成されている。そして、同係止ツメ10は前記係止孔11 に嵌入される際に、係止片10aが曲がった状態で容易に嵌入され、完全に嵌入 された後は元の状態に復帰し、その結果、インナパネル3は、アウタパネル2に 対し、移動しないよう固定されるようになっている。
【0014】 また、前記インナパネル3の開口部13には、それぞれ2枚ずつの仕切板16 が形成され、排気用ゴム板4が開口部13内部に侵入するのを防ぐようになって いる。さらに、前記枠体12の2つの開口部13の上部には、2本のゴム板取付 ピン17がそれぞれ前記係止ツメ10とは反対方向に突出形成されている。
【0015】 そして、前記アウタパネル2及びインナパネル3は、前記アウタパネル2の枠 体7の両側部に突出形成されたカシメピン9をインナパネル3の透孔14に挿通 させるとともに、同インナパネル3から突出形成されている係止ツメ10を前記 アウタパネル2に形成された係止孔11に嵌入させ、係止させることにより相互 に固着されている。
【0016】 前記インナパネル3の開口部13に相当する長方形板状をなす排気用ゴム板4 の上部には、透孔4aが形成されている。また、前記排気用ゴム板4と同幅を有 する板状のリテーナ5にも前記排気用ゴム板4の透孔4aと対応する位置に、挿 通孔5aが形成されている。
【0017】 前記インナパネル3に突出形成されたゴム板取付ピン17は、前記2枚の排気 用ゴム板4に形成された2つの透孔4aに挿通され、さらに前記リテーナ5に形 成された挿通孔5aに挿通されており、そこから突出しているゴム板取付ピン1 7の先端は熱によりかしめられている。そして、排気用ゴム板4はその上部にお いて、前記インナパネル3に対し取付固定されているとともに、前記開口部13 を覆い、かつ、同開口部13にて開閉可能となっている。
【0018】 次に、本実施例のベントダクト1の作用について説明する。製造時において、 まず、アウタパネル2とインナパネル3が相互に取付けられる。すなわち、アウ タパネル2の枠体7の両側部に突出形成されたカシメピン9をインナパネル3の 透孔14に挿通させるとともに、同インナパネル3から突出形成されている係止 ツメ10を前記アウタパネル2に形成された係止孔11に嵌入させ、係止させる 。このとき、係止ツメ10の係止片10aは、曲がった状態で前記係止孔11に 容易に嵌入されるとともに、嵌入された後は、係止片10aは元の状態に戻り、 アウタパネル2及びインナパネル3は相互に剥離しないよう取付固定される。そ の後、インナパネル3から突出したカシメピン9は熱でかしめられ、完全に固定 される。
【0019】 次に、アウタパネル2とインナパネル3が相互に取付けられた状態で、前記イ ンナパネル3に対し排気用ゴム板4及びリテーナ5が取付けられる。すなわち、 インナパネル3に突出形成されたゴム板取付ピン17に排気用ゴム板4の透孔4 aを挿通させ、次いでリテーナ5の挿通孔5aを挿通させる。そして、同挿通孔 5aからさらに突出しているゴム板取付ピン17を熱でかしめることにより取付 固定される。
【0020】 このように、本実施例においては、アウタパネル2とインナパネル3の取付は 、相互の枠体7,12の両側部においては従来同様カシメピン9を熱でかしめる ことによって行ったが、前記開口部13の上部においては係止ツメ10により行 うようにした。従って、この部分の取付はワンタッチでできるとともに、熱かし めの工数を減らすことができ、ひいては作業性の向上を図ることができる。
【0021】 また、前記係止ツメ10をインナパネル3の枠体12に設けることにより、排 気用ゴム板4の取付面を平坦に、かつ滑らかにすることができる。従って、使用 時においては、取付面のシール性が向上し、インナパネル3と排気用ゴム板4の 間にも隙間が生じないので、車外からの水等の異物が逆に開口部13から導入部 8へ浸入するおそれもなく、ベントダクトとしての機能を十分に発揮することが できる。
【0022】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しな い範囲で例えば以下のように構成してもよい。 (1)前記導入部8及び開口部13の個数は上部及び下部のそれぞれ2箇所に 設けたが、1箇所以上であれば3箇所でも4箇所でもいずれでもよい。
【0023】 (2)前記仕切板16は設けなくともよい。この場合、開口部13外周部にて シールされる。
【0024】
【考案の効果】
本考案のベントダクトによれば、外部からの異物が浸入するおそれがなく、か つ製造時における作業性にすぐれるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例におけるベントダクトの構造を
示す分解斜視図である。
【図2】図1のベントダクトの部分縦断面図である。
【図3】従来のベントダクトの構造を示す分解斜視図で
ある。
【図4】図3のベントダクトの部分縦断面図である。
【符号の説明】
1…ベントダクト、2…アウタパネル、3…インナパネ
ル、4…排気用弁体としての排気用ゴム板、5…取付部
材としてのリテーナ、8…導入部、10…係止手段とし
ての係止ツメ、13…開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 車両内部の空気が流入される導入部
    (8)と取付部(9)とを有するアウタパネル(2)
    と、 前記取付部(9)が挿通される透孔(14)と空気が流
    出される開口部(13)とを有するインナパネル(3)
    と、 前記開口部(13)を覆うように開閉自在に取着される
    排気用弁体(4)とを備えたベントダクト(1)であっ
    て、 少なくとも前記インナパネル(3)のうち、排気用弁体
    (4)が取着される箇所は、前記アウタパネル(2)に
    対し突出する係止手段(10)により係止されることに
    より、前記インナパネル(3)が前記アウタパネル
    (2)に対し取着されていることを特徴とするベントダ
    クト。
JP5659391U 1991-07-19 1991-07-19 ベントダクト Pending JPH0510023U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6079207U (ja) * 1983-11-07 1985-06-01 島 顕侑 線条体牽引操作具
JPS6082921U (ja) * 1983-09-03 1985-06-08 島 顕侑 配線用引出棒

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