JP2555054Y2 - サンルーフ車のルーフリンホース取付構造 - Google Patents

サンルーフ車のルーフリンホース取付構造

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JP2555054Y2
JP2555054Y2 JP1991056186U JP5618691U JP2555054Y2 JP 2555054 Y2 JP2555054 Y2 JP 2555054Y2 JP 1991056186 U JP1991056186 U JP 1991056186U JP 5618691 U JP5618691 U JP 5618691U JP 2555054 Y2 JP2555054 Y2 JP 2555054Y2
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hose
sunroof
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roof
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秀記 吉岡
淳一 永野
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サンルーフ車のルーフ
リンホース取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】サンルーフとしては、ルーフの一部がス
ライドして開口するスライディングサンルーフがあり、
このものは、走行中に開閉できる、ルーフを半開して車
内の換気に利用できる等の特徴がある。サンルーフ車
は、図9、図10に示すようにルーフパネル1の下側に
サンルーフ(図示せず)を開いた際に当該サンルーフを
収納するためのサンルーフハウジング2が設けられてい
る。このサンルーフハウジング2は、角形の浅い皿状を
なし底面2aの略半分が開口されて採光用の窓2bとさ
れており、前記サンルーフが開閉可能に収納されるよう
になっている。
【0003】このサンルーフハウジング2の有底部の上
方には、サンルーフ車のルーフ張剛性を確保するために
ルーフリンホース3が設けられる場合がある。このルー
フリンホース3は、車幅方向に架橋され、両端3a、3
aがサンルーフハウジング2の側壁2cの上端に設けら
れたフランジ2d溶着されている。尚、サンルーフハウ
ジング2のフランジ2dとルーフパネル1との間にはシ
ールスポンジ4が介在されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のサン
ルーフユニットにおていは、ルーフリンホース3は、両
端3a、3aがサンルーフハウジング2に溶着されてい
るために、一車種で多くのバリエーション例えば、4ド
アセダン、ハードトップ、ハッチバック等を持つ車の場
合、ルーフの形状を全く同一にすることはデザイン上不
能であるにも拘らず、サンルーフユニットは同一のもの
を採用している。このため、ルーフパネル1とルーフリ
ンホース3との合い沿いについては、或る程度妥協せざ
るを得ないという問題がある。
【0005】本考案は上述の点に鑑みてなされたもの
で、車のバリエーションに応じたルーフの形状に合わせ
てサンルーフハウジングに取り付けるルーフリンホース
を選択可能とし、同一のサンルーフハウジングを使用し
つつルーフパネルとルーフリンホースとの合い沿いを良
くするようにしたサンルーフ車のルーフリンホース取付
構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案によれば、請求項1では、サンルーフハウジン
グの左右のフランジに当該サンルーフハウジングを架橋
するルーフリンホースの両端を取り付けるサンルーフ車
のルーフリンホース取付構造において、前記フランジに
係合用の孔を設け、対向する下面部と上面部を存してU
字形状に形成され、前記下面部に前記フランジの係合用
の孔に着脱可能に係合する第1の係止用爪が設けられ、
前記上面部先端に前記U字形状に折り曲げられたときに
前記下面部側に向かう第2の係止用爪が形成されたグロ
メットを、前記フランジに載置して前記係合用の孔に前
記第1の係止用爪を係合させて取り付け、前記グロメッ
トの下面部と上面部との間に前記ルーフリンホースの端
部を挟持すると共に、当該端部に設けた係合用の孔に前
記第2の係止用爪を係合させて前記フランジに前記ルー
フリンホースを取り付けることを特徴とする。 請求項2
では、サンルーフハウジングの左右のフランジに当該サ
ンルーフハウジングを架橋するルーフリンホースの両端
を取り付けるサンルーフ車のルーフリンホース取付構造
において、前記フランジに係合用の孔を設け、対向する
下面部と上面部を存してU字形状に形成され、前記下面
部に前記フランジの係合用の孔と対応する係合用の孔が
設けられ、前記上面部に前記U字形状に折り曲げられた
ときに前記下面部の係合用の孔と前記フランジの係合用
の孔に係合する係止用の爪が設けられたグロメットを、
前記U字形状に前記フランジに載置し前記係止用の爪を
介して取り付け、前記グロメットの下面部と上面部との
間に前記ルーフリンホースの端部を挟持させると共に、
当該端部に設けた係合部を前記グロメットの係止用爪に
係合させて前記フランジに前記ルーフリンホースを取り
付けることを特徴とする。
【0007】
【作用】サンルーフハウジングの左右のフランジに穿設
された孔に係止用爪を介してグロメットを装着し、これ
らのグロメットにルーフリンホースの両端を取り付け
る。これにより同一のサンルーフハウジングを使用して
ルーフの形状が異なる車種に合う形状のルーフリンホー
スを簡単に取り付けることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1においてサンルーフハウジング2は、角
形の浅い皿状をなし、底面2aの前側略半分には角形の
採光用の窓2bが設けられており、側壁2cの上端には
全周に亘りフランジ2dが設けられている。ルーフリン
ホース5は、サンルーフ2の有底部分の上方に左右(車
幅)方向に架橋され、且つ両端5a、5aが当該サンル
ーフハウジング2の左右のフランジ2d’、2d’に夫
々グロメット6、6を介して装着されている。
【0009】サンルーフハウジング2は、フランジ2
d’後部(窓2bの後縁と後壁との略中間)位置に孔2
e(図4)が所定の間隔で複数例えば、2個穿設されて
いる。そして、これらの各孔2eにはグロメット6が装
着されており、これらのグロメット6を介して前記ルー
フリンホース5が取り付けられている。一方、ルーフリ
ンホース5は、両端5aに夫々図2に示すように係止用
のスリット5b(一端のみ図示)が例えば、2個づつ穿
設されている。このルーフリンホー5は、車両のルーフ
に応じた形状に形成されている。
【0010】グロメット6は、図2、図3に示すように
ルーフリンホース5の幅と略同じ長さを有し、且つフラ
ンジ2d’の幅の2倍よりも僅かに幅広く設定されてお
り、略中央から幅方向にU字状に折り返し可能とされ、
下面部(以下「下面」という)6aは、フランジ2dと
略同じ幅とされ、上面部(以下「上面」という)6b
は、下面6aよりも僅かに幅広とされている。そして、
上面6bの縁は、図に2点鎖線で示すように2つに折
り返した状態において下面6aの縁よりも外側に位置す
るようになっている。
【0011】このグロメット6の下面6aには、長手方
向に沿ってサンルーフハウジング2のフランジ2d’に
穿設された孔2e(図4)と対応する箇所に係止用の爪
6c(図3)が突設されており、上面6bの縁には折り
返した状態において下面6a側に臨み、且つルーフリン
ホース5の各スリット5b(図2)と対応する箇所に係
止用の爪6dが突設されている。この爪6dは、上面6
bを折り返した状態において図2に2点鎖線で示すよう
に下面6aの縁よりも外側に垂下するようになってい
る。かかる形状のグロメット6は、例えば、合成樹脂部
材により一体に形成されている。
【0012】以下にサンルーフハウジング2にルーフリ
ンホース5を取り付ける際の手順を図4により説明す
る。尚、左右両側の取り付けは同じであり、一側(左
側)について説明する。グロメット6は、図4(a)に
示すようにサンルーフハウジング2のフランジ2d’に
穿設された各孔2eに下面6aの各係止用爪6cが嵌合
されて当該フランジ2dに固定される。次いで、ルーフ
リンホース5がサンルーフハウジング2の左右のフラン
ジ2d’間に架橋され、その一端5aがグロメット6の
下面6a上に載置(b)される。次に、グロメット6
は、折り返えされて下面6aと上面6bとの間にルーフ
リンホース5の一端5aを挟みながら、各スリット5c
に各爪6dが嵌合されて当該ルーフリンホース5を係止
(c)する。
【0013】そして、サンルーフハウジング2にルーフ
リンホース5が固定された後、フランジ2d上に全周に
亘りシール部材例えば、シールスポンジ4が貼着され
る。尚、シールスポンジ4は、フランジ2d’にグロメ
ット6を取り付けた後、ルーフリンホース5を取り付け
る前に即ち、ルーフリンホース5を取り付ける前に貼着
してもよい。これにより同一のサンルーフハウジング2
を採用しつつ同一車種の4ドアセダン、ハードトップ、
ハッチバック等の多くのバリエーションのルーフ形状に
合う形状のルーフリンホースを使用することができる。
【0014】図5乃至図8は本考案の他の実施例を示
し、ルーフリンホース7は、一端7aの略中央に切欠7
b(図5)が形成され、一方、サンルーフ2のフランジ
2d’の所定箇所には、孔2f(図7(a))が穿設さ
れている。また、グロメット8は、二つ折りに折り返し
可能とされ、下面8aの略中央に孔8cが穿設され、上
面8bに当該孔8cと対応して係止用の爪8dが突設さ
れている。そして、上面8bの爪8dは、グロメット8
が二つに折り返された際に下面8aの孔8cを貫通し、
更にフランジ2d’の孔2fに嵌合するようになってい
る。
【0015】グロメット8は、図7(a)に示すように
二つ折りに折り返され、上面8bの爪8dが下面8aの
孔8cを貫通した状態でサンルーフハウジング2のフラ
ンジ2d’上に載置され、更に当該爪8dが当該フラン
ジ2d’の孔2fに嵌合されて当該フランジ2d’に係
止(b)される。ルーフリンホース7は、サンルーフハ
ウジング8の左右のフランジ2d’間に架橋(c)さ
れ、各端7aがグロメット8の下面8aと上面8bとの
間に挿入され、且つ切欠7bが係止用爪8dと嵌合して
係止(図8)される。次いで、フランジ2dの上面に全
周に亘りシールスポンジ4が貼着(図5、図7)され
る。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、
ンルーフハウジングの左右のフランジに架橋するルーフ
リンホースの両端を夫々グロメットを介してフランジに
取り付けることで、同一のサンルーフハウジングを使用
しつつ、ルーフリンホースの形状を採用すべき車両のル
ーフの形状に合わせることが可能となり、組付け性、見
栄え等の向上を図ることができ、また、構造も簡単であ
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したサンルーフユニットの一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1のルーフリンホースの取付部の拡大図であ
る。
【図3】図2の矢線III−IIIに沿う断面図であ
る。
【図4】図1のルーフリンホースの組付け手順を示す図
である。
【図5】本考案の他の実施例を示すルーフリンホースの
取付部の斜視図である。
【図6】図5のグロメットの断面図である。
【図7】図5のルーフリンホースの組付け手順を示す図
である。
【図8】図5のルーフリンホースを組付けた状態におけ
る上面図である。
【図9】従来のサンルーフユニットの斜視図である。
【図10】図9のサンルーフユニットとルーフパネルと
の一部断面図である。
【符号の説明】
2 サンルーフハウジング 2a 窓 2b 側壁 2d、2d’ フランジ 4 シールスポンジ 5、7 ルーフリンホース 6、8 グロメット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンルーフハウジングの左右のフランジ
    に当該サンルーフハウジングを架橋するルーフリンホー
    スの両端を取り付けるサンルーフ車のルーフリンホース
    取付構造において、前記フランジに係合用の孔を設け、
    対向する下面部と上面部を存してU字形状に形成され、
    前記下面部に前記フランジの係合用の孔に着脱可能に係
    合する第1の係止用爪が設けられ、前記上面部先端に前
    記U字形状に折り曲げられたときに前記下面部側に向か
    う第2の係止用爪が形成されたグロメットを、前記フラ
    ンジに載置して前記係合用の孔に前記第1の係止用爪を
    係合させて取り付け、前記グロメットの下面部と上面部
    との間に前記ルーフリンホースの端部を挟持すると共
    に、当該端部に設けた係合用の孔に前記第2の係止用爪
    を係合させて前記フランジに前記ルーフリンホースを取
    り付けることを特徴とするサンルーフ車のルーフリンホ
    ース取付構造。
  2. 【請求項2】 サンルーフハウジングの左右のフランジ
    に当該サンルーフハウジングを架橋するルーフリンホー
    スの両端を取り付けるサンルーフ車のルーフリンホース
    取付構造において、前記フランジに係合用の孔を設け、
    対向する下面部と上面部を存してU字形状に形成され、
    前記下面部に前記フランジの係合用の孔と対応する係合
    用の孔が設けられ、前記上面部に前記U字形状に折り曲
    げられたときに前記下面部の係合用の孔と前記フランジ
    の係合用の孔に係合する係止用の爪が設けられたグロメ
    ットを、前記U字形状に前記フランジに載置し前記係止
    用の爪を介して取り付け、前記グロメットの下面部と上
    面部との間に前記ルーフリンホースの端部を挟持させる
    と共に、当該端部に設けた係合部を前記グロメットの係
    止用爪に係合させて前記フランジに前記ルーフリンホー
    スを取り付けることを特徴とするサンルーフ車のルーフ
    リンホース取付構造。
JP1991056186U 1991-07-18 1991-07-18 サンルーフ車のルーフリンホース取付構造 Expired - Lifetime JP2555054Y2 (ja)

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JPH0510047U JPH0510047U (ja) 1993-02-09
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