JPH049996Y2 - - Google Patents
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- JPH049996Y2 JPH049996Y2 JP1985145170U JP14517085U JPH049996Y2 JP H049996 Y2 JPH049996 Y2 JP H049996Y2 JP 1985145170 U JP1985145170 U JP 1985145170U JP 14517085 U JP14517085 U JP 14517085U JP H049996 Y2 JPH049996 Y2 JP H049996Y2
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- bottom plate
- thread
- presser foot
- needle
- movable knife
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- 238000009966 trimming Methods 0.000 claims description 10
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 4
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 4
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 4
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動糸切りミシンの布押えに関し、
詳しくは、強度の高いポリエステル長繊維糸や、
ナイロン長繊維糸を使用して縫製作業を行う際
に、縫い始めの針糸が縫製物の表面に長く残るの
を防止して切断し得る固定刃を設けた自動糸切り
ミシンの布押えに関する。
詳しくは、強度の高いポリエステル長繊維糸や、
ナイロン長繊維糸を使用して縫製作業を行う際
に、縫い始めの針糸が縫製物の表面に長く残るの
を防止して切断し得る固定刃を設けた自動糸切り
ミシンの布押えに関する。
(従来の技術)
第12図に、従来の自動糸切りミシンの布押え
の分解図を示す。
の分解図を示す。
21は底板支持体であり、下面の凹み21aと
上面中間の切欠き21bおよび先端部の針落ち溝
21cを設けてある。凹み21aは、後記する可
動ナイフ22が回動して一側に入り込み、縫製終
了後の針糸を切断すると共に切断された針糸の先
端部を可動ナイフ22の上面と凹み21aの底面
との間で挟み込んで支持するためのものである。
22は、可動ナイフであり、旋回軸23の端面に
ナイフ止めねじ22aにて固定し、該旋回軸23
を底板支持体21に設けた通孔21dに遊挿して
突出させる。そして、旋回軸23の突出上端部
に、ボール駆動レバー24の基端部の通孔24a
を嵌合固定する。このようにして、可動ナイフ2
2は、底板支持体21の下面凹み21a内に位置
し、回動して凹み21aの一側に入り込むことが
可能である。
上面中間の切欠き21bおよび先端部の針落ち溝
21cを設けてある。凹み21aは、後記する可
動ナイフ22が回動して一側に入り込み、縫製終
了後の針糸を切断すると共に切断された針糸の先
端部を可動ナイフ22の上面と凹み21aの底面
との間で挟み込んで支持するためのものである。
22は、可動ナイフであり、旋回軸23の端面に
ナイフ止めねじ22aにて固定し、該旋回軸23
を底板支持体21に設けた通孔21dに遊挿して
突出させる。そして、旋回軸23の突出上端部
に、ボール駆動レバー24の基端部の通孔24a
を嵌合固定する。このようにして、可動ナイフ2
2は、底板支持体21の下面凹み21a内に位置
し、回動して凹み21aの一側に入り込むことが
可能である。
底板支持体21の下面には、針落ち溝25aを
有する通常の布押え底板25が、底板支持体21
に設けた各通孔21e,21e′に挿入され、布押
え底板25に設けた各ねじ孔25b,25b′にそ
れぞれ螺合する4本の底板止めねじ26a,26
a′にて固定される。
有する通常の布押え底板25が、底板支持体21
に設けた各通孔21e,21e′に挿入され、布押
え底板25に設けた各ねじ孔25b,25b′にそ
れぞれ螺合する4本の底板止めねじ26a,26
a′にて固定される。
また、底板支持体の切欠き21bに、押え支持
体27の脚部27aが挿入され、丁番ねじ28を
底板支持体の切欠き21bの一方の側壁に設けた
通孔21b′および脚部27aに設けた通孔27
a′を挿通し、通孔21b′に対向する他方の側壁に
設けたねじ孔21b″に螺締して、押え支持体27
が底板支持体21に揺動可能に取付けられる。
体27の脚部27aが挿入され、丁番ねじ28を
底板支持体の切欠き21bの一方の側壁に設けた
通孔21b′および脚部27aに設けた通孔27
a′を挿通し、通孔21b′に対向する他方の側壁に
設けたねじ孔21b″に螺締して、押え支持体27
が底板支持体21に揺動可能に取付けられる。
更に、押え支持体27の二叉部27bには、シ
ヤンクレバー29が段ねじ30にて軸支され、一
端部に設けた長孔29aにボール駆動レバー24
のボール部が係合し、他端の通孔29bを使用し
て縫製終了時の糸切り指令によつて作動する図外
のエアシリンダまたはソレノイド等に連結され、
かつ上記のように構成された自動糸切りミシンの
布押えが図外の自動糸切りミシンの布押え棒に取
付けられている。
ヤンクレバー29が段ねじ30にて軸支され、一
端部に設けた長孔29aにボール駆動レバー24
のボール部が係合し、他端の通孔29bを使用し
て縫製終了時の糸切り指令によつて作動する図外
のエアシリンダまたはソレノイド等に連結され、
かつ上記のように構成された自動糸切りミシンの
布押えが図外の自動糸切りミシンの布押え棒に取
付けられている。
従来の自動糸切りミシンの布押えは、上記のよ
うに構成されているので、次のように作用する。
うに構成されているので、次のように作用する。
ミシンの縫製作業中は、シヤンクレバー29の
他端部が第12図上にて矢印A方向に引かれ、長
孔29aに係合するボール駆動レバー24のボー
ル部がてこ作用によつて矢印B方向に回動し、第
11図に示すように可動ナイフ22が凹み21a
の一側に入り込んだ状態になつている。
他端部が第12図上にて矢印A方向に引かれ、長
孔29aに係合するボール駆動レバー24のボー
ル部がてこ作用によつて矢印B方向に回動し、第
11図に示すように可動ナイフ22が凹み21a
の一側に入り込んだ状態になつている。
縫製作業が終わり、針が縫製物から上昇し、針
上停止位置で停止した際、エアシリンダまたはソ
レノイド等が作動し、シヤンクレバー29の他端
部が矢印A方向と反対方向に引かれ、長孔29a
に係止するボール駆動レバー24のボール部がて
こ作用にて矢印B方向と反対方向に移動し、旋回
軸23が回動し、可動ナイフ22は第10図示の
ように底板支持体の凹み21aの他側に入り込ん
で開いた状態になる。可動ナイフ22が開く際、
縫製物と針との間の針糸は可動ナイフ22の湾曲
する背に沿つて押し退けられる。可動ナイフ22
が開き終わると直ちにエアシリンダまたはソレノ
イド等の作動が切り替わり、可動ナイフ22を凹
み21aの一側に入り込ませて復帰させる。その
際、針糸31は、第3図にて分かるように縫製物
40と針35との間で可動ナイフ22に引つ掛け
られて保持に必要な糸量がたぐられた後、切断さ
れ、針糸31の先端部は、可動ナイフ22の上面
と該凹み21aの底面との間に挟み込まれて保持
される。可動ナイフ22は次の縫製終了まで、こ
の保持位置を採つたままである。
上停止位置で停止した際、エアシリンダまたはソ
レノイド等が作動し、シヤンクレバー29の他端
部が矢印A方向と反対方向に引かれ、長孔29a
に係止するボール駆動レバー24のボール部がて
こ作用にて矢印B方向と反対方向に移動し、旋回
軸23が回動し、可動ナイフ22は第10図示の
ように底板支持体の凹み21aの他側に入り込ん
で開いた状態になる。可動ナイフ22が開く際、
縫製物と針との間の針糸は可動ナイフ22の湾曲
する背に沿つて押し退けられる。可動ナイフ22
が開き終わると直ちにエアシリンダまたはソレノ
イド等の作動が切り替わり、可動ナイフ22を凹
み21aの一側に入り込ませて復帰させる。その
際、針糸31は、第3図にて分かるように縫製物
40と針35との間で可動ナイフ22に引つ掛け
られて保持に必要な糸量がたぐられた後、切断さ
れ、針糸31の先端部は、可動ナイフ22の上面
と該凹み21aの底面との間に挟み込まれて保持
される。可動ナイフ22は次の縫製終了まで、こ
の保持位置を採つたままである。
針糸31が綿糸のような短繊維糸の場合は、第
4図に示すように、次の縫製作業で縫製物40が
数針縫い進められると、可動ナイフ22と底板支
持体21とで保持された糸端31aと第1針目の
縫い目32との間の渡り糸31bは引張り力を受
けて適宜の個所で切断される。
4図に示すように、次の縫製作業で縫製物40が
数針縫い進められると、可動ナイフ22と底板支
持体21とで保持された糸端31aと第1針目の
縫い目32との間の渡り糸31bは引張り力を受
けて適宜の個所で切断される。
(考案が解決しよとする課題)
針糸31が綿糸のような短繊維糸の場合は、上
記のようにして切られるが、長繊維のポリエステ
ル糸やナイロン糸では、糸の強度が高く、前記の
ような強い張力が、渡り糸31bに加えられても
切れることなく、可動ナイフ22と底板支持体2
1との間から抜けたり、縫製が進行しても、糸端
31aが可動ナイフ22と底板支持体21とで保
持されたままとなり、作業者が手で無理に引き抜
くことになる。従つて、縫製物40の縫い始めに
渡り糸31bがそのまま長く残る結果となり、良
い製品とするためには、後の仕上工程にて長い渡
り糸31bを切り取るという手間を要した。
記のようにして切られるが、長繊維のポリエステ
ル糸やナイロン糸では、糸の強度が高く、前記の
ような強い張力が、渡り糸31bに加えられても
切れることなく、可動ナイフ22と底板支持体2
1との間から抜けたり、縫製が進行しても、糸端
31aが可動ナイフ22と底板支持体21とで保
持されたままとなり、作業者が手で無理に引き抜
くことになる。従つて、縫製物40の縫い始めに
渡り糸31bがそのまま長く残る結果となり、良
い製品とするためには、後の仕上工程にて長い渡
り糸31bを切り取るという手間を要した。
(課題を解決するための手段)
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、その構成は、下面の凹みと先端
部の針落ち溝とを有する底板支持体に旋回軸を遊
挿し、該旋回軸の下端部に前記凹みの一側に回動
して針糸を切断すると共に糸端を保持し得る可動
ナイフを固定し、駆動レバーの一端部を、旋回軸
の上端部に固定し、底板支持体下面に針落ち溝を
有する布押え底板を固定してなる自動糸切りミシ
ンの布押えにおいて、布押え底板の針落ち溝の中
央より底板支持体の凹みの一側に片寄つた位置
に、針落ち溝に連通する案内溝を設け、該案内溝
と交差する固定ナイフを布押え底板に設け、かつ
布押え底板の針落ち溝と案内溝との間に糸導入面
取り部を設けた自動糸切りミシンの布押えであ
る。
れたものであり、その構成は、下面の凹みと先端
部の針落ち溝とを有する底板支持体に旋回軸を遊
挿し、該旋回軸の下端部に前記凹みの一側に回動
して針糸を切断すると共に糸端を保持し得る可動
ナイフを固定し、駆動レバーの一端部を、旋回軸
の上端部に固定し、底板支持体下面に針落ち溝を
有する布押え底板を固定してなる自動糸切りミシ
ンの布押えにおいて、布押え底板の針落ち溝の中
央より底板支持体の凹みの一側に片寄つた位置
に、針落ち溝に連通する案内溝を設け、該案内溝
と交差する固定ナイフを布押え底板に設け、かつ
布押え底板の針落ち溝と案内溝との間に糸導入面
取り部を設けた自動糸切りミシンの布押えであ
る。
(作用)
このような布押えは、自動糸切りミシンに装備
される。
される。
縫製作業が一工程終わり、針を縫製物から上昇
させたなら、底板支持体に遊挿された旋回軸の上
端部に一端部が固定された駆動レバーに回動を与
える。これにより旋回軸の下端部に固定された可
動ナイフが、一旦開き揺動した後、前記底板支持
体の凹みの一側に入り込む。この際に縫製物と針
との間の針糸が、可動ナイフに引つ掛けられて保
持に必要な糸量がたぐられた後、切断され、針糸
の先端部は可動ナイフの上面と凹みの底板との間
に挟まれて保持される。
させたなら、底板支持体に遊挿された旋回軸の上
端部に一端部が固定された駆動レバーに回動を与
える。これにより旋回軸の下端部に固定された可
動ナイフが、一旦開き揺動した後、前記底板支持
体の凹みの一側に入り込む。この際に縫製物と針
との間の針糸が、可動ナイフに引つ掛けられて保
持に必要な糸量がたぐられた後、切断され、針糸
の先端部は可動ナイフの上面と凹みの底板との間
に挟まれて保持される。
次いで、次の縫製作業が進むと、可動ナイフと
底板支持体とで保持された糸端と第1針目の縫い
目との間の渡り糸は、張力を加えられながら、針
落ち溝から糸導入面取り部を経て案内溝へ入り込
み、糸端保持位置よりも第1針目の縫い目に近い
位置で固定ナイフの刃先に接触して切られる。可
動ナイフと底板支持体とで保持されて切断された
短い糸片は、次の糸切り作用で可動ナイフが開く
際に保持が解放され、底板支持体の凹みの開口部
又は布押え底板の針落ち溝から糸くずとして排出
される。
底板支持体とで保持された糸端と第1針目の縫い
目との間の渡り糸は、張力を加えられながら、針
落ち溝から糸導入面取り部を経て案内溝へ入り込
み、糸端保持位置よりも第1針目の縫い目に近い
位置で固定ナイフの刃先に接触して切られる。可
動ナイフと底板支持体とで保持されて切断された
短い糸片は、次の糸切り作用で可動ナイフが開く
際に保持が解放され、底板支持体の凹みの開口部
又は布押え底板の針落ち溝から糸くずとして排出
される。
(実施例)
以下、本考案の実施例について説明する。
第1〜11図は、1実施例を示す。先ず、従来
例と同様の構成部分について第6図を参照して簡
単に説明する。
例と同様の構成部分について第6図を参照して簡
単に説明する。
下面の凹み21aと先端部の針落ち溝21c
と、切欠き部21bとを有する底板支持体21の
通孔21dに旋回軸23が遊挿され、旋回軸23
の先端面に可動ナイフ22がナイフ止めねじ22
aにて固定され、旋回軸23の上端部にボール駆
動レバー24の一端部を固定し、他端部は、切欠
き部21bに脚部27aが丁番ねじ28によつて
揺動可能に取付けられた押え支持体27の先端部
に軸支されたシヤンクレバー29の一端部に係合
している。可動ナイフ22には、第7図に示すよ
うに下面に段をなすように刃部22bが形成され
ている。
と、切欠き部21bとを有する底板支持体21の
通孔21dに旋回軸23が遊挿され、旋回軸23
の先端面に可動ナイフ22がナイフ止めねじ22
aにて固定され、旋回軸23の上端部にボール駆
動レバー24の一端部を固定し、他端部は、切欠
き部21bに脚部27aが丁番ねじ28によつて
揺動可能に取付けられた押え支持体27の先端部
に軸支されたシヤンクレバー29の一端部に係合
している。可動ナイフ22には、第7図に示すよ
うに下面に段をなすように刃部22bが形成され
ている。
次に、第1,2図を参照して布押え底板1につ
いて説明する。第1図は、布押え底板1の平面
図、第2図は、同底面図である。針落ち溝2の中
心線上より底板支持体の凹み21a(第6図参照)
の一側に片寄つて案内溝3を設け、針落ち溝2と
案内溝3との間に糸導入面取り部3aを設けてあ
る。そして、布押え底板1の裏側に形成された溝
に固定ナイフ4を埋め込んで、その刃先を案内溝
3に交差させて止めねじ5にて固定してある。6
は、案内溝3に対して固定ナイフ4の取付けと反
対側の溝を埋める埋め板であるが、勿論、溝のこ
の部分を形成しないように工作することもでき
る。各7a,7bはねじ孔である。
いて説明する。第1図は、布押え底板1の平面
図、第2図は、同底面図である。針落ち溝2の中
心線上より底板支持体の凹み21a(第6図参照)
の一側に片寄つて案内溝3を設け、針落ち溝2と
案内溝3との間に糸導入面取り部3aを設けてあ
る。そして、布押え底板1の裏側に形成された溝
に固定ナイフ4を埋め込んで、その刃先を案内溝
3に交差させて止めねじ5にて固定してある。6
は、案内溝3に対して固定ナイフ4の取付けと反
対側の溝を埋める埋め板であるが、勿論、溝のこ
の部分を形成しないように工作することもでき
る。各7a,7bはねじ孔である。
以上のように構成された布押え底板1が、底板
支持体の各通孔21e,21e′に4本の底板止め
ねじ26a,26a′にて固定されている。
支持体の各通孔21e,21e′に4本の底板止め
ねじ26a,26a′にて固定されている。
次に、第3〜5図および第8〜11図を参照し
て作用について説明する。第3〜5図において、
底板支持体21は、凹み21aを形成した一側の
みを示してある。
て作用について説明する。第3〜5図において、
底板支持体21は、凹み21aを形成した一側の
みを示してある。
縫製作業が終わると、従来例の作用にて説明し
たと同様に、第3図に示すように針糸31は縫製
物40と針35との間で可動ナイフ22に引つ掛
けられた後、可動ナイフ22の刃部22bによつ
て切断され、針糸31の先端部は第9図に示すよ
うに可動ナイフ22の上面と底板支持体の凹み2
1aの底板との間に挟み込まれて保持される。す
なわち、可動ナイフ22は、ボール駆動レバー2
4の揺動作動によつて凹み21a内で回動し、第
10図に破線にて示す他側の非作動位置から針落
ち溝2を横切つて第11図に示す一側の作動位置
へと移行する。
たと同様に、第3図に示すように針糸31は縫製
物40と針35との間で可動ナイフ22に引つ掛
けられた後、可動ナイフ22の刃部22bによつ
て切断され、針糸31の先端部は第9図に示すよ
うに可動ナイフ22の上面と底板支持体の凹み2
1aの底板との間に挟み込まれて保持される。す
なわち、可動ナイフ22は、ボール駆動レバー2
4の揺動作動によつて凹み21a内で回動し、第
10図に破線にて示す他側の非作動位置から針落
ち溝2を横切つて第11図に示す一側の作動位置
へと移行する。
次いで、第4図に示すように縫製物40が数針
縫い進められると、縫製の進行につれて、可動ナ
イフ22と底板支持体21とで保持された糸端3
1aと第1針目の縫い目32との間の渡り糸31
bに強い張力が加わる。
縫い進められると、縫製の進行につれて、可動ナ
イフ22と底板支持体21とで保持された糸端3
1aと第1針目の縫い目32との間の渡り糸31
bに強い張力が加わる。
上記の状態に至つても切れない長繊維ポリエス
テル糸やナイロン糸は、更に、縫製作業の進行に
つれて、第5,8および9図に示すように糸導入
面取り部3aを経て案内溝3内に引き込まれ、渡
り糸31bは、可動ナイフ22による糸端保持位
置よりも縫製物40の第1針目の縫い目32に近
い位置で固定ナイフ4の刃先に接触して自動的に
切られる。切断された糸片は、可動ナイフ22の
次の開き作動に伴つて、可動ナイフ22による底
板支持体21との間の保持が解除され、底板支持
体の凹み21aの開口部又は布押え底板1の針落
ち溝2から糸くずとして外部に排出される。
テル糸やナイロン糸は、更に、縫製作業の進行に
つれて、第5,8および9図に示すように糸導入
面取り部3aを経て案内溝3内に引き込まれ、渡
り糸31bは、可動ナイフ22による糸端保持位
置よりも縫製物40の第1針目の縫い目32に近
い位置で固定ナイフ4の刃先に接触して自動的に
切られる。切断された糸片は、可動ナイフ22の
次の開き作動に伴つて、可動ナイフ22による底
板支持体21との間の保持が解除され、底板支持
体の凹み21aの開口部又は布押え底板1の針落
ち溝2から糸くずとして外部に排出される。
ところで上記実施例にあつては、固定ナイフ4
を布押え底板1の裏側つまり下面に固定したが、
固定ナイフ4を布押え底板1の上面側に固定し、
案内溝3と交差させてもほぼ同様の作用を得るこ
とができる。
を布押え底板1の裏側つまり下面に固定したが、
固定ナイフ4を布押え底板1の上面側に固定し、
案内溝3と交差させてもほぼ同様の作用を得るこ
とができる。
(考案の効果)
以上の説明によつて理解されるように、本考案
によれば、長繊維ポリエステル糸やナイロン糸の
ような引張り強さの強い糸でも、縫製の進行に伴
つて自動的に、かつ、可動ナイフによる糸端保持
位置に対し、縫製物の第1針目の縫い目に接近し
て確実に切断できるので、縫製物の表面に残る糸
の長さは極めて短いものとなり、仕上工程で糸端
を改めて切り取る手間を要しない。
によれば、長繊維ポリエステル糸やナイロン糸の
ような引張り強さの強い糸でも、縫製の進行に伴
つて自動的に、かつ、可動ナイフによる糸端保持
位置に対し、縫製物の第1針目の縫い目に接近し
て確実に切断できるので、縫製物の表面に残る糸
の長さは極めて短いものとなり、仕上工程で糸端
を改めて切り取る手間を要しない。
従つて、縫製作業の能率および縫製品質が共に
向上し、ひいては縫製品のコスト引下げが図れ
る。
向上し、ひいては縫製品のコスト引下げが図れ
る。
第1〜11図は本考案の実施例を示し、第1図
は布押え底板を示す平面図、第2図は同じく底面
図、第3〜5図はそれぞれ作用説明図、第6図は
布押えを分解して示す斜視図、第7図は可動ナイ
フおよびボール駆動レバーを下方から示す分解斜
視図、第8図は固定ナイフの作用説明図、第9〜
11図はそれぞれ可動ナイフの作用説明図、第1
2図は従来例を示す分解斜視図である。 1,25……布押え底板、2,21c,25a
……針落ち溝、3……案内溝、3a……糸導入面
取り部、4……固定ナイフ、7a,7b……ねじ
孔、21……底板支持体、21a……凹み、22
……可動ナイフ、23……旋回軸、24……ボー
ル駆動レバー(駆動レバー)、27……押え支持
体、29……シヤンクレバー(レバー)、31…
…針糸、31a……糸端、31b……渡り糸。
は布押え底板を示す平面図、第2図は同じく底面
図、第3〜5図はそれぞれ作用説明図、第6図は
布押えを分解して示す斜視図、第7図は可動ナイ
フおよびボール駆動レバーを下方から示す分解斜
視図、第8図は固定ナイフの作用説明図、第9〜
11図はそれぞれ可動ナイフの作用説明図、第1
2図は従来例を示す分解斜視図である。 1,25……布押え底板、2,21c,25a
……針落ち溝、3……案内溝、3a……糸導入面
取り部、4……固定ナイフ、7a,7b……ねじ
孔、21……底板支持体、21a……凹み、22
……可動ナイフ、23……旋回軸、24……ボー
ル駆動レバー(駆動レバー)、27……押え支持
体、29……シヤンクレバー(レバー)、31…
…針糸、31a……糸端、31b……渡り糸。
Claims (1)
- 下面の凹みと先端部の針落ち溝とを有する底板
支持体に旋回軸を遊挿し、該旋回軸の下端部に前
記凹みの一側に回動して針糸を切断すると共に糸
端を保持し得る可動ナイフを固定し、駆動レバー
の一端部を、旋回軸の上端部に固定し、底板支持
体下面に針落ち溝を有する布押え底板を固定して
なる自動糸切りミシンの布押えにおいて、布押え
底板の針落ち溝の中央より底板支持体の凹みの一
側に片寄つた位置に、針落ち溝に連通する案内溝
を設け、該案内溝と交差する固定ナイフを布押え
底板に設け、かつ布押え底板の針落ち溝と案内溝
との間に糸導入面取り部を設けたことを特徴とす
る自動糸切りミシンの布押え。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985145170U JPH049996Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985145170U JPH049996Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6254682U JPS6254682U (ja) | 1987-04-04 |
JPH049996Y2 true JPH049996Y2 (ja) | 1992-03-12 |
Family
ID=31056462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985145170U Expired JPH049996Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH049996Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6057370B2 (ja) * | 1978-11-10 | 1985-12-14 | 丸谷化工機株式会社 | 吸着塔における処理液体の化学変化を抑止する方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6057370U (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-22 | 綿貫 寿彦 | ミシンにおける縫糸切断装置付押え金 |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP1985145170U patent/JPH049996Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6057370B2 (ja) * | 1978-11-10 | 1985-12-14 | 丸谷化工機株式会社 | 吸着塔における処理液体の化学変化を抑止する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6254682U (ja) | 1987-04-04 |
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