JPH0616618Y2 - ミシンの糸切り用ナイフ装置 - Google Patents
ミシンの糸切り用ナイフ装置Info
- Publication number
- JPH0616618Y2 JPH0616618Y2 JP1988143438U JP14343888U JPH0616618Y2 JP H0616618 Y2 JPH0616618 Y2 JP H0616618Y2 JP 1988143438 U JP1988143438 U JP 1988143438U JP 14343888 U JP14343888 U JP 14343888U JP H0616618 Y2 JPH0616618 Y2 JP H0616618Y2
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- Japan
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- thread
- cutting knife
- limb
- thread cutting
- needle
- Prior art date
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B65/00—Devices for severing the needle or lower thread
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ミシンのベツドの下方に備えられる糸切り
用ナイフ装置に関するものである。
用ナイフ装置に関するものである。
この種の糸切り用ナイフ装置は、ミシンの糸切り装置に
備えられる。糸切り装置は、縫製終了後に、針が縫製布
表面から上昇した上停止位置に向かう間に、縫製布の下
方つまり縫製布が載置された針板と釜との間において、
上糸の布側上糸糸環肢部及び下糸からなる縫糸を糸切り
用ナイフ装置によつて切断する装置であり、この装置を
備えるミシンは糸切りミシンと称されている。このよう
な従来の糸切り装置にあつては、次の縫製に際して第1
針目より適正な縫い目を形成するために、縫製完了後、
縫製布の下面にできるだけ近い針板下方において上糸の
布側上糸糸環肢部及び下糸を切断し、充分な長さの上・
下糸をミシン側に残すことが理想である。また、針板に
できるだけ近い箇所において上・下糸を切断することに
より、縫製布に残る上・下糸の糸端も短くなり、縫製布
から糸端を除く後加工も不要になるので、縫製作業の能
率も向上する。加えて、縫製後に縫製布に残る上・下糸
の糸端は、前記後加工において鋭利な刃物にて切断した
場合と同様の鋭い切断部を形成することが、その品質を
確保する上から要請される。
備えられる。糸切り装置は、縫製終了後に、針が縫製布
表面から上昇した上停止位置に向かう間に、縫製布の下
方つまり縫製布が載置された針板と釜との間において、
上糸の布側上糸糸環肢部及び下糸からなる縫糸を糸切り
用ナイフ装置によつて切断する装置であり、この装置を
備えるミシンは糸切りミシンと称されている。このよう
な従来の糸切り装置にあつては、次の縫製に際して第1
針目より適正な縫い目を形成するために、縫製完了後、
縫製布の下面にできるだけ近い針板下方において上糸の
布側上糸糸環肢部及び下糸を切断し、充分な長さの上・
下糸をミシン側に残すことが理想である。また、針板に
できるだけ近い箇所において上・下糸を切断することに
より、縫製布に残る上・下糸の糸端も短くなり、縫製布
から糸端を除く後加工も不要になるので、縫製作業の能
率も向上する。加えて、縫製後に縫製布に残る上・下糸
の糸端は、前記後加工において鋭利な刃物にて切断した
場合と同様の鋭い切断部を形成することが、その品質を
確保する上から要請される。
しかしながら、従来の糸切り用ナイフ装置にあつては、
布側上糸糸環肢部及び下糸と針側上糸糸環肢部とを確実
に分離し、かつ縫製布に近い理想的な箇所で上・下糸を
切断することは困難であり、また糸切りナイフの刃部と
上・下糸とが強く接触するようになつていた。その結
果、上・下糸の糸端が、縫製布に長く残るのみならず、
糸切りナイフの刃部によつて損傷を受け、見栄えに劣る
という不具合があつた。
布側上糸糸環肢部及び下糸と針側上糸糸環肢部とを確実
に分離し、かつ縫製布に近い理想的な箇所で上・下糸を
切断することは困難であり、また糸切りナイフの刃部と
上・下糸とが強く接触するようになつていた。その結
果、上・下糸の糸端が、縫製布に長く残るのみならず、
糸切りナイフの刃部によつて損傷を受け、見栄えに劣る
という不具合があつた。
例えば、特公昭57−54158号に開示されているミ
シンの糸切り装置は、そのナイフ装置が、釜の外周に沿
つて移動可能な糸切りナイフと糸さばき板とで構成され
ているが、平板状の糸切りナイフが平板状の糸さばき板
の上方に配置され、二叉状の捕捉部によつて布側上糸糸
環肢部及び下糸と針側上糸糸環肢部とを分離捕捉し、糸
切りナイフの先端の刃部が、糸さばき板の先端の捕捉部
と交差して、1個の刃によつて緊張状態の縫糸を切断す
るようになつていたため、切断箇所が必ずしも一定せ
ず、かつ刃部によつて切断部付近の上・下糸を損傷させ
易く、更には布側上糸糸環肢部及び下糸と針側上糸糸環
肢部との分離と、切断後の布側上糸糸環肢部及び下糸の
短縮とを両立させ難い。
シンの糸切り装置は、そのナイフ装置が、釜の外周に沿
つて移動可能な糸切りナイフと糸さばき板とで構成され
ているが、平板状の糸切りナイフが平板状の糸さばき板
の上方に配置され、二叉状の捕捉部によつて布側上糸糸
環肢部及び下糸と針側上糸糸環肢部とを分離捕捉し、糸
切りナイフの先端の刃部が、糸さばき板の先端の捕捉部
と交差して、1個の刃によつて緊張状態の縫糸を切断す
るようになつていたため、切断箇所が必ずしも一定せ
ず、かつ刃部によつて切断部付近の上・下糸を損傷させ
易く、更には布側上糸糸環肢部及び下糸と針側上糸糸環
肢部との分離と、切断後の布側上糸糸環肢部及び下糸の
短縮とを両立させ難い。
この考案は、このような従来の技術的課題に鑑みてなさ
れたものであり、その構成は、ミシンベツドと、該ミシ
ンベツドに回転自在に支承された下軸と、該ミシンベツ
ドに装着された針板と、該下軸に取付けられ、縫い目形
成時に該針板を通つて延びる針と協働する釜と、該釜に
隣接して配置され、一連の縫い目形成後に該釜と該針板
との間で交差して布側上糸糸環肢部及び下糸を切断する
糸切りナイフ及び糸さばき板と、該糸切りナイフ及び糸
さばき板をそれぞれ駆動する駆動機構とを備え、前記糸
切りナイフ及び糸さばき板は、それぞれ前記下軸に相対
回動自在に支承され、該下軸の軸線を中心とするほぼ円
弧形をなし、かつ該糸切りナイフは、先端部上縁に刃部
が形成され、該糸さばき板は、布側上糸糸環肢部及び下
糸と針側上糸糸環肢部との間に突入する糸分け部が、該
糸切りナイフの下面側に位置し、該糸切りナイフ側に突
出するように形成され、該糸分け部の基部一側縁が布側
上糸糸環肢部及び下糸を係止する糸引込部を形成すると
共に、該糸切りナイフの刃部に対して前記針板側に位置
し、該糸切りナイフの刃部と交差する刃部が形成されて
いるミシンの糸切り用ナイフ装置であり、糸切りナイフ
の刃部の下縁角部には、面取り部を形成することができ
る。
れたものであり、その構成は、ミシンベツドと、該ミシ
ンベツドに回転自在に支承された下軸と、該ミシンベツ
ドに装着された針板と、該下軸に取付けられ、縫い目形
成時に該針板を通つて延びる針と協働する釜と、該釜に
隣接して配置され、一連の縫い目形成後に該釜と該針板
との間で交差して布側上糸糸環肢部及び下糸を切断する
糸切りナイフ及び糸さばき板と、該糸切りナイフ及び糸
さばき板をそれぞれ駆動する駆動機構とを備え、前記糸
切りナイフ及び糸さばき板は、それぞれ前記下軸に相対
回動自在に支承され、該下軸の軸線を中心とするほぼ円
弧形をなし、かつ該糸切りナイフは、先端部上縁に刃部
が形成され、該糸さばき板は、布側上糸糸環肢部及び下
糸と針側上糸糸環肢部との間に突入する糸分け部が、該
糸切りナイフの下面側に位置し、該糸切りナイフ側に突
出するように形成され、該糸分け部の基部一側縁が布側
上糸糸環肢部及び下糸を係止する糸引込部を形成すると
共に、該糸切りナイフの刃部に対して前記針板側に位置
し、該糸切りナイフの刃部と交差する刃部が形成されて
いるミシンの糸切り用ナイフ装置であり、糸切りナイフ
の刃部の下縁角部には、面取り部を形成することができ
る。
しかして、1個の縫製布に対する縫製が終了したなら、
ペダル等の操作による制御装置からの電気信号によつ
て、針を一旦下停止させると共に、制御装置の作用によ
つて針が上停止位置へ移行する間に、針板の下方におい
て、上糸の布側上糸糸環肢部及び下糸が糸さばき板と糸
切りナイフとによつて切断される。
ペダル等の操作による制御装置からの電気信号によつ
て、針を一旦下停止させると共に、制御装置の作用によ
つて針が上停止位置へ移行する間に、針板の下方におい
て、上糸の布側上糸糸環肢部及び下糸が糸さばき板と糸
切りナイフとによつて切断される。
次に、この糸切り作動について説明する。縫製終了後に
針が下停止位置から上方に向けて移動するのに伴つて、
上糸は釜に環状に巻き付く。次いで、針の上方移動に伴
つて駆動機構を作動させて、糸さばき板を下軸の軸線を
中心として一方向に回動させ、糸切りナイフを他方向に
回動させれば、釜の一側に位置する上糸の布側上糸糸環
肢部及び下糸と、釜の他側に位置する上糸の針側上糸糸
環肢部との間に、糸分け部が突入し、切断すべき布側上
糸糸環肢部及び下糸を糸引込部に導入係止させる。この
布側上糸糸環肢部及び下糸の糸引込部への導入は、糸切
りナイフの先端にて押し込められつつなされ、糸切りナ
イフの刃部と糸さばき板の刃部との近接に伴つて、切断
すべき布側上糸糸環肢部及び下糸が次第に緊張すると共
に、糸切りナイフの刃部よりも糸さばき板の糸引込部側
つまりミシン側に適当な長さの上・下糸が確保される。
次いで、布側上糸糸環肢部及び下糸を伴つて、糸切りナ
イフの刃部と糸さばき板の刃部とが交差し、布側上糸糸
環肢部及び下糸が針板の直下にて切断される。
針が下停止位置から上方に向けて移動するのに伴つて、
上糸は釜に環状に巻き付く。次いで、針の上方移動に伴
つて駆動機構を作動させて、糸さばき板を下軸の軸線を
中心として一方向に回動させ、糸切りナイフを他方向に
回動させれば、釜の一側に位置する上糸の布側上糸糸環
肢部及び下糸と、釜の他側に位置する上糸の針側上糸糸
環肢部との間に、糸分け部が突入し、切断すべき布側上
糸糸環肢部及び下糸を糸引込部に導入係止させる。この
布側上糸糸環肢部及び下糸の糸引込部への導入は、糸切
りナイフの先端にて押し込められつつなされ、糸切りナ
イフの刃部と糸さばき板の刃部との近接に伴つて、切断
すべき布側上糸糸環肢部及び下糸が次第に緊張すると共
に、糸切りナイフの刃部よりも糸さばき板の糸引込部側
つまりミシン側に適当な長さの上・下糸が確保される。
次いで、布側上糸糸環肢部及び下糸を伴つて、糸切りナ
イフの刃部と糸さばき板の刃部とが交差し、布側上糸糸
環肢部及び下糸が針板の直下にて切断される。
しかして、糸切りナイフの刃部は、その先端部上縁に形
成されているため、糸切りナイフの刃部と糸さばき板の
糸引込部との間に張設された布側上糸糸環肢部及び下糸
が糸切りナイフの刃部によつて摩擦を受けて損傷される
ことが防止される。その際、糸切りナイフの刃部の下縁
角部に、丸みを与えた面取り部を形成すれば、この面取
り部と大きく折れ曲がつた布側上糸糸環肢部及び下糸と
が摺接するようになるため、布側上糸糸環肢部及び下糸
の損傷が更に良好に防止される。
成されているため、糸切りナイフの刃部と糸さばき板の
糸引込部との間に張設された布側上糸糸環肢部及び下糸
が糸切りナイフの刃部によつて摩擦を受けて損傷される
ことが防止される。その際、糸切りナイフの刃部の下縁
角部に、丸みを与えた面取り部を形成すれば、この面取
り部と大きく折れ曲がつた布側上糸糸環肢部及び下糸と
が摺接するようになるため、布側上糸糸環肢部及び下糸
の損傷が更に良好に防止される。
布側上糸糸環肢部及び下糸が切断された後は、駆動機構
の前記糸切り作動時とは逆方向の作動によつて、糸さば
き板を下軸の軸線を中心として他方向に回動させ、糸切
りナイフを下軸の軸線を中心として一方向に回動させ
て、それぞれ元位置に復帰させる。
の前記糸切り作動時とは逆方向の作動によつて、糸さば
き板を下軸の軸線を中心として他方向に回動させ、糸切
りナイフを下軸の軸線を中心として一方向に回動させ
て、それぞれ元位置に復帰させる。
以下、この考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1〜5図は、この考案の1実施例を示す、第1図にお
いて符号1はミシンベツドを示し、ミシンベツド1上に
装着した針板2の直下には、下軸3が配置されている。
下軸3は、軸承メタル4を介してミシンベツド1に回動
自在かつ軸線方向の移動不能に支承され、図外の主軸に
連動して、主軸の1回転に対して2回転する。この下軸
3の先端部には、第3,4図に示すように周知の釜5が
取付けられ、釜5は、ミシンベツド1上の図外のミシン
アームに担持され、主軸に連動して上下動する針16と
協働して、ロツクステツチを形成する。
いて符号1はミシンベツドを示し、ミシンベツド1上に
装着した針板2の直下には、下軸3が配置されている。
下軸3は、軸承メタル4を介してミシンベツド1に回動
自在かつ軸線方向の移動不能に支承され、図外の主軸に
連動して、主軸の1回転に対して2回転する。この下軸
3の先端部には、第3,4図に示すように周知の釜5が
取付けられ、釜5は、ミシンベツド1上の図外のミシン
アームに担持され、主軸に連動して上下動する針16と
協働して、ロツクステツチを形成する。
そして、下軸3には、糸切りナイフ装置17が装備され
る。糸切りナイフ装置17は、下軸3にそれぞれ相対回
動自在に支承され、下軸3の軸線を中心とするほぼ円弧
形をなす糸切りナイフ7と糸さばき板6とを糸切り非作
動時にほぼ対向するように配置し、糸切りナイフ7及び
糸さばき板6をそれぞれ駆動する駆動機構18を付属さ
せて構成されている。そして、図外の縫製布に一連の縫
い目形成後に、糸切りナイフ7と糸さばき板6とが、駆
動機構18にてそれぞれ回動駆動されて、釜5と針板2
との間の空間にて交差するように作動し、上糸NTと下
糸BTとからなる縫糸を切断する。
る。糸切りナイフ装置17は、下軸3にそれぞれ相対回
動自在に支承され、下軸3の軸線を中心とするほぼ円弧
形をなす糸切りナイフ7と糸さばき板6とを糸切り非作
動時にほぼ対向するように配置し、糸切りナイフ7及び
糸さばき板6をそれぞれ駆動する駆動機構18を付属さ
せて構成されている。そして、図外の縫製布に一連の縫
い目形成後に、糸切りナイフ7と糸さばき板6とが、駆
動機構18にてそれぞれ回動駆動されて、釜5と針板2
との間の空間にて交差するように作動し、上糸NTと下
糸BTとからなる縫糸を切断する。
具体的には、糸切りナイフ7は、軸承メタル4の外周に
相対回動自在に外嵌させた筒状の糸切りナイフ取付台9
の外周に、第2図に示すねじ19によつて取付けられ、
また糸さばき板6は、軸承メタル4の外周に相対回動自
在に外嵌させた筒状の糸さばき板取付台8の外周に、第
2図に示すねじ20によつて取付けられる。このよう
な、糸切りナイフ取付台9の径方向の突出部9aは、リ
ンク13を介して糸切りナイフ揺動軸14と一体に揺動
する糸切りナイフ揺動腕15にピン結合され、また糸さ
ばき板取付台8のほぼ径方向の突出部8aは、リンク1
0を介して糸さばき板揺動軸11と一体に揺動する糸さ
ばき板揺動腕12にピン結合され、糸切りナイフ7及び
糸さばき板6をそれぞれ逆方向に回動駆動する駆動機構
18を形成している。しかして、この糸切りナイフ揺動
軸14及び糸さばき板揺動軸11は、それぞれミシンベ
ツド1に回動自在に支持され、下軸3によつて糸切り信
号発生時に互いに逆方向に回動駆動されるように構成さ
れ、例えば下軸3との間に介装したカム装置によつて、
糸切り信号発生時にそれぞれ回動駆動され、糸切りナイ
フ7と糸さばき板6とを釜5と針板2との間の空間で交
差させる。
相対回動自在に外嵌させた筒状の糸切りナイフ取付台9
の外周に、第2図に示すねじ19によつて取付けられ、
また糸さばき板6は、軸承メタル4の外周に相対回動自
在に外嵌させた筒状の糸さばき板取付台8の外周に、第
2図に示すねじ20によつて取付けられる。このよう
な、糸切りナイフ取付台9の径方向の突出部9aは、リ
ンク13を介して糸切りナイフ揺動軸14と一体に揺動
する糸切りナイフ揺動腕15にピン結合され、また糸さ
ばき板取付台8のほぼ径方向の突出部8aは、リンク1
0を介して糸さばき板揺動軸11と一体に揺動する糸さ
ばき板揺動腕12にピン結合され、糸切りナイフ7及び
糸さばき板6をそれぞれ逆方向に回動駆動する駆動機構
18を形成している。しかして、この糸切りナイフ揺動
軸14及び糸さばき板揺動軸11は、それぞれミシンベ
ツド1に回動自在に支持され、下軸3によつて糸切り信
号発生時に互いに逆方向に回動駆動されるように構成さ
れ、例えば下軸3との間に介装したカム装置によつて、
糸切り信号発生時にそれぞれ回動駆動され、糸切りナイ
フ7と糸さばき板6とを釜5と針板2との間の空間で交
差させる。
第2図に示すように、糸切りナイフ7には、円周方向に
突出する突出部7Aの先端上縁に鋭利な刃部7Bが形成
されている。また、糸さばき板6は、円周方向に突出す
る一端部6Aが二叉をなし、それぞれ円周方向に突出す
る糸分け部6B及び案内部6Hと、糸分け部6Bの基部
一側縁すなわち両部6B,6Hの谷に位置する糸引込部
6Cを形成している。この糸分け部6Bは、釜5の直上
に位置し、かつ糸切りナイフ7よりも釜5側つまり下側
に位置し、糸切りナイフ7に向けて糸切り作動方向に延
在している。そして、糸分け部6Bは、糸切り作動時
に、釜5に巻き付いて釜5の一側に位置する上糸NTの
布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTと、釜5の他側に
位置する上糸NTの針側上糸糸環肢部NT2との間に突
入し、これらを明確に分離し、切断すべき布側上糸糸環
肢部NT1及び下糸BTを案内部6Hとの間にて案内
し、糸分け部6Bよりも布側上糸糸環肢部NT1及び下
糸BT側に位置する糸引込部6Cに導入係止させる機能
を有する。この糸引込部6Cよりも基部側には、二叉を
なす糸分け部6B及び案内部6Hから傾斜面部6Iを介
して接続し、径方向の外側つまり上側に突出する円弧形
の段丘部6Dが形成され、傾斜面部6Iから段丘部6D
にかけて開設した開口部6E周囲の段丘部6Dの下縁に
は、鋭利な刃部6Fが形成されている。しかして、この
刃部6Fは、糸分け部6Bよりも針板2側に位置し、針
板2の直下で糸切りナイフ7の刃部7Bと協働して、布
側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTを切断する。
突出する突出部7Aの先端上縁に鋭利な刃部7Bが形成
されている。また、糸さばき板6は、円周方向に突出す
る一端部6Aが二叉をなし、それぞれ円周方向に突出す
る糸分け部6B及び案内部6Hと、糸分け部6Bの基部
一側縁すなわち両部6B,6Hの谷に位置する糸引込部
6Cを形成している。この糸分け部6Bは、釜5の直上
に位置し、かつ糸切りナイフ7よりも釜5側つまり下側
に位置し、糸切りナイフ7に向けて糸切り作動方向に延
在している。そして、糸分け部6Bは、糸切り作動時
に、釜5に巻き付いて釜5の一側に位置する上糸NTの
布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTと、釜5の他側に
位置する上糸NTの針側上糸糸環肢部NT2との間に突
入し、これらを明確に分離し、切断すべき布側上糸糸環
肢部NT1及び下糸BTを案内部6Hとの間にて案内
し、糸分け部6Bよりも布側上糸糸環肢部NT1及び下
糸BT側に位置する糸引込部6Cに導入係止させる機能
を有する。この糸引込部6Cよりも基部側には、二叉を
なす糸分け部6B及び案内部6Hから傾斜面部6Iを介
して接続し、径方向の外側つまり上側に突出する円弧形
の段丘部6Dが形成され、傾斜面部6Iから段丘部6D
にかけて開設した開口部6E周囲の段丘部6Dの下縁に
は、鋭利な刃部6Fが形成されている。しかして、この
刃部6Fは、糸分け部6Bよりも針板2側に位置し、針
板2の直下で糸切りナイフ7の刃部7Bと協働して、布
側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTを切断する。
そして、糸切りナイフ7の突出部7Aの刃部7Bの下縁
角部は、丸みを与えた面取り部7Cを形成し、糸切りナ
イフ7の糸切り作動時に、糸切りナイフ7の刃部7Bと
糸さばき板6の糸引込部6Cとの間に張設され、大きく
折れ曲がつた布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTがこ
の面取り部7Cと円滑に摺接し、損傷を受けないように
考慮してある。
角部は、丸みを与えた面取り部7Cを形成し、糸切りナ
イフ7の糸切り作動時に、糸切りナイフ7の刃部7Bと
糸さばき板6の糸引込部6Cとの間に張設され、大きく
折れ曲がつた布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTがこ
の面取り部7Cと円滑に摺接し、損傷を受けないように
考慮してある。
次に作用について説明する。
1個の縫製布に対する縫製が終了したなら、ペダル等の
操作による図外の制御装置からの電気信号によつて、針
16を一旦下停止させると共に、制御装置の作用によつ
て針16が上停止位置へ移行する間に、制御装置から糸
切り信号が出力され、縫製布が載置された針板2の下方
において糸さばき板6と糸切りナイフ7とが交差し、上
糸NTの布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTが自動的
に切断される。
操作による図外の制御装置からの電気信号によつて、針
16を一旦下停止させると共に、制御装置の作用によつ
て針16が上停止位置へ移行する間に、制御装置から糸
切り信号が出力され、縫製布が載置された針板2の下方
において糸さばき板6と糸切りナイフ7とが交差し、上
糸NTの布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTが自動的
に切断される。
次に、この糸切り作動について説明する。第3図は縫製
終了時を示し、針16は下停止位置から上方に向けて移
動中であり、上糸NTは釜5の回転に伴つて釜5に環状
に巻き付き、その上糸糸環NT3は漸次拡大し、糸さば
き板6及び糸切りナイフ7はそれぞれ糸切り作動直前の
状態にある。針16の上方移動に伴つて駆動機構18が
作動し、第4図に示すように糸さばき板6は下軸3の軸
線を中心として時計回り方向に回動を始め、釜5の一側
に位置する上糸NTの布側上糸糸環肢部NT1及び下糸
BTと、釜5の他側に位置する上糸NTの針側上糸糸環
肢部NT2との間に、糸分け部6Bが突入し、切断すべ
き布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTを案内部6Hと
の間にて案内しつつ糸引込部6Cに導入係止させる。こ
の布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTの糸引込部6C
への導入は、糸切りナイフ7の先端にて押し込められつ
つなされ、糸切りナイフ7の刃部7Bと糸さばき板6の
刃部6Fとの近接に伴つて、糸切りナイフ7の刃部7B
と糸さばき板6の糸引込部6Cとの間に張設された布側
上糸糸環肢部NT1及び下糸BTに適当な緊張が与えら
れると共に、糸切りナイフ7の刃部7Bよりも釜5側つ
まりミシン側に適当な長さの余裕が生ずる。しかして、
糸切りナイフ7の刃部7Bは、突出部7Aの先端上縁に
形成されているため、糸切りナイフ7の刃部7Bと糸さ
ばき板6の糸引込部6Cとの間に張設された布側上糸糸
環肢部NT1及び下糸BTが、糸切りナイフ7の刃部7
Bによつて損傷されることが回避される。更に、糸切り
ナイフ7の刃部7Bの下縁角部は、丸みを与えた面取り
部7Cを形成し、この面取り部7Cと大きく折れ曲がつ
た布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTとが摺接するよ
うになるため、布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTの
損傷が良好に防止される。但し、糸切りナイフ7の突出
部7Aの下面と糸さばき板6の一端部6Aの上面との間
に、上糸NT及び下糸BTを受け入れるために充分な空
間を確保して、糸さばき板6と糸切りナイフ7との相対
回動に伴う布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTの摩擦
による損傷を防止することが望ましい。
終了時を示し、針16は下停止位置から上方に向けて移
動中であり、上糸NTは釜5の回転に伴つて釜5に環状
に巻き付き、その上糸糸環NT3は漸次拡大し、糸さば
き板6及び糸切りナイフ7はそれぞれ糸切り作動直前の
状態にある。針16の上方移動に伴つて駆動機構18が
作動し、第4図に示すように糸さばき板6は下軸3の軸
線を中心として時計回り方向に回動を始め、釜5の一側
に位置する上糸NTの布側上糸糸環肢部NT1及び下糸
BTと、釜5の他側に位置する上糸NTの針側上糸糸環
肢部NT2との間に、糸分け部6Bが突入し、切断すべ
き布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTを案内部6Hと
の間にて案内しつつ糸引込部6Cに導入係止させる。こ
の布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTの糸引込部6C
への導入は、糸切りナイフ7の先端にて押し込められつ
つなされ、糸切りナイフ7の刃部7Bと糸さばき板6の
刃部6Fとの近接に伴つて、糸切りナイフ7の刃部7B
と糸さばき板6の糸引込部6Cとの間に張設された布側
上糸糸環肢部NT1及び下糸BTに適当な緊張が与えら
れると共に、糸切りナイフ7の刃部7Bよりも釜5側つ
まりミシン側に適当な長さの余裕が生ずる。しかして、
糸切りナイフ7の刃部7Bは、突出部7Aの先端上縁に
形成されているため、糸切りナイフ7の刃部7Bと糸さ
ばき板6の糸引込部6Cとの間に張設された布側上糸糸
環肢部NT1及び下糸BTが、糸切りナイフ7の刃部7
Bによつて損傷されることが回避される。更に、糸切り
ナイフ7の刃部7Bの下縁角部は、丸みを与えた面取り
部7Cを形成し、この面取り部7Cと大きく折れ曲がつ
た布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTとが摺接するよ
うになるため、布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTの
損傷が良好に防止される。但し、糸切りナイフ7の突出
部7Aの下面と糸さばき板6の一端部6Aの上面との間
に、上糸NT及び下糸BTを受け入れるために充分な空
間を確保して、糸さばき板6と糸切りナイフ7との相対
回動に伴う布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTの摩擦
による損傷を防止することが望ましい。
次いで、第5図に示すように布側上糸糸環肢部NT1及
び下糸BTを伴つて、糸切りナイフ7の刃部7Bが糸さ
ばき板6の開口部6Eに侵入し、糸さばき板6の刃部6
Fと糸切りナイフ7の刃部7Bとが交差し、布側上糸糸
環肢部NT1及び下糸BTが針板2の直下にて切断され
る。
び下糸BTを伴つて、糸切りナイフ7の刃部7Bが糸さ
ばき板6の開口部6Eに侵入し、糸さばき板6の刃部6
Fと糸切りナイフ7の刃部7Bとが交差し、布側上糸糸
環肢部NT1及び下糸BTが針板2の直下にて切断され
る。
布側上糸糸環肢部NT1及び下糸BTが切断された後
は、駆動機構18の前記糸切り作動時とは逆方向の作動
によつて、糸さばき板6は下軸3の軸線を中心として反
時計回り方向に回動し、糸切りナイフ7は下軸3の軸線
を中心として時計回り方向に回動し、それぞれ元位置に
復帰する。
は、駆動機構18の前記糸切り作動時とは逆方向の作動
によつて、糸さばき板6は下軸3の軸線を中心として反
時計回り方向に回動し、糸切りナイフ7は下軸3の軸線
を中心として時計回り方向に回動し、それぞれ元位置に
復帰する。
以上の説明によつて理解されるように、この考案によれ
ば、下記の効果が得られる。
ば、下記の効果が得られる。
(1)糸さばき板の糸分け部は、糸切りナイフよりも釜の
近くに位置して形成されているので、布側上糸糸環肢部
及び下糸と針側上糸糸環肢部との間の比較的大きな空間
に確実に突入し、これらを明確に分離することができ
る。
近くに位置して形成されているので、布側上糸糸環肢部
及び下糸と針側上糸糸環肢部との間の比較的大きな空間
に確実に突入し、これらを明確に分離することができ
る。
(2)布側上糸糸環肢部及び下糸は、糸さばき板の刃部と
糸切りナイフの刃部とによつて切断されるので、切断部
の仕上がりが良好であり、手直し等を要しないと共に、
糸さばき板の刃部は、糸分け部よりも針板側に位置する
ので、糸さばき板に刃部と糸分け部とを同一円周上に形
成した場合と比較して、切断後に縫製布側に残る上・下
糸端を短くすることができる。
糸切りナイフの刃部とによつて切断されるので、切断部
の仕上がりが良好であり、手直し等を要しないと共に、
糸さばき板の刃部は、糸分け部よりも針板側に位置する
ので、糸さばき板に刃部と糸分け部とを同一円周上に形
成した場合と比較して、切断後に縫製布側に残る上・下
糸端を短くすることができる。
(3)糸切りナイフの刃部と糸さばき板の糸引込部付近と
の間隔を大きく確保することが可能であり、しかも糸切
りナイフの刃部は先端部上縁に形成されているため、布
側上糸糸環肢部及び下糸の切断部付近は糸切り時までは
糸切りナイフの刃部と強く摺接することがなく、布側上
糸糸環肢部及び下糸の損傷が良好に防止される。加え
て、請求項2記載の考案によれば、布側上糸糸環肢部及
び下糸の大きな折れ曲がり箇所が、面取り部と摺接する
ようになるため、切断部付近の損傷が更に良好に抑制さ
れる。
の間隔を大きく確保することが可能であり、しかも糸切
りナイフの刃部は先端部上縁に形成されているため、布
側上糸糸環肢部及び下糸の切断部付近は糸切り時までは
糸切りナイフの刃部と強く摺接することがなく、布側上
糸糸環肢部及び下糸の損傷が良好に防止される。加え
て、請求項2記載の考案によれば、布側上糸糸環肢部及
び下糸の大きな折れ曲がり箇所が、面取り部と摺接する
ようになるため、切断部付近の損傷が更に良好に抑制さ
れる。
第1〜5図は、この考案の1実施例を示し、第1図はミ
シンの糸切り用ナイフ装置を釜を省略して一部断面にて
示す図、第2図は糸切り非作動時の糸さばき板及び糸切
りナイフの配置を示す斜視図、第3図,第4図及び第5
図は、それぞれ作用説明図である。 1:ミシンベツド,2:針板,3:下軸,5:釜,6:
糸さばき板,6A:一端部,6B:糸分け部,6C:糸
引込部,6D:段丘部,6E:開口部,6F:刃部,6
H:案内部,6I:傾斜面部,7:糸切りナイフ,7
A:突出部,7B:刃部,7C:面取り部,8:糸さば
き板取付台,8a:突出部,9:糸切りナイフ取付台,
9a:突出部,16:針,17:糸切りナイフ装置、1
8:駆動機構,NT:上糸,NT1:布側上糸糸環肢
部,NT2:針側上糸糸環肢部,NT3:上糸糸環,B
T:下糸。
シンの糸切り用ナイフ装置を釜を省略して一部断面にて
示す図、第2図は糸切り非作動時の糸さばき板及び糸切
りナイフの配置を示す斜視図、第3図,第4図及び第5
図は、それぞれ作用説明図である。 1:ミシンベツド,2:針板,3:下軸,5:釜,6:
糸さばき板,6A:一端部,6B:糸分け部,6C:糸
引込部,6D:段丘部,6E:開口部,6F:刃部,6
H:案内部,6I:傾斜面部,7:糸切りナイフ,7
A:突出部,7B:刃部,7C:面取り部,8:糸さば
き板取付台,8a:突出部,9:糸切りナイフ取付台,
9a:突出部,16:針,17:糸切りナイフ装置、1
8:駆動機構,NT:上糸,NT1:布側上糸糸環肢
部,NT2:針側上糸糸環肢部,NT3:上糸糸環,B
T:下糸。
Claims (2)
- 【請求項1】ミシンベツドと、該ミシンベツドに回転自
在に支承された下軸と、該ミシンベツドに装着された針
板と、該下軸に取付けられ、縫い目形成時に該針板を通
つて延びる針と協働する釜と、該釜に隣接して配置さ
れ、一連の縫い目形成後に該釜と該針板との間で交差し
て布側上糸糸環肢部及び下糸を切断する糸切りナイフ及
び糸さばき板と、該糸切りナイフ及び糸さばき板をそれ
ぞれ駆動する駆動機構とを備え、前記糸切りナイフ及び
糸さばき板は、それぞれ前記下軸に相対回動自在に支承
され、該下軸の軸線を中心とするほぼ円弧形をなし、か
つ該糸切りナイフは、先端部上縁に刃部が形成され、該
糸さばき板は、布側上糸糸環肢部及び下糸と針側上糸糸
環肢部との間に突入する糸分け部が、該糸切りナイフの
下面側に位置し、該糸切りナイフ側に突出するように形
成され、該糸分け部の基部一側縁が布側上糸糸環肢部及
び下糸を係止する糸引込部を形成すると共に、該糸切り
ナイフの刃部に対して前記針板側に位置し、該糸切りナ
イフの刃部と交差する刃部が形成されていることを特徴
とするミシンの糸切り用ナイフ装置。 - 【請求項2】糸切りナイフの刃部の下縁角部に面取り部
を形成した請求項1記載のミシンの糸切り用ナイフ装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988143438U JPH0616618Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | ミシンの糸切り用ナイフ装置 |
US07/425,256 US5027731A (en) | 1988-04-11 | 1989-10-23 | Thread cutting knife device in a sewing machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988143438U JPH0616618Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | ミシンの糸切り用ナイフ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0263786U JPH0263786U (ja) | 1990-05-14 |
JPH0616618Y2 true JPH0616618Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=15338707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988143438U Expired - Lifetime JPH0616618Y2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-11-04 | ミシンの糸切り用ナイフ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5027731A (ja) |
JP (1) | JPH0616618Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2566199Y2 (ja) * | 1992-07-27 | 1998-03-25 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの自動糸切り装置 |
US5289791A (en) * | 1993-03-31 | 1994-03-01 | General Motors Corporation | Sewing machine with thread wiper and auxiliary cutter |
US20050263054A1 (en) * | 2002-11-28 | 2005-12-01 | Sei Kato | Flocking machine |
DE102007033869A1 (de) * | 2007-07-20 | 2009-01-29 | Eads Deutschland Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zur Bereitstellung von abgelängten Rovings sowie Maschine zur Verstärkung eines textilen Halbzeugs |
CN111850857B (zh) * | 2019-04-24 | 2021-11-26 | 吴谨明 | 柱筒型缝纫机的切线装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3512491A (en) * | 1967-09-27 | 1970-05-19 | Kochs Adler Ag | Thread cutting mechanism for lockstitch sewing machines |
US3728978A (en) * | 1970-12-31 | 1973-04-24 | Mitsubishi Electric Corp | Thread trimming mechanism for sewing machines |
GB1417320A (en) * | 1973-02-09 | 1975-12-10 | Janome Sewing Machine Co Ltd | Sewing machine with automatic thread cutting device |
JPS5643758B2 (ja) * | 1973-05-30 | 1981-10-14 | ||
JPS57142290A (en) * | 1981-02-26 | 1982-09-02 | Aisin Seiki | Cutter for sewing thread in sewing machine |
-
1988
- 1988-11-04 JP JP1988143438U patent/JPH0616618Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-10-23 US US07/425,256 patent/US5027731A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0263786U (ja) | 1990-05-14 |
US5027731A (en) | 1991-07-02 |
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