JPH0499628A - 印刷シリンダの洗浄方法および装置 - Google Patents

印刷シリンダの洗浄方法および装置

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JPH0499628A
JPH0499628A JP2218777A JP21877790A JPH0499628A JP H0499628 A JPH0499628 A JP H0499628A JP 2218777 A JP2218777 A JP 2218777A JP 21877790 A JP21877790 A JP 21877790A JP H0499628 A JPH0499628 A JP H0499628A
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    • B41P2235/00Cleaning
    • B41P2235/10Cleaning characterised by the methods or devices
    • B41P2235/20Wiping devices
    • B41P2235/23Brushes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は印刷シリンダの洗浄方法および装置に係り、特
に乾式でブランケット胴等の印刷シリンダ表面の洗浄を
行なう洗浄方法および装置に関する。
【従来の技術】
一般に、印刷シリンダの特にプランケ・ソト胴にはイン
キカスや紙粉が付着するため、定期的に印刷シリンダ表
面の洗浄を行なっている。 従来の洗浄方式は、洗浄液を含浸させたブラシロールに
よってブランケット胴の表面を湿式洗浄しく特公昭44
−2166号公報)、あるいは洗浄シートをブランケッ
ト胴の表面に押圧しつつ接触部に洗浄液を噴射し、胴と
の相対回転により洗浄を行なうものとなっている。いず
れにしても洗浄液としてインキと親和性のある溶剤を用
い、ブラシや洗浄シートに含浸させてプランケ・ント胴
の表面を洗浄させる湿式の洗浄方式となっていた。
【発明が解決しようとする課8】 ところで、従来の洗浄方式では、より高い洗浄力を得る
ためには有機溶剤の使用が必要とされ、かつ消防法上の
いわゆる危険物を使用することが多かった。また、危険
物の使用は設備上大きな制約を受けるため、フロン等を
混入し、引火点を抑える等の処理をすることによって非
危険物扱いにして対処することを行なっている例もある
が、近年に至り、社会的要請もあってフロンの使用が不
可能となってきた状況がある。したがって、使用する洗
浄液並びにその廃液、または溶剤が含浸される洗浄シー
ト等の取扱いが大きな問題となっていた。 本来、環境上の観点や人体への影響の観点から、有機溶
剤自体を使用しないことが社会的に要求されており、特
に、フロンの使用は将来全面的に廃止されることが国際
的に決定されているため、印刷シリンダの洗浄をどのよ
うな処理によって行なうかが課題となっている。しかし
、この種のインキや紙粉の除去のために、インキと親和
性のある有機溶剤を使用しなければならないという固定
観念から、過去から現在に至るまで印刷シリンダの洗浄
に際して、溶剤で洗浄面をぬらし、インキを溶かしてか
ら払拭するという方法から脱却することができなかった
。 また、洗浄液はブランケット胴の表面に付着するために
胴の乾燥処理が必須とされ、そのため、洗浄手段に付帯
して払拭手段を設ける必要があり、加えて洗浄液をブラ
シベルト等に供給するための装置や設備を設けなければ
ならず、洗浄のための大きな設備スペースを要する等の
問題もあった。 更に、連続印刷している場合には洗浄時間中も、用紙の
供給を行ないつつ運転を行なうため、この間に印刷シリ
ンダを通過する印刷用紙はいわゆる損紙として廃棄しな
ければならない。従来の洗浄方法では、洗浄のために数
分以上の長い時間を要するため、この廃棄される印刷用
紙の数が非常に多く、特に最近の高速印刷システムにな
るほど、洗浄時の損紙が増大するという問題をはらんで
いた。 更に、手洗子、機械洗浄を問わず、洗浄液を使用すると
、ブランケット胴の側面または端面よりブランケットの
内側(非印刷面となっている裏面)に洗浄液が回り込む
ことがある。ブランケットの銅接触内面は一般に有機溶
剤に弱く、洗浄液が回り込むことにより内面側が膨潤さ
れてしまい、結果としてブランケットの厚みが増大し、
版表面の摩耗を引起こして印刷の汚れを生じてしまうこ
とが多かった。また、このような洗浄液による膨潤は圧
胴または版胴等との大きな接触圧を発生し、ブランケッ
トの寿命を短くする問題もあった。 本発明は、上記従来の問題点に着目し、洗浄液を用いる
ことなく、乾式でブランケット胴その他の印刷シリンダ
の洗浄を行なうことができ、しかも印刷中の非常に短時
間で洗浄して損紙を著しく低減することができる洗浄方
法および装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本発明に係る印刷シリンダ
の洗浄方法は、印刷用紙を通過させるブランケット胴等
の印刷シリンダの印刷回転中に、独立した回転駆動源に
より回転される乾式ブランロールを回転接触させるとと
もに、この乾式ブラシロールと前記印刷シリンダとの回
転方向を相互に反対方向にしつつ相対回転速度を一定の
高い値に保持させることにより前記印刷シリンダの表面
付着物を乾式にて剥離洗浄除去させるようにしたもので
ある。この場合において、前記乾式ブラシロールのブラ
シ繊維の少なくとも先端部を屈曲させて接触させ印刷シ
リンダ表面にコーミング作用を行なわせるようにしてい
る。更に、前記乾式ブラシロールと印刷シリンダの相対
回転速度を141n/s以下に設定している。 また、本発明に係る印刷シリンダの洗浄装置は、印刷シ
リンダに対面して接離移動可能とされ、前記印刷シリン
ダの表面に接触する先端部を屈曲させたブラシ繊維が植
設された乾式のブラシロールと、この乾式ブラシロール
を回転させる独立した回転駆動源とを備え、前記乾式ブ
ラシロールをケーシングにより取囲み配置し、ケーシン
グ内には前記乾式ブラシロール内に噛み込まれるスクレ
ーパと当該スクレーパにより除去された塵埃の収集部を
設けた構成とした。このような構成において、前記乾式
ブラシロールのブラシ繊維はジグザグに屈曲された腰折
れブラシにより形成するようにしている。更に、前記ケ
ーシング内の塵埃収集部を吸引手段に接続し、必要に応
じてケーシング内の塵埃収集部にはフィルタを取付け、
当該フィルタを介して前記吸引手段に接続するようにす
ればよい。
【作用】
上記構成によれば、印刷シリンダである例えばブランケ
ット胴の回転中に、その回転方向と反対方向に乾式ブラ
シロール回転接触させ、両者の回転方向か反対方向とな
るように設定すると同時に、相対回転速度を設定された
高い値にしつつ一定に保持する。このように印刷シリン
ダと乾式ブラシロールとを高速で回転接触することによ
り、印刷シリンダ表面に付着したインキや紙粉か剥離除
去され、洗浄液を使用しなくても充分に洗浄作用を行な
わせることかできた。 この場合において、印刷シリンダとブラシロールの相対
周速度を14tn/s以下とし、望ましくは5〜14m
/s間のできるだけ高速領域の一定の速度に保持したと
ころ、顕著な洗浄効果が見られ、乾式洗浄の効果が確認
されている。すなわち、第8図に示すように、印刷シリ
ンダ、特にブランケット胴と洗浄ブラシの相対速度■を
横軸にして洗浄効果を求めると、曲線Cのように両者は
ほぼ比例関係を示す。これは両者の速度差があるほど洗
浄力が向上するからである。また、相対速度Vと洗浄時
間の関係は、同図曲線Tに示すように、速度差かあるほ
ど洗浄力が増すため洗浄時間は相対速度が高いほど短く
なる。また、ヤレ部数(損紙)Bと相対速度Vとの関係
は洗浄時間Tと相似関係にあり、両画線T、Bの下部領
域が所要の洗浄効果を得るために必要な範囲となる。し
かし、印刷機の最高速度の限界かあり、通常14m/s
が限界となるので、相対速度は14m/s以下であり、
また一定以上の洗浄効果を得るためには、相対速度は少
なくとも5 m/s以上とする必要がある。このような
ことから、必要な相対速度は5〜14m/sの範囲が望
ましいのである。 また、ブラシ繊維の少なくとも先端を屈曲させた構造と
しつつ回転作用を行なわせることにより、ブラシ繊維の
先端が印刷シリンダ表面とこれに付着したインキや紙粉
との間に入り込んでコーミング作用をなし、確実な剥離
洗浄作用か発揮され、乾式での高い洗浄能力を果す。 また、洗浄装置は乾式ブラシロールを独立した回転駆動
手段により回転させることかできるので、印刷シリンダ
との相対回転が一定の高速回転速度差に保持され、これ
によりブラシ繊維によるインキ等の剥離洗浄か有効に行
なわれる。乾式ブラシロールにより剥離されたインキや
紙粉はブラシ繊維間に付着嵌入するか、これはケーシン
グ内に設けられたスクレーパによって除去され、ケーシ
ング内の塵埃収集部に捕集される。この塵埃収集部に吸
引手段を接続することにより塵埃は吸引除去され、別異
に設けた集塵バックなとにまとめることができる。また
収集部にフィルタを介装すると、直接的にケーシング内
で塵埃を取りまとめ、フィルタごと廃棄処分にすること
ができる。 更に、前記乾式ブラシロールの繊維をジグザグに屈曲さ
せた腰折れブラシ繊維とすることによって、印刷シリン
ダとブラシロールとの接触圧を一定に保持でき、ブラシ
の屈曲先端が四方八方に向くようにランダムに植設する
ことによって、ブラシ繊維は印刷シリンダとの相対移動
がどのような場合であっても付着物との間に入り込み、
大きな剥離作用をなす。そして同時に部分的なブラシ繊
維のクセによる洗浄ムラも解消することができる。 また、上記乾式ブラシロールによる乾式洗浄では、洗浄
液の吐出や払拭を行なわないので、洗浄に要する時間が
数秒に短縮される。この結果、洗浄のために印刷が停止
されている時間を大幅に低減することができ、これによ
って連続印刷の際の未印刷用紙である損紙の発生量を大
幅に削減することができ、高速印刷装置に適用しても高
い印刷効率を保持しつつ、洗浄溶剤を廃液として排出せ
ず、環境汚染の全く問題のない洗浄方法および装置とす
ることができる。
【実施例】
以下に、本発明に係る印刷シリンダの洗浄方法および装
置の具体的実施例に付き、図面を参照して詳細に説明す
る。 第1図〜第2図に第一実施例に係る印刷シリンダの洗浄
装置を示す。この洗浄装置は印刷シリンダとしてのブラ
ンケット胴10を洗浄対象としており、このブランケッ
ト胴10に対面して前後移動可能とされた乾式ブラシロ
ール12を備えている。このブラシロール12は円筒状
のロール芯14の外周面にブラシ繊維16を植設した基
布18を巻き付は接着することにより一体化して構成さ
れている。このような乾式ブラシロール12の各ブラシ
繊維16は02〜0.3φ程度の直径をもつナイロン繊
維から形成されているものであるか、第4図に示すよう
に、これは腰折れブラシ繊維とされている。すなわち、
ブラシ繊維16をジグザグ形に折曲げ成形したもので、
無数のブラシ繊維16の先端がブラシロール12の接線
に対して傾斜し、傾斜の向きが四方八方に向けられるよ
うに基布18に植設されている。したがって、各部分に
おいて、ブランケット胴10の回転方向に対向するブラ
シ繊維16は、繊維端によるブランケット胴10表面の
掻き取り摺動を行なうとともに、ブラシ繊維16のブラ
ンケット胴10への接触時に繊維丈方向への撓み動作が
できるように形成されている。また、このように腰折れ
ブラシ繊維16を植設してなる乾式ブラシロール12は
洗浄対象のブランケット胴10とほぼ同等なロール長さ
を有して、回転駆動されつつブランケット胴10に対し
て接離移動できるようにケーシング20に取付けられて
いる。 ケーシング20は前記ブラシロール12を内包するボッ
クス容器であり、これは両端側板に取付けたガイドブレ
ート22を図示しない基台に挿通し、このガイドブレー
ト22を介してやはり図示しない操作手段によりブラン
ケット胴10に接近あるいは離反方向に移動可能になっ
ている。かかるケーシング20におけるブランケット胴
10に対面する前面には窓24が開口されており、内包
されたブラシロール12の一部をこの窓24から突出さ
せるようにしている。ブラシロール12の両端には回転
支軸26が取付けられ、これはケーシング20の両側に
設けた端板28に軸受け30を介して挿通されている。 また、ブラシロール12を回転駆動するために、ケーシ
ング20の端板28には例えばエアモータ32がブラシ
ロール12の後方に位置してケーシング20と別室とな
るように配置されて取付けられ、出力軸34を端板28
に貫通させている。この場合、エアモータの代りに電気
モータその他の回転駆動手段を用いることかできるのは
いうまでもない。そして、端板28とケーシング側板と
に囲まれた一方の室内はギヤボックス36とされ、この
ボックス36内で上記モータ出力軸34とロール回転支
軸26とにギヤ38.40を取付けるとともに、これら
を中間ギヤ42を介して連結し、ブラシロール12を回
転駆動させるようにしている。また、他方の端板28と
ケーシング側板によって囲まれた室内はカム収容室43
とされ、この室内に突出したロール回転支軸26に円筒
カム44を取付けるとともに、当該円筒カム44の外周
面に形成したカム溝46に嵌入されるカムローラ48を
端板28の定位置に取付けている。カム溝46はロール
軸に斜交する面に沿うように形成され、ブラシロール1
2の回転によってブラシロール12目体か軸方向に往復
移動するようになっている。 また、ケーシング20の内部にはブラシロール12のブ
ラシ内部に喰い込まれるスクレーパ50が設置されてい
る。このスクレーパ50はブラシロール12と同等以上
の長さを有する角形材により形成したもので、ブラシロ
ール12の下部位置おいてロール12と平行に配置され
、その上部コーナ部をブラシロール12の表面部オーパ
ラ・ノブさせて喰い込ませたものである。したがって、
スクレーパ50はそのコーナをブラシ表面部に喰い込ま
せた状態でブラシロール12と回転接触することになり
、ブラシ繊維16中に混在した塵埃を叩き落とすように
している。このようなスクレーパ50はケーシング20
のフレーム52に複数個のスペーサ54を介して固定保
持されている。 一方、ケーシング20の下部は上部ケーシングに対し着
脱可能とされたカセット容器56となっている。これは
ブラシロール12がブランケット胴10の表面を剥離洗
浄してケーシング20内に取込み、前記スクレーパ50
により叩き落とした紙粉、インキカス等の集塵容器とさ
れている。この集塵用カセット容器56は上部ケーシン
グ20の端板28を下方に延長させたガイドプレート5
8に差込みガイド60を形成し、これを案内にしてケー
シング20の構成状態から一旦下降傾斜移動した後、後
方に移動させて上部ケーシングから取外すようになって
いる。容器58の背面には上部ケーシングに対する固定
用の止めネジ62か設けられ、これを前記フレーム52
に対して締め付け、ケーシング20を構成させるように
している。 このように構成された洗浄装置はブラシロール12を乾
式のままでブランケット胴10の表面に接触回転させ、
インキや紙粉等の付着物を剥離洗浄によって除去させる
のである。印刷装置を運転している状態ではブランケッ
ト胴10は500〜600 rpmで回転している。洗
浄作業の開始に先立ってエアモータ32を起動し、ブラ
シロール12を前記ブランケット胴10の回転方向と反
対方向に50〜20 Orpmの範囲で一定の回転数で
回転させる。これによりブランケット胴10とブラシロ
ール12との接触部における相対周速度が5〜14.m
/sとなるように設定するのである。そして、回転状態
にあるブランケット胴10の表面に向けてケーシング2
0を前進移動させ、窓24から表面の一部が臨んでいる
ブラシロール12を接触させる。 ブラシロール12に植設されたブラシ繊維16は前述し
たように腰折れ繊維によって形成され、傾斜先端が第4
図、第5図に示しているようにブランケット胴10の表
面にあらゆる方向を向いて傾斜しているため(図示の例
は傾斜方向が整列されているが、実際上はランダムにな
っている)、インキ64や紙粉66とブランケット胴1
0との付着面間に喰い込んで剥離するコーミング作用が
働き、付着物がブランケット胴10の表面から剥離除去
されるのである。 剥離洗浄された付着物はブラシロール12のブラシ繊維
16間に入り込み、ケーシング20内のスクレーパ50
によって繊維16から叩き落とされ、ケーシング20の
下部に収容される。−足回数の洗浄作業が終了した場合
にはケーシング20を後退移動させ、塵埃を収容してい
るカセット容器56を取外し、内部のインキカスや紙粉
を廃棄すればよい。 このようにして行なわれる乾式ブラシロール12による
乾式洗浄では、洗浄溶剤を使用しないため、ブランケッ
ト胴10から洗浄液を拭取るなどの作業が不要であるた
め洗浄時間を大幅に短縮することができ、実験によれば
、洗浄液を使用した場合と同等の洗浄度にするまでの洗
浄時間が2〜5秒で済み、従来の洗浄機による作業が完
了するまで3〜6分要していた場合に比べて大幅な短縮
化が図れた。したがって、洗浄のために印刷が施されな
い損紙が大幅に削減され、従来の湿式洗浄方式に比較し
て極めて高い効果が得られ、新聞印刷のような高速連続
印刷機に適用することの有効性が確認された。特に、上
記実施例では、乾式洗浄であるため、洗浄液の供給機構
や洗浄廃液の排出機構が不要となる等の設備負荷が少な
くなり、洗浄装置の小型化が図れる効果がある。 ところで、上記実施例では、ブラシ繊維16を腰折れ繊
維により形成しているため、ブランケット胴10との接
触圧が高くなっても腰折れ繊維の丈方向への弾力性があ
り、繊維先端の向きが変ることがない。このため、接触
状態が変化してもブラシ繊維16による剥離作用を維持
させることかできる。また、この弾力性は長期間使用し
ても形状変化を最小に保つことかできる。なお、腰折れ
繊維としなくても、直毛繊維として所定の傾斜をもたせ
るように植設する場合でも、基本的洗浄効果は得られる
。 次に、第6図には第二実施例に係る洗浄装置を示す。こ
れは剥離洗浄によってブランケット胴10の表面から除
去されたインキや紙粉をケーシング20を通じて吸引廃
棄させるようにしたもので、カセット容器56に図示し
ない吸込みフロアに接続される吸込みバイブ72を開口
させたものである。その他の構成は第一実施例と同様で
あるので、同一の構成部材に同一番号を付して説明を省
略する。 このような構成の第二実施例によれば、剥離洗浄時にケ
ーシング20内ではブラシロール12に付着したインキ
や紙粉がスクレーパ50によって除去されるが、これは
カセット容器56から吸込みバイブ72を通じて外部の
バグフィルタ等に捕集される。したがって、ケーシング
20内でスクレーパ50によりブラシロール12から取
除かれた紙粉等が舞上がり、ブラシロール12の回転に
よって窓24から外部に洩れ出ることか確実に防止され
、高い集塵効果か得られるものとなる。 次に第7図には第三実施例に係る洗浄装置を示す。これ
は前記カセット容器56に吸込みバイブ72を接続開口
させる点は第二実施例と同様であるが、更にカセット容
器56の内面にフィルタ74を取り付け、カセット容器
56にて紙粉等の捕集を行わせるようにしたものである
。捕集面積を確保するためにカセット容器56の内面に
沿って空隙を持たせるパンチングプレート76が取り付
けられ、このパンチングプレート76の内面にフィルタ
74を張り付けるようにしている。 かかる実施例では、スクレーパ50によりブラシロール
12から除去されたインキや紙粉等はカセット容器56
に接続された吸い込みブロアによって吸引され、フィル
タ74の内面に捕集される。 一定回数の洗浄作業の終了時にはカセット容器56を取
外し、内面のフィルタ74で捕集塵埃を包んでそのまま
廃棄することができるので、廃棄処分が容易になる効果
がある。 なお、上記実施例においては、いずれも洗浄対象をブラ
ンケット胴10としているが、これは圧胴その他の印刷
に用いられ、印刷用紙が通過する各種の印刷シリンダの
洗浄に用いることができる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る印刷シリンダの洗浄
方法および装置によれば、インキを溶かす有機溶剤を使
用する必要がなく、乾式で印刷シリンダに付着している
インキや紙粉の剥離洗浄か数秒という非常に短時間で除
去でき、印刷作業にほとんど影響を与えることなく洗浄
することができた。特にこの乾式ブラシロールによる洗
浄は新聞印刷などの紙粉が多く発生付着する印刷装置に
適用すると、非常に効果があることも判明した。 また、フロン等を含む有機溶剤または消防法上の危険物
を使用しないため、廃液の処理、公害の発生等の問題も
なく、非常に簡単なシステムで社会的に許容される洗浄
方法および装置となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一実施例に係る洗浄装置の断面図、第2図は
同部分破断乎面図、第3図は第2図の側面図、第4図お
よび第5図はプラン繊維の植設状態を示す説明図、第6
図は第二実施例に係る洗浄装置の断面図、第7図は第三
実施例に係る洗浄装置の断面図、第8図はブランケット
胴とブラシロールの相対回転速度に対する洗浄効果の特
性線図である。 10・・・・・・ブランケット胴、12・・・・・・ブ
ラシロール、16・・・・・・ブラシ繊維、20・・・
・・・ケーシング、24・・・・・・窓、32・・・・
・・エア゛モータ、44・・・・・・円筒カム、48・
・・・・・カムローラ、50・・・・・・スクレーノく
、56・・・・・・カセット容器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)印刷用紙を通過させるブランケット胴等の印刷シ
    リンダの印刷回転中に、独立した回転駆動源により回転
    される乾式ブラシロールを回転接触させるとともに、こ
    の乾式ブラシロールと前記印刷シリンダとの回転方向を
    相互に反対方向にしつつ相対回転速度を一定の高い値に
    保持させることにより前記印刷シリンダの表面付着物を
    乾式にて剥離洗浄除去させることを特徴とする印刷シリ
    ンダの洗浄方法。
  2. (2)前記乾式ブラシロールのブラシ繊維の少なくとも
    先端部を屈曲させて印刷シリンダ表面にコーミング作用
    をなさしめるように接触させることを特徴とする請求項
    1に記載の印刷シリンダの洗浄方法。
  3. (3)前記乾式ブラシロールと印刷シリンダの相対回転
    速度を14m/s以下に設定したことを特徴とする請求
    項1に記載の印刷シリンダの洗浄方法。
  4. (4)印刷シリンダに対面して接離移動可能とされ、前
    記印刷シリンダの表面に接触する先端部を屈曲させたブ
    ラシ繊維が植設された乾式のブラシロールと、この乾式
    ブラシロールを回転させる独立した回転駆動源とを備え
    、前記乾式ブラシロールをケーシングにより取囲み配置
    し、ケーシング内には前記乾式ブラシロール内に噛み込
    まれるスクレーパと当該スクレーパにより除去された塵
    埃の収集部を設けたことを特徴とする印刷シリンダの洗
    浄装置。
  5. (5)前記乾式ブラシロールのブラシ繊維はジグザグに
    屈曲された腰折れブラシにより形成されていることを特
    徴とする請求項4に記載の印刷シリンダの洗浄装置。
  6. (6)前記ケーシング内の塵埃収集部は吸引手段に接続
    されていることを特徴とする請求項4に記載の印刷シリ
    ンダの洗浄装置。
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