JPH0784057B2 - 印刷機の胴洗浄装置 - Google Patents

印刷機の胴洗浄装置

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JPH0784057B2
JPH0784057B2 JP63178098A JP17809888A JPH0784057B2 JP H0784057 B2 JPH0784057 B2 JP H0784057B2 JP 63178098 A JP63178098 A JP 63178098A JP 17809888 A JP17809888 A JP 17809888A JP H0784057 B2 JPH0784057 B2 JP H0784057B2
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cleaning
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cleaning cloth
blade
impression cylinder
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JP63178098A
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良樹 野坂
真也 藤野
洋 宮間
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、印刷機の胴を洗浄する装置に係るものであ
り、特にオフセット枚葉印刷機の圧胴の洗浄に好適な印
刷機の胴洗浄装置に関するものである。
〔従来の技術〕
オフセット印刷機のブラケット胴洗浄装置については開
発も進み、実用に堪える装置も現れているが、第4図に
示すように、オフセット枚葉印刷機の圧胴1には、紙を
つかむための爪機構取付凹部1a内に設けられた爪軸2に
取り付けられた爪3が圧胴1表面より突出した状態で設
けられてあるため、洗浄布をマガジンロール、巻取ロー
ルの間で圧胴に押し付けて汚れの清掃を行おうとして
も、爪3が邪魔になって圧胴の自動洗浄が困難となるこ
とから、圧胴の洗浄は従来人手により行われていた。
しかし、圧胴の周りはスペースが狭く、中腰での作業を
強いられていた。これに加えて、圧胴を少なくとも低速
で回転させながら清掃を行う必要があり、危険であっ
た。また、汚れがこびりついているため清掃が困難であ
り、洗浄時間も長くかかり、印刷機の生産効率を低下さ
せる一因となっていた。
このため、特開昭62−92456号公報に示されるような洗
浄装置が案出されている。これについて説明すると、第
3図に洗浄装置の圧胴に圧接した状態を側断面図として
示してあるように、洗浄布4がマガジンロール5から巻
取ロール6へ移動するように配設されており、山形状支
持体7の一端に設けられたブレード8により、マガジン
ロール5より送出された洗浄布4を圧胴1に線状に圧接
するとともに、巻取ロール側に位置する他端をガイド部
9として、ブレード8により圧胴1に線状に圧接された
洗浄布4を圧胴1表面に沿って弧状圧接部10が生ずるよ
う押さえ付けて案内した後、巻取ロール6で巻き取るよ
う構成されている。即ち、圧胴1の汚れを直接除去する
ための洗浄布4と、洗浄布4がそこから歩進的に巻きほ
どかれるマガジンロール5と、洗浄布4を巻き取り且つ
保持するための巻取ロール6と、洗浄布4を圧胴1に圧
接するブレード8と、洗浄布4近傍で湿らせる手段とし
ての洗浄液供給パイプ11に設けたノズル12と、ブレード
8及び洗浄液供給パイプ11を保持するとともに、巻き取
られる側の洗浄布4を圧胴1に接触状態に保持するガイ
ド部9を設けた山形状支持体7と、マガジンロール5、
巻取ロール6及び支持体7を支持するための枠体13から
構成され、圧胴1の爪機構取付凹部1aには爪軸2とこれ
に取り付けられた爪3が設けられており、さらにこの爪
軸2には爪逃げカム14が設けられている。また、図示は
しないが、本洗浄装置には、少なくとも圧胴1と高速回
転時に接触するのを防止するために、本装置を圧胴1か
ら離脱させる目的の移動システムとしてのエアシリンダ
ーと、洗浄布4を歩進的に移動し、且つ巻き取るために
ワンウェイクラッチとエアシリンダーを使用している。
ブレード8による洗浄布4の圧胴1に対する圧接移動は
適宜手段により行われる。なお、図中において、符号15
は枠体13を圧胴1に対して接離するための回動支軸であ
る。また、洗浄布4が爪3に接触しないようにするた
め、爪逃げカム14を設ける代わりに、枠体13をカム等に
より支軸15を中心に回動させて逃がしてやる機構として
もよい。また、洗浄布4を湿らせる手段としての洗浄液
供給パイプ11とノズル12を山形状支持体7の裏面に設け
る代わりに、ブレード8よりマガジンロール5側に取り
付けて洗浄布近傍を湿らせるようにしてもよい。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記特開昭63−92456号公報に示されるような
洗浄装置では、ブレードにより洗浄布を押圧しつつ弧状
接触部で圧胴を清掃するようになっているため、ブレー
ド部分では汚れがよく除去されはするものの、弧状接触
部では押圧力が小さいため布への汚れの転写性が悪く、
せっかくの洗浄布の汚れを保持する能力が充分に生かさ
れず汚れが残るという問題点があった。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、洗浄布による胴の清掃を
効果的に行えるようにした印刷機の胴洗浄装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、洗浄布をマガジ
ンロールから巻取ロールへ移動させるとともに、洗浄液
を前記洗浄布に供給することにより印刷機の胴を洗浄す
る洗浄装置において、前記洗浄布の裏面側に該洗浄布を
胴に線圧接させるブレードを設けるとともに、前記洗浄
布を胴表面に面圧接するための押圧部材を設けたもので
ある。
〔作用〕
上述の構成からなる本発明の印刷機の胴洗浄装置では、
洗浄布がブレードにより胴に線状に圧接させられるとと
もに、洗浄布の胴表面に接触した部分が押圧部材により
強く面状に押圧されることになり、これによって洗浄布
への汚れの転写性が向上させられ、洗浄布の汚れの保持
力が充分に利用されることで洗浄効果が向上する。
〔実施例〕
この発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明による洗浄装置の圧胴に圧接した状態を
示す第1実施例の側断面図、第2図は同第2実施例の側
断面図である。
第1実施例 第1図に示す第1実施例は、第3図に示す洗浄装置にお
いて、ブレード8の裏面にスポンジ状押圧部材16を設け
ることにより、洗浄布4を圧胴1側に面状にさらに押圧
して圧接させ、ブレード8の線圧接による爪近傍の洗浄
効果と押圧部材16の面圧接による洗浄効果の相乗効果を
奏するようにしたものである。なお、押圧部材16として
は、スポンジの代わりにエアーパッドを用いてもよい
し、また、ゴムロール等をブレード8の裏面先端と洗浄
布4との間に押し込むよう弾圧設置してもよい。
第2実施例 第2図に示す第2実施例は、第1実施例の場合と同様
に、第3図に示す洗浄装置において、山形状支持体7の
中央部分より圧胴1側に突出する取付片17の先端にスポ
ンジ状押圧部材18を設けたもので、この押圧部材18によ
り、ブレード8により線状に押圧されて圧胴1表面に沿
って接触しつつ清掃作用を行う洗浄布4をさらに面状に
押圧圧接させるようにしている。なお、押圧部材18とし
てスポンジの代わりにエアーパッドを用いてもよいし、
また、取付片17部分に加圧装置を介してゴムロール等の
押圧部材を設けて洗浄布4を圧胴1側に押し付けるよう
にしてもよい。
なお、押圧部材16,18としては耐溶剤性素材より作られ
たものを使用する必要がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においては、ブレード洗浄
布裏面側より胴に直線状に洗浄布を圧接し、さらに押圧
部材で洗浄布を胴表面に面状に圧接するようにしたの
で、ブレードの線圧接と押圧部材の面圧接による相乗効
果によって汚れの洗浄布への転写性が向上し、ブレード
部分及び洗浄布の弧状接触部による清掃だけでは除去さ
れにくかった汚染まで清掃可能となる。即ち、胴に付着
した汚れは、押圧部材により面状に押圧された洗浄液を
含んだ洗浄布部分において溶かされるとともに強く拭き
取られ、さらに押圧部材とブレードまでの洗浄布部分で
は洗浄液により十分溶かされ、そしてブレードにより押
圧された洗浄布部分でさらに掻き取られることになり、
強固に付着した汚れでも完全に洗浄することができる。
また、ブレードの加工精度不足により胴との接触が不完
全であっても、掻き残した汚れは次に洗浄装置の所に回
転してきたときに、面状に押圧された洗浄布部分で完全
に拭き取られる。さらに、押圧部材からブレードの間で
洗浄布により濡らされた胴は、最後にブレードに押圧さ
れた部分で洗浄液を掻き取られることになり、洗浄液が
胴に残ることもない。
また、本発明の洗浄装置は、以上のような機能を持ちな
がらシンプルなメカにより構成されているため、小型軽
量且つコンパクトな装置により、従来手作業で行わざる
をえなかった圧胴洗浄を自動化することが可能となり、
洗浄時間も短くすることができ、印刷機の生産効率を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明による洗浄装置の圧胴に圧接し
た状態を示す側断面図で、第1図は第1実施例、第2図
は第2実施例を示し、第3図は従来例の側断面図、第4
図は圧胴の爪部分の側断面図である。 1……圧胴、2……爪軸、3……爪、4……洗浄布、5
……マガジンロール、6……巻取ロール、7……山形状
支持体、8……ブレード、9……ガイド部、10……弧状
圧接部、11……洗浄液供給パイプ、12……ノズル、13…
…枠体、14……爪逃げカム、15……支軸、16……押圧部
材、17……支持片、18……押圧部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄布をマガジンロールから巻取ロールへ
    移動させるとともに、洗浄液を前記洗浄布に供給するこ
    とにより印刷機の胴を洗浄する洗浄装置において、前記
    洗浄布の裏面側に該洗浄布を胴に線圧接させるブレード
    を設けるとともに、前記洗浄布を胴表面に面圧接するた
    めの押圧部材を設けたことを特徴とする印刷機の胴洗浄
    装置。
JP63178098A 1988-07-19 1988-07-19 印刷機の胴洗浄装置 Expired - Lifetime JPH0784057B2 (ja)

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JP63178098A JPH0784057B2 (ja) 1988-07-19 1988-07-19 印刷機の胴洗浄装置

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JP63178098A JPH0784057B2 (ja) 1988-07-19 1988-07-19 印刷機の胴洗浄装置

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JPH0229339A JPH0229339A (ja) 1990-01-31
JPH0784057B2 true JPH0784057B2 (ja) 1995-09-13

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ID=16042606

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