JP3000534B2 - 印刷機械のシリンダ洗浄装置 - Google Patents
印刷機械のシリンダ洗浄装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F35/00—Cleaning arrangements or devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2235/00—Cleaning
- B41P2235/10—Cleaning characterised by the methods or devices
- B41P2235/20—Wiping devices
- B41P2235/23—Brushes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
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- B41P2235/24—Wiping devices using rolls of cleaning cloth
- B41P2235/246—Pressing the cleaning cloth against the cylinder
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷胴の周面に接触す
る洗浄布とブラシロールとを併用する印刷機械の印刷胴
洗浄装置に関する。
る洗浄布とブラシロールとを併用する印刷機械の印刷胴
洗浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】印刷機械においては、ある期間印刷を続
けることによって、印刷胴上にインキあるいは紙粉が残
留して累積されるため、印刷胴が汚れてくる。このた
め、印刷胴を一定の時間毎に、洗浄する必要がある。従
来は、この洗浄を手作業で行っていたため、多くの時間
と労力を必要としていた。この問題を解決するために、
最近では、洗浄布を使用した装置やあるいはブラシロー
ルを使用した装置がある。
けることによって、印刷胴上にインキあるいは紙粉が残
留して累積されるため、印刷胴が汚れてくる。このた
め、印刷胴を一定の時間毎に、洗浄する必要がある。従
来は、この洗浄を手作業で行っていたため、多くの時間
と労力を必要としていた。この問題を解決するために、
最近では、洗浄布を使用した装置やあるいはブラシロー
ルを使用した装置がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合には、紙粉の落ちが悪く、このため、洗浄時間を長
くする必要があるといった欠点がある。また、後者の場
合には、印刷胴の一部に設けられた切欠き部に、ブラシ
ロールが落ち込み、そのショックによるブラシロールの
弾みで、切欠き部の周辺での洗浄力が落ち、また、ショ
ックにより洗浄剤が飛散し、これにより切欠き部への液
ダレとなり、そのまま放置すると印刷障害となるといっ
た問題がある。
場合には、紙粉の落ちが悪く、このため、洗浄時間を長
くする必要があるといった欠点がある。また、後者の場
合には、印刷胴の一部に設けられた切欠き部に、ブラシ
ロールが落ち込み、そのショックによるブラシロールの
弾みで、切欠き部の周辺での洗浄力が落ち、また、ショ
ックにより洗浄剤が飛散し、これにより切欠き部への液
ダレとなり、そのまま放置すると印刷障害となるといっ
た問題がある。
【０００４】したがって、本発明は上記したような従来
の欠点あるいは問題に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、紙粉汚れを完全に除去すると共
に、洗浄剤の飛散および液ダレを防止し、もって、洗浄
性能の向上を図った印刷機械の印刷胴の洗浄装置を提供
することにある。
の欠点あるいは問題に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、紙粉汚れを完全に除去すると共
に、洗浄剤の飛散および液ダレを防止し、もって、洗浄
性能の向上を図った印刷機械の印刷胴の洗浄装置を提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る印刷機械のシリンダの洗浄装置は、シ
リンダの周面に接触する洗浄布とこの洗浄布を巻取る巻
取り手段とを備えた布巻取り機構と、シリンダの周面に
接触するブラシロールとこのブラシロールを回動させる
回動手段とブラシロールのシリンダの周面への位置を決
める位置決め手段とを備えたブラシロール機構と、この
ブラシロール機構の回動手段と前記布巻取り機構の巻取
り手段とを連結するリンク部材とからなるものである。
に、本発明に係る印刷機械のシリンダの洗浄装置は、シ
リンダの周面に接触する洗浄布とこの洗浄布を巻取る巻
取り手段とを備えた布巻取り機構と、シリンダの周面に
接触するブラシロールとこのブラシロールを回動させる
回動手段とブラシロールのシリンダの周面への位置を決
める位置決め手段とを備えたブラシロール機構と、この
ブラシロール機構の回動手段と前記布巻取り機構の巻取
り手段とを連結するリンク部材とからなるものである。
【０００６】
【作用】本発明においては、巻取り手段の駆動により洗
浄布が巻取られると同時に、リンク部材を介してブラシ
ロールで紙粉およびインキをかき取る。また、位置決め
手段により、ブラシロールのシリンダの周面への接触位
置が位置決めされる。
浄布が巻取られると同時に、リンク部材を介してブラシ
ロールで紙粉およびインキをかき取る。また、位置決め
手段により、ブラシロールのシリンダの周面への接触位
置が位置決めされる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図１は本発明に係る印刷機械の印刷胴洗浄装置の
側面図、図２は同じく要部側面図、図３は同じく動作を
説明する側面図である。これらの図において、符号２で
示すものは、図示しない圧胴に対接するゴム胴で、周面
の一部に、印刷後の紙をくわえて搬送させる図示しない
爪部を収納する切欠き部３が設けられている。ゴム胴２
の側面には、ゴム胴２の周面に沿って、カム５が設けら
れており、このカム５には、前記切欠き部３に対応した
位置に突出部５ａが形成されている。
する。図１は本発明に係る印刷機械の印刷胴洗浄装置の
側面図、図２は同じく要部側面図、図３は同じく動作を
説明する側面図である。これらの図において、符号２で
示すものは、図示しない圧胴に対接するゴム胴で、周面
の一部に、印刷後の紙をくわえて搬送させる図示しない
爪部を収納する切欠き部３が設けられている。ゴム胴２
の側面には、ゴム胴２の周面に沿って、カム５が設けら
れており、このカム５には、前記切欠き部３に対応した
位置に突出部５ａが形成されている。
【０００８】１０は洗浄布巻取り機構で、図２にその詳
細を示すように、布供給シャフト１１と、布巻取りシャ
フト１２と、一対のガイドローラ１３、１４と、布供給
シャフト１１と同軸上に軸装された爪車１５と、布巻取
りシャフト１２の軸２５に同軸上に揺動自在に支持され
た揺動レバー１６と、軸２２に揺動自在に支持された係
止レバー１７とエアーシリンダー１８とから概略構成さ
れている。
細を示すように、布供給シャフト１１と、布巻取りシャ
フト１２と、一対のガイドローラ１３、１４と、布供給
シャフト１１と同軸上に軸装された爪車１５と、布巻取
りシャフト１２の軸２５に同軸上に揺動自在に支持され
た揺動レバー１６と、軸２２に揺動自在に支持された係
止レバー１７とエアーシリンダー１８とから概略構成さ
れている。
【０００９】前記布供給シャフト１１は、爪車１５に、
洗浄布２０を布巻取りシャフト１２に供給する方向の回
転が阻止される一方向クラッチ２１で結合されている。
前記係止レバー１７の一端には、爪部１７ａが形成さ
れ、上端面にはカム面１７ｂが設けられており、常時
は、スプリング２３によって、図中時計方向に揺動習性
が付与され、爪部１７ａが前記爪車１５に係合してい
る。前記布巻取りシャフト１２は、揺動レバー１６と、
洗浄布２０を布巻取りシャフト１２に巻取る方向にのみ
回転可能な一方向クラッチ２６で結合されている。
洗浄布２０を布巻取りシャフト１２に供給する方向の回
転が阻止される一方向クラッチ２１で結合されている。
前記係止レバー１７の一端には、爪部１７ａが形成さ
れ、上端面にはカム面１７ｂが設けられており、常時
は、スプリング２３によって、図中時計方向に揺動習性
が付与され、爪部１７ａが前記爪車１５に係合してい
る。前記布巻取りシャフト１２は、揺動レバー１６と、
洗浄布２０を布巻取りシャフト１２に巻取る方向にのみ
回転可能な一方向クラッチ２６で結合されている。
【００１０】揺動レバー１６の一端には、前記係止レバ
ー１７のカム面１７ｂ上を摺動するガイドコロ１６ａが
設けられている。前記エアーシリンダー１８には、進退
自在のロッド１８ａが設けられており、このロッド１８
ａと前記揺動レバー１６の他端部とは、接続ブロック２
７によって連結されている。２８は、揺動レバー１６に
当接して、揺動レバー１６の反時計方向の揺動を規制す
るストッパピンである。２９は、ガイドローラ１４と同
軸上に回動自在に支持されたガイドコロで、ガイドロー
ラ１４よりもやや大に形成され、ゴム胴２の枕に当接す
る。布供給シャフト１１から供給される洗浄布２０は、
一対のガイドローラ１３、１４を介して張設され、布巻
取りシャフト１２で巻取られる。
ー１７のカム面１７ｂ上を摺動するガイドコロ１６ａが
設けられている。前記エアーシリンダー１８には、進退
自在のロッド１８ａが設けられており、このロッド１８
ａと前記揺動レバー１６の他端部とは、接続ブロック２
７によって連結されている。２８は、揺動レバー１６に
当接して、揺動レバー１６の反時計方向の揺動を規制す
るストッパピンである。２９は、ガイドローラ１４と同
軸上に回動自在に支持されたガイドコロで、ガイドロー
ラ１４よりもやや大に形成され、ゴム胴２の枕に当接す
る。布供給シャフト１１から供給される洗浄布２０は、
一対のガイドローラ１３、１４を介して張設され、布巻
取りシャフト１２で巻取られる。
【００１１】３０はブラシロール機構で、ブラシロール
３１と、ブラシロール３１の軸３４に嵌挿されたＬ字レ
バー３２と、ブラシロール３１と一方向クラッチ３９を
介して結合された回動レバー３３と、Ｌ字レバー３２を
付勢するスプリング３８と、洗浄剤を噴射するノズル４
２とから概略構成されている。ブラシロール３１は、前
記ガイドローラ１４の下流側に配設されて、軸３４に回
転自在に軸支され、軸３４に一端が嵌装されたＬ字レバ
ー３２は、他端において軸２５に揺動自在に支持され、
かつスプリング３８によって、図中反時計方向に回動付
与され、これにより、ブラシロール３１もゴム胴２側に
付勢されている。
３１と、ブラシロール３１の軸３４に嵌挿されたＬ字レ
バー３２と、ブラシロール３１と一方向クラッチ３９を
介して結合された回動レバー３３と、Ｌ字レバー３２を
付勢するスプリング３８と、洗浄剤を噴射するノズル４
２とから概略構成されている。ブラシロール３１は、前
記ガイドローラ１４の下流側に配設されて、軸３４に回
転自在に軸支され、軸３４に一端が嵌装されたＬ字レバ
ー３２は、他端において軸２５に揺動自在に支持され、
かつスプリング３８によって、図中反時計方向に回動付
与され、これにより、ブラシロール３１もゴム胴２側に
付勢されている。
【００１２】Ｌ字レバー３２には、２つのコロ３６、３
７が回転自在に支持されており、一方のコロ３６の外周
端は、ブラシロール３１の外周端から突出している。ま
た、一方向クラッチ３９によって、回動レバー３３から
ブラシロール３１へ、図中反時計方向にのみ回転伝達可
能なように結合されている。前記回動レバー３３の一端
は、リンク４０の一端に連結されており、リンク４０の
他端は前記揺動レバー１６に連結されている。スプレー
ノズル４２で噴射された洗浄剤は、反射板４３によっ
て、拡散されてブラシロール３１に噴射される。
７が回転自在に支持されており、一方のコロ３６の外周
端は、ブラシロール３１の外周端から突出している。ま
た、一方向クラッチ３９によって、回動レバー３３から
ブラシロール３１へ、図中反時計方向にのみ回転伝達可
能なように結合されている。前記回動レバー３３の一端
は、リンク４０の一端に連結されており、リンク４０の
他端は前記揺動レバー１６に連結されている。スプレー
ノズル４２で噴射された洗浄剤は、反射板４３によっ
て、拡散されてブラシロール３１に噴射される。
【００１３】５０は駆動手段で、進退自在のロッド５２
を有するエアーシリンダー５１と、これを固定するブラ
ケット５３と、ブラケット５３に固定されたガイド５４
と、このガイド５４によって上下方向に案内され下端部
においてロッド５２の先端部と連結されたカム５５とか
らなる。カム５５には、前記Ｌ字レバー３２のコロ３７
が当接しており、アクチュエータ５２の進退自在の動作
にともない上下動するカム５５によって、Ｌ字レバー３
２が、ゴム胴２に対して近接、離間するようになってい
る。６０は、図示しないフレームに固定され、ブラシロ
ール３１の外周部に当接して、ブラシロール３１の汚れ
を落とす汚れ払い落し部材である。
を有するエアーシリンダー５１と、これを固定するブラ
ケット５３と、ブラケット５３に固定されたガイド５４
と、このガイド５４によって上下方向に案内され下端部
においてロッド５２の先端部と連結されたカム５５とか
らなる。カム５５には、前記Ｌ字レバー３２のコロ３７
が当接しており、アクチュエータ５２の進退自在の動作
にともない上下動するカム５５によって、Ｌ字レバー３
２が、ゴム胴２に対して近接、離間するようになってい
る。６０は、図示しないフレームに固定され、ブラシロ
ール３１の外周部に当接して、ブラシロール３１の汚れ
を落とす汚れ払い落し部材である。
【００１４】以下、ゴム胴の洗浄動作を説明する。ま
ず、ノズル４２から洗浄液を反射板４３で拡散させて、
ブラシロール３１に噴射する。次に、駆動手段５０のエ
アーシリンダー５１を作動させて、ロッド５２をエアー
シリンダー５１内に退出させてカム５５をガイド５４に
沿って下方に移動させると、コロ３７がカム５５を摺動
して、スプリング３８の付勢力によってＬ字レバー３２
が軸２５を中心として、図中反時計方向に揺動し、ブラ
シロール３１のみがゴム胴２の周面に近接する。このと
き、一対のガイドローラ１３、１４は、ゴム胴２の周面
から離間している。
ず、ノズル４２から洗浄液を反射板４３で拡散させて、
ブラシロール３１に噴射する。次に、駆動手段５０のエ
アーシリンダー５１を作動させて、ロッド５２をエアー
シリンダー５１内に退出させてカム５５をガイド５４に
沿って下方に移動させると、コロ３７がカム５５を摺動
して、スプリング３８の付勢力によってＬ字レバー３２
が軸２５を中心として、図中反時計方向に揺動し、ブラ
シロール３１のみがゴム胴２の周面に近接する。このと
き、一対のガイドローラ１３、１４は、ゴム胴２の周面
から離間している。
【００１５】そして、駆動手段５０のエアーシリンダー
５１を作動させると同時あるいはやや遅らせて、図示し
ない駆動手段を動作させて、ブラシローラ３１と一対の
ガイドローラ１３、１４とをゴム胴２に接触させる方向
に移動させる。このとき、既に、ブラシロール３１がゴ
ム胴２に近接しているので、コロ３６がカム５に当接す
るまでの間に、ブラシロール３１の周面はゴム胴２に接
触し始め、徐々にその接触幅を増やし、洗浄布２０がゴ
ム胴２の周面に接触するまでの間、ゴム胴２の回転にと
もない、ゴム胴２の周面のインキおよび紙粉等の汚れを
かき取り、ガイドコロ２９がゴム胴２の周面に当接し
て、洗浄布２０がゴム胴２に接触したときには、ゴム胴
２の周面には、インキタックが除去されており、インキ
タックによる洗浄布の損傷を発生させることなく、洗浄
を効果的に行うことができる。
５１を作動させると同時あるいはやや遅らせて、図示し
ない駆動手段を動作させて、ブラシローラ３１と一対の
ガイドローラ１３、１４とをゴム胴２に接触させる方向
に移動させる。このとき、既に、ブラシロール３１がゴ
ム胴２に近接しているので、コロ３６がカム５に当接す
るまでの間に、ブラシロール３１の周面はゴム胴２に接
触し始め、徐々にその接触幅を増やし、洗浄布２０がゴ
ム胴２の周面に接触するまでの間、ゴム胴２の回転にと
もない、ゴム胴２の周面のインキおよび紙粉等の汚れを
かき取り、ガイドコロ２９がゴム胴２の周面に当接し
て、洗浄布２０がゴム胴２に接触したときには、ゴム胴
２の周面には、インキタックが除去されており、インキ
タックによる洗浄布の損傷を発生させることなく、洗浄
を効果的に行うことができる。
【００１６】この状態において、コロ３６もカム５に当
接して、数秒間、ブラシロール３１でインキおよび紙粉
をかき取り、洗浄剤と共に残った汚れを洗浄布２０で拭
き取り、洗浄動作を行う。洗浄動作は、エアーシリンダ
ー１８を作動させ、ロッド１８ａを進出させる。この動
作にともない、リンク４０が上方に移動し、回動レバー
３３を反時計方向に揺動させ、一方向クラッチ３９を介
して、ブラシロール３１を反時計方向に回動させ、この
回動によって、ブラシロール３１でゴム胴２の周面を摺
動させる。エアーシリンダー１８を間欠的に作動させる
ことにより、ブラシロール３１を間欠的に回動させて、
ゴム胴２の汚れをかき取る。
接して、数秒間、ブラシロール３１でインキおよび紙粉
をかき取り、洗浄剤と共に残った汚れを洗浄布２０で拭
き取り、洗浄動作を行う。洗浄動作は、エアーシリンダ
ー１８を作動させ、ロッド１８ａを進出させる。この動
作にともない、リンク４０が上方に移動し、回動レバー
３３を反時計方向に揺動させ、一方向クラッチ３９を介
して、ブラシロール３１を反時計方向に回動させ、この
回動によって、ブラシロール３１でゴム胴２の周面を摺
動させる。エアーシリンダー１８を間欠的に作動させる
ことにより、ブラシロール３１を間欠的に回動させて、
ゴム胴２の汚れをかき取る。
【００１７】また、回動レバー３３の回動に連動して、
ロッド１８ａの進出にともない、揺動レバー１６が反時
計方向に揺動し、一方向クラッチ２６を介して、布巻取
りシャフト１２を反時計方向、すなわち、洗浄布２０を
巻取る方向に回動させる。このとき、揺動レバー１６の
コロ１６ａがカム面１７ｂに摺動することによって、係
止レバー１７をスプリング２３に抗して、反時計方向に
揺動させ、爪車１５と爪部１７ａとの係合を解除するの
で、布巻取りシャフト１２での巻取りを可能とする。洗
浄布２０の巻取りも、上述したブラシロール３１の回動
と同期して間欠的に行われ、ゴム胴２の汚れを拭き取
る。
ロッド１８ａの進出にともない、揺動レバー１６が反時
計方向に揺動し、一方向クラッチ２６を介して、布巻取
りシャフト１２を反時計方向、すなわち、洗浄布２０を
巻取る方向に回動させる。このとき、揺動レバー１６の
コロ１６ａがカム面１７ｂに摺動することによって、係
止レバー１７をスプリング２３に抗して、反時計方向に
揺動させ、爪車１５と爪部１７ａとの係合を解除するの
で、布巻取りシャフト１２での巻取りを可能とする。洗
浄布２０の巻取りも、上述したブラシロール３１の回動
と同期して間欠的に行われ、ゴム胴２の汚れを拭き取
る。
【００１８】このブラシロール３１の回動動作と洗浄布
２０の巻取り動作中において、ゴム胴２は図中反時計方
向に回転し続け、ブラシロール３１はゴム胴２側に付勢
されているので、ブラシロール３１の周面とゴム胴２の
接触位置関係は、カム５に摺動するコロ３６によって位
置決めされ、保持されている。このため、図３に示すよ
うに、ゴム胴２の切欠き部３がブラシロール３１に対接
した位置に回転してきたときには、コロ３６がカム５の
突出部５ａに摺動して、ブラシロール３１を切欠き部３
から逃がすので、切欠き部３にブラシロール３１が落ち
込むことはなく、切欠き部３の周辺での洗浄力が落ちた
り、あるいは洗浄剤が飛散したりすることがなく、ブラ
シロール３１による洗浄が円滑に行われる。
２０の巻取り動作中において、ゴム胴２は図中反時計方
向に回転し続け、ブラシロール３１はゴム胴２側に付勢
されているので、ブラシロール３１の周面とゴム胴２の
接触位置関係は、カム５に摺動するコロ３６によって位
置決めされ、保持されている。このため、図３に示すよ
うに、ゴム胴２の切欠き部３がブラシロール３１に対接
した位置に回転してきたときには、コロ３６がカム５の
突出部５ａに摺動して、ブラシロール３１を切欠き部３
から逃がすので、切欠き部３にブラシロール３１が落ち
込むことはなく、切欠き部３の周辺での洗浄力が落ちた
り、あるいは洗浄剤が飛散したりすることがなく、ブラ
シロール３１による洗浄が円滑に行われる。
【００１９】洗浄動作が終了したら、まず、駆動手段５
０のエアーシリンダー５１を作動させて、ロッド５２を
エアーシリンダー５０から進出させ、カム５５によっ
て、Ｌ字レバー３２を軸２５を中心として時計方向に揺
動させ、ブラシロール３１のみをゴム胴２から離間させ
る。この状態で、数秒間、洗浄布２０のみをゴム胴２の
周面に接触させて、空拭きを行う。しかるのち、図示し
ない駆動手段を動作させて、洗浄布２０およびブラシロ
ール３１をゴム胴２から離間させる。
０のエアーシリンダー５１を作動させて、ロッド５２を
エアーシリンダー５０から進出させ、カム５５によっ
て、Ｌ字レバー３２を軸２５を中心として時計方向に揺
動させ、ブラシロール３１のみをゴム胴２から離間させ
る。この状態で、数秒間、洗浄布２０のみをゴム胴２の
周面に接触させて、空拭きを行う。しかるのち、図示し
ない駆動手段を動作させて、洗浄布２０およびブラシロ
ール３１をゴム胴２から離間させる。
【００２０】なお、本実施例では、ブラシロール３１の
印刷胴２の周面への接触位置を決めする位置決め手段と
して、カム５とコロ３６との摺動で行うようにしたが、
これに限定されず、ゴム胴２の切欠き部３に対応した位
置を電気的に検知して、ブラシロール３１を逃がす構造
としてもよく、種々の設計変更が可能である。また、本
実施例では、洗浄布２０で洗浄するシリンダをゴム胴２
としたが、これに限定されず、他の印刷胴あるいは回転
するローラに適用できることは勿論である。
印刷胴２の周面への接触位置を決めする位置決め手段と
して、カム５とコロ３６との摺動で行うようにしたが、
これに限定されず、ゴム胴２の切欠き部３に対応した位
置を電気的に検知して、ブラシロール３１を逃がす構造
としてもよく、種々の設計変更が可能である。また、本
実施例では、洗浄布２０で洗浄するシリンダをゴム胴２
としたが、これに限定されず、他の印刷胴あるいは回転
するローラに適用できることは勿論である。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リンダの周面に接触するブラシロールを有するブラシロ
ール機構にブラシロールのシリンダの周面への位置を決
める位置決め手段を備えているので、ブラシロールをシ
リンダの切欠き部から逃がして、切欠き部にブラシロー
ルが落ち込むことはなく、切欠き部の周辺での洗浄力が
落ちたり、あるいは洗浄剤が飛散したりすることがな
く、ブラシロールによる洗浄が円滑に行われる効果があ
る。また、ブラシロールを回動させる回動手段とシリン
ダの周面に接触する洗浄布を巻取る巻取り手段とをリン
ク部材で連結して、回動手段の駆動を巻取り手段の駆動
と兼用したので、部品が削減され、装置の小型化を図れ
ると共に、ブラシロールの回動と洗浄布の巻取りとを簡
潔な機構で連動させることができ、このため、円滑な動
作と、故障の少ない装置を提供することができる効果も
ある。
リンダの周面に接触するブラシロールを有するブラシロ
ール機構にブラシロールのシリンダの周面への位置を決
める位置決め手段を備えているので、ブラシロールをシ
リンダの切欠き部から逃がして、切欠き部にブラシロー
ルが落ち込むことはなく、切欠き部の周辺での洗浄力が
落ちたり、あるいは洗浄剤が飛散したりすることがな
く、ブラシロールによる洗浄が円滑に行われる効果があ
る。また、ブラシロールを回動させる回動手段とシリン
ダの周面に接触する洗浄布を巻取る巻取り手段とをリン
ク部材で連結して、回動手段の駆動を巻取り手段の駆動
と兼用したので、部品が削減され、装置の小型化を図れ
ると共に、ブラシロールの回動と洗浄布の巻取りとを簡
潔な機構で連動させることができ、このため、円滑な動
作と、故障の少ない装置を提供することができる効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る印刷機械のシリンダ洗浄装置の側
面図である。
面図である。
【図２】本発明に係る印刷機械のシリンダ洗浄装置の要
部側面図である。
部側面図である。
【図３】本発明に係る印刷機械のシリンダ洗浄装置の動
作を説明する側面図である。
作を説明する側面図である。
２ ゴム胴 ３ 切欠き部 ５ カム ５ａ 突出部 １０ 洗浄布巻取り機構 ２０ 洗浄布 ３０ 洗浄ロール機構 ３１ 洗浄ロール ３６ コロ ４０ リンク部材 ５０ 駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41F 35/00 - 35/06
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダの周面に接触する洗浄布とこの
洗浄布を巻取る巻取り手段とを備えた布巻取り機構と、
シリンダの周面に接触するブラシロールとこのブラシロ
ールを回動させる回動手段とブラシロールのシリンダの
周面への位置を決める位置決め手段とを備えたブラシロ
ール機構と、このブラシロール機構の回動手段と前記布
巻取り機構の巻取り手段とを連結するリンク部材とから
なることを特徴とする印刷機械のシリンダ洗浄装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4034051A JP3000534B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 印刷機械のシリンダ洗浄装置 |
| US08/008,196 US5303651A (en) | 1992-01-27 | 1993-01-25 | Printing cylinder/roller cleaning apparatus for printing press |
| EP93250031A EP0553946A1 (en) | 1992-01-27 | 1993-01-26 | Printing cylinder/roller cleaning apparatus for printing press |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4034051A JP3000534B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 印刷機械のシリンダ洗浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05200993A JPH05200993A (ja) | 1993-08-10 |
| JP3000534B2 true JP3000534B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=12403499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4034051A Expired - Fee Related JP3000534B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 印刷機械のシリンダ洗浄装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5303651A (ja) |
| EP (1) | EP0553946A1 (ja) |
| JP (1) | JP3000534B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5905981B1 (ja) * | 2015-07-17 | 2016-04-20 | 株式会社玄海 | 故人の立体遺影額縁構造 |
Families Citing this family (2)
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|---|---|---|---|---|
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| CN110588140B (zh) * | 2019-10-16 | 2020-12-08 | 安徽一首工业设计有限公司 | 一种彩印机用印刷版 |
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| DE3308980C2 (de) * | 1983-03-14 | 1986-03-13 | Georg Spiess Gmbh, 8906 Gersthofen | Waschvorrichtung für einen Gummituchzylinder einer Druckmaschine |
| DE8307296U1 (ja) * | 1983-03-14 | 1987-04-09 | Georg Spiess Gmbh, 8906 Gersthofen, De | |
| DE3614496A1 (de) * | 1986-04-29 | 1987-11-05 | Heidelberger Druckmasch Ag | Waschvorrichtung fuer druckzylinder von druckmaschinen |
| US4765242A (en) * | 1986-12-04 | 1988-08-23 | Kabushiki Kaisha Asahi Shimbunsha | Device for cleaning blanket mounted around cylindrical drum of a printing machine |
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-
1992
- 1992-01-27 JP JP4034051A patent/JP3000534B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-01-25 US US08/008,196 patent/US5303651A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-01-26 EP EP93250031A patent/EP0553946A1/en not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP5905981B1 (ja) * | 2015-07-17 | 2016-04-20 | 株式会社玄海 | 故人の立体遺影額縁構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0553946A1 (en) | 1993-08-04 |
| JPH05200993A (ja) | 1993-08-10 |
| US5303651A (en) | 1994-04-19 |
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