JPH082646B2 - オフセツト枚葉印刷機圧胴洗浄装置 - Google Patents

オフセツト枚葉印刷機圧胴洗浄装置

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JPH082646B2
JPH082646B2 JP61182555A JP18255586A JPH082646B2 JP H082646 B2 JPH082646 B2 JP H082646B2 JP 61182555 A JP61182555 A JP 61182555A JP 18255586 A JP18255586 A JP 18255586A JP H082646 B2 JPH082646 B2 JP H082646B2
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claw
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良樹 野坂
哲朗 勝田
洋 宮間
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、オフセット枚葉印刷機の圧胴の洗浄装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
版胴の非画線部に乗った湿し水(アラビアゴムを含
む)、微小なインキなどがブランケット胴を介して圧胴
表面に転写され、これに紙粉等が徐々に蓄積し、汚れと
なる。第3図に示すように、圧胴6表面の汚れのため
に、紙16の大きさを変更(小→大)とする場合、汚れ17
部分の盛り上がりなどで正常に印刷できなくなり、ま
た、紙の表面も汚れてしまう。このため、圧胴の清掃作
業が必要になるが、オフセット印刷機のブランケット胴
洗浄装置については開発も進み、ローラータイプ、ブラ
シタイプ、洗浄布タイプなどがあるが、第1図、第3図
に示すように、オフセット枚葉印刷機の圧胴6には、紙
を掴むための爪11が圧胴表面より突出した状態で設けら
れてあるため、洗浄に際し、爪部分をいためてしまうと
か、洗浄布をいためるという事態が発生し、更に破損し
た洗浄装置によって印刷機そのものを壊す恐れもある。
また、圧胴の爪際(突起部近傍)の洗浄が困難であるた
め、圧胴の洗浄は人手で行われていた。
しかし、第2図に示すように、圧胴6の周りには、版
胴12、ブランケット胴13、中間胴14a、14bが配列され、
作業が行われるステップ15も狭く、圧胴の周りは作業ス
ペースがないため、中腰での作業を強いられていた。こ
れに加えて、圧胴を少なくとも低速で回転させながら清
掃を行う必要があり、危険であった。また、汚れがこび
りついているため清掃が困難であり、洗浄時間も長くか
かり、印刷機の生産効率を低下させる一因となってい
た。
本発明においては、第2図に示される9のIに自動洗
浄装置を設けようとするものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
印刷機のブランケット胴の洗浄装置が圧胴洗浄に使用
できないのは、圧胴の爪部分(爪及び爪の付属機構とし
ての爪軸)の逃げ機構が無いことに由来しているので、
本発明においては、爪部分と洗浄装置の直接の接触を避
けるため、爪逃げ機構を洗浄装置にもたせることにより
この問題を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
今までオフセット枚葉印刷機の圧胴を洗浄する装置が
なかったのは、爪部分にどのように対処するかに問題が
あったので、圧着部材により圧接されている押圧洗浄布
部分が爪部分で圧胴より離間する爪逃げ機構を設けるこ
とによりこれを解決しようとするものである。
〔作用〕
本発明においては、圧胴の爪部分の洗浄に際しては、
圧着部材により圧接された洗浄布の押圧洗浄布部分が爪
及び胴より適宜機構により持ち上げられるので、爪及び
爪による圧着部材の損傷が防止される。なお、この際、
圧着部材として、ブレードにより洗浄布を圧胴に圧接さ
せるようにすれば、圧胴との接触面積が狭いので、爪部
分の近傍の洗浄が可能となり、拭き残しを少なくするこ
とが出来る。
〔実施例〕
この発明の一実施例を図面に従って説明する。
第1図は洗浄装置が圧胴に圧接した状態を示す側断面
図、第2図は胴配列状態を示す側断面図、第3図は圧胴
の斜視図、である。
第1図において、圧着部材としてブレード7を用いた
例を示している。即ち、洗浄装置は、圧胴6の汚れを直
接除去するための洗浄布1と、洗浄布1がそこから歩進
的にい巻きほどかれるマガジンロール2と、洗浄布を巻
き取り且つ保持するための巻取ロール3と、洗浄布を圧
胴に圧着するブレード7と、洗浄布近傍で湿らせる手段
としての洗浄液供給パイプ4に設けたノズル5と、ブレ
ード7及び洗浄液供給パイプ4を保持するための保持体
8と、マガジンロール2、巻取ロール3及び保持体8を
支持するための枠体9から構成され、圧胴6の爪機構取
付凹部6aには、爪軸10とこれに取付けられた爪11が設け
られている。また、本洗浄装置には、少なくとも圧胴と
高速回転時に接触するのを防止するために、本装置を圧
胴から離脱させる目的の移動システムとしてのエアシリ
ンダーと、洗浄布を歩進的に移動し、且つ巻き取るため
にワンウェイクラッチとエアシリンダーを使用している
が、その機構はよく知られているものであるから図示を
省略してある。ブレード7による洗浄布1の胴6に対す
る圧接移動は適宜手段より行えばよい。
洗浄機構を圧胴6の爪部分より逃がす逃げ機構として
は、洗浄装置全体を逃がす方法と、洗浄装置のうちの圧
胴に接触している圧着部材だけを逃がす方法があるが、
考え方としては同じであるので、第1図に示すように、
洗浄装置全体が圧胴6に対し接離する機構について説明
する。
(1)圧胴の回転を検知しながら爪部分で洗浄装置を逃
がす機構検知方法 圧胴の回転を電圧あるいは電流に変換し、電圧(ある
いは電流)量の変化で爪の位置を角度情報として知る。
具体的には、ロータリーエンコーダ、近接スイッチ、光
電スイッチ、マークセンサ、ホトインタラクタ、リミッ
トスイッチなどがある。
圧胴近傍にスイッチあるいはセンサを取付け、直接爪
の位置を検知する。
(2)圧胴の回転を検知せずに逃がす機構 カムを利用してベアリングロッドによって洗浄装置全
体を逃がす。(第3図には圧胴6の軸にカム18を設けた
例を示している。) 圧胴の回転時間を利用して一定時間ごとに洗浄装置全
体を逃がす。
以上のような検知方法により、爪部分が洗浄装置に近
づいたと同時に、エアシリンダまたは油圧シリンダ、ソ
レノイドコイル、カム、または爪車の組み合わせなどの
方法により洗浄装置全体を逃がす。
具体的に本実施例の各構成について説明すると次のと
おりである。
洗浄布1 圧胴に接触して直接圧胴の汚れを取り除くもので、溶
剤保持能力を持ち、材質は親油性及び親水性を有する不
織布を用いる。
マガジンロール2 布をロール状のまま簡単に着脱できる機構を備え、洗
浄布がマガジンロールから歩進的に巻き解かれるとき、
弛まないようにブレーキ機構を有している。
巻取ロール3 使用済ロールの着脱が容易で、巻き上げ方向は圧胴の
回転に逆らう方向とする。
洗浄布圧着部材7 本実施例においてはブレードの形としたものを使用し
たが、この他のものを使用しても良い。
洗浄布を洗浄液でしめらせる手段(ノズル)5 洗浄布を洗浄液で湿らせることで洗浄効果を向上さ
せ、圧胴以外に洗浄液が散布されることを防止する機構
を備えている。
保持体8 ブレードを保持し、常に一定圧、一定角でブレードを
洗浄布圧着する。また、洗浄液ノズルを保持し、一定角
で洗浄布に洗浄液を射出させる。
圧胴の突起部(爪部分)と洗浄装置との直接接触を避け
るための逃げ機構(手段) 圧胴の爪部分と洗浄装置との直接接触を避けさせ、圧
胴の爪部分を保護し、洗浄装置の作動を妨げない。
全体の作動について説明するに、マガジンロールに巻
かれている洗浄布が歩進的に巻きほどかれ、圧着部材近
傍で洗浄液で湿らせれ、圧着部材によって圧胴に圧着さ
れた洗浄布が圧胴の汚れを取り除く。さらに、使用済み
洗浄布は駆動機構を持つ巻取ロールに逐次巻き取られ
る。本発明においては、圧着部材により圧胴に圧着され
ている本洗浄装置は、逃げ機構によって圧胴の突起部
(爪部分)との直接接触を避けている。
〔発明の効果〕
本発明による洗浄装置は上記のように構成されている
ので、圧胴の洗浄にあたり、爪部分においては、圧着部
材(ブレード7)により押付けられている洗浄布1は爪
逃げ機構の作用により圧胴表面から離間されることにな
り、爪11と接触することがなくなる。
従って、洗浄装置による爪の破損や爪による洗浄布の
損傷が防止できることになり、従来手作業で行わざれを
えなかった圧胴洗浄を自動化することが可能となった。
又、洗浄時間も短くすることができ、印刷機の生産効率
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は洗浄装置が圧胴に圧接した状態を示す側断面
図、第2図は胴配列状態を示す側断面図、第3図は圧胴
の斜視図、である。 1……洗浄布、2……マガジンロール 3……巻取ロール、4……洗浄液供給パイプ、 5……ノズル、6……圧胴、 7……ブレード、8……保持体、 9……枠体、10……爪軸、 11……爪、12……版胴、 13……ブランケット胴、14……中間胴 15……ステップ、16……紙部分、 17……汚れ部分、18……カム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧胴の汚れを除去するための洗浄布と、こ
    の洗浄布が歩進的に巻き解かれるマガジンロールと、前
    記洗浄布を巻き取る巻取ロールと、前記マガジンロール
    から巻き解かれた洗浄布を洗浄液でしめらす洗浄液供給
    手段と、前記洗浄布を圧胴に圧接する圧着部材と、この
    圧着部材により圧接された押圧洗浄布部分を圧胴より離
    間させる爪逃げ機構を設けたことを特徴とするオフセッ
    ト枚葉印刷機圧胴洗浄装置。
JP61182555A 1986-08-02 1986-08-02 オフセツト枚葉印刷機圧胴洗浄装置 Expired - Lifetime JPH082646B2 (ja)

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JP61182555A JPH082646B2 (ja) 1986-08-02 1986-08-02 オフセツト枚葉印刷機圧胴洗浄装置
DE3781221T DE3781221T3 (de) 1986-08-02 1987-07-29 Reinigungssystem für eine Druckmaschine.
EP87306695A EP0257818B2 (en) 1986-08-02 1987-07-29 Cleaning system for a printing press
DE3789975T DE3789975T2 (de) 1986-08-02 1987-07-29 Reinigungssystem für eine Druckmaschine.
EP91114575A EP0466203B1 (en) 1986-08-02 1987-07-29 Cleaning system for a printing press
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JPS6337946A JPS6337946A (ja) 1988-02-18
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JP2796729B2 (ja) * 1989-05-01 1998-09-10 大日本印刷株式会社 オフセット枚葉印刷機圧胴洗浄装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61182554A (ja) * 1985-02-08 1986-08-15 Toshiba Corp 液体状態監視装置

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