JP3422075B2 - 印刷版のごみ取り装置 - Google Patents

印刷版のごみ取り装置

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JP3422075B2 JP12516894A JP12516894A JP3422075B2 JP 3422075 B2 JP3422075 B2 JP 3422075B2 JP 12516894 A JP12516894 A JP 12516894A JP 12516894 A JP12516894 A JP 12516894A JP 3422075 B2 JP3422075 B2 JP 3422075B2
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット印刷機に装
着された印刷版に付着し、印刷物にヒッキーマークを発
生させる紙粉等のごみ(異物)を、安全にしかも印刷版
を傷つけることなく取り除く印刷版のごみ取り装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフセット印刷機において、印刷
版面に付着したごみ(異物)は、印刷物品質に悪影響を
及ぼすので早期に除去する必要がある。例えば棒状部材
の先端に、ゴム、布等を取り付けたごみ取り器具を印刷
版面のごみ付着部分に当てて、人為的に取り除くように
していた。しかし、印刷物の損失を恐れるあまり、印刷
機を停止せずにこの作業を行うことが多く、安全性に欠
け、しかもごみの付着を見つけてから除去するまでの作
業性が悪い、時間的なロスも多い、このため不良印刷物
が増えてしまう等の問題があった。
【0003】このため、安全で、かつ迅速にごみを除去
する装置が印刷機に取り付けられるようになった。例え
ば、図4に示すように、印刷版面(22)上のごみ(異
物)(35)を、先端にゴムや不織布等を取り付けたご
み取りバー(30)で掻き落とすように除去する装置
が、特開昭57−56263号公報、実開昭60−12
3238号公報で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置によるごみ取り方法は、いずれも印刷版面(22)
上を擦る要素があり、高速で回転するオフセット輪転機
や水なしオフセット印刷版を用いるオフセット印刷機で
は、印刷版面(22)に傷がつく通称「版きず」の問題
が発生している。さらにごみが付着したまま印刷がなさ
れ時間が経過すると、ごみ(異物)(35)は印刷版面
に強く結合し、版面を傷つけることなく取り除くことは
難しくなる。例えば、図4(a)に示すように、印刷版
面の版画線部(31)のインキ転移層(33)に付着し
たごみ(異物)(35)は、除去できるが、図4(b)
に示す、ブランケットに転移されないインキ滞留層(3
2)にごみ(異物)(35)が付着し入り込むと、版を
傷つけることなく除去することが困難となり、結局、印
刷機を停止して作業者によって丁寧に拭き取ることを行
っていた。
【0005】そこで本発明は、安全でしかも印刷版面を
傷つけることなく、迅速にごみを取り除くことができる
印刷版のごみ取り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明によれば、オフセット印刷機の版胴(2
0)に装着された印刷版(21)の印刷版面(22)に
付着したごみを取り除く印刷版のごみ取り装置におい
て、装着された印刷版(21)に対向して設けられたク
リーニングローラ(13)とならしローラ(14)を有
するごみ取り機構(A)と、この上方に、ごみ取り機構
(A)のローラ間にインキを供給する供給口(11a)
を有するインキ供給機構(11)とを備えて、ホルダー
(K)で固定した印刷版のごみ取り装置であって、この
ごみ取り装置には、必要に応じて印刷版面(22)に対
してごみ取り機構(A)のクリーニングローラ(13)
を押し付ける着脱機構(15)と、さらにこれらの機構
を支える支持機構(16)とを具備したことを特徴とす
る印刷版のごみ取り装置である。
【0007】また、第2の発明によれば、前記版胴(2
0)の軸(20a)方向に平行して支持レール(18)
を設け、この支持レール(18)に支持機構(16)を
取り付け、ホルダー駆動機構(19)により慴動自在に
移動可能としたことを特徴とする印刷版のごみ取り装置
である。
【0008】また、第3の発明によれば、前記支持レー
ル(18)の両端に、エアーシリンダーによるリンク機
構(18a)を具備したことを特徴とする印刷版のごみ
取り装置である。
【0009】
【作用】本発明は、ごみ(異物)(35)を取り除くた
めに、印刷版面(22)に押し付けるごみ取り機構
(A)の除去部材を、円周方向に回転自在で、しかも表
面が平滑なゴムやポリウレタン等の弾性体によるクリー
ニングローラ(13)とならしローラ(14)を用いた
もので、さらに、ごみ(異物)(35)をクリーニング
ローラ(13)に転移させるため、クリーニングローラ
(13)表面にインキを供給し、このインキ皮膜の粘着
性によりごみを転移させるものである。図2に示すよう
に、まず、インキ供給機構(11)によりクリーニング
ローラ(13)とならしローラ(14)の間にインキ
(E)を供給し、次に、クリーニングローラ(13)を
印刷版面(22)に押しつける。このクリーニングロー
ラ(13)は、印刷版面を擦ることなく回転し、表面の
インキ(E)の粘着性により、印刷版面(22)のごみ
(異物)(35)を取り除くことができる。また、強固
に付着したごみ(異物)(35)に対しては、クリーニ
ングローラ(13)上のインキ皮膜がごみ(異物)(3
5)をインキ(E)で埋め込んでしまい、印刷を行って
も印刷物にヒッキーマークが生ずることがない。
【0010】
【実施例】図に基づき実施例を詳細に説明する。図1
は、本発明に係わる印刷版のごみ取り装置の側面からの
概略図である。本発明の印刷版のごみ取り装置は、供給
口(11a)を有するインキ供給機構(11)と、ごみ
取り機構(A)とをホルダー(K)で固定し、このごみ
取り機構(A)を印刷版面(22)に押し付ける着脱機
構(15)と、これらの各機構を保持する支持機構(1
6)とで構成されている。さらに図3は、支持機構に保
持された印刷版のごみ取り装置の上方から見た平面説明
図である。この印刷版のごみ取り装置は、版胴(20)
の軸(20a,20a)と平行に設けられた支持レール
(18)に支持機構(16)が挿入されており、この支
持機構(16)がホルダー駆動機構(19)により支持
レール(18)に沿って左右に移動可能としたものであ
る。また、この支持レール(18)の両端には、上方に
一定角度移動可能とするエアーシリンダーによるリンク
機構(18a)が設けられている。
【0011】図1に示すように、本発明の印刷版のごみ
取り装置(10)は、オフセット印刷機の版胴(20)
に装着された印刷版(21)に対向して、ホルダー
(K)に固定されて自在に回転可能としたクリーニング
ローラ(13)とならしローラ(14)によるごみ取り
機構(A)と、上方にインキ供給口(11a)を有する
インキ供給機構(11)を設けたものである。このごみ
取り機構(A)を印刷版面(22)に対して、前後に着
脱させるエアーシリンダーによる着脱機構(15)がホ
ルダー(K)に連結されており、さらにこの着脱機構
(15)は支持機構(16)に固定されている。
【0012】また、図3に示すように、この支持機構
(16)は、版胴(20)の軸(20a,20a)方向
と平行に設けられた支持レール(18)に挿入されてお
り、ホルダー駆動機構(19)により支持レール(1
8)に沿って左右に移動させることができる。さらにこ
の支持レール(18)の両端には、エアーシリンダーに
よるリンク機構(18a)が取り付けられており、上方
に一定角度移動可能としたものである。
【0013】このリンク機構(18a)は、ごみ取り機
構(A)を自動洗浄装置の洗浄ロール(図示はしな
い)、又は印刷機のインキングローラ(26)に接触さ
せて、印刷終了後、取り除いたごみ(異物)(35)を
洗い落とすためである。なお、これは印刷が終わって手
洗いすることもできるので、このリンク機構(18a)
を取り付けることは特に限定するものではない。
【0014】本発明の印刷版のごみ取り装置によるごみ
取り方法を説明する。まず、図3に示すように、印刷版
面(22)のごみ(異物)(35)を取り除くため、ご
み取り装置(10)をホルダー駆動機構(19)によ
り、ごみの付着した箇所の印刷版面(22)前方まで移
動させる。
【0015】次に、図2に示すように、装置のインキ供
給機構(11)からごみ取り機構(A)のクリーニング
ローラ(13)とならしローラ(14)の間に印刷柄と
同色のインキ(E)をエアー供給部(17)により供給
口(12a)から押し出すとともに、ごみ取り機構
(A)のクリーニングローラ(13)を着脱機構(1
5)により印刷版面(22)へ押し着ける。押し着けら
れたごみ取り機構(A)のクリーニングローラ(13)
は、回転している版胴(20)によりならしローラ(1
4)とともに回転し、このローラ間でインキ(E)が練
られた後、このインキ皮膜が印刷版面(22)に到達す
る。このインキ皮膜のタックにより、印刷版面(22)
上のごみ(35)はクリーニングローラ(13)側に移
る。また、強くインキ滞留層(32)に付着したごみに
対しては、図2(b)に示すように、インキ皮膜により
インキ滞留層(32)の中に隠蔽することで、印刷物に
ヒッキーマークが発現しにくくなる。
【0016】以上の操作を繰り返し行うことで、ごみ取
り機構(A)のローラ間上のインキ(E)にごみが集ま
るため、印刷終了時に、リンク機構(18a)を作動さ
せてごみ取り機構(A)のクリーニングローラ(13)
を印刷機のインキングローラ(26)に接触させ、イン
キングローラと同時に洗浄するようにすることで、ごみ
取り機構(A)を手洗いする必要がない。
【0017】
【発明の効果】本発明の印刷版のごみ取り装置は、上記
の機構によりごみ取り操作を行うもので、従来の装置で
は困難であった高速オフセット輪転機や、水なしオフセ
ット印刷版を用いる印刷機に適用することができる。ま
た、この印刷版のごみ取り装置は、印刷機を停止せずに
回転中にクリーニングローラによりごみ取りを行うた
め、安全で、しかも擦ることがないので、印刷版を傷つ
けることがなくなる。さらにごみの付着から除去までの
作業性が向上するとともに、時間が短縮されて、不良印
刷物の発生を著しく減少させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる印刷版のごみ取り装置の側面か
らの概略図である。
【図2】本発明に係わる印刷版のごみ取り装置によるご
み取り方法の説明図(a)と、ごみを隠蔽した部分説明
図(b)である。
【図3】本発明に係わる支持機構に保持された印刷版の
ごみ取り装置を上方から見た説明図(a)と、エアーシ
リンダーによるリンク機構の部分説明図(b)である。
【図4】従来のごみ取り装置により除去できる通常の版
面に付着したごみの説明図(a)と、除去できない強く
付着したごみの説明図(b)である。
【符号の説明】
10 …ごみ取り装置 11 …インキ供給機構 11a…供給口 A …ごみ取り機構(A) 13 …クリーニングローラ 14 …ならしローラ 15 …着脱機構 16 …支持機構 17 …エアー供給部 18 …支持レール 18a…リンク機構 19 …ホルダー駆動機構 20 …版胴 20a…版胴の軸 21 …印刷版 22 …印刷版面 26 …インキングローラ 30 …ごみ取りバー 31 …版画線部 32 …インキ滞留層 33 …インキ転移層 35 …ごみ(異物) M …駆動モータ(M)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オフセット印刷機の版胴(20)に装着さ
    れた印刷版(21)の印刷版面(22)に付着したごみ
    を取り除く印刷版のごみ取り装置において、装着された
    印刷版(21)に対向して設けられたクリーニングロー
    ラ(13)とならしローラ(14)を有するごみ取り機
    構(A)と、この上方に、ごみ取り機構(A)のローラ
    間にインキ(E)を供給する供給口(11a)を有する
    インキ供給機構(11)とを備えて、ホルダー(K)で
    固定した印刷版のごみ取り装置であって、このごみ取り
    装置には、必要に応じて印刷版面(22)に対してごみ
    取り機構(A)のクリーニングローラ(13)を押し付
    ける着脱機構(15)と、さらにこれらの機構を支える
    支持機構(16)とを具備したことを特徴とする印刷版
    のごみ取り装置。
  2. 【請求項2】前記版胴(20)の軸(20a)方向に平
    行して支持レール(18)を設け、この支持レール(1
    8)に支持機構(16)を挿入し、ホルダー駆動機構
    (19)により慴動自在に移動可能としたことを特徴と
    する請求項1に記載の印刷版のごみ取り装置。
  3. 【請求項3】前記支持レール(18)の両端に、エアー
    シリンダーによるリンク機構(18a)を具備したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷版のご
    み取り装置。
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