JPH0496953A - アクリルエラストマー混合物 - Google Patents

アクリルエラストマー混合物

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JPH0496953A
JPH0496953A JP21479590A JP21479590A JPH0496953A JP H0496953 A JPH0496953 A JP H0496953A JP 21479590 A JP21479590 A JP 21479590A JP 21479590 A JP21479590 A JP 21479590A JP H0496953 A JPH0496953 A JP H0496953A
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JP
Japan
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acrylic elastomer
parts
crosslinking
mixture
crosslinked
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JP21479590A
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English (en)
Inventor
Akiyo Noji
野地 晃世
Kazuhiko Seki
和彦 関
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アクリルエラストマー混合物に関する。更に
詳しくは、透明ゴム状弾性体の機械的強度を向上せしめ
るアクリルエラストマー混合物に関する。
〔従来の技術〕
透明ゴム状弾性体の機械的強度を向上せしめる方法とし
ては、反応性基を増やすことにより架橋点を増加させる
方法、充填剤を添加する方法などが従来から用いられて
いる。
しかしながら、前者の架橋点となる反応性基を有する単
量体の量を増やすと、重合時のゲル化、架橋物の伸びの
低下などが問題となり、その量を増やすには限界がある
。また、後者の充填剤としては、一般にホワイトカーボ
ン、超微粒子状無水シリカなどが用いられるが、これら
の添加は可視光領域の透過率が損なわれるという結果を
招いている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、架橋点を増やしたり、充填剤を添加し
たすせず、従って上記の如き欠点をもたらすことなく、
機械的強度を向上せしめた透明ゴム状弾性体を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる本発明の目的は、それぞれ異なる架橋性基を有す
る光透過率95%以上のアクリルエラストマーの少なく
とも2種類からなるアクリルエラストマー混合物によっ
て達成される。
かかる架橋性基含有アクリルエラストマーは、その詳細
が特開昭61−184,507号公報に記載される如く
、炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレ
ートおよび/または炭素数2〜8のアルコキシアルキル
基を有するアルコキシアルキルアクリレートに、水酸基
、エポキシ基、カルボキシル基、反応性ハロゲン基、ア
ミド基またはジエン基を架橋性基として有する単量体を
約1〜30モル%、好ましくは約2〜20モル%共重合
させたものであり、かかる架橋性基含有竪量体およびそ
の架橋方法は例えば次の如くである。
(1)水酸基含有ビニル単量体 ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
アルコキシアクリレート、N−メチロールアクリルアミ
ドなど これらの共重合体は、ヘキサメチレンジイソシアネート
またはその3量体などのポリイソシアネート、アジピン
酸などのポリカルボン酸、メトキシメチルメラミンなど
のアルコキシメチルメラミンなどの架橋剤によって架橋
される (2)エポキシ基含有ビニル単量体 アリルグリシジルエーテル、グリシジル(メタ)アクリ
レートなど これらの共重合体は、ジエチレントリアミン、m−フェ
ニレンジアミンなどのポリアミン、アジピン酸などのポ
リカルボン酸、無水マレイン酸などの酸無水物、ポリア
ミド、スルホンアミドなどの架橋剤によって架橋される (3)カルボキシル基含有ビニル単量体アクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸などこれらの共重合体は、エチ
レングリコールジグリシジルエーテルなどのポリエポキ
シド、1,4−ブタンジオール、1,1.1− トリメ
チロールプロパンなどの架橋剤を用いる方法あるいは加
熱によって架橋される (4)反応性ハロゲン基含有ビニル単量体2−クロロエ
チルビニルエーテル、モノクロロ酢酸など これらの共重合体は、ジエチレントリアミンなどのポリ
アミン、ポリカーバメートなどの架橋剤によって架橋さ
れる (5)アミド基含有ビニル単量体 アクリルアミド、メタクリルアミドなどアミノホルムア
ルデヒドなどの架橋剤を用いる方法あるいは加熱によっ
て架橋される (6)ジエン系単量体 ジビニルベンゼン、ペンタジェン、ビニルシクロヘキセ
ン、ブタジェン、シクロペンタジェン、メチルブタジェ
ン、ジシクロペンテニル(メタ)アクレート、エチレン
グリコールジアクリレート。
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレートなどイオ
ウあるいはベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオ
キサイドなどの有機過酸化物、アゾビスイソブチロニト
リルなどのアゾ化合物、ジビニルベンゼン、トリアリル
シアヌレートなどの架橋剤を用いる方法または加熱によ
って架橋されるこれらのジエン系単量体を共重合させた
場合には、側鎖に残っている二重結合を利用し、ベンゾ
フェノン、アセトフェノン、2−アルキルアントラキノ
ン類、ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル類、ベ
ンゾインアリールエーテル類、ベンゾインエステル類、
ベンゾインチオエーテル類、フロインなどの光重合開始
剤の存在下に、光照射することによっても架橋させるこ
とができる以上の各種の架橋の際、架橋性基の種類に応
じて、エチレングリコールジアクリレート、プロピレン
グリコールジアクリレート、テトラエチレングリコール
ジアクリレート、1,6−ヘキサンシオールジグリシジ
ルエーテルなどの多官能性化合物を架橋系に共存させて
おくこともできる。
本発明においては、その光透過率(650nm)が95
%以上である架橋性基含有アクリルエラストマーであっ
て、互いに相溶性のあるものが2種類以上用いられるが
、それらの架橋性基はそれぞれ異なるものが用いられる
(ただし、3種類以上のアクリルエラストマーが用いら
れる場合には、それらの架橋性基の種類は2種類以上で
あってよい)。また、屈折率のあまりかけ離れたものを
混合すると、白濁して透明ではなくなってしまう場合も
あるので、その差が0.05以内のものを用いることが
好ましい。
架橋性基含有アクリルエラストマー同志の混合および架
橋は、任意の方法によって行われるが、一般には共通の
溶媒に溶解させ、必要な架橋剤を添加した後溶媒を除去
し、必要な架橋条件下で架橋反応が行われる。架橋剤と
しては、各アクリルエラストマーの架橋性基に応じて架
橋剤がそれぞれ用いられ、架橋反応もその架橋条件に従
うため、2段階以上で行われることも多い。特に、加熱
架橋と光架橋とが併用される場合には、別々に架橋反応
が行われるのが普通である。
〔発明の効果〕
それぞれ異なる架橋性基を有するアクリルエラストマー
の混合物は、一種類の架橋性基含有アクリルエラストマ
ーに用いられるのと同量の架橋剤を総量として用いて架
橋させた場合、それの光透過率は何ら損なわれることな
く、また伸びの実質的な低下もわずかでありながら、機
械的強度、特に引張強さなどの点において顕著な向上が
みられるという効果を奏する。
〔実施例〕
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1 (アクリルエラストマー■) 容量2Qのセパラブルフラスコに、エチルアクリレート
95部(重量、以下同じ)、2−ヒドロキシエチルアク
リレート5部、アゾビスイソブチロニトリル1部、2−
ヒドロキシメルカプタン0.5部およびメチルエチルケ
トン100部よりなる混合物700gを仕込み、 50
mΩ/分の流量で窒素ガスを吹き込みながら30分間脱
酸素を行った後、51℃で2時間反応させ、反応混合物
をn−ヘキサン中に投入、再沈させ、エチルアクリレー
ト−2−ヒドロキシエチルアクリレート共重合ゴム(n
o2s:1.492)を取得した。
(アクリルエラストマー■) 上記合成例において、2−ヒドロキシエチルアクリレー
トの代わりに同量のジシクロペンテニルアクリレートを
用い、エチルアクリレート−ジシクロペンテニルアクリ
レート共重合ゴムを(no”:1.493)取得した。
このようにして得られたアクリルエラストマー■、■ま
たはこれらの混合物について、次のようにして架橋が行
われた。
アクリルエラストマーI:これの100部のメチルエチ
ルケトン溶液に、ヘキサメチレンジイソシアネート10
部を加え、脱溶媒後80℃で加熱架橋させた。
アクリルエラストマー■:これの100部のメチルエチ
ルケトン溶液に、テトラエチレングリコールジアクリレ
ート10部および2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニルプロパン−1−オン1部を加え、脱溶媒後800
す高圧水銀灯を30秒間照射し、光架橋させた。
アクリルエラストマー■、■混合物:それぞれを50部
用い、それのメチルエチルケトン溶液に、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート5部、テトラエチレングリコールジ
アクリレート5部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フェニルプロパン−1−オン1部を加え、脱溶媒後まず
80℃で加熱架橋させ、次いで800す高圧水銀灯を3
0秒間照射し、光架橋させた。
以上の各架橋物について、650部mの光透過率、表面
動摩擦係数(ベト付きの指標)、比重および常態物性を
それぞれ測定した。得られた結果は、次の表1に示され
る。
表1 アクリルエラストマー  1     n   1會掬
光透過率 (%cm)  99.8 99,8 99.
8動摩擦係数  (μ)   2.6  2.8  2
.9比    重        1.157  1.
159  1.162硬      さ       
     55.7    58.2    60.3
引張強さ(kgf/ad)  26.6 24.3 3
6.2伸     び    (%)     93 
   94    86実施例2 (アクリルエラストマーI[[) 前記アクリルエラストマー■の合成例において、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレートの代わりに同量のアクリル
酸を用い、エチルアクリレート−アクリル酸共重合ゴム
(no”:1.490)を取得した。
このようにして得られたアクリルエラストマー■または
これと前記アクリルエラストマー■との混合物について
、次のようにして架橋が行われた。
アクリルエラストマー■:これの100部のメチルエチ
ルケトン溶液に、1.6−ヘキサフシオールジグリシジ
ルエーテル10部を加え、脱溶媒後100”Cで加熱架
橋させた。
アクリルエラストマー■、m1合物:それぞれを50部
用い、それのメチルエチルケトン溶液に、1.6−ヘキ
サフシオールジグリシジルエーテル5部、テトラエチレ
ングリコールジアクリレート5部、2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン1部を加え
、脱溶媒後まず100℃で加熱架橋させ。
次いで800w高圧水銀灯を30秒間照射し、光架橋さ
せた。
以上の各架橋物について、実施例1と同様の測定が行わ
れた。得られた結果は、アクリルエラストマー■の架橋
物のデーター共々、次の表2に示される。
(以下余白) 表2 アクリルエラストマー  ■■ 光透過率 (%c+n)  99.8 99.8動摩擦
係数  (μ)   2.7  2.8比    重 
        1.157  1.159硬    
  さ            54.2    58
.2引張強さ(kgf/aJ)  26.3 24.3
伸     び    (%)     90    
94鳳イL曳 99.8 2.9 1.159 59.3 34.3 実施例3 アクリルエラストマー■、■混合物:それぞれを50部
用い、それのメチルエチルケトン溶液に、■、6−ヘキ
サンシオールジグリシジルエーテル5部、テトラエチレ
ングリコールジアクリレート5部、1.3ビス(第3ブ
チルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン1部を加え、脱溶媒後100’Cで加熱架橋させた
この各架橋物について、実施例1と同様の測定が行われ
た。得られた結果は、アクリルエラストマー■、■の架
橋物のデーター共々、次の表3に示される。
表3 アクリルエラストマー  n    m   1會蔓光
透過率 (%cm)  99.8 99.8 99.8
動摩擦係数  (μ)2.8  2.7  2.9比 
   重        1,159  1,157 
 1.159硬      さ           
 58.2    54.2    60.2引張強さ
(kgf/aJ)  24.3 26.3 36.3伸
    び    (%)     94    90
    80比較例 (アクリルエラストマー■) アクリルエラストマーIの合成例において、単量体とし
て1!(,18,51(−オクタフルオロペンチルアク
リレート90部およびジシクロペンテニルアクリレート
10部を用い、オクタフルオロペンチルアクリレート−
ジシクロペンテニルアクリレート共重合ゴム(nD”:
1.398)を取得シタ。
このようにして得られたアクリルエラストマー■と前記
アクリルエラストマーIをそれぞれ50部用い、それの
メチルエチルケトン溶液に、ヘキサメチレンジイソシア
ネート5部、テトラエチレングリコールジアクリレート
5部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン1部を加え。
脱溶媒後まず80℃で加熱架橋させ、次いで800す高
圧水銀灯を30秒間照射し、光架橋させた。
この混合物は相溶性が悪く、エラストマー同志を混ぜる
と白濁し、次の表4の結果に示されるように、架橋物は
透明度が低下するばかりではなく。
強度も低下する。
表4 アクリルエラストマー   混合物 光透過率 (% an)    40.3動摩擦係数 
 (μ)4.3 比    重           1.320硬  
    さ                56.3
引張強さ(kgf/al)    18.5伸    
び    (%)60

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、それぞれ異なる架橋性基を有する光透過率95%以
    上のアクリルエラストマーの少なくとも2種類からなる
    アクリルエラストマー混合物。
JP21479590A 1990-08-14 1990-08-14 アクリルエラストマー混合物 Pending JPH0496953A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007055038A1 (ja) * 2005-11-10 2007-05-18 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha アクリルゴム組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007055038A1 (ja) * 2005-11-10 2007-05-18 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha アクリルゴム組成物

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