JPH049488Y2 - - Google Patents

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JPH049488Y2
JPH049488Y2 JP2462987U JP2462987U JPH049488Y2 JP H049488 Y2 JPH049488 Y2 JP H049488Y2 JP 2462987 U JP2462987 U JP 2462987U JP 2462987 U JP2462987 U JP 2462987U JP H049488 Y2 JPH049488 Y2 JP H049488Y2
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seal
plug
stepped
hole
lip
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JP2462987U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、3方コツク等の、いわゆる多方コツ
クに関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、この種のコツクにおいて、コツク本体と
栓体との間に異形のシールを介在させたものが、
特公昭52−26326号公報第10図、第11図およ
び第12図と、その説明で紹介されている。
すなわち、この公報で紹介されたものを説明す
れば、これを添付第4図に示すが、同図におい
て、コツク本体1の挿入孔1aにツマミ2を付設
した栓体3を挿入し回動して開閉栓する。該コツ
ク本体1と該栓体3との間にはスリーブ4を介在
させ、該スリーブ4に流体の流入口5側にシール
6を装着している。該シール6にはリツプ7とフ
ランジ8とを備え、該フランジ8の背面には切欠
空間9を形成している。なお、10は流出口、1
1はカバー体、12は栓体3に設けた切欠を示
す。
かかる従来例のシール6の作用は次のようであ
る。すなわち、栓体3を回動して閉栓すれば、フ
ランジ8には切欠空間9があるため、流体圧がフ
ランジ8を変形させ、リツプ7を栓体に更に密着
させる。しかもシール6はそのフランジ8がコツ
ク本体1とスリーブ4とで挟持されているので、
外れることがない、とされている。
しかしながら、かかる従来のコツクを分析して
みると次のような問題点のあることが判明した。
すなわち、かかるコツクはコツク本体1、栓体3
およびスリーブ4が必要であり、そのため、嵩張
るばかりではなく、栓体3の外周に対するリツプ
7の押圧力は流体圧のみであるから、かかる押圧
力の調節がきかず経年によるリツプ7の磨滅には
対処できないし、使用状態に合わせることもでき
ない。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、前記従来技術の問題点を解消
するため案出されたもので、流入口1個と流出口
を多くとも3個穿設したコツク本体と、一端に操
作用突軸を突設し、かつ、該コツク本体に穿設さ
れた挿入孔に回動自在に挿入した栓体とからなる
多方コツクにおいて、前記栓体の軸方向中間に平
面を有する切欠を形成し、該平面に栓体の軸心を
通る段付貫通孔を穿設し、該段付貫通孔に袋状シ
ールを押込み収納し、該袋状シールの内側を該平
面側より挿入したビスで調節可能に押圧し、該シ
ールに、前記流入口および流出口の開口部を押圧
囲繞するリツプを設けた多方コツクを提供するも
のである。
〔実施例〕
本考案の構成を作用とともに、添付図面に示す
実施例により詳細に説明する。第1図は本考案の
実施例の断面図、第2図は第1図のシールを装着
した栓体の分解斜視図、第3図は第2図の栓体を
装着した3方コツクの斜視図を示す。なお、第4
図に示す従来例の同一部分は同一符号で示し、そ
の説明を省略する。
先ず、3方コツク全体について述べれば、これ
は水道圧7Kg/cm2以上にも耐えられるものである
が、第3図において、1は3方コツク本体で、流
入口5にジヨイント15を螺着している。10は
第1の流出口、13は第2の流出口16(第1図
参照)のジヨイント、14は第3の流出口17
(第1図参照)のジヨイント、18は盲蓋を示し、
第2の流出口16にはベンド19を連結してい
る。
かかる3方コツクに用いられている栓体3は、
第1図および第2図に示すように、中実の円柱に
おいて、その軸方向の中間に軸心を通る平面20
で切欠を形成し、該平面20で軸心を通る段付貫
通孔21を穿設し、該段付貫通孔21を小径部2
1a、拡径部21b、ネジ21cと連設して構成
し、該小径部21aおよび拡径部21bに平面2
0の反対側よりシール22を押込んでいる。該シ
ール22は、頭部に流入口5および流出口10,
16,17の開口部を囲繞するリツプ22a,基
部にフランジ22bを構成し、これはゴム製の袋
状のリツプ外径約12mmのものである。該袋状シー
ル22の内側には、R部23a,ネジ部、貫通し
た流体通路23bおよびネジ頭部23cを構成し
たビス23(本考案のビスは必ずしもネジ部を備
えたものでなくてもよい)を螺入している。な
お、25は盲蓋18に支持される栓体軸、26は
ツマミ2が嵌合される操作用突軸を示す。
本実施例の作用は次のようである。すなわち、
先ず、シール22を栓体3に装着する場合を述べ
れば、平面20の反対側よりシール22を押込め
ば、そのフランジ22aが拡径部21bに押込ま
れる。次いで、平面20側よりビス23を段付貫
通孔21に螺入すれば、R部23bがシール22
に当接し、シール22に対し第1図における下方
および左右方向にそれぞれ押圧力を与えることが
できる。したがつて、ビス23によりリツプ22
aの突出具合が調整できる。
かかる栓体3をコツク本体1に挿入して、閉栓
状態(第1図)にすれば、流入口5からの水道圧
が流体通路23bよりシール22の内側にかか
り、リツプ22aをコツク本体1の挿入孔1aに
押圧しシール効果が向上する。
また、本実施例の3方コツクでは水道圧や操作
頻度などの使用状態に合わせるため、ビス23の
螺入が加減することができる。
なお、本実施例はネジ付のビス23を用いてい
るが、本考案はこれに限らず、ネジをバヨネツト
結合にしたビス(押圧具)でもよい。
また、本考案は周知のボールコツクのシールに
適用すれば好適である。
以上要するに本考案は、実用新案登録請求の範
囲に記載された構成を採択したので以下の効果が
期待できる。
〔考案の効果〕
栓体に、小径部と拡径部などから成る軸心を通
る段付貫通孔に、頭部にリツプを備えた袋状シー
ルを押込み、それを段付貫通孔の段部に係止し、
しかも、シールの内側からビスで押上げているの
で、本考案のコツクを高圧の流体配管に配設し、
コツクの開閉栓による極部的高圧力を与えても、
シールは外れることがない。また、ビスにより袋
状シールの内側へリツプに対する押圧力を与えて
いるので、シール効果は一段と向上するととも
に、押圧力をビスで調整できるので、最適なシー
ル効果が得られる。これに加えて、栓体側にシー
ルを設けたので、コツク本体側にシールを設けた
ものと相違し、リツプの押圧力が加減できる構造
に設計でき、しかも、コツク全体を大きくするこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図は第
1図の栓体の分解斜視図、第3図は第2図の栓体
を用いた3方コツクの斜視図、第4図は従来例の
断面図を示す。 1……3方コツク本体、1a……挿入孔、3…
…栓、20……平面、21……段付貫通孔、22
……袋状シール、22a……リツプ、23……ビ
ス、26……操作用突軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流入口1個と流出口を多くとも3個穿設したコ
    ツク本体と、一端に操作用突軸を突設し、かつ、
    該コツク本体に穿設された挿入孔に回動自在に挿
    入した栓体とからなる多方コツクにおいて、 前記栓体の軸方向中間に平面を有する切欠を形
    成し、該平面に栓体の軸心を通る段付貫通孔を穿
    設し、該段付貫通孔に袋状シールを押込み収納
    し、該袋状シールの内側を該平面側より挿入した
    ビスで調節可能に押圧し、該シールに、前記流入
    口および流出口の開口部を押圧囲繞するリツプを
    設けた多方コツク。
JP2462987U 1987-02-20 1987-02-20 Expired JPH049488Y2 (ja)

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JP2462987U JPH049488Y2 (ja) 1987-02-20 1987-02-20

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JP2462987U JPH049488Y2 (ja) 1987-02-20 1987-02-20

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Publication Number Publication Date
JPS63132177U JPS63132177U (ja) 1988-08-30
JPH049488Y2 true JPH049488Y2 (ja) 1992-03-10

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