JPS5848436Y2 - ハイスイセンソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、操作が簡単で水密性に富みかつコストの安
い排水栓装置、特に直焚き浴槽等の浴槽その他の液体容
器に適した排水栓装置を提供するものである。

以下この考案の一実施例を示す図面に基づいて詳説する
。

図中１はほぼＴ形管状を呈する排水栓本体であり、主管
部１ａの下部をすり林状に縮径して排水口２とし、主管
部には排水口２と対向してキャップ３の取付口を開口し
、この取付口にキャップ３が螺合している。

キャップ３は後記する作動軸制動部材４と押え材Ｉとを
収容する凹部３ａを有し、キャップ３の底板３ｂの中央
部にフランジ付きの通孔６が設けである。

作動軸制動部材４はリング状のゴム、合成樹脂素材から
なるバッキングでキャップ３の凹部３ａ内に、該凹部に
螺合している押え材７を介して固定しである。

この作動軸制動部材４は、キャップ３の通孔６と同心に
位置しており、かつその内径を通孔６の径より若干小寸
・こしてあり、押え材１の締め代の調節により作動軸制
動部材４は締めつけられたり、ゆるめられたりしてその
内径が変化するようになっている。

８は押え材γの通孔７ａ、作動軸制動部材４及びキャッ
プ３の通孔６を摺接貫通する作動軸であり、その先端部
ｌこ前記排水口２を閉塞しうる止水栓９を固着し、円板
１０をもって抜けを防止しである。

１１は作動軸８の上端部に取付けたバンドルであり、こ
のバンドル１１を操作することにより作動軸８をその軸
方向に往復摺動可能にしである。

この考案は上記の構成を有するものであり、排水栓本体
１の側管部１ｂを浴槽１２に取付けた排水管１３の端部
に螺合して取付けることにより使用される。

そして排水する場合には、バンドル１１を引き上げれば
作動軸８は上昇し、止水栓９が排水口２から抜は出し該
排水口２から排水することができる。

この排水時において、作動軸８は作動軸制動部材４に摺
接し、摩擦係合しているので、作動軸８自体の軸方向の
動きは制動され、引き上げ操作を停止した時点で作動軸
８の動きも停止し、自重番こより下降することはなく、
確実に止水栓９は開放位置に留まり、排水の妨げとなる
おそれがない。

又、作動軸制動部材４は、使用している間ｌこ摩耗して
その制動力が低下するが、押え材γをねじ込んでさらに
押圧することｔこより作動軸制動部材４が作動軸に密着
し、所定の制動力になるよう調整することができる。

一方施栓する場合ｌこはバンドル１１を押し下げて作動
軸８を下降させ、止水栓９を排水口２に押し込めばよい
。

止水栓９はゴム製でその上面に周溝９ａが設けであるの
で、止水栓９の上部外周面は排水口２のすり林状部２ａ
の内周面に密着する。

さらに止水栓９は水圧により押圧されるので施栓は完全
となり、水密性が向上して漏水するようなことはない。

以上の説明から明らかなようＩこ、この考案ｌこよれば
バンドル１１の操作により作動軸８を上昇、下降させる
だけで排水口２の開閉が行えるので取扱上きわめて容易
であり、止水栓開放時（排水時）一旦排水口を抜は出し
た止水栓は作動軸が作動軸制動部材の制動ｊこより不動
状態となるので上下ｌこ妄動せず、排水作用が確実ｌこ
行われ、また長期使用ｌこよって作動軸制動部材が擦り
減っても、押え材を締めつけることにより作動軸制動部
材を変形させ、作動軸との密着度を調整することにより
所定の制動力になるよう締り具合を調整することができ
る。

また施栓時、止水栓は背部から水圧を受けているので水
密性にすぐれ、構造が簡単なので安価に製造できるなど
の特長を有する排水栓装置を提供することができる。

これは特は直焚き風呂等の浴槽、その他の液体容器の排
水栓として最適なものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は排水栓
装置の中央縦断面図、第２図は使用状態を示す説明図、
第３図は排水時ｌこおける状態を示す要部の断面図であ
る。 １・・・・・・排水栓本体、２・・・・・・排水口、３
・・・・・・キャップ、４・・・・・・作動軸制動部材
、６・・・・・・通孔、７・・・・・・押え材、８・・
・・・・作動軸、９・・・・・・止水栓、１０・・・・
・・円板％ １１・・・・・・バンドル、１２・・・・
・・浴槽、１３・・・・・・排水管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 主管部１ａおよび側管部１ｂをほぼＴ形ｌこ突き合せ、
   主管部の下方に排水口２を形成してなる排水栓本体１と
   、排水口２を閉塞する止水栓９と、止水栓に連結され主
   管部上方に突出する作動軸８と、作動軸用の通孔６を有
   し主管部の上方開口ｌこ冠着されるキャップ３と、この
   キャンプの上方で作動軸ｌこ環装された作動軸制動部材
   ４と、作動軸８の軸方向をこそって前記作動軸制動部材
   を押圧するように、キャップ３に締め込み自由に螺合さ
   れ、前記作動軸制動部材を押圧によって変形させて作動
   軸８＆こ密着させ、作動軸制動部材４の作動軸８１こ対
   する制動力を調整する押え材７とを有することを特徴と
   する排水螺装置。