JPH0439493Y2 - - Google Patents

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JPH0439493Y2
JPH0439493Y2 JP1987020220U JP2022087U JPH0439493Y2 JP H0439493 Y2 JPH0439493 Y2 JP H0439493Y2 JP 1987020220 U JP1987020220 U JP 1987020220U JP 2022087 U JP2022087 U JP 2022087U JP H0439493 Y2 JPH0439493 Y2 JP H0439493Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、3方コツク等の、いわゆる多方コツ
クに関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
古くより、この種のコツクは用いられ、その長
所は、つまみ、またはレバーハンドルを直角の範
囲で回動することで開閉できることであり、その
開閉は簡単で速やかであり、しかも、流体抵抗が
少なく、流量調節にも適しているが、その短所は
気密面(すり合せ面)が広く、摩擦面積が大きい
ので、操作トルクが大きい等、圧力変動の激しい
ものや大口径のものには使用できないことにあ
る。
そこで、かかるコツクを3方等の多方コツクに
適用すれば気密面積が縮小し、ひいては摩擦面積
が縮小されることから、軽快に操作できるように
なる。
ところが従来の多方コツクは、使用経年により
栓体とコツク本体との間に摩滅が生じ、栓体に穿
孔があるだけに、水切れが悪くなる。そのため、
従来よりリング状シールを栓体とコツク本体との
間に設けているが、いずれのリング状シールもコ
ツク本体の流出入口に設けられ(例えば、特公昭
52−26326号公報第10図、第11図参照)、高圧
の水道管(例えば、7Kg/cm2以上)の所にこれを
使用すれば、当該コツクの開閉時にシール近傍に
極部的高圧力が発生し、この極部的高圧力によ
り、このシールが外れる、という問題があつた。
一方、リング状シールを栓体の方に取付けたコ
ツクが散見される。例えば、特開昭60−78171号
公報によれば、流入口と流出口を穿設したコツク
本体と、一端に操作用突軸を設け、かつ、前記コ
ツク本体に穿設された栓体挿入孔に回動自在に挿
入された栓体と、からなるコツクにおいて、前記
流入口と流出口とに対応する栓体側に円形凹みを
穿設し、こられの円形凹みに、リング状シールを
その外周端に設けた円形インサートを半径方向摺
動可能に嵌入し、該円形インサートに流体圧を作
用させるようにして、前記リング状シールをコツ
ク本体の栓体挿入孔内周面に押圧するようにした
コツクが示されている。
しかしながら、かかるコツクでは、シールがリ
ング状であつて、しかも、コイン状の円形インサ
ート外周端に設けているので、前記のように高圧
の所に当該コツクを使用すれば、コツク開閉時の
局部的高圧により、依然として、シールが外れる
おそれがあり、しかも、円形インサートやシール
が各1対必要となつて、コツク全体を複雑化す
る、という問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、かかる問題点を解消すること
に鑑み案出されたもので、その要旨とするところ
は1個の流入口5と、該流入口5と同一平面上
で、かつ、多くとも3個の流出口7,8,9aと
を穿設したコツク本体1と、一端につまみ用突軸
を設け、かつ、前記コツク本体1に穿設された栓
体挿入孔に回動自在に挿入した円柱状栓体2と、
からなる多方コツクにおいて、前記栓体2に、前
記流出入口5,7,8,9aと同一平面上の栓体
半径方向に、かつ、これらの流出入口5,7,
8,9aより大径の1個の貫通孔12を穿設し、
該貫通孔12に、縮径段部12a,12bを形成
すると共に、該貫通孔12に、帽子状の弾性シー
ル14をその弾性に抗して被覆したシール保持体
13を、栓体半径方向に摺動可能に、かつ、前記
段部12a,12bで抜止め可能に嵌入し、前記
シール14の外周端に流出入口5,7,8,9a
の開口部を囲繞するリング状リツプ部15を突設
し、前記シール保持体13に、流入口5の流体圧
を作用させることにより、リツプ部15をコツク
本体1の栓体挿入孔内周面に押圧させたことを特
徴とする多方コツクにある。
〔作用〕
閉栓時には、流入口5の流体圧は帽子状シール
14やシール保持体13にかかるが、貫通孔12
を流入口5より大にしているので、シール14が
弾性変形して、栓体2とコツク本体1との間隙の
方へ押付けられてシールする。その流体圧の押圧
のとき、シール保持体13は段部12a,12b
により貫通孔12から抜止めされる。
次に、栓体2を、例えば、前記閉栓状態から
180°回転させて開栓する時には、その回転に際し
ては、シール14は帽子状でシール保持体13に
弾性的に被覆しているので、シール保持体13か
ら外れることはない。そして、流入口5の流体圧
はシール保持体13の背部23qにかかるので、
開栓しない流出口8を、シール14のリツプ部1
5が押付けシールする。
〔実施例〕
本考案の構成を作用とともに、添付図面に示す
実施例により詳細に説明する。
第1図イは本考案の実施例の断面図で、中心線
より左側は第1の実施例、右側は第2の実施例、
第1図ロは栓体の回動状態図、第2図は第1図の
シールを装着した栓体の斜視図、第3図は第2図
の栓体を装着した3方のコツクの斜視図である。
先ず、3方コツク全体の外観について述べれ
ば、第3図において、1は3方コツクのコツク本
体、4はジヨイントで、コツク本体1に螺着し、
流入口5を形成している。6は栓体2の一端に突
出したレバー付つまみ、7は第1の流出口、8は
第2の流出口、9は盲蓋を示す。なお、第2の流
出口7には図示しないが金網のストレーナを内蔵
し、第1の流出口8はベンド10は連結してい
る。
次に、栓体2の第1の実施例は、第1図左側お
よび第2図に示すように、中実の円柱において、
その軸方向の中間に逆山形の切欠11を形成し、
この切欠11の頂部を貫通して半径方向に、縮径
段部12a,12bのある貫通孔12を形成して
いる。この段付貫通孔12の径を前記流出入口
5,7,8,9aの径より大に形成し、この段付
貫通孔12に段付椀体23を段部12a,12b
を抜止めとして嵌入し、この段付椀体23に段付
シール保持体13を覆設し、この段付シール保持
体13の段部13a,13bおよび椀体23のフ
ランジ部23aに帽子状のゴム製シール14を覆
設している。このシール14の外周端に流入口5
または流出口7の開口部を囲うリング状のリツプ
部15を形成し、このリツプ部15でコツク本体
1における栓体挿入孔の内周面を押圧してシール
する。この段付シール保持体13と段付椀体23
との間に拡径用のバネ16を内蔵し、前記リツプ
部15をコツク本体1の栓体挿入孔の内周面に押
圧している。前記段付シール保持体13の下方に
は、前記段付貫通孔12と連通する連通孔17を
半径方向に複数個穿設している。また、段付椀体
23と段付貫通孔12との間にはOリング24を
介在させている。
なお、第1図示では、第3図の盲蓋9の代わり
に第3の流出口9aを穿設している。13p段付
シール保持体13の通路、14pはシール14の
通路を示す。
第1の実施例は、次のような動作をする。すな
わち、流入口5から導入される水道圧により、シ
ール14に対しB面積の面圧がかかり、シール1
4を第2の流出口8の方へ押圧しようとする。一
方、水道圧はシール14の通路14p、段付シー
ル保持体13の通路pを通り、更に連通孔17よ
りA面積の面圧が逆方向にかかるようになる。こ
こで、B面積よりA面積が大きいため、その差だ
けシール14を流入口5の方へ摺動することにな
り、しかも、バネ16のバネ力がシール14を流
入口5側へ付勢するよう加わる。したがつて、第
1、第2および第3の流出口7,8,9aは完全
にシールされる。
次に、栓体2を第1図示イの状態より同ロのよ
うに180°回転させると、水道水は流入口5より第
1および第3の流出口7,9aへ流出するが、第
2の流出口8へはA面積の面圧がかかりシールし
て閉栓する。すなわち、水道圧は椀体23の背部
23qは押下げ、椀体23と栓体2との間に間隙
を形成させ、しかも、Oリング24も押下げるこ
とから、水道圧はA面積の面圧となり、リツプ部
15はコツク本体1の栓体挿入孔の内周面に押圧
してシールする。ここで、Oリング24により、
連通孔17はシールされている。
なお、栓体2を第1図示の状態より90°左また
は右に回動させた場合の第1また第3の流出口
7,9aの閉栓も第2の流出口8と同様である。
したがつて、第1の実施例ではシール14に対す
る正面圧、背圧に関係なくシールをする。
次に、本考案の第2の実施例を説明する。これ
を第1図右側半分に示すが、第1の実施例と同一
部部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施例が第1の実施例と相違する点は、第
1の実施例の段付椀体23と段付シール保持体1
3とを一体化し、通路13p、通路14pおよび
Oリング24を省略するとともに、栓体2に通路
2pを穿設した点にある。
第2の実施例は、第1図示(右半分のもの)の
状態では、流入口5から導入された水道圧がシー
ル14のB面積に対し面圧がかかり、シール14
および段付シール保持体13を押下げるが、シー
ル14が弾性変形してコツク本体1と栓体2との
間隙をシールする。次いで、第2の流出口8を閉
栓する場合は、栓体2を第1図イ図示の状態から
同ロの位置に180°回転すれば、通路2pおよび連
通孔17より水道圧が導入されて、段付シール保
持体13をA面積の面圧で第2の流出口8を閉栓
する。したがつて、第2の実施例の閉栓は流入口
5からの水道圧を背圧としてシールする。
なお、第3の実施例として、第1の実施例の段
付椀体23と段付シール保持体13との間にウエ
ブワツシヤ(不図示)を介在させ、バネ16を省
略してもよい。勿論、本考案の多方コツクは水道
用のものに限定されない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、栓体2の半径方向の貫通孔1
2に、帽子状の弾性シール14をその弾性に抗し
て被覆したシール保持体13を摺動可能に嵌入し
たので、高圧の所に配設して極部的高圧に遭遇さ
せても、シール14は栓体2より外れることはな
い。
しかも、シール14に、コツク本体1における
流出入口5,7,8,9aの開口部を囲繞するリ
ング状リツプ部15を形成し、このリツプ部15
を流体圧で押圧しているので、シールは完全に行
われる。
加えて、栓体挿入孔の内周面に対してリツプ部
15が摺動するため、Oリングのシールと同様軽
快に行うことができる。
その上、帽子状のシール14やシール保持体1
3は各1個であるため、つまみで操作する小形の
多方コツクでありながら、構造簡単となつて都合
がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図イの中心線より左側は本考案の第1の実
施例の断面図、同右側は第2の実施例の断面図、
第1図ロは第1図の栓体を180°回転した断面図、
第2図は第1図のシールを装着した栓体の斜視
図、第3図は第2図の栓体を装着した3方コツク
の斜視図である。 1……コツク本体、2……栓体、5……流入
口、7,8,9a……流出口、12……貫通孔、
13……段付シール保持体、14……シール、1
5……リツプ部、16……バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1個の流入口5と、該流入口5と同一平面上
    で、かつ、多くとも3個の流出口7,8,9aと
    を穿設したコツク本体1と、 一端につまみ用突軸を設け、かつ、前記コツク
    本体1に穿設された栓体挿入孔に回動自在に挿入
    した円柱状栓体2と、からなる多方コツクにおい
    て、 前記栓体2に、前記流出入口5,7,8,9a
    と同一平面上の栓体半径方向に、かつ、これらの
    流出入口5,7,8,9aより大径の1個の貫通
    孔12を穿設し、 該貫通孔12に、縮径段部12a,12bを形
    成すると共に、 該貫通孔12に、帽子状の弾性シール14をそ
    の弾性に抗して被覆したシール保持体13を、栓
    体半径方向に摺動可能に、かつ、前記段部12
    a,12bで抜止め可能に嵌入し、 前記シール14の外周端に流出入口5,7,
    8,9aの開口部を囲繞するリング状リツプ部1
    5を突設し、 前記シール保持体13に、流入口5の流体圧を
    作用させることにより、リツプ部15をコツク本
    体1の栓体挿入孔内周面に押圧させたことを特徴
    とする多方コツク。
JP1987020220U 1987-02-13 1987-02-13 Expired JPH0439493Y2 (ja)

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JP1987020220U JPH0439493Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

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JP1987020220U JPH0439493Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

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JPS63126678U JPS63126678U (ja) 1988-08-18
JPH0439493Y2 true JPH0439493Y2 (ja) 1992-09-16

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JP1987020220U Expired JPH0439493Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078171A (ja) * 1983-07-21 1985-05-02 マペガズ−ルマテイ・ソシエテ・アノニム プラグ弁

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078171A (ja) * 1983-07-21 1985-05-02 マペガズ−ルマテイ・ソシエテ・アノニム プラグ弁

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JPS63126678U (ja) 1988-08-18

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