JP3046177U - 止水栓のシーリング構造 - Google Patents

止水栓のシーリング構造

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JP3046177U
JP3046177U JP1997007094U JP709497U JP3046177U JP 3046177 U JP3046177 U JP 3046177U JP 1997007094 U JP1997007094 U JP 1997007094U JP 709497 U JP709497 U JP 709497U JP 3046177 U JP3046177 U JP 3046177U
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Inventor
美和子 田中
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前澤給装工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 止水栓胴体に枢支されて通水口を開閉する開
閉栓子と前記止水栓胴体との間や止水栓胴体の上下に螺
合する上蓋,下蓋と止水栓胴体等との間隙からの水洩れ
を完全に防止する止水栓のシーリング構造を提供する。 【解決手段】 止水栓胴体2の摺動孔7に枢支されて通
水口8,8と通水窓10とを連通又は遮断する開閉栓子
3と、これ等と上蓋4および下蓋5と間に設けられる凹
溝26,27や空間部28,29にシール部材11,1
2を嵌入せしめて止水栓1を組み立てる。シール部材1
1,12のシール機能により何等かの影響でシーリング
枠6が作用されないときでも外部側への水洩れが完全に
防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水の通路を開閉する止水栓に係り、特に、止水栓からの水洩れを防 止するに好適な止水栓のシーリング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
止水栓に関しては各種の公知技術があるが、例えば、実公昭51−30013 号公報に開示する「止水栓」が挙げられる。この「止水栓」は概略図4に示す構 造のものからなる。なお、図4における符号や構成部品の名称は実公昭51−3 0013号公報に記載されたものとは相異する。
【0003】 この「止水栓」1aは、両外側に通水口部を突出形成する止水栓胴体2aと、 止水栓胴体2aの摺動孔7aに枢支され、止水栓胴体2aの通水口8aを開閉す る通水窓10aを有する開閉栓子3aと、止水栓胴体2aの上下に螺着される上 蓋4a,下蓋5aと、止水栓胴体2aと開閉栓子3aおよび上蓋4a,下蓋5a との間の空間部9aに嵌着されるシーリング枠6a等とから構成される。なお、 シーリング用枠体6aは前記の空間部9aに嵌入されるシール部と止水栓胴体2 aに形成される縦溝(図略)に嵌まり込むシール部とからなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
止水栓胴体2aと開閉栓子3aおよび上蓋4a,下蓋5aとの間の空間部9a 等をシーリング枠6aによりシールすることにより、摺動孔7aまわりからの水 洩れが防止され、止水栓としての機能を果すことができる。然し乍ら、空間部9 aに異物等がかみ込むとシーリング枠6aのみによりシールが不十分となり外部 漏水が生ずる場合もあり、更に開閉栓子3aと上蓋4aおよび下蓋5aとの間の 摺動部や上蓋4a,下蓋5aと止水栓胴体2aの螺合部まわりから水洩れが発生 する恐れがある。止水栓は完全止水が重要な機能であるが、図4に示した従来技 術の止水栓1aでは場合により漏水が発生する恐れがあった。
【0005】 本考案は、以上の問題点を解決するもので、止水栓からの水洩れを完全に防止 すると共に、簡便、且つ安価に実施できる止水栓のシーリング構造を提供するこ とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、両外側に相対向して突出形成される 通水口部を有すると共に内部に円筒状の摺動孔を形成し前記通水口部に前記摺動 孔と連通する通水孔を形成する止水栓胴体と、前記摺動孔に枢支され回動時に前 記通水口と連通する通水窓を有する開閉栓子と、該開閉栓子の外周に枢支される と共に前記止水栓胴体に螺着する上蓋および下蓋と、前記止水栓胴体と前記開閉 栓子の外周および前記上蓋,下蓋との間に形成される空間部と前記止水栓胴体の 前記通水口と直交する方向に沿って上下に貫通形成されると共に円周均分位置に 凹設される縦溝に収納されるシーリング枠とを有する止水栓におけるシーリング 構造であって、前記上蓋および下蓋の内周面と前記開閉栓子の外周との間にシー ル部材を嵌入すると共に、前記上蓋および下蓋と前記止水栓胴体の螺合位置に形 成される間隙内にシール部材を嵌入する止水栓のシーリング構造を構成するもの である。更に具体的に、前記シール部材がOリングであることを特徴とするもの である。
【0007】 開閉栓子の外周と上蓋および下蓋との摺動部には若干の間隙が存在する。この 間隙は両者間に嵌入されるシール部材により完全にシールされる。また、上蓋お よび下蓋と止水栓胴体との螺合部には必ず若干の隙間が生ずる。従って、この間 にシール部材を介入することにより、螺合部からの水洩れが完全に防止される。 従って、空間部に異物等の進入があってもシーリング枠による水洩れ防止機能が 不十分であっても前記シール部材によるシールにより止水栓の摺動部まわりから の水洩れは完全に防止される。また、シール部材にOリングを用いることにより 、安価に実施することができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の止水栓のシーリング構造の実施の形態を図面を参照して詳述す る。図1,図2は本考案のシーリング構造を有する止水栓の詳細構造を示し、図 3はそのシーリング部の詳細を示すものである。まず、図1,図2により止水栓 1の構造を説明する。止水栓1は大別して止水栓胴体2,開閉栓子3,上蓋4, 下蓋5,シーリング枠6,シール部材11,12等とからなる。
【0009】 止水栓胴体2は、両外側に相対向して突出形成される通水口部13,13と、 その中央部に貫通形成される摺動孔7と、通水口部13の内部に形成され摺動孔 7に連通する通水口8,8とを有するものからなる。なお、通水口部13の外周 にはねじ部14が螺刻される。また、図1および図3に示すように、通水口部1 3の上下の円筒部15,16の内面には内ねじ部17,18が螺刻される。また 、通水口部13の摺動孔7側には段付部19を介して縮径部20と拡径部21が 形成される。また、図2に示すように通水口部13の摺動孔7まわりの円周均分 位置には摺動孔7の軸線方向に沿って複数の縦溝22が凹設される。なお、縦溝 22は上下の空間部9,9に連通する。また、止水栓胴体2にはストッパ受け部 23,23が形成される。
【0010】 開閉栓子3は円柱状のものからなり、止水栓胴体2の摺動孔7に回動自在に支 持される。その外周には摺動孔7と接触する外周部3aと縮径部3bが形成され ると共に上方側には回動用のハンドルの装着可能な係止部3cが形成される。ま た、下面には平坦面3dが形成される。その内部には通水窓10が一方向に貫通 形成される。この通水窓10は開閉栓子3を通水方向に回動した際にのみ通水口 8,8と連通する。また、開閉栓子3の外周側には開閉時においてストッパ受け 部23,23に当接係合するストッパ24が突出形成される。
【0011】 上蓋4はリング状部材からなり、その内面には開閉栓子3の外周部3aと縮径 部3bに枢支される内孔4aが形成され、外面には止水栓胴体2の円筒部15内 の内ねじ部17に螺合する外ねじ部4bが螺刻される。また、その下面には平坦 面4cが形成され、上面にはねじ廻し用の凹孔25が凹設される。上蓋4の内孔 4a側の開閉栓子3の外周部3aと当接する部位には適宜深さの凹溝26が形成 される。
【0012】 下蓋5は底面部5aと底面部5aから突出するリング状の円筒部5bを有する ものからなる。底面部5aは平坦面からなり、円筒部5bには開閉栓子3の外周 部3aと接触する内孔5cが形成され、外周には止水栓胴体2の円筒部16の内 ねじ部18と螺合する外ねじ部5dが刻設される。また、円筒部5bの上端は平 坦面状に形成される。また、内孔5cには適宜深さの凹溝27が形成される。
【0013】 前記の構造の上蓋4を開閉栓子3に上方から挿入し、その外ねじ部4bを止水 栓胴体2の内ねじ部17に螺合し、最終締め込み位置まで締め込むと図1,図3 に示した状態になる。即ち、上蓋4の平坦面4cが止水栓胴体2の拡径部21に 当接し、その内孔4aが開閉栓子3の縮径部3bおよび外周部3aに接触し、こ れ等に当接支持される。この状態で、図示のように、上蓋4の凹溝26は閉止さ れる。また、その外ねじ部4bと止水栓胴体2の円筒部15の内ねじ部17の螺 合されていない下端部には適宜の空間部28が形成される。また、上蓋4の平坦 面4cと開閉栓子3の外周部3aと止水栓胴体2の縮径部20と段付部19との 間には空間部9が形成される。
【0014】 一方、下蓋5を下方から締め付けその底面部5aが開閉栓子3の平坦面3dに 当接されるとその円筒部5bの上端の平坦面が止水栓胴体2の拡径部21に当り 、上蓋4の場合と同様に空間部9を形成する。また、下蓋5の凹溝27は閉止さ れる。また、下蓋5の外ねじ部5dと止水栓胴体2の円筒部16の内ねじ部18 との間の螺合されていない部位には適宜の空間部29が形成される。
【0015】 シーリング枠6は明示されていないが、図1に示した上下の空間部9,9内に 嵌まり込むリング状のシール部と、該シール部間に架設され前記縦溝22内に嵌 まり込む棒状のシール部とを有するものからなり、空間部9,9および縦溝22 をシールする構造のものからなる。
【0016】 シール部材11,11は、リング状の部材,例えばOリングからなり、閉止さ れている凹溝26と凹溝27内に嵌入される。これにより凹溝26,27はシー ルされる。一方、シール部材12,12はリング状の部材,例えばOリングから なり、上蓋4および下蓋5と止水栓胴体2との間の前記した空間部28,29内 に夫々嵌入される。これにより空間部28,29はシールされる。図3はシール 部材11,12の嵌入状態を詳細に示すものである。
【0017】 以上の構造の止水栓1は、図1に示すように、開閉栓子3の開放時にはその通 水窓10が止水栓胴体2の通水口8,8と連通し、水を通過させる。また、図1 の状態から開閉栓子3を約90度回動することにより通水窓10と通水口8,8 との連通は遮断され、止水栓1は閉止され止水される。開閉栓子3の開閉のいず れの状態においても水圧が作用するため、夫々の嵌合部に隙間があると水洩れが 生ずる恐れがある。また、何等の影響でシーリング枠6が作用されないときは前 記構造のシール部材11,12を前記した位置に夫々配設することによりシール の完全化が図れる。また、シール部材11,12は単に上蓋4や下蓋5に予め挿 着した状態でこれ等を組み付けることにより所定位置にセットされるものであり 、取り付け作業が極めて簡単である。また、比較的安価に実施することができる 。
【0018】 以上の実施の形態において、シール部材11,12は単列のものとしたが勿論 複列でもよい。また、Oリングでなくてもよい。
【0019】
【考案の効果】
1)本考案の請求項1に記載の止水栓のシーリング構造によれば、既設のシー リング枠に加えて上蓋,下蓋と開閉栓子および止水栓胴体との係合部にシール部 材を嵌入することにより、止水栓の内部からの水洩れが完全に防止される。また 、本考案のシール部材の構造および取り付け作業は容易であり簡便,安価に実施 することができる。 2)本考案の請求項2に記載の止水栓のシーリング構造によれば、シール部材 をOリングから形成することにより、極めて安価に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の止水栓の全体構造とシール部材の取り
付け状態を示す軸断面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】図1のA部の拡大図。
【図4】従来の止水栓の全体構造を示す軸断面図。
【符号の説明】
1 止水栓 2 止水栓胴体 3 開閉栓子 3a 外周部 3b 縮径部 3c 係止部 3d 平坦面 4 上蓋 4a 内孔 4b 外ねじ部 4c 平坦面 5 下蓋 5a 底面部 5b 円筒部 5c 内孔 5d 外ねじ部 6 シーリング枠 7 摺動孔 8 通水口 9 空間部 10 通水窓 11 シール部材 12 シール部材 13 通水口部 14 ねじ部 15 円筒部 16 円筒部 17 内ねじ部 18 内ねじ部 19 段付部 20 縮径部 21 拡径部 22 縦溝 23 ストッパ受け部 24 ストッパ 25 凹孔 26 凹溝 27 凹溝 28 空間部 29 空間部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両外側に相対向して突出形成される通水
    口部を有すると共に内部に円筒状の摺動孔を形成し前記
    通水口部に前記摺動孔と連通する通水孔を形成する止水
    栓胴体と、前記摺動孔に枢支され回動時に前記通水口と
    連通する通水窓を有する開閉栓子と、該開閉栓子の外周
    に枢支されると共に前記止水栓胴体に螺着する上蓋およ
    び下蓋と、前記止水栓胴体と前記開閉栓子の外周および
    前記上蓋,下蓋との間に形成される空間部と前記止水栓
    胴体の前記通水口と直交する方向に沿って上下に貫通形
    成されると共に円周均分位置に凹設される縦溝に収納さ
    れるシーリング枠とを有する止水栓におけるシーリング
    構造であって、前記上蓋および下蓋の内周面と前記開閉
    栓子の外周との間にシール部材を嵌入すると共に、前記
    上蓋および下蓋と前記止水栓胴体の螺合位置に形成され
    る間隙内にシール部材を嵌入することを特徴とする止水
    栓のシーリング構造。
  2. 【請求項2】 前記シール部材がOリングである請求項
    1に記載の止水栓のシーリング構造。
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