JPH0434280Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0434280Y2 JPH0434280Y2 JP16294086U JP16294086U JPH0434280Y2 JP H0434280 Y2 JPH0434280 Y2 JP H0434280Y2 JP 16294086 U JP16294086 U JP 16294086U JP 16294086 U JP16294086 U JP 16294086U JP H0434280 Y2 JPH0434280 Y2 JP H0434280Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- stopper
- plug
- opening
- sliding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims 1
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- Taps Or Cocks (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は、栓の回動トルクを低減するコツクに
関するものである。 〔従来の技術〕 従来のコツクは本体のテーパ状開口部内面に第
4図、第5図に示す栓2の外周面を合致させ、互
いの摺動面はラツピング仕上げによる摺り合わせ
を行ないグリースを10μ程度介在させてシール性
能を確保するもので、通常本体は鋳鉄、栓は砲金
で形成され、その肉厚も鋳造性の良好な約5mm以
上の厚肉に形成されるか、または第4図、第5図
のごとく流路22を除いて無垢の断面に形成され
るのが一般的である。 〔考案が解決しようとする問題点〕 コツクは、通常開または閉の状態で使用され、
例えば都市ガス配管におけるガスメータ入口直前
に取り付けられたコツクは開の状態で長期間放置
され、栓を閉止するのはガスメータの取り替え時
や数年ごとに行なわれる配管の漏れ検査時に限ら
れている。 しかしながら、この間に環境温度の変化等によ
つて本体と栓の線膨張係数に差があることから栓
が本体より多く膨張して、結果的にグリース層が
薄くなり、栓の回動トルクが大きくなり、また場
合によつては栓が本体に固着して回動できないよ
うな問題がある。 本考案は、上記の問題点を解消して栓の回動ト
ルクが小さいコツクを提供することを目的とす
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案の要旨は、本体の材質の鉄系鋳物とし、
栓の材質を銅系合金で形成するとともに、栓の摺
動部の肉厚を熱膨張等に伴なう応力に対して容易
に変形しうる程度で、ほぼ2〜4mmとし、本体の
摺動面のうち流通口に直角方向の摺動面を上下方
向からそれぞれ流通口上下のシール巾以内の寸法
だけ狭くするとともに、中央部にぬすみを設けた
ことを特徴とするコツクである。 〔作用〕 本考案において、栓の摺動部の肉厚をほぼ2〜
4mmと薄肉にしたことにより、栓自体の弾性作用
が増してフレキシブルに摺動面に対応でき、シー
ル性およびハンドルの開閉トルクの低減による性
能向上に寄与している。また、本体の摺動面のう
ち流通口と直角方向の摺動面を狭くするととも
に、中央部にぬすみを設けて栓との摺動面積を必
要最小限にしたので、上記シール性および開閉性
能の向上にさらに寄与しているものである。 〔実施例〕 本考案の一実施例を第1図、第2図、第3図を
参照して説明する。 図は、本体1内の栓2が開の状態を示し、栓2
の上部の突起部21を規制板6に設けた貫通孔に
貫通させるとともに規制板6は鋳鉄製の本体1に
固着してあり、栓2の上面との間にスプリング4
を介装して本体1のテーパ状の開口部12の下方
に向かつて押圧している。栓2は砲金等の銅合金
鋳物で形成され、回動部の肉厚tは従来の一般的
な肉厚に比べて約半分の2〜4mmの薄肉に形成し
てある。本体1の摺動面13のうち流通口11に
直角方向の摺動面を上下方向からそれぞれh寸法
だけ狭く形成してある。 ここでh寸法は流通口上下のシール巾H寸法以
内とする。 また、流通口11に直角方向の摺動面の中央部
にもぬすみ部14を設けてある。ふすみ部14の
大きさは流通口11の大きさを上回らない範囲と
する。 呼び口径50Aの本考案のコツクの開閉回数と
栓2の回動トルクについて、従来のコツクと比較
試験した結果を表1に示す。 なお、本考案コツクの栓2の肉厚tは平均3mm
であり、従来コツクの栓の肉厚tは平均5.5mmで
ある。 また、本考案コツクの本体1の摺動面のh寸法
は12mm、H寸法は17.5mmであり、ぬすみ部14の
大きさ形状は流通口11と同じである。 従来コツクの摺動面にはぬすみ部はない。他の
部分は本考案コツク、従来コツクとも同じ形状で
あり、また同じグリスを用いている。
関するものである。 〔従来の技術〕 従来のコツクは本体のテーパ状開口部内面に第
4図、第5図に示す栓2の外周面を合致させ、互
いの摺動面はラツピング仕上げによる摺り合わせ
を行ないグリースを10μ程度介在させてシール性
能を確保するもので、通常本体は鋳鉄、栓は砲金
で形成され、その肉厚も鋳造性の良好な約5mm以
上の厚肉に形成されるか、または第4図、第5図
のごとく流路22を除いて無垢の断面に形成され
るのが一般的である。 〔考案が解決しようとする問題点〕 コツクは、通常開または閉の状態で使用され、
例えば都市ガス配管におけるガスメータ入口直前
に取り付けられたコツクは開の状態で長期間放置
され、栓を閉止するのはガスメータの取り替え時
や数年ごとに行なわれる配管の漏れ検査時に限ら
れている。 しかしながら、この間に環境温度の変化等によ
つて本体と栓の線膨張係数に差があることから栓
が本体より多く膨張して、結果的にグリース層が
薄くなり、栓の回動トルクが大きくなり、また場
合によつては栓が本体に固着して回動できないよ
うな問題がある。 本考案は、上記の問題点を解消して栓の回動ト
ルクが小さいコツクを提供することを目的とす
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案の要旨は、本体の材質の鉄系鋳物とし、
栓の材質を銅系合金で形成するとともに、栓の摺
動部の肉厚を熱膨張等に伴なう応力に対して容易
に変形しうる程度で、ほぼ2〜4mmとし、本体の
摺動面のうち流通口に直角方向の摺動面を上下方
向からそれぞれ流通口上下のシール巾以内の寸法
だけ狭くするとともに、中央部にぬすみを設けた
ことを特徴とするコツクである。 〔作用〕 本考案において、栓の摺動部の肉厚をほぼ2〜
4mmと薄肉にしたことにより、栓自体の弾性作用
が増してフレキシブルに摺動面に対応でき、シー
ル性およびハンドルの開閉トルクの低減による性
能向上に寄与している。また、本体の摺動面のう
ち流通口と直角方向の摺動面を狭くするととも
に、中央部にぬすみを設けて栓との摺動面積を必
要最小限にしたので、上記シール性および開閉性
能の向上にさらに寄与しているものである。 〔実施例〕 本考案の一実施例を第1図、第2図、第3図を
参照して説明する。 図は、本体1内の栓2が開の状態を示し、栓2
の上部の突起部21を規制板6に設けた貫通孔に
貫通させるとともに規制板6は鋳鉄製の本体1に
固着してあり、栓2の上面との間にスプリング4
を介装して本体1のテーパ状の開口部12の下方
に向かつて押圧している。栓2は砲金等の銅合金
鋳物で形成され、回動部の肉厚tは従来の一般的
な肉厚に比べて約半分の2〜4mmの薄肉に形成し
てある。本体1の摺動面13のうち流通口11に
直角方向の摺動面を上下方向からそれぞれh寸法
だけ狭く形成してある。 ここでh寸法は流通口上下のシール巾H寸法以
内とする。 また、流通口11に直角方向の摺動面の中央部
にもぬすみ部14を設けてある。ふすみ部14の
大きさは流通口11の大きさを上回らない範囲と
する。 呼び口径50Aの本考案のコツクの開閉回数と
栓2の回動トルクについて、従来のコツクと比較
試験した結果を表1に示す。 なお、本考案コツクの栓2の肉厚tは平均3mm
であり、従来コツクの栓の肉厚tは平均5.5mmで
ある。 また、本考案コツクの本体1の摺動面のh寸法
は12mm、H寸法は17.5mmであり、ぬすみ部14の
大きさ形状は流通口11と同じである。 従来コツクの摺動面にはぬすみ部はない。他の
部分は本考案コツク、従来コツクとも同じ形状で
あり、また同じグリスを用いている。
以上のとおり本考案のコツクは、試験の結果、
従来のコツクに比べてハンドルの開閉回数に対す
る回動トルクが大巾に減少し、シール性に対して
も優れたもので、長期的にもシール性能、栓回動
トルクの安定したコツクを提供できるものであ
る。
従来のコツクに比べてハンドルの開閉回数に対す
る回動トルクが大巾に減少し、シール性に対して
も優れたもので、長期的にもシール性能、栓回動
トルクの安定したコツクを提供できるものであ
る。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図の横断面図、第3図は本体のみの縦
断面図、第4図は従来の栓の一例を示す縦断面
図、第5図は第4図のA−A断面図である。 1……本体、2……栓、11……流通口、12
……開口部、13……摺動面、22……流路、t
……肉厚。
2図は第1図の横断面図、第3図は本体のみの縦
断面図、第4図は従来の栓の一例を示す縦断面
図、第5図は第4図のA−A断面図である。 1……本体、2……栓、11……流通口、12
……開口部、13……摺動面、22……流路、t
……肉厚。
Claims (1)
- 両側に流通口を有し、中央部に前記流通口と直
交する上部が大径に拡がつたテーパ状の開口部を
有する本体と、前記開口部に合致する外周面を有
し前記流通口に対応する流路を有する栓とからな
り、前記栓を本体の開口部に回動自在に装着して
本体に対し90°回動することにより流体の開およ
び閉が行なわれるコツクにおいて、前記本体の材
質を鉄系鋳物とし、前記栓の材質を銅系合金とす
るとともに、栓の摺動部の肉厚をほぼ2〜4mmと
し、かつ、前記本体の摺動面のうち流通口に直角
方向の摺動面を、上下方向からそれぞれ流通口上
下のシール巾以内の寸法だけ狭くするとともに、
中央部にぬすみを設けたことを特徴とするコツ
ク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16294086U JPH0434280Y2 (ja) | 1986-10-25 | 1986-10-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16294086U JPH0434280Y2 (ja) | 1986-10-25 | 1986-10-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6369860U JPS6369860U (ja) | 1988-05-11 |
JPH0434280Y2 true JPH0434280Y2 (ja) | 1992-08-14 |
Family
ID=31090677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16294086U Expired JPH0434280Y2 (ja) | 1986-10-25 | 1986-10-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0434280Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-25 JP JP16294086U patent/JPH0434280Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6369860U (ja) | 1988-05-11 |
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