JPH0716941Y2 - ボール弁の弁座 - Google Patents
ボール弁の弁座Info
- Publication number
- JPH0716941Y2 JPH0716941Y2 JP1990093881U JP9388190U JPH0716941Y2 JP H0716941 Y2 JPH0716941 Y2 JP H0716941Y2 JP 1990093881 U JP1990093881 U JP 1990093881U JP 9388190 U JP9388190 U JP 9388190U JP H0716941 Y2 JPH0716941 Y2 JP H0716941Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve seat
- auxiliary
- main valve
- main
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はボール弁の弁座構造に関するものである。
従来の技術 従来のボール弁の構造としては、実公昭55-12622号のよ
うに主弁座、補助弁座を共にゴム製としたものがあっ
た。
うに主弁座、補助弁座を共にゴム製としたものがあっ
た。
また、特開昭58-77976号においては、シール用パッキン
グの内側位置にひれを設けているが材質の指定はなく、
実開昭58-181068号においては、シートリングの内側に
ワイパーを設け、シートリングはゴム製、ワイパーを金
属製としていた。
グの内側位置にひれを設けているが材質の指定はなく、
実開昭58-181068号においては、シートリングの内側に
ワイパーを設け、シートリングはゴム製、ワイパーを金
属製としていた。
このように、従来のボール弁の弁座構成においては、主
弁座、補助弁座共にゴム製であるか、または、主弁座が
ゴム製で補助弁座が金属製とされていた。
弁座、補助弁座共にゴム製であるか、または、主弁座が
ゴム製で補助弁座が金属製とされていた。
考案が解決しようとする課題 しかし、従来のように主弁座をゴム製にすると、部分的
に摩耗したり、異物により傷がつき漏れが発生するとい
う問題が生じることがある。
に摩耗したり、異物により傷がつき漏れが発生するとい
う問題が生じることがある。
本考案は、主弁座が摩耗せずしかも弁体と主弁座とが密
着し閉止能力の優れたボール弁の弁座を提供することを
目的としている。
着し閉止能力の優れたボール弁の弁座を提供することを
目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、弁体に当接する弁
座に関して、主弁座を流路に近い内側に、補助弁座を前
記主弁座の外側に設けたボール弁において、主弁座を金
属、セラミック等の硬質材料とし、補助弁座を潤滑性の
ある軟質材料で構成すると共にそれぞれ第1バネ部と第
2バネ部により弁体側へ付勢したボール弁の弁座とし、
また潤滑剤を含浸させた材料で補助弁座を構成し、さら
にまた主弁座を金属とし、補助弁座を樹脂、ゴム等の弾
性材料で構成した。
座に関して、主弁座を流路に近い内側に、補助弁座を前
記主弁座の外側に設けたボール弁において、主弁座を金
属、セラミック等の硬質材料とし、補助弁座を潤滑性の
ある軟質材料で構成すると共にそれぞれ第1バネ部と第
2バネ部により弁体側へ付勢したボール弁の弁座とし、
また潤滑剤を含浸させた材料で補助弁座を構成し、さら
にまた主弁座を金属とし、補助弁座を樹脂、ゴム等の弾
性材料で構成した。
作用 本考案は、潤滑剤を含浸した樹脂、ゴム等により構成さ
れた補助弁座を金属等により構成された主弁座の外側に
設けたので、弁体と弁座との摩擦抵抗を小さくし、弁体
を摺接し易くすることができる。
れた補助弁座を金属等により構成された主弁座の外側に
設けたので、弁体と弁座との摩擦抵抗を小さくし、弁体
を摺接し易くすることができる。
しかも、補助弁座が作動することにより摩耗する摩耗粉
によって主弁座の閉止部が摩耗部、傷部に密着し、また
傷の中に入り込んで傷(凹部)を埋めるので漏れを止め
ることができる。
によって主弁座の閉止部が摩耗部、傷部に密着し、また
傷の中に入り込んで傷(凹部)を埋めるので漏れを止め
ることができる。
実施例 図において、1は弁箱、2は流路、3は弁体で弁箱1内
の流路2を通過する液体又は気体を閉止することができ
る。
の流路2を通過する液体又は気体を閉止することができ
る。
ここで弁体3の流路径d2は弁箱の流路2の径d1よりも大
きくしている。
きくしている。
4は主弁座で、閉止部5を有し、前記弁体3の表面と閉
止部5の研磨、摺合わせ等により流路2を通過する流体
をシールしている。この主弁座4は金属製とする。
止部5の研磨、摺合わせ等により流路2を通過する流体
をシールしている。この主弁座4は金属製とする。
6は補助弁座で、主弁座4の外側に位置し、潤滑性のあ
る材料たとえばモリブデンや炭素を含浸する樹脂ゴム等
でつくられる。
る材料たとえばモリブデンや炭素を含浸する樹脂ゴム等
でつくられる。
7は第1バネ部で、弁箱1と主弁座4との間に装填さ
れ、閉止部5を弁体3に常に摺接させるよう付勢してい
る。
れ、閉止部5を弁体3に常に摺接させるよう付勢してい
る。
8は第2バネ部で、主弁座4の凹溝に設けられ補助弁座
6を弁体3に摺接させるよう付勢している。
6を弁体3に摺接させるよう付勢している。
以上の構成において、その動作について説明する。
主弁座4の閉止部5が部分的に摩耗したり、異物により
傷が付いた場合には、閉止部5と弁体3との間に隙間が
できることとなり、流体の漏れが発生するので、補助弁
座6によって、流体の漏れを閉止する。
傷が付いた場合には、閉止部5と弁体3との間に隙間が
できることとなり、流体の漏れが発生するので、補助弁
座6によって、流体の漏れを閉止する。
しかも、補助弁座6は作動することによって、摩耗し、
摩耗して生じた摩耗粉は閉止部5の摩耗部、傷部に密着
して、流体の漏れを止める作用をする。
摩耗して生じた摩耗粉は閉止部5の摩耗部、傷部に密着
して、流体の漏れを止める作用をする。
また、流体が気体の場合には、弁体3と閉止部5の摺接
部に潤滑性がなくなり摩擦抵抗が大きくなり作動できな
いことになるが、補助弁座6が潤滑性を有する材料を含
浸しているので、作動により摩耗した潤滑剤が弁体3と
閉止部5との摺接部に密着し、摩耗抵抗を小さくし、作
動をなめらかにすることができる。
部に潤滑性がなくなり摩擦抵抗が大きくなり作動できな
いことになるが、補助弁座6が潤滑性を有する材料を含
浸しているので、作動により摩耗した潤滑剤が弁体3と
閉止部5との摺接部に密着し、摩耗抵抗を小さくし、作
動をなめらかにすることができる。
考案の効果 本考案は上記の構成をとったので、以下の効果を得る。
金属製の主弁座と潤滑剤を含浸する樹脂ゴム製の補助弁
座を設けたので、弁体と主弁座との摩擦抵抗が小さくな
り、摺接し易くなった。
金属製の主弁座と潤滑剤を含浸する樹脂ゴム製の補助弁
座を設けたので、弁体と主弁座との摩擦抵抗が小さくな
り、摺接し易くなった。
さらに、補助弁座に含浸させた潤滑剤が主弁座へ流入す
るので、流路を通過する流体が液体であっても気体であ
っても、弁体と弁座とを完全にシールすることができる
ようになった。
るので、流路を通過する流体が液体であっても気体であ
っても、弁体と弁座とを完全にシールすることができる
ようになった。
また、弁体の流路径を弁箱の流路径よりも大きくしたの
で、弁体外周が弁箱流路内に突出することもなく、しか
も、流速を下げたり流路壁を摩耗したりすることもなく
なった。
で、弁体外周が弁箱流路内に突出することもなく、しか
も、流速を下げたり流路壁を摩耗したりすることもなく
なった。
図面は、本考案におけるボール弁の弁座の断面図であ
る。 3……弁体、4……主弁座、5……閉止部、6……補助
弁座
る。 3……弁体、4……主弁座、5……閉止部、6……補助
弁座
Claims (3)
- 【請求項1】弁体に当接する弁座に関して、主弁座を流
路に近い内側に、補助弁座を前記主弁座の外側に設けた
ボール弁において、 主弁座を金属、セラミック等の硬質材料とし、補助弁座
を潤滑性のある軟質材料で構成すると共にそれぞれ第1
バネ部と第2バネ部により弁体側へ付勢したことを特徴
とするボール弁の弁座。 - 【請求項2】潤滑剤を含浸させた材料で補助弁座を構成
した請求項1記載のボール弁の弁座。 - 【請求項3】主弁座を金属とし、補助弁座を樹脂、ゴム
等の弾性材料で構成した請求項1記載のボール弁の弁
座。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990093881U JPH0716941Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | ボール弁の弁座 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990093881U JPH0716941Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | ボール弁の弁座 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450769U JPH0450769U (ja) | 1992-04-28 |
JPH0716941Y2 true JPH0716941Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=31831412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990093881U Expired - Lifetime JPH0716941Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | ボール弁の弁座 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716941Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200437997Y1 (ko) * | 2007-02-08 | 2008-01-11 | 손형모 | 분사총 개폐밸브용 실링구조 |
JP4993732B2 (ja) * | 2007-09-27 | 2012-08-08 | 株式会社日阪製作所 | 無摺動バルブ |
ITMI20092115A1 (it) * | 2009-12-01 | 2011-06-02 | Bonetti Cesare Spa | Guarnizione metallica per valvole a sfera e valvola a sfera comprendente tale guarnizione |
-
1990
- 1990-09-05 JP JP1990093881U patent/JPH0716941Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0450769U (ja) | 1992-04-28 |
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