JPH0493323A - 3次元化が抑制されたポリヘキサメチレンアジパミドおよびその製造方法 - Google Patents

3次元化が抑制されたポリヘキサメチレンアジパミドおよびその製造方法

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JPH0493323A
JPH0493323A JP20813590A JP20813590A JPH0493323A JP H0493323 A JPH0493323 A JP H0493323A JP 20813590 A JP20813590 A JP 20813590A JP 20813590 A JP20813590 A JP 20813590A JP H0493323 A JPH0493323 A JP H0493323A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、3次元化が抑制された高分子量ポリヘキサメ
チレンアジパミドおよびその製造方法に関する。
更に詳しくは、本発明は、分子鎖中に2級のアミノ基を
含む3官能アミンであるビスヘキサメチレントリアミン
(以下、BHTと呼ぶ)の含有量がゼロに近く、高分子
量で且つ正常な分子量分布を有するポリヘキサメチレン
アジパミド及びそれの製造方法に関する。
(従来の技術) ポリヘキサメチレンアジパミドは、元来高タフネス、高
耐疲労性などの利点を存するので、多くの分野で使用さ
れている。特に、IIk維として広く利用されている。
近年、タイヤコードなどの産業資材用繊維において、タ
フネス、耐疲労性などに対する要求が更に高度化して来
ている。
本発明者らの検討によって、3官能アミンであるBHT
による3次元化の程度および分子量がこれらの性能に大
きく影響することが判っている。
ポリヘキサメチレンアジパミド製造の従来技術としては
、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの等モル塩(以
下、AH塩と呼ぶ)の水溶液を原料とし、それを濃縮し
て溶融重合する方法(以下、溶融重合と呼ぶ)が最も多
く用いられている。
また、溶融重合によってプレポリマーを製造し、それを
固相重合する方法も工業的に行われている(例えば特開
昭48−17596号公報)、また、固体AH塩から直
接固相重合してポリマーを製造する方法が、京都教育大
学紀要S e r、 B、 N1163 (1983)
に開示されている。
しかし、溶融重合あるいは溶融重合−固相重合で高分子
量ポリマーを得る方法では、BHTが副生じ、それが分
子鎖中に比較的多量(0,7■/g以上)に含まれる。
一方、京都教育大学紀要Ser、B、?ki  63 
(1983)に開示されティる、固体AH塩から直接固
相重合する方法には、産業資材用繊維に用いられる程度
の高分子量は実現されていない(硫酸相対粘度2.5以
下)ばかりか、Bf(Tの含有量に関する記載は全くな
い。
また、この方法で、著者らが得ているより高分子量のポ
リマーを得ようとすると、分子量分布が極めて大きくな
り、正常な紡糸が出来なかった。
(発明が解決しようとするIll!り 上記のように従来技術では、B)ITの含有量がゼロに
近く、高分子量で且つ分子量分布が正常なポリヘキサメ
チレンアジパミドを得ることは出来ない。
本発明の目的は、タイヤコードなどの産業資材用繊維の
タフネスや耐疲労性などの性能を更に高度化するために
、BHTの含有量がゼロに近い高分子量のポリヘキサメ
チレンアジパミドの捉供にある。
本発明者らは、鋭意検討した結果、AH塩固相重合法の
改良によって、BHT含有量が大幅に減少することを見
出し、本発明を完成した。
(課題を解決するための手段) すなわち、 ■ ヘキサメチレンアジパミドの繰り返し構造単位が9
5モル%以上であって、BHTの含有量が0.3mg/
g以下、硫酸相対粘度が3.0以上、且つMw/Mn(
Mw:重量平均分子量、芽1:数平均分子量)で表され
る分子量分布が3以下である、ポリヘキサメチレンアジ
パミドである。また、 ■ 以下の工程の組合せからなるポリヘキサメチレンア
ジパミドの製造方法: (イ)AH塩を、ヘキサメチレンジアミンの逃散量に見
合う量だけヘキサメチレンジアミンを補給しなから固相
重合を行ってプレポリマーを製造する第一工程、 (ロ)第一工程により得られるプレポリマーを加熱して
(一定時間)溶融した後、冷却して再凝固する第二工程
、 (ハ)第二工程の凝固物を固相重合する第二工程、であ
る。
さらに、本発明を具体的に説明する。
本発明におけるポリヘキサメチレンアジパミドは、分子
鎖の繰り返し単位数の95モル%以上がヘキサメチレン
アジパミドでなければならない。
共重合成分を5モル%を越えて含有すると、ポリマーの
融点が大幅に下がり、ポリヘキサメチレンアジパミドの
特徴である耐熱性が損なわれるばかりか、タイヤコード
等において高強力が得られな(なる。
上記ポリヘキサメチレンアジパミド中のBHTの含有量
は0. 3mg/g以下でなければならない。
BHTの含有量が0.3g/gを越えると3次元化の程
度が大きく、タイヤコード等の産業資材用繊維において
耐疲労性などの性能向上の妨げになる。BHTの含有量
は好ましくは0.2■/g以下である。
ポリヘキサメチレンアジパミドにおいて、硫酸相対粘度
は3.0以上でなければならない、硫酸相対粘度が3.
0未満では、タイヤコード等の産業資材用繊維において
、高度なタフネスを発現させることができない。硫酸相
対粘度は好ましくは3.5以上である。
本発明のポリヘキサメチレンアジパミドにおいて、M 
w / M nが3を越えると、溶融紡糸時の溶融粘度
の変動が大きく、正常な紡糸が出来ない。
M w / M nは好ましくは2.5以下である。
本発明の製造方法は、以下の工程の組合せでなければな
らない。
(イ)AH塩を、ヘキサメチレンジアミンの逃散量に見
合う量だけヘキサメチレンジアミンを補給しなから固相
重合を行ってプレポリマーを製造する第一工程、 (ロ)第一工程により得られるプレポリマーを加熱して
(一定時間)溶融した後、冷却して再凝固する第二工程
、 (ハ)第二工程の凝固物を固相重合する第三工程。
上記の3工程が揃わないと、本発明のポリヘキサメチレ
ンアジパミドを得ることが出来ない。
例えば、第一工程の後第二工程を行わずに第三工程を行
って高分子量ポリマーを合成した場合に、分子量分布(
Mw/Mn)が3を越えてしまう。
本発明の製造方法の第一工程において、ヘキサメチレン
ジアミンの逃散量に見合う量のヘキサメチレンジアミン
を補給しなければならない。これを行わないと、アミノ
末端基の量が減少し、アミノ末端基とカルボキシル末端
基のバランスが崩れ、高分子量化できなくなる。
本発明の製造方法において、第三工程は第二工程を経た
後に行わなければならない。第二工程を経ずに第三工程
を行った場合に、分子量分布が極めて広くなるばかりか
、第三工程の固相重合速度が著しく遅くなる。
本発明の製造方法において1.第一、第二工程の後に必
ず第三工程を行わなければならない。第三工程を行わな
いと、硫酸相対粘度が3.0以上の高分子量ポリマーを
得ることが出来ない。
本発明のポリヘキサメチレンアジパミドにおいて、共重
合しうる他のポリアミド成分として、例えばポリε−カ
プラミド、ポリヘキサメチレンジアミン、ポリへキサメ
チレンイソフタラミド、ポリへキサメチレンテレフタラ
ミド、ポリキシレンツタラミド等を共重合させてもよい
本発明のポリヘキサメチレンアジパミドは、主としてタ
イヤコード等の産業資材用繊維に用いるので、熱、光、
酸素等に対して十分な耐久性を要する目的で安定剤が加
えられてもよい。
安定剤としては、銅塩、例えば酢酸銅、塩化第一銅、塩
化第二銅、臭化第一銅、臭化第二銅、沃化第一銅、好ま
しくは酢酸銅と、アルカリ又はアルカリ土類金属のハロ
ゲン化物、例えば沃化カリウム、塩化カリウム、沃化ナ
トリウム、臭化ナトリウム、塩化カルシウム、好ましく
は沃化カリウムとが;無機及び有機の燐化合物、例えば
ビロリン酸ソーダ、亜リン酸ソーダ、次亜リン酸ソーダ
、トリフェニルホスファイト、フェニルホスフィン酸カ
リウム、フェニルホスホン酸カリウム、好ましくは次亜
リン酸ナトリウムと併用して含有させるのが好ましい。
また、艶消し剤として酸化チタン等が好ましい。また、
艶消し剤として酸化チタン等が添加されたり、制電剤が
添加されてもよい。
本発明の製造方法において、原料のAH塩は市販のもの
でよいが、それに添加剤を加えたものを用いることもで
きる。原料AH塩の形状は粒体、粉体のいずれでもよい
が、好ましくは粒体を用いる。
本発明の製造方法の第一工程の反応器としては、攪拌翼
付縦型反応器やタンブラ−型反応器など、公知のものを
用いることができる。好ましくは、撹拌翼付縦型反応器
を用いる。
反応温度は、好ましくは160−〜193℃、更に好ま
しくは180〜193℃である。160℃未満では固相
重合速度が遅くなり、一方、193℃を越えるとAH塩
が融解する。反応器に通す窒素流量は好ましくは100
〜1,000.d/分、更に好ましくは200〜1.0
00ad/分である。
ヘキサメチレンジアミンの逃散量に見合う量のヘキサメ
チレンジアミンを補給する方法としては、重合が進行し
、カルボキシル末端基の量が好ましくは1.000〜7
.OOOmeq/kg、更に好ましくは1,000〜2
,000meq/kgに達した段階で、アミン末端基の
カルボキシル末i基からの不足分に相当するヘキサメチ
レンジアミンを添加する方法と、反応中AH塩100g
に対して好ましくは1〜10 g / h r、更に好
ましくは1〜2g/hrのヘキサメチレンジアミンの蒸
気を連続的に吹き込む方法などが用いられる。
第一工程の固相重合は、プレポリマーの数平均分子量が
好ましくは2.000〜to、ooo。
更に好ましくは2.000〜4.000になるまで行う
本発明の製造方法の第二工程の装置としては、オートク
レーブや溶融押出機など公知のものを用いることが出来
る。好ましくは、オートクレーブを用いる。溶融は窒素
雰囲気下で行う。溶融温度は好ましくは融点〜300 
’C1更に好ましくは融点〜290°Cである。溶融状
態に置く時間は好ましくは5〜30分間、更に好ましく
は5〜20分間である。
本発明の製造方法の第三工程の反応器は、第一工程と同
様に公知なものを用いることができる。
好ましくは、タンブラ−型反応器を用いる。反応温度は
好ましくは180〜263℃、更に好ましくは200〜
263°Cである。
反応器に通す窒素流量は好ましくは10(ld/分以上
、更に好ましくは500m/分である。
(実施例) 以下、実施例に基づき本発明を詳述するが、これは本発
明の範囲を制限しない。
実施例の説明に先立ち、本発明において用いられる各種
の特性の定義及びその測定方法を示す。
■ BHT含有量: ポリマーに臭化水素酸を加え、加熱加水分解したものを
蒸発乾固、真空乾燥する。得られた分解物に誘導体化処
理を施し、ガスクロマトグラフィーにて分析した。
■ 硫酸相対粘度: オストワルド粘度管を用いて、25℃、ポリマー濃度1
g/d1(95,5%硫酸使用)で測定した。
■ アミノ末端基量: ポリマーを90%フェノールに溶解し、1/2ON塩酸
でpH=3.Oまで滴定し、次式により算出した。
■ (−NH3)  =       X50(meq/ 
 kg−Poly)■;適通電要した塩酸の量Cwt) W:ポリマーの重量(g) ■ カルボキシル末端基量: ポリマーをベンジルアルコールに溶解し、フェノールフ
タレインを指示薬とし、1/l0NNaOHにて通電し
、次式により算出した。
[−Coo)l]= −xlOO(meq/kg−Po
ly)■;適通電要したNaOHの量(d) W:ポリマーの重量(g) ■ 数平均分子量ニ アミノおよびカルボキシル末端基量より、次式により算
出した。
ポリマーをオルトクロロフェノールに溶解し、ゲルバー
ミニ−シランクロマトグラフィーにて分析し、重量平均
分子量と数平均分子量の比として求めた。
実施例1 攪拌翼付縦型反応機にてAH塩の粒体250gを攪拌し
、窒素500m/分を通しつつ、1.80℃で固相重合
を行った0反応開始6時間後、アミン末端基量が1,1
20meq/kg−Polyに達した段階で、アミノ末
端基量のカルボキシル末端基量からのずれ(a=2/3
meq/kg−P。
ly)に相当するヘキサメチレンジアミンを添加した後
、さらに2時間固相重合を継続して、数平均分子量3,
600、a=21meq/kg−P。
lyのポリヘキサメチレンアジパミドのプレポリマーを
得た。
得られたプレポリマーをオートクレーブ中窒素雰囲気下
290 ”Cで20分間溶融した後、20°Cの窒素で
冷却し、再凝固した。
得られた再凝固ポリマーを破砕して粒体とする。
該粒体をタンブラ−型反応器にて窒素1.000m/分
を通しつつ、220°Cで6時間固相重合し、BHT含
有量0.2■/g−Poly、硫酸相対粘度3.8、M
w/Mn=2.4のポリヘキサメチレンアジパミドを得
た。
実施例1の方法は本発明の製造方法の必須工程要件(イ
)〜(ハ)を満足しているので、BHT含有量0. 3
mg/g以下、硫酸相対粘度3.0以上、I/ rn 
3以下という本発明の必須要件を満足するポリヘキサメ
チレンアジパミドが得られている。
実施例2 攪拌翼付縦型反応機にてAH塩の粒体100gを撹拌し
、ヘキサメチレンジアミンの蒸気を2g/ h rの割
合で随伴させた窒素200d/分を通しつつ、180℃
で9時間固相重合し、数平均分子量3,400.アミノ
末端基量のカルボキシル末端基量からのずれa=12m
eq/kg−Po 1yのプレポリマーを得た。
得られたポリマーの溶融−再凝固とそれに続く固相重合
は、実施例1と同様の方法で行い、BHT含有量0.2
m/g−Poly、硫酸相対粘度3.9、w/Mn=2
.5のポリヘキサメチレンアジパミドを得た。
実施例2の方法は本発明の製造方法の必須工程要件(イ
)〜(ハ)を満足しているので、BHT含有量0.3w
g/g以下、硫酸相対粘度3. 0以上、Mw/Mn3
以下という本発明の必須要件を満足するポリヘキサメチ
レンアジパミドが得られている。
比較例I AH塩の50%水溶液200gをオートクレーブ中29
0℃に加熱し、放圧しつつ17.5kg/ciiGを2
時間維持した後、1 kg/c47分で降圧し、常圧で
30分間反応させ、プレポリマーを得た。
該プレポリマーを破砕して粒体とし、タンブラ−型反応
器にて、窒素1.ooOd/分を通しつつ、220℃で
3時間固相重合を行い、BHT含有量0. 7■/g−
Poly、硫酸相対粘度3゜9、Mw/T12.3のポ
リヘキサメチレンアジパミドを得た。
比較例1は、工業的に行われている公知の方法であり、
本発明の製造方法の必須工程要件(イ)〜(ハ)を満足
していないため、BHT含有量が0、 1*/g−P 
o 1 yと本発明のポリマーの3倍以上になっている
比較例2 攪拌翼付縦型反応機にて、AH塩の粒体100gを攪拌
し、窒素100m/分を通しつつ、180℃で20時間
固相重合を行い、数平均分子量3゜100、a=546
meq/kg−Polyのプレポリマーを得た。
該プレポリマーを破砕して粒体とし、タンブラ−型反応
器にて窒素1,000id/分を通しつつ、220°C
で50時間固相重合し、BHT含有量0.1@/g−P
o l y、硫酸相対粘度1.5のポリヘキサメチレン
アジパミドを得た。
比較例2においては、ヘキサメチレンジアミンの補給を
行うという本発明の製造方法の第一工程(イ)の必須要
件を満足していないため、アミノ末端基量とカルボキシ
ル末端基量のバランスの崩れが解消されず、従って硫酸
相対粘度1.5の低分子量ポリマーしか得られない。
比較例3 実施例2と同様に、ヘキサメチレンジアミンの蒸気を吹
き込みつつ固相重合して得られたプレポリマーを破砕し
て、粒体とした。
該粒体をタンブラ−型反応器にて窒素1,000M1/
分を通しつつ、220℃で50時間固相重合を行い、B
HT含有量0.2■/gPoly、硫酸相対粘度3.9
、Mw/Mn=5.5のポリヘキサメチレンアジパミド
を得た。
比較例3においては、第二工程を経たのち第三工程を行
うという本発明の製造方法の必須要件を満足していない
ため、Mw/Mnが5.5と橿めて広い分子量分布にな
っている。しかも、第三工程の固相重合速度が著しく遅
く、硫酸相対粘度3゜9のポリマーを得るのに50時間
という長時間を要している。
(発明の効果) 本発明のポリヘキサメチレンアジパミドは、BHTの含
有量が低いために3次元化が抑制されており、しかも高
分子量なので高度なタフネス、耐疲労性を要求されるタ
イヤコード等の産業資材用繊維にとって好適な素材であ
る。
また、本発明のポリヘキサメチレンアジパミドは、正常
な分子量分布を有するので、安定した溶融紡糸を行うこ
とが出来る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヘキサメチレンアジパミドの繰り返し構造単位が
    95モル%以上であって、ビスヘキサメチレントリアミ
    ンの含有量が0.3mg/g以下、硫酸相対粘度が3.
    0以上、@Mw@/@Mn@(@Mw@:重量平均分子
    量、@Mn@:数平均分子量)で表される分子量分布が
    3以下であることを特徴とする、ポリヘキサメチレンア
    ジパミド。
  2. (2)以下の工程の組合せからなるポリヘキサメチレン
    アジパミドの製造方法; (イ)アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの等モル塩
    を、ヘキサメチレンジアミンの逃散量に見合う量だけヘ
    キサメチレンジアミンを補給しながら固相重合を行って
    プレポリマーを製造する第一工程、 (ロ)第一工程により得られるプレポリマーを加熱して
    溶融した後、冷却して再凝固する第二工程、 (ハ)第二工程の凝固物を固相重合する第三工程。
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