JPH0489976A - 二段駐車設備における安全装置 - Google Patents

二段駐車設備における安全装置

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JPH0489976A
JPH0489976A JP20470990A JP20470990A JPH0489976A JP H0489976 A JPH0489976 A JP H0489976A JP 20470990 A JP20470990 A JP 20470990A JP 20470990 A JP20470990 A JP 20470990A JP H0489976 A JPH0489976 A JP H0489976A
Authority
JP
Japan
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pallet
parking position
vehicle
locking piece
lifting mechanism
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Application number
JP20470990A
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English (en)
Inventor
Takeshi Teraguchi
寺口 健
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は二段駐車設備における安全装置に係り、詳しく
は、昇降自在な立体型の二段駐車設備にあって、パレッ
トに乗載した車両を上段側駐車位置に格納させ、上昇し
たパレットの下方の下段側駐車位置に他の車両を駐車さ
せることができ、下段側駐車位置の車両を出した後に上
段側駐車位置の車両を下段側駐車位置へ陳ろすことがで
きるようにした二段駐車設備における安全装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
高層ビルには大型の立体駐車場が設けられることが多い
が、敷地に余裕の少ない一般住宅でも一台の車両を駐車
させたい場合に、上下二段構造の立体駐車場が導入され
ることがある。そのような駐車設備の一例として、特公
昭64−4029号公報に提案されているような立体駐
車装置がある。
その駐車装置においては、バランスウェイトを垂下させ
たパレットが、車両を載せて昇降することができるよう
になっている。そして、パレットが上昇した後、パレッ
トの少し下の部位に設けられたパレット落下防止機構の
係止片を突出させておくと、パレットを昇降させるワイ
ヤーが切断するなどのトラブルが発生しても、パレット
は係止片で受は止められ、車両が落下しないように保護
される。一方、パレットを下降させる場合、その係止片
をソレノイドバルブの作動で退避させれば、パレットを
陳ろして車庫出しすることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述の例では、パレットを下降させるとき、
例えば、ソレノイドバルブなどに故障が生じたり、係止
片の作動部のトラブルで係止片が退避しな(なることが
ある。そのような場合に、パレットは突出している係止
片に乗り、動くことができない状態にあるにもかかわら
ず、パレット昇降機構は作動を続けることになる。した
がって、その昇降機構にワイヤーが使用されていると、
それが無用に繰り出され、もつれたり装着部品に絡まっ
たりする。ソレノイドバルブや係止片の落下防止機構を
修復しても、ワイヤーのもつれなどを解かなければ運転
を再開することができず、不便を極める。一方、パレッ
ト昇降機構にラック・ピニオンを採用している場合には
、動かない状態となったパレyhに取り付けられている
ランクに噛み合うピニオンが無理やりに回転され、ギヤ
ー鳴りを起こしたり歯が欠けたりするなどの損傷が生じ
る。
本発明は上述の問題に鑑みなされたもので、その目的は
、パレット昇降機構が故障しても上方位置にあるパレッ
トの落下を阻止でき、車両の安全が確保されること、パ
レットを下降させる際にパレットの落下防止機構が故障
してその下降が不可能である場合には、その時点でパレ
ットの下降を阻止して、パレット昇降機構を構成するワ
イヤーやチェーンまたはランク・ピニオンの無用な作動
の継続を停止させ、ワイヤーやチェーンのもつれやピニ
オンの空転による破損の発生を回避できるようにするこ
とである。
また、パレットを下降させる際、下方に車両があれば、
その下降動作を禁止させるようにすること、その反面、
下降するパレットや車両により、それ自体の下降−が阻
害されないようにしておくことができること、を実現す
る二段駐車設備における安全装置を提供することである
〔課題を解決するための手段] 本発明は、駆動手段でもってパレット昇降機構を作動さ
せ、パレットに乗載された車両を上段側駐車位置へ格納
し、また、上段側駐車位置から下段側駐車位置へ降ろし
て、車両を取り出すことができるようにした二段駐車設
備に通用される。
その特徴とするところは、第1図に示すように、上段側
駐車位置9におけるパレット7よりやや下方部位に設け
られ、パレット7の落下を防止するため進出する一方、
パレット7の下降を許容するため退避することができる
ように、ソレノイドバルブSQLによってパレット縁7
b(第4図参照)の下部近傍で進退する係止片27と、
パレット7が上段側駐車位置9から下降するとき、係止
片27が退避したことを検出する退避確認スイッチC3
W(第4図参照)と、退避確認スイッチCSWにより係
止片27の退避が検出されないとき、駆動手段17の作
動を停止するだめの駆動停止制御手段36(第5図参照
)とが設けられていることである。
さらには、下段側駐車位置lOでの車両8Aの有無を検
知する光電スイッチpswと、その光電スイッチPSW
で車両8Aの存在を検出したとき、上段側駐車位置9か
らパレット7を下降させるパレット昇降機構15の作動
を禁止する降下阻止制御手段37(第5図参照)と、下
段側駐車位置10に車両8Aがない状態で、上段側駐車
位置9から下降するパレット7もしくは車両8で光電ス
イッチPSWを遮光しても、パレット昇降機構15の作
動を維持させる降下保持手段38(第5図参照)とを設
けるようにしておくこともできる。
〔作   用〕
パレット7が上段側駐車位置9にあるときは、パレット
7のやや下方部位で係止片27が常に突出した状態にあ
る。パレット昇降機構15のチェーン16などが切れて
駐車中にパレット7が落下するようなことがあっても、
係止片27がパレット7を受は止めるので、パレット7
上の車両8が損傷したり、下段側駐車位置10の車両8
Aが被害を受けることは防止される。
車両8を乗載したパレット7を上段側駐車位置9から下
降させ始めると、パレット7のやや下方部位で突出して
いる係止片27はソレノイドバルブSQLによって退避
される。退避確認スイッチC3Wからの信号でパレット
昇降機構15の作動が維持され、パレット7は係止片2
7に邪魔されることなく下段側駐車位置10へ下降する
一方、パレット7が上段側駐車位置9から下降を始めて
も、ソレノイドパルプSQLの故障もしくは係止片27
の作動部など落下防止機構28にトラブルがあると、係
止片27が完全に退避しなく、退避確認スイッチC3W
は動作しない。このとき、駆動停止制御手段36が駆動
手段17の作動を停止させるので、パレット7を下降さ
せるパレット昇降機構15にチェーン16が用いられて
いても、駆動手段17の停止でチェーン16がそれ以上
に繰り出されることはない。したがって、余分に繰り出
されると起こるようなチェーン16の絡みなどは防止さ
れる。パレット昇降機構15にラック・ピニオンが採用
されている場合でも、ビニオンが不動状態となっている
ラックに噛み合ったまま回り続けるようなことがなくな
る。
ところで、パレット7を上段側駐車位置9がら下降させ
るとき、下段側駐車位置1oに車両8Aがあると、光電
スイッチPSWがそれを検出する。
それによって降下阻止制御手段37がパレット昇降機構
15の作動を禁止するので、パレット7が下降して下段
側駐車位置10にある車両8Aを破損させることはない
。一方、下段側駐車位置1゜に車両8Aがなければ降下
阻止制御手段37は機能せず、パレット7を降下させる
ことができる。
その下降の途中で光電スイッチPSWがパレット7や車
両8を検出しても、降下保持手段38がパレット7の降
下作動を維持させるので、車両8を下段側駐車位置10
へ鋒ろして車庫出しすることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、パレット昇降機構などに故障があって
も、すなわち、チェーンなどが切断しても、パレットを
係止片で受は止め、パレット上の車両や下段側駐車位置
に駐車中の車両を保護することができる。
係止片の作動部に故障などがあって係止片が退避しない
場合にはパレットを下降させる駆動手段の作動が停止さ
れ、パレット昇降機構でのトラブルの発生が回避される
また、上段側駐車位置にあるパレットを鋒ろす場合に、
下段側駐車位置に車両があれば、パレットの下降が禁止
され、下段側駐車位置の車両に損傷を与えることが防止
される。
上段側駐車位置にあるパレットが下降した場合には、そ
れ自体を検出してもパレットの下降が維持され、上段側
駐車位置の車両を車庫出しすることができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明をその実施例の図面を参照しながら、詳細
に説明する。
第1図ないし第3図は二段駐車設備1の全体図で、地上
に設置される左右並行な二本の脚材2゜2が横材3で一
体化され、それぞれの脚材2に前後して並行にH形鋼の
柱材4,4,5.5が立設されている。前後の柱材4,
5は、その上部で梁材6,6によって接続され、全体と
して枠体が構成されている。
上記の前柱材4.4問および後柱材5,5間にはパレッ
ト7が設けられ、後述するモータ17でもってパレット
昇降機構15を作動させると、パレット7に乗載された
車両8を上段側駐車位置9へ格納し、また、上段側駐車
位置9から下段側駐車位置10へ降ろして、車両8を出
すことができるようになっている。
パレット7は平板体であり、その前端に車両8の乗り入
れを容易にする傾斜面7aが形成され、前柱材4に対応
する位置には、パレット7の両側部から上方へ延びる左
右一対の立上部材11,11が一体化されている。この
立上部材11.11には、前柱材4のH形鋼のフランジ
に沿って転動するガイドローラ1212が装着され、パ
レット7の昇降を円滑になものとしている。その立上部
材11.11のやや後方のパレット7の両側には軸固定
部材13.13が取り付けられ、それに回転自在なスプ
ロケット14.14が装着されている。これらスプロケ
ット14は、パレット昇降機構15のチェーンエ6に噛
み合わされ、駆動手段であるモータ17によってチェー
ン16が移動するとパレット7が昇降するようになって
いる。
モータ17は右側の梁材6Rの上面に設置され、減速機
を内蔵したギャードモータである。これには制動機構も
装着されており、チェーン16が張架されるスプロケッ
ト18を正逆方向へ回転させることができる。
第2図に示すように、チェーン16の一方端16aは左
の梁材6Lの下部側に固定され、他方端16bは右の梁
材6Rの下面側に固定されている。
すなわち、チェーン16は固定された一方端16aから
左のスプロケット14L、右のスプロケット14R,モ
ータ17の出力軸に取り付けられたスプロケット18を
たどり、弛み部16Cを形成して他方端16bに繋がっ
ている。その弛み部16Cはパレット7が下降した場合
に繰り出すことができる十分な長さを有している。
第1図および第3図に示すように、パレット7の後端側
には突出した取付部材19.19が左右に設けられ、パ
レット7を水平に保持させるためのスプロケット20.
21がそれぞれに装着されている。前側のスプロケット
20.20には、上端が右の後柱材5Rの上部に、下端
が左の後柱材5Lの下部に固定された一点鎖線で示すバ
ランスチェーン22が張架され、後側のスプロケット2
1.21には、上端が左の後柱材5Lの上部に、下端が
右の後柱材5Rの下部に固定された二点鎖線で示すバラ
ンスチェーン23が張架されており、相互にたすき掛け
されている。
上記した取付部材19にはガイドローラ2424が設け
られ、後柱材5のH形鋼のウェブに当接して転勤し、前
述した前柱材4のフランジで転勤するガイドローラ12
.12と協働して、パレット7の昇降を円滑なものとし
ている。
第3図に示すように、右側の後柱材5Rの上部にはリミ
ットスイッチLS2が取り付けられ、パレット7が上段
側駐車位置9まで上昇したことが検出できるようになっ
ている。なお、このリミットスイッチLS2が故障した
ときパレット7が過剰に上昇したことを検出するリミッ
トスイッチLSIが、リミットスイッチLS2の直上に
設けられている。
一方、第1図に示すように、胛材2の後部上面にもリミ
ットスイッチLS3が設置され、パレット2が下段側駐
車位置10にあることを検出することができるようにな
っている。
本例の二段駐車設備1では、下段側駐車位置10に車両
8Aがある場合に、上段側駐車位置9の車両8を不用意
に降ろすことのないように、下段側駐車位置10におけ
る車両8Aの有無を検出する光電スイッチPSWが、後
柱材5の下部に設けられている。光電スイッチPSWは
送光管25と受光管26とからなり、前者が左の後柱材
5Lに、後者が右の後柱材5Rに取り付けられ、下段側
駐車位置10に車両8Aがあれば送光が遮られ、車両の
存在を検出することができるようになっている。
なお、この光電スイッチPSWはその対向位置間に物が
あることを検出するので、パレット7が下降してきた場
合にも送光が遮断されて、それを検出することになるが
、パレット7を正規に下降させている場合には、後述す
る制御回路において、その光電スイッチPSWからの信
号を無視させることができるようになっている。
第1図および第2図に示すように、上段側駐車位置9に
上昇しているパレット7のやや下方部位となる右側の前
柱材4Rの上後部に、傾動自在な係止片27を備えた落
下防止機1128が設けられる。これは、第4図に示す
ように、パレット縁7bの下部近傍に進出する係止片2
7と、その係止片27を支持する保持台29と、係止片
27を支軸30を中心に二点鎖線の位置まで回動して退
避させるソレノイドバルブSQLと、一端が保持台29
に他端が係止片27に取り付けられて常時引張力を発揮
しているスプリング31とにより構成される。
上記のソレノイドバルブSQLを励磁すると退避する係
止片27にはマグネット片32が装着され、前柱材4R
に取り付けられた近接スイッチC8Wに接近すると、近
接スイッチC8Wを動作させることができるようになっ
ている。この近接スイッチC8Wは、係止片27が完全
に退避してパレット7の昇降を邪魔しない状態にあるこ
とを検出するもので、後述する制御回路に組み込まれる
第5図は安全装置としての制御回路図で、モータ17な
どを作動させる駆動回路41と、それに所望の安全作動
をさせる制御回路42とからなる。
後者には、近接スイッチC3Wにより係止片27の退避
が検出されないとき、モータ17の作動を停止するだめ
の駆動停止制御手段36が設けられ、また、光電スイッ
チPSWで車両8Aの存在を検出したとき、上段側駐車
位置9からパレット7を下降させるパレット昇降機構1
5の作動を禁止する降下阻止制御手段37や、下段側駐
車位置10に車両8Aがない状態で、上段側駐車位置9
から下降するパレット7もしくは車両8で光電スイッチ
PSWを遮光しても、パレット昇降機構15の作動を維
持させる降下保持手段38が設けられている。
詳しく説明すると、駆動回路41には、モータ17に三
相交流200■を給電する主回路43があり、それにモ
ータ17を正転および逆転させるための常開接点rl+
r2が各相に介在されている。
その主回路43から分岐して整流器44に給電すると共
に、整流された直流90Vでモータ用ブレーキBKを作
動させ、また、常開接点rl、r2の接続でブレーキを
解除するブレーキ回路45が設けられている。さ、らに
、パレット昇降機構15のソレノイドバルブSQLに給
電するソレノイド回路46も設けられている。
制御回路42はトランス47で変圧された交流100 
Vで作動し、自動復帰式の運転スイッチMSWを入れる
と動作するようになっている。運転スイッチMSWには
、光電回路48.セレクタスイ・ンチSSWで分岐され
たパレット上昇用回路49およびパレット下降用回路5
0が接続されている。光電回路48には並列に送光管2
5と受光管26が配置され、パレット下降用回路50に
設けられた常開接点rpを動作させる。パレット上昇用
回路49には前述したリミットスイッチLSI、LS2
およびリレーコイルR2が直列に接続される。パレット
下降用回路50は係止片回路51と調整回路52が設け
られ、前者には近接スイッチcswおよびリレーコイル
R3が直列に配置される。調整回路52には、リミット
スイッチLS3.並列配置の常開接点rl r  r、
 、それらに接続された並列な遅延接点rt+常間接点
r3およびタイマーT、両接点rt、r3に接続された
リレーコイルR,が設けられている。
上記の係止片回路51のリレーコイルR1と調整回路5
2の常開接点r3は前述した駆動停止制御手段36を構
成し、光電回路48の送光管25からの送光を受光管2
6が感応すると接続状態となる調整回路52の常開接点
rpは降下阻止制御手段37を構成する。そして、調整
回路52の常開接点r1は降下保持手段38を構成し、
リレーコイルR1の励磁によって調整回路52を自己保
持させる機能を発揮する。
このような構成の安全装置は、次のように作動して、安
全を確保しながら、二段駐車設備1の上段側駐車位置9
に車両8を格納したり車庫出しすることができる。
第1図や第5図を参照して、パレット7が例えば下段側
駐車位置10にあり、パレット7に載せた車両8を上昇
させるとき、セレクタスイッチSSWが破線の中立位置
から上昇値1uに入れられる。
パレット7が上段側駐車位置9にないので、パレット昇
降機構7の上段側駐車位置9を検出するリミットスイッ
チLSIおよびLS2は動作しなく、その両接点は閉じ
られている。そこで、運転スイッチMSWを押すと、パ
レット上昇用回路49のリレーコイルR2が励磁され、
ブレーキ回路45および主回路43の常開接点r2が接
続状態となる。
モータ用ブレーキBKの制動作用が解除され、モータ1
7の正転器こよりパレット昇降機構15のチェーン16
が移動する。同時にソレノイド回路46にも通電される
ので、ソレノイドバルブSQLが励磁されて係止片27
が退避する。パレット7はパレット昇降機構15により
上昇し、上段側駐車位置9に到達するとリミットスイッ
チLS2が動作する。これによって、第6図に示すよう
に、パレット上昇用回路49が遮断され、リレーコイル
R2の消磁で常開接点r2は遮断状態となる。モータ1
7の駆動は停止され、かつ、モータ用ブレーキBKが作
動してパレット7は自動的に停止する。
同時に、ソレノイドバルブSQLも消磁され、係止片2
7がスプリング31の弾発力でパレット縁7bの下方に
進出する。パレット7の停止を確認すれば、運転スイッ
チMSWを手放せばよい。なお、リミットスイッチLS
2が故障していても、パレット7がリミットスイッチL
SIまで上昇すれば、パレット上昇用回路49が遮断さ
れ、パレット7が過剰に上昇するようなことは回避され
る。
ちなみに、運転スイッチMSWを入れたとき光電スイッ
チPSWも作動するが、それによって動作する常開接点
r9のある調整回路52はセレクタスイッチSSWで遮
断されているので、光電スイッチPSWによる実質的な
機能は発揮されない。それ故に、パレット7の上昇が阻
止されるようなことはない。また、ソレノイドバルブS
QLの励磁で係止片27が退避したとき、近接スイッチ
C8Wが作動するが、それによって励磁されるリレーコ
イルR3で動作する常開接点r、も何ら機能しない。
車両8を上段側駐車位置9にした状態では、上記したよ
うに係止片27が突出しているので、駐車中にパレット
昇降機構15のチェーン16などが切れて落下するよう
なことがあっても、係止片27がパレット7を受は止め
、パレット7上の車両8を損傷させたり、下段側駐車位
置10に車両8Aを入れている場合には、それに被害を
及ぼすようなことも回避される。
次に、パレット7を下降させる場合について述べる。
第7図に示すように、セレクタスイッチSSWを下降位
置りに入れる。下段側駐車位置10に車両8Aがある状
態で運転スイッチMSWを押すと、光電スイッチpsw
4<作動する。送光管25から受光管26への送光が車
両8Aによって遮られ、それによって調整回IIt52
で接続状態にあった常開接点rpが遮断状態となる。リ
ミットスイッチLS3は接続状態にあるが、常開接点r
、に並列に設けられた常開接点r1も遮断状態にあるの
で、調整回路52は通電されず、リレーコイルR,は励
磁されない。一方、パレット上昇用回路49はセレクタ
スイッチSSWで遮断されているので、リレーコイルR
2も励磁されない。主回路43の常開接点rI+rZは
遮断状態に保持されることになり、モータ17の駆動は
なされず、モータ用ブレーキBKは作用したままである
。ソレノイドバルブs。
Lも励磁されず、係止片27はパレット縁7bの下方近
傍に突出した状態に維持される。このようにして、障下
阻止制御手段37がパレット昇降機構15の作動を禁止
するので、パレット7が下降することはなく、下段側駐
車位210にある車両8Aを破損させることはない。
一方、下段側駐車位置10に車両8Aがなければ、光電
スイッチPSWの送光管25がら受光管26への送光が
遮られないので、第8図に示すように、常開接点r、は
接続状態となる。リミノトスイッチLS3も遅延接点r
tも接続状態にあるので、リレーコイルR1が励磁され
、主回路43の常開接点r1は接続状態となる。モータ
用ブレーキBKによる制動が解除されると共にモータ1
7が逆転してパレット昇降機構15を作動させる。同時
にソレノイドバルブSQLも励磁され、係止片27が退
避し始める。なお、リレーコイルR1の励磁で調整回路
52の常開接点r1も接続状態となる。
係止片27が完全に退避するまではリレーコイルR1は
消磁状態にあって常開接点r3は遮断されたままである
が、パレット昇降機構15は作動する。第9図に示すよ
うに、係止片27が完全に退避して近接スイッチC8W
が作動すると、リレーコイルR3が励磁されて常開接点
r、も接続状態となる。一方、タイマーTは調整回路5
2の通電開始から所定の例えば0.2秒をカウントして
おり、その完了後に遅延接点rtが遮断状態となる。し
かし、常開接点r3の接続でリレーコイルR3の励磁は
維持される。したがって、パレット昇降機構15の作動
が保持され、パレット7は係止片27に邪魔されること
なく下段側駐車位置10に向けて下降する。
このようにしてパレット7や車両8が下降する間に、そ
れらが光電スイッチPSWの送光を遮断することになる
。第10図に示すように、その遮光で常開接点rpが遮
断状態に戻ることになるが、励磁状態にあるリレーコイ
ルR1で常開接点rpと並列に介在された降下保持手段
38の常開接点r、が接続状態を維持することにより、
パレ・ント昇降機構15の作動が停止されることなく、
車両8を下段側駐車位置10に降ろすことができる。
パレット7が完全に下段側駐車位置10へ降りると、リ
ミットスイッチLS3が遮断状態(図示せず)となって
調整回路52は通電されず、モータ17が止まり制動さ
れる。パレット7の停止で運転スイッチMSWを手放せ
ばよい。
ところで、落下防止機構28の故障などで係止片27が
進出した状態になってしまっていることがある。この場
合には、パレット7を下降させるべく運転スイッチ?’
lSWを入れた直後の0.2秒までは、第8図に示すよ
うに、常開接点rtが接続状態にあるので、パレット7
は少し下降する。しかし、係止片27が進出したままで
あるので近接スイッチC3Wは作動せず、リレーコイル
R3が励磁されなく、駆動停止制御手段36の常開接点
r3は第11図のように遮断状態を維持することになる
。常開接点rtがタイマーTのカウント完了で遮断状態
となると、調整回路52の通電がなくなり、リレーコイ
ルR1は消磁される。モータ17が停止して制動され、
パレット昇降機構15の作動が停止する。
このような停止作動においては、パレット7が停止した
状態でモータ17が駆動され続けることはなく、もし、
モータ17が駆動されていれば起こるであろうチェーン
16のそれ以上の繰り出しは防止される。したがって、
余分に繰り出されると起こるようなチェーン16の絡み
などは防止されることになる。
以上詳細に述べたように、安全を自動的に確認しながら
パレット7の昇降を行うことができる。
なお、落下防止機構28の係止片27の完全な退避を検
出する近接スイッチC8Wはマグネット片32の磁力に
感応するものに限らず、退避確認スイッチとしてリミッ
トスイッチなどを採用することもできる。また、パレッ
ト昇降機構15にチェーン16を使用した例で説明した
が、それに代わるラック・ビニオンを採用してパレット
7を昇降させる場合でも、本発明を適用することができ
る。
この場合に、係止片27の作動部に故障があって進出し
た状態となったとき、やはりモータ17も停止されるの
で、モータ17の駆動が続けられた場合にピニオンがラ
ックに噛み合ったまま空転して、ギヤー鳴りを起こした
り、その歯面が欠けるというような損傷事故の発生は回
避される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された二段駐車設備の側面図、第
2図は第1図の■−■線矢視図、第3図は第1図の■−
■線矢視図、第4図は落下防止機構の構成図、第5図は
二段駐車設備を作動させる駆動回路およびその安全を図
る制御回路図、第6図ないし第11図は動作を説明する
回路図である。 7−パレット、7b−パレット縁、8,8A車両、9−
上段側駐車位置、1〇−下段側駐車位置、15−パレッ
ト昇降機構、17−モータ(駆動手段)、27・・−係
止片、36−駆動停止制御手段、37−降下阻止制御手
段、38−降下保持手段、PSW・−光電スイッチ、5
QL−・−ソレノイドバルブ、C5W−退避確認スイッ
チ(近接スイッチ)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)駆動手段でもってパレット昇降機構を作動させ、
    パレットに乗載された車両を上段側駐車位置へ格納し、
    また、上段側駐車位置から下段側駐車位置へ降ろして、
    車両を取り出すことができるようにした二段駐車設備に
    おいて、 前記上段側駐車位置におけるパレットよりやや下方部位
    に設けられ、パレットの落下を防止するため進出する一
    方、パレットの下降を許容するため退避することができ
    るように、ソレノイドバルブによってパレット縁下部近
    傍で進退する係止片と、 上記パレットが上段側駐車位置から下降するとき、上記
    係止片が退避したことを検出する退避確認スイッチと、 その退避確認スイッチにより前記係止片の退避が検出さ
    れないとき、前記駆動手段の作動を停止するための駆動
    停止制御手段とが設けられていることを特徴とする二段
    駐車設備における安全装置。
  2. (2)請求項1に記載の二段駐車設備における安全装置
    において、 下段側駐車位置での車両の有無を検知する光電スイッチ
    と、 その光電スイッチで車両の存在を検出したとき、上段側
    駐車位置からパレットを下降させるパレット昇降機構の
    作動を禁止する降下阻止制御手段と、下段側駐車位置に
    車両がない状態で、上段側駐車位置から下降するパレッ
    トもしくは車両で上記光電スイッチを遮光しても、パレ
    ット昇降機構の作動を維持させる降下保持手段とが設け
    られていることを特徴とする二段駐車設備における安全
    装置。
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