JP5612865B2 - 電動昇降式収納庫ユニット - Google Patents
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このような電動昇降式の収納庫ユニットにあっては、収納庫の上昇途中に、収納庫とキャビネット支持枠との隙間に手を挟んだり、収納庫の下降途中に、収納庫がまな板等の障害物に当接したり、該障害物を破損したりする虞がある。
さらに、収納庫に荷物を収納しすぎると、電磁的駆動源や牽引帯の巻き上げ機構が過負荷により故障する心配もある。
しかし、この昇降キャビネットは、牽引帯の巻き量に応じて移動するベースと、収納庫に取り付けられたスライダーとの相対移動により収納庫の位置の変化量を検出するので、収納庫の慣性の影響を受けやすく、従って、信頼できる検知精度を得るためには、複雑なセンサー手段の検出制御を行なわなければならなかった。
前記外箱による前記牽引帯の支持部を該牽引帯に加わる荷重に応じて移動可能とし、前記センサー手段は、前記牽引帯の支持部の位置により前記荷重を検出することができる。
前記電磁的駆動源に連絡された巻上げ機構により、前記牽引帯の巻き取り及び巻き戻しを行い、前記電磁的駆動源が停止している時に前記巻上げ機構を固定するロック装置を設けてある構成。
前記牽引帯の中間部を前記電磁的駆動源の出力軸に連絡した巻き取り軸に巻きつけ、前記牽引帯の両端部で前記収納庫を吊り下げる構成。
また、牽引帯に加わる荷重によって、障害物の挟みこみや過積載を検知するので、収納庫の慣性の影響を受け難く、このため、複雑な制御を行なうことなく高い検知精度が得られる。
さらに、収納庫に積載物が極端に偏った状態で収納され、複数の牽引帯に加わる負荷が相違した結果、牽引帯の巻取り径の差が大きく異なり、収納庫が傾いた状態で上昇するのを防ぐことができる。
請求項4に係る発明によれば、収納庫の巻上げ機構に故障が発生しても、電磁的駆動源が停止してる間に巻取り軸が回転して収納庫が落下する心配が無い。
請求項5に係る発明によれば、牽引帯の両端部が同時に同じ長さだけ上下動するため、上限位置にあって外箱内に収納された収納庫が大きく傾くことが無い。
本発明の電動昇降式収納庫ユニットは、図1及び図2に示すように、底面が開口した外箱1と、外箱1の底面を通して昇降自在に設けられた収納庫2と、収納庫2を外箱1から吊り下げる少なくとも1本の(図に示す例では2本の)牽引帯3と、牽引帯3の巻き取り及び巻き戻しを行なうことによって収納庫2を昇降させるモータ4より成る電磁的駆動源とを備える。
外箱1の底面に形成された開口部6の周囲には、天井板5の孔の周縁に係合される縁部材7が装着されている。
また、図示しないが、外箱1の内部には、収納庫2が上限位置に達して外箱1内に収納されたことを検知する上限位置センサー、及び、収納庫2が下限位置に達したことを検知する下限位置センサーが設置されている。
巻上げ機構は、図3に示すように、外箱1の上部一側に前後方向に沿って設置された巻取り軸8、モータ4の出力軸と巻取り軸8との間に介在された複数のギヤよりなる減速器9、巻取り軸8に取り付けられたダンパー機構10、及び、巻取り軸8を固定するロック装置11を備える。
従って、モータ4が正逆方向に回転すると、巻取り軸8が回動して牽引帯3の巻取り及び巻き戻しを行ない、牽引帯3の両端部が同時に同じ長さだけ上下動するようになっている。
ロック板13は、巻取り軸8と連動して回転し、且つ、ピン15に対して接離するよう巻取り軸8に取り付けられている。また、ロック板13の外周縁には、ピン15に接近した時にピン15と係合する突出片13aが形成されている。
この結果、モータ4が停止している時は巻取り軸8が機械的に固定され、減速器9を構成するギヤの破損等が発生しても、収納庫2の荷重が加わる牽引帯3は巻き戻されることが無く、収納庫2は落下しない。
即ち、収納庫2は、その外側面下部の四隅部分において、外箱1の内面の四箇所に設けられた支持装置17から前後の牽引帯3により吊り下げられている。
そして、モータ4を駆動して牽引帯3の巻取り及び巻き戻しを行なうと、収納庫2が外箱1に収納された上限位置と外箱1の下方の物品取り出し位置(下限位置)との間を昇降する。
固定具18の上端には水平なベース板21を張り出してあり、各固定具18の側部にはセンサー手段22がそれぞれ設置されている。
可動支持具19は、水平な上板23の両端を下方へ屈曲して側板24を形成すると共に、側板24の下端間に取付軸25を架設して成る。
取付軸25には牽引帯3の先端が固定され、上板23の下面両端部にはそれぞれ垂直なガイドピン26の上端が固定されている。
ガイドピンの下端部には、ガイドピン26がベース板21から抜けないように、径大な抜け止め板27が装着されている。
そして、可動支持具19の上板23と固定具18のベース板21との間において、ガイドピン26の外周にコイルバネ20が外嵌され、このコイルバネ20が可動支持具19を上方へ付勢している。
従って、牽引帯3に加わる荷重が小さいときは、図4に示すように、コイルバネ20に押し上げられて可動支持具19の上板23が固定具18のベース板21から遠ざかる。一方、牽引帯3に加わる荷重が増加すると、図5に示すように、コイルバネ22を押し縮めて上板23がベース板21に接近する。
このため、牽引帯3に加わる荷重の増減により、牽引帯3の支持部である可動支持具19が上下動すると、センサー手段22の検知片28も上下動する。
検知片28の位置は電気的信号に変換され、牽引帯3に加わる荷重として制御手段に入力される。
次いで、制御手段は、過積載か否かの判断を行なう。制御手段は、4ヶ所に設置されたセンサー手段22の検出値の合計が設定範囲を超えた場合は、過積載であると判断してモータ4を停止させると共に、警報ブザーを作動させる。
いったんモータ4を停止した後、制御手段は、過積載及び偏荷重を解消するために、下限位置センサーから検知信号が入力されていない限り、モータ4を駆動して牽引帯3の巻き戻しを行い、収納庫2を下限位置まで(下限位置センサーから検知信号が入力されるまで)降ろして停止させる。そして、過積載及び偏荷重が解消されて、スタートボタンが操作されるのを待つ。
また、制御手段は、昇降動作中に、収納庫2が障害物にぶつかったか否かの判断を行なう。制御手段は、センサー手段22の内の少なくとも一つから入力された検出値が設定範囲を超えた場合は、収納庫2が障害物にぶつかったと判断してモータ4を停止させると共に、警報ブザーを作動させる。
一方、収納庫2が上昇中に障害物にぶつかると、収納庫2の上昇が阻害されるにもかかわらず、牽引帯3の巻き取りは継続するので、牽引帯3に加わる荷重が異常に増大し、センサー手段22の検出値は設定範囲よりも大きくなる。
モータ4を逆戻ししている間に、収納庫2が再度障害物にぶつかった場合は、モータ4を急停止させて、収納庫2を通常の停止に比べて急激に停止させる。
制御手段は、収納庫2を停止させた状態で、障害物が取り除かれ、スタートボタンが操作されるのを待つ。
制御手段は、収納庫2が障害物にぶつからない場合は、モータ4による収納庫2の昇降を継続させ、上限位置センサー或いは下限位置センサーの検知信号が入力されたら、モータ4を停止させる。
また、一本の牽引帯3の両端部で収納庫2の互いに距離をおいた2箇所(例えば、両側面の下部中央)を吊り下げても良い。
2 収納庫
3 牽引帯
4 モータ
5 天井板
6 開口部
7 縁部材
8 巻取り軸
9 減速器
10 ダンパー機構
11 ロック装置
12 滑車
13 ロック板
13a 突出片
14 ソレノイド
15 ピン
16 支持ピン
17 支持装置
18 固定具
19 可動支持具
20 コイルバネ
21 ベース板
22 センサー手段
23 上板
24 側板
25 取付軸
26 ガイドピン
27 抜け止め板
28 検知片
Claims (5)
- 底面が開口した外箱と、該外箱の底面を通して昇降自在に設けられた収納庫と、前記収納庫を外箱から吊り下げる少なくとも1本の牽引帯と、該牽引帯を巻き取ったり巻き戻すことによって前記収納庫を昇降させる電磁的駆動源とを備えた電動昇降式収納庫ユニットにおいて、前記牽引帯により前記収納庫の互いに距離をおいた複数箇所を吊り下げ、これら複数の吊り下げ箇所にそれぞれ対応して前記牽引帯に加わる荷重を検出するセンサー手段を設け、該センサー手段の検出値が設定範囲を越えた時に、前記電磁的駆動源を停止させる制御装置を設け、前記制御装置は、これらセンサー手段の検出値の差が設定値以上になった時に、前記収納庫の上昇を停止させることを特徴とする電動昇降式収納庫ユニット。
- 前記外箱による前記牽引帯の支持部を該牽引帯に加わる荷重に応じて移動可能とし、前記センサー手段は、前記牽引帯の支持部の位置により前記荷重を検出するものであることを特徴とする請求項1に記載の電動昇降式収納庫ユニット。
- 前記収納庫が上昇する時は無負荷で、下降する時は負荷が発生するダンパー機構を設けてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動昇降式収納庫ユニット。
- 前記電磁的駆動源に連絡された巻上げ機構により、前記牽引帯の巻き取り及び巻き戻しを行い、前記電磁的駆動源が停止している時に前記巻上げ機構を固定するロック装置を設けてあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電動昇降式収納庫ユニット。
- 前記牽引帯の中間部を前記電磁的駆動源の出力軸に巻きつけ、前記牽引帯の両端を前記収納庫に取り付けてあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電動昇降式収納庫ユニット。
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