JPH0489753A - 粘着シートの巻取り方法 - Google Patents

粘着シートの巻取り方法

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JPH0489753A
JPH0489753A JP20440190A JP20440190A JPH0489753A JP H0489753 A JPH0489753 A JP H0489753A JP 20440190 A JP20440190 A JP 20440190A JP 20440190 A JP20440190 A JP 20440190A JP H0489753 A JPH0489753 A JP H0489753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
tension
adhesive sheet
sheet
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP20440190A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Konuma
小沼 茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチックテープ等の中挟に切断して使用
される前の粘着テープの原反、あるいは電子部品、電子
機器その他損傷しやすい物品の表面等に密着させて保護
する表面保護シートのような、広巾の粘着シートの製造
時等における、粘着シートを巻取る方法に関する。
〔従来の技術〕
セロハン、ビニル、ポリプロピレン等のシートを支持体
とする塗工粘着テープ、あるいはポリエチレン等の合成
樹脂とエチレン酢酸ビニル共重合体等の微粘着性重合体
との多層押出による表面保護シート等、広巾の粘着シー
トを製造する工程等においては、粘着シートを巻芯にロ
ール状に巻取る際、支持体にかける張力が適切でないと
、製品の粘着テープに支持体全体の延伸、部分的な延伸
によるフレアー、しわ、ずれあるいは斜巻き、巻取り後
のテレスコーピング等の欠陥が発生する。このため、支
持体の材質、表面状態、厚さ、柔軟性、引張強度、粘着
層の種類と性状、巻き径等によって、支持体にかける張
力の調節とその制御が大変重要である。
特に最近のように支持体の厚さが薄くなってくると、支
持体にかける張力を低くした低張力巻取りが一般的とな
ってきている。そしてこのような低張力巻取りの場合、
巻き始めから一定の張力をかけて巻取る方式が通常に行
われている。
なお、ここに云う「張力」とは、支持体の中単位長当た
りの張力(Kg/mあるいはKg/全中で示される)を
云う。
上記のような粘着シートの巻取り張力を制御する方法と
しては、ダンサ−ローラーの位置検出器、あるいは張力
検出器によって張力の変化を測定し、これらを電気的に
変換して、ダンサ−ローラーの位置あるいは軸駆動モー
ターの速度、もしくはこれらの両方を調整する方法が行
われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、巻き始めの部分は巻き径が小さいために、低
張力巻取りにおいては、巾方向の張力の僅かな不均一に
よって製品が斜め方向に巻き取られたり、しわが入った
りしやすい。また支持体のシートは、一般に巾の中央部
の厚さよりも端部の厚さが大であるために、巻取機のゴ
ムロールの、該支持体端部と常時接触する部分が強く圧
迫されて磨耗、変形し、これが張力の不均一や変動の原
因となって、更にしわや斜め巻きを起こしやすくしてい
る。
本発明は従来技術の上記のような問題点に鑑みてなされ
たものであり、低張力巻取りで、しかも巻き始めにおい
ても製品にしわや斜め巻きが発生しにくい、粘着シート
の巻取り方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明の粘着シートの巻
取り方法は、巻始めの一定時間は定常巻取り時よりも大
きい張力をかけ、次いで徐々に定常巻取り時の張力まで
低下させ、その後一定の定常巻取り時の張力をかけて巻
取ることを要旨とするものである。
また、上記方法において、巻取り張力の調節は、ダンサ
−ローラーの位置、あるいは軸駆動モーターの回転速度
、もしくはそれらの両方を制御することによって行うこ
とを要旨とするものである。
ここに云う粘着シートには、広巾のままで使用するもの
に限らず、狭巾のテープ状に切断する前の原反シートを
含む。粘着シートは、支持体の種類によって塩化ビニル
、酢酸ビニル、およびこれらの共重合樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂、セロ
ハン、クラフト紙や和紙等の紙、綿、ビニロン、不織布
等の布類、金属箔、およびこれらのラミネート品等、ま
た粘着剤の種類によってゴム系、アクリル樹脂、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂系、その他のものが
ある。更に、用途によって事務用、包装用、塗装作業の
マスキング用、表面保護用、防食用、電気絶縁用、医療
用等のものがある。
本発明はこれらのいずれに対しても有効であるが、特に
電子部品、電子機器その他機器等の表面保護用途に用い
られるエチレン酢酸ビニル共重合体等を粘着剤層とし、
支持体となるポリエチレン等のポリオレフィンと2層押
出成形した表面保護用シートのような、低張力巻取りを
必要とする場合に特に効果的である。
粘着シートの巻取り方法としては、軸巻取り方式と表面
巻取り方式に大別され、本発明はそのいずれにも適用す
ることができるが、表面巻取り方式は駆動軸と支持体間
のスリップが生じ易く、また、駆動軸を巻取り軸に圧着
する圧着力の調整がやや困難なため、軸巻取り方式の方
がより好適である。
本発明における粘着シートへの張力のかけ方は、第1図
に示されるパターンの如くである。
第1図は、軸巻取り方式において、第一巻取軸から第二
巻取軸へ切り替わる場合の、張力の変化の状態を示すグ
ラフであるが、この図に示されるように、第一巻取軸で
は一定の張力T、で巻取りを終了した後、第二巻取軸で
の巻取りを開始する時点t0で張力を12へステップ状
に高くしてΔt1秒後のt1時点まで持続させ、次いで
1.時点からt2時点までの612秒間に徐々に張力を
T2からT、へ、実線で示されるように、傾斜する直線
状に低減させ、t2時点以後は第二巻取軸での巻取りを
終了するまで一定の張力T、をかけて巻取りを行う。な
お、Δt2秒間での張力の下げ方は、破線あるいは一点
鎖線で示されるように曲線状に低減させてもよい。Δt
、は通常5〜30秒とする。また、Δt2は張力を徐々
に下げるためにできるだけ長くすることが好ましいが、
20〜60秒とすれば充分である。
上記第1図のような粘着シート巻取り張力は、コンピュ
ーターあるいはシーケンス回路によって設定し、ダンサ
−ローラーの位置、あるいは張力検出器によって張力を
検出し、これら検出値の設定値からの偏位量を補正回路
によって電気的に変換し、ダンサ−ローラー位置制御用
エアシリンダーの空気圧を変化させることによってダン
サ−ローラーの位置、あるいは軸駆動モーターへの電圧
を変化させることによって同モーターの回転速度、もし
くはこれらの両方を変化させることによって、設定した
張力に制御する。
〔作用〕
本発明の粘着シートの巻取り方法は、巻き径が小さく、
且つ巻取り状態が不安定な巻き始めの時期において、一
定時間巻取り張力を高く維持し、その後徐々に定常の張
力へ低下させるようにするものであり、張力の不均一あ
るいは変動があってもそれらの影響を小さくし、且つ、
支持体を「強く引っばった」状態で巻取るので、中方向
および長さ方向のしわや、斜め方向への巻取りが発生し
にくい。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例として、ポリエチレンとエチレン
酢酸ビニル共重合体の2層押出による表面保護シートの
製造における巻取りについて説明する。
第2図は、上記表面保護シート製造における製品の巻取
り装置と工程の説明図である。
図において、1. 1は押出成形されたポリエチレンと
エチレン酢酸ビニル共重合体の2層構造の表面保護シー
ト(以下単にシートと云う)Fを引き取るフィードロー
ラーで、モーターM1の回転を減速機R1で減速して駆
動され、一定の速度でシートFを右方向へ送る。2はシ
ートFにかける張力を一定値に保持したり、あるいはシ
ートFのたるみ具合を調節するためのダンサ−ローラー
、3は巻取機である。巻取機3には複数本(第2図の例
は2本)の巻取り軸31.32を備えており、これら巻
取り軸31.32はモーターM、の回転を減速機R2で
減速して駆動される。
図は第一巻取り軸31での巻取りが終了し、第二巻取り
軸32での巻取りが行われている状態を示している。4
はシートFに与える張力を設定するための張力設定部(
コンピューター)、5はシートFにかけられている張力
をダンサ−ローラー2の位置によって検出し、且つ設定
値と検出値との偏差を電気的信号(電圧)に変換する張
力検出器、GはモーターM2の回転数を同じく電気的信
号(電圧)として検出するタコゼネレーター、Tはこれ
ら上記の電気的信号(電圧)の合計値に応じて、モータ
ーM2へ供給する電圧を制御するためのサイリスタで、
モーターM2への供給電圧を変化させることによってモ
ーターM2の回転数、従ってシートFに与える張力を変
化させるものである。
上記の巻取り装置によってシー)Fを巻取るに当たって
は、まず、張力設定部4に第1図に示されるような張カ
バターンを与えるプログラムを予め入力し設定する。次
いでインフレーションによって2層構造のチューブ状に
成形した後切開したシートFをフィードローラー1. 
1によって引き取り、ダンサ−ローラー2を経て巻取機
3によって巻取るのであるが、張力検出器5によって検
出した張力の、予め張力設定部4に設定した張力からの
偏差に比例した電圧と、モーターM2の回転数に比例し
て発生した電圧との合計によって、サイリスタTがモー
ターM2への供給電圧を変化させ、該供給電圧の変化に
よってモーターM2の回転数を変化させて、シートFに
かける張力を設定値の通りに調節する。
次に、上記実施例の方法で、支持体(ポリエチレン)の
厚さ60μm、中1,200 mm、巻き長さ2.00
0 mの、ポリエチレンとエチレン酢酸ビニル共重合体
の2層構造の表面保護シートの巻取りを行ったところ、
第1表のような結果が得られた。
第1表 き始めの時期においても張力の巾方向の不均一あるいは
張力の変動の影響が小さくなり、巻取り時のしわや斜め
巻きが発生しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において粘着シートにかける張力のかけ
方を示すグラフ、第2図は本発明巻取り方法の一実施例
における巻取り装置を示す説明図である。 1、l・・・フィードローラー 2・・・ダンサ−ローラー 3・・・巻取機、 31.32・・・巻取軸、4・・・
張力設定部、  5・・・張力検出器、F・・・粘着シ
ート、  G・・・タコゼネレーターM1. M2・・
・モーター  T・・・サイリスク。 〔発明の効果〕

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粘着シートの巻取り方法において、巻始めの一定
    時間は定常巻取り時よりも大きい巻取り張力をかけ、次
    いで徐々に定常巻取り時の張力まで低下させ、その後一
    定の定常巻取り時の張力をかけて巻取ることを特徴とす
    る、粘着シートの巻取り方法。
  2. (2)ダンサーローラーの位置、あるいは軸駆動モータ
    ーの回転速度、もしくはそれらの両方を制御することに
    よって、張力を調節することを特徴とする、請求項(1
    )記載の粘着シートの巻取り方法。
JP20440190A 1990-07-31 1990-07-31 粘着シートの巻取り方法 Pending JPH0489753A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917450A (ja) * 1982-07-22 1984-01-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd ウエツブ用巻取機
JPS63171768A (ja) * 1986-12-27 1988-07-15 Nippon Yusoki Co Ltd 粘着テ−プのはくり装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917450A (ja) * 1982-07-22 1984-01-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd ウエツブ用巻取機
JPS63171768A (ja) * 1986-12-27 1988-07-15 Nippon Yusoki Co Ltd 粘着テ−プのはくり装置

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