JPH0488960A - おろしソースの製造方法 - Google Patents
おろしソースの製造方法Info
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Landscapes
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はおろしソースの製造方法に関するもので、更に
詳細には、常温流通が可能な大根おろしソースの製造方
法に関するものである。
詳細には、常温流通が可能な大根おろしソースの製造方
法に関するものである。
[従来の技術]
従来、大根おろしの保存技術としては、特開昭59−1
1158号「冷凍大根おろし」に見られるように大根お
ろしを冷凍し、さらには食酢なとの酸味成分を添加して
保存するものであった。従って、冷凍保存中は問題ない
が、−旦解凍されて常温に戻ると、もともと殺菌処理が
なされていないために長持ちがしないものであった。さ
らに、使用時には一々解凍する必要があるばかりでなく
、解凍したものを醤油などの調味料で味付けするなどの
手間もかかり、急いでいるときなどは使用しすらいもの
であった。
1158号「冷凍大根おろし」に見られるように大根お
ろしを冷凍し、さらには食酢なとの酸味成分を添加して
保存するものであった。従って、冷凍保存中は問題ない
が、−旦解凍されて常温に戻ると、もともと殺菌処理が
なされていないために長持ちがしないものであった。さ
らに、使用時には一々解凍する必要があるばかりでなく
、解凍したものを醤油などの調味料で味付けするなどの
手間もかかり、急いでいるときなどは使用しすらいもの
であった。
また、大根おろしソースについて殺菌というものを考え
た場合、−船釣な食品の殺菌方法である加熱殺菌を大根
おろしに適用しようとすると、大根おろしの含有量が多
い場合には殺菌ができても加熱により発生するムレ臭の
ために、生おろしが持つ風味、食感が台なしになってし
まうことになる。
た場合、−船釣な食品の殺菌方法である加熱殺菌を大根
おろしに適用しようとすると、大根おろしの含有量が多
い場合には殺菌ができても加熱により発生するムレ臭の
ために、生おろしが持つ風味、食感が台なしになってし
まうことになる。
[発明が解決しようとする課題]
本発明は大根おろしソースを加熱殺菌によって殺菌し、
かつ大根おろしから発生するムレ臭を抑制することによ
り、生おろしの持つ風味、食感を保持しつつ、常温で保
存できる大根おろしソースの製造方法を提供することを
目的とする。
かつ大根おろしから発生するムレ臭を抑制することによ
り、生おろしの持つ風味、食感を保持しつつ、常温で保
存できる大根おろしソースの製造方法を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明は大根おろしにゆず果汁を添加してpH4,2〜
4.6に調整した後に85〜93℃で湯殺菌すると、充
分な殺菌ができ、しかも生おろしと同様の食感と、新鮮
なゆずとおろしの合わさった風味とを持ち、殺菌前後で
変化の少ないおろしソースができるという知見に基いて
なされたものである。
4.6に調整した後に85〜93℃で湯殺菌すると、充
分な殺菌ができ、しかも生おろしと同様の食感と、新鮮
なゆずとおろしの合わさった風味とを持ち、殺菌前後で
変化の少ないおろしソースができるという知見に基いて
なされたものである。
即ち、本発明は大根おろし及び柑橘類の果汁を主原料と
するおろしソースにおいて、pH4,2〜4.6に調整
した後に、85〜93℃で 3〜60分間の加熱殺菌処
理を施すことを特徴とするおろしソースの製造方法を提
供する。
するおろしソースにおいて、pH4,2〜4.6に調整
した後に、85〜93℃で 3〜60分間の加熱殺菌処
理を施すことを特徴とするおろしソースの製造方法を提
供する。
本発明における大根おろしとは、大根をおろし器やフー
ドスライサーなどでおろしたものである。
ドスライサーなどでおろしたものである。
本発明において使用する柑橘類には、ゆず、かぼす、す
だち、レモンが例示できるが、クエン酸含有量が少なく
て酸味をあまり強く感しさせないという点で、ゆず、か
ぼす、すだちが好ましい。
だち、レモンが例示できるが、クエン酸含有量が少なく
て酸味をあまり強く感しさせないという点で、ゆず、か
ぼす、すだちが好ましい。
これらの作用効果としては、おろしソースのpHを4.
2〜4.6に低下させること、及び、大根おろしを加熱
殺菌したときに発生するムレ臭を抑制することにある。
2〜4.6に低下させること、及び、大根おろしを加熱
殺菌したときに発生するムレ臭を抑制することにある。
pHが4.2を下まわると酸味が強く感じられるように
なり、pHが4.6を上まわると後に行なう殺菌温度条
件では殺菌が困難になる。
なり、pHが4.6を上まわると後に行なう殺菌温度条
件では殺菌が困難になる。
以下に、本発明における製造方法について説明する。
まず、常法により製造した大根おろしをミキサーなどに
入れる。大根おろしの量としては、本発明においてはお
ろしソースを加熱殺菌したときに発生する大根おろしの
ムレ臭を抑制する効果があるので、おろしソースに対し
て比較的含有量の多い、すなわち50重量%以上のもの
に適用するとその効果を生かすことができる。
入れる。大根おろしの量としては、本発明においてはお
ろしソースを加熱殺菌したときに発生する大根おろしの
ムレ臭を抑制する効果があるので、おろしソースに対し
て比較的含有量の多い、すなわち50重量%以上のもの
に適用するとその効果を生かすことができる。
次に、柑橘類の果汁や調味原料などを添加し均一に混合
する。このとき全調味原料を一度に添加混合してもよい
が、調味原料中に粉末状のものと液体状のものが存在す
る場合には予め粉末調味原料と液体調味原料とを別々に
混合しておくことが時間短縮という点で好ましい。
する。このとき全調味原料を一度に添加混合してもよい
が、調味原料中に粉末状のものと液体状のものが存在す
る場合には予め粉末調味原料と液体調味原料とを別々に
混合しておくことが時間短縮という点で好ましい。
なお、本発明で使用する調味原料としては、食′−塩、
化学調味料、砂糖、蛋白加水分解物、かつお/エキス、
こんぶエキス、しいたけエキス、醤油などが挙げられる
が、特に限定はされない。その他、香料として柑橘系フ
レーバー、かつおフレーバーなどを添加してもよく、こ
の場合も液体調味原料と事前に混合しておくのが好まし
い。
化学調味料、砂糖、蛋白加水分解物、かつお/エキス、
こんぶエキス、しいたけエキス、醤油などが挙げられる
が、特に限定はされない。その他、香料として柑橘系フ
レーバー、かつおフレーバーなどを添加してもよく、こ
の場合も液体調味原料と事前に混合しておくのが好まし
い。
また、柑橘類の果汁についても調味原料と同時に添加し
てもよいが、柑橘類の果汁の作用によって混合原料中に
pHの極端に低い部分が局所的にでき易くなったり、配
合原料のpHが低くなったりして、その結果その部分の
グルタミン酸ナトリウムなどの旨味成分が不溶化して最
終製品のおろしソースの風味に悪影響を及ぼすおそれが
ある。
てもよいが、柑橘類の果汁の作用によって混合原料中に
pHの極端に低い部分が局所的にでき易くなったり、配
合原料のpHが低くなったりして、その結果その部分の
グルタミン酸ナトリウムなどの旨味成分が不溶化して最
終製品のおろしソースの風味に悪影響を及ぼすおそれが
ある。
そのため柑橘類の果汁を添加する場合には、できるだけ
後の工程で行なうのが好ましく、その添加に際しても徐
々に少しずつ行なうのが好ましい。
後の工程で行なうのが好ましく、その添加に際しても徐
々に少しずつ行なうのが好ましい。
本発明で柑橘類の果汁を添加するのは前述した如く、p
Hを4.2〜4.6にするため及び大根おろしを加熱殺
菌したときに発生するムレ臭を抑制するためであるが、
その添加量は、大根おろしを加熱殺菌したときに発生す
るムレ臭を抑制するのに必要な量に拘束される。具体的
には大根おろしに対して2重量%以上が必要である。柑
橘類の果汁の添加量がこの条件を満足するものであれば
、pHを低下させる目的で柑橘類の果汁の一部を食酢で
代用することもでき、結果的にpHが4.2〜4.6に
なればよい。食酢としては味覚や臭覚に対する刺激が少
ないという点でレモン酢などの果実酢が好ましい。
Hを4.2〜4.6にするため及び大根おろしを加熱殺
菌したときに発生するムレ臭を抑制するためであるが、
その添加量は、大根おろしを加熱殺菌したときに発生す
るムレ臭を抑制するのに必要な量に拘束される。具体的
には大根おろしに対して2重量%以上が必要である。柑
橘類の果汁の添加量がこの条件を満足するものであれば
、pHを低下させる目的で柑橘類の果汁の一部を食酢で
代用することもでき、結果的にpHが4.2〜4.6に
なればよい。食酢としては味覚や臭覚に対する刺激が少
ないという点でレモン酢などの果実酢が好ましい。
最後に、このようにして得られたおろしソースをパウチ
などに充填し湯殺菌などを利用して、85〜93℃で3
〜60分間の加熱殺菌処理を施す。このとき、85℃を
下まわると処理時間を長くしなければ殺菌効果があがら
ず、93℃を上まわると柑橘類の果汁などが分解してし
まうので風味に悪い影響を与えることになる。また、作
業効率を考えると上限である93℃にできるだけ近いほ
うが好ましい。
などに充填し湯殺菌などを利用して、85〜93℃で3
〜60分間の加熱殺菌処理を施す。このとき、85℃を
下まわると処理時間を長くしなければ殺菌効果があがら
ず、93℃を上まわると柑橘類の果汁などが分解してし
まうので風味に悪い影響を与えることになる。また、作
業効率を考えると上限である93℃にできるだけ近いほ
うが好ましい。
[発明の効果]
本発明によれば、生おろしの風味と食感を保持しつつ常
温流通が可能なおろしソースが提供できる。また、大根
おろしの量や調味原料の組成を調整することによって、
焼魚の添物、しゃこおろし、焼肉のたれ、和風ドレッシ
ング、天つゆ、山菜おろしなど幅広く利用できるものに
なる。
温流通が可能なおろしソースが提供できる。また、大根
おろしの量や調味原料の組成を調整することによって、
焼魚の添物、しゃこおろし、焼肉のたれ、和風ドレッシ
ング、天つゆ、山菜おろしなど幅広く利用できるものに
なる。
(以下、空白)
次に実施例により本発明を説明する。
[実施例]
実施例1
下記の原料
大根おろし 793 (g)ゆず果汁
30 レモン酢 32 を用いて、おろしソースを製造した。
30 レモン酢 32 を用いて、おろしソースを製造した。
即ち、化学調味料、食塩及び砂糖とを予め充分に撹拌混
合しておいた(配合■)。また、かつおエキス、醤油、
レモンフレーバー、及びかつおフレーバーも予め充分に
撹拌混合しておいた(配合■)。
合しておいた(配合■)。また、かつおエキス、醤油、
レモンフレーバー、及びかつおフレーバーも予め充分に
撹拌混合しておいた(配合■)。
これらの配合Iと配合■を常法により得られた大根おろ
しに添加し、ミキサーで均一になるまで充分に混合した
。次いでこの混合物を撹拌しなからゆず果汁とレモン酢
とを徐々に添加した。このようにして得られたおろしソ
ースのpHは4.5であった。別に具材としてあく抜き
した山菜類(タケノコ、ワラビ、ナメコ)を混合したち
の22gと上記で得られたおろしソース108gとを
125X 150mmのパウチに充填して密封した後
、熱水温度89〜90℃で13分間の湯殺菌をした。さ
らにこれを冷却して山菜おろしソースが得られた。
しに添加し、ミキサーで均一になるまで充分に混合した
。次いでこの混合物を撹拌しなからゆず果汁とレモン酢
とを徐々に添加した。このようにして得られたおろしソ
ースのpHは4.5であった。別に具材としてあく抜き
した山菜類(タケノコ、ワラビ、ナメコ)を混合したち
の22gと上記で得られたおろしソース108gとを
125X 150mmのパウチに充填して密封した後
、熱水温度89〜90℃で13分間の湯殺菌をした。さ
らにこれを冷却して山菜おろしソースが得られた。
この山菜おろしソース1袋分を、茹であげたスパゲツテ
ィ約200gにかけて喫食したところ、生おろしの風味
と食感がスパゲツティとあいまって、されやかな味が楽
しめた。
ィ約200gにかけて喫食したところ、生おろしの風味
と食感がスパゲツティとあいまって、されやかな味が楽
しめた。
特許出願人 ハウス食品工業株式会社
Claims (3)
- (1)大根おろし及び柑橘類の果汁を主原料とするおろ
しソースにおいて、pH4.2〜4.6に調整した後に
、85〜93℃で3〜60分間の加熱殺菌処理を施すこ
とを特徴とするおろしソースの製造方法。 - (2)大根おろしの含有量が50重量%以上であること
を特徴とする請求項(1)記載のおろしソースの製造方
法。 - (3)柑橘類がゆず、かぼす、すだち、レモンであるこ
とを特徴とする請求項(1)記載のおろしソースの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2204747A JP2561171B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | おろしソースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2204747A JP2561171B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | おろしソースの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0488960A true JPH0488960A (ja) | 1992-03-23 |
JP2561171B2 JP2561171B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=16495661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2204747A Expired - Fee Related JP2561171B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | おろしソースの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561171B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08214823A (ja) * | 1995-02-17 | 1996-08-27 | Daito Shiyokuken Kk | 根菜のおろし製品の製造方法 |
JP2010046027A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Q P Corp | 容器詰めサラダ |
CN103005341A (zh) * | 2012-11-16 | 2013-04-03 | 蚌埠市楠慧川味食品厂 | 一种复配酱丁的制备方法 |
US9495998B2 (en) | 1999-08-20 | 2016-11-15 | Sony Corporation | Information recording and/or reproducing apparatus |
JP2021192602A (ja) * | 2020-06-09 | 2021-12-23 | キッコーマン株式会社 | 加熱殺菌大根おろし及び大根おろし含有液状調味料 |
JP2022175486A (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-25 | ハウス食品株式会社 | 食品組成物及び食品組成物の製造方法 |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP2204747A patent/JP2561171B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08214823A (ja) * | 1995-02-17 | 1996-08-27 | Daito Shiyokuken Kk | 根菜のおろし製品の製造方法 |
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JP2022175486A (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-25 | ハウス食品株式会社 | 食品組成物及び食品組成物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561171B2 (ja) | 1996-12-04 |
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