JPH0488326A - 光学器械の対象検出装置 - Google Patents

光学器械の対象検出装置

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JPH0488326A
JPH0488326A JP2204636A JP20463690A JPH0488326A JP H0488326 A JPH0488326 A JP H0488326A JP 2204636 A JP2204636 A JP 2204636A JP 20463690 A JP20463690 A JP 20463690A JP H0488326 A JPH0488326 A JP H0488326A
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    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane

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  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えばカメラ等の光学器械の自動焦点調整を行
なう際の撮像対象の検出にとくに適する光学器械の対象
検出装置に関する。
〔従来の技術〕
カメラ等の光学器械用の自動焦点方式として、自然光や
照明光を受ける対象ないし被写体の映像を捉え、その状
態に応じて撮像レンズを合焦させるいわゆるパッシブ方
式が、赤外光等のパルスを対象に投射してその往復時間
から検出される対象までの距離に応じて撮像レンズを合
焦させるいわゆるアクティブ方式よりも、台無精度が高
くかつ消費電力が少ない点で近年とくに注目され、その
実用化と普及が急速に進展しつつある。このパッシブ方
式にも、大別して撮像レンズを経由しないいわゆる外光
から対象までの距離を検出する三角測量方式と、撮像レ
ンズを経由した内光から合焦状態のずれを検出するT 
T L (Through The Lens)方式と
が知られている。
以下、上述の外光三角測量方式の方についてその概要を
第8図を参照しながら簡単に説明する。
図において、対象Aの映像を捉えるだめの光学的手段と
して、1対の小レンズ11と12が光学器械に互いに基
線長すを隔てて組み込まれ、対象Aからの光を互いに異
なる光路L1とL2を介して受けて、その焦点距離f付
近に置かれたイメージセンサ21と22上に対象Aの映
像11とI2を図示の位置にそれぞれ結像する。映像1
1およびI2の位置は、対象Aが無限遠にある時にはレ
ンズ11および12の中心を通る光学器械の光軸Lcと
イメージセンサ21および22の交点にそれぞれあるが
、対象Aが光学器械に近付くとかかる原位置から互いに
逆方向に図で31およびs2で示す距離だけシフトする
レンズ11と12から対象Aまでの距離をXとし、対象
Aを通る光軸が基線長すをblとb2に分割するものと
すると、距Jlllxおよび基線長部分b1を直交2辺
とする三角形と焦点距11fおよびシフト量s1を直交
2辺とする三角形が相位であるから、次式が成立する。
bl/ x =sl/ f 同様にして、b2/ x = s2/ fが成立する。
ここでb=bl+b2であるから、いまs =sl+s
2と置くと、 b / x −s / f となる、従って、映像11とI2のそれぞれの原位置か
らのシフト量31と32の和Sをなんらかの手段で検出
すれば、 X干b f / s により距@Xを知ることができる。
このシフト量Sの検出に当たっては、対象Aの映像11
とI2が点でなく必ずあるパターンを持っているから、
左右のイメージセンサ21と22内の各光センサが受け
る光の強度を表す映像データを集めた映像データ群によ
りこのパターンを代表させ、かかる左右の映像データ群
を上述の無限遠に対応する原位置をそれぞれの基準点と
して相互に映像データ1個分ずつ順次シフトさせながら
、両映像データ群が表す映像パターンを一致させるに必
要なシフト数Sを求める。
このシフト数Sにイメージセンサ内の光センサの配列ピ
ッチを東軍すればシフト量Sが得られ、このシフト量S
から上式により距jlxを計算して撮像レンズをこれに
応じた位置に置くことにより光学器械を対象Aに合焦さ
せることができるが、実際にはシフト量Sや距11xを
一層計算する手間を省いて、シフト数S自体により光学
器械の撮像レンズの位置を調整するのが通例である。
なお、上述の映像データは例えば4〜8ビツトのディジ
タルデータで、シフト数Sを求める際にそれらの集合で
ある左右の映像データ群が完全には一致しないことが多
いので、両映像データ群を相互にシフトさせたつと適宜
な評価関数によって両群間の相関を順次検定して行き、
この検定結果が最大相関を示すシフト数Sを求めるのが
ふつうである。また、この最大相関点を求める際にその
付近の評価関数値を参照する補間法を利用して、整数の
シフト数Sのかわりに小数点以下の値をもつシフト値S
を計算するようにすれば、光学器械の合焦精度を一層向
上できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述のように光学器械を合焦させる対象はも
ちろんそのファインダで狙った正面方向の対象であるが
、この際に対象を検出すべき視野をあまり広げると、複
数個の対象が視野に入って来てその内のどれを検出して
いるかが不定になりやすいので、合焦を正確にする上で
は視野を狭く設定するのが有利である。ところが、対象
検出用の視野を狭めると、第9図のように2個の対象A
lとA2.例えば並んで立っている二人の人物の間をフ
ァインダで狙うと、光学器械1はその先軸Lcの方向の
例えば無限遠にある背景を検出してそれに焦点を合わせ
るので、写真としてはピントぼけになってしまうことに
なる。
かかるいわゆる中抜けによる不都合を対象検出用の視野
を広げることなく解決するには、例えば本件出願人が前
に提案した光軸に対し斜め方向にある対象の距離検出技
術 (特開昭60−15506号公報および特開昭61
−12001号公報を参照)を利用することができる。
すなわち、かかる斜め方向の測距技術を利用すれば、第
10図のように光学器械lのファインダの方向を固定し
たままで、その光軸Lcの方向およびこれと角度αをな
す斜め方向を含む例えば計3個の方向にある対象までの
距離をそれぞれ検出した上で、これら3個の検出結果中
から撮影に最適な対象を選択してそれに光学器械を合焦
させ得る。
しかし、かかる従来のいわゆる3点測距法では、一般に
傾斜角度αの調整が容易でないため固定角とするのがふ
つうなので、対象があらかじめ設定された斜め方向の近
くにある場合だけ有効で、この方向から外れるとその効
果を充分にないし全く発揮できない問題がある。
かかる現状に鑑み、本発明の目的は対象を検出すべき斜
め方向の光軸からの角度の選択や調整が容易な対象検出
装置を得ることにある。
本発明のより具体的な目的は、三角測量方式やTTL方
式の自動焦点カメラ等の光学器械に適する正面方向と可
変な斜め方向を含む3方向の対象検出装置を得ることに
ある。
(!Iffを解決するための手段〕 本発明によれば、上記の対象を検出すべき斜め方向の光
軸からの角度の選択や調整を容易にする目的は、光学器
械の視野内の対象からの光を互いに異なる光路を介して
受け該対象の映像をそれぞれ結像させる1対の光学的手
段と、該手段による1対の映像を受けそれらに対応する
1対の映像データ群を発生するイメージセンサ手段と、
両院像データ群から光学器械の光軸に対し傾斜角度をも
つ部分視野に対応する部分群をそれぞれ抽出する抽出手
段と、該手段により抽出される1対の部分群内の映像デ
ータを相互に順次シフトさせながらそのつど相関を検定
して検定結果が最高相関を示すシフト値を検出する検出
手段とを備え、抽出手段に対し部分群対を抽出するため
の部分視野の傾斜角度を任意に指定して、その際に検出
手段により検出されるシフト値をこの傾斜角度が指定さ
れた部分視野に含まれる対象の属性を表す指標として検
出し得るようにした光学器械の対象検出装置によって達
成される。
また三角測量方式に通する対象検出装置では、上記構成
中の光学的手段と、イメージセンサ手段と、検出手段と
に対し、イメージセンサ手段により発生される1対の映
像データ群から光軸方向およびそれと正負の傾斜角度を
なす方向の部分視野に対応する部分群を3対抽出する抽
出手段を組み合わせ、抽出手段に対し傾斜角度をもつ部
分視野の光軸に対する傾斜角度を指定し、検出手段によ
り3対の部分群のそれぞれにつきシフト値を検出してこ
れらに対応する各部分視野に含まれる対象の光学器械か
らの距離を示す指標とする。
さらにTTL方式に適する対象検出装置では、三角測量
方式用と同じ光学的手段き、イメージセンサ手段と、抽
出手段と、検出手段とによりこれを構成し、抽出手段に
対して傾斜角度をもつ部分視野の光軸に対する傾斜角度
を指定し、検出手段により3対の部分群のそれぞれにつ
きシフト値を検出してこれらに対応する各部分視野内に
含まれる対象に対する光学器械の撮像レンズの合焦状態
を示す指標とする。
これら対象検出手段のいずれについても、1対の光学的
手段を所定の相互間隔を置いて配!された1対のレンズ
で構成するのが最も簡単かつ有利である。イメージセン
サ手段は1対の光学的手段に対応して1対ないし共通に
設けることができ、いずれの場合にもその各光センサか
ら映像データを複数ビット構成のディジタルデータの形
で発生させるのが望ましい、また、抽出手段および検出
手段は光学器械に通常組み込まれているマイクロコンピ
ュータにそのソフトウェアの形で装荷するのが有利であ
る。なお、抽出手段により抽出する1対の部分群は互い
に同じ個数の映像データからなるようにするのがよい。
三角測量方式とTTL方式用の対象検出装置のいずれに
おいても、抽出手段に対する斜めの部分視野の光軸に対
する傾斜角度の指定を正負両方向に対し同角度とするの
が合理的で、TTL方式用ではこの傾斜角度の指定を光
学器械の撮像レンズの焦点距離ないしズームレンズの場
合はズーム率に応じて指定するのが有利である。
〔作用〕
本発明の前項の構成がもつ作用をその構成手段ごとに順
を追って述べると次のとおりである。
1対の光学的手段は対象からの光を互いに異なる光路を
介して受けてその1対の映像をイメージセンサ手段上に
結像させ、イメージセンサ手段から対象の各映像のパタ
ーンをそれぞれ表す1対の映像データ群が発生されるが
、本発明ではこれら各群内の映像データの個数を充分に
設定することにより、従来よりも視野を広げてその中に
含まれ得る対象を検出できるようにする。
次の抽出手段はかかる1対の映像データ群からそれぞれ
部分群を抽出して部分群の対を作るが、この部分群中の
映像データ数の選択によって対象を見る部分視野の視野
角を設定し、かつ部分群を映像データ群から抽出する位
置によってこの部分視野の光学器械の光軸に対する傾斜
角度を指定できるようにする。従って本発明では、この
指定により傾斜角度を変えながら狭い視野角の部分視野
内の対象を個別に検出できる。
次の検出手段は、このように傾斜角度が指定された部分
視野に対応して抽出手段により抽出された1対の部分群
から対象を検出するもので、これらの部分群内の映像デ
ータを従来と同様に相互に順次シフトさせながらそのつ
ど相関を検定して、検定結果が最高相関を示すシフト値
を検出することにより対象を検出する。このシフト値は
各部分視野内に含まれる対象の属性を1例えば三角測量
方式では前述のように光学器械からこの対象までの距離
を、TTL方式ではこの対象に対する撮像レンズの合焦
状態をそれぞれ表す指標となる。
以上のように、本発明では抽出手段に対し対象を検出す
べき部分視野の傾斜角度を、また必要に応じてその視野
角も任意に指定しながら部分視野ごとに対象を区別して
検出できる。三角測量方式やTTL方式用では、光学器
械の光軸方向と正負の可変な傾斜角度方向をもつ3個の
部分視野についてそれぞれ対象を検出することができ、
従って前述の中抜は等の対象の見落としをなくして光学
器械の合焦精度を向上できる。
〔実施例〕
以下、図を参照しながら本発明の具体実施例を説明する
。第1図は本発明による光学器械の対象検出装置の基本
的な実施例の構成手段を模式的に示すものである。
第1図の上部に示された1対の光学的手段11と12は
例えば小レンズであって、図の上方の図示しない対象か
らの光を第8図と同様に互いに異なる光路を介して受け
、対象の映像をイメージセンサ手段20上にそれぞれ結
像させる。この例の単一のイメージセンサ手段2oは例
えばフォトダイオードアレイやCOD装置であって、対
象の映像をそれぞれ受ける各M個の光センサからなるイ
メージセンサ部分21と22を含む、これらの画部分2
1と22が対応する光学的手段11と12の中心に対し
それぞれ張る角度が光学器械の視野■である。イメージ
センサ手段20により発生される1対の映像データ群L
DとI?Ilは、例えばAD変換器23を介し光学器械
に組み込まれたこの例ではマイクロコンピュータ7のR
AM内に読み込まれる。
なお、両映像データ群LDとROは上述のイメージセン
サ部分21と22に対応して各M個の映像データからな
り、各映像データは例えば4〜8ビツトのディジタルデ
ータである。以下、映像データ群LDとRD内の映像デ
ータを1〜Mの範囲内で変化する変数Pと9を用いてt
pとRqでそれぞれ表す。
この実施例における抽出手段3oと検出手段4oはいず
れもマイクロコンピュータ7内に装荷されたソフトウェ
アで、その具体的動作例は後に第5図を参照して説明す
るが、ここではその動作の概要のみを述べる。抽出手段
3oは図示のように光軸Lcに対して傾斜角度θをもつ
部分視野Vpを定義するよう、左右1対の映像データ群
LDとRDから各m個(ただしm<M)の映像データか
らなる部分群LdとRdをそれぞれ抽出する0図かられ
かるように、傾斜角度θは部分群LdやI?dを映像デ
ータ群LDやR11から抽出する位置により9部分視野
Vpの視野角は各部分群内の映像データ数mによりそれ
ぞれ指定でき、これらの値は例えば図の設定器31がら
抽出手段30に対して指定される。
検出手段40はこの抽出手段30により抽出された両部
分群LdとRd内の映像データを相互に順次シフトさせ
ながらそのつど相関を検定して、検定結果が最高相関を
示すシフト値Sの形で対象を検出するもので、その要領
を第2図に示す。すなわち、検出手段40は図の上部に
示された各m個の映像データからなる部分群LdとRd
から各n個(n<m)の映像データからなる小部分群!
とrを図のように1映像デ一タ分ずつ交互に順次シフト
させながら取り出して組み合わせcj (ただしj=0
〜jm)を作り、そのつと小部分群lとrの映像データ
間の相関を検定する。容易にわかるように変数jは部分
群LdとRdを相互にずらせたシフト数を表し、その最
大値jmは2(m−n)である。
相関検定用の評価関数は、各組み合わせcj内の小部分
群lとrの対応する映像データ間の例えば差の絶対値を
n回加算することでよく、この場合には評価関数の値が
最小なとき最高相関になり、この最高相関に対応する変
数jの値が検出手段40からシフト値Sとして出力され
る。
次に第3図を参照して本発明を三角測量方式に適用した
実施例を説明する。構成がごく簡略に示された光学器械
1は撮像レンズ2を含む光学系内にシャッタ3を組み込
んだレンズシャッタカメラであって、本発明装置によっ
て検出される距離に応じアクチュエータ5により撮像レ
ンズ2を繰作して所望の対象に合焦させた後に、シャッ
タ3を開いてフィルム4に感光させる。撮像レンズ2と
機械的に結合されたエンコーダ6はその現在位置の検出
用である。
本発明の対象検出装置を構成する1対の光学的手段とし
てのレンズ11と12は光学器械lのケースに固定され
、視野内の対象の映像をこの例ではそれらに対応して1
対設けられたイメージセンサ21と22の上にそれぞれ
結像する。これら1対の映像のパターンを表す両イメー
ジセンサ21と22の検出出力はそれぞれAD変換器2
3を介して光学器械1内に組み込まれたマイクロコンピ
ュータ7に与えられ、そのRAM内に映像データ群LD
とRDとして読み込まれて記憶される。
この実施例における抽出手段30は、これら映像データ
群し0およびRDから光学器械lの光軸の方向とそれに
対し正負の傾斜角度θをもつ2個の方向の部分視野に対
応する部分群をそれぞれ抽出して3対の部分群を作る。
第4図はこの要領を示すもので、レンズ11と12にそ
れぞれ対応して各M個の映像データからなる映像データ
群LDとRDが示されており、抽出手段30はこの左右
の映像データ群LDとROからその下側に示されたよう
に左右の部分群LdとRdの3個の対ないし組み合わせ
CO〜C2を抽出する。各部分群LdやRdは部分視野
Vpを決めるm個の映像データからなり、この例ではm
は例えば18に固定されているものとする。
組み合わせCOの左右の部分群は光軸Lcの方向。
組み合わせC1と02の左右の部分群はこれと正負の傾
斜角度θをなす方向の部分視野にそれぞれ対応し、角度
θは第3図の設定器31により抽出手段30に指定され
る。以下の説明の都合上、これら3対の部分群の組み合
わせをi=0〜2である変数iを用いてCiで示すもの
とする。
検出手段40はかかる左右の部分群LdとRdの3個の
組み合わせを受け、各組み合わせCiごとに左右の部分
群間の相関を第2図の要領で調べて、最高相関が検定さ
れたシフト数Stを出力する。
以下、これらの抽出手段30と検出手段40のこの実施
例における動作を第5図の流れ図を参照して具体的に説
明する。左側の列に前者の動作、右側の2列に後者の動
作をそれぞれ示す。
抽出手段30の最初のステップS30では、第3図の設
定器31から傾斜角度θの指定値を読み込む。
次のステップS31では、第4図の映像データ群LD中
の中央の映像データ番号p閣をその映像データ数Mを2
で割ることにより求める。この実施例ではMは例えば1
00程度の偶数なので、この番号p園の映像データは図
示のように映像データ群の中央の右隣りになる。また、
このステップS31では上述の傾斜角度θに対応する第
4図中の組み合わせC1やC2の部分群の抽出位置を組
み合わせCOの部分群の抽出位置からずらせるべきデー
タ数aを角度θの所定の関数fによって計算する。
なお、この例では第4図の組み合わせCOについて示す
ように、左側の部分群Ldによる部分視野Vpの方向で
ある光軸Lcに対応するこの部分群Ld内の基準点が図
のbと2bで分割して示すように右寄りの3分の1の所
に設定され、右側の部分群lidでは左寄りの3分の1
の所に設定される。このため、ステップS32では部分
群内の映像データ数mを3で割ることによってこのbを
計算する。さらに、検出手段50の動作用に第2図の小
部分群lとrの組み合わせ番号の変数jの前述の最大値
j霧を計算してこのステップS31を終える。なお、小
部分群内の映像データ′数nは部分群内の映像データ数
mの3分の2.この例では12個に設定されるので、上
述の最大値j■は12になる。
続くステップS32では第4図の組み合わせ番号の変数
iを0にセットし、さらに基準データ番号変数prに前
述の映像データ群の中央のデータ番号p園を入れる。さ
らに、ステップS34では第4図の部分群LdとRdの
先頭データ番号psとqsをそれぞれpr −b +l
とI)r−2b+1で計算する。
ついで流れは検出手段40としての動作に入り、その最
初のステップS40では第2図の小部分群の組み合わせ
番号変数jを0とすることによって、相関検定のために
部分群LdとI?d内の映像データを相互にずらせるべ
きシフト数を最初の0にセットする。さらに、第2図の
ように左右の小部分群lとrを順次交互にずらせるため
の符号変数SNを1にセットし、かつ最小評価関数値F
−を充分大きな初期値FMにセットする。続くステップ
341では、第2図の右側の部分群1?dの先頭データ
番号qsからトnを減じることによりこれを右側の小部
分群rの先頭データ番号とする。なお、左側の部分群L
dの先頭データ番号p3はそのまま左側の小部分群lの
先頭手段番号として使える。
ステン7’S42から相関検定のための評価関数の計算
に入る。ステップS42はその準備用で、評価関数値F
をまず0にセントし、第2図の小部分群iとr内のデー
タ番号変数kに1を入れ、データ番号変数Pとqをそれ
ぞれ先頭データ番号p3とqsにセットする。
次のステップS43が評価関数の計算ステップであって
、この実施例では小部分群!とr内の対応する映像デー
タLpとRqの差の絶対値をとって評価関数値Fに対し
逐次加算する。続くステップ344ではデータ番号変数
kが小部分群内の映像データ数nに達したか否かを判定
し、未到達である限りステップS45で変数に、pおよ
びqの値を1ずつ歩進させた上で流れをステップS43
に戻すことにより評価関数値Fの計算を進める。
第2図の左右の小部分群のある組み合わせcjについて
評価関数値Fの計算が完了してデータ番号変数にの値が
nに達した時、流れはステップ344から動作ループを
抜けてステップS46に移る。このステップではいま計
算が完了した評価関数値Fが最小評価関数値Fmより小
か否がを判定し、否であれば動作をステップ348に移
すが、然りの場合は最小評価関数値F−を評価関数値F
に書き換えるとともに、第2図の小部分群の組み合わせ
番号jの現在値を第4図の部分群の組み合わせ番号lに
対応するシフト値Stとして記憶する。
この後の動作はステップ548に入り、小部分群の組み
合ね番号変数jの値がその最大値jmに達したか否かを
判定し、否である限りステップS49で変数jの値を歩
進させる。次のステップS50では第2図の要領により
左右の小部分群iとrを交互にずらせるため、符号変数
SNが正か負かによって動作を振り分ける。正の場合に
はステップS51で右側の小部分群rの先頭データ番号
qsの値を一つ減らし、負の場合にはステップ52で左
側の小部分群lの先頭データ番号pgの値を一つ増し、
いずれの場合もステップS53で符号変数SNの正負を
切り換える。この後の流れは次の評価関数値Fの計算の
ためステップS42に戻される。
小部分群の組み合わせ番号変数jを進めながら上と同じ
動作を繰り返して、その値が最大値j−に達したとき第
2図の左右の小部分群lとrの全部の組み合わせについ
て相関検定が完了する。その結果の最高相関が検定され
たシフト値は、部分群の組み合わせ番号iのその時の値
に対応する前述のStとして記憶されている。
上と同時に流れはステップ34Bから抽出手段30のス
テップS34に移り、部分群の組み合わせ番号変数iの
値がその最大値2と比較される。変数1の値が2より小
なとき、動作はステップS35に移り変数五の値が歩進
される0次のステップS36ではこの変数iの値により
流れを振り分け、その値が1の時はステップS37で映
像データ群の中央のデータ番号p鴎から前述の部分群の
抽出位置をずらせるべきデータ数aを減じることにより
、その値が2の時はステップ538で中央のデータ番号
pmにデータ数aを加えることにより、次に抽出すべき
部分群の基準データ番号prをそれぞれ指定する。
この後の流れはステップS33に戻され、歩進された変
数iに対応する部分群の組み合わせについて上述と同じ
動作が繰り返される。
第4図に示した部分群LdとI4dの3個の組み合わせ
CO〜C2のすべてについてかかる動作が終了したとき
、流れはステップS34から動作ループを抜は出し、こ
れで抽出手段30と検出手段40の全動作が完了したこ
とになる。
第3図に戻って、対象特定手段60は抽出手段30によ
り左右の映像データ群L1)とRDから抽出された第4
図の左右の部分群LdとRdの3個の組み合わせCi 
(i=o−2)のそれぞれにつき検出された対象までの
距離を表すシフト値Siを検出手段40から受け、これ
ら3個のシフト値中から設定器61により指定さる特定
基準に従って1個を選定してそれに対応する対象を特定
する。この際の特定基準としては目的に応じ種々な態様
が可能で、例えば最も簡単には光軸Lc力方向2個の傾
斜角度θ方向の3個の部分視野内の対象中で最も近いも
の、つまり最大シフト値Siの対象を特定する。実際に
は複数個の特定基準をコード化し、設定器61でその指
定基準を随時切り換え得るようにするのがよい。
対象特定手段60はこのようにして特定した対象に対す
るシフト値Sを出力し、これを受ける撮像レンズ制御手
段70はエンコーダ6の検出値がこのシフト値Sに適合
するようにアクチュエータ5を介して撮像レンズ2の位
置を制御して光学器械1を特定された対象に合焦させる
第6図に本発明をTTL方式の自動焦点カメラに適用し
た実施例を示す、この方式の光学器械1は対象の映像を
撮像レンズ2を経由した内光から捉えるもので、−眼レ
フカメラ等ではフォーカルプレーン形のシャッタがふつ
う用いられるが、図の例ではフィルム4を覆うシャッタ
8が傾動形で内光に対するミラーを兼ね、光・学的手段
10の1対のレンズ11と12は図示のようにこのミラ
ーで反射される対象からの光を撮像レンズ2の互いに異
なる部分を遣る光路L1とL2を介してそれぞれ受け、
対象の映像を単一のイメージセンサ手段20内の各イメ
ージセンサ部分21と22上に結像する。
前の実施例と同様に、イメージセンサ手段20の映像検
出出力はAD変換器23を介しマイクロコンピュータ7
内に1対の映像データ群LDとRDとして読み込まれ、
その中に抽出手段30と検出手段40と対象特定手段6
0と撮像レンズ制御手段70がソフトウェアとして装荷
される。また、撮像レンズ2の位置を操作するためアク
チエエータ5が設けられるのも同じである。
よく知られているように、このTTL方式ではイメージ
センサ20が受ける1対の映像の基準位置からのシフト
量により光学器械lの合焦状態からのずれが検出され、
このずれをなくすように撮像レンズ2が制御される。第
7図に上述のイメージセンサ部分21と22がそれぞれ
受ける対象の映像11と12を相互に連結した形で示す
第7図(a)〜(C)は光学器械lの光軸Lcの方向に
ある対象を捉えた1対の映像11と■2を簡略に示し、
同図(a)は合焦状態に、同図(ロ)は前ピント状態に
同図(C)は後ピント状態にそれぞれ対応する。これら
かられかるように、1対の映像Itと■2の位置は同図
(a)の合焦状態におけるそれぞれの基準位置から、同
図(ロ)の前ピント状態では例えば内側に向けて372
ずつ、同図(C)の後ピント状態では逆に外側に向けて
−s/2ずつそれぞれずれるので、両映像間の相対的な
位置ずれSまたは−3を検出すれば、その大きさと符号
から光学器械1の合焦状態からのずれの程度と方向がわ
かり、これをなくすように撮像レンズ2を制御すればよ
い。
第7図(d)は光学器械1の光軸Lcから傾斜角度θの
方向にある対象を捉えた1対の映像を同図(a)に対応
する合焦状態について示す。容易にわかるようにこれら
の映像の位置は同図(a)の位置から同じ方向にかつ同
じシフト量saずつずれる。つまり、対象が斜め方向に
ある場合その1対の映像の基準位置が上のsaずつずれ
るだけで、両映像のかかる基準位置からのずれSにより
合焦状態からのずれを検出できることはなんら変わらな
い。
従ってこのTTL方式の場合も、第6図の抽出手段30
により前に説明した第4図と全く同し要領で1対の映像
データ群LDと110から組み合わせCiの部分群Ld
とl?dを抽出する。第7図(a)と回にはこの際に抽
出手段30により抽出される部分群LdとRdの範囲が
便宜上映像と重ねて示されており、第4図の組み合わせ
COが同図(a)に1例えば組み合わせC2が同図(d
)にそれぞれ対応する。また、第7図(a)と(ロ)の
両映像の基準位置のシフト量saは、第4図の部分群対
しdとRdの抽出位置を組み合わせCiごとにずらせる
前述のデータ数aに対応する。
また、検出手段40についても前の実施例と同じ要領で
部分群の組み合わせCiごとにシフト値Siを検出する
ことでよい、従ってこの実施例における抽出手段30と
検出手段40の動作は第5図の流れと実質的に同じであ
り、これら両手段により部分群の3個の組み合わせCf
(+・0−2) ごとにシフト値s1が検出され、組み
合わせ番号iの値に応じ光軸Lcの方向と傾斜角度θの
2個の方向の部分視野内の対象に対する光学器械1の合
焦状態からのずれがそれぞれ検出される。
対象特定手段60の動作も前実施例と同じであってよく
、これら3個のシフト値Stを受けて、その内の1個を
設定器61により指定される特定基準に従って選択する
ことにより対象を特定した上で、それに対応するシフト
値Sを発することでよい。
しかし、撮像レンズ制御手段70の動作は前実施例と若
干具なり、シフト値Sが示す合焦状態からのずれの程度
と方向に応じ撮像レンズ2をアクチュエータ5を介して
ずれを許容限度内にするようにクローズトループ制御す
る。
なお、このTTL方式の例えば−眼レフカメラやビデオ
カメラ等の光学器械では、交換レンズやズームレンズを
撮像レンズ2に用いて焦点距離を切り換えないし制御す
る場合が多い、このため、この第6図の実施例では抽出
手段30に対して斜め方向の部分視野の傾斜角度θを指
定する設定器32を図示のように撮像レンズ2のレンズ
系内に組み込んで、抽出手段30に対する角度θの指定
を撮像レンズ2の焦点距離やズーム率に応じて切り換え
るのが望ましい。
以上説明した実施例に限らず、本発明は種々な態様で実
施が可能である0例えば、光学的手段とイメージセンサ
手段は実際には一律化モジュールの形で光学器械に組み
込むのが有利である。また実施例では抽出手段と検出手
段をソフトウェアとしたが、電子回路で構成してイメー
ジセンサ手段とともに専用の集積回路装置チップ内に組
み込むことももちろん可能で、この場合は映像データの
AD変換機能もこれに組み込んで全体動作の速度と精度
を高めることができる。
〔発明の効果〕
以上のとおり本発明の対象検出装置では、1対の光学的
手段により光学器械の視野内の対象から光を受けてその
1対の映像をイメージセンサ手段上に結像させて1対の
映像データ群を発生させ、抽出手段によって両映像デー
タ群から光学器械の光軸に対し任意に指定可能な傾斜角
度をもつ部分視野に対応する1対の部分群を抽出し、検
出手段により両部分群の映像データを相互に順次シフト
させながら相関を検定して最高相関が検定されたシフト
値を指定傾斜角度の部分視野内に含まれる対象の属性を
表す指標として検出するようにし、さらに三角測量方式
およびTTL方式の光学器械に対しては、光軸方向およ
び正負の指定傾斜角度方向の3個の部分視野のそれぞれ
につきシフト値を検出して、これらシフト値を三角測量
方式では各部分視野内の対象までの距離、TTL方式で
は対象に対する光学器械の合焦状態をそれぞれ示す指標
とすることによって、次の効果を奏することができる。
(6)対象を検出すべき部分視野の傾斜角度を自由に指
定しながら部分視野ごとに対象を区別して検出でき、ま
た三角測量方式やTTL方式用では光学器械の光軸方向
と正負の可変な傾斜角度方向をもつ3個の部分視野ごと
に対象を検出できるので、視野内にある対象の見落とし
をなくし、いわゆる中抜けを防止して合焦精度を向上で
きる。
(ロ)必要に応して部分視野の視野角も任意に指定して
対象の検出精度を一層向上できる。
(C)光学器械を所望の方向に向けたままで斜め方向の
対象を検出してそれに合焦させることができるので、い
わゆるフォーカスロック機能のように所望対象に合焦さ
せた上で光学器械の向きを変える必要がなくなり、それ
に基づく手振れやシャッタチャンスの喪失の問題がなく
なる。
(ロ)実施例のように、抽出手段と検出手段の動作が三
角測量方式およびTTL方式の光学器械に対し本質的に
同じでよいので、本発明による同じ対象検出装置を両方
式に共通に適用して経済性を向上させることができる。
このように本発明は光学器械の合焦精度を向上し、その
使い勝手を改善し、かつ経済性を向上する上で著効を奏
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図までが本発明に関し、第1図は本発明
による光学器械の対象検出装置の基本的な実施例を模式
的に示す構成図、第2図は本発明を構成する検出手段の
動作説明用の部分群および小部分群の模式図、第3図は
三角測量方式の光学器械に適する実施例の構成図、第4
図は本発明を構成する抽出手段の動作説明用の映像デー
タ群と部分群の模式図、第5図は抽出手段と検出手段の
動作例を示す流れ図、第6図はTTL方式の光学器械に
適する実施例の構成図、第7図(a)〜(ロ)は該実施
例における対象の映像のパターン図、第8図は三角測量
方式の原理を示す対象と1対の光学的手段とイメージセ
ンサ手段の関係位置図である。 第9図以降は従来技術に関し、第9図は光学器械とその
対象の関係位置図、第10図は光学器械とその対象検出
方向を示す模式図である。 これらの図において、 1:光学器械、2:撮像レンズ、3.8=シヤンタ、4
:フィルム、5:アクチュエータ、6:エンコーダ、7
:マイクロコンピュータ、lO:光学的手段、11,1
2: l対の光学的手段ないしはレンズ、20:イメー
ジセンサ手段、21,22 :イメージセンサ手段ない
しイメージセンサ部分、23:AD変換器、30:抽出
手段、31.32 :設定器、40:検出手段、60:
対象特定手段、61:設定器、70:撮像レンズ制御手
段、^、^1.^2:対象、α:固定傾斜角、a:部分
群の抽出位置をずらせるデータ数、C1:部分群の組み
合わせ番号(i・0−2)、Cj:小部分群の組み合わ
せ番号(j・O−j@)、F:相関検定用評価関数値、
PM二評価関数の初期値、F−:最小評価関数値、f=
レンズの焦点距離、11.Il対象の1対の映像、i一
部分群の組み合わせ番号変数、j:小部分群の組み合わ
せ番号変数、j−:変数jの最大値、Lc:光学器械の
光軸、LD:左側の映像データ群、Ld:左側の部分群
、Lp:左側の映像データ群の映像データ、Ll、L2
:互いに異なる光路j!:左側の小部分群、M:映像デ
ータ群内の映像データ数、m:部分群内の映像データ数
、n二手部分群内の映像データ数、p、q:映像データ
番号変数、p■:映像データ群の中央映像データ番号、
pr:部分群の基準データ番号、pS+QS :部分群
ないし小部分群の先頭データ番号、r:右側の小部分群
、RD:右側の映像データ群、Rd=右側の部分群、R
q=右側の映像データ群の映像データ、S+Si :シ
フト値、s+aLs2 :映像のシフト量、sa;映像
の基準位置のずれ量、SN:符号変数、530−538
:抽出手段の動作ステップ、S40〜S53:検出手段
の動作ステップ、θ:部分視野の傾斜角度、■:視野、
vp:部分視野、X:対象までの距離、であゝ、2ノ/ 護 第5図 第6図 第7肥 第8肥 第9図 第10閲 平成 3年 2月 14日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)光学器械の視野内の対象からの光を互いに異なる光
    路を介して受け該対象の映像をそれぞれ結像させる1対
    の光学的手段と、該手段による1対の映像を受けそれら
    に対応する1対の映像データ群を発生するイメージセン
    サ手段と、両映像データ群から光学器械の光軸に対し傾
    斜角度をもつ部分視野に対応する部分群をそれぞれ抽出
    する抽出手段と、該手段により抽出される1対の部分群
    内の映像データを相互に順次シフトさせながらそのつど
    相関を検定して検定結果が最高相関を示すシフト値を検
    出する検出手段とを備え、抽出手段に対し部分群対を抽
    出するための部分視野の傾斜角度を任意に指定して、そ
    の際に検出手段により検出されるシフト値をこの傾斜角
    度が指定された部分視野に含まれる対象の属性を表す指
    標として検出するようにしたことを特徴とする光学器械
    の対象検出装置。 2)請求項1に記載の装置において、1対の光学的手段
    が相互間に所定間隔を置いて配置された1対のレンズで
    あることを特徴とする光学器械の対象検出装置。 3)請求項1に記載の装置において、イメージセンサ手
    段が1対の光学的手段に対応して対象の映像をそれぞれ
    受けるように1対設けられることを特徴とする光学器械
    の対象検出装置。 4)請求項1に記載の装置において、1対の光学的手段
    による対象の1対の映像が単一のイメージセンサ手段に
    より受けられることを特徴とする光学器械の対象検出装
    置。 5)請求項1に記載の装置において、イメージセンサ手
    段により発生される映像データが複数ビット構成のディ
    ジタルデータであることを特徴とする光学器械の対象検
    出装置。 6)請求項1に記載の装置において、抽出手段によって
    抽出される1対の部分群が互いに同じ個数の映像データ
    からなることを特徴とする光学器械の対象検出装置。 7)光学器械の視野内の対象からの光を互いに異なる光
    路を介して受け該対象の映像をそれぞれ結像させる1対
    の光学的手段と、該手段による1対の映像を受けそれら
    に対応する1対の映像データ群を発生するイメージセン
    サ手段と、両映像データ群から光学器械の光軸方向およ
    びそれに対し正負の傾斜角度をもつ2個の方向の部分視
    野にそれぞれ対応する部分群をそれぞれ抽出して3対の
    部分群を作る抽出手段と、該手段によって抽出される部
    分群対ごとにその1対の部分群内の映像データを相互に
    順次シフトさせながらそのつど相関を検定して検定結果
    が最高相関を示すシフト値をそれぞれ検出する検出手段
    とを備え、抽出手段に対し部分群を抽出すべき部分視野
    の光学器械の光軸に対する傾斜角度を指定して、検出手
    段により3対の部分群のそれぞれについて検出されるシ
    フト値を各部分群対に対応する各部分視野内に含まれる
    対象の光学器械からの距離を示す指標としてそれぞれ検
    出するようにしたことを特徴とする光学器械の対象検出
    装置。 8)請求項7に記載の装置において、抽出手段に対し部
    分群を抽出すべき部分視野の光学器械の光軸に対する傾
    斜角度を正負両方向に対して同じ値に指定するようにし
    たことを特徴とする光学器械の対象検出装置。 9)光学器械の視野内の対象からの光をその撮像レンズ
    を介しかつ互いに異なる光路を経て受け該対象の映像を
    それぞれ結像させる1対の光学的手段と、該手段による
    1対の映像を受けそれらに対応する1対の映像データ群
    を発生するイメージセンサ手段と、両映像データ群から
    光学器械の光軸方向およびそれに対し正負の傾斜角度を
    もつ2個の方向の部分視野にそれぞれ対応する部分群を
    それぞれ抽出して3対の部分群を作る抽出手段と、該手
    段によって抽出される部分群対ごとにその1対の部分群
    内の映像データを相互に順次シフトさせながらそのつど
    相関を検定して検定結果が最高相関を示すシフト値をそ
    れぞれ検出する検出手段とを備え、抽出手段に対し部分
    群を抽出すべき部分視野の光学器械の光軸に対する傾斜
    角度を指定して、検出手段により3対の部分群のそれぞ
    れについて検出されるシフト値を各部分群対に対応する
    各部分視野内に含まれる対象に対する光学器械の撮像レ
    ンズの合焦状態を示す指標としてそれぞれ検出するよう
    にしたことを特徴とする光学器械の対象検出装置。 10)請求項9に記載の装置において、抽出手段に対し
    部分群を抽出すべき部分視野の光学器械の光軸に対する
    傾斜角度を正負両方向に対して同じ値に指定するように
    したことを特徴とする光学器械の対象検出装置。 11)請求項9に記載の装置において、抽出手段に対し
    部分群を抽出すべき部分視野の光学器械の光軸に対する
    傾斜角度を光学器械の撮像レンズの焦点距離に応じて指
    定するようにしたことを特徴とする光学器械の対象検出
    装置。 12)請求項11に記載の装置において、撮像レンズが
    ズームレンズであり、そのズーム率に応じ部分視野の傾
    斜角度の指定が変化するようにしたことを特徴とする光
    学器械の対象検出装置。
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