JP2015227849A - ステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法およびステレオマッチング法による絶対座標位置計測装置 - Google Patents

ステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法およびステレオマッチング法による絶対座標位置計測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 測定対象物が似たような形状の繰り返しであり、特徴点同士の対応付けが難しい場合や、カメラと測定対象物との間に障害物がある場合であっても、容易に計測可能とする。
【解決手段】 測定対象物Pを撮影するカメラ(左)Oと、カメラ(左)Oに対して所定方向に移動自在で、測定対象物Pを撮影するカメラ(右)Oと、を使用したステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法であって、カメラ(右)Oを測定対象物Pの正面に位置させて、カメラ(左)Oが所定条件を満たすように位置させて基点として、カメラ(右)Oが所定条件を満たすように移動させて、カメラ(左)Oによって撮影した画像情報に基づいて測定対象物Pの絶対座標位置(X、Y、Z)を算出する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、対象物が似たような形状の繰り返しであり、特徴点同士の対応付けが難しい場合や、撮影手段と対象物との間に障害物がある場合であっても、計測が可能なステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法およびステレオマッチング法による絶対座標位置計測装置に関する。
3次元の形状を認識する方法として、ステレオマッチング法が知られている。ステレオマッチング法は、左右2台の撮影手段によって撮影した画像から3次元の情報を得るものである。すなわち、2台の撮影手段の中心と計測点とからなる三角形を利用した三角測量を行って、一方の撮影手段が撮影した画像中における各点の対応点を、他方の撮影手段が撮影した画像中で決定して、対象の3次元計測を行う方法である。
このようなステレオマッチング法では、左右の撮影手段が撮影した2枚の画像の対応付けが難しく、例えば、三辺の角のような画像中の特徴点に基づいて対応付けをする。具体的には、画像をブロック状の部分画像として切り出して、マッチング率が最も高い部分を選択して、特徴点同士の対応付けをする。ところが、対象物が似たような形状の繰り返しである場合(例えば、端子盤のような電力設備の場合)、切り出した部分画像はいずれも似たものとなるため、特徴点の抽出が困難となる。
また、左右の撮影手段は固定されているため、撮影手段と対象物との間に障害物がある場合には計測ができない。
同一の位置を複数の画像間において正確に対応付けるステレオマッチング処理システム、ステレオマッチング処理方法、及びプログラムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術は、同一の対象物を異なる方向から撮影して得られる複数の画像において、同一走査線上で相関係数が最大となる領域同士を同一の位置を示すものとして対応付ける。そして、複数の画像のそれぞれに同一の位置を示すものとして対応付けられた線分が引かれたかを判別する。そして、線分が引かれたと判別した場合、同一走査線上で相関係数が最大となる領域同士ではなく、該走査線と該線分との交点同士を同一の位置を示すものとして対応付けるものである。
特開2010−128608号公報
特許文献1の装置では、対象物が似たような形状の繰り返しである場合、特徴点の抽出が困難となる。また、撮影手段と対象物との間に障害物がある場合には計測ができない。
そこで、この発明は、対象物が似たような形状の繰り返しであり、特徴点同士の対応付けが難しい場合や、撮影手段と対象物との間に障害物がある場合であっても、計測が可能なステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法およびステレオマッチング法による絶対座標位置計測装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、対象物を撮影する第1の撮影手段と、前記第1の撮影手段に対して所定方向に移動自在で、前記対象物を撮影する第2の撮影手段と、を使用したステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法であって、前記第2の撮影手段を前記対象物の正面に位置させて、前記第1の撮影手段が所定条件を満たすように位置させて基点として、前記第2の撮影手段が所定条件を満たすように移動させて、前記第1の撮影手段によって撮影した画像情報に基づいて前記対象物の位置を算出する、ことを特徴とするステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法である。
この発明によれば、第2の撮影手段を対象物の正面に位置させた状態で、第1の撮影手段が所定条件を満たすように位置させて基点とし、第2の撮影手段を移動させて、第2の撮影手段によって撮影した画像情報に基づいて対象物の位置が計測される。
請求項2の発明は、対象物を撮影する第1の撮影手段と、前記第1の撮影手段に対して所定方向に移動自在で、前記対象物を撮影する第2の撮影手段と、前記第2の撮影手段を前記対象物の正面に位置させた状態で、前記第1の撮影手段が所定条件を満たすように位置させて基点とし、前記第2の撮影手段が所定条件を満たすように移動させて、前記第1の撮影手段によって撮影した画像情報に基づいて前記対象物の位置を算出する絶対座標位置算出手段と、を備えることを特徴とするステレオマッチング法による絶対座標位置計測装置である。
請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第2の撮影手段を前記第1の撮影手段に対して所定方向に移動させるガイド部を有する移動手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1、2の発明によれば、第1の撮影手段が所定条件を満たすように位置させて基点とし、第2の撮影手段を移動させると、第2の撮影手段によって撮影した画像情報に基づいて対象物の位置をステレオマッチング法により計測することができる。このため、対象物が似たような形状の繰り返しであり、特徴点同士の対応付けが難しい場合や、撮影手段と対象物との間に障害物がある場合であっても、対象物の位置をステレオマッチング法により容易に計測することができる。
請求項3の発明によれば、第2の撮影手段は、移動手段によって、第2の撮影手段を第1の撮影手段に対して所定方向に移動させることができるので、より容易に対象物の位置をステレオマッチング法により計測することができる。
この発明の実施の形態におけるステレオマッチング法による絶対座標位置計測装置を示す概略構成図である。 図1の装置における各部の位置関係を示す概略図である。 図1の装置における各部の位置関係を示す概略図である。 図1の装置における第1の撮影手段と第2の撮影手段の位置を測定する構成の概略図である。 図1の装置と測定対象物とを示す概略図である。 図1の装置における絶対座標位置を算出する情報処理を示すフロー図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1、図2は、この発明の実施の形態に係るステレオマッチング法による絶対座標位置計測装置(以下、「絶対座標位置計測装置」という)1を示す概略構成図である。絶対座標位置計測装置1は、主として、第1の撮影手段としてのカメラ(左)Oと、第2の撮影手段としてのカメラ(右)Oと、移動手段としての移動冶具2と、絶対座標位置算出手段としての算出装置3(図示略)とを備える。この実施の形態では、測定対象物Pの絶対座標(X、Y、Z)を算出するものとする。
カメラ(左)Oは、測定対象物Pを撮影するものである。
カメラ(右)Oは、カメラ(左)Oに対して所定方向(直線状)に移動自在で、測定対象物Pを撮影するものである。このカメラ(左)Oとカメラ(右)Oによって、異なる方向から同一の測定対象物Pを撮影する。
移動冶具2は、カメラ(右)Oをカメラ(左)Oに対して所定方向に移動させるガイド部を有しており、カメラ(左)Oと、カメラ(右)Oの位置を設定するための治具である。移動冶具2は、主として、ガイド部としての第1のレール21、第2のレール22と、第1のアーム23と、第2のアーム24とを備える。
第1のレール21は、測定対象物Pに対してX軸方向に平行となるように壁面などに固定されている。
第2のレール22は、第1のレール21と間隔mで平行となるように壁面などに固定されている。
第1のアーム23は、第1のレール21と第2のレール22に沿ってX軸方向にスライド自在に配設されており、カメラ(左)OをX軸方向に移動可能に支持するものである。第1のアーム23は、第1のベース部23aと、第2のベース部23bと、連結部23cとによって略コの字型に形成されている。第1のベース部23aは、第1のレール21が挿通する挿通孔23dが形成されており、第2のベース部23bは、第1のレール21が挿通する挿通孔23eが形成されている。連結部23cは、第1のベース部23aと、第2のベース部23bとを接続する。
第2のアーム24は、第1のアーム23と同様に形成されており、第1のレール21と第2のレール22に沿ってX軸方向にスライド自在に配設されており、カメラ(右)OをX軸方向に移動可能に支持するものである。
赤外線発光部Sは、第2のアーム24の第1のベース部24aに配設されており、赤外線受光部C1、C2に向かって赤外線を発光するものである。
赤外線受光部C1、C2は、受光した赤外線の受信レベルが最大となる受信角度θ、θを測定して、算出装置3に有線または無線で送信するものである。赤外線受光部C1、C2は、第1のアーム23の第2のベース部23bに、挿通孔23eを挟んで対向して配設されている。図3に示すように、赤外線受光部C1、C2間の距離をQとすると、赤外線受光部C1、C2は、挿通孔23eからそれぞれ距離Q/2離れた位置に配設されている。
ここで、カメラ(左)Oとカメラ(右)Oとの距離xの算出方法について説明する。距離xは、距離Qと、角度θ、θから次のように導出する。
tanθ=(m+Q/2)/x を変形して、m+Q/2=xtanθ・・(1)
tanθ=(m−Q/2)/x を変形して、m−Q/2=xtanθ・・(2)
(1)+(2)より、Q=x(tanθ−tanθ) ・・・(3)
さらに、(3)を変形して、
x=Q/(tanθ−tanθ) ・・・(4)
を得る。
このように、カメラ(左)Oとカメラ(右)Oとの距離xは、2つのカメラがどのような位置に移動しても、角度θ、θから(4)式によって算出できる。すなわち、角度θ、θから、起点としたカメラ(左)Oからのカメラ(右)Oの移動距離が算出される。
このような構成の移動冶具2には、図4に示すように、光源Aから延びる光ファイバケーブルFが第2のレール22に沿って配設されており、光ファイバケーブルFの下方には、上部の光を反射する全反射層Tが配設されている。そして、第1のアーム23や第2のアーム24が第2のレール22上を移動する際に、光出力孔Hから漏出する光の検知カウント数を取得する。そして、検出した光の検知カウント数に基づいて、第1のアーム23や第2のアーム24の水平位置の絶対値を取得する。このように、カメラ(左)Oと、カメラ(右)Oの位置を取得する。
次に、絶対座標位置計測装置1を使用したステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法について、説明する。ここでは、図5に示すように、カメラ(左)Oの入射角θ1、カメラ(右)Oの入射角θ0=90°、焦点距離f、カメラ(左)Oと移動後のカメラ(右)O間の距離d、測定対象物Pの絶対座標(X、Y、Z)とカメラ(左)Oの絶対座標位置(0、0、0)とのd方向の距離lとする。
まず、カメラ(右)Oを測定対象物P(X、Y、Z)のd方向における真正面にセットしてd=lとする。なお、このとき、カメラ(右)Oが撮影した画像を正面図としてもよい。
つぎに、カメラ(左)Oの入射角θを固定した状態で(カメラ(左)Oを固定した状態で)、カメラ(右)Oを、d方向に直線状に(第1のレール21と第2のレール22に沿ってX軸方向に)入射角θの位置へ移動する。カメラ(右)Oは、測定対象物Pとカメラ(右)Oとの間に作業者Mがいない位置を選択する。
このとき、y=X/X、x=dとして、y=−x+1の関係式が成立する場合、イ式によって、カメラ(左)Oの情報のみに基づいて、測定対象物P(X、Y、Z)を算出することができる。
Figure 2015227849
イ式の導出について説明する。ステレオマッチング法の原理は次のロ式である。
Figure 2015227849
ロ式を変形すると、次のハ式となる。
Figure 2015227849
カメラ(左)O、カメラ(右)Oの2つの三角形S、Sに注目すると、次のニ式が得られる。
/X=(f/tanθ)/(f/tanθ
=tanθ/tanθ ・・・・ニ式
まず、カメラ(右)Oの入射角θ=90°となるように、カメラ(右)Oを測定対象物P(X、Y、Z)のd方向における真正面にセットしてd=lとしている。このため、例えば、カメラ(左)Oを入射角θ=30°として基点(固定)とすると、ロ式より次のホ式が得られる。
Figure 2015227849
したがって、ホ式はイ式と同じ式となる。
つぎに、カメラ(左)Oの入射角θを基点(θ=30°に固定)とした状態で、カメラ(右)Oをd方向に直線状に入射角θ=60°またはθ=75°の位置へ移動した場合について説明する。
(1)カメラ(右)Oを入射角θ=60°の位置へ移動した場合
y=X/X、x=dとして、y=−x+1(x=1−y)の関係式を用いて、
=tan(30°)/tan(60°)
=0.5774÷1.7321≒0.3334
∴x=1−y=1−0.3334=0.6666
すなわち、カメラ(右)Oを0.6666lの位置にセットすれば、測定対象物P(X、Y、Z)をイ式によって算出できる。
この結果を検算する。ハ式より、下記のように計算される。
=d/(1−X/X)=0.6666l/(1−0.3334)=l
=(d・Y/X)/(1−X/X
=0.6666l・(Y/X)/(1−0.3334)=(Y/X)・l
=((d・f)/X))/(1−X/X
=((0.6666l・f)/X)/(1−0.3334)=(f・l)/X
(2)カメラ(右)Oを入射角θ=75°の位置へ移動した場合
(1)と同様に、
=tan(30°)/tan(75°)
=0.5774÷3.7321≒0.1547
∴x=1−y=1−0.1547=0.8453
すなわち、カメラ(右)Oを0.8453lの位置にセットすれば、測定対象物P(X、Y、Z)をイ式によって算出できる。
この結果を検算する。ハ式より、下記のように計算される。
=d/(1−X/X)=0.8453l/(1−0.1547)=l
=(d・Y/X)/(1−X/X
=0.8453l・(Y/X)/(1−0.1547)=(Y/X)・l
=((d・f)/X))/(1−X/X
=((0.8453l・f)/X)/(1−0.1547)=(f・l)/X
このように、カメラ(右)Oの移動位置を、w、tanθなどの値に基づいてこの条件を満たすように算出し、カメラ(右)Oをその位置に設定すれば、イ式により、カメラ(左)Oの画像情報のみで測定対象物Pの絶対座標位置(X、Y、Z)を算出することができる。なお、l、fは一定値であり、wはZ軸方向のPまでの距離、θはカメラ(右)Oの入射角である。
すなわち、このように算出したw、tanθなどを満たすように、カメラ(右)Oの移動位置を設定すればよい。
つづいて、具体的な数値を用いて説明する。
カメラ(左)Oの入射角θは30°であることから、ニ式より、
y=X/X=tan(30°)/tanθ=0.5774/tanθ
y=−x+1(x=1−y)の関係式を用いて、
x=1−0.5774/tanθ・・・・・へ式
また、図5に示す三角形POBにおいて、
tanθ=w/(l−d) ・・・・・ト式
ここで、l−d=0.5l、w=lと仮定すると、ト式より、
tanθ=w/(l−d)=l/0.5l=2(θは、約64°)
θをヘ式に代入すると、
x=1−0.5774/2=0.7113
ゆえに、d=0.7113lと設定する。
また、y=X/X
=tan(30°)/tanθ=0.5774/2=0.2887
ハ式より、
=d/(1−X/X)=0.7113l/(1−0.2887)=l
=(d・Y/X)/(1−X/X
=0.7113l・(Y/X)/(1−0.2887)=(Y/X)・l
=(d・f・1/X)/(1−X/X
=((0.7113l・f)/X))/(1−0.2887)=(f/X)・l
したがって、仮に、l=1m、w=1mとして、カメラ(左)Oをd=0.7113mの位置にセットすれば、イ式で測定対象物Pの絶対座標位置(X、Y、Z)を算出することができる。
さらに、以下の2ケースについて説明する。
<ケース1>l−d=0.2l、w=lの場合
ト式より、
tanθ=w/(l−d)=l/0.2l=5(θは、約79°)
θをヘ式に代入すると、
x=1−0.5774/5=0.8845
ゆえに、d=0.8845lと設定する。
また、y=X/X=tan(30°)/tanθ=0.5774/5=0.1155
ハ式より、
=d/(1−X/X)=0.8845l/(1−0.1155)=l
=(d・Y/X)/(1−X/X
=0.8845l・(Y/X)/(1−0.1155)=(Y/X)・l
=(d・f・1/X)/(1−X/X
=((0.8845L・f)/X))/(1−0.1155)=(f/X)・l
w=l=1mとすると
d=(1―0.2)l=0.8l=0.8m
<ケース2>l−d=0.5l、w=3lの場合
ト式より、
tanθ=w/(l−d)=3l/0.5l=6(θは、約80.5°)
θをヘ式に代入すると、
x=1−0.5774/6=0.904
ゆえに、d=0.904lと設定する。
また、y=X/X=tan(30°)/tanθ=0.5774/6=0.096
ハ式より、
=d/(1−X/X)=0.904l/(1−0.096)=l
=(d・Y/X)/(1−X/X
=0.904l・(Y/X)/(1−0.096)=(Y/X)・l
=(d・f・1/X)/(1−X/X
=((0.904l・f)/X))/(1−0.096)=(f/XL)・l
l=1m、w=3mとすると
d=(1―0.5)l=0.5l=0.5m
前提条件として、カメラ(左)Oの入射角30°、fは一定値とすると、ケース1の場合には、カメラ(右)Oは、w=l=1m、d=0.8mの位置にセットすればよい。また、ケース2の場合、カメラ(右)Oは、l=1m、w=3m、d=0.5mの位置にセットすればよい。
このように、l、w、d、X/Xの値を一定条件を満たすように選択すれば、カメラ(右)Oが直線状に移動し、カメラ間の距離dが変化しても、イ式により、カメラ(左)Oの画像情報のみで測定対象物Pの絶対座標位置を算出することができる。
したがって、適切な条件(y=−x+1)により、作業者を避けて移動する場合のカメラ(右)Oの位置の候補をいくつか選択することにより、イ式により測定対象物Pの絶対座標(X、Y、Z)を迅速、簡単かつ正確に算出することができる。
以上のように、このステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法、絶対座標位置計測装置1によれば、カメラ(左)Oが所定条件を満たすように位置させて基点とし、カメラ(右)Oが所定条件を満たすように移動させると、カメラ(左)Oによって撮影した画像情報に基づいて測定対象物Pの絶対座標位置をステレオマッチング法により計測することができる。このため、測定対象物Pが似たような形状の繰り返しであり、特徴点同士の対応付けが難しい場合や、撮影手段と測定対象物との間に障害物がある場合であっても、測定対象物Pの絶対座標位置をステレオマッチング法により容易かつ正確に計測することができる。
また、カメラ(右)Oは、移動治具2によって、カメラ(左)Oに対して所定方向に移動させることができるので、より容易に測定対象物Pの位置をステレオマッチング法により計測することができる。また、移動治具2によって、カメラ(左)O、カメラ(右)Oが自由に移動可能で、カメラ(左)Oとカメラ(右)Oの間隔も自由に設定できるので、測定対象物Pが限定されず、色々な測定対象物Pに使用することができる。
このように、l、w、d、X/Xの値を一定条件に従い選択すれば、カメラ(右)Oが直線状に移動し、カメラ間の距離dが変化しても、イ式により、カメラ(左)Oの画像情報のみで簡易に絶対座標位置を計算することができる。
したがって、適切な条件(y=−x+1)により、作業者を避けて移動する場合のカメラ(右)Oの位置の候補を、いくつか用意しておくことで、イ式により測定対象物Pの絶対座標位置(X、Y、Z)の測定が、迅速、簡単かつ正確に行える。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、カメラ(左)Oと、カメラ(右)Oの位置を、移動冶具2によって自動で設定して、測定対象物Pの絶対座標位置(X、Y、Z)が計測されるようにしてもよい。具体的には、算出装置3の制御部には、図6に示すフローに沿って情報処理を行うプログラム、タスクを備えるように構成する。まず、制御部によって、カメラ(右)Oが測定対象物Pの正面にセットされる(ステップS1)。そして、制御部によって、カメラ(左)Oが基点にセットされる(ステップS2)。そして、算出装置3によって、カメラ(右)Oの位置が選択される(ステップS3)。そして、制御部によって、カメラ(右)OがステップS3で選択した位置に移動される(ステップS4)。そして、算出装置3によって、測定対象物Pの絶対座標位置が算出される(ステップS5)。このようにして、制御部によって、カメラ(左)Oと、カメラ(右)Oの位置が、移動冶具2によって自動で設定されて、測定対象物Pの絶対座標位置が算出される。
また、算出装置3は、制御部によって、カメラ(左)Oとカメラ(右)Oとの距離xや、測定対象物Pの絶対座標位置(X、Y、Z)を算出する機能を有するプログラム、タスクを実行可能な装置としてもよいことはもちろんである。
1 絶対座標位置計測装置(ステレオマッチング法による絶対座標位置計測装置)
2 移動冶具(移動手段)
21 第1のレール(ガイド部)
22 第2のレール(ガイド部)
3 算出装置(絶対座標位置算出手段)
カメラ(左)(第1の撮影手段)
カメラ(右)(第2の撮影手段)
d カメラ間距離
f 焦点距離
θ 入射角
S 赤外線発光部
C1 赤外線受光部
C2 赤外線受光部
P 測定対象物

Claims (3)

  1. 対象物を撮影する第1の撮影手段と、前記第1の撮影手段に対して所定方向に移動自在で、前記対象物を撮影する第2の撮影手段と、を使用したステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法であって、
    前記第2の撮影手段を前記対象物の正面に位置させて、
    前記第1の撮影手段が所定条件を満たすように位置させて基点として、
    前記第2の撮影手段が所定条件を満たすように移動させて、
    前記第1の撮影手段によって撮影した画像情報に基づいて前記対象物の位置を算出する、
    ことを特徴とするステレオマッチング法による絶対座標位置計測方法。
  2. 対象物を撮影する第1の撮影手段と、
    前記第1の撮影手段に対して所定方向に移動自在で、前記対象物を撮影する第2の撮影手段と、
    前記第2の撮影手段を前記対象物の正面に位置させた状態で、前記第1の撮影手段が所定条件を満たすように位置させて基点とし、前記第2の撮影手段が所定条件を満たすように移動させて、前記第1の撮影手段によって撮影した画像情報に基づいて前記対象物の位置を算出する絶対座標位置算出手段と、
    を備えることを特徴とするステレオマッチング法による絶対座標位置計測装置。
  3. 第2の撮影手段を前記第1の撮影手段に対して所定方向に移動させるガイド部を有する移動手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のステレオマッチング法による絶対座標位置計測装置。
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