JP2013170831A - ひずみ計測装置及びひずみ計測方法 - Google Patents

ひずみ計測装置及びひずみ計測方法 Download PDF

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泰治 手塚
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Abstract

【課題】事前に応力集中部を推定することが難しい測定対象物の表面に発生するひずみを特定してひずみ計測を行うことができるひずみ計測装置及びひずみ計測方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るひずみ計測装置は、測定対象物を固定した後に前期測定対象物に荷重を加える固定手段と、前期測定対象物の表面を撮像して画像を取得する少なくとも1つの撮像装置と、前記撮像装置をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向へ移動させる撮像装置移動手段と、前記撮像装置で前記測定対象物の全ての表面を撮像して取得した画像から応力集中部を特定し、前記特定した応力集中部を拡大して撮像して取得した画像に基づいて前記測定対象物の表面のひずみを算出する計測装置と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定対象物の表面のひずみを計測するひずみ計測装置及びひずみ計測方法に関するものである。
従来より、カメラやビデオカメラ等の撮像装置やひずみゲージを用いて、測定対象物の表面に発生するひずみを計測する方法が知られている。
例えば、測定対象物の表面に等間隔の格子状のマーカーを貼り付け、または塗装などにより形成し、測定対象物の変形前及び変形後のマーカーを接触または近接させたラインスキャナで読み取った画像から測定対象物のひずみを算出する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ゲージ本体内に抵抗体となる細い金属線が折り返し状態で配置されているひずみゲージを測定対象物の表面に取り付けて、測定対象物の変形に応じて抵抗体である金属線の抵抗値の変化から測定対象物のひずみを算出する方法が用いられている。
また、形状が複雑な測定対象物のひずみ計測において、従来は、事前にシミュレーションなどで応力集中部を予測してその領域にマーカーやひずみゲージを貼り付けて、予測に基づいて推定した応力集中部のひずみ計測を行っていた。
特開2007−263611号公報
しかしながら、形状が複雑な測定対象物の場合、従来の予測に基づいて推定した領域に応力集中部が発生せずに、予測とは違った領域に応力集中部が発生する場合がある。この場合には、従来の予測に基づくひずみ計測では、応力集中部のひずみ計測ができない。
また、事前の予測に基づいて推定した領域にマーカーやひずみゲージを貼り付けるため、予測とは違った領域に応力集中部が発生した場合には対応できないためひずみ計測ができない。
また、事前にシミュレーションなどで応力集中部を推定することが難しい測定対象物は、予測に基づいたとしても試行錯誤を繰り返してひずみ計測しなければならない場合があった。
そこで、事前に応力集中部を推定することが難しい測定対象物の場合でも応力集中部を特定して、ひずみ計測を行うことが切望されている。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、事前に応力集中部を推定することが難しい測定対象物の表面に発生するひずみを特定してひずみ計測を行うことができるひずみ計測装置及びひずみ計測方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、測定対象物を固定した後に前期測定対象物に荷重を加える固定手段と、前期測定対象物の表面を撮像して画像を取得する少なくとも1つの撮像装置と、前記撮像装置をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向へ移動させる撮像装置移動手段と、前記撮像装置で前記測定対象物の全ての表面を撮像して取得した画像から応力集中部を特定し、前記特定した応力集中部を拡大して撮像して取得した画像に基づいて前記測定対象物の表面のひずみを算出する計測装置と、を有することを特徴とするひずみ計測装置である。
第2の発明は、第1の発明において、前記撮像装置は、前記測定対象物の表面全体を所定の数の区画に分割して撮像して前記画像を取得することを特徴とするひずみ計測装置である。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記計測装置は、前記画像に基づいて算出したひずみ量を分布図として表示させることを特徴とするひずみ計測装置である。
第4の発明は、第1の発明において、前記撮像装置は、前記撮像装置移動手段に設けられる第1の撮像装置及び第2の撮像装置であり、前記計測装置は、前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置で取得した2つの画像に基づいて、三角測量法によって前記画像の面外方向の変形量を求めて前記画像の誤差を補正することを特徴とするひずみ計測装置である。
第5の発明は、第4の発明において、前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置の撮像位置と、前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置の視準角度とに基づいて、前記画像の面外方向の変形量を求めることを特徴とするひずみ計測装置である。
第6の発明は、測定対象物を固定した後に前期測定対象物に荷重を加える固定荷重付加工程と、前期測定対象物の全ての表面を撮像装置で撮像して画像を取得する撮像工程と、前記画像に基づいてひずみを算出して応力集中部を特定する応力集中部特定工程と、前記特定した応力集中部を拡大して撮像して取得した画像に基づいて前記測定対象物の表面のひずみを算出するひずみ算出工程と、を有することを特徴とするひずみ計測方法である。
第7の発明は、第6の発明において、前記撮像装置は、第1の撮像装置及び第2の撮像装置であり、前記ひずみ算出工程は、前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置で取得した2つの画像に基づいて、三角測量法に従って前記画像の面外方向の変形量を求めて前記画像の誤差を補正することを特徴とするひずみ計測方法である。
本発明によれば、事前に応力集中部を推定することが難しい測定対象物の表面に発生するひずみを特定してひずみ計測を行うことができる。
図1は、本実施例に係るひずみ計測装置の構成を簡略に示す図である。 図2は、図1のA−A断面図である。 図3は、本実施例に係るひずみ計測装置の計測装置の概略構成図である。 図4は、本実施例に係るひずみ計測装置を用いて測定対象物の全体のひずみを計測する概略の流れを説明する図である。 図5は、本実施例のひずみを計測する流れの一例を説明する図である。 図6は、撮像装置で測定対象物の表面全体を分割して撮像した画像に基づいてひずみ量を分布図とした状態を模式的に示す図である。 図7は、測定対象物の全体を分割した所定の区画において測定対象物に加えた荷重とひずみ量の変化を説明する図である。 図8は、本実施例に係るひずみ計測装置の構成を簡略に示す図である。 図9は、図8のA−A断面図である。
以下に、本発明に係るひずみ計測装置及びひずみ計測方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に記載した内容により限定されるものではない。また、以下に記載した下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに以下に記載した下記実施例で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
本実施例に係るひずみ計測装置について、図面を参照して説明する。図1は、本実施例に係るひずみ計測装置の構成を簡略に示す図である。図2は、図1のA−A断面図である。
図1、2に示すように、本実施例に係るひずみ計測装置10aは、測定対象物15を固定した後に測定対象物に荷重を加える固定手段11a、11bと、測定対象物15の表面を撮像して画像を取得する撮像装置12aと、撮像装置12aをX軸方向、Y軸方向、Z軸方向へ移動させる撮像装置移動手段13と、取得した画像に基づいて測定対象物15の表面のひずみを算出する計測装置14とを備える。
固定手段11a、11bは、測定対象物15を固定するものである。ひずみ計測を行う際に固定手段11a、11bは、測定対象物15を固定した後、測定対象物15に荷重を加えられるようになっている。例えば、図1の矢印F1、F2の方向に移動して測定対象物15に引っ張り荷重をかけることができる。そして、測定対象物15に引っ張り荷重を加えた状態で撮像装置12aにより測定対象物15の表面全体を走査しながら撮像して画像を取得することができる。なお、引っ張り荷重に限ることはなく、図1の矢印F1、F2の反対方向に移動して測定対象物15に圧縮荷重を加えるようにしてもよい。
撮像装置12aは、CCD、CMOS等の撮像素子を有する本体21aと、撮像素子上に被写体の像を結像させるレンズ22aとを備える。撮像装置12aは、測定対象物15の表面に焦点をフォーカスさせる自動焦点機構を備えている。撮像装置12aは、離れた位置から測定対象物15の全ての表面を撮像できるように測定対象物15の上面側に対向するように配置された撮像装置移動手段13に配置される。撮像装置12aは、後述する撮像装置移動手段13のYテーブル32に配置され、レンズ22aを測定対象物15側に向けて配置されている。そして、撮像装置12aは、撮像装置移動手段13によりX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に移動しながら測定対象物15の全ての表面を撮像して画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・を取得する。
なお、本実施例の撮像装置12aは、自動焦点機構を備えているものであるが、これに限ることはなく、測定対象物15の表面が複雑な形状を有する場合などは手動で焦点を調節することができる。
撮像装置12aで取得した画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・は、計測装置14に送られ、記憶部42に記憶される。
撮像装置12aとしては、画像を取得できるものであればよく、例えば公知のデジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどを用いることができる。
次に、撮像装置移動手段13について説明する。図1、2に示すように、撮像装置移動手段13は、撮像装置12aをX軸方向(図1に示す矢印X方向)に移動させるXテーブル31と、撮像装置12aをY軸方向(図2に示す矢印Y方向)に移動させるYテーブル32と、撮像装置12aをZ軸方向(図1に示す矢印Z方向)に移動させるZテーブル33a、33bと、基台39とを備える。
なお、本実施例においては、X軸方向とは、図1に示す、測定対象物15の長手方向を固定している固定手段11aと11bとが対向する方向であり、Y軸方向とは、図1、2に示す、測定対象物15を固定している固定手段11a、11bに対して水平方向であり、Z軸方向とは、図1に示す、上下方向、すなわち、撮像装置12aと測定対象物15が近接又は離れる方向である。
Xテーブル31は、Zテーブル33a、33bの上面に回転体38a、38bを介して配置され、Yテーブル32は、Xテーブル31の下面側に測定対象物15と対向するように配置されている。Yテーブル32には、撮像装置12aがレンズ22aを測定対象物15側に向けて配置されている。
Xテーブル31は、Zテーブル33a、33bの上面に回転体38a、38bを介して配置されてねじ棒35aに嵌め合いしており、ハンドル35を回転させることにより、矢印Xで示すように、X軸方向に撮像装置12aを移動させることができる。すなわち、図1の矢印Bで示すように、撮像装置12aで測定対象物15のX軸方向の全面を走査して撮像することができる。
また、回転体38a、38bは、Zテーブル33a、33b上にXテーブル31を支持して、Xテーブル31を滑らかに移動させるためのものであり、例えば、ベアリングなどを挙げることができる。
また、Xテーブル31には、Zテーブル33bと対向する側にXテーブル31の変位を検出する変位検出器71を備えている。変位検出器71が検出した変位に基づいてXテーブル31の移動距離を求めることができるため、撮像装置12aを正確に移動させることができる。なお、変位検出器71は、Zテーブル33aと対向する側に備えてもよいし、Zテーブル33a、33bと対向する側の両方に備えてもよい。
Yテーブル32は、ねじ棒36aに嵌め合いしており、ハンドル36を回転させることにより、矢印Yで示すように、Y軸方向に撮像装置12aを移動させることができる。すなわち、図2の矢印Cで示すように、撮像装置12aで測定対象物15のY軸方向の全面を走査して撮像することができる。
また、Yテーブル32には、Xテーブル31と対向する側にYテーブル32の変位を検出する変位検出器72を備えている。変位検出器72が検出した変位に基づいてYテーブル32の移動距離を求めることができるため、撮像装置12aを正確に移動させることができる。
Zテーブル33bは、ねじ棒37aに嵌め合いしており、ハンドル37を回転させることにより、矢印Zで示すように、Z軸方向に撮像装置12aを移動させることができる。すなわち、図1の矢印Zで示すように、撮像装置12aを上下方向(測定対象物15に近接又は離れる方向)に移動させることができる。これにより、測定対象物15の表面が複雑な3次元形状をしている場合であっても撮像装置12aの焦点距離を任意に調節可能となっている。なお、Zテーブル33aは、Zテーブル33bと連動して動くようになっている。
また、Zテーブル33bには、ねじ棒37aと嵌め合いしている側の位置にZテーブル33bの変位を検出する変位検出器73を備えている。変位検出器73が検出した変位に基づいてZテーブル33a、33bの移動距離を求めることができるため、撮像装置12aを正確に移動させることができる。なお、変位検出器73は、Zテーブル33a側に備えてもよいし、Zテーブル33a、33bの両方に備えてもよい。
なお、本実施例においては、Xテーブル31、Yテーブル32、Zテーブル33a、33bを移動させる手段として、ハンドル35、36、37を例にして説明したが、これに限ることはなく、ハンドル35、36、37に換えて、例えば、ステップモータなどでねじ棒35a、36a、37aを駆動させるようにすることができる。この場合、ステップモータは、変位検出器71、72、73で検出した変位に基づいて、後述する計測装置14により制御させるようにする。これにより、自動制御で撮像装置12aを正確に移動させることができるため、容易に測定対象物15の全体の表面を走査しながら撮像装置12aにより撮像して精度良く画像を取得することができる。
基台39は、Xテーブル31、Yテーブル32、Zテーブル33a、33bと、固定手段11a、11bとを支持する基台である。
このように、本実施例のひずみ計測装置10aの撮像装置移動手段13によれば、Yテーブル32に設置された撮像装置12aを、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向に正確に移動させることができるため、固定手段11a、11bに固定された測定対象物15の全体の表面を走査しながら撮像して精度良く画像を取得することができる。
次に、計測装置14について説明する。図3は、本実施例に係るひずみ計測装置の計測装置の概略構成図である。図3に示すように、計測装置14は、撮像装置12aによって撮像された画像を取り込むI/F部41と、I/F部41に取り込まれた画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・、48a1〜48a25、48b1〜48b25、48c1〜48c25・・・を記憶するハードディスクドライブなどの記憶部42と、記憶部42に保持しているプログラム等をメモリに読み出して実行するCPUなどの演算部43と、演算部43で算出したひずみ量に基づいて、ひずみ量の分布図を出力部46に表示させると共に、応力集中部を特定する制御部44と、キーボードやマウス等の入力部45と、ディスプレイやプリンタ等の出力部46とを備えている。計測装置14としては、例えば、パーソナルコンピュータなどを適用することができる。
記憶部42には、撮像装置12aにより撮像された画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・、画像48a1〜48a25、48b1〜48b25、48c1〜48c25・・・に基づいて測定対象物15のひずみを算出するひずみ算出プログラム42a等が記憶されている。
演算部43は、画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・、画像48a1〜48a25、48b1〜48b25、48c1〜48c25・・・を記憶部42から読み出して、例えば、画像47a1〜47a9と画像47b1〜47b9とを比較照合し、測定対象物15の表面のひずみ量を算出して記憶部42に記憶する。ひずみ量を算出するための画像解析法としては、一般的な画像解析法を用いることができ、例えば、デジタル画像相関法を好適に用いることができる。
制御部44では、記憶部42に記憶されたひずみ量に基づいて、ひずみ量の変化を分布図として出力部46に表示させるようにする。表示方法としては、例えば、ひずみ量の値と共に、測定対象物15の全体の表面のうちでひずみ量の大きい部分などに濃淡をつけた分布図として表示するようにする。また、制御部44では、ひずみ量に基づいてひずみ量の大きい部分を特定して応力集中部を推定できるようになっている。
次に、本実施例に係るひずみ計測装置10aを用いたひずみ計測の流れについて説明する。図4は、本実施例に係るひずみ計測装置を用いて測定対象物の全体のひずみを計測する概略の流れを説明する図である。
本実施例のひずみ計測では、図4に示すように、撮像装置移動手段13の固定手段11a、11bに測定対象物15を固定する(ステップ0)。測定対象物15に荷重を加えない初期の状態において、撮像装置移動手段13に設置した撮像装置12aで測定対象物15の全体の表面を所定の数の区画に分割して撮像して画像を取得する。
次に、固定手段11a、11bにより測定対象物15に対して矢印F1、F2の方向に引っ張り荷重を、例えば、0〜100%の間で加える(ステップ1〜ステップ2)。この時の荷重の加え方は、例えば、20%、40%、60%・・・となるように20%毎に段階的に荷重を増加させるようにする。
そして、測定対象物15に所定の引っ張り荷重を加えた状態を保持し、本実施例の撮像装置移動手段13に設置した撮像装置12aにより測定対象物15の全体の表面を所定の数の区画に分割した区画毎に撮像して表面全体の各画像を取得する。例えば、測定対象物15の全体を9区画に分割した場合を例にすると、図4に示すように、撮像区画50、60という画像を取得することになる。
計測装置14の演算部43では、所定の荷重を加えた状態で取得した分割した区画毎の各画像に基づいて測定対象物15の表面のひずみ量を算出し、算出されたひずみ量に基づいて、計測装置14の制御部44では、ひずみ量を分布図として出力部46に表示させる(図6参照)。
次に、表示されたひずみ量の分布図から、例えば、ステップ1において荷重40%付加時に撮像区画50および撮像区画60で他の区画よりもひずみ量が大きいと判断した場合、次のステップ2では撮像区画50および撮像区画60に着目して、撮像区画50および撮像区画60を拡大して撮像して画像を取得する。その後、付加する荷重を段階的に増加させながら、拡大した画像に基づいて、撮像区画50、60の中での応力集中部51、61について重点的にひずみ計測を行うことで、ひずみ計測の精度を向上させることができる。
なお、本実施例では、撮像装置移動手段13に設置した撮像装置12aにより測定対象物15の全体の表面を所定の数の区画に分割した区画毎に撮像して表面全体の各画像を取得することができるため、ひずみが集中している撮像区画50および撮像区画60を拡大して撮像して画像を取得すると共に、残りの7つの撮像区画については、拡大しない倍率で撮像して画像を取得するようにして、測定対象物15の全体のひずみ量を計測することができる。
次に、本実施例のひずみ計測において、応力集中部を推定する流れについて説明する。図5は、ひずみを計測する流れの一例を説明する図である。図6は、撮像装置で測定対象物の表面全体を所定の数に分割して撮像した画像に基づいてひずみ量を分布図とした状態を模式的に示す図である。
本実施例のひずみ計測では、最初に図1に示すように、測定対象物15を固定手段11a、11bに固定する(ステップS10)。
次に、図6に示すように、例えば、固定手段11a、11bに固定した測定対象物15の表面全体を9区画に分割して、それぞれの区画について撮像装置移動手段13に設置した撮像装置12aで撮像して9枚の画像を取得する。測定対象物15に荷重を加えない初期の状態において、取得した9枚の画像をひずみを算出するための基準画像47a1〜47a9として記憶部42に記憶する(ステップS11)。
次に、測定対象物15に所定の荷重を加えた状態(ステップS12)を保持し、本実施例の撮像装置移動手段13に設置した撮像装置12aにより測定対象物15の表面全体を9区画に分割した区画毎に撮像して画像47b1〜47b9を取得する(ステップS13)。
計測装置14の演算部43では、所定の荷重を加えた状態で取得した分割した区画毎の各画像47b1〜47b9と基準画像47a1〜47a9とに基づいて測定対象物15の表面のひずみ量を算出して記憶部42に記憶する(ステップS14)。
続いて、計測装置14の制御部44では、記憶部42に記憶されたそれぞれの区画のひずみ量に基づいて、ひずみ量の値と共に、図6に示すように、ひずみ量の大きい部分に濃淡(例えば、撮像区画50、60)をつけて分布図として出力部46に表示する(ステップS15)。
次に、ステップS12に戻り、測定対象物15に対して荷重を、所定の分だけ増加させた後、ステップS13、ステップS14、ステップS15を繰り返す。
次に、段階的に所定の荷重を付加した状態でのひずみ量の分布図に基づいて、図6に示すように、ひずみ量の大きい撮像区画50、60が濃淡で認識できるため、応力集中部として特定する(ステップS16)。
続いて、引っ張り荷重を段階的に所定の分だけ増加させ(ステップS17)、例えば、応力集中部として特定した撮像区画50に対しては、撮像区画50を拡大して、さらに詳細に5×5の25区画に分割して撮像装置移動手段13により移動させながら撮像装置12aで撮像して25枚の画像を取得する(ステップS18)。この時、ひずみ量の大きい撮像区画60に対しても同様に撮像装置12aで撮像して25枚の画像を取得する。つまり、測定対象物15の表面全体のひずみを計測しながら、所定の荷重において応力集中部が発生した複数の区画に対しては撮像区画をさらに細かく区画を分割して撮像して画像を取得する。
次に、計測装置14は、撮像区画をさらに細かく分割して撮像した区画毎の各画像48b1〜48b25と基準画像48a1〜48a25とに基づいて測定対象物15の表面のひずみを算出して記憶部42に記憶する(ステップS19)。なお、基準画像48a1〜48a25は、基準画像47a1〜47a9の対応する画像から求めることができる。また、応力集中部を特定した段階で、撮像区画をさらに細かく区画を分割して撮像して取得した画像を基準画像48a1〜48a25としてもよい。
続いて、上記と同様に計測装置14の制御部44では、記憶部42に記憶されたそれぞれの区画のひずみ量に基づいて、ひずみ量の値と共に、図6に示すように、ひずみ量の大きい部分に濃淡をつけて分布図として出力部46に表示する(ステップS20)。
次に、ステップS17に戻り、測定対象物15に対して荷重を、所定の分だけ増加させた後、ステップS18、ステップS19、ステップS20を付加する荷重が100%になるまで繰り返す。
本実施例においては、例えば、応力集中部と特定した撮像区画50を拡大してさらに詳細に所定の数に分割した画像に基づいてひずみを計測することで、応力が集中している撮像区画50の中において、詳細に応力集中部51a、51bを特定することができ、ひずみ計測の精度を向上させることができる。
このように、本実施例においては、測定対象物15に対して荷重を段階的に増加させながら、撮像装置移動手段13に設置した撮像装置12aで測定対象物15の表面全体を所定の数の区画に分割して撮像して画像を取得するため、測定対象物15の表面全体におけるそれぞれの区画のひずみ量を求めることができる。これにより、測定対象物15の表面全体のなかで応力が集中している区画を特定することができる。
また、本実施例では、ひずみ量の大きい部分に濃淡をつけて分布図として表示することができるため、測定対象物15の表面全体のひずみの発生状況を容易に把握することができる。
さらに、本実施例では、応力が集中している撮像区画50を拡大してさらに詳細に所定の数に分割した画像に基づいてひずみを計測することで、応力が集中している撮像区画50の中において、詳細に応力集中部51a、51bを特定することができ、ひずみ計測の精度を向上させることができる。
よって、本実施例のひずみ計測装置10aを用いることで、ひずみ計測中の測定対象物15の表面全体のひずみの発生状況を確認しながらひずみ計測を行えると共に、発生した応力集中部をさらに詳細にひずみ計測することができ、ひずみ計測の精度を向上させることができる。
次に、本実施例のひずみ計測での応力集中部の判断方法の一例について説明する。図7は、測定対象物の全体を分割した所定の区画において測定対象物に加えた荷重とひずみ量の変化を説明する図である。
上述した、図6に示したひずみ量の分布図に基づいて、ひずみ量の大きい撮像区画50、60を応力集中部として特定して、撮像区画50、60に着目して、ひずみ計測を行った場合について説明する。
図7に示すように、撮像区画50では、測定対象物15に付加する荷重が小さい時点ではひずみ量が小さいが、所定の荷重を超えた場合に急激にひずみ量が増加している。一方、撮像区画60では、測定対象物15に付加する荷重を段階的に増加させるとひずみ量が線形的に増加している。
このように、撮像区画50、60における荷重とひずみ量が上記のように変化した場合には、撮像区画60に比べて撮像区画50の方が応力集中が大きいと判断できる。従って、撮像区画50は荷重を増加させた場合に応力集中により急激に破壊に至るおそれがあると推定できるため、撮像区画50について重点的にひずみを計測する必要があると判断することができる。また、撮像区画60については他の撮像区画よりも注意してひずみ計測する領域と判断することができる。
従って、本実施例におけるひずみ計測装置10aを用いることで、特定した応力集中部のひずみ量が増加する変化に基づいて、危険領域かどうかを判断することができるため、例えば、測定対象物15を破壊させる前にひずみ計測を中止することが可能となり、測定対象物15を破壊させることなくより安全にひずみ計測を行うことができる。
以上説明したように、本実施例におけるひずみ計測装置10aでは、測定対象物15に対して荷重を段階的に増加させながら、撮像装置移動手段13に設置した撮像装置12aで測定対象物15の表面全体を所定の数の区画に分割して撮像して画像を取得するため、測定対象物15の表面全体におけるそれぞれの区画のひずみ量を求めることができる。これにより、測定対象物15の表面全体のなかで応力が集中している区画を特定することができる。
また、本実施例におけるひずみ計測装置10aでは、応力が集中していると特定した撮像区画50を拡大してさらに詳細に所定の数に分割した画像に基づいてひずみを計測することで、応力が集中している撮像区画50の中において、詳細に応力集中部51a、51bを特定することができ、ひずみ計測の精度を向上させることができる。
また、本実施例におけるひずみ計測装置10aでは、事前に応力集中部を推定することが難しい測定対象物の場合でもひずみ計測中に応力集中部を特定できるため、事前に応力集中部を推定することが難しい測定対象物に対して精度良くひずみ計測を行うことができる。
また、本実施例におけるひずみ計測装置10aでは、事前の予測に基づいて推定した領域にマーカーやひずみゲージを貼り付ける必要がないため、ひずみ計測の事前準備をすることなくひずみ計測を精度良く行うことができる。
また、本実施例におけるひずみ計測装置10aでは、事前に応力集中部を推定することが難しい測定対象物の場合でもひずみの発生状況を確認しながらひずみ計測を行うことができるため、発生した応力集中部に追従してひずみ計測を行うことができる。
従って、本実施例におけるひずみ計測装置10aを用いることによって、事前に応力集中部を推定することが難しい測定対象物の場合でも、測定対象物15の表面全体のひずみの発生状況を容易に確認することができると共に、応力集中部を詳細に特定することができ、ひずみ計測の精度を向上させることができる。
本実施例に係るひずみ計測装置10bについて説明する。本実施例に係るひずみ計測装置10bは、上述した図1、2に示す実施例1に係るひずみ計測装置10aに備えられている撮像装置12aが2台の撮像装置12b、12cである構成以外は実施例1と同様である。上述した実施例1と同一の構成には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図8は、本実施例に係るひずみ計測装置の構成を簡略に示す図である。図9は、図8のA−A断面図である。
図8に示すように、本実施例に係るひずみ計測装置10bは、測定対象物15を固定して測定対象物に荷重を加える固定手段11a、11bと、測定対象物15の表面を撮像して画像を取得する撮像装置12b、12cと、撮像装置12b、12cをX軸方向、Y軸方向、Z軸方向へ移動させる撮像装置移動手段13と、取得した画像に基づいて測定対象物15の表面のひずみを算出する計測装置14とを備える。
撮像装置12b、12cは、離れた位置から測定対象物15の表面を撮像できるように測定対象物15に対向する撮像装置移動手段13のYテーブル32の予め定めた2点にそれぞれ配置され、レンズ22b、22cを測定対象物15側に向けて配置されている。そして、撮像装置12b、12cは、撮像装置移動手段13によりX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に移動しながら測定対象物15の全ての表面を撮像して画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・を、それぞれ取得する。なお、本実施例の撮像装置12b、12cは、自動焦点機構を備えているものであるが、これに限ることはなく、測定対象物15の表面が複雑な形状を有する場合などでは手動で焦点を調節することができる。
撮像装置12b、12cで取得した各画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・は、計測装置14に送られ、記憶部42に記憶される。
撮像装置12b、12cとしては、画像を取得できるものであればよく、例えば公知のデジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどを用いることができる。
また、上述した予め定めた2点とは、図8に示すように、撮像装置12b、12cの本体21b、21cの中心の間の距離がWだけ離れ、撮像装置12b、12cと測定対象物15の表面までの距離がIだけ離れた位置である。また、撮像装置12b、12cの視準角度の中心線A1と中心線A2とがなす角度はθである。なお、視準角度とは、図8に示した撮像装置12b、12cからターゲット25、26に向かう視準線23b、23c及び視準線24b、24cとがなす角度θ1、θ2のことである。
本実施例においては、上述した予め定めた2点に撮像装置12b、12cを設置して、それぞれの撮像装置12b、12cで離れた位置から測定対象物15の表面を撮像して各画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・を取得する。このように、予め定めた2点から撮像するステレオ法を用いて測定対象物15の表面の画像を取得することにより、視差を用いた面外方向の変形量の計測(三角測量)を行うことができる。そして、後述する三角測量法の原理に基づいて画像の誤差を補正することができる。
本実施例では、上述した計測装置14の記憶部42に記憶された各画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・に基づいて、測定対象物15の表面のひずみを算出する際に、後述する三角測量法の原理に基づいて画像の面外方向の誤差を補正することができる。
次に、本実施例に係るひずみ計測装置10bの作用について説明する。まず、三角測量法の原理について図8を参照して説明する。図8に示すように、2台の撮像装置12b、12cが予め定めた2箇所の位置から計測対象物14の表面及びターゲット25、26を撮影している状態を示している。三角測量法の原理では、図8に示すように、撮像装置12b、12cで撮像した各画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・について、撮像装置12b、12cの位置からの2つのターゲット座標25、26と撮像装置12b、12cの撮影した方向の角度θ1、θ2が求まり、2箇所の撮像装置12b、12cの撮像位置と撮像装置12b、12cの視準角度θ1、θ2が定まる。
次に、撮像装置12b、12cの2箇所の位置からターゲット25、26に向かう視準線23b、23c及び視準線24b、24cを決定し、これらの視準線23b、23cと視準線24b、24cとの交点を求める。ここで、これらの視準線の交点は、事実上ターゲット25、26の位置にあるので、この交点の座標が決まれば、ターゲットの座標値が決定する。このようにして、すべての計測すべきターゲットの座標値を計算処理することによって、測定対象物15の面外方向の変形量を算出することができる。
本実施例においては、予め定めた2点から撮像装置12b、12cで画像を取得するため、上記の2箇所の撮像装置12b、12cの撮像位置と撮像装置12b、12cの視準角度θ1、θ2は予め求めることができる。従って、2箇所の撮像装置12b、12cの撮像位置と撮像装置12b、12cの視準角度θ1、θ2に基づいて、測定対象物15の表面が面外変形した場合でも三角測量法によって取得した各画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・に基づいて画像の面外方向の変形量を求めることができ、画像の誤差を補正することができる。
このように、本実施例によれば、測定対象物15の表面が面外方向に3次元変形した場合でも画像の誤差を補正して、ひずみ計測の精度を向上させることができる。
本実施例では、撮像装置移動手段13を用いることで、撮像装置12b、12cにより、予め定めた2点から撮像するステレオ法を用いて測定対象物15の表面の画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・を取得することにより、視差を用いた面外方向の変形量の計測(三角測量)を行うことができる。そして、上述した三角測量法の原理に基づいて画像の誤差を補正することができる。
従って、本実施例によれば、撮像装置移動手段13を用いて、予め定めた2点から撮像装置12b、12cで画像を取得するため、測定対象物15の表面が面外変形した場合でも三角測量法によって取得した各画像47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9・・・に基づいて画像の面外方向の変形量を求めることができ、画像の誤差を補正することができる。よって、本実施例のひずみ計測装置10bによれば、測定対象物15の表面が面外方向に3次元変形した場合でも画像の誤差を補正して、ひずみ計測の精度を向上させることができる。
以上、実施例1、2で説明したように、本発明に係るひずみ計測装置10a、10bによれば、測定対象物に対して荷重を段階的に増加させながら、撮像装置移動手段に設置した撮像装置で測定対象物の表面全体を所定の数の区画に分割して撮像して画像を取得することにより、測定対象物の表面全体におけるそれぞれの区画のひずみ量を求めることができる。これにより、事前に応力集中部を推定することが難しい測定対象物の場合でも、ひずみ計測中の測定対象物の表面全体のひずみの発生状況を確認しながらひずみ計測を行うことができると共に、発生した応力集中部をさらに詳細にひずみ計測することができ、ひずみ計測の精度を向上させることができる。
また、本発明に係るひずみ計測装置10bによれば、撮像装置により、予め定めた2点から撮像するステレオ法を用いて測定対象物の表面の画像を取得することにより、視差を用いた面外方向の変形量の計測(三角測量)を行うことができるため、測定対象物15の表面が面外方向に3次元変形した場合でも画像の誤差を補正して、ひずみ計測の精度を向上させることができる。
10a、10b ひずみ計測装置
11a、11b 固定手段
12a、12b、12c 撮像装置
13 撮像装置移動手段
14 計測装置
15 測定対象物
21a、21b、21c 本体
22a、22b、22c レンズ
23b、23c、24b、24c 撮像装置の視準線
25、26 ターゲット
31 Xテーブル
32 Yテーブル
33 Zテーブル
35、36、37 ハンドル
35a、36a、37a ねじ棒
38a、38b 回転体
39 基台
41 I/F部
42 記憶部
43 演算部
44 制御部
45 入力部
46 出力部
47a1〜47a9、47b1〜47b9、47c1〜47c9 画像
48a1〜48a25、48b1〜48b25、48c1〜48c25 画像
50、60 撮像区画
51、51a、51b、61 応力集中部
71、72、73 変位検出器
θ 撮像装置の視準角度の中心線がなす角度
θ1、θ2 撮像装置の視準角度
A1、A2 撮像装置の視準角度の中心線

Claims (7)

  1. 測定対象物を固定した後に前期測定対象物に荷重を加える固定手段と、
    前期測定対象物の表面を撮像して画像を取得する少なくとも1つの撮像装置と、
    前記撮像装置をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向へ移動させる撮像装置移動手段と、
    前記撮像装置で前記測定対象物の全ての表面を撮像して取得した画像から応力集中部を特定し、前記特定した応力集中部を拡大して撮像して取得した画像に基づいて前記測定対象物の表面のひずみを算出する計測装置と、
    を有することを特徴とするひずみ計測装置。
  2. 請求項1において、
    前記撮像装置は、前記測定対象物の表面全体を所定の数の区画に分割して撮像して前記画像を取得することを特徴とするひずみ計測装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記計測装置は、前記画像に基づいて算出したひずみ量を分布図として表示させることを特徴とするひずみ計測装置。
  4. 請求項1において、
    前記撮像装置は、前記撮像装置移動手段に設けられる第1の撮像装置及び第2の撮像装置であり、
    前記計測装置は、前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置で取得した2つの画像に基づいて、三角測量法によって前記画像の面外方向の変形量を求めて前記画像の誤差を補正することを特徴とするひずみ計測装置。
  5. 請求項4において、
    前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置の撮像位置と、前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置の視準角度とに基づいて、前記画像の面外方向の変形量を求めることを特徴とするひずみ計測装置。
  6. 測定対象物を固定した後に前期測定対象物に荷重を加える固定荷重付加工程と、
    前期測定対象物の全ての表面を撮像装置で撮像して画像を取得する撮像工程と、
    前記画像に基づいてひずみを算出して応力集中部を特定する応力集中部特定工程と、
    前記特定した応力集中部を拡大して撮像して取得した画像に基づいて前記測定対象物の表面のひずみを算出するひずみ算出工程と、
    を有することを特徴とするひずみ計測方法。
  7. 請求項6において、
    前記撮像装置は、第1の撮像装置及び第2の撮像装置であり、
    前記ひずみ算出工程は、前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置で取得した2つの画像に基づいて、三角測量法に従って前記画像の面外方向の変形量を求めて前記画像の誤差を補正することを特徴とするひずみ計測方法。
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