JPH1123261A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JPH1123261A
JPH1123261A JP9178590A JP17859097A JPH1123261A JP H1123261 A JPH1123261 A JP H1123261A JP 9178590 A JP9178590 A JP 9178590A JP 17859097 A JP17859097 A JP 17859097A JP H1123261 A JPH1123261 A JP H1123261A
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JP
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pixel
data
distance
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Withdrawn
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JP9178590A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakamura
研史 中村
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/110,123 priority patent/US6047136A/en
Publication of JPH1123261A publication Critical patent/JPH1123261A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度・確度の高い測距を可能とする測距装置
を提供する。 【解決手段】 被写体像を、左右データ列SL,SRに
変換するセンサ2L,2R及び画像処理部6と、左右デ
ータ列SL,SRに対して左右画素アドレスAL,AR
を指定し、これらの指定に応じて左右データ列SL,S
Rからデータ列DL,DRを抽出し、これらのデータ列
DL,DRに基づいて相関値SA[k]を算出し、相関値
SA[k]の算出の際に使用されたものと異なる内容の列
を構成する左右画素アドレスAL,ARに基づいて、相
関値SA[k]の算出と同様の手順により相関値SB[k]
を算出し、複数の相関値SA[k]及び相関値SB[k]に
基づいて、測距データを算出するMPU8とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体までの距離
を測定することができ、カメラやビデオ等に用いられる
測距装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の測距装置の分野では、パッシブ方式
と呼ばれる方法で被写体までの距離を測る測距装置が知
られている。
【0003】このような従来の測距装置について、その
構成図である図14を参照しながら説明する。測距装置
は、光学系とその後段のラインセンサとを備えてなり、
被写体から到来する光は、レンズ51L,51Rを通過
する。レンズ51L,51Rを通過した光は、それぞれ
ミラー52L,52Rで光軸に対して直角に反射し、プ
リズム53に向かって射出する。ミラー52L,52R
で反射した光は、それぞれプリズム53の反射面53
L,53Rで光軸に対して直角に反射し、所要画素数分
の受光素子がアレイ状に配列されたラインセンサ54
L,54Rに向かって射出する。プリズム53の反射面
53L,53Rで反射した光は、それぞれレンズ51
L,51Rの結像作用により、ラインセンサ54L,5
4Rの受光面上に被写体像として結像する。ラインセン
サ54L,54Rの受光面上に結像する被写体像は、そ
れぞれ、ラインセンサ54L,54Rにより光電変換さ
れて、左画像信号及び右画像信号として取り込まれる。
【0004】ラインセンサ54L,54Rから得られた
左画像信号及び右画像信号は、それぞれAD変換器等に
より左データ列及び右データ列に変換される。そして、
左データ列及び右データ列の各々を回路上で画素単位ず
つずらして、相関値列を求めて、これらの内で最小の相
関値を持つときのずらし位置に対応した距離を距離デー
タとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の測距装置では、ラインセンサ54L,54
Rによる量子化誤差、ラインセンサ54L,54Rに入
射する光像の角度が微妙に異なることや光学系の特性等
の影響を受けて、測距データに誤差が生じる場合があっ
た。
【0006】特に、繰り返しパターンとなる被写体の場
合、測距データの基準となるべき最小の相関値として誤
った相関値が選択されてしまう場合があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、精度・確度の高い測距を可能とする測距装置を提供
することを目的とする。
【0008】また、本発明は、繰り返しパターンとなる
被写体の場合でも、精度の高い測距を可能とする測距装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、被写体像を、複数の画素データを含む第1
及び第2の画素データ列に変換する第1及び第2の変換
手段と、所定数ずつ変位する第1及び第2の画素アドレ
スを生成する第1のアドレス指定手段と、前記第1及び
第2の画素アドレスの変位の仕方と逆になるように、所
定数ずつ変位する第3及び第4の画素アドレスを生成す
る第2のアドレス指定手段と、前記第1及び第2の画素
アドレスに従って、それぞれ、前記第1及び第2の画素
データ列から、所定画素分の画素データを含む第1及び
第2のデータ列を抽出し、前記第3及び第4の画素アド
レスに従って、それぞれ、前記第1及び第2の画素デー
タ列から、所定画素分の画素データを含む第3及び第4
のデータ列を抽出するデータ抽出手段と、前記第1及び
第2のデータ列を用いて、第1の相関値を算出し、前記
第3及び第4のデータ列を用いて、第2の相関値を算出
する相関演算手段と、前記相関演算手段により算出され
た複数の第1及び第2の相関値に基づいて、前記被写体
像の被写体までの距離に相当する測距データを算出する
距離演算手段とを備えたものである。
【0010】この構成では、前記第1のアドレス指定手
段により生成される第1及び第2の画素アドレスの少な
くとも一方は、所定数ずつ変位するようになる。また、
前記第2のアドレス指定手段により生成される第3及び
第4の画素アドレスの少なくとも一方は、前記第1及び
第2の画素アドレスの変位の仕方と逆になるように所定
数ずつ変位するようになる。これにより、複数の第1及
び第2の相関値が得られ、これらを用いる前記距離演算
手段により、精度・確度の高い前記測距データが算出さ
れるようになる。
【0011】なお、前記第1のアドレス指定手段と前記
第2のアドレス指定手段は、それぞれ交互に、前記第1
及び第2の画素アドレスと前記第3及び第4の画素アド
レスを生成するようにしてもよい。この構成では、前記
第1及び第2のアドレス指定手段によって複数の第1及
び第2の相関値が得られるようになるので、これらを用
いる前記距離演算手段により、精度・確度の高い前記測
距データが算出されるようになる。
【0012】また、前記距離演算手段は、前記相関演算
手段により算出された複数の第1の相関値に基づいて、
第1の測距データを算出し、前記相関演算手段により算
出された複数の第2の相関値に基づいて、第2の測距デ
ータを算出し、前記第1及び第2の測距データの平均に
より、前記測距データを算出するようにしてもよい。こ
の構成では、前記距離演算手段は、前記第1及び第2の
測距データの平均により、精度の高い前記測距データを
算出するようになる。
【0013】また、前記距離演算手段は、前記複数の第
1の相関値の列における極小値と前記複数の第2の相関
値の列における極小値とを比較して、小さい方の極小値
を有する相関値の列に基づいて、前記測距データを算出
するようにしてもよい。この構成では、前記距離演算手
段は、小さい方の極小値を有する相関値の列に基づい
て、確度の高い前記測距データを算出するようになる。
【0014】また、前記距離演算手段は、前記相関演算
手段により算出された複数の第1の相関値の各々と複数
の第2の相関値の各々とを加算して得られた複数の第3
の相関値に基づいて、前記測距データを算出するように
してもよい。この構成では、前記距離演算手段は、前記
複数の第3の相関値に基づいて、精度の高い前記測距デ
ータを算出するようになる。
【0015】更に、前記第1のアドレス指定手段と前記
第2のアドレス指定手段は、前記第1及び第2の画素ア
ドレスの組合せと前記第3及び第4の画素アドレスの組
合せの内、少なくとも1つの組合せにおいて、前記第1
画素アドレスと前記第3画素アドレスとが等しく、且つ
前記第2画素アドレスと前記第4画素アドレスとが等し
くなるように、各画素アドレスを生成するものでもよ
い。この構成では、前記第1及び第2のアドレス指定手
段によって複数の第1及び第2の相関値が得られるよう
になるので、これらを用いる前記距離演算手段により、
精度・確度の高い前記測距データが算出されるようにな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について、撮像装置1の構成図である図1を参照しなが
ら説明する。撮像装置1は、撮像部と測距部とを有して
いる。
【0017】まず、測距部側から説明すると、センサ2
L,2Rの各々は、受光素子が所定数、ここでは20画
素分の受光素子がライン状に配列されたCCDラインセ
ンサであり、その受光面上に結像する被写体像を光電変
換して画像信号として取り込む。センサ2L,2Rは、
互いに所定距離だけ離れた状態で、撮像装置1内に収納
される。センサ2L,2Rの前方側には、それぞれに対
応する光学系が配置されている。即ち、レンズ3L,3
Rは、それぞれ同一の被写体から到来する光を後方のセ
ンサ2L,2Rの受光面上に結像させるもので、後述の
撮影レンズ7と平行な光軸を有している。ミラー4L,
4Rは、それぞれレンズ3L,3Rを通過した光を光軸
に対して直角に反射するものである。プリズム5の表面
には、ミラー4L,4Rで反射された光を、それぞれ光
軸に対して直角に反射するための反射面5L,5Rが形
成されている。
【0018】画像処理部6は、センサ2L,2Rの各々
により光電変換されて得られた画像信号に、信号増幅及
びオフセット調整等の信号処理を施すアナログ処理回
路、及びその信号処理が施された画像信号に含まれる2
0画素分の画素信号をディジタル信号(画素データ)に
変換するAD変換器等(図示省略)により構成される。
【0019】次に、撮像部側について説明すると、撮影
レンズ7は、撮像光学系としてのレンズ群により構成さ
れるものであり、被写体から到来する光を所定の結像位
置に被写体像として結像させる。MPU8は、マイクロ
プロセッサであり、画像処理部6で処理が施された画像
信号(以後、この画像信号のうち、センサ2Lで取り込
まれた方を左画像信号といい、センサ2Rで取り込まれ
た方を右画像信号という。)に基づいて、撮像装置1と
被写体との間の距離に対応する距離データを演算により
求め、この距離データに基づいて、撮影レンズ7を移動
させる駆動信号を生成する等の処理を実行する。駆動装
置9は、撮影レンズ7を移動させるモータ、及びそれを
駆動するモータドライブ回路等(図示省略)により構成
され、MPU8により生成された駆動信号に従って、そ
のモータを駆動して撮影レンズ7を移動させて、撮影レ
ンズ7を通過する被写体からの到来光を所定の結像位置
に被写体像として結像させる。フィルム10は、その結
像位置に配置されるネガフィルムである。なお、フィル
ム10に代えて、その結像位置に受光面が配置されるC
CDエリアセンサー等の撮像手段と、この撮像手段で取
り込まれた画像情報を、磁気テープ、磁気・光磁気ディ
スク等の記憶媒体又はRAM・メモリカード等の半導体
記憶デバイス等の記憶手段に記録する記録手段とを設け
てもよい。なお、MPU8は、上記測距部側にも属する
ものである。
【0020】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。被写体から撮像装置1に到来する光は、レンズ3
L,3Rを通過する。レンズ3L,3Rを通過した光
は、それぞれミラー4L,4Rで光軸に対して直角に反
射し、プリズム5に向かって射出する。ミラー4L,4
Rで反射した光は、それぞれプリズム5の反射面5L,
5Rで光軸に対して直角に反射し、センサ2L,2Rに
向かって射出する。プリズム5の反射面5L,5Rで反
射した光は、それぞれレンズ3L,3Rの結像作用によ
り、センサ2L,2Rの受光面上に被写体像として結像
する。センサ2L,2Rの受光面上に結像する被写体像
(被写体像の一部であって、ライン状に配列された20
画素分の受光素子上に結像するライン状の像。以後、便
宜上これも被写体像という。)は、それぞれ、センサ2
L,2Rにより光電変換されて、左画像信号及び右画像
信号として取り込まれる。
【0021】これら左画像信号及び右画像信号は、それ
ぞれ画像処理部6におけるアナログ処理回路により信号
増幅及びオフセット調整等の信号処理が施される。更に
その後、この信号処理が施された左画像信号及び右画像
信号の各々に含まれる各画素信号は、画像処理部6にお
けるAD変換器によりディジタル信号(画素データ)に
変換される。
【0022】続いて、撮像装置1が有する測距部の演算
処理について説明する。この測距部は、撮像装置1と被
写体との間の距離に対応する距離データを求めるための
ものである。但し、本実施の形態では、測距部は、測距
演算を実行させる手順が記述されている演算プログラム
と、この演算プログラムを実行するMPU8とによりソ
フト的に構成される。また、センサ2Lで得られる画素
データを左データ列SLといい、センサ2Rで得られる
画素データを右データ列SRといい、これらは撮像装置
1内のバッファ等のメモリに記憶されるものとする。
【0023】次に、距離データを得るための相関演算に
ついて詳述する。 (1)相関値列SA[k](0≦k≦12)の算出 まず、第1の相関値列としての相関値列SA[k](0≦
k≦12)の算出について、その方法を示す図2を参照
しながら説明する。
【0024】1.初期設定 MPU8は、第1のアドレス指定手段として動作して、
左画素アドレス列0,0,1,1,2,2,3,3,
4,4,5,5,6と、これと異なる右画素アドレス列
6,5,5,4,4,3,3,2,2,1,1,0,0
とを平行して順次生成する。左画素アドレス列の各左画
素アドレスALは、左データ列SLにおけるいずれかの
画素を指定するためのスタートアドレスとして用いら
れ、右画素アドレス列の各右画素アドレスARは、右デ
ータ列SRにおけるいずれかの画素を指定するためのス
タートアドレスとして用いられる。
【0025】なお、MPU8は、所定の演算規則に基づ
いて、左画素アドレス列及び右画素アドレス列の各々の
各要素を平行して順次生成するようにしてもよく、或い
は予め定められて記憶している左画素アドレス列及び右
画素アドレス列から、それぞれ、順次各要素を読み出す
ことにより、各左画素アドレスAL及び各右画素アドレ
スARを生成するようにしてもよい。
【0026】即ち、MPU8は、初期設定として、
“0”の左画素アドレスALを生成し、これと平行し
て、“6”の右画素アドレスARを生成する。
【0027】2.相関値SA[0]の算出 MPU8は、データ抽出手段として動作して、上記第1
のアドレス指定手段で生成された左画素アドレスAL及
び右画素アドレスARに応じて、それぞれ左データ列S
L及び右データ列SRから14画素分の画素データによ
り構成されるデータ列DL及びデータ列DRを抽出す
る。
【0028】即ち、初期設定においては、“0”の左画
素アドレスALにより、データ列DLとして、0から1
3の画素アドレス内のデータ列が抽出され、“6”の右
画素アドレスARにより、データ列DRとして、6から
19の画素アドレス内のデータ列が抽出される。
【0029】MPU8は、相関演算手段として動作し
て、抽出されたデータ列DL,DRから、それぞれi
(0≦i≦13)番目に抽出される画素データDL[i]
及び画素データDR[i]を用いて、数1の演算を実行し
て相関値SA[k](k=0)を算出する。但し、[i]及
び[k]の[]内の文字は添え字であることを示す。
【0030】
【数1】
【0031】3.相関値SA[k](1≦k≦12)の算
出 MPU8は、第1のアドレス指定手段として動作して、
残りの左画素アドレス列0,1,1,2,2,3,3,
4,4,5,5,6及び右画素アドレス列6,5,5,
4,4,3,3,2,2,1,1,0,0を平行して順
次生成する。
【0032】MPU8は、第1のアドレス指定手段によ
り、残りの左画素アドレスALおよび右画素アドレスA
Rが生成される毎に、「2.相関値SA[0]の算出」と
同様に、データ抽出手段として動作して、左データ列S
L及び右データ列SRからデータ列DL及びデータ列D
Rを抽出し、相関演算手段として動作して、相関値SA
[k]を算出する。
【0033】これにより、初期設定の分と合わせて、合
計13個の相関値SA[k](0≦k≦12)が算出され
る。
【0034】(2)相関値列SB[k](0≦k≦12)
の算出 第2の相関値列としての相関値列SB[k](0≦k≦1
2)の算出について、その方法を示す図3を参照しなが
ら説明する。
【0035】1.初期設定 MPU8は、第2のアドレス指定手段として動作して、
左画素アドレス列0,1,1,2,2,3,3,4,
4,5,5,6,6と、これと異なる右画素アドレス列
6,6,5,5,4,4,3,3,2,2,1,1,0
とを平行して順次生成する。ここで、第2のアドレス指
定手段により生成される左画素アドレス列及び右画素ア
ドレス列は、第1のアドレス指定手段により生成される
左画素アドレス列及び右画素アドレス列とは異なる要素
の配列となるように設定される。本実施の形態では、先
頭の要素から数えて偶数番目の要素が異なるように設定
されている。
【0036】初期設定として、MPU8は、“0”の左
画素アドレスALを生成し、これと平行して、“6”の
右画素アドレスARを生成する。
【0037】2.相関値SB[0]の算出 MPU8は、上記の「(1)相関値列SA[k](0≦k
≦12)の算出」と同様に、データ抽出手段として動作
して、上記の第2のアドレス指定手段で生成された左画
素アドレスAL及び右画素アドレスARに応じて、それ
ぞれ左データ列SL及び右データ列SRから14画素分
の画素データにより構成されるデータ列DL及びデータ
列DRを抽出する。
【0038】MPU8は、上記の「(1)相関値列SA
[k](0≦k≦12)の算出」と同様に、相関演算手段
として動作して、抽出されたデータ列DL,DRから、
それぞれi(0≦i≦13)番目に抽出される画素デー
タDL[i]及び画素データDR[i]を用いて、数2の演
算を実行して相関値SB[k](k=0)を算出する。
【0039】
【数2】
【0040】3.相関値SB[k](1≦k≦12)の算
出 MPU8は、第2のアドレス指定手段として動作して、
残りの左画素アドレス列1,1,2,2,3,3,4,
4,5,5,6,6及び右画素アドレス列6,5,5,
4,4,3,3,2,2,1,1,0を平行して順次生
成する。
【0041】MPU8は、第2のアドレス指定手段によ
り、残りの左画素アドレスALおよび右画素アドレスA
Rが生成される毎に、「2.相関値SB[0]の算出」と
同様に、データ抽出手段として動作して、左データ列S
L及び右データ列SRからデータ列DL及びデータ列D
Rを抽出し、相関演算手段として動作して、相関値SB
[k]を算出する。
【0042】これにより、初期設定の分と合わせて、合
計13個の相関値SB[k](0≦k≦12)が算出され
る。
【0043】(3)相関値列SB[k]により発生するも
う一つの測距情報 まず、上記の演算処理で得られた相関値列SA[k](0
≦k≦12)と相関値列SB[k](0≦k≦12)との
相違点について、具体例を示す図4から図7を参照しな
がら説明する。図4(a)に示すように、主被写体がセ
ンサ2L,2Rの検知エリア内の右端に位置しているよ
うな撮影画面である場合、図4(b)に示すように、デ
ータ列DL,DRの右端に、コントラストのある波形が
現れることとなる。
【0044】図5は、図4の場合において、左右データ
列SL,SRと、第1のアドレス指定手段により抽出さ
れるデータ列DL,DRの各々に含まれる各画素データ
をレベル方向に表した図である。データ列DL,DRの
各々に含まれる各画素データはO印で表され、それ以外
はX印で表されている。図5(a)は相関値SA[5]を
求めるためのデータ列DL,DRであり、図5(b)は
相関値SA[6]を求めるためのデータ列DL,DRであ
り、図5(c)は相関値SA[7]を求めるためのデータ
列DL,DRであり、図5(d)は相関値SA[8]を求
めるためのデータ列DL,DRである。
【0045】図6は、図4の場合において、左右データ
列SL,SRと、第2のアドレス指定手段により抽出さ
れたデータ列DL,DRの各々に含まれる各画素データ
をレベル方向に表した図である。データ列DL,DRの
各々に含まれる各画素データはO印で表され、それ以外
はX印で表されている。図6(a)は相関値SB[5]を
求めるためのデータ列DL,DRであり、図6(b)は
相関値SB[6]を求めるためのデータ列DL,DRであ
り、図6(c)は相関値SB[7]を求めるためのデータ
列DL,DRであり、図6(d)は相関値SB[8]を求
めるためのデータ列DL,DRである。
【0046】図7(a)は、横軸を相関番号とし縦軸を
相関値とする座標系に表示した相関値列SA[k](0≦
k≦12)のグラフであり、図7(b)は、同様の座標
系に表示した相関値列SB[k](0≦k≦12)のグラ
フである。図7(a)では、相関値列SA[k](0≦k
≦12)はO印で表され、図7(b)では、相関値列S
B[k](0≦k≦12)はX印で表されている。また、
図7(a)及び(b)における破線は、アナログ的に表
された真値である。
【0047】図4(a)に示すような撮影画面の場合、
相関値列SA[k](0≦k≦12)における極小値は、
図5と図7(a)からk=6のSA[6]となる。また、
相関値列SB[k](0≦k≦12)における極小値は、
図5と図7(b)からk=7のSB[7]となることが判
る。
【0048】これにより、第1のアドレス指定手段に加
えて、第2のアドレス指定手段による相関演算を更に実
行することで、極小値SA[6]のk=6に加えて、極小
値SB[7]のk=7という測距情報をもう1つ導き出す
ことができる。
【0049】(4)2つの距離データDA,DBの算出 1.距離データDAの算出 MPU8は、距離演算手段として動作して、距離データ
DAを求める。即ち、MPU8は、SA[k]が極小とな
り、かつ数3で与えられる相関性CA[k](0≦k≦1
2)が最小となるkを求める。
【0050】
【数3】
【0051】MPU8は、このようにして求めたkによ
り特定される相関値SA[k−1],SA[k],SA[k
+1]を用いて、数4の補間演算により、距離データD
Aを求める。
【0052】
【数4】
【0053】2.距離データDBの算出 MPU8は、上記の「1.距離データDAの算出」と同
様に、距離演算手段として動作して、距離データDBを
求める。即ち、MPU8は、SB[k]が極小となり、か
つ数5で与えられる相関性CB[k](0≦k≦12)が
最小となるkを求める。
【0054】
【数5】
【0055】MPU8は、このようにして求めたkによ
り特定される相関値SB[k−1],SB[k],SB[k
+1]を用いて、数6の補間演算により、距離データD
Bを求める。
【0056】
【数6】
【0057】(5)最終の距離データの算出と駆動信号
の生成 本実施の形態では、MPU8は、数4及び数6で求めた
距離データDA,DBを用いて、最終的な距離データと
して、平均値(DA+DB)/2を求める。
【0058】この後、MPU8は、この平均値に基づい
て、撮影レンズ7を移動させる駆動信号を生成し、これ
を駆動装置9に送出する。
【0059】これにより、図4(a)の撮影画面に対し
て、ピント調整能力が向上した撮像装置1を実現するこ
とができる。
【0060】なお、本実施の形態では、相関値列SA
[k](0≦k≦12)及び相関値列SB[k](0≦k≦
12)は、共に0≦k≦12の全範囲について算出され
るようにしているが、どちらか一方は、他方の極小値の
kを含む0≦k≦12の一部の範囲について算出される
ようにしてもよい。例えば、図7(a)において、0≦
k≦12の全範囲について、相関値列SA[k]を求めた
場合、極小値SA[6]のk=6に基づいて設定した3≦
k≦9,或いは5≦k≦9等の範囲についてのみ、相関
値列SB[k]を求めるようにしてもよい。
【0061】また、本実施の形態では、測距部は、上記
演算プログラムがロードされたMPU8によりソフト的
に構成されるようになっているが、これに限らず、図8
に示す各手段をハード的に備えたものとして構成される
ようにしてもよい。即ち、図8において、測距部100
は、第1のアドレス指定手段101、第2のアドレス指
定手段102、データ抽出手段103、相関演算手段1
04及び距離演算手段105を備える。なお、駆動信号
生成手段106は、距離演算手段105により求められ
る最終的な距離データに基づいて、撮影レンズ7を移動
させる駆動信号を生成するものである。
【0062】第1のアドレス指定手段101は、上記の
「(1)相関値列SA[k](0≦k≦12)の算出」と
同様に、左画素アドレス列と、これと異なる右画素アド
レス列とを平行して順次生成するものである。
【0063】第2のアドレス指定手段102は、上記の
「(2)相関値列SB[k](0≦k≦12)の算出」と
同様に、左画素アドレス列と、これと異なる右画素アド
レス列とを平行して順次生成するものである。
【0064】データ抽出手段103は、上記の「(1)
相関値列SA[k](0≦k≦12)の算出」と同様に、
第1のアドレス指定手段で生成された左画素アドレスA
L及び右画素アドレスARに応じて、それぞれ左データ
列SL及び右データ列SRからデータ列DL及びデータ
列DR(以下第1のデータ列という。)を抽出し、これ
と平行に、上記の「(2)相関値列SB[k](0≦k≦
12)の算出」と同様に、第2のアドレス指定手段で生
成された左画素アドレスAL及び右画素アドレスARに
応じて、それぞれ左データ列SL及び右データ列SRか
らデータ列DL及びデータ列DR(以下第2データ列と
いう。)を抽出する。
【0065】相関演算手段104は、第1のデータ列か
ら、それぞれi(0≦i≦13)番目に抽出される画素
データDL[i]及び画素データDR[i]を用いて、数1
の演算を実行して相関値SA[k](k=0)を算出し、
これと平行して、第2のデータ列から、それぞれi(0
≦i≦13)番目に抽出される画素データDL[i]及び
画素データDR[i]を用いて、数2の演算を実行して、
相関値SB[k](k=0)を算出するものである。
【0066】距離演算手段105は、SA[k]が極小と
なり、かつ数3で与えられる相関性CA[k](0≦k≦
12)が最小となるkを求め、このkにより特定される
相関値SA[k−1],SA[k],SA[k+1]を用い
て、数4の補間演算により、距離データDAを求め、こ
れと平行して、SB[k]が極小となり、かつ数5で与え
られる相関性CB[k](0≦k≦12)が最小となるk
を求め、このkにより特定される相関値SB[k−1],
SB[k],SB[k+1]を用いて、数6の補間演算によ
り、距離データDBを求め、これらの距離データDA,
DBに基づいて、最終的な距離データを求めるものであ
る。
【0067】本発明の第2実施の形態について説明す
る。但し、本実施の形態は、第1の実施の形態と同様の
構成であり、相違する演算処理について説明する。即
ち、本実施の形態では、第1実施の形態の「(5)最終
の距離データの算出と駆動信号の生成」における最終デ
ータの演算処理が異なるだけである。
【0068】以下この演算処理について説明する。図9
(a)は、図4(a)とは異なり、同じ画像パターンが
繰り返し現れる撮影画面の一例を示す図であり、図9
(b)は、図1に示すセンサ2L,2Rで取り込まれた
図9(a)の被写体像の波形である。図9(b)におい
て、実線はSA[3]による波形であり、破線はSA[8]
による波形である。
【0069】図10(a)は、図9(a)の撮影画面か
ら、計測により得られた相関値列SA[k](0≦k≦1
2)の各値を、横軸を相関番号とし縦軸を相関値とする
座標系に表したグラフであり、図10(b)は、図9
(a)の撮影画面から、計測により得られた相関値列S
B[k](0≦k≦12)の各値を、同様の座標系に表し
たグラフである。図10(a)では、相関値列SA[k]
(0≦k≦12)はO印で表され、図10(b)では、
相関値列SB[k](0≦k≦12)はX印で表されてい
る。また、図10(a)及び(b)における破線は、ア
ナログ的に表された真値であり、□印は、真の一致点を
示す。
【0070】図10(a)に示すように、0≦k≦5の
範囲における相関値列SA[k]の極小値は、相関値SA
[3]であり、真の一致点の近傍に位置するものの、6≦
k≦12の範囲における相関値列SA[k]の極小値とな
る相関値SA[8]よりも大きい値となっている。このた
めに、相関値列SA[k](0≦k≦12)における極小
値は、相関値SA[8]のk=8となる。一方、図10
(b)においては、相関値列SB[k](0≦k≦12)
における極小値は、相関値SB[3]のk=3となってい
る。このような誤差が生じるのは、図1に示すセンサ2
L,2Rが、画素密度で決まる画素間隔毎に、結像する
像の離散的な位置の部分を画素信号として取り込むから
である。このため、微妙なシフトの違いであっても、左
右データ列SL,SRから抽出されるデータ列DL,D
Rに含まれる画素データは、例えば図5(a)と図6
(a)に示すように、大きく異なるものとなる場合があ
る。また、図1に示す画像処理部6のAD変換器の量子
化ステップの影響も受けるからである。
【0071】そこで、本実施の形態では、MPU8は、
最終的な距離データとして、数7により距離データDD
を求める。
【0072】
【数7】
【0073】図10の場合、SA[8]>SB[3]である
ので、MPU8は、最終的な距離データとして、距離デ
ータDD=DBを求める。
【0074】本発明の第3実施の形態について説明す
る。但し、本実施の形態は、第1の実施の形態と同様の
構成であり、相違する演算処理について説明する。即
ち、本実施の形態では、第1実施の形態の「(5)最終
の距離データの算出と駆動信号の生成」における最終デ
ータの演算処理が異なるだけである。
【0075】以下この演算処理について説明する。MP
U8は、距離演算手段として、相関値列SA[k](0≦
k≦12)の各々と相関値列SB[k](0≦k≦12)
の各々とを、数8の如く加算して、相関値列SC[k]
(0≦k≦12)を求める。
【0076】
【数8】SC[k]=SA[k]+SB[k] 図11は、相関値列SA[k](0≦k≦12)、相関値
列SB[k](0≦k≦12)および相関値列SC[k]
(0≦k≦12)を同一の座標系に表したグラフであ
る。図11において、O印は、相関値列SA[k](0≦
k≦12)の各値を示し、$印は、相関値列SB[k]
(0≦k≦12)の各値を示し、$印は、相関値列SC
[k](0≦k≦12)の各値を示している。なお、相関
値列SA[k]と相関値列SB[k]とが一致する場合に
は、@印で表している。
【0077】MPU8は、SC[k]が極小となり且つ数
9で与えられる相関性CC[k](0≦k≦12)が最小
となるkを求める。
【0078】
【数9】
【0079】MPU8は、数9を用いて求めたkにより
特定される相関値SC[k−1],SC[k],SC[k+
1]を用いて、数10の補間演算により、最終的な距離
データとして、距離データDCを求める。
【0080】
【数10】
【0081】なお、第1〜3実施の形態では、第1及び
第2のアドレス指定手段としてのMPU8は、それぞれ
交互に左右画素アドレスを生成するものになっている
が、これに限らず、基準部と参照部とを設けるように左
右画素アドレスを生成するものでもよい。
【0082】図12は、センサ2Lを基準部とし、セン
サ2Rを参照部とする場合の左右画素アドレス生成の様
子を示す図である。この場合、第1のアドレス指定手段
は、センサ2Lを基準部にすべく、常に“5”の左画素
アドレスを生成(指定)し、センサ2Rを参照部とすべ
く、“12”,“11”,…,“0”の順番で右画素ア
ドレスを生成(指定)する。ここで、上記実施の形態と
同様に、相関値列SA[k](0≦k≦12)を求めた場
合、極小を示すのがSA[6]であったとする。
【0083】図13は、センサ2Lを参照部とし、セン
サ2Rを基準部とする場合の左右画素アドレス生成の様
子を示す図である。この場合、左右画素アドレスは、図
12で極小を示したSA[6]時のデータ列DL,DRの
組合せを含むように生成される。即ち、相関値列SA
[k](0≦k≦12)が最小となる時の参照部(データ
列)を基準部とし、他方を参照部とする。図13の例で
は、第2のアドレス指定手段は、“0”,“1”,…,
“12”の順番で左画素アドレスを生成(指定)し、常
に“6”の右画素アドレスを生成(指定)する。この
後、上記実施形態と同様にして、相関値列SB[k](0
≦k≦12)を求めれば、2つの距離データを得ること
ができるようになる。なお、この2つの距離データに対
しても第1〜3実施の形態の最終的な距離データの演算
処理の適用が可能である。
【0084】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1,2,6記載の発明によれば、距離演算手段が、第1
及び第2のアドレス指定手段により得られた複数の第1
及び第2の相関値に基づいて、測距データを算出するこ
とで、精度・確度の高い測距データを得ることができ
る。
【0085】また、請求項3記載の発明によれば、距離
演算手段が第1及び第2の測距データの平均により測距
データを算出することで、精度の高い測距データを得る
ことができる。
【0086】また、請求項4記載の発明によれば、距離
演算手段が小さい方の極小値を有する相関値の列に基づ
いて測距データを算出することで、確度の高い測距デー
タを得ることができる。
【0087】更に、請求項5記載の発明によれば、距離
演算手段が複数の第3の相関値に基づいて測距データを
算出することで、精度の高い測距データを得ることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における撮像装置の
構成図である。
【図2】相関値列SA[k](0≦k≦12)の算出の方
法を示す図である。
【図3】相関値列SB[k](0≦k≦12)の算出の方
法を示す図である。
【図4】(a)は、主被写体がセンサの検知エリア内の
右端に位置する場合の撮影画面の一例を示す図であり、
(b)は、センサにより取り込まれた(a)の被写体像
の波形である。
【図5】図4の場合において、第1のアドレス指定手段
の動作により抽出されたデータ列DL,DRの各々に含
まれる各画素データを示す図である。
【図6】図4の場合において、第2のアドレス指定手段
の動作により抽出されたデータ列DL,DRの各々に含
まれる各画素データを示す図である。
【図7】(a)は相関値列SA[k](0≦k≦12)を
表すグラフであり、(b)は相関値列SB[k](0≦k
≦12)を表すグラフである。
【図8】撮像装置と同一の動作をする別の撮像装置の構
成図である。
【図9】(a)は同じ画像パターンが繰り返し現れる撮
影画面の一例を示す図であり、(b)はセンサにより取
り込まれた(a)の被写体像の波形である。
【図10】(a)は、図9の場合の相関値列SA[k]
(0≦k≦12)を表すグラフであり、(b)は、図9
の場合の相関値列SB[k](0≦k≦12)を表すグラ
フである。
【図11】相関値列SA[k](0≦k≦12)、相関値
列SB[k](0≦k≦12)及び相関値列SC[k](0
≦k≦12)を表すグラフである。
【図12】左のセンサを基準部とし、右のセンサを参照
部とする場合の左右画素アドレス生成の様子を示す図で
ある。
【図13】左のセンサを参照部とし、右のセンサを基準
部とする場合の左右画素アドレス生成の様子を示す図で
ある。
【図14】従来の測距装置の一部の構成図である。
【符号の説明】
1 撮像装置 2L,2R センサ 3L,3R レンズ 4L,4R ミラー 5 プリズム 6 画像処理部 7 撮影レンズ 8 MPU 9 駆動装置 10 フィルム 100 測距部 101 第1のアドレス手段 102 第2のアドレス手段 103 データ抽出手段 104 相関演算手段 105 距離演算手段 106 駆動信号生成手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を、複数の画素データを含む第
    1及び第2の画素データ列に変換する第1及び第2の変
    換手段と、所定数ずつ変位する第1及び第2の画素アド
    レスを生成する第1のアドレス指定手段と、前記第1及
    び第2の画素アドレスの変位の仕方と逆になるように、
    所定数ずつ変位する第3及び第4の画素アドレスを生成
    する第2のアドレス指定手段と、前記第1及び第2の画
    素アドレスに従って、それぞれ、前記第1及び第2の画
    素データ列から、所定画素分の画素データを含む第1及
    び第2のデータ列を抽出し、前記第3及び第4の画素ア
    ドレスに従って、それぞれ、前記第1及び第2の画素デ
    ータ列から、所定画素分の画素データを含む第3及び第
    4のデータ列を抽出するデータ抽出手段と、前記第1及
    び第2のデータ列を用いて、第1の相関値を算出し、前
    記第3及び第4のデータ列を用いて、第2の相関値を算
    出する相関演算手段と、前記相関演算手段により算出さ
    れた複数の第1及び第2の相関値に基づいて、前記被写
    体像の被写体までの距離に相当する測距データを算出す
    る距離演算手段とを備えたことを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のアドレス指定手段と前記第2
    のアドレス指定手段は、それぞれ交互に、前記第1及び
    第2の画素アドレスと前記第3及び第4の画素アドレス
    を生成することを特徴とする請求項1記載の測距装置。
  3. 【請求項3】 前記距離演算手段は、前記相関演算手段
    により算出された複数の第1の相関値に基づいて、第1
    の測距データを算出し、前記相関演算手段により算出さ
    れた複数の第2の相関値に基づいて、第2の測距データ
    を算出し、前記第1及び第2の測距データの平均によ
    り、前記測距データを算出することを特徴とする請求項
    1又は2記載の測距装置。
  4. 【請求項4】 前記距離演算手段は、前記複数の第1の
    相関値の列における極小値と前記複数の第2の相関値の
    列における極小値とを比較して、小さい方の極小値を有
    する相関値の列に基づいて、前記測距データを算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の測距装置。
  5. 【請求項5】 前記距離演算手段は、前記相関演算手段
    により算出された複数の第1の相関値の各々と複数の第
    2の相関値の各々とを加算して得られた複数の第3の相
    関値に基づいて、前記測距データを算出することを特徴
    とする請求項1又は2記載の測距装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のアドレス指定手段と前記第2
    のアドレス指定手段は、前記第1及び第2の画素アドレ
    スの組合せと前記第3及び第4の画素アドレスの組合せ
    の内、少なくとも1つの組合せにおいて、前記第1画素
    アドレスと前記第3画素アドレスとが等しく、且つ前記
    第2画素アドレスと前記第4画素アドレスとが等しくな
    るように、各画素アドレスを生成するものであることを
    特徴とする請求項1記載の測距装置。
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