JP4402161B1 - 撮像装置、画像再生装置、及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置、画像再生装置、及び撮像方法 Download PDF

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    • H04N23/81Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation

Abstract

【課題】撮像時に撮像対象に対して焦点を合わせる必要のない撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、n個の受光素子、及び受光素子に一対一に対応し、該対応する受光素子にのみ光が入射するように設けられたn個のレンズを含み、受光素子に対応する信号を出力する撮像ユニットと、受光素子の感度係数を決定するための情報を記憶する感度係数記憶部と、撮像ユニットが出力する信号と、感度係数記憶部に記憶された情報に基づき決定される感度係数とを用いて、画像を再生する画像再生部とを含む。画像再生部は、各受光素子でそれぞれ複数の仮想光点からの光を受光するというモデルにおいて、各受光素子に対応する出力信号と感度係数とを用いて各仮想光点の光束を推定し、これに対応する輝度値を、撮像領域に対応する画像の各画素の輝度値として用いることで画像を再生する。
【選択図】図1

Description

本開示は、固体撮像素子を用いた撮像技術に関する。
従来の個体撮像素子(受光素子)を用いた複眼撮像装置は、例えば下記特許文献1に記載されているように、複数のレンズと、レンズごとに複数枚配置された受光素子のセットとを、レンズの焦点距離だけ離間して配置し、各受光素子のセットによって撮像された複数の画像から、各画像の視差情報を利用して一の画像を再生する構成を採用している。
特開2007−96825号公報
しかしながら、このような構成の従来の複眼撮像装置には次のような問題がある。
1)受光素子をレンズから焦点距離だけ離間させて配置する必要があるため、撮像装置が"厚く"なってしまう。高屈折率レンズを用いることにより焦点距離を短くすることも可能であるが、そうすると不可避的に色収差等の収差が増大し、撮像画像の画質劣化を招いてしまう。
2)通常の撮像装置では、撮像時に撮像対象までの距離に応じて焦点を合わせる操作をしなければならないため、焦点を変えて連写することが困難である。例えばレンズ系が1枚のレンズで構成されている場合、焦点距離に応じてレンズを換えなければならない。また、レンズ系が複数枚のレンズで構成されている場合、レンズ間の距離を変えて焦点を合わせる必要がある。かかる点は、複眼撮像装置においても同様に問題となる。
3)撮像装置製造時にレンズ系と受光素子とを位置合わせする工程が必要となる。該工程は製品のコストアップの要因となっている。
そこで、これら課題を解決することが望まれている。
本開示の撮像装置は、n個の受光素子、及び前記受光素子に一対一に対応し、該対応する受光素子にのみ光が入射するように設けられたn(但しn>=2)個のレンズを含み、前記受光素子に対応する信号を出力する撮像ユニットと、前記受光素子の感度係数を決定するための情報を記憶する感度係数記憶部と、前記撮像ユニットが出力する信号と、前記感度係数記憶部に記憶された情報に基づき決定される感度係数とを用いて、画像を再生する画像再生部とを含み、前記画像再生部は、前記撮像ユニットが出力した信号を取得する手段と、撮像領域に複数の仮想光点を、仮想光点数m≦受光素子数nを満たすように設定する手段と、前記感度係数記憶部に記憶された情報に基づき、各受光素子について、各仮想光点に対応する感度係数を決定する手段と、仮想光点iの光束をui、仮想光点iに対応する受光素子jの感度係数をαij、仮想光点iと受光素子jとの距離をrij、前記撮像ユニットが出力する受光素子jに対応する信号をSjとした場合に、以下の式により求まるEevが閾値ε以下となるようにuiを求める手段と、
Figure 0004402161
前記求めたuiを用いて画像を形成し、出力する手段とを含む。
本開示の撮像値は、n個の受光素子、及び前記受光素子に一対一に対応して設けられたn(但しn>=2)個のレンズを含み、前記受光素子に対応する信号を出力する撮像ユニットを有するものとすることができる。
この場合において、前記レンズは、対応する受光素子にのみ光が入射するように、該対応する受光素子に重ね合わせられているものとすることができる。
別の実施形態では、さらに、前記受光素子の感度係数を決定するための情報を記憶する感度係数記憶部と、前記撮像ユニットが出力する信号と、前記感度係数記憶部に記憶された情報に基づき決定される感度係数とを用いて、画像を再生する画像再生部とを含み、前記画像再生部は、前記撮像ユニットが出力した信号を取得する手段と、撮像領域に複数の仮想光点を、仮想光点数m≦受光素子数nを満たすように設定する手段と、前記感度係数記憶部に記憶された情報に基づき、各受光素子について、各仮想光点に対応する感度係数を決定する手段と、仮想光点iの光束をui、仮想光点iに対応する受光素子jの感度係数をαij、仮想光点iと受光素子jとの距離をrij、前記撮像ユニットが出力する受光素子jに対応する信号をSjとした場合に、以下の式により求まるEevが閾値ε以下となるようにuiを求める手段と、
Figure 0004402161
前記求めたuiを用いて画像を形成し、出力する手段とを含むものとすることができる。
この場合、さらに、前記出力された画像を表示する表示部を含み、前記受光素子は、前記表示部の表示画面に配置されていてもよい。
また別の実施形態では、前記感度係数決定部に記憶される情報は、少なくとも前記レンズの特性を表す関数f(θ、φ)に関する情報を含み、ここで、θは、前記受光素子の受光平面をXY平面に一致させた3次元座標系において、前記受光素子の中心から前記仮想光点への方向とXZ平面との角度であり、φは、前記受光素子の中心から仮想光点への方向とYZ平面との角度であるものとすることができる。
さらに別の実施形態では、前記仮想光点iを設定する手段は、ユーザからの入力に基づき前記撮像領域又は前記仮想光点を設定するものとしてもよい。
さらにまた別の実施形態では、さらに、前記撮像ユニットが出力した信号を格納する撮像信号記憶部を含み、前記信号を取得する手段は、ユーザから撮影指示があった場合に、前記撮像ユニットから取得した信号を前記撮像信号記憶部に記憶し、前記uiを求める手段は、ユーザから画像再生指示があった場合に、前記撮像信号記憶部から、前記撮像ユニットが出力した受光素子jに対応する信号Sjを読み出すものとすることができる。
本開示の画像再生装置は、n(但しn>=2)個の受光素子及び前記受光素子に一対一に対応して設けられたn個のレンズを含む撮像ユニットから出力される前記受光素子に対応する信号を取得する手段と、前記受光素子の感度係数を決定するための情報を記憶する感度係数記憶部と、撮像領域に複数の仮想光点iを、仮想光点数m≦受光素子数nを満たすように設定する手段と、前記感度係数記憶部に記憶された情報に基づき、各受光素子について、各仮想光点に対応する感度係数を決定する手段と、仮想光点iの光束をui、仮想光点iに対応する受光素子jの感度係数をαij、仮想光点iと受光素子jとの距離をrij、前記撮像ユニットが出力する受光素子jに対応する信号をSjとした場合に、以下の式により求まるEevが閾値ε以下となるようにuiを求める手段と、
Figure 0004402161
前記求めたuiを用いて画像を形成し、出力する手段とを含む。
本開示の画像再生方法は、n個の受光素子及び前記受光素子に一対一に対応して設けられたn(但しn>=2)個のレンズを含む撮像ユニットから出力される信号を取得し、撮像領域に複数の仮想光点を、仮想光点数m≦受光素子数nを満たすように設定し、各受光素子について、各仮想光点に対応する感度係数を決定し、仮想光点iの光束をui、仮想光点iに対応する受光素子jの感度係数をαij、仮想光点iと受光素子jとの距離をrij、前記撮像ユニットが出力する受光素子jに対応する信号をSjとした場合に、以下の式により求まるEevが閾値ε以下となるようにuiを求め、
Figure 0004402161
前記求めたuiを用いて画像を形成し、出力する。
なお、本開示において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段や装置が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の手段や装置の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
撮像装置1のハードウェア構成を示す図。 レンズ2と受光素子4が重なり合うことを示す図。 コントローラ8の機能構成を示す図。 (A)は、受光領域402中に設定される撮像領域401及び該撮像領域401に設定される複数のセルCを示す図で、(B)は、セルCに対して複数の距離に設定される仮想光点候補を示す図。 撮像装置1の画像再生部23による処理の内容を表すフローチャート。 撮像装置1の画像再生部23による処理の内容を表すフローチャート。 (A)及び(B)は、受光素子601と光源Lとの相対的な位置関係を説明する図で、(C)は、f(θ,φ)の値を格納するテーブルを説明する図。 (A)は、撮像ユニットと表示装置を一体化した実施形態を説明する図で、(B)は、(A)に示す実施形態の利用シーンを説明する図で、(C)は、従来のテレビ電話装置の利用シーンを説明する図。
以下、撮像装置1及び撮像方法の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、撮像装置1のハードウェア構成を示す。
本実施形態の撮像装置1は、撮像ユニット5と、撮像ユニット5が出力する出力信号に基づき画像を再生するコントローラ8と、再生された画像等の情報を表示する液晶モニタ9と、撮像ユニット5からの出力信号や再生された画像等のデータを格納する可搬型記憶媒体(例えば、メモリカードなど)11とを含んで構成される。なお、撮像装置1は、従来の撮像装置が有する機構と同様の機構、例えば撮像するためのシャッター機構などを有するが、これらについては図示を省略する。
撮像ユニット5は、n(但しn>=2)個の受光素子4と、受光素子4に一対一に対応して設けられたn個のレンズ2と、各受光素子4に対応する信号を出力するための機構とを含む。
受光素子4としては、従来のイメージセンサーと同様に、フォトダイオードなどを用いることができる。各受光素子4は、撮像ユニット5内のベース基板12上に、平面的なアレイ状に配置される。このベース基板上には、受光素子4で受光した光量に基づく信号を出力するための機構として、受光素子4で光電変換された信号を転送する機構(CCD(Charge Coupled Device)素子や、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)素子)や、光電変換された信号をA/D変換する回路やノイズ除去する回路なども併せて配置することができる。
レンズ2は、受光素子4に1対1に対応して設けられる。具体的には、図2に示すように、レンズ2は、該レンズ2を通過する光が対応受光素子4にのみ入射するように、受光素子4に重ね合わせて配置される。例えば受光素子4が円形である場合、レンズ2として該円形に一致する平面を有する平凸レンズ又は半球レンズを用いれば、レンズ2の平面を受光素子4の表面に密着させて、レンズ2を通過する光が対応受光素子4にのみ入射するように配置することができる。
なお、レンズ2と受光素子4とを1対1に対応させる方法としては、受光素子4上にレンズ2を直接形成する方法や、受光素子アレイとレンズアレイとを形成しておき、受光素子とレンズとが1対1に対応するように両者を重ね合わせる方法などが考えられる。或いは、レンズ2と受光素子4とを所定の距離だけ離間して配置したうえで、受光素子4に、対応するレンズ2以外のレンズを透過した光が入射しないように、レンズ2と受光素子4との隙間を所定の部材(例えば、公知の遮光ブロックなど)で囲うことにより、レンズ2と受光素子4とを1対1に対応させる方法も考えられる。
コントローラ8は、CPU13、メモリ(RAM(Random Access Memory)14、ROM(Read Only Member)15、書き換え可能な不揮発性メモリ16など)などを含む一般的な情報処理装置又は専用装置として構成できる。
図3は、コントローラ8の機能構成を示す。
コントローラ8は、その機能手段として、撮像ユニット5の各受光素子4の感度係数を決定するための情報を記憶する感度係数記憶部21と、撮像ユニット5が出力した信号を格納する撮像信号記憶部22と、撮像ユニット5が出力する信号及び感度係数記憶部21に記憶された情報に基づき決定される感度係数とを用いて画像を再生する画像再生部23とを含む。
感度係数記憶部21は、例えばROM15によって機能的に実現される。一方、撮像信号記憶部22は、例えば可搬型記憶媒体11や不揮発性メモリ16によって機能的に実現される。
画像再生部23は、CPU13がROM15などに格納されたプログラムをRAM14上に読み出して実行することにより機能的に実現される。
画像再生部23は、撮像領域に複数の仮想光点が存在すると仮定し、各受光素子でそれぞれ該複数の仮想光点からの光を受光するというモデルを採用して、各受光素子に対応する出力信号と感度係数とを用いて各仮想光点の光束を推定し、これに対応する輝度値を、撮像領域に対応する画像の各画素の輝度値として用いることで画像を再生する。なお、光束と輝度値の対応関係には、線形又は非線形のガンマ曲線を用いることができる。
具体的には、画像再生部23は、撮像ユニット5からの出力信号を取得するデータ取得手段201と、撮像領域に複数の仮想光点を、仮想光点数m≦受光素子数nとなるように、設定する光点設定手段202と、感度係数記憶部21に記憶された情報に基づき、各受光素子4について、各仮想光点に対応する感度係数を決定する感度係数決定手段203と、仮想光点iの光束をui、仮想光点iに対応する受光素子jの感度係数をαij、仮想光点iと受光素子jとの距離をrij、撮像ユニット5から出力される受光素子jの出力信号をSjとした場合に、以下の式1により求まるEevの値が所定の閾値εより小さくなるようにuiを求める光束算出手段204と、
Figure 0004402161
求めたuiを用いて画像を形成し、出力する画像出力手段205とを含む。
最初に、撮像領域への仮想光点の設定方法について説明する。
撮像領域401は、図4(A)に示すように、撮像ユニット5が受光可能な領域全体(以下、「受光領域」という。)402のうち、画像再生の対象となる領域を表す。受光領域402内における撮像領域401の位置及び大きさは、予め決められていてもよいし、撮影の度に又は画像再生の度にユーザが指定してもよい。
撮像領域401への仮想光点の設定は、図4(A)に示すように、撮像領域401を格子状に区画して再生画像の各画素に対応するセルCを設定し、そのセルCに対してそれぞれ設定することで行う。なお、セルCの数(仮想光点の数)mは、受光素子数n以下である必要がある。
更に、本実施形態では、仮想光点の撮像ユニット5からの距離についても複数パターンを考慮する。具体的には、図4(B)に示すように、セルCごとに、撮像ユニット5の中心との距離が異なる複数の仮想光点候補を設定し、後述の方法により、仮想光点候補のうち最も評価関数Eevを小さくするものを当該セルCの仮想光点として選択する。
次に、感度係数αijについて説明する。
受光素子4の感度係数αijは、光源とレンズ2及び受光素子4との相対的な位置関係によって定まる値であり、本実施形態では、光源と受光素子4との距離に依存する関数βと、受光素子4に対応するレンズ2への光の入射角度に関する関数fとの乗算項として定義される。
関数βは、光源からの距離の2乗に反比例して光の強さが弱まるという距離減衰を表すファクターであり、受光素子jの位置を原点とする三次元座標系において、仮想光点iの座標を(xij,yij,zij)とすると、以下の式
2により表わすことができる。なお、以下の式8において、Cは光減衰定数である。
Figure 0004402161
関数fは、対応する各レンズ2の特性を表すファクターであり、例えば上記3次元座標系において受光平面をXY平面に一致させた場合、受光素子jの中心から仮想光点iへの方向とXZ平面との角度θ、受光素子jの中心から仮想
光点iへの方向とYZ平面との角度φの関数として表すことができる。なお、
θ、φは、それぞれ以下の式3及び式4により表わされる。
Figure 0004402161
Figure 0004402161
従って、本実施形態における感度係数αijは、関数β及び関数fを用いて以下の式5のように表すことができる。
Figure 0004402161
そこで、本実施形態では、各受光素子4の感度係数αijを決定するための情報として、関数β中のC及び関数fの情報を感度係数記憶部21に記憶するものとする。C及び関数fは、予めキャリブレーションを行うことにより決定することができる。なお、各レンズ2について例えば製造元から予め関数fの情報が提供されている場合はその情報を記憶し用いてもよい。また、関数fの情報は、各受光素子4に対応するレンズ2が共通の特性を持つと考えられる場合は、各受光素子4に共通としてよいし、各受光素子4に対応するレンズ2が異なる特性を持つと考えられる場合は、受光素子4及びレンズ2のセットごとに異なる情報を用いてもよい。
次に、評価関数Eev及び基本評価関数Eついて説明する。
本実施形態では、上述したように、1つの受光素子4は、複数の仮想光点i(1≦i≦m)からの光を受光するというモデルを採用するため、仮想光点iの光束をui、仮想光点iに対する受光素子jの感度係数をαijとすると、受光素子jに対応する理想出力信号Ojは、以下の式6により求めることができる。
Figure 0004402161
従って、受光素子jに対応する出力信号Sjと理想出力信号Ojとの差を部分推定誤差ejとすると、n個の受光素子に関する部分推定誤差の二乗の和を基本評価関数Eとして、以下の式7のように表わすことができる。
Figure 0004402161
ここで、受光素子jに対応する出力信号Sjは、撮像ユニット5からの出力信号であり、感度係数αijは感度係数記憶部21に記憶される情報及び仮想光点と受光素子との相対的な位置に基づいて求めることができるため、未知なのはuiのみである。そこで、受光素子jに関する部分推定誤差ejに着目して、ejを未知数uiに関して整理すると、以下の式8のように未知数uiを含まない項と含む項とに分離することができる。
Figure 0004402161
なお、この式において、(Sj−Oj+αij・ui)の項は、理想出力信号Ojに含まれる未知数ui成分が相殺されているので、未知数uiを含まない項となっている。
かかるejについての式変形を基本評価関数Eに適用することで、以下の式9のように基本評価関数Eを未知数uiに関する下に凸の二次関数として表すことができる。
Figure 0004402161
ここで、基本評価関数Eにおいてuiを変数とみた場合、m個の変数uiは1次独立な関係にあるので、m個の変数uiがそれぞれ最小値を取る場合に基本評価関数Eは最小となる。従って、変数uiごとに独立して基本評価関数Eの最小化操作を行うことが可能である。
そこで、式9を以下の式10のように変形する。
Figure 0004402161
ここで、A、B、Cは、それぞれ以下の式11乃至13のように表
される。
Figure 0004402161
このとき、基本評価関数Eを最小化する変数uiの値、すなわち二次関数の軸値は、B/Aとなる。さらに、このu=B/Aの式を、以下のよ
うに変形することにより、変数uiの更新式14を求めることができる。
Figure 0004402161
上記の更新式14を用いて各仮想光点の光束であるuiを計算する処理フローについては後述する。
ここで、本実施形態では、基本評価関数Eをそのまま用いるのではなく、式1に示すように、仮想光点iと受光素子jとの距離を表す変数rijの二乗項rij 2を導入した評価関数Eevを用いて、各仮想光点の光束であるuiを計算する。
以下、評価関数Eevを用いる理由について説明する。
撮像ユニット5の近くに設定される仮想光点は、受光素子で受光する際の距離減衰が小さく、従って感度係数αijは大きくなる。式9に示される二次関数においてui 2の係数にαij 2の項が含まれることから、撮像ユニット5の近くに設定される仮想光点ほど、ui 2の係数が大きくなり、基本評価関数Eに対する感度が高くなる。このことは、仮想光点の光束の変化量が同じであっても、撮像ユニット5の近くに設定される仮想光点ほど、基本評価関数Eの値を大きく変化させることができることを意味する。そのため、撮像ユニット5の中心との距離が異なる複数の仮想光点候補を設定し、仮想光点候補のうち最も基本評価関数Eを小さくするものを当該セルCの仮想光点として選択するアルゴリズムを採用した場合、撮像ユニット5の近くに設定される仮想光点候補ほど基本評価関数を容易に低下させることができるため選択されやすくなるという問題が生じる。
そこで、本実施形態では、このような距離減衰の影響を除くため、仮想光点と撮像ユニットとの間の距離に関して正規化した評価関数Eevを用いている。具体的には、評価関数Eevは、前記距離の二乗項rij 2を導入し、ui 2の係数がαij 2とrij 2の乗算項を含むように構成している。撮像ユニット5の近くに設定される仮想光点は、感度係数αijが大きくなる一方距離rijが小さくなり、撮像ユニット5から遠くに設定される仮想光点は、感度係数αijが小さくなる一方距離rijは大きくなる。そのため、上記のように構成した評価関数Eevでは、ui 2の係数が正規化され、その結果、評価関数Eevに対するuiの感度を平準化することができる。
なお、評価関数Eevを用いて前述と同様の式変形を行うことにより、以下の変数uiの更新式15を求めることができる。
Figure 0004402161
図5及び図6は、撮像装置1の画像再生部23による処理の内容を表すフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って、処理の内容を説明する。なお、本明細書において、フローチャート等に示す各工程(符号が付与されていない部分的な工程を含む)は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
画像再生部23のデータ取得手段201は、撮像装置1のシャッターボタンが押されるなどしてユーザから撮影指示があったことを検出すると、撮像ユニット5から各受光素子4に対応する出力信号を取得し(ST301)、撮像信号記憶部22に格納する(ST302)。
次に、画像再生部23の光点設定手段202は、図4(A)に示すように、受光領域402中に撮像領域401を設定し、該撮像領域401を格子状に区画してm個のセルCi(i=1〜m)を設定する(ST303)。
次に、各セルCiに対応して設定する仮想光点iについて、光束uiの初期値と、撮像ユニット5の中心からの基準距離Riの初期値とを設定する(ST304)。各初期値は、セルCiに共通としても良く、また異なる値であっても良い。例えば、光束uiの初期値を0とし、基準距離Riの初期値を5[m]とすることが考えられる。
次に、光点設定手段202は、変数pを初期化する(初期値=1)(ST305)。
次に、光点設定手段202は、変数pにより特定されるセルCpを選択する(ST306)。
次に、光点設定手段202は、該選択したセルCpに対し、基準距離Rpを例えば中央値とするK個の候補距離を決定し、図4(B)に示すように、撮像ユニット5の中心とセルCpとを結ぶ直線上において撮像ユニット5の中心から該決定した候補距離だけ離間した位置にK個の仮想光点候補ik(k=1〜K)を設定し、その光束upkを全てupに設定する。また、セルCp以外のセルCiに対し、撮像ユニット5の中心とセルCiとを結ぶ直線上において撮像ユニット5の中心から基準距離Riだけ離間した位置に、仮想光点iを設定する(ST307)。なお、候補距離の間隔やKの値はコントローラ8の演算能力に応じて定めればよい。また、候補距離が負となる場合は、対応する仮想光点候補は設定しないものとする。
次に、感度係数決定手段203は、セルCpに対応するK個の仮想光点候補ik(k=1〜K)について、各受光素子jに対応する感度係数αpjkを決定する。また、セルCp以外のセルCiに対応する仮想光点iについて、各受光素子jに対応する感度係数αijを決定する(ST308)。
感度係数αpjkは、上述したように、感度係数記憶部21を参照し、受光素子jと仮想光点候補ikとの間の距離rpjk及び光減衰定数Cを用いて関数βの値を決定し、受光素子jと仮想光点候補ikと相対的な位置関係に依存して定まるθ、φを用いて関数fの値を決定し、両者を乗算することにより求めることができる。また、感度係数αijは、同様に、受光素子jと仮想光点iとの間の距離rij及び光減衰定数Cを用いて関数βの値を決定し、受光素子jと仮想光点iと相対的な位置関係に依存して定まるθ、φを用いて関数fの値を決定し、両者を乗算することにより求めることができる。
次に、光束算出手段204は、K個の仮想光点候補ik(k=1〜K)それぞれについて、仮想光点候補ikの光束upk、仮想光点iの光束ui、感度係数αpjk、αij、距離rpjk、及び、撮像信号記憶部22に記憶される各受光素子jの出力信号Sjを用いて、以下の式16により、光束upkの更新値を求める(ST309)。上述したように、評価関数Eevはupkの二次関数とみなすことができるため、式14をupkについて適用して得られる下記式16に従ってupkの値を軸値をとるように更新することで、評価関数Eevを減少させることができる。なお、下記式16において、Ojは、i=pについては、αij=αpjk、ui=upkとして計算する。
Figure 0004402161
次に、光束算出手段204は、K個の仮想光点候補ik(k=1〜K)それぞれについて、仮想光点候補ikの光束upk、仮想光点iの光束ui、感度係数αpjk、αij、距離rpjk、及び各受光素子jの出力信号Sjを用いて、以下の式17により、評価関数Eevの値を計算する(ST310)。
Figure 0004402161
次に、光束算出手段204は、K個の仮想光点候補ik(k=1〜K)のうち前記計算した評価関数Eevの値が最小となるものを、セルCpに対応する仮想光点iとして決定し(ST311)、該決定した仮想光点候補ikの光束upkをupとして記憶するとともに、該決定した仮想光点候補ikに対応する距離rpjkをセルCpに対応する基準距離Rpとして記憶する(ST312)。
次に、pの値を+1インクリメントし(ST313)、pの値がm(セルCの個数)より大きいかどうかを判断する(ST314)。
pの値がm以下の場合、画像再生部23は、ST306へ移行し、次のセルCについて、ST306〜ST314の処理を実行する。
一方、pの値がmより大きい場合、すなわちm個のセルCについて仮想光点iの決定が完了した場合、光束算出手段204は、直前のST311において最小値を与えた評価関数Eevの値が、終了条件として予め与えられる閾値εより小さいかどうかを判断する(ST315)。
直前のST311において最小値を与えた評価関数Eevの値が閾値ε以上である場合、画像再生部23は、ST305へ移行し、ST305〜ST315の処理を実行する。
一方、直前のST311において最小値を与えた評価関数Eevの値が閾値εより小さい場合、画像出力手段205は、各セルCに対応する仮想光点iの光束uiを用いて画像を形成し、例えば液晶モニタ9に出力して(ST316)、処理を終了する。なお、形成した画像をメモリ(可搬型記憶媒体11又は不揮発性メモリ16など)に記録(出力)してもよい。
本実施形態の撮像装置1によれば、レンズ2を、対応する受光素子4から焦点距離だけ離間させる必要がないため、従来の撮像装置のようにレンズと受光素子とを焦点距離だけ離間させる場合と比較して、撮像装置1(撮像ユニット5)を薄く作ることができる。
また、各受光素子でそれぞれ複数の仮想光点からの光を受光するというモデルを採用して、各受光素子に対応する出力信号と感度係数とを用いて各仮想光点の光束を推定し、これに対応する輝度値を、撮像領域に対応する画像の各画素の輝度値として用いることで画像を再生するため、撮像時に、撮像対象に焦点を合わせる操作が不要となり、その結果、連続撮影を高速に行うことが可能となる。この場合、連続撮影した画像を連続再生・表示すれば、動画の再生も可能である。
特に、画像再生部23は、ユーザからの撮影指示を検出した場合に、撮像ユニット5から取得したデータをメモリ(可搬型記憶媒体11又は不揮発性メモリ16など)に記憶しておき、ユーザから画像再生の指示を受けた場合に、画像を再生することで、画像再生処理の処理時間にかかわらず、連続撮影を高速に行う(撮像ユニットの出力データを取得する)ことが可能となる。
さらに、レンズ2と受光素子4とが一対一に対応し、且つ両者を近接させて(接触させて)撮像ユニット5を構成できるので、レンズ系とイメージセンサーとの位置合わせに関する負担を大きく軽減することができる。
また、本実施形態によれば、画像再生処理において各仮想光点までの距離情報(ST312において記憶する距離rpjk)も併せて取得できるため、3次元距離センサーとしても利用することができる。
以上、本開示の一実施形態を説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。
[変形例]
例えば、撮像ユニット5について、カラーフィルタにより色分解された光がレンズ2を介して受光素子4で受光されるように構成すれば、カラー画像を撮像し再生することができる。
また、レンズ2の特性を表すファクターである関数f(θ,φ)は、以下のキャリブレーションを行うことにより決定することができる。
例えば、図7(A)に示すように、受光素子601の位置を原点とし、受光素子601の受光平面をxy平面と一致させた三次元座標系に、光源Lを配置する。具体的には、光源Lを、受光素子601からの距離がr1、図7(B)に示すように受光素子601から光源Lへの方向とxz平面との角度がθ1、受光素子601から光源Lへの方向とyz平面との角度がφ1となる位置に、配置する。そして、光源Lにおいて光束uの光を発光させ、その光をレンズを介して受光素子601で受光する。
この場合、β1=C/r1 2、θ1、φ1である場合の感度係数αは、光束u及び受光素子601に対応して出力される信号Sを用いて、以下の式18により求めることができる。
Figure 0004402161
ここで、前述のとおり、感度係数αは、βとf(θ,φ)との乗算項として定義されるので、関数f(θ1,φ1)は、上記求めたαをβ1で除算することにより求められる。
そこで、光源Lの位置、又は受光素子601及びレンズ602の位置を変更して、種々のθ1、φ1に対応するf(θ1,φ1)を求め、例えばf(θ,φ)=g1(θ)g2(φ)(g1、g2はガウス関数)のようにガウス関数の積を当てはめて、関数f(θ,φ)を決定する。この場合、感度係数記憶部21には、g1(θ)及びg2(φ)それぞれのパラメータである平均値、分散を記憶しておけば良い。
このようにして関数f(θ,φ)を決定し、そのパラメータを記憶しておくことで、画像再生処理を実行する際に、撮像領域やセルCの設定に応じて定まる任意のθ、φについて関数f(θ,φ)の値を求めることができる。
なお、感度係数記憶手段21に、関数f(θ,φ)のパラメータを記憶する代わりに、図7(C)に示すように、θ及びφの値に対応づけてf(θ,φ)の値を格納するテーブルを記憶するように構成してもよい。また、撮像装置1は、ユーザの指示に従って光減衰定数Cや関数f(θ,φ)を決定し、その情報を感度係数記憶部21に記憶するキャリブレーション機能を有していてもよい。
また、上述したように、撮像領域のへの仮想光点の設定は、撮影の度に又は画像再生の度にユーザが指定することができるが、更に、セルCの設定(仮想光点の設定)についても、撮影の度に又は画像再生の度にユーザが指定する構成としてもよい。このように構成した場合、仮想光点数m≦受光素子数nという条件を満たす範囲で、ユーザが解像度を自由に設定して画像を再生することが可能となる。
特に、撮像領域の設定、セルCの設定はともに画像再生処理において必要となる情報であるから、撮像時にはこれらを設定せずに撮像ユニットの出力データを取得し、画像再生時にこれらをユーザが設定して画像を再生することが可能である。このように構成した場合、ユーザは、画像再生時に、受光領域中の任意の領域を撮像領域(画像再生領域)として選択し、該撮像領域に対し仮想光点数m≦受光素子数nという条件を満たす範囲で任意の解像度を設定して、画像を再生することが可能となる。
また、本開示の撮像装置は、内視鏡カメラや、テレビ電話装置(テレビ会議装置)に適用することができる。テレビ電話装置に適用する場合、図8(A)に示すように、通話先の画像(通話相手の顔の画像)を表示する表示装置701と本開示の撮像ユニット5とを組み合わせて一体化することができる。具体的には、本開示の撮像ユニット5のレンズ2と受光素子4の複数の組703が表示装置701の表示画面(液晶パネルなど)上に所定の間隔で(例えば、通話時に想定される人物表示領域に一様に分散して)配置されるように、撮像ユニット兼表示装置を構成する。従来のテレビ電話装置では、図8(C)に示すように、撮像ユニット801と表示装置802とが別体となっているため(例えば、液晶ディスプレイの上部にカメラが取り付けられるなど)、表示画面上に表示される人物と視線を合わせて通話することが難しいという問題がある。一方、上記のように、表示装置701と本開示の撮像ユニット5とを組み合わせて一体化する構成によれば、表示画面上に撮像ユニット5が配置されるので、図8(B)に示すように、表示画面上に表示される人物と視線を合わせて通話することが可能となる。
なお、当業者にとっては、明細書、請求の範囲、または図面のどれであるかにかかわらず複数の選択的な用語を提示している択一的な単語や句は実質的にすべて、その用語のうちどれか一つ、用語のいずれか、または両方の用語を含む可能性が意図されていると理解されるべきことが理解される。例えば、「A又はB」という句は、「A」または「B」または「A及びB」の可能性が含まれる。
1 撮像装置
2 レンズ
4 受光素子
5 撮像ユニット
8 画像再生部
9 液晶モニタ
11 可搬型記憶媒体
12 ベース基板
13 CPU
14 RAM
15 ROM
16 不揮発性メモリ
21 感度係数記憶部
22 撮像信号記憶部
23 画像再生部
201 データ取得手段
202 光点設定手段
203 感度係数決定手段
204 光束算出手段
205 画像出力手段
401 撮像領域
402 受光領域
601 受光素子
602 レンズ

Claims (10)

  1. n個の受光素子、及び前記受光素子に一対一に対応し、該対応する受光素子にのみ光が入射するように設けられたn(但しn>=2)個のレンズを含み、前記受光素子に対応する信号を出力する撮像ユニットと、
    前記受光素子の感度係数を決定するための情報を記憶する感度係数記憶部と、
    前記撮像ユニットが出力する信号と、前記感度係数記憶部に記憶された情報に基づき決定される感度係数とを用いて、画像を再生する画像再生部とを含み、
    前記画像再生部は、
    前記撮像ユニットが出力した信号を取得する手段と、
    撮像領域に複数の仮想光点を、仮想光点数m≦受光素子数nを満たすように設定する手段と、
    前記感度係数記憶部に記憶された情報に基づき、各受光素子について、各仮想光点に
    対応する感度係数を決定する手段と、
    仮想光点iの光束をui、仮想光点iに対応する受光素子jの感度係数をαij、仮想光点iと受光素子jとの距離をrij、前記撮像ユニットが出力する受光素子jに対応する信号をSjとした場合に、以下の式により求まるEevが閾値ε以下となるようにuiを求める手段と、
    Figure 0004402161
    前記求めたuiを用いて画像を形成し、出力する手段とを含む撮像装置。
  2. n個の受光素子、及び前記受光素子に一対一に対応して設けられたn(但しn>=2)個のレンズを含み、前記受光素子に対応する信号を出力する撮像ユニットと、
    撮像領域に複数の仮想光点を設定し、各受光素子でそれぞれ該複数の仮想光点からの光を受光するというモデルに基づいて、前記撮像ユニットが出力した各受光素子に対応する信号と、各仮想光点に対応する各受光素子の感度係数とを用いて各仮想光点の光束を求め、該求めた光束を用いて画像を形成し、出力する画像再生部と
    を有する撮像装置。
  3. 前記レンズは、対応する受光素子にのみ光が入射するように、該対応する受光素子に重ね合わせられている、請求項2に記載の撮像装置。
  4. n個の受光素子、及び前記受光素子に一対一に対応して設けられたn(但しn>=2)個のレンズを含み、前記受光素子に対応する信号を出力する撮像ユニットと、
    前記受光素子の感度係数を決定するための情報を記憶する感度係数記憶部と、
    前記撮像ユニットが出力する信号と、前記感度係数記憶部に記憶された情報に基づき決定される感度係数とを用いて、画像を再生する画像再生部とを含み、
    前記画像再生部は、
    前記撮像ユニットが出力した信号を取得する手段と、
    撮像領域に複数の仮想光点を、仮想光点数m≦受光素子数nを満たすように設定する手段と、
    前記感度係数記憶部に記憶された情報に基づき、各受光素子について、各仮想光点に対応する感度係数を決定する手段と、
    仮想光点iの光束をui、仮想光点iに対応する受光素子jの感度係数をαij、仮想光点iと受光素子jとの距離をrij、前記撮像ユニットが出力する受光素子jに対応する信号をSjとした場合に、以下の式により求まるEevが閾値ε以下となるようにuiを求める手段と、
    Figure 0004402161
    前記求めたuiを用いて画像を形成し、出力する手段とを含む撮像装置
  5. さらに、前記出力された画像を表示する表示部を含み、
    前記受光素子は、前記表示部の表示画面に配置される、請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記感度係数決定部に記憶される情報は、少なくとも前記レンズの特性を表す関数f(θ、φ)に関する情報を含み、
    ここで、θは、前記受光素子の受光平面をXY平面に一致させた3次元座標系において、前記受光素子の中心から前記仮想光点への方向とXZ平面との角度であり、φは、前記受光素子の中心から仮想光点への方向とYZ平面との角度である、請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記仮想光点iを設定する手段は、ユーザからの入力に基づき前記撮像領域又は前記仮想光点を設定する、請求項4に記載の撮像装置。
  8. さらに、前記撮像ユニットが出力した信号を格納する撮像信号記憶部を含み、
    前記信号を取得する手段は、ユーザから撮影指示があった場合に、前記撮像ユニットから取得した信号を前記撮像信号記憶部に記憶し、
    前記uiを求める手段は、ユーザから画像再生指示があった場合に、前記撮像信号記憶部から、前記撮像ユニットが出力した受光素子jに対応する信号Sjを読み出す、請求項4に記載の撮像装置。
  9. n(但しn>=2)個の受光素子及び前記受光素子に一対一に対応して設けられたn個のレンズを含む撮像ユニットから出力される前記受光素子に対応する信号を取得する手段と、
    前記受光素子の感度係数を決定するための情報を記憶する感度係数記憶部と、
    撮像領域に複数の仮想光点iを、仮想光点数m≦受光素子数nを満たすように設定する手段と、
    前記感度係数記憶部に記憶された情報に基づき、各受光素子について、各仮想光点に対応する感度係数を決定する手段と、
    仮想光点iの光束をui、仮想光点iに対応する受光素子jの感度係数をαij、仮想光点iと受光素子jとの距離をrij、前記撮像ユニットが出力する受光素子jに対応する信号をSjとした場合に、以下の式により求まるEevが閾値ε以下となるようにuiを求める手段と、
    Figure 0004402161
    前記求めたuiを用いて画像を形成し、出力する手段とを含む画像再生装置。
  10. n個の受光素子及び前記受光素子に一対一に対応して設けられたn(但しn>=2)個のレンズを含む撮像ユニットから出力される信号を取得し、
    撮像領域に複数の仮想光点を、仮想光点数m≦受光素子数nを満たすように設定し、
    各受光素子について、各仮想光点に対応する感度係数を決定し、
    仮想光点iの光束をui、仮想光点iに対応する受光素子jの感度係数をαij、仮想光点iと受光素子jとの距離をrij、前記撮像ユニットが出力する受光素子jに対応する信号をSjとした場合に、以下の式により求まるEevが閾値ε以下となるようにuiを求め、
    Figure 0004402161
    前記求めたuiを用いて画像を形成し、出力する、画像再生方法。
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