JPH0486067A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はファクシミリ装置に係り、特に、ｌ５ＤＮ網の
ように複数の情報を同時に送受信可能な回線網に接続さ
れ、複数の画情報を同時に送受信可能なファクシミリ装
置に関する。

（従来技術） 従来のファクシミリ装置の伝送網は主として電話網や加
入電信網であったが、近年では、デジタル情報を対象と
したｌ５ＤＮ網が用いられるようになってきている。

ｌ５ＤＮ網とは、電話、ファクシミリ装置、データ、ビ
デオテレックスなどの各種メディアの情報をデジタル形
式で統一し、これらの各種メディアに対する通信サービ
スを同じ番号で、１つの加入契約の下に統一した回線網
である。

ｌ５ＤＮ網は、基本的には６４　ｋｂｐｓのＢチャンネ
ル２本と、１６ｋｂｐｓのＤチャンネル１本の計３本に
よって構成され、各チャンネルは時分割多重化によって
同時に使用することが可能である。

ｌ５ＤＮ網にはＧ４インターフェイスを有するファクシ
ミリ装置がｌ５ＤＮインターフエイスを介して接続され
、２本のＢチャンネルを利用して、２種類の画情報を同
時に送受信可能なファクシミリ通信が０４モードで行わ
れる。

（発明が解決しようとする課題） 上記したように、ｌ５ＤＮ網を利用したファクシミリ通
信では、２つのＢチャンネルを利用して同時に異なる２
つの通信を行うことが可能であるが、２つのチャンネル
は空きがあれば送信／受信のいずれにも使用できるため
、２つのチャンネルが共に受信用に使用されて送信がで
きなくなったり、２つのチャンネルが共に送信用に使用
されて受信ができなくなったりして、緊急時の送受信に
支障をきたすという問題があった。

本発明の目的は、上記した問題点を解決して、必要に応
じて少なくとも一方のチャンネルの機能を発信専用ある
いは着信専用といったように特定し、発信または着信が
制限されるようにしたファクシミリ装置を持供すること
にある。

（課題を解決するための手段および作用）上記した目的
を達成するために、本発明では、複数のチャンネルを有
する回線に接続されて複数の異なる通信を同時に行うフ
ァクシミリ装置において、画情報の発信を制御する発信
制御手段と、画情報の着信を制御する着信制御手段と、
発信中のチャンネル数を検出する発信検出手段と、着信
中のチャンネル数を検出する着信検出手段と、各チャン
ネルの使用モードを設定する使用モード設定手段と、発
信中のチャンネル数、着信中のチャンネル数、および使
用モードに基づいて、発信制御手段および着信制御手段
に発着信の許可／禁止を指示する発着信許可手段とを具
備した。

上記した構成によれば、各チャンネルが使用中であるか
否か、あるいは各チャンネルが着信用として使用中か発
信用として使用中かといった各チャンネルの使用状況と
使用モードとに応じて、空きチャンネルの使用形態が制
限されるので、使用モードの設定によって、発信あるい
は着信を制限することができるようになる。

したがって、使用モードを着信優先とすれば、発信が制
限されるので着信が受は付けられない確率が減少する。

また、発信優先とすれば、着信が制限されるので発信が
受は付けられない確率が減少する。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例であるファクシミリ装置の機
能ブロック図である。本発明のファクシミリ装置は、通
常のファクシミリ装置が有する機能を全て備えているが
、説明を分かり易くするために、図では本発明の説明に
必要な機能のみが示されている。

また、以下の説明では、チャンネル数が２チヤンネルの
場合を例にあげて説明するが、本発明はこれのみに限定
されるものではなく、２チャンネル以上の場合にも適用
可能である。

発信制御手段１１は、読取部１７で読み取られた画情報
の通信回線１０への出力を制御する。着信制御手段１２
は、通信回線１ｏを介して入力される画情報の記録部１
８への出力を制御する。

発信検出手段１３は、発信中のチャンネルの数を検出す
る。着信検出手段１４は、着信中のチャンネルの数を検
出する。使用モード設定手段１６には、各チャンネルの
使用モードが登録される。

発着信許可手段１５は、前記発信中のチャンネルの数、
着信中のチャンネルの数、および使用モードに基づいて
、前記発信制御手段および着信制御手段に発着信の許可
／禁止を指示する。

第２図は、発着信許可手段１５が発信中のチャンネルの
数、着信中のチャンネルの数、および使用モードに基づ
いて発着信を許可するための判断テーブルを示した図で
ある。本実施例では５つの使用モードが用意されており
、各使用モードでは以下のような判断が成される。

■制御オフモード 本発明に係る制御は行われず、空きチャンネルは発信用
としての使用および着信用としての使用のいずれもが許
可される。

■固定モード 両チャンネルが共に発信用あるいは着信用に使用される
ことを禁止するモードであり、一方のチャンネルが発信
用に使用されると他方のチャンネルは受信用としての使
用のみが許可され、一方のチャンネルが着信用に使用さ
れていると他方のチャンネルは発信用としての使用のみ
が許可される。

■発信優先モード 両チャンネルが共に着信用に使用されることを禁止する
モードであり、一方のチャンネルが発信用に使用される
と他方のチャンネルは発信用７着信用のいずれの使用も
許可され、一方のチャンネルが着信用に使用されている
と他方のチャンネルは発信用としての使用のみが許可さ
れる。

■発信専用モード 各チャンネルが着信用に使用されることを禁止するモー
ドであり、各チャンネルとも発信用としての使用のみが
許可される。

■着信優先モード 両チャンネルが共に発信用に使用されることを禁止する
モードであり、一方のチャンネルが着信用に使用される
と他方のチャンネルは発信用７着信用のいずれの使用も
許可され、一方のチャンネルが発信用に使用されている
と他方のチャンネルは着信用としての使用のみが許可さ
れる。

■着信専用モード 各チャンネルが発信用に使用されることを禁止するモー
ドであり、各チャンネルとも着信用としての使用のみが
許可される。

このような構成において、使用モード設定手段１６によ
って発信専用モードが設定されると、発着信許可手段１
５は発信制御手段１１に対しては発信許可、着信制御手
段１２に対しては着信禁止を指示する。また、着信専用
モードが設定さ慇ると、発信制御手段１１に対しては発
信禁止、着信制御手段１２に対しては着信許可を指示す
る。

一方、制御オフモード、固定モード、発信優先モード、
および着信優先モードのいずれかが設定されると、発着
信許可手段１５は発信制御手段１１および着信制御手段
１２に、それぞれ発信許可および着信許可を指示する。

以下、使用モードとして固定モードが設定された場合と
着信優先モードが設定された場合とを例にあげて、第１
図の機能を説明する。

固定モードにおいて、各チャンネルが共に空き状態のと
きに画情報が着信すると、着信制御手段１２が該画情報
を受信して記録部１８へ出力し、着信検出手段１４は着
信検出信号Ｓ１を発着信許可手段１５に出力する。記録
部１８は入力された画情報をプリントアウトする。なお
、画像メモリを付加し、画情報を一旦画像メモリに蓄積
するようにしても良い。

着信検出信号Ｓ１が入力された発着信許可手段１５は使
用モードに応じて発着信の許可／禁止を見直し、発信制
御手段１１に対する発信許可はそのままで、着信制御手
段１２に対して着信禁止を指示する。したがって、この
通信が終了するまで当該ファクシミリ装置による着信は
禁止され、発信のみが可能になる。

画情報の受信が完了すると、着信検出手段１４がこれを
検出して着信検出信号Ｓ１の出力を停止する。発着信許
可手段１５は着信制御手段１２に対して再び着信許可を
指示する。

このようにすれば、２つのチャンネルが共に発信用ある
いは着信用に使用されることが無いので、緊急時の発信
や着信が妨げられてしまう確率が減少する。

一方、着信優先モードにおいて、各チャンネルが共に空
き状態のときに画情報が着信すると、前記と同様に記録
部１８が入力された画情報をプリントアウトし、着信検
出手段１４が着信検出信号Ｓ１を発着信許可手段１５に
出力する。

着信検出信号Ｓ１が入力された発着信許可手段１５は使
用モードに応じて発着信の許可／禁止を見直すが、当茨
着信優先モードでは、引き続き発信制御手段１１には発
信許可、着信制御手段１２には着信許可を指示する。

また、各チャンネルが共に空き状態のときに画情報を発
信すると、発信検出手段１３が発信検出信号Ｓ２を発着
信許可手段１５に出力する。

着信検出信号Ｓ２が入力された発着信許可手段１５は使
用モードに応じて発着信の許可／禁止を見直し、発信制
御手段１１には発信禁止を指示し、着信制御手段１２に
は着信許可を指示する。

したがって、この通信が終了するまで当該ファクシミリ
装置による発信は禁止され、着信のみが可能になる。

画情報の発信が完了すると、発信検出手段１３がこれを
検出して発信検出信号Ｓ２の出力を停止する。発着信許
可手段１５は発信制御手段１１に対して再び発信許可を
指示する。

このようにすれば、２つのチャンネルのうちの少なくと
も一方は常に着信用として使用されるので、緊急時の着
信が妨げられてしまう確率が減少する。

なお、他の使用モードでの動作内容は上記した説明から
容易に理解できるので、その説明は省略する。

第３図は、上記した本発明の機能を実現するファクシミ
リ装置の一実施例のブロック図である。

当該ファクシミリ装置は、−数的なファクシミリ装置が
有する構成として、操作部２１、システム制御部２３、
画情報を蓄積する画像メモリ２４、プリンタ２５、スキ
ャナ２６を有する。

また、ＩＳＤＭ網に接続してＧ４モードでのファクシミ
リ通信を行うための構成として、ｌ５ＤＮ網との接続を
制御する回線制御部（ＮＣＵ）３０．Ｇ４モードでの通
信を制御する０４制御部２２、着信カウンタ２８、およ
び発信カウンタ２９を有している。

また、判断テーブル３１には前記第２図に関して説明し
たような、各使用モードごとに発着信の許可／禁止を定
めた情報が登録されている。

このような構成において、初めにオペレータが操作部２
１を操作して前記した使用モードのいずれかを入力する
と、該使用モードがシステム制御部２３に登録される。

システム制御部２３は、該使用モードおよび判断テーブ
ル３１に登録された情報に基づいて、前記したように画
情報の発着信の許可／禁止を制御する。

以下、使用モードとして発信優先モードが登録された場
合を例にあげて、本実施例の動作を説明する。

発信優先モードが設定されると、システム制御部２３は
自身の発信機能および着信機能を動作許可状態にする。

発信優先モードにおいて、各チャンネルが共に空き状態
のときに画情報が受信されると、該画情報はＮＣＵ３Ｏ
およびＧ４制御部２２を介して画像メモリ２４に蓄積さ
れる。このとき、着信カウンタ２８がセットされる。

着信カウンタ２８がセットされると、システム制御部２
３は使用モード、判断テーブル３１、および着信カウン
タ２８の値に基づいて発着信の許可／禁止を制御し、第
２図から明らかなように、自身の発信機能を動作許可状
態にしたままで着信機能を動作禁止状態にする。

したがって、この通信が終了するまで当該ファクシミリ
装置による着信は禁止され、発信のみが可能になる。画
情報の受信が完了すると、着信カウンタ２８がリセット
され、再び着信機能が作動する。

本実施例によれば、発信優先モードでは２つのチャンネ
ルが共に着信用に使用されてしまうことが無く、少なく
とも一方のチャンネルは発信用として使用されるので、
緊急時の発信が妨げられてしまう確率が減少する。

なお、他の使用モードでの動作内容は上記した説明から
容易に理解できるので、その説明は省略する。

（発明の効果） 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、使用
モードを例えば着信優先に設定すれば、発信が制限され
るので着信が受は付けられない確率が減少する。また、
例えば発信優先に設定すれば、着信が制限されるので発
信が受は付けられない確率が減少する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の機能ブロック図、第２図は発着信の許
可／禁止を設定する判断テーブルを示した図、第３図は
本発明の一実施例のブロック図である。 １０・・・通信回線、１１・・・発信制御手段、着信制
御手段、１３・・・発信検出手段、１信検出手段、１５
・・・発着信許可手段、１用モ一ド設定手段、１７・・
・読取部、１８部 １２・・・ ４・・・着 ６・・・使 ・・・記録 代理人弁理士　平木通人　外１名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のチャンネルを有する回線に接続され、複数
   の異なる通信を同時に行うファクシミリ装置において、 画情報の発信を制御する発信制御手段と、 画情報の着信を制御する着信制御手段と、 発信中のチャンネル数を検出する発信検出手段と、 着信中のチャンネル数を検出する着信検出手段と、 各チャンネルの使用モードを設定する使用モード設定手
   段と、 前記発信中のチャンネル数、着信中のチャンネル数、お
   よび使用モードに基づいて、前記発信制御手段および着
   信制御手段に発着信の許可／禁止を指示する発着信許可
   手段とを具備したことを特徴とするファクシミリ装置。