JPH05219275A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH05219275A
JPH05219275A JP4203292A JP4203292A JPH05219275A JP H05219275 A JPH05219275 A JP H05219275A JP 4203292 A JP4203292 A JP 4203292A JP 4203292 A JP4203292 A JP 4203292A JP H05219275 A JPH05219275 A JP H05219275A
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control means
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JP4203292A
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Masayuki Hata
雅之 畑
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NEC Solution Innovators Ltd
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NEC Software Hokuriku Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台のファクシミリ装置に複数回線を収容
し、記憶手段使用率、送信待ち原稿数、各回線の状態等
から送信回線数を決定することによりファクシミリ回線
の使用率を向上させ、送信待ち時間を削減するととも
に、外部からの呼損率を低下させる。 【構成】 送信原稿を読み取り手段1で読み取り、受信
原稿を出力手段2で出力する。外部からの発呼があった
場合、現在空き回線の回線通信制御手段5、回線通信制
御手段6または回線通信制御手段7が受信する。送信待
ち原稿数、回線や記憶手段3の使用率等から送信回線数
を回線選択手段4が決定し、送信の指示を回線通信制御
手段5、回線通信制御手段6または回線通信制御手段7
に行い、指示を受けた回線通信制御手段が、送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、特に多数の原稿送受信を行う場合の設備及び回線の
使用率向上のためのデータを送受信する回線の送受信決
定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置は、ファクシミ
リ回線を1回線のみ収容してファクシミリ原稿の送受信
を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法ではファクシミリ送信中の着信や、受信中の送信を行
うことができず、回線が使用中のため受信できないこと
が多かった。また、ファクシミリ使用量の多いところで
は、上記対策としてファクシミリ装置を複数台準備し、
それぞれを運用上送信専用、受信専用とし、受信回線の
確保を図ったりしていた。
【0004】しかしながら、この方法でも、各ファクシ
ミリ装置が送受信のための手段を持っているにも拘ら
ず、一方の機能を使わないため設備が無駄になる。ま
た、一時的な送信要求の増加により受信用に割り当てた
ファクシミリ装置が全く受信していないときでも送信用
のファクシミリ装置には、送信待ちのファクシミリ原稿
が沢山溜っていたり、送信を全く行っていないときでも
一時的な着呼の集中により外部からの呼損率が増加した
りし、回線の使用率、外部からの呼損率という面でも、
各原稿の送信待ち時間の面でも効率が悪かった。
【0005】本発明の目的は、ファクシミリ回線の使用
率を向上させ、送信待ち時間を削減するとともに、外部
からの呼損率を低下させるファクシミリ装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るファクシミリ装置においては、相手方
に送信したい原稿を読み取る読み取り手段と、送られて
きた原稿を出力する出力手段と、送受信するデータを記
憶する記憶手段と、記憶手段内の送信原稿を発信後に送
信したり、着呼があったとき回線を接続しデータを受信
して記憶手段に記憶させる複数の回線通信制御手段と、
記憶手段の使用率、送信要求数、受信待ちの有無、収容
した各回線の状態を保持し、その状態をもとに送信回線
数を決定し各回線を送信、受信に振り分ける回線選択手
段とを有するものである。
【0007】また、空き回線数が少ない場合に、回線が
送信回線で埋まってしまい外部からの発信がビジー状態
のままになるのを防止するため、原稿送信の条件として
送信要求の他に一定の条件を付けるものである。
【0008】また、前記条件として、送信要求数と記憶
手段の使用率が一定値以上であり、かつ現在の空き回線
に一定時間以上着呼がないという第1の条件と、第1の
条件の送信要求数と記憶手段の使用率を高く設定した第
2の条件とを有するものである。
【0009】
【作用】1台のファクシミリ装置に複数回線を収容し、
記憶手段使用率、送信待ち原稿数、各回線の状態等から
送信回線数を決定することによりファクシミリ回線の使
用率を向上させ、送信待ち時間を削減するとともに、外
部からの呼損率を低下させる。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】本実施例では、簡単のため3回線を収容す
るファクシミリ装置で、同時に2つ以上の回線の状態変
化がないものとして説明する。実際には収容回線数を任
意の値にすることができ、また同時に回線状態の変化が
ある可能性があるため、それらの状態変化にも対応する
必要がある。
【0012】図1を参照すると、本発明の一実施例は、
操作者の指示により送受信原稿の読み取りを行い、読み
取ったデータを発信番号と共に記憶手段3に記憶させる
読み取り手段1と、記憶手段3に蓄えられた受信データ
のうち受信の終了したものから順に用紙に印刷する出力
手段2と、読み取り手段1からの指示や回線通信制御手
段5、回線通信制御手段6及び回線通信制御手段7から
の指示によりデータを記憶する記憶手段3と、回線通信
制御手段5、回線通信制御手段6及び回線通信制御手段
7と記憶手段3の状態を監視し回線の使用状態等の情報
から送信のための通信回線を選択する回線選択手段4
と、収容した通信回線1回線に1つずつ用意され、着呼
によりデータを受信し記憶手段3にデータを記憶させ、
回線選択手段4の指示により発呼・送信を行う回線通信
制御手段5、回線通信制御手段6及び回線通信制御手段
7とからなる。
【0013】図1中の回線選択手段4が制御を行うため
の状態遷移を表しているのが図2である。図2におい
て、箱の中の数字は回線選択手段4が持つ装置の状態を
表し、それぞれ現在利用していない空き回線数、ファク
シミリ受信中の回線数、ファクシミリ送信中の回線数を
意味する。すなわち状態(x,y,z)は、空き状態の
回線数がx回線有り、受信中の回線がy回線有り、送信
中の回線数がz回線有ることを示す。又、各状態を結ぶ
線は、状態の遷移を表し、線の上の文字は、状態が左か
ら右に遷移する条件を、線の下の文字は、状態が右から
左に遷移する条件を示している。
【0014】次に本発明の動作について詳細に説明す
る。
【0015】読み取り手段1は、操作者の指示により送
信用原稿の読み取りと発信番号の取得を行い、読み取っ
たデータを発信番号と共に記憶手段3に記憶させる。
【0016】出力手段2は、記憶手段3に蓄えられた受
信データのうち受信の終了したものから順に用紙に印刷
する。また、全ての通信回線は1つの番号で代表される
代表電話になっているものとする。
【0017】まず初期状態を、回線通信制御手段5と回
線通信制御手段6及び回線通信制御手段7の全ての回線
通信制御手段が着呼待ち状態とする。この時、回線選択
手段4は、図2の状態遷移図において状態(3,0,
0)の状態にある。即ち、全ての回線が空き状態である
ことを示す。この時、相手のファクシミリ装置からの呼
び出しで、回線通信制御手段5が着呼状態になると、回
線通信制御手段5は相手ファクシミリ装置からのデータ
を受信し記憶手段3に記憶させる。
【0018】この時、回線通信制御手段5を監視してい
た回線選択手段4は状態(2,1,0)に遷移する。回
線通信制御手段5が全てのデータを受信し終わり通信回
線Aを開放すると、出力手段2が受信した原稿を用紙に
印刷する。この時、回線選択手段4は状態(3,0,
0)になる。
【0019】同様に、読み取り手段1が、操作者の指示
により送信用原稿の読み取りを行い、読み取ったデータ
を発信番号と共に記憶手段3に記憶させると、回線選択
手段4は、現在空き回線となっている任意の1回線を選
択する。例えば選択した通信回線を通信回線Cとする
と、回線選択手段4は回線通信制御手段7に、データ送
信を指示する。
【0020】この時、回線選択手段4は状態(2,0,
1)になる。回線選択手段4から送信指示を受けた回線
通信制御手段7は、発信を行いデータを送信する。デー
タの送信まで正常に終了した場合は、記憶手段3内のデ
ータを消去する。このように十分空き回線がある場合
は、着呼があるたびに受信し送信要求があるたびに回線
を選択し、発呼、送信を行う。
【0021】しかしながら、空き回線が少ない場合(本
実施例では、空き回線数1の時)、全ての送信要求に回
線選択手段4が応え、現在空き状態の回線通信制御手段
に発信指示を行い発信を行うと、全回線が送信中の間フ
ァクシミリ原稿の受信が一時的にできなくなる恐れがあ
る。
【0022】そこで本発明では、空き回線数が少ない場
合に、原稿送信の条件として送信要求の他に一定の条件
を付けることにより回線が送信回線で埋まってしまい、
外部からの発信がビジー状態のままになるのを防止して
いる。
【0023】実施例では、状態(1,1,1)から状態
(0,1,2)に遷移するための第1付加条件と、状態
(1,0,2)から状態(0,0,3)に遷移するため
の第2の付加条件がこの条件である。
【0024】ここで第1の条件は、送信要求数と記憶手
段3の使用率が一定値以上であり、かつ現在の空き回線
に一定時間以上着呼が無いことという条件である。第2
の条件は、第1の条件の送信要求数と記憶手段3の使用
率条件を高くしたものである。例えば本実施例では、第
1の条件の送信要求数と記憶手段3の使用率がそれぞれ
5件以上と50%以上、着呼待ち時間を1.5分とし、
第2の条件は、第1の条件の送信要求数と記憶手段3の
使用率条件がそれぞれ10件以上、75%以上になった
ものとする。
【0025】通信回線A及び通信回線Bでファクシミリ
送信を行っており、送信待ちの原稿が9つあり、記憶手
段3の使用率が50%とすると、回線選択手段4は、状
態(1,0,2)となり、第2の条件により状態(0,
0,3)には遷移しない。ここで送信中の通信回線Aが
送信を終了したとすると、回線通信制御手段5の通知に
より回線選択手段4は、状態(2,0,1)に遷移する
が、送信待ちの原稿があるため、回線通信制御手段5に
原稿送信の指示を出し、状態(1,0,2)に遷移す
る。
【0026】この状態で送信要求が2つ発生すると、送
信待ちの原稿は、全部で10個になり、第2の条件の送
信要求数10以上を満たすようになる。このとき、現在
空き回線の通信回線Cが1.5分以上回線が空き状態な
らば回線通信制御手段7に原稿送信の指示を出し、状態
(0,0,3)に遷移する。
【0027】このように、送信要求と記憶手段3の使用
率が一定値以上であることという条件を付けることによ
り、送信要求が少ない場合に常に空き状態の回線を確保
し、相手ファクシミリ装置からの送信を受信できるよう
にすると共に、送信要求が多い場合に送信回線数を増や
すことにより、送信待ち状態のファクシミリ原稿の数を
抑制することができる。
【0028】又、もう1つの条件である一定時間以上着
呼が無いことという条件により、1つ目の条件の送信要
求が多い場合の受信用回線を確保することができる。こ
れは、使用中の回線に対して発呼を行ったファクシミリ
装置のほとんどが原稿を送るために人手もしくは自動的
に再送を行うことにより、自ファクシミリ装置の送信を
抑制し一定時間待機することで全回線使用中に発呼を行
ったファクシミリ装置からの再発呼を受けることができ
るためである。
【0029】ただし、第1の条件、第2の条件で示した
各値は、特別の意味を持つものではなく収容回線数、使
用環境により各装置毎に最適値を決めればよい、また条
件の数や位置についても同様に必要なだけ付けることが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来のフ
ァクシミリ装置に複数の回線を収容すると共に送信回線
数を回線や記憶手段の使用状態により選択することによ
り、回線使用率を上げつつ、送信待ちや外部からの呼損
率を低下させるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の回線選択手段内での状態遷移を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 読み取り手段 2 出力手段 3 記憶手段 4 回線選択手段 5 回線通信制御手段 6 回線通信制御手段 7 回線通信制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手方に送信したい原稿を読み取る読み
    取り手段と、 送られてきた原稿を出力する出力手段と、 送受信するデータを記憶する記憶手段と、 記憶手段内の送信原稿を発信後に送信したり、着呼があ
    ったとき回線を接続しデータを受信して記憶手段に記憶
    させる複数の回線通信制御手段と、 記憶手段の使用率、送信要求数、受信待ちの有無、収容
    した各回線の状態を保持し、その状態をもとに送信回線
    数を決定し各回線を送信、受信に振り分ける回線選択手
    段とを有することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 空き回線数が少ない場合に、回線が送信
    回線で埋まってしまい外部からの発信がビジー状態のま
    まになるのを防止するため、原稿送信の条件として送信
    要求の他に一定の条件を付けることを特徴とする請求項
    1に記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記条件として、送信要求数と記憶手段
    の使用率が一定値以上であり、かつ現在の空き回線に一
    定時間以上着呼がないという第1の条件と、第1の条件
    の送信要求数と記憶手段の使用率を高く設定した第2の
    条件とを有することを特徴とする請求項2に記載のファ
    クシミリ装置。
JP4042032A 1992-01-31 1992-01-31 ファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP3001322B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0781033A2 (en) 1995-12-20 1997-06-25 Sharp Kabushiki Kaisha Facsimile apparatus
US6359697B1 (en) 1997-08-27 2002-03-19 Sharp Kabushiki Kaisha Facsimile machine
US6611354B1 (en) 1997-07-23 2003-08-26 Sharp Kabushiki Kaisha Communication apparatus

Cited By (5)

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EP0781033A2 (en) 1995-12-20 1997-06-25 Sharp Kabushiki Kaisha Facsimile apparatus
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US6359697B1 (en) 1997-08-27 2002-03-19 Sharp Kabushiki Kaisha Facsimile machine

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